Oracle Application Server 概要 10gリリース2(10.1.2) B15619-02 |
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2層アーキテクチャとは、データベースにアクセスするクライアント上で実行されるアプリケーションのフロントエンドおよびロジックを備えた従来型のクライアント/サーバー・コンピューティング・アーキテクチャである。
3層アーキテクチャとは、システムをインタフェース層、アプリケーション・ロジック層、データベース層の3層に分割したクライアント/サーバー・コンピューティング・アーキテクチャである。このモデルにおけるクライアントはThinクライアントであり、2層アーキテクチャのクライアントのような多くのリソースを含まない。中間層とも呼ばれるアプリケーション・ロジック層では、クライアントに計算力とリソースが提供される。Oracle Application Serverは、データベースを使用可能なアプリケーション用の開発および配置プラットフォームとして、この役割を完璧に果たす。
Application-to-Application(A2A)統合(エンタープライズ・アプリケーション統合とも呼ぶ)とは、1つの企業(エンタープライズとも呼ぶ)の内部でアプリケーションとビジネス・プロセスを統合することである。
トランザクションが次のような特性を示す場合は、ACID特性(Atomic: 原子性、Consistent results: 結果の一貫性、Isolated: 独立性、Durable: 永続性)があるとされる。
アクセス制御リスト(ACL)とは、オブジェクトに対する特定のアクセスを許可されたグループおよびユーザーのリストである。また、特定のリソースへのアクセスを許可された実体とそのアクセス権を示したリストとなる場合もある。
Apacheとは、National Center for Supercomputing Applications(NCSA)から派生したパブリック・ドメインのHTTPサーバーである。
Apacheモジュールとは、Oracle HTTP ServerとApacheのどちらかに対するアドオンである。モジュールによってWebサーバーの基本機能が拡張され、Oracle HTTP ServerとOracle Application Serverのその他のコンポーネントとの統合がサポートされる。
Application Program Interface(API)とは、アプリケーション側でコンポーネント上のサービスを起動するときに使用する公開済のデータ構造と関数のセットである。
Business-to-Business(B2B)統合とは、企業のアプリケーションとビジネス・プロセスを、顧客、サプライヤ、取引パートナ、取引所、市場などが運営する外部のビジネス・システムと統合することである。B2B統合により、A2A統合がインターネットまで拡大される。
Basic認証とは、ユーザー名とパスワードに基づく認証方式で、インターネットで送信する際にパスワードを暗号化しないものである。
Bean管理の永続性(BMP)を持つBeanとは、すべての状態情報をその内部に格納するJava Beanである。
認証局(CA)とは、個人、企業、サーバーなどが本物であることを証明する、信頼性のある第三者機関で、証明書に署名するものである。
Common Gateway Interface(CGI)とは、Webサーバーと、CGI仕様に準拠するデータの受信および返信を行うように設計された任意のプログラムとの間で情報を送信するための業界標準技術である。
「CGI」を参照。
「CORBA」を参照。
Cookieとは、HTTPコール間の状態を保持するために、サーバーによってクライアント・ブラウザに格納されるテキスト文字列である。Cookieを使用すると、ドメイン、パス、存続期間、その他の変数などのクライアントに関する情報を、アプリケーションで格納および検索できる。Cookieは、ユーザーがブラウザを終了したとき、あるいはCookieの作者が指定した日付のいずれかで終了させることができる。
Common Object Request Broker Architecture(CORBA)とは、オブジェクトと呼ばれるコード・モジュールが、書かれているプログラミング言語や実行中のオペレーティング・システムに関係なく、相互に通信できるようにするための業界標準である。
CORBAオブジェクトとは、OMGのCORBA仕様に準拠したサーバー側プログラムの総称である。オブジェクトを任意の言語で書き、任意のマシンに配置して、ローカルまたはWAN上に存在させることができる。
コラボレーション・プロトコル合意書(CPA)とは、電子ビジネス・コラボレーションに携わる2人以上の取引パートナ間の技術的合意を文書にしたものである。
コラボレーション・プロトコル・プロファイル(CPP)とは、他のパートナと電子ビジネス・コラボレーションに携わって、電子メッセージを交換するための1人のビジネス・パートナの技術的機能を定義したものである。
証明書失効リスト(CRL)とは、スケジュールされた失効日よりも早く失効した証明書のリストである。CRLには途中で失効した証明書のみが記載される。失効した証明書が元の失効日を過ぎると、CRLから削除される。
カスタマ・リレーションシップ・マネジメント(CRM)とは、企業が顧客関係を系統立てて管理するのに役立つ方法論とソフトウェアである。通常はインターネット機能も含まれる。
カスケード・スタイル・シート(CSS)とは、フォント、カラー、間隔などのスタイルを、XML文書に追加するための単純なメカニズムを提供するものである。
データベース・アクセス記述子(DAD)とは、HTTPリクエストを実行するためにアプリケーションがOracleデータベースに接続する方法を指定する一連の値である。DADに含まれる情報には、ユーザー名(スキーマおよび権限も指定する)、パスワード、接続文字列、エラー・ログ・ファイル、標準エラー・メッセージ、National Language Support(NLS)パラメータ(NLS言語、NLS日付書式、NLS日付言語、NLS通貨など)がある。
Digest認証とは、インターネット上にパスワードを送信しない認証方式である。Digest認証はBasic認証よりも安全だが、ほとんどのブラウザではサポートされていない。
Dynamic Link Library(DLL)とは、Microsoft Windowsアプリケーションで使用できる実行可能な関数またはデータのアーカイブである。一般にDLLは特定の関数を1つ以上提供し、プログラムはDLLへの静的リンクまたは動的リンクを作成して関数にアクセスする。DLLは複数のアプリケーションで同時に使用できる。
非武装地帯(DMZ)とは、外部ファイアウォールと内部ファイアウォールとの間の領域である。通常は、ネットワークやイントラネットに無許可でのアクセスを試みる者の攻撃から、内部のアプリケーション・サーバーを保護するために使用する。
ドメイン・ネーム・システム(DNS)とは、インターネットをドメインと呼ばれる分離した階層グループに分割し、それぞれをus.oracle.com
のような一意の英数字名で識別するメカニズムである。DNSではドメイン内の各コンピュータを、一意のホスト名で識別する。たとえば、ドメインus.oracle.com
内のhalという名前のコンピュータは、インターネット上ではhal.us.oracle.com
という名前で一意に識別される。
「DTD」を参照。
Document Type Definition(DTD)とは、XML文書の使用可能な構造を定義する一連の規則である。DTDはSGMLから書式を導出したテキスト・ファイルであり、XML文書内に埋め込まれるか、XML文書によって参照されるかのいずれかである。
分散トランザクション処理(DTP)とは、複数のデータベースが1つのトランザクションに関係している場合に、2フェーズ・コミットを保証するプロトコルである。
「DLL」を参照。
E-Businessとは、インターネット上でのビジネスで、製品の売買、顧客へのサービス、ビジネス・パートナとの共同作業などがある。
エンタープライズ・アプリケーション統合(EAI)とは、システム間で情報やアプリケーションを共有および送信し、統合されたアプリケーションとして機能させるものである。
Enterprise Archive(EAR)ファイルとは、拡張子.ear
の付いた標準JARファイルである。J2EEアプリケーションとそのすべてのモジュールは、1つのEARファイルで与えられる。EARファイルには、J2EEアプリケーションを構成するJARファイルとWARファイルが含まれる。
Electronic Business Extensible Markup Language(ebXML)とは、あらゆる規模の、あらゆる地域にある企業が、インターネット上でビジネスを遂行できるようにするためのモジュール形式の仕様のスイートである。ebXMLを使用すると、企業はビジネス・メッセージの交換、取引関係の遂行および共通の用語によるデータの通信に、標準の方式を使用できるようになる。
電子データ交換(EDI)とは、コンピュータ間で標準フォーマットを使用してビジネス・データを交換する手段である。EDIでは、情報は両者によって設定される特定のフォーマットに従って編成されるため、人間による操作を必要としないコンピュータ・トランザクションが可能となる。EDIトランザクション・セットに含まれているすべての情報は、ほとんどの場合、従来の印刷ドキュメントの情報と同じである。EDIは、発注や注文処理、発送や受領、送り状の作成、支払いなどのシステムのように、多くのビジネス・トランザクションに必要なデータ・フォーマットやエンコード・ルールを定義する。
企業情報システム(EIS)とは、企業に情報インフラストラクチャを提供するシステムである。企業はこのシステムに格納されている情報を使用してビジネスを行う。企業情報システムの例には、Enterprise Resource Planningシステム、メインフレーム・トランザクション処理システム、リレーショナル・データベース管理システム、その他の従来型情報システムなどがある。エンタープライズ・アプリケーションは、企業情報システム上で稼動するアプリケーションにアクセスする必要がある。
Enterprise Java Beans(EJB)とは、JavaSoftによって定義された、Java用のコンポーネントベースのアプリケーション・モデルである。このモデルにより、マルチスレッドなどのシステム・レベル・サービスの大半が提供されるので、アプリケーション・プログラミングが容易になる。EJBは、アプリケーション・プログラミングを容易にし、各種のEJBサーバー間でEJBオブジェクトの相互運用を可能にするために、JNDI、JTS、JDBCなど各種の標準化された企業サービスを利用する。EJBにより、一度書いたらどこでも実行できる(Write once, run anywhere)状況が実現される。
EJBアプリケーションとは、Javaで書かれた、EJB仕様に準拠するCORBAオブジェクトを配置するフレームワークである。
