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リリース ノート

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BEA AquaLogic Service Bus リリース ノート

BEA AquaLogic Service Bus リリース : 2.1
リリース日 : 2005 年 12 月

このドキュメントは、以下のトピックで構成されています。

AquaLogic Service Bus およびその他の BEA Products の最新のリリース ノートについては、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/ にある BEA のドキュメント Web サイトにアクセスしてください。

AquaLogic Service Bus 2.1 のインストール固有のリリース ノートについては、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/common/docs21/relnotes/relnotes.html にある「BEA Products のインストールおよびコンフィグレーション リリース ノート」を参照してください。

WebLogic Server のリリース ノートについては、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs91/index.html を参照してください。

 


BEA AquaLogic Service Bus について

BEA AquaLogic Service Bus は、サービス指向アーキテクチャ (SOA) のエンタープライズ環境での共有サービスの統合および管理の複雑さとライフサイクル コストを軽減するように設計されています。また、インテリジェントなメッセージ ブローカリングとサービスのモニタおよび管理を統合しているため、1 つのソフトウェア製品で SOA の実装とデプロイを行うことができます。

AquaLogic Service Bus はポリシー駆動であり、サービス クライアント (サービス コンシューマ) とビジネス サービス (サービス プロバイダ) の間の疎結合を可能にし、セキュリティ制御、モニタ、サービス レベル アグリーメント (SLA) の適用を 1 か所で行うことができます。サービス統合の関係を変更すると、コードではなくコンフィグレーションを通じて動的に実装されるため、セキュリティ、サービスの場所、可用性、データ フォーマット、モニタ、転送、通信などに関するサービス アーキテクチャを進化させることができます。

AquaLogic Service Bus は、会社のメッセージング構成の一部として、多くのアプリケーションおよびシステムで共用でき、場合によっては (異なるチームによって構築された) サービス実装を異なる部署にまたがって適用することも可能です。AquaLogic Service Bus では、管理機能とサービス実装が分離されているため、ビジネスの要求に応じて実装だけを動的に進化させることができ、コストのかかるインフラストラクチャの開発作業は不要です。

AquaLogic Service Bus の概念とアーキテクチャの詳細については、『BEA AquaLogic Service Bus 概念とアーキテクチャ』を参照してください。

 


AquaLogic Service Bus 2.1 の新機能

AquaLogic Service Bus のこのリリースでは、重要な新機能が導入されました。また、使いやすくなりパフォーマンスも向上しています。次の各節では、AquaLogic Service Bus 2.1 の 新機能の概要を示します。

メッセージ フローの新しいアクション

メッセージ フローでは次の新しいアクションを使用することができます。

[Web サービス コールアウト] アクションの名前は、より汎用的な機能を表すように [サービス コールアウト] アクションに変更されました。サービス コールアウトで、Web サービスだけでなく、あらゆる種類の要求や応答のサービスを呼び出すことができるようになりました。

AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「プロキシ サービス : アクション」を参照してください。

テスト コンソール

テスト コンソールは、AquaLogic Service Bus Console から呼び出すことができます。テスト コンソールでは、システムに定義されているあらゆるプロキシ サービスまたはビジネス サービスの呼び出しとテストを行うことができます。組み込みのテスト コンソールで、XQuery、XSLT および MFL リソースをテストすることもできます。パイプラインのインライン XQuery をテストすることもできます。

AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「テスト コンソール」を参照してください。

UDDI レジストリとの相互運用性

AquaLogic Service Bus 2.1 では、バージョン 3 準拠の UDDI レジストリとの相互運用性がサポートされます。v3 UDDI レジストリで、プロキシ サービスのパブリッシュやビジネス サービスのインポートを行うことができます。

BEA AquaLogic Service Bus の『ユーザーズ ガイド』の「UDDI」を参照してください。

セキュリティ

AquaLogic Service Bus 2.1 では、WS-Security による SAML 1.1 着信または発信 (あるいは両方) がサポートされます。これには、SAML 発信による仲介機能を通じた ID の伝播が含まれます。

BEA AquaLogic Service Bus の『ユーザーズ ガイド』の「着信メッセージおよび発信メッセージの保護」を参照してください。

アラートとモニタ

アラートとモニタのサブシステムの機能は、次のように拡張されています。

BEA AquaLogic Service Bus の『ユーザーズ ガイド』の「モニタ」を参照してください。

ランタイム

ユーザビリティ

パフォーマンス

次のように多くの面でパフォーマンスが向上しています。

デプロイメント

次のように多くの面でデプロイメントが向上しています。

BEA AquaLogic Service Bus の『デプロイメント ガイド』を参照してください。

チュートリアル

新しいチュートリアル (「融資申し込みの検証」) が AquaLogic Service Bus 2.1 に追加されています。

このチュートリアルの手順では、AquaLogic Service Bus Console をコンフィグレーションし、コンフィグレーションされたシステムをテストして、メッセージの検証とエラーの処理を示します。

BEA AquaLogic Service Bus の『チュートリアル』を参照してください。

XQuery Mapper

 


AquaLogic Service Bus 2.0 環境から AquaLogic Service Bus 2.1 へのアップグレード

AquaLogic Service Bus 2.0 環境から AquaLogic Service Bus 2.1 へのアップグレードの詳細については、「WebLogic および AquaLogic アプリケーション環境のアップグレードのロードマップ」を参照してください。

AquaLogic Service Bus 2.0 サービス アカウントおよびプロキシ サービス プロバイダの AquaLogic Service Bus 2.1 へのアップグレード

AquaLogic Service Bus 2.0 にサービス アカウントまたはプロキシ サービス プロバイダがある場合は、ユーザ名、パスワードおよび PKI キーペア マッピングのエクスポートとインポートを行うとき、アップグレード ガイドに特に注意する必要があります (CR255531 を参照)。

 


AquaLogic Service Bus 2.1 ソフトウェアおよびパッチ

AquaLogic Service Bus 2.1 をダウンロードするには、次の BEA ダウンロード サイトにアクセスします。

http://www.beasys.co.jp/evaluation/index.html

パッチの最新情報については、BEA カスタマ サポートの担当者にお問い合わせください。AquaLogic Service Bus 2.1 の確認済みの制限事項については、「確認済みの問題と解決された問題」を参照してください。

 


サポート対象のコンフィグレーションとシステム要件

この節では、AquaLogic Service Bus 2.1 のサポート対象のコンフィグレーションの概要を説明します。この節では、以下のトピックを取り上げます。

オペレーティング システム、データベースとドライバ、およびブラウザとプラグイン

オペレーティング システム、データベースとドライバ、ブラウザとプラグイン、およびその他のハードウェアおよびソフトウェア要件については、『AquaLogic Service Bus 2.1 でサポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。

BEA Products のインストールの詳細は、「BEA Products のインストールおよびコンフィグレーション リリース ノート」など、次の URL にある「BEA Products のインストールおよびコンフィグレーション マニュアル」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/common/docs21/index.html

データ トランスフォーメーション ツール

AquaLogic Service Bus 2.0 をインストールすると、Eclipse 3.1 と Format Builder 用の BEA XQuery Mapper プラグイン (データ トランスフォーメーション ツール) がインストールされます。Eclipse 3.1 と Format Builder は、Windows プラットフォームでのみサポートされています (「オペレーティング システム、データベースとドライバ、およびブラウザとプラグイン」を参照)。

BEA XQuery Mapper は Eclipse のプラグインのセットです。AquaLogic Service Bus 製品でインストールされる Eclipse には、Java 開発ツール (JDT) プラグインまたはプラグイン開発環境 (PDE) ツールキットは含まれていません。AquaLogic Service Bus で提供される Eclipse IDE に他のプラグインを追加できます。ただし、プラグインをインストールする場合、そのプラグインが依存するすべてのプラグインが事前にインストールされている必要があります。同様に、JDT または PDE に依存するプラグインをインストールするには、まず JDT または PDE をインストールする必要があります。PDE および JDT プラグインは http://www.eclipse.org/ からダウンロードできます。

RPC 形式およびドキュメント形式にコード化された WSDL ベースの Web サービスのサポート

Web サービスは、Web サービスについて記述されている Web Service Description Language (WSDL) コントラクトの Web オペレーションへのバインディングに、ドキュメント形式または RPC 形式のスタイルのいずれかをエクスポーズできます。AquaLogic Service Bus は、RPC 形式またはドキュメント形式にコード化されたプロキシまたはビジネス サービスのエンコードおよびデコードをサポートしていませんが、RPC リテラルとドキュメント リテラルはサポートしています。

WSDL でコード化されたバインディングが指定されていても、エラーは返されません。代わりに AquaLogic Service Bus でリテラル エンコーディングが使用されます。ただし、メッセージ フローでの操作のない、コード化されたエンベロープのパス スルーは機能します。

(CR234886 を参照)

 


確認済みの問題と解決された問題

次の節では、AquaLogic Service Bus 2.1 で確認されている問題と、2.1 で解決された問題について説明します。各項目には、問題の説明と、状況に応じて対処法または解決策が含まれます。「修正」列に記載がある場合は、問題が解決されています。

