リリース ノート

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BEA AquaLogic Service Bus リリース ノート

このドキュメントは、以下のトピックで構成されています。

注意 : BEA AquaLogic™ Service Bus ドキュメントを含む、BEA の全製品のマニュアルは、BEA Products のドキュメント Web サイトで利用できます。

 


BEA AquaLogic Service Bus について

BEA AquaLogic Service Bus は、異なるサービス間の対話を接続、管理、および中継するエンタープライズ クラスのサービス バスです。AquaLogic Service Bus を使用すると、サービスのコンフィグレーション、統合、およびデプロイメントを迅速に行うことができ、SOA における共有サービスの管理を簡略化することができます。

AquaLogic Service Bus はポリシー駆動で、サービス クライアント (サービス コンシューマ) とビジネス サービス (サービス プロバイダ) の間の疎結合を可能にします。また、セキュリティ制御、モニタ、サービス レベル アグリーメント (SLA) の適用を 1 か所で行うことができます。サービス統合の関係を変更すると、コードではなくコンフィグレーションを通じて動的に実装されるため、セキュリティ、サービスの場所、可用性、データ フォーマット、モニタ、転送、通信などに関するサービス アーキテクチャを進化させたり、カスタマイズすることができます。

AquaLogic Service Bus は、会社のメッセージング構成の一部として、多数のアプリケーションおよびシステムで共用でき、場合によっては (異なるチームによって構築された) サービス実装を異なる部署にまたがって適用することも可能です。AquaLogic Service Bus では、管理機能とサービス実装が分離されているため、ビジネスの要求に応じて実装だけを動的に進化させることができ、コストのかかるインフラストラクチャの開発作業は不要です。

AquaLogic Service Bus の概念とアーキテクチャの詳細については、『BEA AquaLogic Service Bus 概念とアーキテクチャ』を参照してください。

 


AquaLogic Service Bus の新機能

AquaLogic Service Bus 2.5 は、以下の 4 つの主要な領域において効果的な新機能を実装しています。

以下の節では、AquaLogic Service Bus 2.5 に関する新機能について説明します。

動的ルーティングによるコンフィグレーションの簡略化とスケーラビリティの向上

AquaLogic Service Bus 配布機能を使用すると、完全に分散したピアツーピア ネットワークを介して通信できる自律的な異種 ESB インスタンスを、効果的かつ柔軟にコンフィグレーションできます。これらの ESB はすべて互いを認識するか、中心的な ESB を介していて、すべての ESB に対するガバナンスや一元的な調整に対応できます。

AquaLogic Service Bus 2.5 は、新しい動的ルーティング機能を使用して連携ネットワークのコンフィグレーションを簡略化します。新しいサービスがいずれかの部署に供給される場合、各呼び出し側の ESB 内のプロキシ サービスではなく、ルーティング テーブルの更新のみが必要となります。プロキシ サービスがメッセージをルーティングする送り先のサービスの特定は、実行時にルーティング テーブルを介して行われます。個々の部署は他の部署のサービスについて把握する必要はありません。また、他の部署のサービスに対する個別のルーティング ポリシーをコンフィグレーションする必要もありません。

『ユーザーズ ガイド』の「AquaLogic Service Bus でのメッセージ フローの作成」を参照してください。

ユース ケースを改善し SNMP 送り先を追加するアラート機能

以前の AquaLogic Service Bus のメッセージ アラートは、集約されたサービス レベル アグリーメント (Service Level Agreement : SLA) に基づいていましたが、AquaLogic Service Bus 2.5 では、メッセージ コンテキスト、メッセージ ID、またはメッセージ処理ロジックに基づいてアラートをコンフィグレーションすることができます。プロキシ サービス パイプラインの内部にアラートを作成できるため、柔軟性が向上し、メッセージの処理中にユーザにアラート条件が通知されるよう制御できます。『ユーザーズ ガイド』の「モニタ」を参照してください。

また、AquaLogic Service Bus 2.5 では、アラート機能が SNMP 送り先にも拡張されたため、サービス バス アラートを Enterprise System Monitoring ツールに伝播させることが可能です (AquaLogic Service Bus 2.5 は BMC Patrol での動作が確認されています)。「サービス間で再利用可能な新しいリソース」を参照してください。

UDDI へのサービスの自動パブリッシュと再利用の促進

UDDI 統合により、AquaLogic Service Bus 2.5 ではサービスの再利用とガバナンスが大幅に強化されています。AquaLogic Service Bus で作成または変更されたサービスは、自動で UDDI にパブリッシュすることができます。UDDI レジストリでこれらのサービスが変更された場合、AquaLogic Service Bus ユーザは通知を受け取り、再同期を行うよう求められます。AquaLogic Service Bus 2.1 と同様に、サービスは AquaLogic Service Registry での動作が確認されています。

『ユーザーズ ガイド』の「UDDI」および「AquaLogic Service Registry」を参照してください。

拡張性オプションを使用した ESB コンフィグレーションのカスタマイズ

AquaLogic Service Bus 2.5 では、Java 終了メカニズム、カスタム転送 SDK、および公開された JMX モニタリング API という 3 つの新しいオプションにより、カスタマイズ機能が拡張されています。

既存の Java 実装を利用する Java 終了メカニズム

AquaLogic Service Bus 2.5 は、Java 終了メカニズムを実装しているため、Java コールアウト アクションを使用して POJO (Plain Old Java Object、通常の従来型 Java オブジェクト) をコールアウトし、プロキシ サービス内からカスタム Java コードを呼び出すことができます。この終了メカニズムは完全なコンフィグレーション駆動であるため、メッセージ処理中にコールアウトされる Java オブジェクトを記述およびコンフィグレーションすることができます。POJO からは静的メソッドにアクセスすることが可能です。POJO およびそのパラメータは、設計時に AquaLogic Service Bus Console に表示されます。このパラメータは、メッセージ コンテキスト変数にマップすることができます。終了メカニズムからの戻り値は、パイプライン内で行われるその後のメッセージ処理に利用できます。トランザクションおよびセキュリティ セマンティクスは、コールを介して伝播されます。

『ユーザーズ ガイド』の「Java コールアウトおよび POJO を使用した拡張性」を参照してください。

カスタム接続性オプションを完全に統合するカスタム転送 SDK

カスタム転送 SDK 機能を使用すると、AquaLogic Service Bus に組み込まれている転送を介した接続ではなく、カスタム接続性オプションを追加することができます。SDK で実装されたカスタム転送は、設計時コンソール機能 (コンフィグレーション)、モニタ機能、実行時機能 (QoS、セキュリティ、パフォーマンス、モニタ、トランザクション) といった AquaLogic Service Bus の機能と完全かつシームレスに統合されています。参照用に、転送 SDK や TCP/IP ソケットを使用する実装のサンプルが用意されています。

転送 API の詳細については、AquaLogic Service Bus の Javadoc を参照してください。

サードパーティのコンソールにメトリックを提供する、公開された JMX モニタリング API

JMX モニタリング API は、メトリックの取得を行うためのポーリング インタフェースです。この API を公開することで管理パートナの統合が可能になり、独自のモニタリング コンソールを使用しているユーザも、パフォーマンス解析のためにメトリックを表示できるようになります。

エンドポイントへの接続性を拡張する転送

AquaLogic Service Bus 2.5 では、EJB over RMI および Tuxedo という 2 つの転送方式を新たに採用しているため、既存の EJB や Tuxedo 環境を有効に活用することができます。

EJB over RMI 転送

EJB over RMI 転送では、ビジネス サービスを EJB として表すことができます。サービスは完全なコンフィグレーション駆動で、コーディングを必要としません。EJB の WSDL 自動生成オプションを使用すると、SOA の推進が容易になります。RMI/IIOP プロトコルを実装している EJB over RMI 転送は、J2EE EJB をサポートするように設計されています。ただし現時点では、BEA WebLogic Server 8.x および 9.x EJB に関してのみ認定されています。

注意 : 現在、この機能は発信 EJB のみをサポートしています。そのため、プロキシ サービスはこの転送を介して EJB にコールアウトすることができます。着信 EJB 転送 (プロキシ サービスを EJB として公開) はサポートされていません。

