Oracle Business Intelligence インストレーション・ガイド 10gリリース2(10.1.2) for Linux Itanium B31099-01 |
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Oracle Business Intelligenceをインストールする前に、使用しているコンピュータが次の各項で説明している要件を満たしていることを確認してください。
Reports Servicesのインストールの詳細は、第3章「Reports Servicesの詳細な要件」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceには、次の最小ハードウェア要件があります。
ハードウェア要件の最新情報は、次のOracleMetaLinkサイトを確認してください。
https://metalink.oracle.com
表2-1に、中間層をホスティングするコンピュータのシステム要件を示します。
項目 | 要件 |
---|---|
ネットワーク |
Oracle Application Serverは、ネットワークに接続されているコンピュータにのみインストールできます。 インストーラによるチェック: なし |
ホスト名 |
ホスト名が、255文字以内であることを確認してください。 |
プロセッサ・スピード |
プロセッサの速度は、次のコマンドを使用して確認できます。 # grep "clock" /proc/cpuinfo |
プロセッサ・タイプ |
プロセッサのタイプは、次のコマンドを使用して確認できます。 # grep family /proc/cpuinfo インストーラによるチェック: なし |
ディスク領域 |
空きディスク領域を確認するには、次のコマンドを使用します。 prompt> df -k dir インストーラによるチェック: なし |
オペレーティング・システム |
Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0(Update 6以上)、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0(Update 1以上)およびSUSE Linux Enterprise Server 9.0(SP3以上)。 |
IP |
IPアドレスは静的である必要があります。DHCPを使用してIPアドレスを取得するコンピュータへのインストールは、サポートされていません。 インストーラによるチェック: なし |
メモリー |
メモリー容量を確認するには、次のコマンドを入力します。 prompt> # grep MemTotal /proc/meminfo インストーラによるチェック: あり |
使用可能なメモリー |
メモリーの総容量要件(前の項目を参照)に加えて、インストール時に、コンピュータに使用可能なメモリーが十分にあることの確認も必要です。 # free 次のように出力されます。 total used free shared buffers cached 使用可能なメモリーは、1行目の「free」列の下に示されています。 インストーラによるチェック: なし |
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prompt> df -k /tmp
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スワップ領域 |
使用可能なスワップ領域の大きさを確認するには、次のコマンドを入力します。 # grep SwapTotal /proc/meminfo 必要な場合は、追加のスワップ領域の構成方法について、使用しているオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。 |
モニター |
モニターの表示機能を確認するには、次のコマンドを実行します。 prompt> /usr/X11R6/bin/xdpyinfo 「depths」の行を検索します。最低8(ピクセル当たりのビット数)の深さが必要です。 |
Oracle Business Intelligenceは、静的IPアドレスを使用するように構成されているコンピュータにインストールできます。
この項では、オペレーティング・システムの要件と、Linux Itaniumでの動作保証について説明します。
ご使用のLinux Itaniumのディストリビューションに応じて、ソフトウェア要件のチェックについて次のいずれかの項を参照してください。
Linuxベンダーがサポートしていない、カスタマイズされたカーネルやモジュールはサポートされません。
表2-2に、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0システムのソフトウェア要件を示します。表の後に続く手順で、システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認できます。ここで、Oracle Business Intelligenceをインストールするための付加的な要件についても説明します。
システムがすべての要件を満たしているかどうかを確認するには、次の手順に従います。
root
ユーザーでログインします。
# cat /etc/issue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon Update 6)
# cat /etc/redhat-release Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon Update 6)
# rpm -q package_name
パッケージが存在しない場合は、次のコマンドを使用してパッケージをダウンロードおよびインストールします。
# rpm -i package_name
パッケージをインストールする場合は、使用しているrpmファイルのアーキテクチャが適切で、最適化されていることを確認します。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを実行します。
# rpm -q package_name --queryformat "%{arch}¥n"
次の例の場合、glibc rpmファイルにはIntelアーキテクチャが適しています。
# rpm -q glibc --queryformat "%{arch}¥n" ia64
表2-3に、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0のソフトウェア要件を示します。表の後に続く手順で、システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認できます。Oracle Application Serverをインストールするための付加的な要件についても説明します。
システムがすべての要件を満たしているかどうかを確認するには、次の手順に従います。
root
ユーザーでログインします。
# cat /etc/issue Red Hat Enterprise Linux AS release 4 (Nahant Update 1)
# cat /etc/redhat-release Red Hat Enterprise Linux AS release 4 (Nahant Update 1)
# rpm -q package_name
パッケージが存在しない場合は、次のコマンドを使用してパッケージをダウンロードおよびインストールします。
# rpm -i package_name
パッケージをインストールする場合は、使用しているrpmファイルのアーキテクチャが適切で、最適化されていることを確認します。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを実行します。
# rpm -q package_name --queryformat "%{arch}¥n"
次の例の場合、glibc
rpmファイルにはIntelアーキテクチャが適しています。