AquaLogic Service Bus ランタイム

問題 ID

説明

検出

修正

CR208671

ファイルのアーカイブに指定されているディレクトリをポーリングに指定しない

ファイル転送を伴うプロキシ サービスを設計する場合、通常はポーラーとアーカイブ ファイルの場所に同じディレクトリを指定することはお勧めしません。ポーラーとアーカイブ ファイルに同じディレクトリを指定する必要がある場合は、ポーリングするファイルの適切なマスクを指定する必要があります。たとえば、*.txt や *.bmp などを指定できます。

2.0

2.1

CR209177

バージョン ユーティリティ weblogic.version で AquaLogic Service Bus のバージョン情報が表示されない

BEA_HOME/weblogic90/servicebus/lib にある version.jar ファイルに AquaLogic Service Bus のバージョン情報が含まれていますが、java weblogic.version ユーティリティで表示されません。

解決策 :

    1. domain/bin/setDomainEnv.cmd を実行して環境を設定します。domain はドメインを作成したときに指定したドメイン名です。Windows の場合、setDomainEnv.cmd を使用します。UNIX の場合、domain\bin\setDomainEnv.sh を使用します。

    2. BEA_HOME/weblogic90/servicebus/lib/version.jar を CLASSPATH に追加します。BEA_HOME は BEA Products のインストール ディレクトリです。

    3. java weblogic.version を起動します。これで、AquaLogic Service Bus のバージョン情報が表示されます。

または、servicebus/lib/version.jar ファイルを開いて、マニフェスト ファイル Manifest.mf 内のバージョン情報を手動で確認することもできます。

注意 : Service Bus の version.jar ファイルには、暫定的な製品名とバージョン「WebLogic Service Bus 9.0」が示されています。正式な製品名とバージョンは、「AquaLogic Service Bus 2.0」です。

2.0

2.1

CR219708

再帰的な XQuery はサポートされていない

プロキシ サービスを設計する場合、再帰的な XQuery 文を記述しないでください。

2.0


CR221833

AquaLogic Service Bus の WS-Policy リポジトリ内のポリシーの更新が、そのポリシーに依存するプロキシまたはビジネス サービスで認識されない

プロキシ サービスまたはビジネス サービスが、WSDL の policy:<policyId> という形式の参照によって WS-Policy リポジトリ内の WS-Policy に依存している場合、WS-Policy の更新がそのプロキシ サービスまたはビジネス サービスに反映されません。

解決策 : そのポリシーを参照している WSDL を変更してください。WSDL を少し変更するだけで構いません (スペースを追加するなど)。

2.0

2.1

CR231102

Windows マシンにデプロイするプロキシ サービスのパスは短くする

Windows マシンにはシステム パスの長さに制約があるため、プロキシ サービスを Windows マシンにデプロイする場合はパスを短くしてください。

この制限は、応答を含む JMS プロキシ サービスとビジネス サービスの両方に該当します。生成されるプロキシ サービスの EAR ファイルはドメイン ディレクトリに作成されるため、ドメイン ディレクトリのパスを短くしておく必要があります。プロキシ サービスまたはビジネス サービスの名前を短くする必要はありません。

生成される EAR ファイルの制限は 50 文字で、null 終止符は 1 文字です。このため、単一サーバのドメインでは、ドメイン ディレクトリ パス (最後のスラッシュを含む) が 209 文字を超えることはできません。クラスタ ドメインでは、ドメイン ディレクトリ パスと管理対象サーバ名を足したものが 142 文字を超えることはできません。

注意 : パスの最大長の詳細については、次の URL にある「Maximum Path Length」を参照してください。

http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/fileio/fs/naming_a_file.asp

2.0



CR231843

weblogic.transaction.loggingresource.LoggingResourceException により AquaLogic Service Bus ドメインを起動できない

ドメイン テンプレートを別のマシンに移動し、そのテンプレートを使用して新しいドメインを作成すると、weblogic.transaction.loggingresource.LoggingResourceException により AquaLogic Service Bus を起動できません。シナリオは以下のとおりです。

    1. 基になるドメインを作成します。

    2. 作成したドメインのサーバを起動します。この時点で、ドメインは「使用中」になります。ドメイン作成後にドメインのサーバを起動すると、そのドメインは使用中と見なされます。

    3. ドメイン テンプレートを作成します。作成するには、Domain Template Builder ツールと Configuration Wizard、pack/unpack コマンド、または Weblogic Scripting Tool をオフライン モードで使用するなど、いくつかの方法があります。

    4. ドメイン テンプレートを別のマシンに移動します。

    5. このテンプレートを使用して新しいドメインを作成します。ここでも、Domain Template Builder ツールと Configuration Wizard、pack/unpack コマンド、または Weblogic Scripting Tool をオフライン モードで使用するなど、いくつかの方法で作成できます。

    6. ドメインのサーバを起動します。新しいドメインの名前が最初のドメインと異なる場合、新しいドメインを起動できません。これは、AquaLogic Service Bus に付属の JMS レポート プロバイダがロギング ラスト リソース (LLR) オプションを使用するためです。新しいドメインは、同じデータベース、スキーマ、および LLR テーブル名を使用して LLR トランザクション レコードを保存しようとします。LLR はこれを保存できないようにして、異なるドメインが双方のテーブルを破損するのを防ぎます。LLR 機能の詳細については、『WebLogic JDBC のコンフィグレーションと管理』の「JDBC データ ソースのコンフィグレーション」を参照してください。

注意 : マシンの [BEA ProductsTools] メニューから Domain Template Builder、Configuration Wizard、および WebLogic Scripting Tool にアクセスできます。これらのツールと pack および unpack コマンドは、BEA_HOME/weblogic90/common/bin ディレクトリにあります。

解決策 : 別のマシンにある同じテンプレートを使用して新しいドメインを作成するときは、同じドメイン名を使用してください。または、新しいドメインで使用する LLR テーブルの名前を変更してください。WebLogic Server Administration Console 上で、ServerMBean の JDBCLLRTableName 属性を使用してサーバ単位でコンフィグレーションできます。

2.0



CR231843 (続き)

注意 : 標準の WebLogic JDBC ストア テーブルには LLR と同様の保護メカニズムはありません。そのため、レプリケートしたドメインに含まれる WebLogic JDBC ストアが、ストア テーブルの名前を変更しないでコンフィグレーションされている場合、または新しいストアの接続プールに異なるデータベース ユーザおよびスキーマを使用しないでコンフィグレーションされている場合は、古いドメインと新しいドメインの両方がアクティブになっているとデータが破損します。同様に、同じ名前の WebLogic ファイル ストアで同じディレクトリを共有すると、データが破損する場合があります (警告は表示されません)。

2.0



CR231880

CR249881

セッションのアクティブ化処理を実行中に管理サーバがクラッシュすると、WebLogic Server の変更のロックによってそれ以降のセッションのアクティブ化が行われない

セッションをアクティブ化するとき、AquaLogic Service Bus は WebLogic Server ロックを取得します。アクティブ化が完了するまでこのロックを保持し、完了後に (成功したか失敗したかに関係なく) ロックを解放します。ただし、セッションのアクティブ化が完了する前に管理サーバがクラッシュした場合、サーバを再起動してもロックは自動的に解放されません。この場合、それ以降セッションのアクティブ化が行われません。

解決策 : WebLogic Server Administration Console にログオンし、WebLogic Server が保持しているロックを解放してください。

2.0



CR233226

JMS ビジネス サービスでは、応答の送り先に AquaLogic Service Bus と同じクラスタ内の WebLogic Server 分散送り先を指定できない

JMS ビジネス サービスでは、応答の送り先に AquaLogic Service Bus と同じクラスタ内の WebLogic Server 分散送り先を指定できません。

解決策 : WebLogic Server の通常の (固定) 送り先、別のクラスタの WebLogic Server 分散送り先、および非 WebLogic Server 送り先を応答の送り先としてコンフィグレーションできます。

2.0


2.1

CR233275

メッセージング プロキシ サービスを削除した後も、ユーザが送信したメッセージが受信およびルーティングされる

メッセージング プロキシ サービスを削除した後も、ユーザが送信したメッセージが受信およびルーティングされます。

解決策 : 削除したメッセージング プロキシ サービスがリスンしていた JMS 送り先を使用しないでください。

2.0

2.1

CR234940

CR235638

AquaLogic Service Bus で非システム エラーを作成する場合、デフォルトのシステム プレフィックス (soap-env) を使用しない

AquaLogic Service Bus で非システム エラーを作成する場合、ネームスペースにデフォルトのシステム プレフィックス (soap-env) は使用できません。faultcode で新しいネームスペース プレフィックスを宣言して使用する必要があります。

解決策 : AquaLogic Service Bus で非システム エラーを作成するには、次の手順を実行します。

    1. 本体のコンテキスト変数 ($body) に SOAP 本体を目的のエラー形式で割り当てます。

    2. <faultcode> を作成するときに、
    http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope
    の新しいネームスペース プレフィックスを宣言し、faultcode 内でそのプレフィックスを使用する必要があります。たとえば、次のようになります。

<faultcode

xmlns:soap="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/">soap:Server</faultcode>

2.0

2.1

CR234549

CR232996

CR235638

ネームスペースを <Envelope> レベルでのみ宣言する場合、および xsi:type などの QName でのみ使用する場合は、ネームスペース宣言が削除される