『ユーザーズ ガイド』の「EJB 転送」を参照してください。

Tuxedo 転送

Tuxedo 転送を使用すると、Tuxedo ドメインと AquaLogic Service Bus の間で、サービスへの安全かつ高パフォーマンスの双方向アクセスが保証されます。SOA を段階的に導入しつつ、この転送によって Tuxedo 上の多数のレガシー サービスを実行および再利用できるようになります。リモート Tuxedo ドメインに ATMI サービスを介在させ、企業全体にわたる再利用を可能にしたり、AquaLogic Service Bus パイプライン内で Tuxedo ATMI サービスをビジネス サービスとして認識させることができます。Tuxedo 転送は、AquaLogic Service Bus コンフィグレーション、管理、およびモニタ コンソールと完全に統合されています。この転送は、発信および着信サービス、QoS、ID の伝播、トランザクション セマンティクス、Tuxedo FML および View バッファ タイプのトランスフォーメーションをサポートしています。

Tuxedo の相互運用性ソリューション』を参照してください。

サービス間で再利用可能な新しいリソース

AquaLogic Service Bus 2.5 では、以下のリソース タイプが新たにサポートされています。

JAR リソース

JAR ファイルは、再利用可能な AquaLogic Service Bus リソースとして登録することができます。Java コールアウト アクション、EJB ベースのビジネス サービス、および Tuxedo ベースのビジネス サービスで使用されます。

既存の Java 実装を利用する Java 終了メカニズム」および「エンドポイントへの接続性を拡張する転送」を参照してください。AquaLogic Service Bus での JAR ファイルの役割の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「JAR」を参照してください。

アラート送り先リソース

アラート送り先リソースは、AquaLogic Service Bus からのアラート通知を受信できる受信者のリストを取り込みます。一般的なシステム モニタ コンテキストでは、AquaLogic Service Bus により生成されたアラートは、限られたユーザのセットに対して非常に有用です。指定されたコンテキストに応じて、それぞれのアラート送り先リソースに受信者のセットが含まれるよう設定できます。アラート送り先は、メッセージ フローで設定されたアラート アクション、および SLA アラート ルールで使用されます。アラート送り先は、サービスのアラート コンフィグレーション全体で再利用でき、1 つまたは複数の送り先のタイプ (コンソール、レポート データ ストリーム、SNMP トラップ、電子メール、JMS キュー、JMS トピック) を含めることができます。電子メールおよび JMS 送り先の場合は、送り先リソースに電子メール アドレスまたは JMS URI のリストをそれぞれ含めることができます。

『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「アラート送り先」を参照してください。

JNDI プロバイダ リソース

JNDI プロバイダをコンフィグレーションし、システム リソースとして AquaLogic Service Bus で利用できます。JNDI プロバイダは、通信プロトコル、およびリモート サーバへのアクセスに関するセキュリティ資格を定義し、AquaLogic Service Bus に含まれる多数のプロキシ サービスで再利用できます。

『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「システムの管理」の「JNDI」の節を参照してください。

SMTP サーバ リソース

SMTP サーバ リソースは、電子メール送り先、ポート番号、および認証資格 (必要な場合) に対応する SMTP サーバのアドレスを指定するグローバル リソースです。

『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「システムの管理」の「SMTP」の節を参照してください。

メッセージ フロー設計を向上させる新しいアクション

アクションを使用すると、パイプラインやプロキシ サービスのルート ノードのメッセージ フローを設計およびコンフィグレーションできます。AquaLogic Service Bus 2.5 では、以下のような新しいアクションが提供されています。

『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「プロキシ サービス : アクション」を参照してください。

JMS 要求/応答でサポートされている新しいデザイン パターン

JMS メッセージ ID と JMS 相関 ID (デフォルト) という 2 つのデザイン パターンのいずれかを使用して、JMS 要求/応答ビジネス サービスまたはプロキシ サービスを定義することができます。転送方式固有のデータである $outbound を除き、JMS 要求/応答と HTTP 要求/応答のメッセージ フローの間に違いはありません。

JMS メッセージ ID を使用すると、応答は JMSReplyTo プロパティで指定されたキューに動的に送付されます。要求および応答は、メッセージ ID プロパティを使用して関連付けられます。キューはクライアントのサーバに固有であるため、異なるクライアントへの応答は異なるキューに送付されます。複数の WebLogic クライアント ドメインで JMS 要求/応答を使用してターゲットの WebLogic ドメインを呼び出す場合、MessageID パターンにより、要求キューと応答キューの両方をストア アンド フォワード (SAF) キューとして設定することができます。

相関 ID を使用すると、呼び出されたサービスは固定キューに対して応答します。要求および応答は、相関 ID プロパティを使用して関連付けられます。メッセージを送信するクライアントの数に関わらず、常に同じキューに応答が届きます。

JMS と WebSphere の相互運用性ソリューションの「JMS 要求/応答のメッセージ ID と相関 ID のパターンについて」を参照してください。

コンフィグレーション オプションを拡張するセキュリティの更新

AquaLogic Service Bus 2.5 では、セキュリティ機能に関して以下のような更新および強化が行われています。

サービス アカウントおよびプロキシ サービス プロバイダの更新

AquaLogic Service Bus 2.5 では、サービス アカウントおよびプロキシ サービス プロバイダの機能が以下のように強化されています。

プロキシ サービス、ビジネス サービス、およびパイプラインの更新

プロキシ サービス、ビジネス サービス、およびパイプラインの更新内容は、以下のとおりです。

その他のセキュリティ機能の更新

AquaLogic Service Bus 2.5 のその他のセキュリティ機能の更新は、以下のとおりです。

非推奨セキュリティ機能

以下のセキュリティ機能は廃止予定であるため、AquaLogic Service Bus 2.5 では推奨されません。

AquaLogic Service Bus 2.5 で WS-Security 認証用の X.509 資格が削除された理由

AquaLogic Service Bus の以前のリリースでは、キーペア資格をプロキシ サービス プロバイダに追加して、以下のタイプのセキュリティ要件のサポートに使用することができました。

プロキシ サービスまたはビジネス サービスの WSDL ドキュメントに、X.509 トークンを受け入れる ID アサーションを有する WS-Policy ステートメントが含まれている場合、AquaLogic Service Bus 2.1 は、セキュリティ ヘッダに X.509 トークンを持つデジタル署名なしの SOAP メッセージを受け付けていました。メッセージ受領後、セキュリティ コンテキスト確立の一環として、トークンでエンコードされた証明書が AquaLogic Service Bus ユーザにマップされました。このアクションでは、クライアントが証明書のオーナであることを証明できないため、セキュリティの脆弱性が生じます。悪意あるユーザやアプリケーションは、WS-Security X.509 トークン内のパブリック証明書を送信することで、別のユーザやアプリケーションに成り済ますことが可能でした。そのため BEA は、この脆弱性についてのセキュリティ報告をリリースしました。

AquaLogic Service Bus 2.5 では、WSS 認証にのみ使用される X.509 資格をプロキシ サービス プロバイダに含めることはできなくなりました。ただし、デジタル署名、暗号化、および SSL クライアント認証用の資格は、プロキシ サービス プロバイダに含めることができます。認証目的の X.509 トークンが含まれている要求は、証明書のプライベート キーで署名されている必要があります。AquaLogic Service Bus 2.5 は、デジタル署名がない X.509 トークンを用いた要求を拒否します。

発信用に SOAP メッセージを作成する場合、AquaLogic Service Bus 2.5 では、デジタル署名資格を使用して ID アサーションを満たします。

 


サポート対象のコンフィグレーションとシステム要件

以下の節では、AquaLogic Service Bus 2.5 のサポート対象のコンフィグレーションの概要を説明します。

サポート対象のソフトウェアおよびハードウェアのコンフィグレーション

サポートされているオペレーティング システム、データベース、ドライバ、ブラウザ、プラグイン、その他のハードウェアおよびソフトウェア要件の詳細については、『AquaLogic Service Bus 2.5 でサポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。

BEA 製品のインストールの詳細については、『BEA Products のインストールおよびコンフィグレーション マニュアル』を参照してください。

データ トランスフォーメーション ツール

AquaLogic Service Bus 2.5 をインストールすると、Eclipse 3.1 と Format Builder 用の BEA XQuery Mapper プラグイン (データ トランスフォーメーション ツール) がインストールされます。Eclipse 3.1 および Format Builder は、Windows プラットフォームでのみサポートされています。

 


確認済みの問題と解決された問題

以下の節では、AquaLogic Service Bus 2.5 の確認済みの問題と 2.5 で解決された問題について説明します。各エントリでは、問題の説明と適切な解決策が示されています。「修正」列に記載がある場合は、問題が解決されています。