EJBコンテナとは、EJBアプリケーション内のコンポーネント・コーディネータで、主要なEJBランタイム・コンポーネントの1つである。
EJBデプロイメント・ディスクリプタとは、トランザクションおよびセキュリティ・ポリシーのような、EJBアプリケーションまたはオブジェクトを配置する適切な方法に関する情報を提供するシリアライズされたオブジェクトである。
「ebXML」を参照。
Enterprise Beanとは、アプリケーションのビジネス・ロジック、つまりアプリケーションの目的にかなうコードをカプセル化するサーバー側のコンポーネントである。
「EJB」を参照。
「ERP」を参照。
Entity Beanは複雑なビジネス実体である。Entity Beanは、ビジネス実体のモデル、あるいはビジネス・プロセス内の複数のアクションのモデルを作成する。Entity Beanは、データおよびそのデータの計算を必要とするビジネス・サービスを容易にするためにしばしば利用される。たとえば、アプリケーション開発者はEntity Beanを実装し、購入注文にある品目を検索して計算できる。実装したEntity Beanは、必要なタスクの実行において、複数の依存する永続オブジェクトを管理できる。
製造業者やその他の企業がビジネスの重要な部分を管理するのを支援するマルチモジュール・アプリケーション・ソフトウェアによってサポートされる一連のアクティビティ。製造計画、部品購入、在庫管理、サプライヤ間の連携、顧客サービス、注文履歴の管理などがある。
「GUI」を参照。
UI(ユーザー・インタフェース)とも呼ばれるGraphical User Interface(GUI)は、テキストだけではなく、図形も使用した、コンピュータへのユーザー・インタフェースである。GUIの要素には、プルダウン・メニュー、ボタン、アイコン、ウィンドウ、図形などがある。
「HL7」を参照。
Health Level Seven(HL7)とは、ヘルス・ケア環境における電子データ交換の標準である。対象となるのは、臨床および管理のためのデータ・ドメインにおけるヘルス・ケアである。Level Sevenは、Open Systems Interconnection(OSI)に対する国際標準化機構(ISO)の通信モデルの最高レベルであるアプリケーション・レベルを意味している。
Hypertext Markup Language(HTML)とは、テキスト、図形、参照などを含めることができるハイパー・テキスト・ドキュメントを、プログラムおよび他のハイパー・テキスト・ドキュメントにエンコーディングするフォーマットである。
Hypertext Transfer Protocol(HTTP)とは、メッセージの書式化および送信を行い、各種のコマンドに応じてWebサーバーおよびブラウザが実行する必要のあるアクションを決定するために、Webによって使用される基本的なフォーマットである。HTTPはOracle Application Serverとクライアントとの間で使用されるプロトコルである。
HTTPSとは、データ送信をセキュアに行うための措置を備えたHTTPのバージョンである。
HTTPサーバーとは、リモート・ブラウザからのHTTPリクエストを受信し、リクエストされたURLをファイル名に変換して、リクエスト元にファイルを返すサーバーである。
HTTPヘッダーとは、Webページをリクエストする際にブラウザがURLとともに送信する情報の主要部分である。これにはブラウザのタイプやMIMEタイプなどの情報が含まれる。
HTTPリクエスト情報とは、HTTPヘッダーのフォームでクライアントからリクエストされる情報である。
「リスナー」を参照。
HTTPレスポンス情報とは、HTTPリスナーあるいはアプリケーションによって与えられる情報である。
「HTML」を参照。
「HTTP」を参照。
IDベースのアクセス制御(IBAC)とは、リソースへのアクセスを制御するために、デジタルIDを使用する方法である。
統合開発環境とは、エディタ、デバッガ、スクリーン・ペインタ、オブジェクト・ブラウザなどを含むビジュアル・ツールである。
Interface Definition Language(IDL)とは、インタフェースを指定するための標準言語で、主にCORBAオブジェクト・インタフェース定義に使用される。IDLは宣言型であり、CORBAオブジェクトの実装が明らかになることはない。CORBAではIDLから各種プログラミング言語への標準マッピングを定義する。
「IBAC」を参照。
Internet Inter-ORB Protocol(IIOP)とは、CORBAオブジェクトが相互に通信するために使用するインターネット転送プロトコルである。Oracle Application Serverのコンテキストでは、IIOPはECO/JavaオブジェクトおよびEJBオブジェクトで使用される。また、Oracle Application Serverのコンポーネント間でも使用される。
「IDL」を参照。
Internet Information Server(IIS)とは、Windows NT/2000プラットフォーム上で稼動するMicrosoftのWebサーバーである。
「IIOP」を参照。
「IOR」を参照。
Interoperable Object Reference(IOR)とは、各CORBAオブジェクトに対する一意の文字列で、異なるORB間でオブジェクト参照が渡されたときに作成される。この文字列をメソッドに渡して、実際のオブジェクト参照を決定できる。
IPアドレスとは、インターネット上のコンピュータを一意に識別する、ピリオドで4つに区切られた数字である。数字の形式はInternet Protocol(IP)で定義される。
IPベースの制限とは、クライアント・マシンのIPアドレスに基づいてファイルへのアクセスを許可または禁止する制限方式である。
Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)とは、アプリケーション開発者が複数層からなるサーバー中心の企業レベル・アプリケーションを開発、配置および管理できるようにするためのプラットフォームである。
J2EEサーバーとは、J2EE製品のランタイム部分で、EJBコンテナ、Webコンテナまたはその両方を提供するものである。J2EEサーバーは、通常3層アーキテクチャの中間層に置かれる。
Java 2 Platform, Standard Edition(J2SE)とは、アプリケーション開発者がJavaのアプレットおよびアプリケーションを、パーソナル・コンピュータやワークステーションなどのデスクトップ・クライアント・プラットフォーム上で開発、配置および管理できるようにするためのプラットフォームである。
Java Authentication and Authorization Service(JAAS)とは、ユーザーのアクセス制御を認証および実施するサービスを可能にするJavaパッケージである。JAASでは標準のPluggable Authentication Module(PAM)フレームワークのJavaバージョンが実装され、Java 2セキュリティ・モデルのアクセス制御アーキテクチャが拡張されて、ユーザーベースの認可がサポートされる。
Java Archive(JAR)ファイルには様々な種類がある。EJB JARファイルには、そのデプロイメント・ディスクリプタ(DD)、関連ファイルおよびEnterprise Bean用の.class
ファイルが含まれる。アプリケーション・クライアントJARファイルには、DD、関連ファイルおよびアプリケーション・クライアント用の.class
ファイルが含まれる。JARファイルはWARファイルとともにEARファイルにパッケージされる。
Javaとは、Sun Microsystems社が開発したプログラミング言語である。Javaは完全なオブジェクト指向のプログラミング言語であり、非常に移植性が高く、インターネットやその他のコンピュータ・ネットワーク上で分散アプリケーションを作成するために最適化されている。
「J2EE」を参照。
「J2SE」を参照。
Java 2セキュリティ・モデルは、開発者や管理者が、企業向けアプレット、コンポーネント、サーブレットおよびアプリケーション・セキュリティの多くの側面について、制御を強化できるようにするものである。Java 2セキュリティ・モデルはCapability-Baseであり、このモデルを使用することによって保護ドメインを確立し、各保護ドメインにセキュリティ・ポリシーを設定できる。
Java 2セキュリティ・モデルの基礎になるのはパーミッションである。すべてのJavaクラス(ローカルで実行されるもの、リモートでダウンロードされるものを問わない)は、そのクラスで使用できる一連のパーミッションを定義する構成済セキュリティ・ポリシーの対象になる。各パーミッションは、特定のリソースへの特定のアクセスを表す。
「JAAS」を参照。
「JCA」を参照。
「JMS」を参照。
「JNDI」を参照。
「JTA」を参照。
「JTS」を参照。
「JVM」を参照。
JavaBeansとは、開発者が再利用可能なコンポーネントを一度書けばどこでも実行できるような、移植性があり、プラットフォームに依存しないコンポーネント・モデルである。
Javadocとは、Javaソース・コード中のドキュメント・コメントから、APIドキュメントをHTMLフォーマットで生成するためのツールである。生成したHTMLページには、クラス、インナー・クラス、インタフェース、コンストラクタ、メソッド、フィールドなどについての説明が表示される。
「JSP」を参照。
Javaインタプリタとは、Webブラウザに依存せずにJavaバイトコードを解釈および実行するプログラムである。
J2EE Connector Architecture(JCA)とは、異機種間の企業情報システム(EIS)を統合するための標準アーキテクチャを提供するものである。
Java Database Connectivity(JDBC)とは、Java内からデータベースに接続できるようにするJavaパッケージである。
Just-in-Time(JIT)コンパイルとは、メソッドに最初に遭遇したときにJava Virtual Machine(JVM)がバイトコードから生成するネイティブ・コードのコピーを、Java Virtual Machineが保持するためのプロセスである。その後メソッドが実行されるときに、JITではメソッドを解釈する必要なくネイティブ・コードを使用できるので、パフォーマンスが向上する。
Java Message Service(JMS)APIとは、重要なビジネス・データやイベントを企業全体で非同期交換するために、信頼性の高い柔軟なサービスを提供するものである。
Java Naming and Directory Interface(JNDI)とは、ディレクトリ・サービスおよびネーミング・サービスを提供するAPIの標準セットで構成されるものである。Oracle Application ServerにはJNDIネーミング・サーバーがあり、クライアントはこれを使用してECO/JavaオブジェクトまたはEnterprise JavaBeansオブジェクトへのオブジェクト参照を取得できる。