ネームスペースを <Envelope> レベルでのみ宣言する場合、および xsi:type などの QName でのみ使用する場合は、ネームスペース宣言が削除される場合があります。この問題により、RPC 形式またはドキュメント形式でコード化された Web サービスと相互運用できません。また、このことは .NET との相互運用で問題が発生する一因にもなっています。

解決策 : BEA カスタマ サポートの担当者に、AquaLogic Service Bus 2.0.用のパッチ番号 CR234549 と CR232996 をお求めください。

2.0

2.1

CR233092

AquaLogic Service Bus 2.0 で [レポート] モジュールがサービス名を $ 形式で表示する場合がある

AquaLogic Service Bus 2.0 では、[レポート] モジュールはプロキシ サービスとビジネス サービスの名前を、次のようにグローバル サービス名形式で格納および表示します。

  • Proxyservice$project$service

  • BusinessService$project$service

AquaLogic Service Bus 2.1 では、JMS レポート プロバイダでもサービス名がグローバル サービス形式でデータベースに格納されますが、AquaLogic Service Bus Console での他のサービス表示形式と統一され、project/service 形式でサービス名が表示されます。

2.1


CR236402

大きなファイルを Windows の入力ディレクトリにコピーすると、紛らわしいエラーがサーバ ログ ファイルに記録される

Windows オペレーティング システムでは、サイズが大きなファイル (100MB など) をファイル転送プロキシ サービスの入力ディレクトリにコピーすると、エラー「場所 <filename> から stage ディレクトリにファイルを移動できません。この操作を行うパーミッションが現在のプロセスにない可能性があります。」がサーバ ログ ファイルに記録されます。このようなエラーはファイルのコピー中に発生することがあります。ただし、コピー完了後、次のポーリング サイクルでは、ファイルが正常に処理されます。

2.1


CR240463

ステージ レベルで非 XML トランスフォーメーションによって送出される例外は、サービス レベル エラー ハンドラでしか検出できない

ステージ レベルで非 XML トランスフォーメーションによって送出される例外は、サービス レベル エラー ハンドラでしか検出できません。たとえば、送信プロキシ サービス応答メッセージについて XML を MFL に変換するトランスフォーメーションを行う場合、トランスフォーメーションは常にバインディング レイヤで行われます。このため、たとえば、ステージ レベルで非 XML 出力に必須フィールドがない場合、サービス レベル エラー ハンドラでしかこのエラーを検出できません。

2.1


CR240546

AquaLogic Service Bus 2.1 では、RPC ベースのサービス コールアウトの実装は、ネームスペースおよび xsi:type 情報の整合性を維持するように変更されている

これは下位互換性の問題であり、次のサービス コールアウトのみに該当します。

  • RPC スタイル

  • 応答が単純型を使用する

  • パイプラインで使用される XQuery が、応答に文字列を予期するという事実に依存している (つまり、Web サービス コールアウトの AquaLogic Service Bus 2.0 実装の応答では文字列が返されていた)

解決策 : サービス コールアウトを使用するときに、応答を使用する XQuery を変更し、fn:string() 関数を使用するなどして要素ラッパーをはずします。

2.1


CR241915

デフォルトの ForwardDelay が設定されているとき、1 つのスタンドアロン JMS クライアントは共通分散キュー (UDQ) のすべてのメッセージを消費できない

共通分散キューではデフォルトの ForwardDelay は -1 に設定されています。結果として、1 つのスタンドアロン JMS クライアントは UDQ のすべてのメッセージを消費できなくなります。

解決策 : 手動で ForwardDelay を正の数に設定します。たとえば、1 に設定します。

2.1


CR245838

着信応答ヘッダを設定する場合、すべてのヘッダを渡すオプションを使用すると例外が発生する

コンフィグレーションで着信応答にヘッダを設定する場合、すべてのヘッダを渡すオプションを使用すると、要求パイプライン ステージの転送ヘッダ アクションによって「com.bea.wli.sb.pipeline.PipelineException: The outbound variable has not yet been initialized」という例外が送出されます。この例外が発生するのは、$outbound がまだ存在しないためです。このため、パススルーの対象がありません。copy-all オプションを使用しても同じ例外が発生します。

解決策 : 要求パイプライン パスでは、パススルー オプションを使用して着信応答ヘッダを設定しないでください。パブリッシュまたはルート ノード アクション内、あるいは応答パイプラインでは設定できます。

2.1


CR247821

インポートしたコンフィグレーション ファイルに含まれる WSDL が、暗黙ポリシーを使用するカスタム ポリシーを参照しているとエラーが生成される

インポートした AquaLogic Service Bus コンフィグレーション ファイルに、暗黙ポリシー URI (つまり、PolicyURI="policy:<policy-id>" 形式の属性) を使用するカスタム ポリシーを参照する WSDL が含まれていると、「このリソースは、管理 API の外部で手動で更新されていて、依存関係のセットが同期されていません。」というエラーが生成されます。

Web サービス ポリシーの定義の詳細については、AquaLogic Service Bus の『ユーザーズ ガイド』の「着信メッセージおよび発信メッセージの保護」の「Web サービス ポリシー」を参照してください。

解決策 : [リソース ブラウザ] で WSDL を選択し、WSDL を編集、保存、コミットして、<policy-id> を解決します。詳細については、AquaLogic Service Bus Console のオンライン ヘルプの「WSDL」で「WSDL の詳細の表示と変更」を参照してください。

2.1


CR251184

特定の条件で、プロキシ サービスの [すべてのヘッダを取得] チェックボックスが無視される

プロキシ サービスの [すべてのヘッダを取得] チェックボックスが無視されるのは次の 2 つの場合です。

  • プロキシ サービスが別のプロキシ サービスを呼び出しているとき

  • テスト コンソールがプロキシ サービスを呼び出しているとき

どちらの場合も、チェックボックスの選択状態に関係なくヘッダが渡されます。

2.1


CR254608

モニタ ロールのユーザが、AquaLogic Service Bus Console から WebLogic Server のロール ポートレットにアクセスしようとすると、UIControlException が発生する

AquaLogic Service Bus は、ロールの作成、表示および編集に WebLogic Server のロール ポートレットを使用します。ただし、WebLogic Server では、WLS 管理者ロールのメンバーでないユーザにはポートレットの表示を許可していません。ログインしたユーザのロールに基づいてナビゲーション ポートレットを無効にするフィルタ メカニズムはないため、AquaLogic Service Bus のユーザは WebLogic Server のロール ポートレットを表示できますが、UIControlException が生成されます。

2.1


CR254750

[UDDI にパブリッシュ] でサービスを AquaLogic Service Registry にパブリッシュするとき、断続的にエラーが返される

プロキシ サービスをパブリッシュするとき、1 つ以上のサービスについて、メッセージ「Cannot Create Premature end of file encountered」を含むエラーを受け取ることがあります。ただし、エラーが報告されてもプロキシ サービスは正しくパブリッシュされます。

解決策 : AquaLogic Service Registry Business Service Console を使用して、プロキシ サービスが正常にパブリッシュされたことを確認します。

2.1


CR255246

特定の条件で、サンプル間隔の有効期限が集約間隔と等しくなると、アラート ルールが発動される

アラート ルールの集約間隔を tn1 から tn2 に更新するか、集約間隔 tn2 のアラート ルールを作成し、次のいずれかまたは両方の条件が該当するとします。

  • tn2 が、サービスに設定された集約間隔であり、ルールに指定された条件がそのサービスに関連する統計メトリックを含む。

  • 以前に集約間隔が tn2 と定義されたアラート ルールがあり、このルールに指定された条件が、ここで新たに作成または更新されたルールの一部である統計メトリックを含む。

このような場合に、tn2 のサンプル間隔の有効期限が集約間隔と等しくなると、アラート ルールが発動されます。

たとえば、サービスのメッセージ数 (サービス レベル) 統計が、10 分の集約間隔で設定されているとします。メッセージが処理され、統計が収集されます。アラート ルール Rule 1 の集約間隔を 5 分から 10 分に変更し、Rule 1 の条件が「メッセージ数 > 0 (サービス レベル)」と指定されている場合、このルールは t1 + 10 では発動されません (t1 は、集約間隔が変更された時刻)。しかし、サービスについて収集される統計の集約間隔はすでに 10 分に設定されているため、アラート ルールは t1 + tSI で発動されます (tSI はサンプル間隔が終了するまでの残り時間)。つまり、10 分のサンプル間隔が終了するたびに発動されます。

2.1


CR256408

JMS 転送プロバイダで特定の有効な URL がサポートされない

複数のホスト名で同一のポートを使用することができます。次の例では、同じポートを使用する WebLogic Server のリストが指定されています。

ht.put(Context.PROVIDER_URL,"t3://acme1,acme2,acme3:7001")

ただし、現在、JMS 転送プロバイダでは各ホスト名の後にポート番号があるとみなします。

解決策 : ホスト名の後に明示的にポート番号を指定します。

2.1


CR256419

プロキシ サービスのエンドポイント URI がフォワード スラッシュ文字で始まっていないと、AquaLogic Service Registry でそのサービスのエンドポイント URL が正しくならない

UDDI にパブリッシュされたプロキシ サービスのアクセス ポイントの形式が、http://machinename:7001myProxyURI のようになり、正しくありません。host:port とパスの間の区切り記号がありません。

