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サービス アカウントは、ユーザ名とパスワードを提示します。このユーザ名とパスワードは、プロキシ サービスとビジネス サービスが発信認証を行うとき、またはプロキシ サービスとビジネス サービスが FTP サーバや JMS サーバなどのローカルまたはリモート リソースを認証するときに使用します。たとえば、ビジネス サービスが Web サービスによる転送レベルの認証でユーザ名とパスワードを提示する必要がある場合、ユーザ名とパスワードを指定するサービス アカウントを作成してから、サービス アカウントの資格を発信要求に含めるようにビジネス サービスをコンフィグレーションします。
| 注意 : | サービス アカウントに入力するユーザ名とパスワードは、発信認証や、ローカルまたはリモート リソースに資格情報を提示する際に使用されます。AquaLogic Service Bus Console の [セキュリティ コンフィグレーション] モジュールに入力するユーザ名とパスワードは、着信認証および管理要求の認証に使用されます。 |
同じサービス アカウントを複数のビジネス サービスおよびプロキシ サービスに使用することができます。
サービス アカウントが提示するユーザ名とパスワードを指定するには、以下のいずれかの方法を使用できます。
サービス アカウントのコンフィグレーションでユーザ名とパスワードを保存する必要があります。サービス アカウントはこのユーザ名とパスワードを発信要求でエンコードします。
サービス アカウントが受信クライアント要求で受け取ったユーザ名とパスワードを提示します。たとえば、着信 HTTP 基本要求にユーザ名「pat」とパスワード「patspassword」が含まれていた場合、サービス アカウントは発信要求で「pat」および「patspassword」をエンコードします。
この方法では、クライアント要求にクリアテキストのユーザ名とパスワードが含まれている必要があるため、HTTP BASIC プロトコル、クリアテキスト パスワードによる Web サービス セキュリティのユーザ名トークン認証、またはカスタム ユーザ名とパスワードのトークンを使用するクライアント要求のみに使用できます。
この方法は、AquaLogic Service Bus とエンドポイントが同じ認証ドメインに属する場合にのみ使用することをお勧めします。たとえば、この方法は単一の組織内でメッセージをルーティングし、AquaLogic Service Bus とメッセージ コンシューマの両方が共通の LDAP サーバに対して認証される場合に使用します。
fn-bea:lookupBasicCredentials XQuery 関数と共に使用できない。詳細については、AquaLogic Service Bus ユーザーズ ガイドの「XQuery の実装」を参照してください。| 注意 : | プロキシがアクティブな WSS 仲介である場合は、WS-Security を使用して、WS-Security ユーザ名トークンまたはカスタムのユーザ名/パスワードを暗号化できます。この場合、プロキシは最初に要求の暗号化を解除し、次にクリアテキストのユーザ名/パスワードにアクセスするため、ユーザ名/パスワードのパススルーが機能します。 |
クライアントからの着信要求の認証結果であるユーザ名 (ローカルのユーザ名) を、指定するユーザ名およびパスワード (リモートのユーザ名およびパスワード) に関連付ける (マップする) 必要があります。サービス アカウントはマップされている認証クライアントからの要求を受け取ると、ビジネス サービス、またはプロキシ サービスの発信要求に対して、適切なリモート ユーザ名およびパスワードを提示します。
転送レベルおよびメッセージ レベルの両方でクライアントが認証する場合、サービス アカウントはメッセージ レベルのユーザ名をリモートのユーザ名およびパスワードにマップします。
匿名のユーザ名をリモートのユーザ名およびパスワードにマップすることもできます。
fn-bea:lookupBasicCredentials XQuery 関数と共に使用できない。詳細については、AquaLogic Service Bus ユーザーズ ガイドの「XQuery の実装」を参照してください。
サービス アカウントおよびそのデータはすべて AquaLogic Service Bus セッションに参加します。サービス アカウントを作成または変更するには、セッションに入っている必要があります。また、セッションを破棄すると、サービス アカウントおよびそのデータも破棄されます。セッションをアクティブ化すると、ドメインにコンフィグレーションされているユーザ名/パスワード資格マッピング プロバイダにユーザ名、パスワード、その他のサービス アカウント データが保存されます。
