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Oracle Enterprise Manager Microsoft Systems Center Operations Manager Connectorインストレーションおよび構成ガイド
リリース1.0.5.0.0
B54822-01
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2 コネクタのインストール

Oracle Enterprise Manager Connectorフレームワークには、Microsoft SCOMとイベント情報を交換するためのWebサービス・インタフェースが必要です。Enterprise Managerと統合するには、サード・パーティのSCOM Webサービス・フロントエンドをインストールする必要があります。Webサービスのフロントエンド以外に、SCOMエージェントもインストールしてください。どちらのコンポーネントもOracle Enterprise Managerのインストール・パッケージに含まれています。

このWebサービスは、SCOMサーバーに接続できるUNIXまたはWindowsシステムであればインストールできます。SCOM Webサービス・フロントエンド以外に、バックエンドSCOMエージェントもインストールする必要があります。SCOMエージェントは事前に構成されており、同様にOracle Enterprise Managerのインストール・パッケージに含まれています。

図2-1は、SCOM Connectorの各種コンポーネント間の通信を示しています。

図2-1 コネクタのコンポーネント間の通信

図2-1については本文で説明。

この章の以降の項では、次の項目について説明します。

インストール・プラットフォーム

SCOM Webサービスは、Java JRE 1.6をサポートする次のプラットフォームにインストールできます。

SCOMエージェントは、Microsoft Windows(2000、2003、XP)プラットフォームにインストールできます。

Microsoft SCOMエージェントのインストールと実行

次の項では、SCOMエージェントをインストールおよび実行する手順について説明します。

インストール前の要件

次の要件は、SCOMエージェントをインストールするシステムに適用されます。

  • .NET Framework 2.0がインストールされていること

  • .NET Framework 3.0がインストールされていること

  • ASP.NET 2.0がインストールされていること

    .NET Framework 2.0のインストール後、次のコマンドを入力してASP.NET 2.0をインストールします。

    %SystemRoot%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.xxxxx\aspnet_regiis –i
    

    警告:

    このコマンドにより、IISで稼働している他のアプリケーションがバージョン2.0にアップグレードされます。


  • Internet Information Services(IIS)5.0以上がインストールされていること

  • Operations Manager 2007コンソールがインストールされていること

  • ASP.NET 2.0の拡張機能がIISで有効になっていること


    警告:

    続行する前に、ASP.NET 2.0の拡張機能を有効にすると、以前のバージョンのIISで稼働している他のアプリケーションが影響を受ける場合があります。


    ASP.NETの拡張機能を有効にするには、次の手順を実行します。

    1. IISマネージャを開き、左ペインでローカル・コンピュータを展開します。

    2. 「Web サービス拡張」を右クリックして、「特定のアプリケーションにすべての Web サービス拡張を許可」を選択します。

    3. プルダウン・リストから「ASP.NET v2.0.0xxxxx」を選択します。xxxxxは、インストールする.NET Famework 2.0のバージョンです。

    4. 「OK」をクリックしてASP.NETの拡張機能を有効にします。

エージェントのアカウントの設定

SCOMエージェントをインストールする前に、SCOM APIにアクセスするSCOMエージェントのアカウントを設定する必要があります。アカウントは次の要件を満たしている必要があります。

  • ドメイン・アカウントであること

  • SCOMエージェントで排他的に使用されること

  • ローカルの管理者権限を保持していること

  • Operations Managerの管理者(次の「Operations Managerの管理者グループ」を参照)として指定されたグループのメンバーであること

  • 作成者プロファイルを持つOperations Managerロールのメンバーであること(次の「SCOMエージェント用のOperations Managerユーザー・ロール」を参照)

Operations Managerの管理者グループ

Operations Managerの管理者として指定されるグループを決定するには、次の手順を実行します。

  1. Operations Manager 2007コンソールの「Administration」ペインで、「Administration」「Security」「User Roles」を選択します。中央のペインに「User Roles」が表示されます。

  2. Operations Managerの管理者を右クリックして、「Properties」を選択します。「General」タブのUser Roleメンバー・ウィンドウには、管理権限を持つユーザーが表示されます。エージェントで使用するアカウントは、ここに表示されるいずれかのグループのメンバーである必要があります。または、このリストにいずれかのグループを追加する必要があります。

SCOMエージェント用のOperations Managerユーザー・ロール

SCOMエージェント用にOperations Manager 2007の新しいユーザー・ロールを追加するには、次の手順を実行します。

  1. Operations Manager 2007コンソールの「Administration」ペインで、「Administration」「Security」「User Roles」を選択します。「User Roles」を右クリックして、「New User Role」「Author」を選択します。Create User Roleウィザード・ウィンドウが表示されます。