解決策 : プロキシ サービスを作成するときに、[エンドポイント URI] フィールドに入力する値を、/myProxyURI のようにスラッシュ (/) で始めるようにします。

2.1


CR256573

特定の条件で、サービスをレジストリからインポートまたはレジストリにパブリッシュしようとすると、ビジネス エンティティのリストを表示するコンソール ページで例外が発生する

ビジネス エンティティのカテゴリ バッグに、キー付きの参照がなく、空のキー付き参照グループがある場合に、サービスをレジストリにパブリッシュしたりレジストリからインポートすると例外が発生します。

解決策 : Registry Console にログインし、空のキー付き参照グループを持つすべてのビジネス エンティティについて、空のキー付き参照グループを削除 (または、必要なキー付き参照をこのグループに追加) します。そのようなビジネス エンティティが見つからない場合は、サーバ ログ ファイルでこのエラーの詳細を調べます。

2.1


AquaLogic Service Bus セキュリティ

問題 ID

説明

検出

修正

CR222177

プロキシ サービスを削除する前に、転送レベルとサービス レベルのアクセス制御のセキュリティ ポリシーをすべて削除する

AquaLogic Service Bus からプロキシ サービスを削除する前に、プロキシ サービスに関連付けられている、転送レベル (HTTP および HTTPS) とサービス レベルのセキュリティ ポリシーをすべて削除する必要があります。削除しないと、認可プロバイダ データベースにセキュリティ ポリシーが残り、予期しない結果を引き起こしたり、セキュリティの脆弱性を生む可能性があります。

2.0


CR230663

サービス アカウントのユーザ名とパスワードは管理者によって確認される

組み込み XQuery 関数 fn-bea:lookupBasicCredentials を使用する場合、サービス アカウントに関連付けられているユーザ名とパスワードが SOAP エンベロープでクリアテキストとして送信されます。AquaLogic Service Bus 管理者だけがプロキシ サービスのメッセージ フローの編集および AquaLogic Service Bus へのコンフィグレーションのデプロイを実行できるようになっているため、これによるリスクは軽減されています。

2.0


CR231589

着信 Web サービス セキュリティの制限

要求の WS-Policy でデジタル署名が指定され、応答の WS-Policy で暗号化が指定されている場合、同じオペレーションに対して着信 Web サービス セキュリティが機能しません。この制限は、仲介がアクティブなシナリオにのみ適用され、パススルーのシナリオには適用されません。

2.0

2.1


CR234237

X.509 トークンを使用した着信 Web サービス セキュリティ認証の制限

クライアントサイドの Web サービス セキュリティ ランタイムに不具合があり、特定の状況で X.509 トークンによる認証が失敗します。JAX-RPC クライアントに渡す資格プロバイダのリストに、ダミーのユーザ名トークン CredentialProvider (次のソース コードを参照) と ClientBSTCredentialProvider が含まれていることを確認してください。この資格プロバイダ リストは、weblogic.wsee.security.wss.CredentialProviderList というプロパティの値としてクライアントに渡されます。

詳細については、『WebLogic Web サービス プログラマーズ ガイド』の「セキュリティのコンフィグレーション」の章の「メッセージレベルのセキュリティ (デジタル署名と暗号化) のコンフィグレーション」の節にある「メッセージ保護された Web サービスを呼び出すようにクライアント アプリケーションを更新する」を参照してください。

import weblogic.security.service.ContextHandler;
import weblogic.xml.crypto.wss.WSSConstants;
import weblogic.xml.crypto.wss.provider.CredentialProvider ;
import weblogic.xml.crypto.wss.provider.Purpose;

public class DummyUNTCredentialProvider implements CredentialProvider {

    public DummyUNTCredentialProvider() {
    }

    public String[] getValueTypes() {
        return WSSConstants.UNT_VALUETYPES;
    }

    public Object getCredential(String tokenType,
                                String issuerName,
                                ContextHandler ctxHandler,
                                Purpose p) {
        return null;
    }

}

2.0


CR234409

クライアント サービスとエンドポイント サービスの暗号化キーが不一致の場合のエラー メッセージが不十分

プロキシ サービスとビジネス サービス間の Web サービス セキュリティで暗号化を使用する場合、AquaLogic Service Bus は WSDL リポジトリにあるビジネス サービスの WSDL からビジネス サービスの証明書を取得します。この証明書を、WSDL にインラインで埋め込まれる WS-Policy に組み込む必要があります。この証明書は、ビジネス サービスで使用される実際の証明書と同期されずに古くなる可能性があります。この場合、プロキシ サービスはメッセージを (間違ったキーで) 暗号化し、ビジネス サービスにルーティングします。しかし、ビジネス サービスはメッセージを復号化できません。このシナリオの問題を解決するのは困難です。ターゲット サービスが WebLogic Server 9.0 Web サービスの場合は、ターゲット サーバのログに次のようなエラー テキストが表示されることがあります。

<CertPathBuilder does not support building cert path from class weblogic.security.pk.IssuerDNSerialNumberSelector java.security.InvalidAlgorithmParameterException: [Security:090596]The WebLogicCertPathProvider was passed an unsupported CertPathSelector.

このようなエラーを診断するには、<service>?WSDL URL または他の out-of-band メソッドを間接参照することによって、ビジネス サービスの WSDL の新しいコピーを取得します。次に、このコピーの base64 エンコードの文字列を、AquaLogic Service Bus の WSDL リポジトリにある WSDL と比較して、これらの証明書が一致するかどうかを判断できます。この問題を解決するには、WSDL を WSDL リポジトリに再インポートします。

解決情報 : エラー メッセージが次のように修正されました。

Unable to resolve encryption key.

2.0

2.1

CR234481

セキュリティ プロバイダを追加または削除した場合、このセキュリティの変更を有効にするには、サーバを再起動する必要がある

セキュリティ プロバイダを追加または削除した場合、このセキュリティの変更を有効にするには、サーバを再起動する必要があります。特に、新しい PKI 資格マッパーをコンフィグレーションした場合、サーバを再起動しないと、AquaLogic Service Bus の [資格] セクションのページにアクセスするたびに例外が発生します。[資格] セクションは、サーバの再起動後に使用可能になります。

2.0



CR234995

AquaLogic Service Bus サーバでクリアテキスト リスン ポートを有効にする必要がある

AquaLogic Service Bus サーバにはデフォルトでクリアテキスト リスン ポートがコンフィグレーションされます。追加の SSL リスン ポートをコンフィグレーションすることもできます。クリアテキスト リスン ポートは必須です。無効にすることはできません。

2.0


2.1

CR235062

非バインド JMS サービス アカウントによって実行時例外が連続して発生する

JMS サーバまたは JNDI ルックアップ (あるいはその両方) にアクセスするプロキシ サービスまたはビジネス サービスにサービス アカウントを指定する場合、そのサービスを起動する前にまずサービス アカウントをユーザ名とパスワードに関連付ける必要があります。関連付けないと、AquaLogic Service Bus がこのエラーを例外として繰り返し報告します。この問題は、AquaLogic Service Bus Console の [セキュリティ コンフィグレーション] モジュールの [資格] セクションでサービス アカウントにユーザ名とパスワードを割り当てることによって解決できます。管理サーバを再起動する必要はありません。

この問題は、AquaLogic Service Bus Console の [セキュリティ コンフィグレーション] モジュールの [資格] セクションでサービス アカウントにユーザ名とパスワードを割り当てることによって解決できます。管理サーバを再起動する必要はありません。

注意 : 他にも、この連続する実行時例外の問題の原因になり得る条件があります。この問題を回避するには、再試行回数が制限されるように JMS キューをコンフィグレーションすることをお勧めします。

2.0


CR236391

Web アプリケーションを CustomRolesAndPolicies モードでデプロイすると警告メッセージが表示される

次の警告メッセージが表示されます。

<Warning> <Security> <BEA-090866> <The deployment of an unchecked policy for the resource "type=<url>, application=XBus Kernel, contextPath=/someproxyuri, uri=/" has been ignored.Unchecked policy is the default policy for URL and EJB resources.An unchecked policy can result if a deployment descriptor specifies a transport guarantee without the use of an authorization constraint.>

この警告が表示されるのは、HTTP/S プロキシ サービスを作成したとき (セッションの送信時)、および HTTP/S プロキシ サービスが初期化されるサーバの起動時です。この警告には問題はありません。プロキシ サービスのアクセス制御は、デプロイメント記述子ではなく AquaLogic Service Bus Console でコンフィグレーションされます。

2.1


CR245178

サービスレベル (WSS) でアクセス制御を変更すると、適切なアクセスを保証するためにポリシーの調整が必要になることがある

AquaLogic Service Bus 2.1 では、サービスレベルのアクセス制御ポリシーで次の 2 点が変更されています。

  • 現在、サービスレベルのアクセス制御は、(WS-Policy が正常に施行された後は) すべての WSS 要求で呼び出されます。WS-Policy で ID アサーションが指定されているかどうかには関係ありません。2.0 では、サービスレベルのアクセス制御は、WS-Policy で ID アサーションが指定された場合のみ呼び出されていました。ID アサーションがない場合は、アクセス制御は呼び出されませんでした。