JavaServer Pages(JPS)とは、Webページに対して簡単なプログラムによるインタフェースを使用可能にするサーブレットの拡張機能である。JSPは、Webやアプリケーション・サーバー上で実行される専用のタグと埋込みJavaコードが含まれたHTMLページであり、HTMLページに動的機能を与える。JSPは最初に要求されたときに実際にサーブレットにコンパイルされ、サーブレット・コンテナ内で稼動する。
「JSPトランスレータ」を参照。
JSPタグとは、JavaServer Pages(JSP)で使用されるタグである。これらのタグでは<jsp:
構文が使用され、JSP内のアクション要素はXML文と同様の開始タグと終了タグで囲まれる。
JSPトランスレータとは、JSPページの変換、実行および処理を行い、JSPページへのリクエストを配信する実体である。JSPトランスレータの厳密なアーキテクチャは実装ごとに異なるが、1つのサーブレットまたは複数のサーブレットの集まりで構成される。そのため、JSPトランスレータはサーブレット・コンテナによって実行される。
Java Transaction API(JTA)とは、アプリケーションが分散トランザクションを行い、他のコンポーネントからトランザクション・サービスにアクセスできるようにするものである。
Java Transaction Service(JTS)とは、アプリケーションおよびデータベースをトランザクションの一部にするために必要なサービスを提供するものである。JTSはOTSのJavaバージョンである。
「JITコンパイル」を参照。
Java Virtual Machine(JVM)とは、ソフトウェアまたはハードウェアにおいて様々な方法で実装できる、計算装置のための抽象的な仕様である。仮想マシンの命令セットのコンパイルは、マイクロプロセッサの命令セットのコンパイルとよく似ている。
Java Virtual Machineは、Javaバイトコードの解釈を扱うJavaランタイム環境の一部である。Java Virtual Machineはバイトコードの命令セット、レジスタのセット、スタック、ガベージを収集したヒープ、メソッドの記憶領域で構成される。Javaバイトコードは、任意のマシン上で稼動する任意のJVMで実行できる。
Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)とは、クライアントがディレクトリ・サーバーから情報にアクセスできるようにするプロトコルである。LDAPを使用すると、企業ディレクトリのエントリを、地理上および組織上の境界を反映する階層構造に配置できる。
「LDAP」を参照。
Login Serverは、アプリケーションにアクセスを試みるクライアント・ユーザーのユーザー名およびパスワードを認証するサーバーである。いったん認証されると、クライアントのIDはLogin Serverによって様々なアプリケーションに渡される。クライアントが認証されているかどうかは、暗号化されたログインCookieによって識別される。Login Serverでは、シングル・サインオン認証が提供される。これによってユーザーは、1つのユーザー名とパスワードを使用して、複数のアカウントやアプリケーションにアクセスできる。
Message-Driven Bean(MDB)とは、JMSをそのまま使用するよりも簡単に非同期通信を実装する方法を提供するものである。MDBは、非同期JMSメッセージを受信するために作成されたものである。JMSのキューおよびトピックに必要な設定の大部分は、コンテナによって処理される。コンテナは関係のあるMDBにすべてのメッセージを送信する。
Multipurpose Internet Mail Extension(MIME)タイプとは、メッセージの内容を説明するためにインターネット上で使用するメッセージ・フォーマットで、MIME標準によって定義される。MIMEは、配信されるコンテンツの種類を説明するためにHTTPサーバーによって使用される。MIMEは、複数のRFCによって定義されている。
「Apacheモジュール」を参照。
mod_access
とは、クライアントのホスト名またはIPアドレスに基づくアクセス制御を提供するOracle HTTP Serverのモジュール(プラグイン)である。
mod_osso
モジュールは、Single Sign-On対応のLogin ServerとOracle HTTP Serverリスナー間の通信を提供するものである。
「MIMEタイプ」を参照。
「NLS」を参照。
National Language Support(NLS)とは、各種言語とキャラクタ・セットとの間でデータを変換するために使用される一連のメカニズムである。
Open Applications Group, Inc.(OAGI)とは、非営利のコンソーシアムで、E-Businessやアプリケーションを統合するための、XMLコンテンツに基づいたベスト・プラクティスやプロセスが活動対象の中心である。OAGIは、エンタープライズ・ビジネス・アプリケーションの統合に向けて、共通規格を定めるために設立された。メンバー企業は、エンタープライズ・ビジネス・アプリケーション間の統合を標準化するための仕様を構築している。OAGI Business Object Document(BOD)は、ソフトウェア・アプリケーション間またはコンポーネント間で、メッセージやビジネス・ドキュメントのやりとりをするために使用されるアーキテクチャである。各BODには、目的のビジネス・アプリケーションのアクション達成を支援する内容の詳細が含まれている。
「OMG」を参照。
「OTS」を参照。
「Oracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)」を参照。
Oracle Call Interface(OCI)とは、Oracleデータベースにアクセスして、SQL文やPL/SQL文を実行するためのAPIまたは低レベルのツールである。
オンライン・トランザクション処理(OLTP)とは、トランザクションをただちに処理することである。トランザクション処理の反対のものとしてバッチ処理がある。バッチ処理では、トランザクションをバッチ単位で格納し、格納したトランザクションをすべて一括で実行する。
Object Management Group(OMG)とは、700以上の企業で構成されるコンソーシアムである。OMGの目標は、オブジェクト指向プログラミング技術を使用したアプリケーション開発のために共通したフレームワークを提供することである。OMGはCORBA仕様の策定を行っている。
「OLTP」を参照。
「OAGI」を参照。
Oracle Advanced Queuingには、データベースにメッセージ機能が用意されており、アプリケーション間の非同期通信を確実に行うことができる。Oracle Application Server Integrationでは、Oracle Advanced Queuingをアダプタ、統合に加えるアプリケーションおよびOracle Workflow間の通信メカニズムとして使用する。
Oracle Advanced Securityではセキュリティ機能の包括的なスイートを提供して、企業ネットワークを保護し、企業ネットワークをセキュアにインターネットまで拡大する。また、ネットワークの暗号化ソリューションおよび認証ソリューション、シングル・サインオン・サービス、セキュリティ・プロトコルと統合するためのシングル・ソースを提供する。業界標準を統合することにより、Oracleネットワークおよびそれを超えた範囲まで比類のないセキュリティがもたらされる。
Oracle Application Server Active Failover Clustersは高可用性ソリューションであり、これを使用すると、複数のノードで構成されるハードウェア・クラスタにOracle Application Server Infrastructureを配置できるため、クラスタの各ノードで着信リクエストを同時に処理できるようになる。Infrastructureは各ノードにインストールされるが、Infrastructureのデータベースはすべてのノードからアクセス可能な共有ディスクにインストールされる。
Oracle Application Server Cold Failover Clusterとは、高可用性ソリューションで、Oracle Application Server Infrastructureは通常、2つのノードからなり、共有ストレージ・デバイスを持つハードウェア・クラスタに配置される。1つのノードはInfrastructureを実行しているアクティブつまり「ホット」なノードで、もう1つのノードはInfrastructureを実行していない「コールド」なノードである。アクティブなノードに障害が発生したときは、クラスタウェアによって、Infrastructureの操作が、前回コールドだったノードに切り替えられ、Infrastructureはそのノードで起動する。
Oracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)とは、すべてがJavaで書かれたJ2EEコンテナの完全なセットである。標準Java Development Kit(JDK)のJava Virtual Machine(JVM)上で実行される。
Oracle Application Server Forms Servicesでは、Web環境のJavaクライアントへのデータベース・アクセスを提供するFormsアプリケーションを配置する。Oracle Application Server Forms Servicesでは、クラスのダウンロード、ネットワークの通信量、およびOracleデータベースとの対話が自動的に最適化される。アプリケーションの負荷が複数のサーバー間で自動的に分散されるため、サービスのリクエストが増加しても容易に対応できる。
Oracle Application Server Infrastructureとは、Oracle Application Server Metadata Repository、ディレクトリ・サーバー、管理サーバーおよびシングル・サインオン・サーバーからなる単一で一貫性のある組合せである。Oracle Application Serverのほとんどのコンポーネントでは、このインフラストラクチャを使用して、アプリケーション開発者およびシステム・マネージャのために統合環境を強化する。
Oracle Application Server InterConnectとは、2つ以上の異種アプリケーション間でメッセージの通信と変換を調整する統合ハブである。Oracle Application Server InterConnectは、ビジネス・イベント、それらに関連付けられたデータ、およびビジネス・オブジェクトのアプリケーションのビューを別のアプリケーションのビューにマッピングするために必要な変換を定義する。
