XQuery 開発者ガイド

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AquaLogic Data Services Platform XQuery エンジンの概要

この章では、BEA AquaLogic Data Services Platform XQuery 言語について簡単に説明します。また、AquaLogic Data Services Platform (AquaLogic Data Services Platform) に実装されている XQuery 仕様のバージョンについて説明します。 XQuery の詳細情報へのリンクも示します。

この章の内容は以下のとおりです。

注意 : AquaLogic Data Services Platform の旧製品名は Liquid Data です。製品、インストール パス、およびコンポーネントには旧製品名を持つ成果物の一部が残っています。

 


XML および XQuery

XML は、構造化および半構造化ドキュメント、リレーショナル データベース、オブジェクト リポジトリを含む、多様なデータ ソースのコンテンツのラベル付けに使用可能なマークアップ言語として急速に普及しています。XQuery は、XML の構造を使用してデータへのクエリを表現するクエリ言語です。対象のデータには、XML に物理的に格納されたデータや他のソフトウェアを使用して XML に変換されたデータなどがあります。このように、XQuery は XML ベースの情報を照会するための言語です。

XQuery と XML ベースの情報との関係は、SQL とリレーショナル データベースの関係に似ています。SQL に慣れ親しんでいる開発者であれば、XQuery を使い始めるのは簡単です。

W3C Query Working Group は、データ モデルを XQuery の基礎として定義することによって形式的アプローチを採用しました。 XQuery は、型システムを使用し、クエリ最適化をサポートしています。XQuery は静的に型指定されるので、コンパイル時の型チェックが可能です。

ただし、常に 2 次元の結果セット (行と列) を返す SQL とは異なり、XQuery の結果は複雑な XML スキーマに準拠します。XML スキーマはネストされた要素の階層を表し、これらの要素は非常に詳細で複雑なビジネス データおよび情報を表しています。

 


AquaLogic Data Services Platform での XQuery の使用

AquaLogic Data Services Platform は、さまざまなタイプのデータ ソースの内容を XML スキーマとしてモデル化します。AquaLogic Data Services Platform から使用するデータ ソース (リレーショナル データベース、Web サービス、アプリケーション ビュー、データ ビューなど) へのアクセスを設定したら、XQuery で記述したクエリを AquaLogic Data Services Platform に発行できます。AquaLogic Data Services Platform は、クエリを評価し、基になるデータ ソースからデータを取得してクエリ結果を返します。

データ サービス XQuery の開発の詳細については、『データ サービス開発者ガイド』を参照してください。

 


サポートされる XQuery 仕様

表 1-1 は、BEA の実装が準拠している XQuery と XML の仕様の一覧です。

表 1-1 サポートされる XQuery および XML 標準
トピック
仕様
XQuery 1.0 および XPath 2.0 データ モデル
XQuery および XPath データモデルの実装は、次の仕様に基づいています。
XQuery 1.0 の仕様
BEA XQuery エンジンは、次の仕様に基づいて XQuery 1.0 を実装しています。
XQuery 1.0 および XPath 2.0 の関数と演算子
BEA XQuery エンジンは、次の仕様に基づいて関数と演算子を実装しています。
AquaLogic Data Services Platform に実装されている BEA 拡張機能の詳細については、「BEA XQuery 言語の実装」を参照してください。

 


XQuery 言語の詳細情報へのリンク

XQuery および XQuery に関連する技術の詳細については、次のリンクを参照してください。


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