  • 2.1 では、サービスレベルのアクセス制御のデフォルト動作で (つまり、サービスレベルのアクセス制御ポリシーがプロキシ サービスに明示的に割り当てられていない場合)、すべてのユーザにアクセスが許可されます。2.0 では、デフォルト動作でアクセスが拒否されていました。

解決策 : サービスレベルのアクセス制御ポリシーを更新して、適切なユーザ アクセスを保証します。詳細については、BEA AquaLogic Service Bus の『ユーザーズ ガイド』の「着信メッセージおよび発信メッセージの保護」で「アクセス制御セキュリティ」を参照してください。

2.1


CR248948

JMS を介した Web サービス セキュリティが認証時に失敗する

JMS を介した WSS 認証が例外エラーで失敗します。

解決策 : なし。

コンフィグレーション設定に応じて異なりますが、WSS 認証がタイムスタンプの使用に依存することがあります。JMS を介した WSS を使用する場合は、タイムスタンプの有効期間やタイムスタンプのその他のプロパティを適切にコンフィグレーションして、適切な要求の正常な処理を保証することが困難です。

注意 : JMS を介した WSS 認証を使用しないでください。

2.1


CR249194

パスワードのない Web サービス セキュリティ ユーザ名トークンにはデジタル署名が必要

Web サービス セキュリティ ユーザ名トークンはさまざまな方法で使用できます。トークンには、ユーザ名とパスワード、またはユーザ名のみを含めることができます。ユーザ名トークンをパスワードなしで使用するとき、Web サービス セキュリティ ランタイムは署名が付いていないとトークンを受け付けません。署名がないトークンはランタイムによって拒否されます。このリリースでは、コンフィグレーション時の WS-Policy 検証でこの制約は適用されません。

2.1


CR249627

AquaLogic Service Bus 2.1 では SOAP エラー時に WS-Policy がサポートされない

2.1


CR249965

サービス アカウントを新しい場所に移すと、ユーザ名/パスワードがマップされなくなる

既存のサービス アカウントを新しい場所に移すか、サービス アカウントの名前を変更すると、関連するユーザ名/パスワードがわからなくなります。

解決策 : サービス アカウントの移動または名前変更の前に、ユーザ名/パスワードの資格を削除します。サービス アカウントを移動または名前変更してから、ユーザ名/パスワードを再び割り当てます。

2.1


CR250184

着信 SAML ポリシーを含むプロキシ サービスをテストすると、テスト コンソールで障害が発生する

このリリースでは着信 SAML ポリシーを含むプロキシ サービスをテストすることはできません。

2.1


CR252942

暗号化された SAML holder-of-key トークンのサーバ実行時エラーが発生する

サーバ側の実行時エラーが発生するのは、WS-Policy でトークンの ID と暗号化に SAML holder-of-key トークンが指定されている Web サービスの SAML トークンを復号化するときです。

2.1


CR253683

PSP 暗号化資格を変更すると動的 WSDL が停止する

プロキシ サービス プロバイダに割り当てられた暗号化資格が変更された場合は、必ずプロキシ サービスを再デプロイして新しい資格を有効にする必要があります。

この制約は動的 WSDL のみに影響し、WSDL を動的に取り出すクライアントとテスト ブラウザが影響を受けます。

注意 : これはランタイムには影響しません。ランタイムは、新しい資格をすぐに使用します。

解決策 : セッションを作成し、プロキシをダミー編集して、セッションを送信します。これで、動的 WSDL のキャッシュがフラッシュされます。サーバを再起動してこの問題を解決することもできます。

2.1


CR254018

SAML holder-of-key 発信サービスのセキュリティ コンフィグレーションのテスト サービス検証が完全ではない

SAML holder-of-key トークンに整合性アサーションを持つビジネス サービスをテストするとき、ユーザはサービス プロバイダとユーザ名/パスワードの両方を指定する必要があります。どちらがなくても、テスト サービスはこのビジネス サービスを呼び出すことができません。

  • ユーザ名/パスワードを指定しないと、次のエラー メッセージが返される。

テスト サービスの呼び出しエラー - <service name>
SOAP メッセージに WS-Security を適用中にエラーが発生しました : null

  • サービス プロバイダを指定しないと、次のエラー メッセージが返される。

テスト サービスの呼び出しエラー - <service-name>
The service requires a digital signature, you must specify a service provider

2.1


CR255199

WebLogic Workshop 8.1 SP4 サービス コントロールと ALSB 2.1 との間で、X509 トークンを使用したセキュリティ相互運用テストが機能しない

次の相互運用のシナリオは失敗します。

  • AquaLogic Service Bus (ALSB) が、セキュリティ ポリシーで入力時に署名が必要と設定された、Workshop Web サービスに基づくビジネス サービスを呼び出す。このビジネス サービスは、OOTB 署名ポリシーを含む WSDL から作成されている。

  • Workshop Web サービスが、サービス コントロールを介して AquaLogic Service Bus プロキシ サービスを呼び出す。この Web サービス コントロールは、送信要求に署名を付けている。AquaLogic Service Bus プロキシ サービスは、要求に OOTB 署名ポリシーを設定している。

  • Workshop Web サービスが、サービス コントロールを介して AquaLogic Service Bus プロキシ サービスを呼び出す。この Web サービス コントロールは、送信要求に署名を付けている。AquaLogic Service Bus プロキシ サービスには、要求の本体のみに署名が必要とされるカスタム署名ポリシーが設定されている。

2.1


CR255331

動的 WSDL に表示されない WS-Policy がある

AquaLogic Service Bus 2.1 では、さまざまな WSDL 構成要素にアノテーションを追加することで WS-Policy をサービスにバインドします。通常、これは「WS-Policy の添付」と呼ばれます。WS-Policy 添付の場所によっては正常に機能しない場合があります。AquaLogic Service Bus 2.1 では、次の要素への WS-Policy の添付をサポートしています。

/wsdl:definitions/wsdl:service/wsdl:port
/wsdl:definitions/wsdl:binding/wsdl:operation
/wsdl:definitions/wsdl:binding/wsdl:operation/wsdl:input
/wsdl:definitions/wsdl:binding/wsdl:operation/wsdl:output

WS-Policy をこれら以外の WSDL 構成要素に添付すると、その WS-Policy は実行時に有効になりますが、動的 WSDL には組み込まれません。

2.0


CR255331 (続き)

WS-Policy をこれらの要素に添付するには、ネストされた wsp:Policy 要素を追加します。Policy 要素には、wsp:PolicyReference が埋め込まれていることがあります。次に例を示します。

<wsdl>
  ...
  <binding name="ServiceBinding" type="...">
    ...
    <operation name="foo" ...>
      <input>
         ...
           <wsp:Policy>
              <wsp:PolicyReference URI="policy:Auth"/>
              <wsp:PolicyReference URI="policy:Sign"/>
              <wsp:PolicyReference URI="policy:Encrypt"/>
           </wsp:Policy>
      </input>
      <output>
         ...
         <wsp:Policy>
             <wsp:PolicyReference URI="policy:Encrypt"/>
         </wsp:Policy>
      </output>
    </operation>
  </binding>
  <service name="myService">
      <port binding="tns:ServiceBinding" name="myService">
         <soap:address location="..."/>
         <wsp:Policy>
            <wsp:PolicyReference URI="policy:Sign"/>
         </wsp:Policy>
      </port>
  </service>
</wsdl>

解決策 : サポートされている WSDL 構成要素にすべてのポリシーを添付してください。

2.0


CR256146

プロキシ サービス プロバイダの名前変更または移動を行うと PKI 資格がなくなる

プロキシ サービス プロバイダを新しい場所に移動したり、プロキシ サービス プロバイダの名前を変更すると、関連する PKI 資格がマップされなくなります。

解決策 : プロキシ サービス プロバイダの移動または名前変更を行う前に、PKI 資格を削除します。プロキシ サービス プロバイダを移動または名前変更してから、PKI 資格を再び割り当てます。

2.1


CR256229

AquaLogic Service Bus Console で AppTesters グループを使用するとアクセスが拒否される

AquaLogic Service Bus Console には「AppTesters」というグループがあります。ユーザ名を作成して「AppTesters」グループに割り当て、そのユーザとしてログインしようとすると、ユーザ名/パスワードの入力が正しい場合でも、ユーザ名/パスワードが無効であることを示すログイン エラーがコンソールに表示されます。

解決策 : AquaLogic Service Bus Console では AppTesters グループを使用しないでください。

2.1


CR256282

Web サービス セキュリティのタイムスタンプ検証エラー「Message is too old」または「Message Created time in the future」が断続的に発生する

Web サービス セキュリティ ランタイムのバグのため、クロック精度が指定されていて、メッセージが新しい場合に、タイムスタンプ検証エラーが断続的に発生します。このとき、サーバの標準出力に次のいずれかのエラー メッセージが出力されます。

Message is too old
Message Created time in the future

この問題の疑いがある場合は、BEA 販売代理店に CR251516 のパッチについてお問い合わせください。

2.1


AquaLogic Service Bus の相互運用性

問題 ID

説明

検出

修正

CR205484

WebLogic Workshop JMS コントロールを使用してメッセージを別のドメインのキューに送信する場合の問題

JMS コントロールを使用してメッセージを WebLogic 8.1 ドメインのサーバにあるリモート キューとの間で送受信する場合、問題が発生します。この機能を使用する必要がある場合は、BEA カスタマ サポートの担当者に、パッチ番号 CR205484 をお求めください。