実行時環境

問題 ID
説明
検出
修正
CR219708
再帰的な XQuery はサポートされていない。
プロキシ サービスを設計する場合、再帰的な XQuery 文を記述しないでください。
2.0
2.5
CR231102
Windows マシンにはシステム パスの長さに制約があるため、プロキシ サービスを Windows マシンにデプロイする場合はパスを短くする。
この制限は、応答を含む JMS プロキシ サービスとビジネス サービスの両方に該当します。生成されるプロキシ サービスの EAR ファイルはドメイン ディレクトリに作成されるため、ドメイン ディレクトリのパスを短くしておく必要があります。プロキシ サービスまたはビジネス サービスの名前を短くする必要はありません。
生成される EAR ファイルの制限は 50 文字で、null 終止符は 1 文字です。このため、単一サーバのドメインでは、ドメイン ディレクトリ パス (最後のスラッシュを含む) が 209 文字を超えることはできません。クラスタ ドメインでは、ドメイン ディレクトリ パスと管理対象サーバの名前の合計が 142 文字を超えることはできません。

注意 : パスの最大長の詳細については、次の URL にある「Maximum Path Length」を参照してください。

2.0
 
CR231843
新しい AquaLogic Service Bus ドメインが既存のドメインと同じデータベース、スキーマ、および LLR テーブルを使用している場合、そのドメインを起動できず、weblogic.transaction.loggingresource.LoggingResourceException が生成される。
ドメイン テンプレートを別のマシンに移動し、このテンプレートを使用して新しいドメインを作成すると、新しいドメインを起動できず、weblogic.transaction.loggingresource.LoggingResourceException が送出されます。以下にこのシナリオの概要を示します。
  1. 基になるドメインを作成します。
  2. 作成したドメインのサーバを起動します。この時点で、ドメインは「使用中」になります。ドメイン作成後にドメインのサーバを起動すると、そのドメインは使用中と見なされます。
  3. ドメイン テンプレートを作成します。作成するには、Domain Template Builder ツールと Configuration Wizard、pack/unpack コマンド、または Weblogic Scripting Tool をオフライン モードで使用するなど、いくつかの方法があります。
  4. ドメイン テンプレートを別のマシンに移動します。
  5. このテンプレートを使用して新しいドメインを作成します。ここでも、Domain Template Builder ツールと Configuration Wizard、pack/unpack コマンド、または Weblogic Scripting Tool をオフライン モードで使用するなど、いくつかの方法で作成できます。
  6. ドメインのサーバを起動します。新しいドメインの名前が最初のドメインと異なる場合、新しいドメインを起動できません。これは、AquaLogic Service Bus に付属の JMS レポート プロバイダがロギング ラスト リソース (LLR) オプションを使用するためです。新しいドメインは、同じデータベース、スキーマ、および LLR テーブル名を使用して LLR トランザクション レコードを保存しようとします。LLR はこれを保存できないようにして、異なるドメインが双方のテーブルを破損するのを防ぎます。LLR 機能の詳細については、『WebLogic JDBC のコンフィグレーションと管理』の「JDBC データ ソースのコンフィグレーションを参照してください。

注意 : マシンの [BEA ProductsTools] メニューから Domain Template Builder、Configuration Wizard、および WebLogic Scripting Tool にアクセスできます。これらのツールと pack および unpack コマンドは、BEA_HOME/weblogic90/common/bin ディレクトリにあります。

2.0
 
CR231843 (続き)
解決策 : 別のマシンにある同じテンプレートを使用して新しいドメインを作成するときは、同じドメイン名を使用してください。または、新しいドメインで使用する LLR テーブルの名前を変更してください。WebLogic Server Administration Console 上で、ServerMBean の JDBCLLRTableName 属性を使用してサーバ単位でコンフィグレーションできます。

注意 : 標準の WebLogic JDBC ストア テーブルには LLR と同様の保護メカニズムはありません。そのため、レプリケートしたドメインに含まれる WebLogic JDBC ストアが、ストア テーブルの名前を変更しないでコンフィグレーションされている場合、または新しいストアの接続プールに異なるデータベース ユーザおよびスキーマを使用しないでコンフィグレーションされている場合は、古いドメインと新しいドメインの両方がアクティブになっているとデータが破損します。同様に、同じ名前の WebLogic ファイル ストアで同じディレクトリを共有すると、データが破損する場合があります (警告は表示されません)。

2.0
 
CR231880
CR249881
セッションのアクティブ化処理を実行中に管理サーバがクラッシュすると、WebLogic Server の変更のロックによってそれ以降のセッションのアクティブ化が行われない。
セッションをアクティブ化するとき、AquaLogic Service Bus は WebLogic Server ロックを取得します。アクティブ化が完了するまでこのロックを保持し、完了後に (アクティブ化が成功したか失敗したかに関係なく) ロックを解放します。ただし、セッションのアクティブ化が完了する前に管理サーバがクラッシュした場合、サーバを再起動してもロックは自動的に解放されません。この場合、それ以降セッションのアクティブ化が行われません。
解決策 : WebLogic Server Administration Console にログオンし、WebLogic Server が保持しているロックを解放してください。
2.0
2.5
CR233092
[レポート] モジュールでは、サービス名が $ 形式で表示される場合がある。
AquaLogic Service Bus 2.0 の [レポート] モジュールでは、プロキシ サービス名およびビジネス サービス名が次のようなグローバル サービス名形式で格納および表示されます。
  • Proxyservice$project$service
  • BusinessService$project$service
AquaLogic Service Bus 2.5 では、JMS レポート プロバイダもグローバル サービス形式でサービス名をデータベースに格納します。ただし、このサービス名は他の AquaLogic Service Bus Console サービス表示形式に合わせて、project/service 形式で表示されます。
2.0
2.5
CR236402
サイズの大きいファイルを Windows の入力ディレクトリにコピーすると、誤ったエラーがサーバ ログ ファイルに記録される。
Windows オペレーティング システムでは、サイズの大きいファイル (例 : 100MB) をファイル転送プロキシ サービスの入力ディレクトリにコピーすると、エラー「場所 <filename> からステージ ディレクトリにファイルを移動できません。この操作を行うパーミッションが現在のプロセスにない可能性があります。」がサーバ ログ ファイルに記録されます。このようなエラーはファイルのコピー中に発生することがあります。ただし、コピー完了後、次のポーリング サイクルでは、ファイルが正常に処理されます。
2.1
 
CR241915
デフォルトの ForwardDelay が設定されている場合、単一のスタンドアロン JMS クライアントは共通分散キュー (UDQ) のすべてのメッセージを消費できない。
共通分散キューではデフォルトの ForwardDelay は -1 に設定されています。結果として、1 つのスタンドアロン JMS クライアントは UDQ のすべてのメッセージを消費できなくなります。
解決策 : 手動で ForwardDelay を正の数 (例 : 1) に設定します。
2.1
 
CR251184
特定の条件で、プロキシ サービスの [すべてのヘッダを取得] チェックボックスが無視される。
プロキシ サービスの [すべてのヘッダを取得] チェックボックスが無視されるのは次の 2 つの場合です。
  • プロキシ サービスが別のプロキシ サービスを呼び出しているとき
  • テスト コンソールがプロキシ サービスを呼び出しているとき
どちらの場合も、チェックボックスの選択状態に関係なくヘッダが渡されます。
2.1
2.5
CR254608
モニタ ロールのユーザが、AquaLogic Service Bus Console から WebLogic Server のロール ポートレットにアクセスしようとすると、UIControlException が発生する。
AquaLogic Service Bus は、ロールの作成、表示および編集に WebLogic Server のロール ポートレットを使用します。ただし、WebLogic Server では、WebLogic Server 管理者ロールのメンバーでないユーザにはポートレットの表示を許可していません。ログインしたユーザのロールに基づいてナビゲーション ポートレットを無効にするフィルタ メカニズムはないため、AquaLogic Service Bus のユーザは WebLogic Server のロール ポートレットを表示できますが、UIControlException が生成されます。
2.1
2.5
CR254750
[UDDI にパブリッシュ] でサービスを AquaLogic Service Registry にパブリッシュすると、断続的にエラーが返される。
プロキシ サービスをパブリッシュするとき、1 つ以上のサービスについて、メッセージ「CannotCreate Premature end of file encountered」を含むエラーを受け取ることがあります。ただし、エラーが報告されてもプロキシ サービスは正しくパブリッシュされます。
解決策 : AquaLogic Service Registry Business Service Console を使用して、プロキシ サービスが正常にパブリッシュされたことを確認します。
2.1
 