Oracle Application Server InterConnect Adaptersとは、サード・パーティ製アプリケーションとテクノロジ環境を統合に加えることができる接続アダプタ一式である。
Oracle Application Server Metadata Repositoryとは、Oracle Application Serverのインスタンスが必要とするメタデータが格納されている事前作成済データベースである。
Oracle Application Server Portalは、Webデータベース・アプリケーションおよびコンテンツ・ドリブンのWebサイトを構築、配置および監視するための完全なソリューションである。Oracle Application Server Portalを使用すると、使いやすいHTMLベースのインタフェースでデータベース・オブジェクトを作成して表示できるうえ、HTMLベースのインタフェースを作成するツールも利用できる。また、パフォーマンス・トラッキング機能を使用してパフォーマンスの問題を解決したり、付属のインタフェースを使用してデータベースのセキュリティを管理できる。
「Login Server」を参照。
Oracle Application Server Reports Servicesは、Webおよび企業全体用に動的なレポートを作成する、高品質のデータベース・パブリッシングおよびレポート作成用の使いやすく、スケーラブルで、管理しやすいソリューションである。Oracle Application Server Reports Servicesを使用すると、レポートを実行するための複数層アーキテクチャの実装が可能になる。
Oracle Application Server Web Cacheとは、サーバー・アクセラレータのキャッシュ・サービスで、Oracleプラットフォーム上で稼動する、頻繁に使用されるE-Business用Webサイトのパフォーマンス、スケーラビリティおよび可用性を向上させる。頻繁にアクセスされるURLを仮想メモリーに格納することにより、Oracle Application Server Web CacheではそのようなURLに対するリクエストをWebサーバー上で繰り返し処理する必要をなくし、1つ以上のアプリケーションWebサーバーから静的および動的の両方で作成されたHTTPコンテンツをキャッシュに格納する。
Oracle Application Server Wirelessとは、情報およびアプリケーションをモバイル・デバイスに配信するためのポータル・サービスである。Oracle Application Server Wirelessを使用すると、Webページ、カスタムJavaアプリケーション、XMLベースのアプリケーションをはじめとする様々な種類のコンテンツを使用するカスタムのポータル・サイトを作成できる。Oracle Application Server Wirelessにより作成したサイトでは、これらの多様な情報にモバイル・デバイスからアクセスでき、ターゲットとなるデバイスのプラットフォームごとにコンテンツを書きなおす必要はない。
Oracle Application Server Discovererは、データを分析するためのビジネス・インテリジェンス・ツールである。Oracle Application Server Discovererのユーザー・インタフェースを使用すると、データベースのデータへのアクセスと分析が可能になる。Oracle Application Server Discoverer製品には、次の2種類がある。
「OCI」を参照。
Oracle Content Management SDK(CMSDK)とは、Oracleデータベース内にコンテンツを格納するファイル・システムである。コンテンツには、ファイルからファイル・システムを定義するメタデータ(フォルダ設定、セキュリティ、ユーザーを含む)まで様々なものがある。Oracle CMSDKでは、ファイルが追加されたり更新されるたびにテキスト・コンテンツの索引が作成される。これにより、150種以上のファイル形式のコンテンツを検索できる。
Oracle Database Client Developer Kitには、次のクライアント・ライブラリが含まれている。
Oracle HTTP Serverとは、Apache Webサーバー・テクノロジに基づいて構築されたOracle Application Serverを使用するWebサーバーである。Oracle HTTP Serverによって、スケーラビリティ、安定性、スピードおよび拡張性がもたらされる。また、Javaのサーブレット、JavaServer Pages(JSP)、Perl、PL/SQL、CGIなどのアプリケーションもサポートされる。
Oracle Internet Directoryとは、分散したユーザーおよびネットワーク・リソースに関する情報の検索を可能にする汎用ディレクトリ・サービスである。Oracle Internet Directoryでは、LDAPバージョン3をOracleデータベースのすぐれたパフォーマンス、スケーラビリティ、堅牢性および可用性と組み合せることができる。
Oracle Internet Directoryは、Oracleデータベース内のアプリケーションとして稼動する。通信対象となるデータベースは、同じオペレーティング・システム上でも、異なるオペレーティング・システム上でも可能である。
Oracle LDAP Developer Kitでは、たとえばOracle Internet Directoryのような任意のLDAP準拠のディレクトリ・サーバーとクライアントとの相互作用がサポートされる。LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)は、ディレクトリ・サービスに使用する新興のインターネット標準である。このツールキットによってディレクトリ・サービスへのクライアント・コールや暗号化接続をサポートするツールおよび開発ライブラリが提供され、ディレクトリ・データを管理できるようになる。
Oracle Wallet Managerとは、セキュリティ管理者がクライアントおよびサーバー上の公開鍵セキュリティ資格証明を管理するために使用するJavaベースのアプリケーションである。セキュリティ資格証明は、公開鍵と秘密鍵のペア、証明書およびトラスト・ポイントで構成される。
Oracle Workflowを使用すると、ビジネス・プロセスとあらゆる種類のルーティング情報を、企業の事業の内部と外部の両方のユーザー向けの、変更しやすいビジネス・ルールに合せて自動化し、継続的に改善できる。
ORACLE_HOME
とは、Oracleソフトウェアがインストールされているディレクトリを示す環境変数(UNIXの場合)またはレジストリ・キー(Windowsの場合)である。
Oracleプラットフォームとは、Oracle Application Server、Oracle Database ServerおよびOracle Developer Suiteで構成されるサーバー配置プラットフォームである。
CORBAでは、Object Request Broker(ORB)は分散オブジェクトまたはコンポーネントからのサービスを求めるクライアントのリクエストと、そのリクエストの完了との間のブローカとして機能する。ネットワークにORBサポートがあることは、サーバーが分散ネットワークのどこにあるか、あるいはサーバー・オブジェクトがどのプログラム言語で書かれているかを知らなくても、クライアント・プログラムがサービスをリクエストできることを意味する。
Object Transaction Service(OTS)とは、アプリケーションおよびデータベースをトランザクションの一部にするために必要なサービスを提供するものである。
「PIP」を参照。
Partner Interface Process(PIP)とは、XMLベースの専用ダイアログで、2人の取引パートナがどのように対話してビジネス・コラボレーションを行うかを決定するものである。たとえば、買い手が売り手に発注書を送信する、買い手が発注書の変更を売り手に通知する、顧客がサプライヤに予測を送信する、などのプロセスがある。PIPはクラスタにグループ化され、これらのクラスタはさらにセグメントにグループ化される。これらのセグメントはビジネス機能ごとに分割される。PEP名は、PIPのクラスタ、セグメントおよびビジネス機能を表すようにコーディングコード化されている。
公開鍵暗号規格(PKCS)とは、RSA Laboratoriesが世界中のセキュア・システム開発者と協力して策定した仕様で、公開鍵暗号の開発促進を目的としている。
PL/SQLとは、SQL言語に対するOracle独自の拡張機能である。PL/SQLは、SQLにプロシージャなどの構成メンバーを追加して、アプリケーションを書くのに適したものにする。
Real Application Clusters(RAC)とは、Oracleのパラレル・データベース・クラスタリング・テクノロジである。RACは共有ストレージを持つアクティブ/アクティブなクラスタで、同一のデータ・セットに対して、複数のサーバーで並列的に作業できる。
「RAC」を参照。
「RMI」を参照。
「RPC」を参照。
Request for Comments(RFC)とは、インターネットに関連する文書を集めたものである。
Remote Method Invocation(RMI)とは、Javaで書かれた分散オブジェクトに使用する相互作用スキームである。1台のコンピュータ上で稼動中のJavaプログラムから、別のコンピュータで稼動中の別のJavaプログラムのメソッドへのアクセスを可能にする。
RosettaNet Implementation Framework(RNIF)とは、ソフトウェア・アプリケーション作成の実装ガイドラインを定義するもので、このガイドラインによって、XMLフォーマットのビジネス・ドキュメントのPIPを、取引パートナ間で転送する際の、セキュアで信頼性の高い方法が定められる。
RosettaNetとは、PIP、RNIFおよびRosettaNetディクショナリというコンポーネントで構成されるB2Bプロトコル規格である。
「RNIF」を参照。
RosettaNetディクショナリとは、PIPメッセージで使用できるように、一般的な一連のプロパティを定義および記述するものである。これらのプロパティは、ビジネスを遂行するための共通のボキャブラリを定義し、それによって、取引パートナ間で交換する情報が整合性を持ったものとなる。
リモート・プロシージャ・コール(RPC)とは、1台のコンピュータ上のプログラムでサーバー上のプログラムを実行できるようにするプロトコルのタイプである。RPCを使用すると、システム開発者はサーバー専用のプロシージャを開発する必要がなくなる。クライアント・プログラムは適切な引数を使用してメッセージをサーバーに送信し、サーバーはプログラムの実行結果を含むメッセージを返す。
RSAとは、HTTPサーバーおよびWeb Request Brokerに暗号化アルゴリズムを提供するOracleパートナである。
「SSL」を参照。