解決策 : WLI へのドメイン間 JMS 通信では、WLI イベント ジェネレータを使用してください。JMS コントロールからのメッセージ送信については、次の「解決情報」を参照してください。

解決情報 : JMS コントロールからのメッセージ送信の問題は、WebLogic Workshop 8.1 SP4 で修正されました。

WLW 8.1 SP4

WLW 8.1 SP4 (SEND のみ)

CR214028

WebLogic Server 8.1 JMX と AquaLogic Service Bus 2.0 の相互運用の有効化

WebLogic 8.1SP4 ドメインと AquaLogic Service Bus 2.1 または WebLogic Server 9.0 の完全な相互運用を実現するには、WebLogic Platform 8.1SP4 にパッチ CR214028 を適用する必要があります。BEA カスタマ サポートの担当者に、パッチ番号 CR214028 をお求めください。

解決情報 : 問題は、WebLogic Server 7.0 SP7 および 8.1 SP5 で修正されました。

WLS 7.0 SP7

WLS 7.0 SP7 および WLS 8.1 SP5

CR225422

外部 Web サービスにルーティングすると SOAPAction がないというエラーが発生する

外部 Web サービスのビジネス サービスは、外部 Web サービスの URI を指定することで、SOAP サービスとしてコンフィグレーションされます。スタンドアロン Web サービス クライアントを使用してプロキシ サービスでメソッドが呼び出されると、SOAPAction ヘッダがないというエラーが発生します。

解決情報 : 問題は WebLogic Server 9.1 で修正されました。

WLS 9.0

WLS 9.1

CR227283

WebLogic Workshop の XML Web サービスで生成された WSDL は、AquaLogic Service Bus では使用できない

WebLogic Workshop の XML サービスで生成された WSDL から正しい part 名を取得できず、したがってメッセージの予期されるスキーマ タイプを取得できないため、このような WSDL は AquaLogic Service Bus では使用できません。

解決策 : SOAP Web サービスを使用して WSDL を生成するか、WebLogic Workshop で XML Web サービスから生成された WSDL を AquaLogic Service Bus で使用する前に編集します。<mime:mimeXml part="Body"/><mime:mimeXml /> で置き換えます。

解決情報 : 問題は WebLogic Workshop 8.1 SP5 で修正されました。

WLW 8.1 SP4

WLW 8.1 SP5

CR229661

SOAP 1.1 添付ファイルを AquaLogic Service Bus 2.0 から WebLogic Workshop 8.1 サービスに送信する場合の問題

SOAP 1.1 添付ファイルを AquaLogic Service Bus から WebLogic Workshop 8.1 Web サービスに送信する場合、確認済みの問題 (javax.activation.DataHandler が常に null を返す) が発生します。

解決情報 : 問題は WebLogic Workshop 8.1 SP5 で修正されました。

WLW 8.1 SP4

WLW 8.1 SP5

CR235638

XBeans は QName 値で使用されるプレフィックスのネームスペース宣言を保持しない

XBeans では、(属性や要素の) QName 値が文字列として処理されます。このため、ネームスペース宣言が QName 値のみで使用され要素では使用されない場合に、問題が発生します。XBeans によってネームスペース宣言すべてが削除されることがあるためです。

また、宣言でプレフィックスが変更され、QName 値が更新されない場合も問題が発生することがあります。

解決情報 : 問題は WebLogic Server 9.1 で修正されました。

WLS 9.0

WLS 9.1

CR235863

QName 値で使用されるプレフィックスのネームスペース宣言が保持されない問題に対する修正コードを元に戻す

CR235638 に適用していた解決策を元に戻します。

解決情報 : CR235638 が WLS 9.1 で修正されたため、ALSB 2.0 に追加された修正コードは ALSB 2.1 では削除されています。

ALSB 2.0

ALSB 2.1

CR251398

XSLT パーサの互換性がないために [Tools|Import|EDI Importer Menu] の操作が機能しない

XSLT パーサの互換性がないために EDI インポータ ツールが表示されません。

ALSB 2.1


AquaLogic Service Bus Console

問題 ID

説明

検出

修正

CR222586

Graphics Library を初期化できない場合、モニタ モジュールにグラフの代わりに [Graphics Library Disabled] イメージが表示される

Linux 環境で Graphics Library を初期化できない場合、モニタ モジュールに円グラフと棒グラフの代わりに [Graphics Library Disabled] イメージが表示されます。[サーバ概要] とサーバの詳細、[アラート概要] とアラートの詳細の各ページのリンクも削除されます。この問題が発生する場合、グラフィック ライブラリのサポート (X11) ツールキットがマシンにインストールされていない可能性があります。

解決策 : Linux では、AquaLogic Service Bus をインストールする前に X11 モジュールをインストールする必要があります。X11 ツールキットのインストールに必要なライブラリ、または Linux のネイティブ グラフィック ライブラリを分離します。この問題は、「DISPLAY」環境変数を正しく設定することによって解決できます。

2.0


CR222851

AquaLogic Service Bus Console でリンクをクリックした後、最初のリンクの表示が終了しないうちに次のリンクをクリックすると、コンソールから例外が送出される

解決策 : 最初のページの表示が終了してから、別のリンクをクリックします。

2.0


CR222870

転送アクセス制御ポリシーまたはサービス アクセス制御ポリシーの詳細表示ページで [保存] をクリックしても、ブラウザに引き続き同じページが表示される

[セキュリティ コンフィグレーション] モジュールの転送ポリシーまたはサービス ポリシーの詳細表示ページで [保存] をクリックすると、[プロキシ サービスのアクセス制御] ページに戻らずに引き続き同じページがブラウザに表示されます。

解決策 : 左側のナビゲーション ペインで、[セキュリティ コンフィグレーション] の下にある [アクセス制御] を選択します。[プロキシ サービスのアクセス制御] ページが表示されます。ページ上部のナビゲーション リンクをクリックして、[プロキシ サービスのアクセス制御] ページに移動することもできます。

2.0

2.1

CR227616

WebLogic Server 管理者だけがアクセス制御ポリシーを定義できる

AquaLogic Service Bus リソースのアクセス制御ポリシー (転送レベルの HTTP または HTTPS プロキシ サービス アクセス制御ポリシーとプロキシ サービス ポリシー) を管理できるのは、WebLogic Server に組み込まれている Administrator ロールのユーザだけです。これらのポリシーをコンフィグレーションするには、WebLogic Server 管理者として AquaLogic Service Bus Console にログインし、[セキュリティ コンフィグレーション] モジュールの [アクセス制御] を選択します。

2.0


CR230763

アラートを削除しても、[アラート概要] ページのアラート数がすぐに減少しない

[モニタ] モジュールでアラートを削除したときに、[アラート概要] ページのアラート数がすぐに減少しない場合があります。この動作は、大量のアラートが生成されている場合に発生します。このようになるのは、アラートが生成されるとき、データ レコードはメモリ キャッシュに格納され、一定時間が経過してからリポジトリに書き込まれるためです。コンソールでアラートを削除すると、メモリ キャッシュ内のアラート レコードに、アラート リポジトリでの削除のマークが付けられます。このマークが付いたレコードがメモリ キャッシュからリポジトリにフラッシュされるまでに遅延が生じるため、削除されたアラートは、メモリ キャッシュからのフラッシュが完了するまでコンソールに表示されます。

解決策 : アラートを削除した後でコンソールを更新します。2 ~ 3 分後に、削除されたアラートはアラート数に含まれなくなります。

2.0

2.1

CR230873

資格の用途について無効な選択を行うと空白のページが表示される

[セキュリティ コンフィグレーション] モジュールの [資格] セクションにある [資格の用途] ドロップダウン リストで無効な選択を行うと、空白のページが表示されます。

解決策 : ブラウザの [戻る] ボタンをクリックし、[資格の用途] ドロップダウン リストで他の項目を選択します。

2.0

2.1

CR231616

JMS プロキシ サービスの [要求エンコーディング] の値は必須

TextMessage を送信する JMS プロキシ サービスの [要求エンコーディング] フィールドに値を指定する必要はありません。テキストまたは XML プロキシ サービスのデフォルトは UTF-8 ですが、着信要求では、JMS プロキシ サービスでバイトまたはテキスト メッセージを受信する場合があります。プロキシ サービスで BytesMessage を受信する可能性があるため、受信したバイトを正しく解釈するにはエンコーディング情報が必要です。この問題を回避するには、UTF-8 や UTF-16 などの Unicode ベースのエンコーディングを使用することをお勧めします。

2.0


2.1

CR233186

[レポート] モジュールでメッセージをフィルタする場合、開始時刻と終了時刻は少なくとも 1 分以上離れた時刻にする必要がある

[レポート] モジュールで検索フィルタを使用してメッセージを取得またはパージする場合、特定の 1 分間のメッセージをフィルタするために開始時刻と終了時刻に同じ時刻を指定すると、その時刻のタイムスタンプのレポート メッセージがあっても、検索フィルタはメッセージを 1 つも返しません。たとえば、開始時刻と終了時刻に午後 7 時 10 分と指定すると、この時刻のタイムスタンプが付いたメッセージが返されません。この問題が発生するのは、データベースではメッセージのタイムスタンプが秒まで保持されるのに対し、AquaLogic Service Bus Console ではメッセージのタイムスタンプが分までしか表示されないためです。