CR255246
初回のアラート発生時は、アラート ルールの集約間隔で指定された期間が終了する前にアラートが発生する。
2.1
 
CR256408
JMS 転送プロバイダで特定の有効な URL がサポートされない
複数のホスト名で同一のポートを使用することができます。次の例では、同じポートを使用する WebLogic Server インスタンスのリストが指定されています。
ht.put(Context.PROVIDER_URL,"t3://acme1,acme2,acme3:7001")
ただし、現在、JMS 転送プロバイダでは各ホスト名の後にポート番号があると見なします。
解決策 : ホスト名の後にポート番号を明示的にリストすることができます。
2.1
 
CR256419
プロキシ サービスのエンドポイント URI がフォワード スラッシュ文字で始まっていないと、AquaLogic Service Registry でそのサービスのエンドポイント URL が不正となる
UDDI にパブリッシュされたプロキシ サービスのアクセス ポイントが、http://machinename:7001myProxyURI のように誤った形式になっています。host:port とパスの間の区切り記号がありません。
解決策 : プロキシ サービスを作成するときに、[エンドポイント URI] フィールドに入力する値を、/myProxyURI のようにスラッシュ (/) で始めるようにします。
2.1
2.5
CR256573
特定の条件で、サービスをレジストリからインポートまたはレジストリにパブリッシュしようとすると、ビジネス エンティティのリストを表示するコンソール ページで例外が発生する
ビジネス エンティティのカテゴリ バッグにキー付きの参照がなく、空のキー付き参照グループがある場合に、サービスをレジストリにパブリッシュしたりレジストリからインポートすると例外が発生します。
解決策 : レジストリ コンソールにログインし、空のキー付き参照グループを持つすべてのビジネス エンティティについて、空のキー付き参照グループを削除 (または、必要なキー付き参照をこのグループに追加) します。そのようなビジネス エンティティが見つからない場合は、サーバ ログ ファイルでこのエラーの詳細を調べます。
2.1
2.5
CR268692
ホット デプロイメントが実行されたため、呼び出されたサービスの MFL または WSDL の正しいバージョンが、呼び出し側のプロキシ サービスで適切に参照されないことがある
例を示します。
  1. プロキシ サービス A により処理されたメッセージが、プロキシ サービス B にルーティングされるとします。
  2. プロキシ サービス A はプロキシ サービス B に関するサービス情報を取得します。
  3. 手順 2 の処理中に、プロキシ サービス A と、プロキシ サービス B に関する MFL または WSDL が更新されます。
  4. プロキシ サービス A は、プロキシ サービス B に関する MFL および WSDL を取得し、これを使用してプロキシ サービス B にルーティングするメッセージを準備します。
手順 4 で、古いバージョンのプロキシ サービス A でメッセージが実行されていても、プロキシ サービス B の新しいバージョンの MFL および WSDL を参照できる場合があります。
解決策 : あるプロキシ サービスによって呼び出されたプロキシ サービスの MFL および WSDL を更新している間は、現在実行中のメッセージがプロキシ サービスに存在しないようにします。
2.5
 
CR273055
AquaLogic Service Bus が、要求からパイプラインに HTTP Authorization ヘッダを渡さない。要求からパイプラインに HTTP Authorization ヘッダを渡すと、セキュリティの脆弱性が生じ、ユーザ名と暗号化されていないパスワードをログ ファイルに書き込むログ アクションを誤って作成するおそれがある
解決策 : パイプラインに HTTP Authorization ヘッダが必要なデザイン パターンの場合、以下の操作を行います。
  1. AquaLogic Service Bus の起動コマンドで、システム プロパティ com.bea.wli.sb.transports.http.GetHttpAuthorizationHeaderAllowed を true に設定します。
  2. AquaLogic Service Bus Console の [転送コンフィグレーション] ページで、[すべてのヘッダを取得] または [ユーザ指定のヘッダ] を選択し [認可] を指定します。
  3. AquaLogic Service Bus Console を再起動します。
AquaLogic Service Bus が Authorization ヘッダをパイプラインに渡します。
2.5
 
CR275840
クラスの非互換性問題のため、特定のパターンに一致する JAR ファイル内のクラスが不可視となり、Java コールアウトで使用できない
特に、814_WLStub および 815_WLStub で終わる名前のクラスはすべて不可視になります。これらのクラスは、WebLogic Workshop バージョン 8.1.4 および 8.1.5 で自動生成されるスタブです。
2.5
 
CR280071
プロキシ サービス エラー ハンドラまたはクライアントサイド コードで、WSS を使用しているかまたは特定の AquaLogic Service Bus 2.1 エラー コードに基づいている場合、AquaLogic Service Bus 2.5 で以下の変更を確認する必要がある
WebLogic Server WSS が AquaLogic Service Bus に SOAP エラーを返す場合は常に、AquaLogic Service Bus メッセージ コンテキストで
以下のエラーが生じます。
  • エラー コード : BEA-386201
  • 説明 : web サービス セキュリティ エラーが発生しました [<root-wss-error>][<root-wss-fault-string>]
    ここで、
    • root-wss-error は、WebLogic Server WSS SOAP エラーのエラー コードを表す。
    • root-wss-fault-string は WebLogic Server WSS SOAP エラーのエラー文字列を表す。
  • 詳細 : XML 要素の例 {http://www.bea.com/wli/sb/errors} WebServiceSecurityFault。この XML 要素には、root-fault error-codefault-string、および fault-details も含まれます。
AquaLogic Service Bus デフォルト エラー ハンドラは、ルート SOAP エラーをクライアントに返します。
解決策 :
  • BEA では、エラー ハンドラやクライアントサイド コードを更新し、新しいエラー コードに対処することをお勧めします。
  • 新しいエラー コードを AquaLogic Service Bus 2.1 エラー コードにマップしなおすエラー ハンドラを書くこともできます。しかし、これは BEA により推奨されている方法ではありません。
2.5
 
CR280944
UDDI レジストリからサービスをインポートする際に、このサービスのレジストリへのパブリッシュ元である AquaLogic Service Bus クラスタで、クラスタ化されたサーバが localhost アドレスを使用している場合は、エラーが発生することがある
特に、インポート中のサービスがリソース (WSDL または スキーマ (XSD)) を参照した後、他のリソース (スキーマの WSDL) を参照する場合には、このエラーが発生します。
解決策 : クラスタ化されたドメインから UDDI レジストリにサービスをパブリッシュする前に、クラスタ内のいずれのサーバもサーバ アドレスに localhost を使用していないことを確認します。localhost の代わりに、マシン名か IP アドレスを使用します。
2.5
 
CR281968
HTTP、HTTPS、または電子メール転送の場合のみ、添付ファイルが着信要求および発信応答 (つまりプロキシ サービスが受信するメッセージ内) でサポートされる
添付ファイルは、発信要求および着信応答 (つまりプロキシ サービスが送信するメッセージ) に関するすべての転送タイプでサポートされます。
2.5
 
CR284347
JRockit JVM で AquaLogic Service Bus を実行している場合、パイプライン アラートが発生すると、OutOfMemory エラーが生じる場合がある
解決策 : この問題は、JRockit で修正されたメモリ リークに起因します。この問題を修正するには、BEA サポートにお問い合わせください。
2.5
 
CR284546
Administration Server が 1 つ以上のサーバへの準備メッセージの送信に失敗した場合、Administration Server によって WebLogic Server がハングする場合がある
解決策 : この問題は、修正済みの競合状態です。問題を修正するには、WebLogic Server サポートにお問い合わせいただくか、CR280738 を参照してください。
2.5
 
CR284487
AquaLogic Service Bus プロキシが、マルチパート メッセージ (つまり添付ファイル付きメッセージ) を受信し、関連する Content-ID MIME ヘッダがそのルート パートに含まれていない場合、それ以降にプロキシ サービスから送信されるマルチパート メッセージには、ルート パートに関する Content-ID MIME ヘッダが含まれない
この動作は、マルチパート メッセージの送信時に AquaLogic Service Bus が空のヘッダを自動作成するというリリース 2.1 の動作とは異なります。この Content-ID ヘッダの存在は、マルチパート メッセージの「multipart/related」Content-Type 内の「start」パラメータの存在に直接影響を与えます。
Content-ID ヘッダおよび「start」パラメータが MIME 標準で省略可能とされていても、Web サービス スタックによってはこれらが必要な場合があります。このようなスタックでは、Content-ID ヘッダおよび「start」パラメータが欠けていると、プロキシ サービスにエラー応答が返される場合があります。
解決策 : AquaLogic Service Bus にマルチパート メッセージを送信するクライアントが、Content-ID ヘッダおよび「start」パラメータを含んでいることを確認します。
2.5
 

