Oracle Enterprise Manager Microsoft Systems Center Operations Manager Connectorインストレーションおよび構成ガイド リリース1.0.5.0.0 B54822-01 |
|
![]() 戻る |
![]() 次へ |
Microsoft Systems Center Operations Manager(SCOM)Connector(バージョン1.0.5.0.0)により、Oracle Enterprise ManagerとMicrosoft SCOM 2007がWebサービスを使用して統合され、2つのシステム間でのアラート情報の交換が可能になります。
Oracle Management Connector for Microsoft SCOMを使用すると、Enterprise ManagerのアラートをSCOMに転送して、SCOMによって提示されたEnterprise Managerのアラートを受信できます。その結果、2つのシステムは常に同期化され、管理者にはデータ・センター全体に関する最新情報が提供されます。
両エンドでのアラート・ライフ・サイクルの同期化
アラート情報交換時のアラート・マッピングのカスタマイズ
アラート情報の双方向のフロー
アラートの発生元システムで重大度が変更されると、コネクタでアラートの重大度の変更が反映されます。たとえば、アラートがOracle Enterprise ManagerからSCOMに転送される場合、Enterprise Managerでの状態の変更はすべてSCOMに反映されます。しかし、SCOMでアラートの状態が変更された場合、アラートの発生元はEnterprise Managerであるため、変更はEnterprise Managerに反映されません。この逆の場合も同様です。
この後の項では、コネクタでSCOMアラートがどのように処理され、SCOM Webサービスがポーリングされるかを説明します。
Oracle Enterprise Managerでアラートがトリガーされるたびに、SCOM Connectorでは自動的にSCOMでアラートを作成するか更新できます。通知ルールを使用すれば、アラートが作成されるアラート・セットや、そのためのアラート重大度を指定できます。
コネクタによってSCOMでアラートが作成された後にアラートの重大度が変わると、その変更はMicrosoft SCOMに伝播されます。Oracle Enterprise Managerでアラートの重大度が「クリア」に変わると、対応するアラートがSCOMで閉じられます。
このコネクタでは、次のバージョンのOracle Enterprise ManagerおよびMicrosoft SCOMがサポートされています。
Oracle Enterprise Manager Grid Control 10gリリース5
Microsoft Systems Center Operations Managerバージョン2007
SCOMエージェントは、Microsoft Windows(2000、2003、XP)プラットフォームにインストールできます。
Microsoft SCOMコネクタを使用する前に、次の前提条件が満たされていることを確認してください。
次のOracleパッチをダウンロードしていること。
My Oracle Supportから個別パッチ8228087をダウンロードします。
ダウンロードしたREADME.txtファイルに含まれている手順に従います。
SCOMエージェントをインストールする場所で、.zipファイルを解凍するユーティリティを使用できること。
SCOM WebサービスがインストールされるシステムにJava JRE 6.0以上がインストールされていること。
Oracle Enterprise ManagerでアラートをMicrosoft SCOMに転送する場合、Microsoft SCOMサーバーからOracleEnterpriseManager.Alert.Creator管理パックをインストールする必要があります。管理パック・ファイルは、SCOMエージェントのインストール・バイナリとともに提供されます。