Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for IBM DB2 Database リリース6(3.1.1.0.0) E06093-01 |
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System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for IBM DB2 Database
部品番号: E06093-01
原典情報: E11113-01 Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Installation Guide for IBM DB2 Database, Release 6 (3.1.1.0.0)
2008年3月
このドキュメントでは、まずOracle System Monitoring Plug-in for IBM DB2 Databaseの概要を説明し、次に、このプラグインでサポートされるバージョンの詳細、およびインストールの前提条件を示します。さらに、プラグインをダウンロード、インストール、検査および検証するための手順を説明します。
System Monitoring Plug-in for IBM DB2 Databaseは、Oracle Enterprise Manager Grid Controlを拡張して、IBM DB2 Databaseインスタンスを管理できるようにするためのプラグインです。このプラグインをGrid Control環境にデプロイすることで、次の管理機能を使用できるようになります。
プラグインは、Linux、UNIXおよびMicrosoft Windows上でIBM DB2インスタンスの監視をサポートします。
このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。
プラグインを使用する前に、次の前提条件を満たす必要があります。
JDBCドライバはIBMから入手可能です。JDBCドライバは次のファイルで構成されており、エージェントからこれらのファイルへのアクセスを可能にする必要があります。
IBM DB2 Universal Type 4 JDBCドライバを設定するには、次の操作を実行します。
agent/sysman/
にjdbcdriver
ディレクトリを作成し、このディレクトリに前述の.jar
ファイルを格納します。
.jar
ファイルの場所を、$ORACLE_HOME/sysman/config
ディレクトリのclasspath.lst
ファイルに追加します。
$ORACLE_HOME/<node_name>/sysman/config
ディレクトリ(node_name
はエージェントがインストールされているシステムの名前)のclasspath.lst
ファイルを編集する必要があります。classpath.lst
ファイルがない場合は作成します。たとえば、UNIX環境のclasspath.lst
ファイルは次に示す例のようになります。
/home/usera/agent/sysman/jdbcdriver/ibm/db2jcc.jar
/home/usera/agent/sysman/jdbcdriver/ibm/db2jcc_javax.jar
/home/usera/agent/sysman/jdbcdriver/ibm/db2jcc_license_cu.jar
System Monitoring Plug-In for IBM DB2は、IBM DB2で使用されるテーブル・ファンクションにアクセスします。同プラグインがこれらのテーブル・ファンクションにアクセスするには、特定のユーザー・グループに割り当てられた、適切なオペレーティング・システム・ユーザーを使用する必要があります。このオペレーティング・システム・ユーザーには、少なくとも最小の権限を割り当てる必要があります。また、正しい認可レベルも割り当てる必要があります。
オペレーティング・システム・ユーザーをまだ作成していない場合は、IBM DB2を実行しているホスト上にユーザーを1つ作成します。その後、次の手順に従って、そのユーザーを新規または既存のユーザー・グループに割り当てます。
さらに、オペレーティング・システム・ユーザー・グループに認可レベルと権限を割り当てます。IBM DB2でサポートされる認可レベルは、SYSADM、SYSCTRL、SYSMAINT、DBADMおよびLOADです。SYSADM、SSYSCTRLおよびSYSMAINT認可レベルは、GRANT SQL文を使用して付与することはできません。これらの特別な認可レベルは、データベース・マネージャの構成ファイルからのみ設定できます。DBADM権限は、SYSADM認可レベルのユーザーのみが付与できます。
SYSMON認可レベルは、IBM DB2を管理するために必要です。このレベルは、IBM DB2で使用されるテーブル・ファンクション(SYSPROC.SNAPSHOT_DATABASEなど)にアクセスするために必要となります。
次の手順に従って、使用するユーザー・グループにSYSMON認可レベルを設定します。
db2=> update dbm cfg using sysmon_group USERGROUP db2 => db2stop db2 => db2start
db2 => get dbm cfg
このコマンドの出力は次のようになります。
Database Manager Configuration Node type = Enterprise Server Edition with local and remote clients ..... SYSADM group name (SYSADM_GROUP) = SYSCTRL group name (SYSCTRL_GROUP) = SYSMAINT group name (SYSMAINT_GROUP) = SYSMON group name (SYSMON_GROUP) = USERGROUP ......