セキュリティ

問題 ID
説明
検出
修正
CR222177
プロキシ サービスを削除する前に、関連する転送レベル (HTTP および HTTPS) とサービスレベルのアクセス制御セキュリティ ポリシーをすべて削除する
これらのポリシーを削除しない場合、認可プロバイダ データベースにポリシーが残り、予期しない結果を引き起こしたり、セキュリティの脆弱性を生む可能性があります。
2.0
 
CR284336
サーバ ログ内に含まれるセキュリティ エラーは、AquaLogic Service Bus および WebLogic Server の両方で発生する。エラーは次のとおりです。
「Server Identity fails validation, downgrading to anonymous」。
解決策 : 9.x ドメインの場合は WebLogic Server Administration Console で、それ以前のバージョンの場合はコマンド ラインで、JTA セキュリティの相互運用モードを「パフォーマンス」にコンフィグレーションします。詳細については、『WebLogic JTA プログラマーズ ガイド』のセキュリティの相互運用モードの設定を参照してください。
2.5
 
CR234237
クライアントサイドの Web サービス セキュリティ ランタイムに不具合があり、特定の状況で X.509 トークンによる認証が失敗する
JAX-RPC クライアントに渡す資格プロバイダのリストに、ダミーのユーザ名トークン CredentialProvider (次のソース コードを参照) と ClientBSTCredentialProvider が含まれていることを確認してください。この資格プロバイダ リストは、weblogic.wsee.security.wss.CredentialProviderList というプロパティの値としてクライアントに渡されます。
詳細については、『WebLogic Web サービス プログラマーズ ガイド』の「セキュリティのコンフィグレーション」の章の「メッセージレベルのセキュリティ (デジタル署名と暗号化) のコンフィグレーション」の節にある「クライアント アプリケーションの更新によるメッセージ保護された Web サービスの呼び出し」を参照してください。

import weblogic.security.service.ContextHandler;
import weblogic.xml.crypto.wss.WSSConstants;
import weblogic.xml.crypto.wss.provider.CredentialProvider;
import weblogic.xml.crypto.wss.provider.Purpose;

public class DummyUNTCredentialProvider implements CredentialProvider {

    public DummyUNTCredentialProvider() {
    }

    public String[] getValueTypes() {
        return WSSConstants.UNT_VALUETYPES;
    }

    public Object getCredential(String tokenType,
                                String issuerName,
                                ContextHandler ctxHandler,
                                Purpose p) {
        return null;
    }

}

2.0
 
CR234481
セキュリティ プロバイダを追加または削除した場合、このセキュリティの変更を有効にするには、サーバを再起動する必要がある
特に、新しい PKI 資格マッパーをコンフィグレーションした場合、サーバを再起動しないと、AquaLogic Service Bus Console の [資格] セクションのページにアクセスするたびに例外が発生します。[資格] セクションは、サーバの再起動後に使用可能になります。
2.0
2.5
CR235062
非バインド JMS サービス アカウントによって実行時例外が連続して発生する
JMS サーバまたは JNDI ルックアップ (あるいはその両方) にアクセスするプロキシ サービスまたはビジネス サービスにサービス アカウントを指定する場合、そのサービスを起動する前にまずサービス アカウントをユーザ名とパスワードに関連付ける必要があります。関連付けないと、AquaLogic Service Bus がこのエラーを例外として繰り返し報告します。
解決策 : AquaLogic Service Bus Console の [セキュリティ コンフィグレーション] モジュールの [資格] セクションで、サービス アカウントにユーザ名とパスワードを割り当てます。管理サーバを再起動する必要はありません。

注意 : 他にも、この連続する実行時例外の問題の原因になり得る条件があります。この問題を回避するには、再試行回数が制限されるように JMS キューをコンフィグレーションすることをお勧めします。

2.0
2.5
CR236391
CustomRolesAndPolicies モードを使用した Web アプリケーションのデプロイメントの際に、警告メッセージが表示される
次の警告メッセージが表示されます。
<Warning> <Security> <BEA-090866> <The deployment of an unchecked policy for the resource "type=<url>, application=XBus Kernel, contextPath=/someproxyuri, uri=/" has been ignored.Unchecked policy is the default policy for URL and EJB resources.An unchecked policy can result if a deployment descriptor specifies a transport guarantee without the use of an authorization constraint.>
この警告が表示されるのは、HTTP/HTTPS プロキシ サービスの作成時 (セッションの送信時) およびプロキシ サービスが初期化されるサーバの起動時です。この警告には問題はありません。プロキシ サービスのアクセス制御は、デプロイメント記述子ではなく、AquaLogic Service Bus Console でコンフィグレーションされます。
2.1
2.5
CR248948
JMS を介した Web サービス セキュリティ認証が例外エラーで失敗する
コンフィグレーション設定に応じて異なりますが、WSS 認証がタイムスタンプの使用に依存することがあります。JMS を介した WSS を使用する場合は、タイムスタンプの有効期間やタイムスタンプのその他のプロパティを適切にコンフィグレーションして、適切な要求の正常な処理を保証することが困難です。
解決策 : ありません。

注意 : JMS を介した WSS 認証を使用しないことをお勧めします。

2.1
2.5
CR249194
パスワードのない Web サービス セキュリティ ユーザ名トークンにはデジタル署名が必要
Web サービス セキュリティ ユーザ名トークンはさまざまな方法で使用できます。トークンには、ユーザ名とパスワード、またはユーザ名のみを含めることができます。ユーザ名トークンをパスワードなしで使用するとき、Web サービス セキュリティ ランタイムは署名が付いていないとトークンを受け付けません。署名がないトークンはランタイムによって拒否されます。このリリースでは、コンフィグレーション時の WS-Policy 検証でこの制約は適用されません。
2.1
 
CR249627
AquaLogic Service Bus では SOAP エラー時に WS-Policy がサポートされない
2.1
 
CR249965
サービス アカウントを新しい場所に移すと、ユーザ名/パスワードがマップされなくなる
既存のサービス アカウントを新しい場所に移すか、サービス アカウントの名前を変更すると、関連するユーザ名/パスワードがわからなくなります。
解決策 : サービス アカウントの移動または名前変更の前に、ユーザ名/パスワードの資格を削除します。サービス アカウントを移動または名前変更してから、ユーザ名/パスワードを再び割り当てます。
2.1
2.5
CR250184
着信 SAML ポリシーを含むプロキシ サービスをテストすると、テスト コンソールで障害が発生する
このリリースでは着信 SAML ポリシーを含むプロキシ サービスをテストすることはできません。
2.1
2.5
CR252942
暗号化された SAML holder-of-key トークンのサーバ実行時エラーが発生する
サーバ側の実行時エラーが発生するのは、WS-Policy でトークンの ID と暗号化に SAML holder-of-key トークンが指定されている Web サービスの SAML トークンを復号化するときです。
2.1
2.5
CR253683
PSP 暗号化資格を変更すると、動的 WSDL が無効になる
プロキシ サービス プロバイダに割り当てられた暗号化資格が変更された場合は、必ずプロキシ サービスを再デプロイして新しい資格を有効にする必要があります。
この制約は動的 WSDL のみに影響し、WSDL を動的に取り出すクライアントとテスト ブラウザが影響を受けます。

注意 : ランタイムはこの制約の影響を受けません。ランタイムはすぐに新しい資格を取得します。

解決策 : セッションを作成し、プロキシをダミー編集して、セッションを送信します。これで、動的 WSDL のキャッシュがフラッシュされます。サーバを再起動してこの問題を解決することもできます。
2.1
2.5
CR254018
SAML holder-of-key 発信サービスのセキュリティ コンフィグレーションのテスト サービス検証が完全ではない
SAML holder-of-key トークンに整合性アサーションを持つビジネス サービスをテストするとき、ユーザはサービス プロバイダとユーザ名/パスワードの両方を指定する必要があります。どちらがなくても、テスト サービスはこのビジネス サービスを呼び出すことができません。
  • ユーザ名/パスワードを指定しないと、次のエラー メッセージが返される。
  • テスト サービスの呼び出しエラー - <service name>
    SOAP メッセージに WS-Security を適用中にエラーが発生しました : null

  • サービス プロバイダを指定しないと、次のエラー メッセージが返される。
  • テスト サービスの呼び出しエラー - <service-name>
    The service requires a digital signature, you must specify a service provider