Session Beanは、1つ以上のビジネス・タスクを実装する。Session Beanには、リレーショナル表のデータの問合せと更新を行うメソッドが含まれる場合がある。Session Beanはしばしばサービスの実装に使用される。たとえば、アプリケーション開発者はデータベースの在庫データの検索と更新を行うSession Beanを1つまたは複数実装できる。
「SNMP」を参照。
「SOAP」を参照。
ショート・メッセージ・サービス(SMS)とは、短いテキスト・メッセージ(イメージを含まない160文字以下の英数字)をモバイル・デバイスに送信するサービスである。
Simple Network Management Protocol(SNMP)とは、複雑なネットワークを管理するための一連のプロトコルである。SNMPの各バージョンは、1980年代初期に開発された。SNMPは、ネットワークの異なる部分にプロトコル・データ・ユニット(Protocol Data Unit: PDU)と呼ばれるメッセージを送信することによって機能する。エージェントと呼ばれるSNMP準拠のデバイスは、それぞれに関する情報を管理情報ベース(Management Information Base: MIB)に格納し、このデータをSNMPリクエスタに返信する。
Simple Object Access Protocol(SOAP)とは、非集中型で分散型の環境で情報を交換するためのXMLベースの軽量プロトコルである。SOAPでは、リモート・プロシージャ・コール(RPC)やメッセージ指向型の情報交換をはじめとする様々なスタイルの情報交換がサポートされる。RPCスタイルの情報交換では、リクエスト-レスポンス型の処理が可能であり、エンドポイントでプロシージャ指向のメッセージを受け取り、それに関連するレスポンス・メッセージが返される。メッセージ指向型の情報交換では、メッセージを送っても送信側が迅速なレスポンスを期待したり待機したりしない可能性がある、ビジネス関連などのドキュメントの交換を必要とする企業やアプリケーションをサポートする。
Structured Query Language(SQL)とは、国際的に認められているリレーショナル・システムの標準で、問合せだけでなく、データの定義、操作、セキュリティ、および参照整合性のいくつかの側面までを扱う。
Secure Socket Layer(SSL)とは、HTTPS(secure HTTP)を使用した、インターネット上でドキュメントをセキュアに送信するための標準である。SSLではデジタル署名を使用して、送信データが改ざんされていないことを確認する。
「SQL」を参照。
SWIFTとは、セキュアなメッセージ・サービスやインタフェース・ソフトウェアの規格を、世界中の金融機関に提供することを目的とした業界団体である。SWIFTの対象となるメッセージ・サービスの主な宛先は、銀行、証券会社および投資運用会社、また決済、資金、有価証券および売買における市場インフラストラクチャである。
Transparent Network Substrate(TNS)文字列とは、Net8、Oracle Connection ManagerおよびOracle Namesに組み込まれている基盤テクノロジで、任意の標準ネットワーク転送プロトコルとともに機能する。TNS文字列には、宛先サービスとネットワーク・ルーティング情報が含まれる。ユーザーは、ユーザー名およびパスワードとともに、接続を希望するサービスのTNS文字列内にある接続識別子を渡すことにより、接続リクエストを開始する。
Universal Description, Discover, and Integration(UDDI)とは、イエロー・ページの電子版として機能するオンラインの電子レジストリで、様々なビジネス実体がそれ自体、およびそのWSDL定義を使用して提供するサービスを登録した情報構造を提供する。UDDIレジストリには2種類あり、パブリックUDDIレジストリは様々なビジネスがそれぞれのサービスを公開するための集計ポイントとして働き、プライベートUDDIレジストリは同様の役割を組織内で行う。
UNICODEとは、西洋およびアジア両方の諸言語で使用される文字の巨大なサブセットをサポートする16ビットの文字エンコーディング体系である。
「URI」を参照。
「URL」を参照。
「UDDI」を参照。
Uniform Resource Identifier(URI)とは、World Wide Web上のオブジェクトを表すあらゆる種類の名前とアドレスに対する総称である。URLはURIの一種である。
Uniform Resource Locator(URL)とはURIの1形式で、インターネットを通じて使用可能なリソースの場所を示す簡潔な文字列表現である。URLは、WebクライアントがOracle Application Serverに対するリクエストをエンコードするために使用するテキスト文字列フォーマットでもある。
「JVM」を参照。
Web Archive(WAR)ファイルには、J2EEアプリケーションのWebコンポーネント・モジュールが含まれる。WARファイルに含まれるのは、WARファイルのデプロイメント・ディスクリプタ(DD)、関連ファイル、およびサーブレット用の.class
ファイル、またはJSPページ用の.jsp
ファイルである。
「WSDL」を参照。
J2EE Webコンポーネントには、JavaServer Pages(JSP)の場合とサーブレットの場合がある。静的HTMLページ、アプレットまたはサーバー側ユーティリティは、アプリケーション・アセンブリ中にWebコンポーネントとともにまとめられるが、J2EE仕様ではWebコンポーネントとみなされていない。
Webサービスとは、XML、SOAP、WSDLおよびUDDIというオープン規格を使用して、インターネット上で送信されるWebアプリケーションである。XMLの用途はデータへのタグ付け、SOAPの用途はデータ転送、WSDLの用途は使用可能なサービスの記述、UDDIの用途は使用可能なサービスのリスト作成である。
Web Services Description Language(WSDL)とは、RPC指向およびメッセージ指向の情報を含むネットワーク・サービスを記述するためのXMLフォーマットである。プログラマまたは自動開発ツールは、WSDLファイルを作成してサービスを記述し、その記述をインターネットで使用可能にすることができる。クライアント側のプログラマおよび開発ツールは、公開されたWSDLの記述を使用して、使用可能なWebサービスに関する情報を入手したり、使用可能なサービスにアクセスするプロキシまたはプログラム・テンプレートを構築および作成できる。
X.500とは、インターネットのアクセスによって世界中の誰もが使用できるグローバル・ディレクトリの一部にできるような、組織内のユーザーの電子ディレクトリを開発するための標準である。このようなディレクトリは、グローバル・ホワイト・ページと呼ばれることがある。考えとしては、名前、部署または組織を使ってユーザーフレンドリーな方法で人を探し出すものである。
「Oracle XML Developer's Kit」を参照。
eXtensible Markup Language(XML)とは、データ・マークアップをプレーン・テキスト・フォーマットで定義するための一連のルールである。
eXtensible Stylesheet Language(XSL)とは、XML文書を変換またはレンダリングするためにスタイル・シート内で使用されるものである。
eXtensible Stylesheet Language Transformation(XSLT)プロセッサとは、HTMLやWireless Markup Language(WML)など、他のテキストベースのフォーマットにXMLを変換するものである。
Oracle XML Developer's Kit(XDK)には、XML対応のアプリケーションおよびWebサイトを開発者が簡単に作成できるようにするために、必要なXMLコンポーネント・ライブラリおよびユーティリティが含まれている。Oracle XDKでは、ライブラリ、コマンドライン・ユーティリティおよびツールのコレクションを備えたJava、C、C++およびPL/SQLでの開発がサポートされる。
アイランドとは、どのOC4Jプロセスがレプリケーション状態となるかを判断できるようにするために、OC4Jプロセスを論理的にグループ化したものである。
「ACL」を参照。
アクセス制御リスト・モデルとは、認可情報を整理するための方法である。アクセス制御リスト・モデルには、リソース中心とオブジェクト中心がある。これは、認可情報がオブジェクトに関連付けられることを意味する。
アプリケーション統合とは、様々な種類のエンタープライズ・アプリケーションとビジネス・プロセスを結び付けるための機能であり、これらが円滑かつ効果的にやりとりすることによってE-Businessを行うことができる。アプリケーションは、企業の事業の境界内部またはインターネット経由で接続する複数の企業との境界に置くことができる。
アプレットとは、アプレット・ビューアまたはWebページから実行できるJavaプログラムである。
暗号化とは、意図された受信者のみがデータをデコード(復号化)して読めるような方法でデータをエンコーディング(暗号化)する操作である。
アプリケーション・サーバーのインスタンスとは、アプリケーション・サーバーのインストール内で構成されたコンポーネントの実行に必要な一連のプロセスである。アプリケーション・サーバーの1つのインストールに対して、アプリケーション・サーバーのインスタンスが1つしかない場合もある。インストールという用語とインスタンスという用語は同義で使用されることもあるが、インストールとはOracleホームにインストールされた一連のファイルのことであり、インスタンスとはこれらのファイルに関連付けられた一連のプロセスであることを意識しておくことが重要である。
ウォッチャとは、Oracle HTTP Serverの親プロセス内のスレッドである。mod_oprocmgrの親プロセスinit
で起動する。ウォッチャの目的は、サーバーで実行される各プロセスの状態を定期的にチェックすることである。プロセスが使用不能な場合や起動に失敗した場合は、新しいプロセスを起動するために、ウォッチャ・スレッドによってHTTPリクエストが発行される。
Walletとは、個々の実体に対するセキュリティ資格証明を格納および管理するために使用する抽象概念である。Walletにより、各種の暗号サービスで使用するための資格証明の格納と検索が実装される。
エンコーディングとは、圧縮など、ファイル形式を変更するために使用するアルゴリズムである。
「EAI」を参照。
オート・デプロイとは、サーバー構成ファイルの更新やアプリケーション・サーバーの再起動を必要としないアプリケーション・コードに対して変更が行われた後に、アプリケーション、サーブレットまたはJSPを再配置する方法である。オート・デプロイを使用すると、アプリケーション・サーバーによってコードの変更部分が検出され、アプリケーションが自動的に再配置される。
