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Oracle Identity Manager Oracle Application Server用インストレーションおよび構成ガイド
リリース9.1.0.1
B53782-01
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8 Oracle Identity Managerの起動と停止

この章では、Oracle Identity Managerの起動と停止の方法、および管理およびユーザー・コンソールのアクセス方法を示します。この章では次の項目について説明します。


重要:

Oracle Identity Managerを起動する前に、第7章「Oracle Identity ManagerおよびOracle Application Serverのインストール後の構成」のすべてのインストール後の手順を完了する必要があります。

8.1 起動または再起動後のバックアップxlconfig.xmlファイルの削除

Oracle Identity Managerの任意のコンポーネントを初めて起動するか、またはxlconfig.xmlファイル内のパスワードを変更した後で起動すると、Oracle Identity Managerによってパスワードの暗号化と保存が行われます。その際、変更がファイルに保存される前に、xlconfig.xmlのバックアップ・コピーも作成されます。これらのバックアップ・ファイルには、旧来のプレーンテキストを使用したパスワードが保存されます。このバックアップ・ファイルには、xlconfig.xml.xという形式で名前が付けられます。xの箇所には、xlconfig.xml.0、xlconfig.xml.1といった順に、最新の番号が付けられていきます。


注意:

Oracle Identity Managerのいずれかのコンポーネントを最初に起動した後、またはxlconfig.xmlのパスワードを変更して再起動した後には、新しいパスワードが正常に機能していることを確認したうえで、これらのバックアップ・ファイルを必ず削除してください。

8.2 Oracle Identity Managerの起動

ここでは、Microsoft WindowsおよびUNIXでのOracle Identity Managerの起動方法について説明します。Oracle Identity Managerサーバーを起動するには、Oracle Application Serverを起動します。次の手順を実行してOracle Application ServerとOracle Identity Managerを起動します。

  1. データベースが起動されて実行していることを確認します。

  2. 次のようにOracle Application Serverを起動します。

    Microsoft Windows

    「スタート」メニューから、「Oracle - Oracle Application Server Instance Name「Oracle Process Manager」を選択し、「Start Oracle Process Manager」をクリックします。

    UNIX

    1. ORACLE_HOME/opmn/binディレクトリに移動します。

    2. 次のコマンドを実行します。

      ./opmnctl startall
      

8.3 Oracle Identity Managerの停止

Oracle Identity Managerサーバーを正常に停止するには、次の手順を実行してOracle Application Serverを停止します。

Microsoft Windows

「スタート」メニューから、「Oracle - Oracle Application Server Instance Name「Oracle Process Manager」「Stop Oracle Process Manager」を選択します。

UNIXまたはLinux

  1. ORACLE_HOME/opmn/bin/ディレクトリに移動します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    ./opmnctl stopall
    

8.4 管理およびユーザー・コンソールへのアクセス

Oracle Application ServerとOracle Identity Managerを起動してから、管理およびユーザー・コンソールにアクセスできます。次の手順を実行して管理およびユーザー・コンソールにアクセスします。

  1. Oracle Application Serverインスタンスのあるホストの完全修飾ドメイン名を、システムのhostsファイルに追加します。この完全修飾ドメイン名は、Oracle Application Server対応のEnterprise Managerにログインしたときに表示されるURLに含まれています。

  2. Webブラウザを使用して次のURLを参照します。

    http://hostname:port/xlWebApp
    

    このURLのhostnameの箇所には、アプリケーション・サーバーのホスト・コンピュータの名前を指定します。portの箇所には、サーバーがリスニングしているポートを指定します。Oracle Application Serverのデフォルト・ポート番号は7777です。Oracle Application Serverがリスニングしているポートを調べるには、UNIXまたはLinuxではORACLE_HOME/install/readme.txtを、Microsoft WindowsではORACLE_HOME\install\readme.txtを開きます。


    注意:

    アプリケーション名xlWebAppでは大文字と小文字が区別されます。

    次に例を示します。

     http://localhost:7777/xlWebApp
    
  3. Oracle Identity Managerのログイン・ページが表示されたら、ユーザー名とパスワードを使用してログインします。

8.5 インストールを確認するための診断ダッシュボードの使用

診断ダッシュボードでは、インストール後の環境で次の項目をテストして各コンポーネントを確認します。

診断ダッシュボードは、パッケージと一緒にコンポーネントのサポート対象バージョンすべてについてもチェックします。


注意:

詳細は、「診断ダッシュボードの使用方法」を参照してください。