前提条件を満たしていることを確認した後、次の手順に従ってプラグインをデプロイします。
優先資格証明が設定されていないというエラー・メッセージが表示された場合、「プリファレンス」ページに移動してエージェント・ターゲット・タイプの優先資格証明を追加します。
エラーがなければ、次の画面が表示されます。
この項では、IBM DB2で実行する必要のある、インストール後の構成手順について説明します。
インスタンスおよびデータベース・オブジェクトのヘルス・インジケータは、データベース・マネージャの構成パラメータHEALTH_MONを使用して有効または無効にできます。これにより、テーブル・ファンクションHEALTH_TBS_HI、HEALTH_DB_HIおよびHEALTH_DBM_HIに値が移入されます。これらのファンクションは、ヘルス・インジケータのしきい値に基づいてトリガーされたアラートを表示するために、プラグインによって使用されます。
HEALTH_MONをCLP(Command Line Processor)によって有効または無効にするには、次のコマンドを実行します。
db2==> update dbm cfg using HEALTH_MON [on;off]
変更が反映されたかどうかを確認するために、次のコマンドを実行します。
db2==> get dbm cfg
出力は次のようになります。
..... ..... ..... Monitor health of instance and databases (HEALTH_MON) = ON ..... ..... .....
詳細は、IBMのWebサイトを参照してください。
データベースの監視(Database Monitoring)メトリックのメトリック・コレクション・エラーを回避するには、GET_DBSIZE_INFOパッケージを呼び出して、
STMG_DBSIZE_INFO表を作成し、必要なデータを移入する必要があります。
GET_DBSIZE_INFOプロシージャは、データベースのサイズと最大容量を計算します。算出された値は、プロシージャの出力パラメータとして返され、
SYSTOOLS.STMG_DBSIZE_INFO表内にキャッシュされます。これらの値がキャッシュされるのは、計算のパフォーマンス・コストが高いためです。
SYSTOOLS.STMG_DBSIZE_INFO表は、このプロシージャの初回実行時に自動的に作成されます。SYSTOOLS.STMG_DBSIZE_INFO表にキャッシュされた値は、snapshot-timestampとrefresh-windowの各値に基づき、古い値でないことを確認されたうえで返されます。
キャッシュされた値が最新でない場合は、新たに算出された値がキャッシュされ、SYSTOOLS.STMG_DBSIZE_INFO表に挿入されて返された後、snapshot-timestamp値が更新されます。GET_DBSIZE_INFOで最後に取得されるパラメータはrefresh-windowです。
refresh-window(コール間の時間間隔)のデフォルト値は30分です。データベースの更新がより頻繁に行われる場合は、より短い時間に設定することもできます。
GET_DBSIZE_INFOの呼出しをCLP(Command Line Processor)によって行う場合は、次のコマンドを実行します。
db2==>CALL GET_DBSIZE_INFO(?, ?, ?, -1)
この例の場合、refresh-windowは30分になります。
詳細は、IBMのWebサイトを参照してください。
プラグインが正常にデプロイできたら、次の手順に従って、プラグイン・ターゲットをGrid Controlに追加します。これにより、ターゲットが集中的な監視および管理の対象になります。
例:
jdbc:db2://<server>:<port>/<database>
JDBC URLの引数はデータソースを表します。パラメータの定義は次のとおりです。
データベース名は、使用中のDB2サーバーによって次のように決定されます。
Linux、UNIXおよびWindows用DB2サーバー: Linux、UNIXおよびWindows用DB2 UDBサーバーへの接続の場合、database
はインストール時に定義されたデータベース名です。
例:
com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
詳細は、「適切なオペレーティング・システム・ユーザーの 使用と認可レベルおよび権限の割当て」を参照してください。
プラグインがデータの収集を開始するまで数分間待機したら、次の手順を実行して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されているかどうかを確認および検証します。
IBM DB2 Databaseのホームページが表示されます。
プラグインをアップグレードするには、次の手順を実行します。
優先資格証明が設定されていないというエラー・メッセージが表示された場合、「プリファレンス」ページに移動してエージェント・ターゲット・タイプの優先資格証明を追加します。
プラグインをエージェントからアンデプロイするには、次の手順を実行します。
プラグインをEnterprise Managerから完全に削除するには、システムのすべてのエージェントからアンデプロイする必要があります。
プラグイン使用時に発生する可能性のある様々な問題を解決するには、次のURLで入手可能な 『Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inトラブルシューティング・ガイド』を参照してください。
http://www.oracle.com/technology/documentation/oem.html
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http://otn.oracle.co.jp
部品番号: E06093-01
原本名: Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Installation Guide for IBM DB2 Database, Release 6 (3.1.1.0.0)
原本部品番号: E11113-01
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