オーバーロードとは、複数の変数またはプロシージャに同じ名前を使用する機能で、コンテキストに基づいてコンパイラが区別する必要がある。オーバーロードするプロシージャとファンクション(PL/SQLの場合)またはメソッド(Javaの場合)は同じ名前を持つが、異なるパラメータを取り、類似することはあっても同一の処理は行わない。
オブジェクトとは、個別に選択または操作できる任意の項目である。たとえば、ボタンやプルダウン・メニューなどがある。オブジェクト指向プログラミングでは、オブジェクトとはデータおよびそのデータを操作する手順の両方で構成される自己完結型の実体である。
オブジェクト参照とは、分散システムでオブジェクト・インスタンスを表現するために使用される一意の識別子である。
「IOR」を参照。
オブジェクト指向プログラミングとは、プログラムのデータ(オブジェクト)およびそのデータに対する明確に定義された一連のインタフェースの周囲にプログラムを編成するプログラミング方法である。コンピュータ・プログラミングを考えるうえで革命的な新しい方法である。データ・オブジェクトの1つのクラスの中で、各データ・オブジェクトが取り得るデータ変数およびメソッド(変数に行う処理)とともに、データ・オブジェクトを一般化する。
鍵のペアとは、ユーザーに関連付けられ、公開鍵暗号で使用される数学的に関連のある鍵のペア(公開鍵および秘密鍵)である。
「CRM」を参照。
仮想ファイル・システムでは、仮想パス名は、ホスト・マシンのオペレーティング・システムによって管理されるファイル・システム上のファイルに、仮想ファイル・システムによってマッピングされることと同義である。
「マルチポート」を参照。
「JVM」を参照。
カプセル化とは、コードを、コードが操作するデータとともにバインドするメカニズムである。カプセル化ではラッパーを使用して、外部の介入からコードとデータを安全に守る。
可用性とは、計算システムがアプリケーション・サービスを提供するようにスケジュールされた時間のパーセンテージまたは長さである。
「EIS」を参照。
機能モデルとは、認可情報を整理するための方法である。機能モデルには、プリンシパル中心とサブジェクト中心がある。これは、認可情報がサブジェクトに関連付けられることを意味する。Java 2セキュリティ・モデルは、機能ベース・システムの一例である。
逆マッパーとは、CORBAサーバー・オブジェクトのインタフェースをIDLに(JavaをIDLになど)変換するユーティリティである。このようなIDLインタフェースは、その後クライアントが使用するために、IDLコンパイラによってCORBAのスタブおよびスケルトン・コードに(IDLをJavaになど)変換される。
キャッシュとは、頻繁にアクセスする情報を、迅速にアクセスできる場所に格納する行為である。たとえば、Oracle Application Server Web Cacheでは動的に生成されたWebページをローカルで格納し、着信リクエストに対して配信する。その結果、負荷がかかるバックエンド・データベースへの接続や、その他のWebサイトのボトルネックを回避することにより、リクエストの処理にかかる合計時間を短縮できる。
キャラクタ・セットとは、人間の言語を1つ以上書き表すために使用する記号のセットで、RFC 1521で定義されているものである。
競合とは、リソースの競合を計測したものである。
共有秘密鍵暗号とは、ドキュメントの暗号化と復号化の両方に1つの鍵を使用する暗号化形式である。共有秘密鍵暗号は公開鍵暗号よりもかなり速度は速いが、攻撃には弱くなる。
クライアントとは、サービス、データ、他のアプリケーションやコンピュータ(サーバー)の処理などを要求するユーザー、ソフトウェア・アプリケーション(ブラウザなど)またはコンピュータである。
クラスタとは、同一の構成とアプリケーション配置を持つアプリケーション・サーバー・インスタンスの集まりのことである。クラスタの各メンバー・インスタンスは同一であることが規定されているので、アプリケーション・サーバー・インスタンスのクラスタは単一のインスタンスとして存在し、機能するとみなすことができる。フロントエンドで適切なロード・バランシングを使用すれば、アプリケーション・サーバー・クラスタ内のどのインスタンスでもクライアントのリクエストを処理することができる。このため、複数のインスタンスにまたがる構成や配置が簡単になり、またクラスタリングされたインスタンス間でフォルト・トレランスが実現する。
クラスタリングとは、Oracle Application Serverのインスタンスをクラスタに収集して、ロード・バランシングおよびフォルト・トレランスを実現するプロセスである。クラスタリングを行うと、アプリケーション・サーバー・インスタンスの集まりが、着信リクエストを処理する1つのプールとして扱われる。あるインスタンスがレスポンスを返さない場合は、クラスタ内の別のインスタンスにリクエストが転送される。ロード・バランサではセッション・コンテキストも保持されるので、クライアントが再接続すると、以前にリクエストを処理したアプリケーション・サーバー・インスタンスにリクエストが送信される。
クリックストリームとは、ユーザーがインターネット上のページからページへと移動する間に、後に残される仮想の形跡である。クリックストリームは、インターネットでのユーザーのアクティビティを記録したものである。ユーザーが訪問したすべてのWebサイトおよび各Webサイトの全ページ、ユーザーがページやサイトを訪問していた時間、ページが表示された順序、ユーザーが参加したニュースグループ、さらにユーザーが送受信した電子メール・アドレスまで含まれる。
継承とは、オブジェクト指向プログラミング方法論において、あるクラスが別のクラスのメソッドとプロパティを取得するプロセスである。
権限とは、データベース上でアクションを実行する権利である。権限は、全般的なもの(システム権限)または特定のデータベース・オブジェクトに限られるもの(オブジェクト権限)のいずれかになる。権限をロールごとにグループ化することもできる。
言語識別子とは、RFC 1766で定義されている、人間の言語を識別するための2文字の英数字文字列である。
公開鍵とは、すべてのユーザーに公開されている鍵で、特定のユーザーのみが復号化できるような方法でデータを暗号化するために使用する。
公開鍵暗号とは、ネットワーク上で送信者から受信者へ、第三者の妨害なしにデータをセキュアに渡すための定評ある技術および規格のセットである。公開鍵暗号では、暗号化および復号化、改ざん検知、認証、否認防止などを簡単に実行できる。
公開鍵暗号とは、鍵のペア(公開鍵および秘密鍵)を使用してデータの暗号化と復号化を行う暗号化の1形式である。
「PKCS」を参照。
顧客データベースとは、データを格納する本来の1次データベースである。顧客データベースは一般に3層アーキテクチャのデータベース・サーバー層に置かれる。
「CPA」を参照。
「CPP」を参照。
コンテナとは、サーブレットなどの他のコンポーネントを含むコンポーネントである。コンテナはサーブレットを実行し、管理する。コンテナは、Webサーバーの一部であるかWebサーバーに関連付けられるかのいずれかであり、Webサーバーによって使用される。クライアントのHTTPリクエストがサーブレットをコールすると、WebサーバーがそのHTTPリクエストをコンテナに渡す。コンテナはHTTPリクエストをJavaのメソッド起動に変換してから、リクエストをサーブレットに渡す。
コンテナ管理の永続性(CMP)を持つBeanとは、すべての状態情報をコンテナに格納するJava Beanである。
本製品に関係のあるサーバーは2種類ある。1つはOracle Database Serverで、利用可能なインタフェースを任意の数だけ使用して、クライアントのためにデータ管理作業を実行するための専用リレーショナル・データベース・サーバーである。もう1つはOracle Application Serverで、分散およびオブジェクト指向のアプリケーションに対して、スケーラブル、堅牢、セキュアおよび拡張可能なプラットフォームを提供するミドルウェア・サービスとツールのコレクションである。Oracle Application Serverでは、HTTPを使用するWebクライアント(ブラウザ)と、CORBAおよびInternet Inter-ORB(IIOP)プロトコルを使用するCommon Object Request Broker Architecture(CORBA)クライアントの両方からのアプリケーションへのアクセスがサポートされる。
サービス時間とは、リクエストを受信してからリクエストのレスポンスが完了するまでの時間である。
アプレットがクライアント・ブラウザ内で実行されるJavaプログラムであるのに対し、サーブレットはWebサーバー上で実行される小型のJavaプログラムである。サーブレットはブラウザからクライアントHTTPリクエストを受け取り、(データベースに問い合せるなどにより)動的コンテンツを作成して、HTTPレスポンスをブラウザに返す。
サーブレット・コンテナとは、Javaサーブレットのランタイム環境である。サーブレット・コンテナはサーブレットのメソッドをコールし、サーブレットの稼動中にサーブレットにサービスを提供する。
サーブレット・ゾーンは、Webサーバー内の仮想ディレクトリと似ている。各ゾーンでは独自のサーブレットのセットを所有でき、専用のJava Virtual Machine(JVM)を使用できる。1つのサーブレット・ゾーン内のすべてのサーブレットは、同じサーブレット・リポジトリ(Javaクラス・ファイルがロードされた場所)を共有する。
サブエージェントとは、特定の被管理要素に対する問合せをマスター・エージェントから受け取り、適切な応答をマスター・エージェントに送り返すプロセスである。SNMPサブエージェントは予期しないイベントを検出し、マスター・エージェントに転送する。
サブジェクトとは、コンピューティング・サービスを使用するものすべてを意味する。ユーザー、ロールおよびコンピューティング・サービスはコンピューティング・サービスを使用するので、すべてがサブジェクトである。サブジェクトはサービス・リクエストの発生元である。サブジェクトが相互作用する相手を識別するために、コンピューティング・サービスは通常名前に依存する。サブジェクトは、相互作用する個々のサービスに対して異なる名前を持つことができる。このような個々の名前をプリンシパルという。たとえば、ユーザーは名前プリンシパル(ユーザーfrank
)、ロール・プリンシパル(ロールhr
)および社会保障番号プリンシパル(123-45-6789
)を持つことができる。
サブスクライバとは、ホスティングされた環境に配置されたアプリケーションを使用(サブスクライブ)する顧客(企業など)である。
パフォーマンス監視ツールの分野では、サブスクリプションとは、特定のメトリックを追跡するためのユーザーからのリクエストを意味する。
識別名とは、LDAPに対応するディレクトリ・エントリの一意の名前である。識別名は、親エントリの個々の名前がすべて、下からルートに向かって順に結合された形で構成されている。
