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Oracle Identity Manager 管理およびユーザー・コンソール・ガイド
リリース9.1.0.1

B53779-01
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2 管理およびユーザー・コンソールを使用した自己登録

Oracle Identity Managerでは、ユーザー・アカウントは次の2通りの方法で作成されます。管理者として、管理およびユーザー・コンソールでユーザー用にアカウントを作成できます。ユーザーも、管理およびユーザー・コンソールで自己登録してアカウントを作成できます。

この章では、Oracle Identity Managerでのアカウントの作成方法、およびそのアカウントを使用してOracle Identity Managerでログイン、ログアウトを行う方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

2.1 Oracle Identity Managerアカウントの作成

Oracle Identity Managerでは、ユーザーIDには、次の文字は使用できません。

; # / % = | +, ¥ " < >

ユーザーは、システムの構成によっては、マネージャにアカウントの作成を依頼する必要があります。

また、システムの構成によっては、自己登録のリクエストに承認が必要な場合があります。承認が必須でない場合は、Oracle Identity Managerが自己登録のリクエストを処理するとすぐにアカウントが作成され、使用できます。システム管理者が、自己登録リクエストに承認が必要となるようにOracle Identity Managerを設定した場合は、リクエストのステータスをトラッキングできます。アカウントは、要求された承認を取得したときから使用できます。


注意

リクエストに承認が必要な場合は、リクエストの送信後にリクエストIDをメモしておきます。リクエスト・ステータスのトラッキングに、リクエストIDが必要です。 


自己登録によってアカウントを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 管理およびユーザー・コンソールへの自社ポータル・リンクにアクセスします。Oracle Identity Managerの「ようこそ」ページが表示されます。

  2. 左ナビゲーション・ペインの「自己登録」メニュー項目で、「リクエストの作成」をクリックします。「ユーザー自己登録」ページが表示されます。

  3. ユーザー・アカウントの作成に必要な情報を入力します。

    必須情報はアスタリスク(*)で示されます。求められた場合は、必ずパスワードのチャレンジ質問に対する回答を選択および指定します。Oracle Identity Managerの構成によっては、パスワードを再設定するためのチャレンジ質問に回答を求められることがあります。


    注意

    自己登録中は、デフォルト・ルールにアタッチされたパスワード・ポリシーが適用されます。デフォルト・ルールにパスワード・ポリシーがアタッチされていない場合は、自己登録中に指定されたパスワードが任意のパスワード・ポリシーに対して評価されます。詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』の「リソース・オブジェクトへのパスワード・ポリシー・ルールの追加」を参照してください。 


  4. 「リクエストの送信」をクリックします。

    リクエストが送信されたことがOracle Identity Managerにより通知され、トラッキング用にリクエストの数値IDが表示されます。リクエストの送信後、リクエストIDをメモしておきます。リクエスト・ステータスのトラッキングに、リクエストIDが必要です。

    リクエストへのリンクが表示されます。

  5. リクエストに承認が必要な場合は、左ナビゲーション・ペインで、「自己登録」メニューの下の「リクエストのトラッキング」をクリックします。「自己登録リクエストのトラッキング」ページが表示されます。このページでリクエストIDを入力して、リクエストのステータスを確認できます。

2.2 パスワードの変更

Oracle Identity Managerのパスワードを忘れた場合、アカウントを解除するようにシステム管理者に依頼するか、チャレンジ質問への回答を求められているページでパスワードを再設定できます。これらの質問への正しい回答を入力すると、Oracle Identity Managerでパスワードを変更できます。

ログインの試行回数の最大値を上回った後でOracle Identity Managerアカウントがロックされた場合も、パスワードをリセットできます。ただし、チャレンジ質問に正解するまでに最大試行回数を上回ると、アカウントはロックされ、Oracle Identity Managerシステム管理者以外はロックを解除できません。


注意

Oracle Identity ManagerユーザーIDを忘れた場合は、Oracle Identity Managerシステム管理者に問い合せてください。 


Xellerate Userリソース・オブジェクトにパスワード・ポリシーをアタッチした場合は、「ユーザーの作成」および「ユーザー自己登録」ページを除き、パスワード・フィールドのある管理およびユーザー・コンソールのすべてのページに、「パスワード・ポリシーの表示」リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、パスワードの指定に適用されるパスワード・ポリシーが表示されます。

パスワードをリセットするには、次の手順を実行します。

  1. 管理およびユーザー・コンソールにログインします。

  2. 左ナビゲーション・ペインで「パスワードを忘れた場合」をクリックします。

  3. 「ユーザーIDの検証」ページで、「ユーザーID」フィールドにユーザーIDを入力し、「OK」をクリックします。

  4. 「パスワードの変更」ページで、チャレンジ質問に回答します。

    質問と回答は、アカウント・オプションの一部として設定します。これらの質問と回答は、Oracle Identity Managerの管理およびユーザー・コンソールに最初にログインしたときに選択します。

    1. パスワードのチャレンジ質問に対する正しい回答を入力します。

    2. 新しいパスワードを両方のパスワード・フィールドに入力します。

  5. 「送信」をクリックします。

2.3 自己登録リクエストのトラッキング

Oracle Identity Managerの構成によっては、自己登録のリクエストに承認が必要な場合があります。承認が必要な場合は、承認と自己登録プロセスのステータスをトラッキングすることができます。

自己登録リクエストのステータスをトラッキングするには、次の手順を実行します。

  1. 管理およびユーザー・コンソールへの自社ポータル・リンクにアクセスします。「ようこそ」ページが表示されます。

  2. 左ナビゲーション・ペインで、「自己登録」の下の「リクエストのトラッキング」をクリックします。「自己登録リクエストのトラッキング」ページが表示されます。

  3. 「リクエストID」フィールドに、自己登録に関連付けられているリクエストのIDを入力します。

  4. 「リクエストのトラッキング」をクリックします。自己登録のリクエスト・ステータスに関する詳細が表示されます。

2.4 管理およびユーザー・コンソールへのログイン

管理およびユーザー・コンソールにログインする前に、そのアプリケーションのアカウントを持っていることを確認します。現在アカウントを持っていない場合は、「Oracle Identity Managerアカウントの作成」で説明されているとおりにアカウントを作成します。または、アカウントを作成するようマネージャに依頼します。

管理およびユーザー・コンソールにログインするには、次の手順を実行します。

  1. 管理およびユーザー・コンソールへの自社ポータルのURLにアクセスします。

  2. ユーザーIDおよびパスワードを入力します。

  3. 「ログイン」をクリックします。

2.5 管理およびユーザー・コンソールのログアウト

コンソールがアクティブでない状態が一定時間続くと、管理およびユーザー・コンソールから自動的にログアウトされることがあります。シングル・サインオン環境で作業していない場合もログアウトできます。

シングル・サインオン環境ではない場合に管理およびユーザー・コンソールからログアウトするには、次の手順を実行します。

  1. 「ログアウト」をクリックします。確認メッセージが表示されます。

  2. 「ログアウト」または「取消」をクリックします。


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