Oracle Enterprise Manager システム監視プラグイン・インストレーション・ガイド for EMC Celerra Server
10gリリース2(10.2.0.2) B31529-01 |
|
システム監視プラグイン・インストレーション・ガイドfor EMC Celerra Server
部品番号: B31529-01
原典情報: B28042-02 Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Installation Guide for EMC Celerra Server 10g Release 2 (10.2.0.2)
2006年9月
このドキュメントには、Oracle System Monitoring Plug-in for EMC Celerra Serverに関する簡単な説明、プラグインでサポートされるバージョンの詳細、およびプラグインのインストールの前提条件が記載されています。また、プラグインのダウンロード、インストール、検査および検証方法の手順も記載されています。
System Monitoring Plug-in for EMC Celerra Serverは、Oracle Enterprise Manager Grid Controlを拡張して、EMC Celerra Network Attached Storage(NAS)サーバーの管理に対するサポートを追加します。Grid Control環境にプラグインをデプロイすると、次の管理機能を取得できます。
このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。
バージョン2.1.2.0.0のプラグインをデプロイする前に、次の前提条件を設定する必要があります。
/usr/bin:/usr/sbin:/bin:/usr/local/bin
前提条件を満たしていることを確認した後、次の手順に従ってプラグインをデプロイします。
優先資格証明が設定されていないというエラー・メッセージが表示された場合、「プリファレンス」ページに移動してエージェント・ターゲット・タイプの優先資格証明を追加します。
プラグインを正常にデプロイした後、プラグイン・ターゲットを集中監視および管理するために、次の手順に従ってGrid Controlに追加します。
プラグインでデータの収集が開始するまで数分間待機した後、次の手順を使用して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されていることを検査および検証します。
Enterprise ManagerエージェントがEMC Celerraコントロール・ステーションにインストールされているホストからSSHを設定するには、次の手順に従います。
# ssh -l nasadmin erpcel01-con The authenticity of host 'erpcel01-con (140.20.176.75)' can't be established. RSA key fingerprint is 72:2c:f8:db:76:c9:8d:35:ae:b1:ab:74:30:f5:69:af. Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes Warning: Permanently added 'erpcel01-con, 140.20.176.75' (RSA) to the list of known hosts. nasadmin@ erpcel01-con 's password: [Type the password for nasadmin] Last login: Sat Oct 15 22:18:21 2005 from stach28.us.oracle.com EMC Celerra Control Station Linux Thu Mar 24 08:27:43 PST 2005 slot_0 primary control station *** [nasadmin@erpcel01-con nasadmin]$ [Type exit and exit SSH]
# cd ~/.ssh # ssh-keygen -t dsa -f id_dsa Generating public/private dsa key pair. Enter passphrase (empty for no passphrase): [Leave empty] Enter same passphrase again: [Leave empty] Your identification has been saved in id_dsa. Your public key has been saved in id_dsa.pub. The key fingerprint is: e2:24:fa:d2:f9:48:e6:1e:85:7e:86:d1:b5:52:79:fb spanchum@ stach28.us.oracle.com
# scp id_dsa.pub nasadmin@erpcel01-con:~/.ssh/ nasadmin@erpcel01-con's password: [Type the password for nasadmin] id_dsa.pub 100% |*************************************************| 600 00:00
# ssh -l nasadmin erpcel01-con nasadmin@erpcel01-con's password: [Type the password for nasadmin] Last login: Sat Oct 15 22:53:22 2005 from stach28.us.oracle.com EMC Celerra Control Station Linux Thu Mar 24 08:27:43 PST 2005 *** slot_0 primary control station *** [nasadmin@erpcel01-con nasadmin]$ cd .ssh [nasadmin@erpcel01-con .ssh]$ cat id_dsa.pub >> authorized_keys [nasadmin@erpcel01-con .ssh]$ logout Connection to erpcel01-con closed.