  2. 「User Role Name」フィールドにSCOMエージェントの名前を入力します。

  3. ユーザー・ロールのメンバーを追加するには、「Add」をクリックします。「Select Users」または「Select Groups」ポップアップ・ウィンドウが表示されます。

  4. 「Enter the object names to select」ダイアログ・ボックスにドメイン・ユーザー・アカウントの情報を入力します。

    これはドメイン・ユーザー・アカウントであるため、アカウントは<DOMAIN>\<username>として指定する必要があります。<DOMAIN>はアカウントが作成されたWindowsドメイン、<username>はSCOMエージェントに設定されたアカウントのユーザー名です。

  5. 「OK」をクリックして、SCOMエージェントのアカウントをユーザー・ロールのメンバーとして追加します。

  6. 「Next」をクリックして、「Approve targets」ページに移動します。

  7. SCOMエージェントがアクセスするターゲットを選択します。

    これらは、SCOMエージェントが処理するアラートのターゲット・タイプです。通常は、デフォルトの「All targets are automatically approved, including targets in Management Packs imported in the future」を使用します。

  8. 「Next」をクリックして、「Approve groups」ページに移動します。

  9. SCOMエージェントがアクセスするグループを選択します。通常は、すべてのグループ(デフォルト)を使用します。

  10. 「Next」をクリックして、「Approve tasks」ページに移動します。

  11. 「Next」をクリックして、「Approve views」ページに移動します。

  12. 「Next」をクリックして、「Summary」ページに移動します。

  13. 「Create」をクリックして、SCOMエージェントのユーザー・ロールを作成します。

エージェントのインストール

SCOM Webサービスでは、バックエンドSCOMエージェントを使用してSCOM APIにアクセスします。SCOMエージェントは、SCOMルート管理サーバー(RMS)に接続可能なWindowsシステムにインストールする必要があります。SCOMエージェントは、SCOM Webサービスのインタフェースになるように事前に構成されており、構成は最小限で済みます。

SCOMエージェントをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. コネクタ・バイナリをOracle Technology Networkからダウンロードし、SCOMエージェントをインストールするディレクトリにSCOMAgent.zipインストール・ファイルを置きます。

  2. SCOMAgent.zipファイルの内容を任意のディレクトリに解凍します。

    解凍すると、指定したディレクトリにSCOMAgentInstaller.msiファイルとOracleEnterpriseManager.Alert.Creator.xmlファイルが作成されます。

  3. ディレクトリにナビゲートし、SCOMAgentInstaller.msiファイルをダブルクリックしてSCOMエージェントのインストーラを実行します。

    これにより、インストーラが開始され、「Welcome to the SCOM Agent Setup Wizard」ページが表示されます。

  4. 「Next」をクリックすると、「Service Type」ページが表示されます。

  5. IISにインストールするサービスのタイプを選択します。デフォルトおよび推奨するサービスのタイプは「Web Site」です。

    「Web Site」を選択すると、サービスがスタンドアロンのWebサイトとしてインストールされます。「Virtual Directory」を選択した場合、サービスは既存のWebサイトに仮想ディレクトリとしてインストールされます。

  6. 「Next」をクリックして、「Select Installation Folder」ページを表示します。

  7. エージェントをインストールする場所を入力するか、デフォルトの場所C:\iWaveSoftware\SCOMConnectorAgentを使用します。

  8. 「Next」をクリックして、「SCOM Agent Options」ページを表示します。

  9. SCOMにコネクタを登録するときに使用する名前を入力するか、SCOMエージェントのデフォルト値を使用します。

  10. 「Next」をクリックして、「Confirm Installation」ページを表示します。

  11. 「Next」をクリックして、「SCOM Management Group Configuration」ページを表示し、フォーム上の次の必須フィールドに情報を入力します。

    • RMSサーバーのホスト名またはIPアドレス

    • SCOM APIへの接続時に使用するアカウントのドメイン

    • SCOM APIへの接続時に使用するアカウントのユーザー名

    • SCOM APIへの接続時に使用するアカウントのパスワード


    注意:

    第2章の「エージェントのアカウントの設定」のアカウントの情報を「Domain」、「Username」、「Password」の各フィールドに入力してください。

  12. 「Done」をクリックして続行します。次に表示されるウィンドウは、前述の手順5で選択した「Service Type」によって異なります。

    • 「Web Site」を選択した場合:

      Web Site Configurationウィンドウが表示されます。このウィンドウには「Web Site Name」と「Port Number」フィールドがあり、どちらにもデフォルトの値があります。デフォルト値を使用するか、必要な値に変更します。

    • 「Virtual Directory」を選択した場合:

      Virtual Directory Configurationウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、作成する仮想ディレクトリの名前と、そのディレクトリがインストールされるWebサイトを定義します。デフォルト値を使用するか、必要な値に変更します。

  13. 各ウィンドウで「OK」をクリックして続行するとWeb Service Credentialsウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、新たにインストールしたSCOMエージェントをテストするときに指定する資格証明を定義します。

  14. 有効なWindowsアカウントの資格証明を指定し、「OK」をクリックします。

    インストーラにより、Webサービスが起動し、SCOMエージェントが機能するかどうかが確認されます。テストの結果を示すウィンドウがポップアップ表示されます。

  15. ウィンドウを閉じます。「Installation Successful」ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、SCOMエージェントのURLが表示されます。

    このURLを書き留めてください。SCOM Webサービスをインストールする際は必ずこのURLが必要になります。

  16. 「OK」をクリックして続行します。Installation Completeウィンドウが表示されます。

  17. 「Close」をクリックしてエージェントのインストール・プロセスを終了します。

アラート作成管理パックのインストール

エージェントのインストールzipファイルには、OracleEnterpriseManager.Alert.Creator.xmlという管理パック・ファイルも含まれています。この管理パックは、SCOMでアラートを作成する場合に必要です。Enterprise ManagerのアラートをSCOMに転送する場合、次の手順を実行して管理パックをSCOMにインポートします。

  1. Operations Managerコンソールの「Administration」ペインで、「Administration」「Management Packs」を選択します。

  2. 「Management Packs」を右クリックして、「Import Management Pack…」を選択します。Select Management Packs to Importウィンドウが表示されます。

  3. OracleEnterpriseManager.Alert.Creator.xmlファイルがあるディレクトリにナビゲートします。

  4. 「OracleEnterpriseManager.Alert.Creator.xml」ファイルを選択して、「Open」をクリックします。Import Management Packsウィンドウが表示されます。


    注意:

    実行しているSCOMのバージョンによって異なりますが、管理パックを開こうとすると、次のエラーが表示されます。
    OracleEnterpriseManager Alert Creator
    The OracleEnterpriseManager Alert Creator Management Pack will fail 
    to import because it depends on the following Management Packs:
    System.Library version 6.0.6278.0
    Microsoft.SystemCenter.Library version 6.0.6278.0
    System.Health.Library version 6.0.6278.0
    Microsoft.Windows.Library version 6.0.6278.0
    Please add them to the list by clicking on the Add... button and 
    searching in your machine.
    

    このエラーが表示された場合、テキスト・エディタを使用して、管理パック・ファイルの「References」セクションで参照される4つの管理パックを変更する必要があります。バージョン番号情報は、システムで使用されるバージョン番号と一致するように更新してください。


  5. 「Import」をクリックして管理パックをインポートします。

  6. 管理パックがインストールされたら「Close」をクリックします。

これで、SCOMにアラートを挿入するようにエージェントが構成されました。

エージェントの開始と停止

インストーラによりエージェントは自動で開始します。エージェントを停止するには、IISマネージャを開き、エージェントがインストールされたWebサイトを選択して「停止」をクリックします。開始するには、「開始」をクリックします。

Microsoft SCOM Webサービスのインストール

SCOM Webサービスは、SCOMで送受信するすべてのデータのフロントエンドとしての役割を果します。Oracle Enterprise Managerでは、アラートの作成や更新が必要な場合、またはSCOMからの新規または更新アラートを取得する必要がある場合に、このWebサービスをコールします。

SCOM Webサービスは、SCOMエージェントおよびOracle Enterprise Managerサーバーに接続できるUNIXまたはWindowsシステムであればインストールできます。

UNIXでのMicrosoft SCOM Webサービスのインストールと実行

この後の項では、Webサービスをインストールして、その後実行する方法について説明します。

UNIXでのWebサービスのインストール

UNIXプラットフォームでWebサービスをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Webサービスをインストールするディレクトリを作成します。

  2. ターミナルを開き、作業ディレクトリをインストール・ディレクトリに変更します。

  3. Oracle Technology Networkからインストール・ディレクトリにSCOM_webservices_adapter.jarファイルをダウンロードして、コンポーネントの.jarファイルを抽出します。

  4. 環境変数JAVA_HOMEがJava 1.6をインストールするディレクトリに設定されていることを確認します。

  5. 次のコマンドを入力して、.jarファイルを解凍および抽出します。

    $JAVA_HOME/bin/jar xvf SCOM_webservices_adapter.jar
    

    これによりインストール・ファイルの入ったアダプタ・ディレクトリが作成されます。


    注意:

    SCOM WebサービスをインストールするシステムにJDKがインストールされていない場合、jarファイルの内容を抽出できません。JDKがインストールされているシステムにjarファイルをコピーして内容を抽出した後に、そのファイルを転送する必要があります。

  6. 次のコマンドを入力して、作業ディレクトリを変更します。

    cd adapters/endpoints/SCOM2007
    
  7. 次のコマンドを入力して、インストール・スクリプトを実行します。

    sh ./install.sh
    
  8. HTTPSを使用するかどうかたずねられたら、次のいずれかを指定します。

    • Yを指定すると、HTTPSポート番号8443を使用するようWebサービスが設定されます。

    • Nを指定すると、HTTPSポート番号8080を使用するようWebサービスが設定されます。

  9. Webサービスのユーザー名をたずねられたら、SCOM Webサービスにアクセスするために指定する必要のあるユーザー名を入力します。

  10. Webサービスのパスワードをたずねられたら、SCOM Webサービスにアクセスするために指定する必要のあるパスワードを入力します。

  11. SCOMエージェントのURLをたずねられたら、SCOMエージェントをインストールしたときに書き留めたURLを入力します。

  12. エージェントへのアクセス時に使用するユーザー名とパスワードをたずねられたら、Windowsの有効なユーザー名とパスワードを入力します。

  13. 「SCOM Web Service Complete」というメッセージが表示された後、「Enter」を押してインストールを完了します。

  14. WebサービスがHTTPSプロトコルを使用して実行されるように構成した場合は、SSL証明書をインストールする必要があります。自己署名付き証明書をインストールしたり、認証局(CA)から証明書を入手したりすることができます。

    • 自己署名付きSSL証明書を生成およびインストールするには、次のコマンドを入力し、<hostname>を、SCOM Webサービスが使用するシステムのホスト名またはIPアドレスに置き換えます。

      "%JAVA_HOME%\bin\keytool" –delete -alias iwave -keypass iwavepw -storepass 
      iwavepw -keystore keystore.jks
      
      "%JAVA_HOME%\bin\keytool" -genkey -alias iwave -keyalg RSA -keysize 1024 
      -dname "CN=<hostname>, OU=Development, O=iWave Software, L=Frisco, ST=TX, 
      C=US" -keypass iwavepw -storepass iwavepw -keystore keystore.jks
      
    • 認証局が発行する証明書をインストールするには、次のようにします。

      • 認証局(VeriSignなど)の証明書をリクエストします。

        証明書リクエストでは、SCOM Webサービスが使用するホスト名またはIPアドレスを指定してください。証明書のホスト名は、Webサービス用に構成したホスト名と一致させる必要があります。これが一致しないと、Webサービスは機能しません。

      • 認証局の証明書を取得したら、次のコマンドを入力して、証明書をインストールします。<certificateFile>は、認証局によって提供されたファイルのフルパス名です。

        "%JAVA_HOME%\bin\keytool" -export -alias iwave -file <certificateFile> 
        -keypass iwavepw -storepass iwavepw -keystore keystore.jks
        

これでWebサービス・フレームワークがインストールされ、開始の準備ができました。

UNIXでのWebサービスの実行

次のタスクとともに示したMicrosoft SCOM Webサービス・フレームワーク・コマンドを実行するには、まず作業ディレクトリをインストール・ディレクトリにある

adapters/bin

に変更します。

  • Start: ./service.sh start

  • Shut Down: ./service.sh stop

  • Restart: ./service.sh restart

  • Check Status: ./service.sh status

UNIXでのWebサービスのテスト

Microsoft SCOM Webサービスが機能するかどうかを確認するには、次の手順を実行します。

  1. ターミナルを開き、作業ディレクトリをインストール・ディレクトリのadapters/binディレクトリに変更します。

  2. 次のコマンドを入力して、テスト・スクリプトを実行します。

    ./testAdapter.sh
    
  3. ユーティリティでWebサービスのパスワードをたずねられたら、第2章の「UNIXでのWebサービスのインストール」の手順10でSCOM Webサービスに指定したパスワードを入力します。

  4. テストが成功すると、ユーティリティの最後の行に「Test completed successfully」が表示されます。


    注意:

    HTTPSプロトコルを使用する際に、インストールしたJREのバージョンが1.6_10の場合、テストが失敗します。このバージョンの問題が原因でテストが失敗します。Webサービスをテストするには、WebブラウザにWSDLをロードできるかどうかを確認する必要があります。第3章の「Microsoft SCOM Connectorのテスト」を参照してください。

WindowsでのMicrosoft SCOM Webサービスのインストールと実行

この後の項では、Webサービスをインストールして、その後実行する方法について説明します。

WindowsでのWebサービスのインストール

WindowsプラットフォームでWebサービスをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Webサービスをインストールするディレクトリを作成します。

  2. ターミナルを開き、作業ディレクトリをインストール・ディレクトリに変更します。

  3. Oracle Technology Networkからインストール・ディレクトリにSCOM_webservices_adapter.jarファイルをダウンロードして、コンポーネントの.jarファイルを抽出します。

  4. 環境変数JAVA_HOMEがJava 1.6をインストールするディレクトリに設定されていることを確認します。

  5. 次のコマンドを入力して、.jarファイルを解凍および抽出します。

    %JAVA_HOME%\bin\jar xvf SCOM_webservices_adapter.jar
    

    これによりインストール・ファイルの入ったアダプタ・ディレクトリが作成されます。


    注意:

    SCOM WebサービスをインストールするシステムにJDKがインストールされていない場合、jarファイルの内容を抽出できません。JDKがインストールされているシステムにjarファイルをコピーして内容を抽出した後に、そのファイルを転送する必要があります。

  6. 次のコマンドを入力して、作業ディレクトリを変更します。

    cd adapters\endpoints\SCOM2007
    
  7. 次のコマンドを入力して、インストール・スクリプトを実行します。

    .\install.bat
    
  8. HTTPSを使用するかどうかたずねられたら、次のいずれかを指定します。

    • Yを指定すると、HTTPSポート番号8443を使用するようWebサービスが設定されます。

    • Nを指定すると、HTTPSポート番号8080を使用するようWebサービスが設定されます。

  9. SCOMエージェントのURLをたずねられたら、SCOMエージェントをインストールしたときに書き留めたURLを入力します。

  10. エージェントへのアクセス時に使用するユーザー名とパスワードをたずねられたら、Windowsの有効なユーザー名とパスワードを入力します。

  11. 「SCOM Web Service Complete」というメッセージが表示された後、「Enter」をクリックしてインストールを完了します。

  12. WebサービスがHTTPSプロトコルを使用して実行されるように構成した場合は、SSL証明書をインストールする必要があります。自己署名付き証明書をインストールしたり、認証局(CA)から証明書を入手したりすることができます。

    • 自己署名付きSSL証明書を生成およびインストールするには、次のコマンドを入力し、<hostname>を、SCOM Webサービスが使用するシステムのホスト名またはIPアドレスに置き換えます。

      cd ..\..\conf
      
      "%JAVA_HOME%\bin\keytool" –delete -alias iwave -keypass iwavepw -storepass 
      iwavepw -keystore keystore.jks
      
      "%JAVA_HOME%\bin\keytool" -genkey -alias iwave -keyalg RSA -keysize 1024 
      -dname "CN=<hostname>, OU=Development, O=iWave Software, L=Frisco, ST=TX, 
      C=US" -keypass iwavepw -storepass iwavepw -keystore keystore.jks
      
    • 認証局が発行する証明書をインストールするには、次のようにします。

      • 認証局(VeriSignなど)の証明書をリクエストします。

        証明書リクエストでは、SCOM Webサービスが使用するホスト名またはIPアドレスを指定してください。証明書のホスト名は、Webサービス用に構成したホスト名と一致させる必要があります。これが一致しないと、Webサービスは機能しません。

      • 認証局の証明書を取得したら、次のコマンドを入力して、証明書をインストールします。<certificateFile>は、認証局によって提供されたファイルのフルパス名です。

        cd ..\..\conf
        
        "%JAVA_HOME%\bin\keytool" -export -alias iwave -file <certificateFile> 
        -keypass iwavepw -storepass iwavepw -keystore keystore.jks
        

次の手順はオプションです。WebサービスをWindowsサービスとして実行するには、次の手順を行います。

  1. 作業ディレクトリをインストール・ディレクトリのadapters\binディレクトリに変更します。

  2. 次のコマンドを入力して、WebサービスをWindowsサービスとしてインストールします。

    service.bat install
    

これでWebサービス・フレームワークがインストールされ、開始の準備ができました。

署名付き証明書をWallet Managerに追加するには、「Wallet Managerへの署名付き証明書の追加」を参照してください。

WindowsでのWebサービスの実行

スタンドアロンのサービス

SCOM Webサービス・フレームワークをスタンドアロンのアプリケーションとして設定して開始するには、次の手順を実行します(Windowsサービスとして実行するための設定ではありません)。