2.1
2.5
CR255199
WebLogic Workshop 8.1 SP4 と AquaLogic Service Bus との間で WS-Security のデジタル署名の相互運用性に関する問題が発生する

WebLogic Server が提供する Sign.xml ポリシーを使用して AquaLogic Service Bus のプロキシ サービスまたはビジネス サービスをコンフィグレーションする場合は、署名検証トークンなどを含むデジタル署名を要求に追加する必要があります。この方法は、セキュリティのベスト プラクティスに従っています。ただし、WebLogic Workshop 8.1 SP4 では、署名検証トークンへの署名を行いません。その結果、WebLogic Server の Sign.xml ポリシーは、次の場合には使用できなくなります。

  • WebLogic Workshop 8.1 SP4 クライアントで、サービス コントロールを使用して AquaLogic Service Bus のプロキシ サービスを呼び出す場合。
  • AquaLogic Service Bus のプロキシ サービスで、WebLogic Server 8.1 SP4 Web サービスとして実装されたビジネス サービスに対する発信要求に署名する場合。

解決策 : この問題は一部のみ解決できます。そのためには AquaLogic Service Bus 2.1 対応の WebLogic Server パッチが必要です。また、AquaLogic Service Bus で、wssp:IntegritySignToken 属性を false に設定したカスタム デジタル署名の WS-Policy を作成する必要があります。つまり、このポリシーのデジタル署名には、検証トークンを含める必要はありません。

注意 : この方法は完全な修正ではありません。実装者は、「トークン置き換え攻撃」の可能性を考慮する必要があります。つまり、キーを指定するメッセージで提供されるトークンへの参照によってデジタル署名が検証される状況では、同じキーを含む一方で異なる情報が意図された別のトークンをプロデューサが後から申告する可能性があります。BEA CR265963 では、この問題を追跡します。http://docs.oasis-open.org/wss/2004/01/oasis-200401-wss-soap-message-security-1.0.pdf の「Security Considerations」も参照してください。

2.1
2.5
CR255331
動的 WSDL に表示されない WS-Policy がある
AquaLogic Service Bus 2.1 では、さまざまな WSDL 構成要素にアノテーションを追加することで WS-Policy をサービスにバインドします。通常、これは「WS-Policy の添付」と呼ばれます。WS-Policy 添付の場所によっては正常に機能しない場合があります。AquaLogic Service Bus 2.1 では、次の要素への WS-Policy の添付をサポートしています。
/wsdl:definitions/wsdl:service/wsdl:port
/wsdl:definitions/wsdl:binding/wsdl:operation
/wsdl:definitions/wsdl:binding/wsdl:operation/wsdl:input
/wsdl:definitions/wsdl:binding/wsdl:operation/wsdl:output
WS-Policy をこれら以外の WSDL 構成要素に添付すると、その WS-Policy は実行時に有効になりますが、動的 WSDL には組み込まれません。
2.0
2.5
CR255331 (続き)
WS-Policy をこれらの要素に添付するには、ネストされた wsp:Policy 要素を追加します。Policy 要素には、wsp:PolicyReference が埋め込まれていることがあります。次に例を示します。
<wsdl>
  ...
  <binding name="ServiceBinding" type="...">
    ...
    <operation name="foo" ...>
      <input>
         ...
           <wsp:Policy>
              <wsp:PolicyReference URI="policy:Auth"/>
              <wsp:PolicyReference URI="policy:Sign"/>
              <wsp:PolicyReference URI="policy:Encrypt"/>
           </wsp:Policy>
      </input>
      <output>
         ...
         <wsp:Policy>
             <wsp:PolicyReference URI="policy:Encrypt"/>
         </wsp:Policy>
      </output>
    </operation>
  </binding>
  <service name="myService">
      <port binding="tns:ServiceBinding" name="myService">
         <soap:address location="..."/>
         <wsp:Policy>
            <wsp:PolicyReference URI="policy:Sign"/>
         </wsp:Policy>
      </port>
  </service>
</wsdl>
解決策 : サポートされている WSDL 構成要素にすべてのポリシーを添付してください。
2.0
 
CR256146
プロキシ サービス プロバイダの名前変更または移動を行うと PKI 資格がなくなる
プロキシ サービス プロバイダを新しい場所に移動したり、プロキシ サービス プロバイダの名前を変更すると、関連する PKI 資格がマップされなくなります。
解決策 : プロキシ サービス プロバイダの移動または名前変更を行う前に、PKI 資格を削除します。プロキシ サービス プロバイダを移動または名前変更してから、PKI 資格を再び割り当てます。
2.1
2.5
CR256282
Web サービス セキュリティのタイムスタンプ検証エラー「Message is too old」または「Message Created time in the future」が断続的に発生する
Web サービス セキュリティ ランタイムのバグのため、クロック精度が指定されていて、メッセージが新しい場合に、タイムスタンプ検証エラーが断続的に発生します。
解決策 : この問題の疑いがある場合は、BEA 販売代理店に CR251516 のパッチについてお問い合わせください (クロック精度プロパティは廃止され、代わりにより直感的なクロック スキュー プロパティが使用されるようになりました)。『確認済みおよび解決済みの問題』の「Web サービスと XML」の節に記載の「CR251516」を参照してください。
2.1
 
CR276562
WebLogic Server WS-Policy 解析で、不明なアサーションを含むポリシーが承認される
サービスにバインドされたポリシーに不明なポリシー アサーションが含まれる場合、AquaLogic Service Bus 2.5 サービス検証により警告が生成されます。ただし、このリリースでは WSDL または WS-Policy リソース内の不明なポリシー アサーションはチェックされません。
解決策 : WSDL 内に不明な WS-policy アサーションがないか調べます。WSDL に有効なアサーション エンティティのみが含まれていることを確認します。詳細については、『セキュリティ ガイド』の Web サービス ポリシーを使用した着信メッセージのセキュリティの指定に関する説明を参照してください。
2.5
 

相互運用性

問題 ID
説明
検出
修正
CR274492
HTTP トンネリングを使用して、AquaLogic Service Bus 2.5 ドメインから WebLogic Server 8.1 ドメインの EJB にアクセスすると、例外が発生する
解決策 : WebLogic Server 9.2 と WebLogic Server 8.1 との間で HTTP トンネリングを行うには、以下のコード例のように、AquaLogic Service Bus ドメイン (9.2 ドメイン) の config.xml ファイルで、t3-server-abbrev-table-size 要素を 255 に設定する必要があります。
<server>
<name>AdminServer</name>
<ssl>
<name>AdminServer</name>
<enabled>true</enabled>
</ssl>
<t3-server-abbrev-table-size>255</t3-server-abbrev-table-size>
<listen-address></listen-address>
</server>
2.5
 
CR283715
iWay55 インストーラは AquaLogic Service Bus 2.5 で使用できない
解決策 :
以下の手順で iWay インストーラをデプロイし、アクセスします。
1. iWay55 インストーラが作成した weblogic91/common/bin/commEnv.cmd ファイルの内容をコピーし、weblogic92/common/bin/commEnv.cmd ファイルの最後に追加します。
2. このファイルを保存し、サーバを再起動します。
2.5
 
CR281003
Sun または JRockit JDK を使用して IBM AIX JDK に (またはその逆方向に) エクスポートされた暗号化リソースを含む AquaLogic Service Bus コンフィグレーション JAR ファイルを移動することができない
機密データを含むリソースを保護するために AquaLogic Service Bus で使用されるパスワードベースの暗号化アルゴリズムには、さまざまな JDK 実装があり、それぞれの間には相違点があります。Sun または JRockit JDK を使用して作成した暗号化リソースを IBM JDK に (またはその逆方向に) インポートする際のエラーは、これらの JDK 実装間の相違によって発生します。
暗号化アルゴリズムの詳細については、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/security/jce/JCERefGuide.html#PBE を参照してください。
同一の JDK を使用すると、暗号化されたリソースのエクスポートおよびインポートを支障なく実行できます。
解決策 : 異なる JDK 間でエクスポートまたはインポートする場合、[機密データの保護] フラグを選択解除して、パスフレーズなしでリソースをエクスポートします。警告 : このリソース ファイルには、クリア テキストのパスワードが含まれていることがあります。
2.5
 
CR283942
LLR が有効な Linux SYBASE jRockit 非 XA ドライバを使用すると、デッドロック状況が発生したり、Sybase データベースで SQLException が送出される
解決策 : Linux SYBASE jRockit XA ドライバを使用します。
2.5
 