# rpm -q glibc --queryformat "%{arch}¥n" ia64
表2-4に、SUSE Linux Enterprise Server 9システムのソフトウェア要件を示します。表の後に続く手順で、システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認できます。ここで、Oracle Business Intelligenceをインストールするための付加的な要件についても説明します。
システムがすべての要件を満たしているかどうかを確認するには、次の手順に従います。
root
ユーザーでログインします。
# cat /etc/issue Welcome to SUSE LINUX Enterprise Server 9 (ia64) - Kernel ¥r (¥l)
# cat /etc/SuSE-release SUSE Linux Enterprise Server 9 (ia64) VERSION=9 PATCHLEVEL=2
# uname -r 2.6.5-7.244
# rpm -q package_name
パッケージが存在しない場合は、次のコマンドを使用してパッケージをダウンロードおよびインストールします。
# rpm -i package_name
パッケージをインストールする場合は、使用しているrpmファイルのアーキテクチャが適切で、最適化されていることを確認します。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを実行します。
# rpm -q package_name --queryformat "%{arch}¥n"
次の例の場合、glibc rpmファイルにはIntelアーキテクチャが適しています。
# rpm -q glibc --queryformat "%{arch}¥n" ia64
# ln -sf /usr/bin/perl /usr/local/bin/perl
fuser
実行可能ファイルのシンボリック・リンクが存在しない場合は、シンボリック・リンクを作成します。
# ln -sf /bin/fuser /sbin/fuser
orarun
パッケージがインストールされていた場合は、oracle
ユーザーで次の手順を実行し、環境をリセットします。
prompt> cd /etc/profile.d prompt> mv oracle.csh oracle.csh.bak prompt> mv oracle.sh oracle.sh.bak prompt> mv alljava.sh alljava.sh.bak prompt> mv alljava.csh alljava.csh.bak
$HOME/.profile
ファイルから次の行をコメント・アウトします。
. ./.oracle
oracle
ユーザー・アカウントからログアウトします。
oracle
ユーザー・アカウントにログインして、変更内容を有効にします。
/etc/services
ファイルを確認して、次のポート範囲がシステムで利用可能であることを確認します。
必要に応じて、/etc/services
ファイルからエントリを削除してシステムを再起動します。エントリを削除するには、CD-ROM(Disk 1)のutils/3167528/
ディレクトリおよびDVD-ROMのapplication_server/utils/3167528/
ディレクトリに格納されているperlスクリプトを使用します。root
ユーザーでスクリプトを実行します。このスクリプトは、パッチ3167528としても使用できます。このパッチは次のサイトから入手できます。
http://metalink.oracle.com
これらのポートを使用できない場合は、関連するConfiguration Assistantがインストール中に失敗します。
/etc/hosts
ファイルのlocalhost
エントリがIPv4エントリであることを確認します。localhost
のIPエントリがIPv6形式の場合は、正しくインストールできません。次の例は、IPv6エントリを示しています。
# special IPv6 addresses ::1 localhost ipv6-localhost ipv6-loopback ::1 ipv6-localhost ipv6-loopback
この例の/etc/hosts
ファイルを修正するには、次のようにlocalhostエントリをコメントにします。
# special IPv6 addresses # ::1 localhost ipv6-localhost ipv6-loopback ::1 ipv6-localhost ipv6-loopback
エントリをコメント化するには、CD-ROM(Disk 1)のutils/4015045/
ディレクトリおよびDVD-ROMのapplication_server/utils/4015045/
ディレクトリに格納されているperlスクリプトを使用します。root
ユーザーでスクリプトを実行します。このスクリプトは、パッチ4015045としても使用できます。このパッチは、次のサイトから入手できます。
http://metalink.oracle.com
Oracle Business Intelligence 10gリリース2(10.1.2)は、次のデータベース・バージョンでサポートされています。
サポートされているバージョンの最新情報は、http://metalink.oracle.comのアプリケーションの動作保証に関する項で確認できます。
マルチディメンション・データソースをクエリーするときは、特定のデータベース・リリースとパッチのみがサポートされます。最新のOLAPパッチにアクセスする手順は次のとおりです。
「Go」をクリックするとパッチのリストが表示されます。パッチ名にOLAPが付いているのがOLAPパッチです。
Oracleデータベースを最近アップグレードした場合は、OPTIMIZER_FEATURES_ENABLE初期化パラメータを、以前のリリースのオプティマイザの動作のメンテナンスが可能な値に設定している場合があります。
OracleBI Discoverer Plus OLAPでは、最適なパフォーマンスを得るために、最新のデータベース機能を利用しています。OracleBI Discoverer Plus OLAPでは、OPTIMIZER_FEATURES_ENABLEパラメータを、それぞれのデータベース・リリースのデフォルト値のままにする必要があります(デフォルト値は、9.2.0など、データベースのリリース番号)。設定を変更すると、予期しない動作を引き起こす場合があります。
OPTIMIZER_FEATURES_ENABLEパラメータを明示的に以前のリリースに設定しないでください。実行計画やクエリーのパフォーマンスの問題は、ケース・バイ・ケースで対応してください。
クライアント・コンピュータでのOracle Business Intelligenceには、次のブラウザ要件があります。
項目 | 要件 |
---|---|
Microsoft Internet Explorer |
5.5、6.0(Service Pack 2以上) |
Netscape |
7.1, 7.2 |
Mozilla |
1.5以上 |
Safari |
1.3以上 |
サポートされるブラウザの最新情報は、OracleMetaLinkサイト(http://metalink.oracle.com)を確認してください。
Oracle Business Intelligenceには、前述されている以外に、次のソフトウェア要件があります。
/etc/services
ファイルを確認して、次のポート範囲がシステムで利用可能であることを確認します。
必要に応じて、/etc/services
ファイルからエントリを削除してシステムを再起動します。エントリを削除するには、パッチ3167528に格納されているperlスクリプトを使用できます。このパッチは、次のサイトから入手できます。
http://metalink.oracle.com
これらのポートを使用できない場合は、関連するConfiguration Assistantがインストール中に失敗します。
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