以下の表は [リソース ブラウザ] モジュールと [プロジェクト エクスプローラ] モジュールでアクセスできるサービス アカウントのページをまとめたものです。各ページに関連するタスクとヘルプ トピックを確認できます。
[サービス アカウントの概要] ページでは、サービス アカウントのリストを表示できます。サービス アカウントは、ビジネス サービスおよびプロキシ サービスが発信認証に使用するユーザ名およびパスワードを提供します。詳細については、「サービス アカウントの概要」を参照してください。
[サービス アカウントの概要] が表示され、サービス アカウントごとに以下の情報が表示されます。
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[新しいサービス アカウントの作成] ページでは、新しいサービス アカウントを追加できます。サービス アカウントは、ビジネス サービスおよびプロキシ サービスが発信認証に使用するユーザ名およびパスワードを提供します。詳細については、「サービス アカウントの概要」を参照してください。
| 注意 : | フォルダを選択するには、フォルダ名をクリックします。[フォルダ ビュー] ページが表示されます。 |
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| 注意 : | 新しいサービス アカウントは現在のセッションに保存されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがランタイムにデプロイされます。または、セッション中の任意の時点で [破棄] をクリックして、現在のセッションでそれまでに行った変更内容を削除します。 |
[サービス アカウントの詳細] ページでは、特定のサービス アカウントの詳細を確認および変更できます。サービス アカウントは、ビジネス サービスおよびプロキシ サービスが発信認証に使用するユーザ名およびパスワードを提供します。詳細については、「サービス アカウントの概要」を参照してください。
| 注意 : | [リソース名] フィールドは変更できません。 |
サービス アカウントが更新され、[サービス アカウントの概要] ページが表示されます。
更新したサービス アカウントは現在のセッションに保存されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがランタイムにデプロイされます。または、セッション中の任意の時点で [破棄] をクリックして、現在のセッションでそれまでに行った変更内容を削除します。
| 注意 : | 変更したサービス アカウントが WebLogic JMS サーバの認証に使用されている場合、JMS サーバが変更を認識するのに最大で 60 秒かかる場合があります。デフォルトでは、WebLogic Server JMS は各送り先のパーミッションを 60 秒間隔でチェックします。この動作を変更するには、次のシステム プロパティに WebLogic Server JMS がパーミッションをチェックする必要のある間隔 (秒単位) を設定するように WebLogic Server のスタートアップ コマンドを変更します。weblogic.jms.securityCheckInterval このプロパティの値を 0 に設定すると、JMS リソースに対して send、receive、および getEnumeration アクションが実行されるたびに、JMS リソースのパーミッション チェックが行われます。 |
『プロダクション環境の保護』(次の URL) の「プロダクション環境のセキュリティの確保」
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs92/lockdown/practices.html
[サービス アカウントの概要] ページでは、サービス アカウントを削除できます。サービス アカウントは、ビジネス サービスおよびプロキシ サービスが発信認証に使用するユーザ名およびパスワードを提供します。詳細については、「サービス アカウントの概要」を参照してください。
サービス アカウントを削除すると、サービス アカウントに含まれるユーザ名、パスワード、またはローカル ユーザからリモート ユーザへのマッピング データも削除されます。
「ビジネス サービスの表示と変更」または「プロキシ サービスの表示と変更」を参照してください。
| 注意 : | 必要に応じて、このリソースの削除を取り消すことができます。詳細については、「タスクの取り消し」を参照してください。 |
サービス アカウントおよびそのデータは現在のセッション内で削除されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがデプロイされます。または、セッション中の任意の時点で [破棄] をクリックして、現在のセッションでそれまでに行った変更内容を削除します。
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