AquaLogic Service Bus Console

問題 ID
説明
検出
修正
CR222586
Graphics Library を初期化できない場合、モニタ モジュールにグラフの代わりに [Graphics Library Disabled] イメージが表示される
Linux 環境で Graphics Library を初期化できない場合、モニタ モジュールに円グラフと棒グラフの代わりに [Graphics Library Disabled] イメージが表示されます。[サーバ概要] とサーバの詳細、[アラート概要] とアラートの詳細の各ページのリンクも削除されます。この問題が発生する場合、グラフィック ライブラリのサポート (X11) ツールキットがマシンにインストールされていない可能性があります。
解決策 : Linux では、AquaLogic Service Bus をインストールする前に、X11 モジュールをインストールする必要があります。X11 ツールキットのインストールに必要なライブラリ、または Linux のネイティブ グラフィック ライブラリを分離します。この問題は、「DISPLAY」環境変数を正しく設定することによって解決できます。
2.0
 
CR222851
AquaLogic Service Bus Console でリンクをクリックした後、最初のリンクの表示が終了しないうちに次のリンクをクリックすると、コンソールから例外が送出される
解決策 : 最初のページの表示が終了してから、別のリンクをクリックします。
2.0
2.5
CR227616
アクセス制御ポリシーは、WebLogic Server の管理者だけが定義できる
AquaLogic Service Bus リソースのアクセス制御ポリシー (転送レベルの HTTP または HTTPS プロキシ サービス アクセス制御ポリシーとプロキシ サービス ポリシー) を管理できるのは、WebLogic Server に組み込まれている Administrator ロールのユーザだけです。これらのポリシーをコンフィグレーションするには、WebLogic Server 管理者として AquaLogic Service Bus Console にログインし、[セキュリティ コンフィグレーション] モジュールの [アクセス制御] を選択します。
2.0
 
CR235011
条件が true のままで長時間経過すると、[条件がクリアされるまでに 1 回] 発生するように設定されたアラート ルールがずっとアクティブになっていても、何も表示されない
[条件がクリアされるまでに 1 回] 発動するようにアラート ルールをコンフィグレーションすると、アラートは条件が最初に true になったときに発動されます。次に発動されるのは、条件をリセットして再び true に評価されたときです。アラートのタイムスタンプ (アラートが発生した日時) は変わりません。このため、数時間または数日にわたって条件が true の場合、条件に対して生成された 1 つのアラートの表示は、ダッシュボードの [アラート概要] リストの下に移動するため、このアラートがまだアクティブであることがわからなくなります。
2.1
 
CR236033
Windows 2003 Server のデフォルトのブラウザ オプションによって、AquaLogic Service Bus Console の左側のナビゲーション ペインのリンクをクリックするとブラウザの JavaScript エラーが発生する
Windows 2003 Server では、[インターネット オプション] の [セキュリティの設定] がデフォルトで [高] に設定され、アクティブ スクリプトが無効になっています。これによって、AquaLogic Service Bus Console の左側のナビゲーション ペインのリンクをクリックするとブラウザ エラーが発生します。
解決策 : [インターネット オプション] の [セキュリティの設定] で [アクティブ スクリプト] の設定を [有効にする] に変更します。AquaLogic Service Bus のコンソール ページでは JavaScript を使用するため、ブラウザで JavaScript が有効になっていることを確認してください。
2.0
 
CR248432
JMS ビジネス サービスを登録するときは、WSDL の JMS URI を手動で編集する必要がある
AquaLogic Service Bus に JMS ビジネス サービスを登録する場合、WSDL ファイルの URI をサービス定義に追加するときに、手動で編集する必要があります。URI の形式は次のとおりです。
jms://<host>:<port>/<connection-factory>/<jms-resource>
2.1
 
CR250914
[サービス モニタの詳細] が 100% にならないことがある
AquaLogic Service Bus Console で [サービス モニタの詳細] を使用するとき、[成功率] と [失敗率] の合計が 100% にならないことがあります。場合によっては、これらの成功率および失敗率をレポートするときに +/- 1% の誤差が発生します。
2.1
2.5
CR254231
アラート ルールが新たにインポートされたルールで置き換えられる
既存のアラート ルールと同じ ID のアラート ルールをインポートし、インポートしたアラート ルールが別のサービスと関連付けられていると、アラート ルールの動作が矛盾します。
解決策 : アラート ルール ID が同じだが異なるサービスに関連付けられているアラート ルールを含むコンフィグレーションは、インポートしないでください。
2.1
 
CR255038
クラスタ環境で、あるサーバの間隔が期限切れになっても別のサーバの間隔が期限切れでない場合、アラートが発動しない
現在、アラート クエリでは、集約間隔が期限切れになったデータ セットのみが処理されます。このため、クラスタ環境では、ノードに存在する有効なデータが、間隔が期限切れになっていないサーバで無視されることがあります。これは、サーバの起動時と、これからデータを受け取るサーバの最初の集約間隔でのみ発生します。あるサーバがすでにデータを受け取り、サンプリング サイクルが開始しているが、別のサーバのサンプリング サイクルはまだ開始していない場合です。
2.1
2.5
CR255059
英語バージョンが日本語、韓国語または中国語簡体字のブラウザで使用されると「404-Not Found」メッセージが表示される
AquaLogic Service Bus の英語バージョンを、言語が日本語、韓国語または中国語簡体字に設定されたブラウザで使用するようにインストールすると、ユーザがコンソールの [More Info] ボタンをクリックしたときに 404 メッセージが表示されます。
解決策 : ローカライズ版をインストールするか、ブラウザの言語を [英語 [en]] に設定します。
2.1
 
CR255571
[ユーザ管理] ページでテキストの前にワイルドカードを指定するとワイルドカード検索が機能しない
AquaLogic Service Bus Console の [ユーザ管理] ページでテキストの前にワイルドカードを指定すると、ワイルドカード検索が機能しません。たとえば、「*de」と指定した場合です。
解決策 : 検索でワイルドカードを使用するときは、テキストの最後にワイルドカード文字を指定してください。たとえば、「de*」と指定します。
2.1
2.5
CR255685
クラスタ環境では特定の条件でアラートが重複して生成される
クラスタ環境を使用するとき、サービスに設定された集約間隔が短く、そのサービスに定義されたアラート ルールに設定された集約間隔がかなり長い場合、同じアラート集約間隔に対してアラートを重複して受け取ることがあります。各サーバの起動のタイミングのために、管理対象サーバで実行しているアラート タイマーが同期しなくなると、この問題が発生することがあります。
2.1
2.5
CR256432
同じフォルダに同じ名前のプロキシ サービスやビジネス サービスがあると、アラートの問題が発生する
解決策 : 同じフォルダに格納するサービスにはユニークな名前を付けてください。
2.1
2.5
CR271866
AquaLogic Service Bus Console の新しいリソースに、不適切な形式のパスを使用して名前をつけると、コンソールがハングする場合がある
この問題は、WinXP-SP2 または Win03-SP1 の IE ブラウザでのみ発生します。
解決策 : 進行状況を示すポップアップ ウィンドウはキャンセルできません。AquaLogic Service Bus Console を実行しているブラウザ インスタンスを閉じて、新しいブラウザを開き、新しいリソース用の有効なファイル パスを入力します。
2.5
 
CR279525
テスト中のビジネス サービスがリモート ドメインにある場合でも、テスト コンソールで指定されたユーザ名およびパスワードは、AquaLogic Service Bus ドメインに存在する必要があるテスト サービスは、プロキシまたはビジネス サービスを呼び出す前に、ローカル認証を実行します。
解決策 : テスト コンソールで指定したユーザ名とパスワードが、ローカル ドメインに存在することを確認します。
2.5
 
CR280726
管理対象サーバがダウンしているときには、サービスに対する [統計のリセット] 処理を実行できない。統計はサーバの稼動中にのみリセットされる
AquaLogic Service Bus Console または ServiceDomainMBean を介して要求される [統計のリセット] (または [すべての統計をリセット]) 処理は、クラスタ内の 1 つまたは複数の管理対象サーバがダウンしている場合、稼動中の管理対象サーバでのリセット処理のみが実行されます。リセット処理が要求されたときにダウンしていた管理対象サーバの統計は、対象のサーバの再起動時にリセットされません。サーバの再起動後に予期しない結果や矛盾が生じた場合は、リセット操作を手動で実行することができます。
解決策 : リセット処理を要求する前に、クラスタ内のすべての管理対象サーバが稼動中であることを確認します。
2.5
 