  1. 作業ディレクトリをインストール・ディレクトリのadapters\binディレクトリに変更します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    startAdapters.bat
    

SCOM Webサービス・フレームワークを停止するには、アダプタを起動したウィンドウを閉じます。

Windowsサービス

SCOM Webサービス・フレームワークをWindowsサービスとして実行するように設定して開始するには、次のコマンドを入力します。

net start iWaveAdapters

SCOM Webサービス・フレームワークを停止するには、次のコマンドを入力します。

net stop iWaveAdapters

WindowsでのWebサービスのテスト

Microsoft SCOM Webサービスが機能するかどうかを確認するには、次の手順を実行します。

  1. ターミナルを開き、作業ディレクトリをインストール・ディレクトリのadapters\binディレクトリに変更します。

  2. 次のコマンドを入力して、テスト・スクリプトを実行します。

    .\testAdapter.bat
    
  3. ユーティリティでWebサービスのパスワードをたずねられたら、第2章の「WindowsでのWebサービスのインストール」の手順10でSCOM Webサービスに指定したパスワードを入力します。

  4. テストが成功すると、ユーティリティの最後の行に「Test completed successfully」が表示されます。


    注意:

    HTTPSプロトコルを使用する際に、インストールしたJREのバージョンが1.6_10の場合、テストが失敗します。このバージョンの問題が原因でテストが失敗します。Webサービスをテストするには、WebブラウザにWSDLをロードできるかどうかを確認する必要があります。第3章の「Microsoft SCOM Connectorのテスト」を参照してください。

Wallet Managerへの署名付き証明書の追加


注意:

Oracle Wallet Managerは、OMSの$ORACLE_HOME/binにあります。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

署名付き証明書を追加するには、Oracle Enterprise Managerで次の手順を実行します。

  1. SCOM Webサービスで使用している証明書のコピーを取得するには、次のようにします。

    1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、作業ディレクトリを次のディレクトリに変更します。

      <SCOMWS_INSTALL>/adapters/conf
      

      ここで<SCOMWS_INSTALL>は、SCOM Webサービスがインストールされているディレクトリです。

    2. 証明書を抽出する次のコマンドを発行します。

      - UNIXプラットフォームの場合:

      $JAVA_HOME/bin/keytool -exportcert -alias iwave -file SCOMws.cer -keystore 
      keystore.jks -storepass iwavepw
      

      - Windowsプラットフォームの場合:

      "%JAVA_HOME%\bin\keytool" -exportcert -alias iwave -file SCOMws.cer 
      -keystore keystore.jks -storepass iwavepw
      
    3. 証明書ファイルSCOMws.cerを、Enterprise Managerがインストールされているシステムに転送します。

  2. 新しいターミナルを開き、ORACLE_HOME環境変数をOMSがインストールされているディレクトリに設定します。

  3. スーパー管理者として、OMSホストで次のorapki utilityコマンドを使用してウォレットを作成します。

    $OMS_HOME/bin/orapki wallet create -wallet client -auto_login
    
  4. 次のコマンドを入力して、信頼できる証明書をウォレットに追加します。

    $OMS_HOME/bin/orapki wallet add -wallet client -trusted_cert -cert <certFile>
    
  5. ウォレットのコンテンツを表示するには、次のコマンドを入力します。

    $OMS_HOME/bin/orapki wallet display -wallet client
    

    追加した証明書が「信頼できる証明書」に表示されていることを確認します。

  6. Oracle Wallet Managerを起動し、クライアント・ウォレットを開きます。


    注意:

    Oracle Wallet Managerは、$OMS_HOME/binにあります。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

  7. 「信頼できる証明書」をクリックして、メイン・メニューで「操作」を選択します。

  8. 「すべての信頼できる証明書のエクスポート」を選択します。

  9. ファイルをcertdb.txtとして保存します。

  10. certdb.txtファイルをコネクタのホーム・ルート・ディレクトリ($OMS_HOME/sysman/connector)に置きます。

    ルート・ディレクトリにcertdb.txtファイルがすでに存在する場合は、ファイルを開き、certdb.txtファイルのコンテンツを既存のコンテンツに追加します。

これにより、Java SSLでこのファイルを使用して、Oracle Enterprise ManagerとSCOM Webサービス間の通信をHTTPSモードでできるようになります。


関連項目:

ウォレット作成の詳細は、『Oracle Database Advanced Security管理者ガイド』の、orapkiを使用したOracleウォレットの作成および表示に関する項を参照してください。