# ssh -l nasadmin erpcel01-con date Sat Oct 15 23:04:46 PDT 2005
次の項では、SNMPトラップをEnterprise Manager EMC Celerraプラグインに送信するためにEMC Celerraコントロール・ステーションで実行する構成手順を説明します。EMC Celerraイベントおよび通知システムの詳細は、EMC社が提供する次のドキュメントを参照してください。
『Celerra Network Server Technical Module - Configuring Celerra Events and Notifications』
SNMPトラップ構成ファイルは、トラップの送信先SNMPマネージャを指定します。Celerraコントロール・ステーションからのSNMPトラップを受信するには、デフォルトのトラップ構成ファイル/nas/site/trap.cfg
を変更するか、または新しい構成ファイルを作成します。複数のSNMPマネージャがそれぞれ異なるSNMPトラップをリスニングしている場合は、ファイルが個別に必要です。SNMPトラップ構成ファイルは、次の項で説明する通知構成ファイルで参照されます。
次の項で説明する、Enterprise Managerに固有のデフォルトの通知構成ファイルを使用する場合、次の手順を実行して新しいSNMPトラップ構成ファイル(em_trap.cfg
)を作成する必要があります。
cd /nas/site
cp trap.cfg em_trap.cfg
em_trap.cfg
の内容を変更します。非コメント化して、次の例のようにsnmpmanager
がemagenthost:emagentport
の書式を指し示すように変更します。snmpmanager 140.87.1.84:5125 ; communityname public
通知構成ファイルは、通知送信対象イベントのリストを指定します。デフォルトの通知ファイル/nas/sys/nas_eventlog.cfg
には、すべてのデフォルトの通知イベントが、各種通知メソッド・タイプ(コールホーム、SNMPトラップ、電子メール、ログ、execなど)とともに含まれています。
デフォルトの通知ファイル/nas/sys/nas_ eventlog.cfg
を変更するか、イベントのサブセットを含むEnterprise Manager固有の通知ファイルを新規作成できます。次の手順では、電源のステータス、ファンのステータス、再起動イベントおよびフェイルオーバー・イベントを含むサンプル通知構成ファイルem_snmp_eventlog.cfg
を作成します。必要に応じてイベントを追加できます。通知構成ファイルの書式の詳細は、EMC社提供のドキュメント『Celerra Network Server Technical Module - Configuring Celerra Events and Notifications』を参照してください。
ファイルを作成およびロードするには、次の手順を実行します。
em_snmp_eventlog.cfg
ファイルを作成します。
# # Notification file for Enterprise Manager plug-in for EMC Celerra # # BoxMonitor # Fan status, power status events for CNS-14, Reboot events for ALL platforms facilitypolicy 131, 4 disposition range=1-1, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=3-15, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=18-21, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=38-39, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=43-43, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=57-58, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=62-67, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=70-70, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=73-73, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=100-115, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=200-215, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition range=300-315, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" # # Enclosure Monitor # Fan status, power status events for NS platform facilitypolicy 86, 7 disposition severity=0-3, trap "/nas/site/em_trap.cfg 2" disposition severity=4-4, trap "/nas/site/em_trap.cfg 3"
nas_event
コマンドを入力します。[nasadmin@erpcel01-con site]$ nas_event -Load /nas/site/em_event_config.cfg
EventLog : will load /nas/site/em_snmp_eventlog.cfg... done
nas_event
コマンドを入力して、ファイルがロードされたことを確認します。[nasadmin@erpcel01-con site]$ nas_event -Load -info
Loaded config. files:
1: /nas/sys/nas_eventlog.cfg
2: /nas/http/webui/etc/web_client_eventlog.cfg
3: /nas/jserver/event_config/events.cfg
4: /nas/site/em_snmp_eventlog.cfg
EMCの重大度(0〜7)をEnterprise Managerの重大度にマッピングするには、次の必須のOracle SNMP Enterprise固有トラップを使用します。
「プラグインのデプロイ」および「監視対象インスタンスの追加」で説明するようにプラグインをデプロイしてターゲットを設定した後、nas_snmptrap
コマンドを使用してSNMPトラップ・テストを送信できます。
nas_snmptrap
コマンドを実行します。
/nas/sbin/nas_snmptrap <config_file_path>
-m/nas/sys/emccelerra.mib
-r <trap_number>
-f <facility_id>
-i<event_id>
-s <severity_level>
-d "<description>"
<config_file_path> = the path of the trap configuration file
/nas/sys/emccelerra.mib = the Celerra MIB file
<trap_number> = the unique trap number for the event
<facility_id> = the ID number of the facility generating the event
<event_id> = the event ID number
<event_id> = the event ID number
<description> = the description of the trap
/nas/sbin/nas_snmptrap /nas/site/em_trap.cfg -m /nas/sys/emccelerra.mib -r 2 -f 64 -i 2 -s 2 -d "Test SNMP trap Critical Alert"
/nas/sbin/nas_snmptrap /nas/site/em_trap.cfg -m /nas/sys/emccelerra.mib -r 3 -f 65 -i 3 -s 3 -d "Test SNMP trap Warning Alert"
プラグインをエージェントからアンデプロイするには、次の手順を実行します。
プラグインをEnterprise Managerから完全に削除するには、システムのすべてのエージェントからアンデプロイする必要があります。
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program のWeb サイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.co.jp/support/
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://otn.oracle.co.jp/document/
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://www.oracle.co.jp/education/
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.co.jp
http://otn.oracle.co.jp
|
Copyright © 2006 Oracle Corporation. All Rights Reserved. |
|