シャドウ・プロセスとは、あらゆるホスト上にある単純なプロセスで、ホスト上のOracle HTTP Serverリスナー・プロセスが使用可能かどうかを検出する。リスナー・プロセスが使用不能である場合は、シャドウ・プロセスによってリクエストを処理する新しいインスタンスが提供される。
「SMS」を参照。
障害リカバリとは、障害を検出してリカバリするシステムである。各コンポーネントが継続して相互に監視する。あるコンポーネントで障害が発生すると、Oracle Application Serverによってその障害が検出され、障害のあるコンポーネントが再起動され、可能であれば保存されていた状態情報すべてがリストアされる。
冗長なコンポーネントとは、コンピューティング・システムを保護するための複製または追加のコンピューティング・コンポーネントである。
証明書とは、信頼性のある第三者機関の署名がある特別に書式化されたデータ項目で、項目の情報が妥当であることを証明するものである。公開鍵証明書ではCAの署名を使用して、同封された公開鍵が同封された名前で識別されるプリンシパルのものであることを証明する。
「CRL」を参照。
証明書による認証とは、クライアントがX.509 v3証明書を使用して自身を識別する認証方式である。
Java SerializationサービスによってJavaクラスを持続させるために、Javaクラスが実装するインタフェース。このサービスにより、Beanの状態を格納および取得できるようになる。
シングル・サインオンとは、ユーザーが一度認証を実行すると、その後は他のデータベースやアプリケーションに接続する際に、透過的に発生する強力な認証に結び付けられる機能である。シングル・サインオンを使用すると、ユーザーは1つのパスワードで複数のアカウントおよびアプリケーションにアクセスできる。
信頼性とは、計算システムが障害を発生させずに稼動する能力である。信頼性は、平均障害間隔(MTBF)で測定する。
スキーマとは、表、ビュー、順序、ストアド・プロシージャ、シノニム、索引、クラスタ、データベース・リンクなどの論理構造をはじめとするデータベース・オブジェクトの集まりである。
スキーマには、スキーマを制御するユーザーの名前が付けられる。
スケーラビリティとは、待機時間とスループットに悪影響を与えずに、ハードウェア・リクエストの増加に対応する能力である。
CORBAでは、スケルトンとはIDLコンパイル処理の一環として生成されるクラスである。スケルトンはクライアント・スタブやアンマーシャリング・パラメータからのコールを受け取り、メソッドの実装をコールする。
CORBAでは、スタブとはIDLコンパイル・プロセス(IDLからJavaへのコンパイラの使用など)の一環として生成されるクラスのことである。コンパイラは、サーバー・オブジェクトのIDLインタフェースからスタブを作成する。スタブには、リモート・オブジェクトにアクセスするために必要な操作を処理するコードが含まれている。クライアント・アプリケーションは作成されたスタブを使用して、リモート・サーバー・オブジェクト内のメソッドにアクセスする。
ステートフルSession Beanとは、インスタンス変数が一意のクライアントBeanセッションの状態を表すBeanである。クライアントはそのBeanと相互に作用するので、この状態はしばしば対話状態と呼ばれる。対話状態は、クライアントBeanセッションの継続期間中保持される。クライアントがBeanを削除または終了すると、セッションは終了し、状態は消滅する。
ステートフル・アプリケーションとは、自身の状態情報を保持するアプリケーションである。
ステートレスSession Beanとは、特定のクライアントに対する対話状態を保持しないBeanである。クライアントがステートレスBeanのメソッドを起動すると、Beanインスタンス変数に状態が含まれるが、起動の継続期間中しか含まれない。メソッドが完了すると、状態はそれ以上保持されない。メソッドの起動中を除き、ステートレスBeanのインスタンスはすべて等価であるため、EJBコンテナは任意のクライアントにインスタンスを割り当てることができる。ステートレスSession Beanでは複数のクライアントをサポートできるので、大量のクライアントを必要とするアプリケーションへのスケーラビリティにすぐれている。
ステートレス・アプリケーションとは、状態情報を格納しないアプリケーションである。ステートレス・アプリケーションに対するリクエストには、アプリケーションが正常に稼動するために必要なすべての情報を含める必要がある。
ストアド・プロシージャとは、データベースに格納されているPL/SQL命令のセットである。
スループットとは、単位時間当たりに処理されるリクエストの数である。
正式のもの、または公的に承認されているもの。この用語は通常、プログラミング・インタフェースが一般的に認められている標準に従っているかどうかを記述するために使用される。
制限とは、IPアドレスまたはDNSドメインの特定のグループ内で、サーバーからクライアント・マシンに提供されるファイルへのアクセスを制限するセキュリティ・スキームである。
セキュリティ・スキームとは、保護付きのファイルまたはアプリケーションに、認可されていないユーザーがアクセスするのを防止するものである。Oracleプラットフォームでは、認証方式および制限方式の両方がサポートされる。
Oracleプラットフォームでは、次の種類の認証がサポートされる。
また、次の制限方式がサポートされる。
セッション鍵とは、セキュアな接続上に送信されるデータを暗号化するためにSSLで使用する秘密鍵である。Oracle Application Serverがセッション鍵を認証し、公開鍵暗号を使用するOracle Application Serverに鍵を送信した後で、クライアントがセッション鍵を作成する。
接続文字列とは、ネットワーク上の特定のデータベース・インスタンスに接続するために使用されるパラメータのセット(プロトコルも含む)である。接続文字列は、SQL*Net V2サービス名およびNet8接続文字列と呼ばれることもある。
待機時間とは、リクエストを送信してからそのリクエストが開始されるまでの時間である。
抽出、変換およびロードの3つのデータベース機能が1つの機能にまとめられ、1つのデータベースからデータを取得して別のデータベースに書き込むために使用される機能である。
「DAD」を参照。
ディレクトリ・サーバーとは、組織の従業員、部門、その他のリソースの階層表示を定義するものである。ディレクトリ・サーバーを使用すると、アプリケーションの仮想パスへのアクセスをディレクトリ・サーバー内の特定のブランチに制限することによって、アプリケーションを保護できる。
デジタル署名とは、電子ドキュメントに添付されたデジタル・コードで、作成者または送信者を確実に識別し、ドキュメントが改ざんされていないことを証明するものである。
デフォルトDADとは、アプリケーションの構成情報でDADが指定されていない場合に、PL/SQLアプリケーションで使用されるデータベース・アクセス記述子である。
デフォルトMIMEタイプとは、サポートされていないMIMEタイプのリクエスト・ファイルを解釈するためにHTTPリスナーが使用するMIMEタイプである。
デプロイメント・ディスクリプタ(DD)とは、拡張子.xml
の付いたテキストベースのXMLファイルで、コンポーネントのデプロイ設定が説明されているものである。J2EEアプリケーションとその各モジュールには、それぞれ独自のデプロイメント・ディスクリプタ(DD)がある。たとえば、Enterprise BeanモジュールのDDは、Enterprise Beanのトランザクション属性とセキュリティ認可を宣言する。DD情報は宣言なので、Beanのソース・コードを修正せずに変更できる。実行時には、J2EEサーバーがDDを読み取り、それに従ってコンポーネントを処理する。
「EDI」を参照。
問合せ文字列とは、アプリケーションに渡すためにパラメータを指定するURLのオプション部分である。
「IDE」を参照。
同時実行性とは、複数のリクエストを同時に処理できることである。スレッドやプロセスは、同時実行性メカニズムの例である。
トポロジ管理リクエストとは、Oracle HTTP Serverモジュールのmod_oprocmgrで処理されるHTTPリクエストである。これはサーバー・プロセスの処理および管理に使用される。
「DNS」を参照。
ドメインベースの制限とは、クライアント・マシンのドメイン名に基づいてファイルへのアクセスを許可または禁止する制限方式である。
トラスト・ポイントは信頼できる認証局(CA)とも呼ばれ、信頼できる証明書発行者である。Oracle Wallet Managerを使用すると、アプリケーションに関連付けられたトラスト・ポイント情報を管理できる。
トランザクションとは、1人のユーザーの必要を満たすという目的に対して機能する操作の集合である。トランザクションは、その中に含まれるすべての操作が成功するか失敗するかを保証する。
例として、普通預金口座から当座預金口座への振替には、普通預金口座の借方への記入と、当座預金口座の貸方への記入というトランザクションがある。両方の操作が成功するとトランザクションはコミットされ、それ以外の場合はロールバックされる。
トランザクション型DADとは、トランザクションに関係するように構成されたデータベースである。構成後は、複数のデータベースをOracle Application Serverで管理し、トランザクションに関係するすべてのデータベースのリソースをコミットできる。DADがトランザクション型に構成されないかぎり、データベースをトランザクションに関係させることはできない。
トランザクション・サービスとは、複数のHTTPリクエストにわたるトランザクションを実行できるようにするOTSサービスである。トランザクション・サービスは、X/Open Companyによって定義されたXAオープン・モデル・トランザクションに基づく。
「OLTP」を参照。
認可とは、メッセージを送信したりリクエストを行うためのセキュリティ制約の評価である。認可では特定の基準を使用して、リクエストを許可する必要があるかどうかを決定する。この基準が認証および制限である。
認証とは、静的ページ、CGIスクリプトおよびアプリケーションへのアクセスを、許可されたユーザーに制限できるようにするプロセスである。アプリケーションやドキュメントへのアクセスが認証方式で保護されている場合、クライアントはサーバーに識別情報を送信し、サーバーはそのクライアントがオブジェクトへのアクセスを許可されているかどうかを確認する。
「CA」を参照。
認証サーバーとは、アプリケーションに対して実行された認証をカプセル化するオブジェクトである。これは、1つの認証ブローカ・オブジェクトと複数の認証プロバイダ・オブジェクトで構成される。
認証ブローカとは、認可リクエストに対して応答し、リクエストを評価する認証サーバーの一部である。
認証プロバイダとは、特定のセキュリティ・スキームの実装に使用されるすべてのレルムを指定するオブジェクトである。これは、認証サーバー内で稼動して、特定のセキュリティ・スキームを実装するコード・モジュールである。
「ホスト」を参照。
パッケージとは、PL/SQLまたはJavaのファンクションおよびプロシージャの集まりである。
