セッションは、実行エージェントによって起動される(シナリオ、インタフェース、パッケージ、プロシージャなどの)実行状態です。セッションはステップで構成され、ステップはタスクで構成されます。
ステップは、タスクとセッションの間に位置する実行単位です。ステップは、パッケージまたはシナリオ内の1つのステップに対応します。たとえば、インタフェースまたは単一の変数を実行する場合、セッションには1つのセッション・ステップのみが含まれます。
タスクは、最小の実行単位です。タスクは、KM内のプロシージャ・コマンド、プロシージャ、変数の割当てなどに対応します。
セッション、ステップまたはタスクには、常にステータスが割り当てられます。
次の6つのステータス値があります。
完了: セッション、ステップまたはタスクの実行は成功しました。
エラー: セッション、ステップまたはタスクは、エラーのために終了しました。
実行中: セッション、ステップまたはタスクは実行中です。
待機中: セッション、ステップまたはタスクは実行を待機中です。
警告(タスクのみ): タスクはエラーのために終了しましたが、このタスクではエラーが許可されるため、セッションは停止されませんでした。
キュー(セッションのみ): セッションは、実行でエージェントが使用可能になるのを待機中です。
セッションが終了すると、そのステータスは最後に実行されたステップのステータス(「完了」または「エラー」)になります。ステップが終了すると、そのステータスは最後に実行されたタスクのステータスになります(タスクにより「警告」が戻された場合を除きます。その場合、ステップのステータスは「完了」になります)。
エラーを分析する手順:
オペレータのツリー・ビューで、エラーの発生したセッション、ステップおよびタスクを識別します。
タスクのエラー・マーカーをダブルクリックします。タスク・ウィンドウが表示されます。
「実行」タブに、セッションを停止したエラーを示すリターン・コードとメッセージが表示されます。
「定義」タブに、失敗した順序が表示されます。
Oracle Data Integratorには、ログ・データを管理するための複数のソリューションがあります。
オペレータでセッションをフィルタすると、オペレータに特定の実行セッションのみが表示されます。
ログをパージして、過去のセッションの情報を削除できます。
オペレータからシナリオを実行する手順:
オペレータの「シナリオ」ビューで、必要なシナリオを選択します。
右クリックし、「実行」を選択します。
「コンテキスト」と必要な「エージェント」を選択します(クライアント・ステーションによる実行の場合、「ローカル(エージェントなし)」オプションを選択します)。
「OK」をクリックします。
Oracle Data Integratorにより実行セッションが作成および開始され、「セッションを開始しました」というメッセージが表示されます。セッションの実行状況は、ログで監視できます。
シナリオを実行する前に、シナリオをデザイナで生成するか、ファイルからインポートする必要があります。
シナリオを削除する手順:
シナリオを右クリックし、「削除」を選択します。
「OK」をクリックして削除を確認します。
リンクしているセッションを削除するかどうかを指定します。リンクしているセッションは、シナリオの実行により作成されたセッションです。
今後この質問を表示しない場合は、「この選択を記憶する」チェック・ボックスを選択します。後でこの設定を変更するには、「シナリオにリンクされたセッションの削除」ユーザー・パラメータを変更します。
「OK」をクリックします。