Oracle Enterprise ManagerのSCOMに対するアラート・ポーリング

インストールと構成が完了すると、アラート・コネクタでは、Oracle Enterprise Managerとの間でアラートを交換するアラートがないか、SCOM Webサービスに対して自動的にポーリングを行います。ポーリング・サイクルは構成可能です。期間は分単位で指定し、指定可能な最小期間は5分です。

ポーリング・サイクルごとに、アラート・コネクタによって、SCOMの新規アラートまたは更新アラートが最大で(40×ポーリング間隔)ポーリングされます。Oracle Enterprise Manager Connectorフレームワークでは、ポーリング・レスポンスで返信されたすべてのアラートを処理し、承認します。

Oracle Enterprise ManagerでのMicrosoft SCOM Connectorのインストール

次の手順では、新規のSCOM Connectorの追加方法について説明します。

  1. OMSをホストするサーバーで、scom_connector.jarを$ORACLE_HOME/sysman/connectorにコピーします。OMSが複数ある場合は、すべてのOMSに対して.jarファイルをコピーする必要があります。

  2. OMSが複数ある環境の場合、すべてのOMSに次のemctlコマンドを実行します。

        $ORACLE_HOME/bin/emctl extract_jar connector –jar <jarfile> -cname
          <connector_name>
    

    これにより、次のフォルダにscom_connector.jarファイルが抽出されます。

        $ORACLE_HOME/sysman/connector/SCOM_Connector/
    

    次に例を示します。

        emctl extract_jar connector -jar scom_connector.jar -cname "SCOM Connector"
    
  3. 次のemctlコマンドを実行して、コネクタをデプロイします。この手順を行うのは1つのOMSのみで構いません。

        $ORACLE_HOME/bin/emctl register_connector connector -dd <connectorType.xml>
        -cs //<server>:<port>/<dbSID> -repos_user <username> -repos_pwd <password>
    

    次に例を示します。

        emctl register_connector connector -dd $ORACLE_HOME/sysman/connector/
         SCOM_Connector/SCOMConnector.xml -cs //$emhost:$dbport/$dbSID -repos_user
         sysman -repos_pwd $repospwd
    

これで、emctl register_connectorコマンドによって新規のSCOM Connectorがロードされ、図2-2のように「管理コネクタ」ページにコネクタが表示されます。

図2-2 インストール済のSCOM Connector

図2-2については本文で説明。

テンプレートの登録

emctlに対する実行権限およびテンプレートの読取り権限を持つユーザーとして、テンプレートごとに次のemcl register_templateコネクタ・コマンドを実行します。

emctl register_template connector -t <template.xml> -cs //<server>:<port>/<dbSID> 
-repos_user <username> -repos_pwd <password> -ctname <connector_type_name> -cname 
<connector_name> -iname <internal_name> -tname <template_name> -ttype <template_
type> -d <description>

<template.xml>、<internal_name>、<template_name>、<template_type>を、表2-1に示す値で置き換えます。次に例を示します。

emctl register_template connector -t $ORACLE_HOME/sysman/connector/SCOM_
Connector/acknowledge_request.xsl -cs //<server>:<port>/<dbSID> -repos_user 
<username> -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector" 
-iname "acknowledgeAlerts" -tname "Acknowledge Alerts" -ttype 2 -d "This is the 
request xsl file for acknowledgeAlerts method"

表2-1 register_templateパラメータの置換え可能な値

template.xslおよびtemplate.xml internal_name template_name template_type

acknowledge_request.xsl

acknowledgeAlerts

Acknowledge Alerts

2

cleanup_request.xml

cleanup

Cleanup

3

cleanup_request.xsl

cleanup

Cleanup

2

createEvent_request.xsl

createEvent

Create Event

2

createEvent_response.xsl

createEvent

Create Event

1

generic_request_acknowledgealerts.xml

acknowledgeAlerts

Acknowledge Alerts

3

getNewAlerts_request.xsl

getNewAlerts

Get New Alerts

2

getNewAlerts_response.xsl

getNewAlerts

Get New Alerts

1

getUpdatedAlerts_request.xsl

getUpdatedAlerts

Get Updated Alerts

2

getUpdatedAlerts_response.xsl

getUpdatedAlerts

Get Updated Alerts

1

setup_request.xml

setup

Setup

3

setup_request.xsl

setup

Setup

2

setup_response.xsl

setup

Setup

1

updateEvent_request.xsl

updateEvent

Update Event

2

updateEvent_response.xsl

updateEvent

Update Event

1

template_type Key:

template_type1: インバウンド変換
template_type 2: アウトバウンド変換
template_type 3: XMLアウトバウンド変換