ビジネス・インテリジェンスとは、業務、データ、Webサイトの通信量などについて説明する情報である。
「DMZ」を参照。
秘密鍵とは、限られた数の通信者が、公開鍵で暗号化されたデータを復号化するために使用する鍵である。
ファームとは、同じOracle Application Server Infrastructureを共有するクラスタとインスタンスの集まりである。ファームは、ファイルベースまたはデータベース・ベースのいずれかである。ファイルベース・ファーム用のリポジトリは中間層インスタンスのOracleホームに存在し、データベース・ベース・ファーム用のリポジトリはMetadata Repository内に存在する。
ファイアウォールとは、一連のコンピュータやネットワークを外部の攻撃から保護するための媒介として機能するマシンである。外部からLAN上のコンピュータへのアクセスを規制し、LAN内から外部コンピュータへのアクセスを規制する。ファイアウォールの働きには、リクエストを転送してあたかもファイアウォール・マシンから出されたかのように見せるプロキシ・サーバーとして機能する方法、あるいはリクエストを検査して要注意コールを排除する方法がある。
ファイル保護とは、特定のファイルまたはファイルのグループへのアクセスを制御することによって、認証方式または制限方式を割り当てる操作である。
ファイル名拡張子とは、ドット(.)の後に続く、ファイル名に付けられる短い英数字の接尾辞で、ファイルの形式を表すものである。Oracle Application Serverではファイル名拡張子を使用して、MIMEタイプやエンコーディングをはじめとする数種類のファイル形式を識別する。
フェイルオーバーとは、構成要素に障害が発生したときに、類似するアクティブな代替コンポーネントを利用して、コンピューティング・システムを再構成する機能である。
フォルト・トレランスとは、必要なサービスの提供を継続する一方で、エラーに耐えるためのコンピューティング・システムの機能である。
ブラウザ・クライアントとは、HTTP、HTTPS(secure HTTP)またはIIOP上でURLを介して静的ページ、CGIスクリプトおよびアプリケーションにアクセスできるクライアントである。
プリンシパルとは、frank
という名前のユーザーのような特定の認証済IDである。プリンシパルは本来、サブジェクトに関連付けられたIDである。プリンシパルは、コンピューティング・サービスに対する認証に成功することにより、サブジェクト(ユーザーなど)に関連付けることができる。
プロキシ・サーバーは、一般にネットワーク・ファイアウォール上に位置し、ファイアウォール内部のクライアントがWebリソースにアクセスするのを許可する。クライアントからのすべてのリクエストは、接続先サーバーに直接送られるのではなく、プロキシ・サーバーに送られる。プロキシ・サーバーは接続先サーバーにリクエストを転送し、受信した情報をクライアントに返す。プロキシ・サーバーはサイトでのすべてのWebトラフィックを、単一のセキュアなポートを通して送る。これにより、組織はWebアクセスを許可する一方で、内部マシンへのインターネット・アクセスを防止することにより、セキュアなファイアウォールを作成できる。
Solarisシステムに固有で、Solaris 2.6で導入されたプロセッサ・セットを使用すると、プロセッサの集まりを1つ以上のアプリケーションで排他的に使用するために割り当てることができる。これにより、システム管理者がプロセスの作成、管理およびプロセッサ・セット内へのバインドを制御できるようになる。
「DTP」を参照。
ポータル・サイトは、関係のあるアプリケーションおよびデータについて、集中的でパーソナライズされた単一のビューをユーザーに提供する。
ポートとは、送信データを特定のプログラムへ、または特定のプログラムからルーティングするためにTCPで使用される数である。
ポートレットとは、情報ソースのサマリーを作成したり、情報ソースへのアクセスを提供するための再使用可能な情報コンポーネントである。ポートレットはOracle Application Server Portalで作成するページの基本となるビルディング・ブロックである。
保護ドメインとは、システム・セキュリティの基本となるビルディング・ブロックである。保護ドメインの概念は、保護の単位をグループ化したり分離したりするのに便利なメカニズムとして機能する。たとえば、保護ドメインをそれぞれの相互作用から分離し、許可される相互作用を、信頼できるシステム・コードを使用するか、関連するドメインによって明示的に許可されるかのいずれかに限ることができる。
ホスティングされたアプリケーションとは、一般に個々のソフトウェア・ベンダーが開発し、アプリケーション・サービス・プロバイダが管理するアプリケーションである。このようなアプリケーションは外部Webサイトからアクセスできるため、複数の企業が利用できる。
ホスティングされた環境とは、複数の顧客や企業が共有サービスをサブスクライブするアプリケーション配置環境である。
ホスティングされたサービスとは、アプリケーション・サービス・プロバイダが複数のサブスクライバに提供するサービスである。
ホストとは、一意のドメイン名を持つコンピュータである。
ホスト名とは、DNSドメイン内でコンピュータを一意に識別する文字列である。
ホット・デプロイとは、アプリケーション・サーバーを再起動する必要なく新しいアプリケーションを配置する方法である。ホット・デプロイを使用すると、サーバー構成ファイルに行われた変更が自動的に検出されるので、サーバーを再起動せずに新しいアプリケーションを配置できる。
ポリシーとは、JAAS用の認可ルールのリポジトリである。ポリシーには、データベースなどのリソースの使用をユーザーに許可するためのルールが含まれる。ポリシー実装の主要機能は、次の情報を提供することである。
権限受領者が指定された場合に、その権限受領者に付与された権限を返すこと。
ポリシー・ストアとは、JAASポリシー(ユーザーのロールおよび権限)をセキュアに集中的に格納、取得および管理するストアである。Oracle Internet Directoryは、このような情報を格納するために使用されるポリシー・ストアである。
ポリシー・ファイルとは、実行しようとする信頼できるコードまたはアプリケーションに権限を付与するものである。これらのコードまたはアプリケーションは、有効なセキュリティ・ポリシーによって権限を明示的に付与されないかぎり、リソースへのアクセスを許可されない。Java環境では、この権限がポリシー・ファイル内のエントリによって付与されなければならない。
オブジェクト指向プログラミングでは、ポリモフィズム(多様な形があるという意味のギリシア語より)とはコンテキストの異なる特定のシンボル、つまりオペレータに異なる意味を割り当てることができる特性を意味する。
マニフェスト・ファイルとは、JARファイルの内容を説明するテキスト・ファイルである。EJB JARファイルの場合、マニフェスト・ファイルではejb-jarファイルとして識別される。同時にマニフェスト・ファイルは、JARファイル内のどの要素が、配置されるコンポーネントのEJBデプロイメント・ディスクリプタであるかも示される。
マルチポートとは、複数のアドレスおよびポートの組合せに向けられたリクエストに応答できる単一リスナーである。マルチポートは、同じリスナー上でアドレスとポートの異なる組合せに対してリクエストが行われた場合に、リクエストに異なるレスポンスをするように設定できる。
パフォーマンス監視ツールの分野では、名詞とはOracle Application Serverサイトのコンポーネントを指す。名詞の例には、コンポーネント、オブジェクト、クラス、Bean、プロセス、コード、コンピュータなどがある。
メッセージとは、キューに挿入したり、キューから取得できる情報の最小単位である。メッセージは次の要素で構成される。
制御情報は、キューがメッセージを管理するために使用するメッセージ・プロパティを表す。ペイロード・データは、キュー内に格納されている情報である。メッセージは1つのキューの中のみに存在できる。
メトリックとは、アップタイムやキューなどのパフォーマンス統計である。
「Apacheモジュール」を参照。
リクエスト・スループットとは、単位時間当たりに処理されるリクエストの数である。
リクエスト待機時間とは、1つのリクエストを処理するのに必要な時間である。
リスナーとは、着信リクエストを処理し、ディスパッチャにルーティングするHTTPサーバーのことである。
ルーティングとは、間に複数のマシンを経由して、インターネット上の1台のマシンから別のマシンへデータを送るプロセスである。
レスポンス時間とは、リクエストを送信してからレスポンスを受信するまでの時間である。
レルムとは、ユーザーおよびロール(グループ)のポリシー・ストアへのアクセスを提供するものである。オプションとして管理機能も提供する。Oracleでは、ユーザー・コミュニティの概念を実装する独自のRealm APIを提供している。本来、ユーザー・コミュニティ・インスタンスは、認可システムによって内部で管理されるレルムである。
ロールとは、1単位として付与または取消しが可能なデータベース権限の集まりである。特定の権限はロールから動的に付与および取消しが可能である。またロールは特定のユーザーに対して動的に有効化または無効化できる。
ロールのアクティブ化とは、要求されたロールをユーザーが選択して有効化することで、ユーザー・セッション内の特定のタスクを実行できるようにするプロセスである。ユーザーには複数のロールが付加されるが、すべてのロールがデフォルトで有効になるわけではない。ユーザーが必要なロールのみを有効にすることで、必要最低限の権限の原理が守られる。すなわち、ユーザーは、タスクに不要な権限は有効にしない。これによって事故やエラーによってもたらされる損害が制限される。
ロールベースのアクセス制御とは、権限をユーザーに直接割り当てることに基づいて、認可処理の管理プロセスを簡略化するプロセスである。ユーザーに直接権限を割り当てるかわりに、ロールに権限を割り当て、ユーザーを適切なロールのメンバーにすることによって権限を付与する。1人のユーザーに複数のロールを付与でき、1つのロールを別のロールに付与することもできる。これによってロールの階層が構成され、企業のセキュリティ・ポリシーのモデルを作成するツールがセキュリティ管理者に提供される。
ログイン・モジュールとは、特定のアプリケーション用に構成された認証モジュールである。LoginContext
クラスではアプリケーション・コードが認証サービスから分離されるため、アプリケーション・コードに影響を与えずに同じアプリケーションの下で異なるログイン・モジュールに交換できる。
ワイヤレス・ポータルとは、携帯電話などのワイヤレス・デバイスからアクセスできるポータルである。
XSQLサーブレットとは、XML、SQLおよびXSLTをサーバー内で組み合せて、動的なWebコンテンツを配信するものである。
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