解決策 : 終了時刻に、開始時刻の少なくとも 1 分後の時刻を指定します。たとえば、開始時刻に午後 7 時 10 分と指定し、終了時刻に午後 7 時 11 分と指定した場合、午後 7 時 10 分から午後 7 時 10 分 59 秒までのタイムスタンプが付いたすべてのメッセージが返されます。

2.0



CR234094

管理対象サーバの再起動後に、報告されるメッセージ数とアラート数が減少する

クラスタ内の管理対象サーバを停止して再起動した場合、ダッシュボードのモニタ概要ページに表示されるメッセージ数とアラート数が、管理対象サーバがダウンする前に表示されていた数より少ない場合があります。ディスクに書き込まれ、障害が発生した後で回復されるのは、統計の概要情報だけであるため、サーバの再起動時にはデータの一部を概算する必要があります。このため、数が少し減少する場合があります。集約間隔の時間が完全に経過した後、再び正確な数が表示されます。

2.0


2.1

CR235412

CR234878

アラート ルールの有効期限日に指定できる年号は下 2 桁のみ

[新しいアラート ルール - 全般的なコンフィグレーション ] ページの [ルールの有効期限] フィールドのフォーマットは MM/DD/YY です。4 桁の年号を入力すると、その値は正しく保持され、このルールは入力された日付で正しく評価されます。しかし、AquaLogic Service Bus Console では、入力された日付の年号の下 2 桁だけしか認識されず、このルールに [期限切れです] という間違ったフラグが設定される可能性があります。したがって、12/21/2100 と入力した場合、この有効期限は AquaLogic Service Bus Console で 12/21/00 と解釈され、[期限切れです] というマークが付けられますが、このルールは実行時に正しく評価されます。

CR235412 を参照

また、過去の日付を 2 桁の年号で入力した場合、その日付は AquaLogic Service Bus Console では正しく期限切れとして表示されますが、誤って次の世紀の年号として保持され、このルールは実行時に期限切れと見なされません。たとえば、06/28/05 と入力した場合、この日付は AquaLogic Service Bus Console では正しく期限切れとして表示されますが、誤って 06/28/2105 として保持され、実行時の評価が行われます。

CR234878 を参照

2.0


2.1

CR235004

Web サービス セキュリティ エラーがメッセージ エラー カウンタでカウントされない

ビジネス サービスで WS-Security エラーが発生した場合、[サービスのモニタの詳細] ページのセキュリティ エラー数だけが増加し、全体のエラー カウンタではカウントされません。つまり、WS-Security エラーが考慮されないため、表示される成功率は実際の成功率より高くなります。

2.0


2.1

CR235005

クラスタ内の管理対象サーバを再起動すると、集約サーバがデプロイされている管理対象サーバが [サーバ概要] パネルに表示されない

クラスタ内の管理対象サーバを停止して再起動した場合、集約サーバがデプロイされている管理対象サーバがダッシュボードの [サーバ概要] パネルに表示されないことがあります。

解決策 : まず、その管理対象サーバを停止し、次に管理サーバを停止して再起動して、その後に管理対象サーバを再起動します。これで、集約サーバがデプロイされている管理対象サーバが [サーバ概要] に表示されます。

2.0

2.1

CR235011

条件が true のままで長時間経過すると、[条件がクリアされるまでに 1 回] 発動されるように設定されたアラート ルールは、ずっとアクティブになっていても、何も表示されない

[条件がクリアされるまでに 1 回] 発動するようにアラート ルールをコンフィグレーションすると、アラートは条件が最初に true になったときに発動されます。次に発動されるのは、条件をリセットして再び true に評価されたときです。アラートのタイムスタンプ (アラートが発生した日時) は変わりません。このため、数時間または数日にわたって条件が true の場合、条件に対して生成された 1 つのアラートの表示は、ダッシュボードの [アラート概要] リストの下に移動するため、このアラートがまだアクティブであることがわからなくなります。

2.1


CR236033

Windows 2003 Server のデフォルトのブラウザ オプションによって、AquaLogic Service Bus Console の左側のナビゲーション ペインのリンクをクリックするとブラウザの JavaScript エラーが発生する

Windows 2003 Server では、[インターネット オプション] の [セキュリティの設定] が [] に設定され、アクティブ スクリプトが無効になっています。これによって、AquaLogic Service Bus Console の左側のナビゲーション ペインのリンクをクリックするとブラウザ エラーが発生します。

解決策 : [インターネット オプション] の [セキュリティの設定] で [アクティブ スクリプト] の設定を [有効にする] に変更します。AquaLogic Service Bus のコンソール ページでは JavaScript を使用するため、ブラウザで JavaScript が有効になっていることを確認してください。

2.0



CR248068

テスト コンソールで無効なファイル名を指定すると JavaScript エラーが発生する

XQuery または XPath 式のテスト コンソールを、Windows XP 上の Internet Explorer で使用するとき、存在しないファイル名を指定すると JavaScript エラーが返されます。これは、Windows XP SP2 の Internet Explorer の制約です (http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;892442)。

解決策 : なし。ファイルを選択するときは、常に [参照] ボタンを使用して、有効なファイル名を選択してください。

2.0


CR248432

JMS ビジネス サービスを登録するときは、WSDL の JMS URI を手動で編集する必要がある

AquaLogic Service Bus に JMS ビジネス サービスを登録する場合、WSDL ファイルの URI をサービス定義に追加するときに、手動で編集する必要があります。URI の形式は次のとおりです。

jms://<host>:<port>/<connection-factory>/<jms-resource>

2.1


CR250914

[サービス モニタの詳細] が 100% にならないことがある

AquaLogic Service Bus Console で [サービス モニタの詳細] を使用するとき、[成功率] と [失敗率] の合計が 100% にならないことがあります。場合によっては、これらの成功率および失敗率をレポートするときに +/- 1% の誤差が発生します。

2.1


CR253979

動的 WSDL のエンドポイントURL

クラスタ ドメインでは、AquaLogic Service Bus は、動的 WSDL の生成時に、サーバまたはクラスタのコンフィグレーションに基づいてエンドポイント URL を書き換えます。フロントエンド HTTP ホスト/ポート (または HTTPS エンドポイントのフロントエンド HTTPS ホスト/ポート) が指定された場合は、それが使用されますが、それ以外の場合は管理対象サーバのホストまたはポートが使用されます。クラスタ ドメインでは、フロントエンド HTTP または HTTPS ホスト/ポートを割り当てることを強くお勧めします。

2.1


CR254231

アラート ルールが新たにインポートされたルールで置き換えられる

既存のアラート ルールと同じ ID のアラート ルールをインポートし、インポートしたアラート ルールが別のサービスと関連付けられていると、アラート ルールの動作が矛盾します。

解決策 : アラート ルール ID が同じだが異なるサービスに関連付けられているアラート ルールを含むコンフィグレーションは、インポートしないでください。

2.1


CR255038

クラスタ環境で、あるサーバの間隔が期限切れになっても別のサーバの間隔が期限切れでない場合、アラートが発動しない

現在、アラート クエリでは、集約間隔が期限切れになったデータ セットのみが処理されます。このため、クラスタ環境では、ノードに存在する有効なデータが、間隔が期限切れになっていないサーバで無視されることがあります。これは、サーバの起動時と、これからデータを受け取るサーバの最初の集約間隔でのみ発生します。あるサーバがすでにデータを受け取り、サンプリング サイクルが開始しているが、別のサーバのサンプリング サイクルはまだ開始していない場合です。

2.1


CR255059

英語バージョンが日本語、韓国語または中国語簡体字のブラウザで使用されると「404-Not Found」メッセージが表示される

AquaLogic Service Bus の英語バージョンを、言語が日本語、韓国語または中国語簡体字に設定されたブラウザで使用するようにインストールすると、ユーザがコンソールの [More Info] ボタンをクリックしたときに 404 メッセージが表示されます。

解決策 : ローカライズ版をインストールするか、ブラウザの言語を [英語 [en]] に設定します。

2.1


CR255571

[ユーザ管理] でテキストの前にワイルドカードを指定するとワイルドカード検索が機能しない

AquaLogic Service Bus Console の [ユーザ管理] ページでテキストの前にワイルドカードを指定すると、ワイルドカード検索が機能しません。たとえば、「*de」と指定した場合です。

解決策 : 検索でワイルドカードを使用するときは、テキストの最後にワイルドカード文字を指定してください。たとえば、「de*」と指定します。

2.1


CR255685

クラスタ環境では特定の条件でアラートが重複して生成される

クラスタ環境を使用するとき、サービスに設定された集約間隔が短く、そのサービスに定義されたアラート ルールに設定された集約間隔がかなり長い場合、同じアラート集約間隔に対してアラートを重複して受け取ることがあります。各サーバの起動のタイミングのために、管理対象サーバで実行しているアラート タイマーが同期しなくなると、この問題が発生することがあります。