次の例は、表2-1に示すテンプレートの値に基づいています。

例2-1 acknowledgeAlertsメソッドのリクエストXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/ 
SCOM_Connector/acknowledge_request.xsl  -cs //<host>:<port>/<service_name>
-repos_user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM 
Connector" -tname "Acknowledge Alerts" -iname "acknowledgeAlerts" -ttype 2 -d

例2-2 CleanupメソッドのリクエストXMLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/
SCOM_Connector/cleanup_request.xml -cs //<host>:<port>/<service_name>
-repos_user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname " SCOM
Connector " -tname "Cleanup Request" -iname "cleanup" -ttype 3 -d

例2-3 CleanupメソッドのリクエストXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/
SCOM_Connector/cleanup_request.xsl -cs //<host>:<port>/<service_name>
-repos_user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector"
-tname "Cleanup Request" -iname "cleanup" -ttype 2 -d

例2-4 createEventメソッドのリクエストXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/
SCOM_Connector/createEvent_request.xsl  -cs //<host>:<port>/<service_name>
-repos_user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector" 
-tname "Create Event Request" -iname "createEvent" -ttype 2 -d

例2-5 createEventメソッドのレスポンスXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/ 
SCOM_Connector/createEvent_response.xsl -cs //<host>:<port>/<service_name>
-repos_user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM 
Connector" -tname "CreateEvent Response" -iname "createEvent" -ttype 1 -d

例2-6 acknowledgeAlertsメソッドのリクエストXMLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/
SCOM_Connector/generic_request_acknowledgealerts.xml  -cs 
//<host>:<port>/<service_name> -repos_user SYSMAN -repos_pwd <password>
-ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector" -tname "Acknowledge Alerts"
-iname "acknowledgeAlerts" -ttype 3 -d

例2-7 getNewAlertsメソッドのリクエストXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/
SCOM_Connector/getNewAlert_request.xsl  -cs //<host>:<port>/<service_name>
-repos_user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM 
Connector" -tname "Get New Alerts Request" -iname "getNewAlerts" -ttype 2 -d

例2-8 getNewAlertsメソッドのレスポンスXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/
SCOM_Connector/getNewAlerts_response.xsl  -cs //<host>:<port>/<service_name>
-repos_user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM 
Connector" -tname "Get New Alerts Response" -iname "getNewAlerts" -ttype 1 -d

例2-9 getUpdatedAlertsメソッドのリクエストXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/
SCOM_Connector/getUpdatedAlert_request.xsl  -cs //<host>:<port>/<service_name> 
-repos_user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM 
Connector" -tname "Get Updated Alerts Request" -iname "getUpdatedAlerts" -ttype 2 -d

例2-10 getUpdatedAlertsメソッドのレスポンスXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/SCOM_
Connector/getUpdatedAlerts_response.xsl -cs //<host>:<port>/<service_name> -repos_
user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector" 
-tname "Get Updated Alerts Response" -iname "getUpdatedAlerts" -ttype 1 -d

例2-11 SetupメソッドのリクエストXMLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/ 
SCOM_Connector/setup_request.xml -cs //<host>:<port>/<service_name> -repos_
user SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector" 
-tname "Setup Request" -iname "setup" -ttype 3 -d

例2-12 SetupメソッドのリクエストXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/SCOM_
Connector/setup_request.xsl -cs //<host>:<port>/<service_name> -repos_user SYSMAN 
-repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector" -tname 
"Setup Request" -iname "setup" -ttype 2 -d

例2-13 SetupメソッドのレスポンスXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/SCOM_
Connector/setup_response.xsl -cs //<host>:<port>/<service_name> -repos_user SYSMAN 
-repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector" 
-tname "Setup Response" -iname "setup" -ttype 1 -d

例2-14 updateEventメソッドのリクエストXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/SCOM_
Connector/updateEvent_request.xsl  -cs //<host>:<port>/<service_name> -repos_user 
SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector" 
-tname "Update Event Request" -iname "updateEvent" -ttype 2 -d

例2-15 updateEventメソッドのレスポンスXSLファイル

emctl register_template connector -t $OMS_HOME/sysman/connector/SCOM_
Connector/updateEvent_response.xsl -cs //<host>:<port>/<service_name> -repos_user 
SYSMAN -repos_pwd <password> -ctname "SCOM Connector" -cname "SCOM Connector" 
-tname "UpdateEvent Response" -iname "updateEvent" -ttype 1 -d