Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in インストレーション・ガイド for VMware ESX Server リリース5(1.0.3.0.0)からリリース8(1.1.3.2.0) B51850-02 |
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System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for VMware ESX Server
リリース5(1.0.3.0.0)からリリース8(1.1.3.2.0)
部品番号: B51850-02
2009年5月
このドキュメントは、System Monitoring Plug-in for VMware ESX Serverのインストレーション・ガイドです。このドキュメントの内容は次のとおりです。
System Monitoring Plug-in for VMware ESX Serverは、Oracle Enterprise Manager Grid Controlを拡張して、VMware ESX Serverを管理できるようにするためのプラグインです。このプラグインをGrid Control環境にデプロイすることで、次の管理機能を使用できるようになります。
このプラグインのリリース8では、次のバージョンの製品がサポートされます。
プラグインを使用する前に、次の前提条件を満たしていることを確認する必要があります。
VMwareの『Developer's Setup Guide - VMware Infrasturcture SDK 2.5』には、本番デプロイにはセキュアなHTTP(デフォルト構成のHTTPS)が推奨され、VI APIへのHTTPアクセスをサポートするようにサーバー構成を変更することは、テストまたは開発用にのみ行い、本番デプロイには推奨されないと記載されています。HTTPSを使用する場合は、各VMware ESX Serverに付属の証明書を格納するためのキーストアを作成する必要があります。
VMware ESXiでは、コンソールへのアクセスは使用できません。このサーバーで、ファイルを取得または更新するには、https://<ESXi_machine>/hostまたはVMware VI Remote CLI(vifs.pl
)を使用する必要があります。いずれの場合も、実際のファイル名を使用してアクセスできないファイルがあります。シンボリック名を使用してアクセスします。たとえば、VMware ESXiでは、rui.crt
ファイルには、シンボリック名ssl_cert
を使用してアクセスします。次の手順では、引き続きrui.crt
を使用していますが、VMware ESXiでは、かわりに、ssl_cert
を使用します。
この証明書は、各ESX Serverインストールに固有のものです。このため、エージェントが3つのESX Serverを監視していれば、そのエージェントには、3つのESX Serverインストールに対する証明書を格納するキーストア・ファイルへの読取りアクセス権が必要です。エージェントがキーストア・ファイルを介して証明書を使用できるようにするには、次の2つの方法があります。
キーストア・ファイルは、Java SDKツールのkeytoolを使用して作成します。このツールでは、対話形式の操作により、同じキーストア・ファイルに1つ以上の証明書を追加できます。たとえば、最初の方法を選択する場合は、次のコマンドを使用できます。なお、このコードは、現在のディレクトリにESX Server用のrui.crtという証明書ファイルが存在することを前提としています。
> keytool -import -file rui.crt -alias my_esx_svr -keystore
single_cert.keystore
次に、次のコマンドを実行します。
> keytool -list -keystore single_cert.keystore
すると、次のように表示されます(出力の一部を示します)。
Your keystore contains 1 entry my_esx_svr, Aug 17, 2007, trustedCertEntry, Certificate fingerprint (MD5): FF:53:87:A0.................
2つ目の方法を使用する場合は、各rui.crtファイルに、対応するESX Server名を表す名前を付けると区別しやすくなります。
> keytool -import -file svr1_rui.crt -alias my_esx_svr1 -keystore multi_cert.keystore > keytool -import -file svr2_rui.crt -alias my_esx_svr2 -keystore multi_cert.keystore
次に、次のコマンドを実行します。
> keytool -list -keystore multi_cert.keystore
すると、次のように表示されます(出力の一部を示します)。
Your keystore contains 2 entries my_esx_svr1, Aug 17, 2007, trustedCertEntry, Certificate fingerprint (MD5): B3:29:56:0C................. my_esx_svr2, Aug 17, 2007, trustedCertEntry, Certificate fingerprint (MD5): 3F:22:89:B1.................
HTTPを使用する場合は、次のファイルを使用してVMware ESX Serverの構成を変更する必要があります。
/etc/vmware/hostd/config.xml (for versions before 3.5.0) /etc/vmware/hostd/proxy.xml (for version 3.5.0 and above)
詳細は、VMwareの『Developer's Setup Guide - VMware Infrastructure SDK 2.5』の「Modifying ESX Server 3.5 or VirtualCenter 2.5 Configurations」および「Modifying ESX Server 3.0.x and VirtualCenter 2.0.x Configuration」の項を参照してください。
レスポンス・メトリックはping
コマンドを使用して、ESX Serverのステータスをチェックします。エージェント・ホストからESX Serverホストに対してpingを実行できることを確認します。ESX Serverホストに対してpingを実行できない場合は、2つのホスト間にIP接続が設定されていることをシステム管理者に確認してください。
ifconfig
コマンドを使用すると、オペレーティング・システムでネットワーク・インタフェースを設定し、構成されているネットワーク・インタフェースに関する情報を表示できます。IP接続は、/etc/sysctl.conf
ファイルのnet.ipv4.icmp_echo_ignore_all
設定を使用して、ESX Serverホストで構成することもできます。値を1に設定すると、受信したすべてのpingパケットが削除されます。このため、レスポンス・メトリックが正しく機能するためには値を0に設定する必要があります。
前提条件を満たしていることを確認した後、次の手順に従ってプラグインをデプロイします。
優先資格証明が設定されていないというエラー・メッセージが表示された場合、「プリファレンス」ページに移動してエージェント・ターゲット・タイプの優先資格証明を追加します。
エラーがなければ、次の画面が表示されます。
プラグインが正常にデプロイできたら、次の手順に従って、プラグイン・ターゲットをGrid Controlに追加します。これにより、ターゲットが集中的な監視および管理の対象になります。
プラグインがデータの収集を開始するまで数分間待機したら、次の手順を実行して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されているかどうかを確認および検証します。
プラグインをエージェントからアンデプロイするには、次の手順を実行します。
プラグインをEnterprise Managerから完全に削除するには、システムのすべてのエージェントからアンデプロイする必要があります。
この機能は10.2.0.4で使用可能です。10.2.0.3では、この汎用レポート関連機能に対してEM Grid Controlパッチを適用しないかぎり、リンクは表示されません。また、10.2.0.3では、VMサマリー表の最後に「ドメイン」およびホスト・ホームページURLという名前の列が表示されます。これらの列は、10.2.0.4でもパッチでも表示されません。
/etc/vmware/log/hostd.log
にSSLハンドシェイク・エラーが発生します。この場合、EMエージェントはWebサービスと通信できなくなります。VMware提供のVirtual Infrastructure Clientツールでも、この状況は同じです。ESX Serverの問題の詳細は、http://metalink.oracle.com/で入手可能なノート455661.1を参照してください。ドキュメント455661.1を検索するには、次のようにします。
表1に、ジョブ実行中にエラーが発生した場合に表示されるジョブ・エラー・コードの詳細を示します。
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次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/index.html http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html
部品番号: B51850-02
Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Installation Guide for VMware ESX Server, Release 5 (1.0.3.0.0) to Release 8 (1.1.3.2.0)
原本部品番号: E13339-04
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