2.1


CR256432

同じフォルダに同じ名前のプロキシ サービスやビジネス サービスがあると、アラートの問題が発生する

同じフォルダに格納されているサービス (タイプに関係しない) の名前が同じ場合、アラートが正常に機能しません。

解決策 : 同じフォルダに格納するサービスにはユニークな名前を付けてください。

2.1


BEA WebLogic Server Administration Console

問題 ID

説明

検出

修正

CR227120

WebLogic Server Administration Console でデフォルト ID アサーション プロバイダをコンフィグレーションする場合、[デフォルト ユーザ名マッパーを使用] オプションを選択する

WebLogic Server Administration Console で、次の手順で表示されるページから DefaultIdentityAsserter をコンフィグレーションする場合、有効な config.xml ファイルを生成するには、[デフォルト ユーザ名マッパーを使用] オプションを指定する必要があります。

[セキュリティ レルムrealmプロバイダDefaultIdentityAsserterプロバイダ固有]

[デフォルト ユーザ名マッパーを使用] オプションを選択しない場合は、[ユーザ名マッパーのクラス名] を指定しておく必要があります。

解決策 : [デフォルト ユーザ名マッパーを使用] オプションと [ユーザ名マッパーのクラス名] オプションのいずれも設定しない場合は、次の方法で実行時にこの問題を解決できます。

    1. 管理サーバを停止します。

    2. config.xml ファイルを手動で編集し、use-default-user-name-mapper の値を true に設定します。

    3. 管理サーバを起動します。

    4. WebLogic Server Administration Console にログオンし、ID アサーション プロバイダを正しくコンフィグレーションします。

2.0


BEA XQuery Mapper

問題 ID

説明

検出

修正

CR222617

制約ビューの式のボックスに式を貼り付けるとエラーが発生する

制約ビューの式の左辺または右辺のボックスに式を貼り付けると、コンパイル エラーが発生します。

解決策 : 式の左辺または右辺のボックスに式を貼り付けるのではなく、入力します。

2.0


CR223103

無効になっているノード リンクの削除操作を元に戻しても元に戻らない

マップされたリンクを持つターゲット ノードを無効にします。無効にしたノードのマップされたリンクを削除します。ここで、XQuery Mapper の [Undo] ボタンをクリックします。無効にしたターゲット ノードのリンクは元に戻りません。失われています。

解決策 :Ctrl〕を押しながら〔Z〕を数回押すと、元に戻す処理が行われます。

2.0


CR223388

再起的な要素では、テスト ビューでソース データが正しく生成されない

再帰的な要素の生成データは空です。そのため、このような生成された再帰的な要素を使用する場合、結果のデータは実行時のテスト ビューでも空になります。

解決策 : 生成されたデータを修正してからクエリを実行します。

2.0


CR225324

プロパティ エディタの [式の変数] ペインに変数のプロパティが表示されない

デザイン ビューのノードとは異なり、プロパティ エディタの [式の変数] ペインで変数をクリックしても、変数のプロパティが表示されません。

解決策 : [式の変数] ペインの変数にマウスを置くとプロパティが表示されます。

2.0

2.1

CR225380

[式の変数] ペインを閉じてから再起動しても、ファイルの現在の変数に更新されない

XQuery ファイルを開きます。ここで、[式の変数] ペインの [x] ボタンをクリックして、このペインだけを閉じ、再起動します。このビューは空白になり、現在の XQuery ファイルの変数は表示されません。

解決策 : デザイン ビューでいずれかのターゲット ノードをクリックして、[式の変数] ペインを更新します。

2.0

2.1

CR225672

デザイン ビューでネームスペースの変更を回復できない

XQuery ファイルを開いたままスキーマ ファイル (XQuery ファイルで使用される) のネームスペースを変更すると、ユーザがデザイン ビューに切り替えたときにこの変更を回復できません。

解決策 : XQuery ファイルを閉じ、プロジェクトを更新してから再び XQuery ファイルを開きます。

2.0



CR225715

MFL データのテストで未使用の XML ファイルは必須ではない

トランスフォーメーション ファイルに入力として XML スキーマと非 XML スキーマの両方が関連する場合、XML スキーマは出力ではマップされない場合でも、このようなトランスフォーメーションのテストを行うには、XML と MFL (非 XML 型) の両方のソース データが使用可能であることが必要です。ただし、これは XML のみのトランスフォーメーションの場合はあてはまりません。

2.0



CR225903

非 XML ファイル間に結合リンクがあると、結果データが正しくない

結合リンクがあると、非 XML 要素の結果のデータが正しくありません。結合リンクを削除すると、結果のデータが正しく生成されます。

2.0



CR226069

ターゲット ノードを選択すると If-Then-Else 式が表示されない

If-Then-Else 式があるターゲット ノードをクリックしても、この式が表示されません。ただし、この問題が発生するのは、XQuery ファイルを開いて最初にノードを選択したときだけです。

解決策 : いずれかのターゲット ノードをクリックしてから、必要なターゲット ノードをクリックします。

2.0


CR227845

ユーザ インタフェースで組み込み XQuery 関数のシグネチャが最新のシグネチャに更新されていない

XQuery Mapper の一部の組み込み関数については、2004 XQuery 仕様ではなく 2002 XQuery 仕様に基づくシグネチャが表示されます。

2.0


2.1

CR231623

[データの生成] で、すべての choice のデータが生成される

choice 要素は、多くの choice の中から、一度に 1 つのデータの choice だけを受け入れます。テスト ビューで [データの生成] を選択すると、choice 要素のすべてのケースのデータが生成されます。そのため、choice 要素のデータが生成されると検証エラーが発生します。

解決策 : データを生成する要素以外のすべての要素を削除します。

2.0



CR234550

テスト ビューでサイズの大きい XQuery ファイルを開く場合の問題

テスト ビューでサイズの大きい XQuery ファイルを開こうとすると、「初期化しています。お待ちください...」というメッセージが表示されて XQuery Mapper がハングする場合があります。

解決策 : XQuery ファイルを閉じて、再び開きます。ファイルを開く処理の途中でビューを切り替えないでください。

CR250692 を参照

2.0


CR234559

XQuery Mapper のオンライン ヘルプのサンプル ドキュメントに表示されている出力データが間違っている

XQuery Mapper を使用したデータの変換』に誤りがあります。Eclipse XQuery Mapper オンライン ヘルプのサンプル「キー フィールドによるグループ XQuery 構文の作成」の「サンプル コード 3-3 出力データのサンプル」に表示されているデータが間違っています。

解決策 : このエラーは、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs にあるドキュメント バージョンでは修正されています。http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/alsb/docs20/dtguide/dtguideMapExamples.html にあるサンプル「キー フィールドによるグループ XQuery 構文の作成」を参照してください。

2.0


2.1

CR234857

結合条件 OR の AND への変更が機能しない場合がある

Eclipse で、ターゲット ノード項目をクリックし、いずれかの [or] を右クリックして、ポップアップ メニューの [結合条件を AND に変更] を選択します。何も変更されません。

注意 : この問題は常に発生するわけではありません。偶発的な問題です。

2.0



CR234891

[データ リンクを構造リンクに変換] オプションがコピー リンクの右クリック メニューに表示されない

コピー リンクを右クリックしたときに、[データ リンクを構造リンクに変換] オプションが右クリック メニュー オプションに表示されません。

解決策 : コピー リンクを削除して、いずれかの子要素と子要素の間にリンクを作成します。次に、親要素と親要素の間にリンクを作成します。これが構造的なリンクになります。子要素と子要素のリンクは削除します。

2.0


CR234961

コピー リンクの右クリック メニューで [コードの表示] オプションを選択してもコードが表示されない

コピー リンクを右クリックして [コードの表示] オプションを選択しても、関連するコードがソース ビューに表示されません。

解決策 : [ソース] タブをクリックして手動でソース ビューに切り替えます。

2.0


CR250692

サイズの大きいスキーマで新しい XQuery トランスフォーメーションを作成すると Mapper が突然終了する

サイズの大きいスキーマを使用する、多くの入力が含まれた XQuery ファイルを XQuery Mapper で開けなくなります。

解決策 : スキーマの入力数を制限します。

2.1


CR252888

非 XML から XML および XML から非 XML にデータを転送するときに、コピー リンクを作成できない

非 XML から XML、および XML から非 XML にデータを転送するとき、ソースの型とターゲットの型の両方でデータ構造が似ていてもコピー リンクが作成されません。

解決策 : 親要素と親要素の間にリンクを作成します。このリンクを右クリックし、[自動マップ] オプションを選択します。

2.1


CR252895

実行時に非 XML 結果データの日付フォーマットを検証できない

結果が非 XML の場合、テスト ビューで日付フォーマットが検証されません。これは、XML から非 XML へのトランスフォーメーション特有の問題です。

2.1


CR252944

ターゲットが非 XML の場合にネームスペース プレフィックスが生成されない

ターゲットが非 XML の場合、ターゲット ネームスペース プレフィックスが XQuery ソースに正常に生成されません。このため、テスト ビューで XQuery を実行するとにエラーが発生します。

解決策 : ソース ビューで、メインの XQuery 関数の element() にターゲットの型を指定し、各ターゲット要素のネームスペース プレフィックスを追加します。

2.1


 

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