Oracle Application Server Forms and Reports Servicesインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.1.2)for AIX 5L Based Systems(64-bit) B25646-01 |
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この章では、Oracle Application Server 10g Forms and Reports Servicesの新しい機能について説明します。この章は、主に、以前のバージョンのForms and Reports Servicesをインストールしたユーザーにとって役に立つ内容となっています。
製品自体の新機能の詳細は、Oracle Technology NetworkのWebサイト(http://www.oracle.com/technology
)を参照してください。Forms and Reports Servicesのインストールに関するよくある質問(FAQ)は、Oracle Technology NetworkのWebサイトにあるForms and Reports ServicesインストールのFAQページ(http://www.oracle.com/technology/products/reports/htdocs/faq/faq_fr_services.htm
)を参照してください。
この章の項目は次のとおりです。
以前のリリースでは、コンポーネントにカスタム・ポートを使用する場合は、コンポーネントとポート番号を対応付けるstaticports.ini
ファイルを作成していました。また、インストーラの起動時には、コマンドライン・オプションを使用して、ファイルを指定していました。
このリリースでは、インストーラの新しい「ポート構成オプションの選択」画面で、staticports.ini
ファイルを指定します。ファイルの指定に、コマンドライン・オプションは使用しません。
このリリースでは、サーバー構成ファイルにORBPorts
要素が導入されました。これを使用して、Reports ServerおよびエンジンがCORBA経由の通信に使用するポート番号を明示的に指定できます。ポート番号は、番号の範囲またはカンマ区切りの個々のポートとして指定できます。次に例を示します。
<ORBPorts value="15000-15010"/>
(値の範囲で指定)
<ORBPorts value="15000,16000,17000,18000"/>
(カンマ区切りで値を指定)
デフォルトでは、Reports Server構成ファイルにORBPorts
要素はありません。この要素が見つからない場合、Reports ServerはCORBA通信にランダムなポートを選択します。ORBPorts
要素の詳細は、『Oracle Application Server Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の、OracleAS Reports Servicesの構成に関する章を参照してください。
注意: ORBPorts 要素は、Reports Serverが実行されているサーバーでTCPポート・フィルタ処理が有効化されている場合にのみ定義します。ポート・フィルタ処理が有効化されているときに、Reports Server用にオープン可能なポートがある場合は、サーバー構成ファイルでORBPorts を使用して、それらをReports Serverおよびエンジンの通信用ポートとして指定します。これらのポートがすべて使用できない場合、Reports Serverまたはエンジンは起動に失敗し、エラーが表示される場合があります。
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このリリースでは、Forms/Reports Servicesを構成して、Oracle Application Server Infrastructureのサービスを使用できます。Forms/Reports Servicesでは、Business Intelligence and Formsコンポーネントによる使用と同様に、OracleAS Infrastructureのサービスを使用できます。構成の詳細は、第6章「Oracle Application Server Infrastructureを使用するためのForms/Reports Servicesの構成」を参照してください。
クローニングとは、その構成を保持しながら、既存のインストールを異なる場所にコピーすることです。このリリースでは、Forms/Reports Servicesインスタンスのインストールのクローニングができます。クローニングの詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
このリリースでは、Oracle Internet DirectoryおよびOracle Application Server Metadata Repositoryからエントリを削除する、Deconfigという名前の新しいツールが導入されました。インストーラを使用してOracle Application Serverインスタンスを削除する前に、このツールを実行します。Deconfigツールの詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。
インストーラには記録モードがあります。このモードでは、ユーザーの入力値がレスポンス・ファイルに保存されます。生成されたレスポンス・ファイルを使用すると、異なるコンピュータに同じ値を使用してForms/Reports Servicesをインストールできます。
詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。
インストーラには、インストールに使用されたリソースを監視するためのコマンドライン・オプションが用意されています。表1-1に、サポートされるオプションを示します。
表1-1 インストール統計情報の生成に使用するインストーラ・オプション
オプション | 説明 |
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このオプションを使用して、インストール所要時間に関する情報を取得します。インストーラは情報を次のファイルに書き込みます。
oraInventoryは、各自の |
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このオプションを使用して、インストールに使用したメモリーに関する情報を取得します。インストーラは情報を次のファイルに書き込みます。
oraInventoryは、各自のoraInventoryディレクトリの場所を示します。 |
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このオプションを使用して、インストールに使用したディスク容量に関する情報を取得します。インストーラは情報を次のファイルに書き込みます。
oraInventoryは、各自のoraInventoryディレクトリの場所を示します。
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たとえば、次のコマンドは、インストールの所要時間、インストールに使用したメモリーおよびディスク容量に関する情報を取得します。
runInstaller -printtime -printmemory -printdiskusage
次のコンポーネントのデフォルト・ポート範囲が変更されました。
Oracle Application Server Reports Services
Oracle Internet Directory
Oracle Application Server Certificate Authority
Oracle Application Server Containers for J2EE
Oracle Enterprise Manager 10g
Oracle Application Server Web Cache
詳細は、付録C「デフォルトのポート番号」を参照してください。