マルチバイト環境での使用にあたって
|
|
|
本ドキュメントでは、BEA AquaLogic Service Bus 2.6 をマルチバイト環境下で使用する場合の既知の問題点や注意点を記述しています。含む内容は以下の通りです。
本章では、BEA AquaLogic Service Bus 2.6 をマルチバイト環境上での使用にあたり、必要な準備や注意点を記述しています。
本リリースより、インストーラーにはBEA Workshopが同梱され、XQuery Mapperはそのプラグインとして提供されます。ご使用の際にはBEA Workshopのドキュメントも併せてご参照ください。
2.5では、Tuxedoトランスポートにおいて、MBSTRINGを用いてマルチバイト文字を含むデータの通信を行う場合、requestおよびresponseエンコーディングには常にUTF-8を指定する必要がありましたが、2.6では送受信されるメッセージの正しいエンコーディングを指定する必要があります。 なお2.6に同梱されているTuxedoトランスポートには、Messaging/Textタイプを使用し、かつMBSTRINGバッファタイプを使用した場合の処理に不具合があり、正しく動作させるためにはパッチを適用する必要があります。(CR307948)
本章では、BEA AquaLogic Service Bus におけるマルチバイト環境下での既知の問題点に関して記述しています。
UDDIレジストリ(ALSR)からのコンフィグレーションファイルのインポート時、レジストリに登録されているビジネスエンティティやサービスなどの名前、説明欄等において、期待する言語(*1)に対応するリソースがレジストリ上に登録されていない場合、正しく表示されません。
(*1) 期待する言語とは、ブラウザの言語設定、またはブラウザの言語設定が何も無い状態の場合はドメインが起動している環境(OS)のロケールになります。
回避策: 各情報に対して期待する言語リソースをUDDIレジストリに登録してください。
本章では、BEA AquaLogic Service Bus におけるマルチバイト環境下での制限事項に関して記述しています。
アラート発生時の処理として"JMS送り先にアラートを送信"を選択した場合、送信されるメッセージはBytesMessage型になります。(Text型は現在指定できません) この内容は、"要求エンコーディング"で指定したエンコーディングでエンコードされたbyte配列になります。
FormatBuilderにおいて、デリミタとしてマルチバイト文字を使用することはできません。
v2.1より、URLを指定して外部のService Busサーバーからリソースを取得する機能が追加されました。この時指定するURLの形式は以下のようになります。
http://localhost:7021/sbresource?WSDL/[project name]/[folder name]/[resource name]
[project name]はリソースが登録されているプロジェクトの名前
[folder name]はリソースが登録されているフォルダの名前
[resource name]はリソースの名前
これらプロジェクト、フォルダ、リソース名にマルチバイト文字を使用しているリソースを取得する場合は、UTF-8を用いてURLエンコードを施した文字列を指定する必要があります。
v2.1から、.zipまたは.jarファイルを指定してリソースをロードする事が可能になりました。([プロジェクトエクスプローラ]-[リソースの作成]-[バルク]-[zip圧縮リソース]) 本機能では、zipファイル内にマルチバイトを含むファイル名を持つ場合、正しく処理できません。マルチバイトファイル名を含む場合はjarファイルを使用する必要があります。
Internet Explorerを使用してServiceBusコンソールにアクセスした場合、特にUTF-8における4バイト領域の文字などの特殊な文字を使用すると、文字化けが発生する可能性があります。(現象としては単なる四角が表示されます。)
回避策: Firefoxではこの現象は確認されていません。Firefoxの利用をご検討ください。
|
|
|
|