相互運用性ソリューション ガイド
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この節では、AquaLogic Service Bus が WebSphere MQ に接続する方法を概説し、WebSphere MQ と AquaLogic Service Bus の間での通信に使用されるメッセージ タイプの一部の概要を示します。WebSphere MQ のチューニングのガイドラインについても紹介します。
AquaLogic Service Bus は、WebSphere MQ JMS インタフェースを介して WebSphere MQ に接続します。つまり、AquaLogic Service Bus は、WebSphere MQ JMS Client の実装です。WebLogic Server の外部 JMS サーバでは、WebSphere MQ サーバに対する初期コンテキスト ファクトリ、接続ファクトリ、およびキューを指定します。WebSphere MQ JMS では、2 種類の転送方式がサポートされます。
WebSphere MQ JMS Client がキュー マネージャと物理的に同じマシン上で実行されている場合は、転送の種類を BINDINGS に設定できます。それ以外の場合は、CLIENT タイプのみ使用できます。
WebSphere MQ は、次の 2 通りの方法で AquaLogic Service Bus と対話できます。
図 4-1 AquaLogic Service Bus フロント エンド
図 4-2 メッセージが AquaLogic Service Bus を介して送信される
AquaLogic Service Bus のコンフィグレーションは AquaLogic Service Bus Console で行います。AquaLogic Service Bus Console の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』を参照してください。
要求が欠落しているなど、信頼性のない配信を受け入れる場合、必要に応じて非永続メッセージを使用できます。WebSphere MQ のロギングと WebLogic JMS メッセージの永続化は永続メッセージに対してのみ実行されるため、非永続メッセージを使用すると関連する I/O アクティビティが排除されます。
注意 : 非永続メッセージのスループットは、通常はマシンのプロセッサ速度によって制限されます。ただし、物理メモリが不足している場合は、サーバ システムがページング I/O で CPU サイクルを消費することがあります。
WebSphere MQ 永続メッセージのスループットは、通常はキュー マネージャおよびログへの書き込みの I/O レイテンシによって制限されます。
XA は、AquaLogic Service Bus でサポートされているプロトコルを使用した JMS から WebSphere MQ へのメッセージング、および WebSphere MQ から JMS へのメッセージングに対してのみ適用されます。キュー サポートを有効にするには、BINDINGS を使用してキュー マネージャにアクセスするか (AquaLogic Service Bus はキュー マネージャと共存します)、または AquaLogic Service Bus マシンに特定の XA 対応 WebSphere MQ クライアント (たとえば、WebSphere MQ Extended Transactional Client) をインストールして CLIENT を使用する必要があります。
この節では、AquaLogic Service Bus と共に使用する場合の WebSphere MQ のチューニングのヒントを示します。WebSphere MQ の詳細情報については、WebSphere MQ の関連マニュアルを参照してください。
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