CR282782
ダッシュボードの [サービスのモニタの詳細] ページで、ステータス メッセージにサーバ名が表示されない
単一ドメインのサーバ、またはクラスタ ドメイン内のすべてのサーバからの統計を集約機能が受信しない場合、[サービスのモニタの詳細] ページに表示されるステータス メッセージに、サーバ名が表示されません。
解決策 : [サービスのモニタの概要] ページから、表示されないサーバ名を取得できます。
2.5
 
CR284845
Java コールアウト アクションから呼び出し可能な Java メソッドをリストする際に、AquaLogic Service Bus Console に、不適切な非パブリック クラスとそのメソッドが含まれる
非パブリック クラスの Java メソッドを選択すると、java.lang.IllegalAccessException が発生します。
解決策 : javap ユーティリティを使用して、クラスのアクセス修飾子を特定することができます。例を示します。
javap -classpath {jarfile} {fully_qualified_classname}
2.5
 

BEA XQuery Mapper

問題 ID
説明
検出
修正
CR222617
制約ビューの式のボックスに式を貼り付けるとエラーが発生する
制約ビューの式の左辺または右辺のボックスに式を貼り付けると、コンパイル エラーが発生します。
解決策 : 式の左辺または右辺のボックスに式を貼り付けるのではなく、入力します。
2.0
 
CR223103
無効になっているノード リンクの削除操作を元に戻しても元に戻らない
解決策 :Ctrl〕を押しながら〔Z〕を数回押すと、削除操作を元に戻す処理が行われます。
2.0
 
CR223388
再起的な要素では、テスト ビューでソース データが正しく生成されない
再帰的な要素の生成データは空です。そのため、このような生成された再帰的な要素を使用する場合、結果のデータは実行時のテスト ビューでも空になります。
解決策 : 生成されたデータを修正してからクエリを実行します。
2.0
 
CR225672
デザイン ビューでネームスペースの変更を回復できない
XQuery ファイルを開いたままスキーマ ファイル (XQuery ファイルで使用される) のネームスペースを変更すると、ユーザがデザイン ビューに切り替えたときにこの変更を回復できません。
解決策 : XQuery ファイルを閉じ、プロジェクトを更新してから再び XQuery ファイルを開きます。
2.0
 
CR225715
MFL データのテストで未使用の XML ファイルは必須ではない
トランスフォーメーション ファイルに入力として XML スキーマと非 XML スキーマの両方が関連する場合、XML スキーマは出力ではマップされない場合でも、このようなトランスフォーメーションのテストを行うには、XML と MFL (非 XML 型) の両方のソース データが使用可能であることが必要です。ただし、これは XML のみのトランスフォーメーションの場合はあてはまりません。
2.0
 
CR225903
非 XML ファイル間に結合リンクがあると、結果データが正しくない
結合リンクがあると、非 XML 要素の結果のデータが正しくありません。結合リンクを削除すると、結果のデータが正しく生成されます。
2.0
 
CR226069
ターゲット ノードを選択すると If-Then-Else 式が表示されない
If-Then-Else 式があるターゲット ノードをクリックしても、この式が表示されません。ただし、この問題が発生するのは、XQuery ファイルを開いて最初にノードを選択したときだけです。
解決策 : いずれかのターゲット ノードをクリックしてから、必要なターゲット ノードをクリックします。
2.0
 
CR231623
テスト ビューで [データの生成] を選択すると、すべての choice のデータが生成される
choice 要素は、多くの choice の中から、一度に 1 つのデータの choice だけを受け入れます。テスト ビューで [データの生成] を選択すると、choice 要素のすべてのケースのデータが生成されます。そのため、choice 要素のデータが生成されると検証エラーが発生します。
解決策 : データを生成する要素以外のすべての要素を削除します。
2.0
 
CR234550
テスト ビューでサイズの大きい XQuery ファイルを開く場合の問題
テスト ビューでサイズの大きい XQuery ファイルを開こうとすると、「初期化しています。お待ちください...」というメッセージが表示されて XQuery Mapper がハングする場合があります。
解決策 : XQuery ファイルを閉じて、再び開きます。ファイルを開く処理の途中でビューを切り替えないでください。
CR250692 を参照してください。
2.0
 
CR234857
結合条件 OR の AND への変更が機能しない場合がある
Eclipse で、対象ノード項目をクリックし、いずれかの [or] を右クリックして、ポップアップ メニューの [結合条件を AND に変更] を選択しても、何も起こらない場合があります。

注意 : この問題は常に発生するわけではありません。偶発的な問題です。

2.0
 
CR234891
[データ リンクを構造リンクに変換] オプションがコピー リンクの右クリック メニューに表示されない
コピー リンクを右クリックしたときに、[データ リンクを構造リンクに変換] オプションが右クリック メニュー オプションに表示されません。
解決策 : コピー リンクを削除して、いずれかの子要素と子要素の間にリンクを作成します。次に、親要素と親要素の間にリンクを作成します。これが構造的なリンクになります。子要素と子要素のリンクは削除します。
2.0
 
CR234961
コピー リンクの右クリック メニューで [コードの表示] オプションを選択してもコードが表示されない
コピー リンクを右クリックして [コードの表示] オプションを選択しても、関連するコードがソース ビューに表示されません。
解決策 : [ソース] タブをクリックして手動でソース ビューに切り替えます。
2.0
 
CR250692
サイズの大きいスキーマで新しい XQuery トランスフォーメーションを作成すると XQuery Mapper が突然終了する
サイズの大きいスキーマを使用する、多くの入力が含まれた XQuery ファイルを XQuery Mapper で開けなくなります。
解決策 : スキーマの入力数を制限します。
2.1
 
CR252888
非 XML から XML および XML から非 XML にデータを転送するときに、コピー リンクを作成できない
ソースの型とターゲットの型の両方でデータ構造が似ていても、コピー リンクは作成されません。
解決策 : 親要素と親要素の間のリンクを作成します。このリンクを右クリックし、[自動マップ] オプションを選択します。
2.1
 
CR252895
実行時に非 XML 結果データの日付フォーマットを検証できない
結果が非 XML の場合、テスト ビューで日付フォーマットが検証されません。これは、XML から非 XML へのトランスフォーメーション特有の問題です。
2.1
 
CR252944
ターゲットが非 XML の場合にネームスペース プレフィックスが生成されない
ターゲットが非 XML の場合、ターゲット ネームスペース プレフィックスが XQuery ソースに正常に生成されません。このため、テスト ビューで XQuery を実行するとこの問題が発生します。
解決策 : ソース ビューで、メインの XQuery 関数の element() にターゲットの型を指定し、各ターゲット要素のネームスペース プレフィックスを追加します。
2.1
 

ドキュメント

問題 ID
説明
検出
修正
CR286680
オンライン ヘルプに記載されている、AquaLogic Service Bus Console から起動する以下のコード例が正しくない
オンライン ヘルプの表 17-4 (「動的ルーティング」列) には、次のコードが含まれています。
<ctx:route isProxy="false">
    <ctx:service>myProject/folderPath/serviceName</ctx:service>
</ctx:route>
isProxy 属性は、route 要素ではなく、service 要素上にある必要があります。修正されたコード例は、次のとおりです。
<ctx:route>
    <ctx:service isProxy='true'>myProject/folderPath/serviceName</ctx:service>
</ctx:route>

注意 : AquaLogic Service Bus Console のオンライン ヘルプは、e-docs Web サイトにも掲載されています。最新の情報については、このバージョンを参照してください。この問題の修正が含まれています。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/alsb/docs25/consolehelp/proxymessageflow.html

2.5
2.5 e-docs バージョン
       
なし
BEA XQuery Mapper のオンライン ヘルプに記載されている、W3C の関数および演算子に関する参照先のリンクが正しくない
BEA XQuery Mapper のオンライン ヘルプの「XQuery 関数の呼び出しの挿入」には、XQuery 1.0 と XPath 2.0 の関数および演算子に関する 2005 年 4 月の仕様へのリンクがあります。このリンクが正しくありません。正しい参照先は、次の URL の「W3C Working Draft 23 July 2004」にある XQuery 1.0 と XPath 2.0 の関数および演算子 (BEA XQuery エンジンの基盤) です。

注意 : BEA XQuery Mapper のオンライン ヘルプは、e-docs Web サイトにも掲載されています。最新の情報については、このバージョンを参照してください。この問題の修正が含まれています。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/alsb/docs25/dtguide/dtguideMapper.html

2.5
2.5 e-docs バージョン


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