マルチバイト環境での使用にあたって
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本ドキュメントでは、BEA AquaLogic Data Services Platform 3.0 をマルチバイト環境下で使用する場合の既知の問題点や注意点を記述しています。含む内容は以下の通りです。
ALDSP 3.0 ではAPAC版インストーラには、日本語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語のメッセージが含まれています。表示されるメッセージをこれらの言語に変更する場合は、以下の手順を実施してから ALDSP をお使いください。
ファイル aldsp_ccjk.jar が %ALDSP_HOME%\lib にあります。このファイルを %BEA_HOME%\weblogic92\platform\lib\L10N ディレクトにコピーします。
システム デフォルト以外のエンコーディングで保存されている区切り文字付きデータを、データソースとして扱う場合、 AquaLogic Data Services Studio(Eclipse) とドメインの JVM 起動パラメータ (ld.csv.encoding) にそのエンコーディングを指定することで、ALDSP が正しく処理できるようになります。以下はUTF-8を指定する場合の例です。
現在 ALDSP では同時に複数のエンコーディングを扱うことはできません。
以下の項目は、物理データサービス生成時に自動的にファイル名、データサービス関数名 (XQuery 関数名)、スキーマ ファイル名、XML ドキュメントの要素名として使用されます。
ALDSP コンソール データ系列ページのグラフィカル表示では、限られた言語 (文字)のみ表示可能です。
ALDSP はご使用のドメインのロケール設定から、自動的にフォントを選択します。使用される言語によっては選択されたフォントで正しく表示できない場合があります。使用される言語で表示に不具合がある場合は、カスタマーサポートにお問い合わせください。
現在、ALDSP が選択するフォントは以下の通りです。
データサービスのファイル名にマルチバイト文字を使用した場合、Web サービスマッパーでWeb サービスとしてデータソースにアクセスできません。Web サービスとしてデータソースを使用される場合は、データサービスのファイル名にシングルバイト文字をお使いください。
ポリシーを有効にしたWeb サービスマッパーから作成した WSDL のマルチバイト文字が文字化けする問題があります。
Web サービスマッパーから作成した WSDL には、「データサービス関数名」「ターゲットネームスペース」「データサービス関数の引数及び戻り値に使われる XML 型定義」などが含まれています。これらにマルチバイト文字を使用した場合、 WSDL 内のマルチバイト文字が文字化けします。このため、Web サービステスト機能や WSDL の表示、URL参照、ファイル保存が正しく動作しません。
ポリシーを有効にしたWeb サービスマッパーをご使用される場合は、「データサービス関数名」などをシングルバイト文字に変更していただくか、以下の回避策を行いWeb サービスクライアントを開発していただくか、どちらかをご検討ください。
回避策:
この回避策により、Web サービスクライアントからデータサービスを呼び出せるようになります。
論理データサービスに関連付けられた XML スキーマのネームスペースに、マルチバイト文字を使用している場合は、論理データサービスにキーを作成することができません。キーを作成される場合はネームスペースにシングルバイト文字をお使いください。
ALDSP3.0 のアップグレード機能にはマルチバイト文字の処理に問題があり、マルチバイト文字を含む ALDSP2.5 プロジェクトをアップグレードできないことがあります。
ALDSP2.5 のプロジェクトで各種ファイル名、データサービス内の文字、XML スキーマ内の文字等にマルチバイト文字をご使用の場合、アップグレード時に XML スキーマが生成されない、アップグレードしたファイルで文字化けする、アップグレードしたファイルが不完全であるなどの問題が起きることがあります。
これらの問題は、以下の回避策を行っていただくことで回避できる場合があります。回避策を行っても問題が回避できない場合は、カスタマーサポートまでご連絡ください。
回避策:
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