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Oracle Application Server Forms and Reports Servicesインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.1.2)for Solaris Operating System (SPARC)
B25095-02
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5 インストールの概要

このリリースを正しくインストールし、その機能を最大限に利用するには、このマニュアル全体を読むことを強くお薦めします。

このインストールにはいくつかの制限事項があります。これらの制限事項の詳細は、第2.1項「このインストール・タイプの制限事項」を参照してください。

Forms/Reports Servicesをインストールする手順は次のとおりです。

  1. 次のリリース・ノートの最新版に目を通してください。

    • Oracle Application Server Forms and Reports Servicesのリリース・ノートには、OracleAS Forms Services、Oracle Forms Developer、OracleAS Reports ServicesおよびOracle Reports Developerのリリース・ノートが含まれています。さらに、Oracle Application Server Forms and Reports Servicesのリリース・ノートには、このインストール・タイプで使用できる機能に関する情報も含まれています。

    • Oracle Application Serverのリリース・ノートには、Oracle Application Server 10gリリース2(10.1.2)に関する一般的な情報と、その他の情報源のリファレンスが含まれています。リリース・ノートの最新版は、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technology/documentation/ias.html)で入手できます。

  2. Oracle Universal Installer(OUI)を起動します。

    OUIの起動の詳細は、第4.9項「Oracle Universal Installerの起動」を参照してください。

  3. 「ようこそ」画面が表示されます。「次へ」をクリックします。

  4. 「ファイルの場所の指定」画面が表示されます。「ファイルの場所の指定」画面で、次の情報を入力します。

    • 名前: このOracleホームを識別する名前。この名前にスペースを含めることはできません。長さは最大16文字です。

      例: orasolfrs

    • パス: インストール・ディレクトリ(Oracleホーム)へのフルパス。指定したディレクトリが存在しない場合は、インストーラが管理者権限を使用して作成します。

      例: /opt/oracle/orasolfrs

  5. 次へ」をクリックします。

  6. 「言語の選択」画面が表示されます。この画面には、Forms/Reports Servicesを実行するためにインストールできる追加の言語がリストされます。「使用可能な言語」リストから必要な言語を選択します。


    注意:

    デフォルトでは、Forms/Reports Servicesは、英語とオペレーティング・システムの言語のテキストでインストールされます。

  7. 次へ」をクリックします。

  8. 「ポート構成オプションの指定」画面が表示されます。

    • 自動」を選択し、Forms/Reports Servicesにデフォルト・ポートを割り当てます。デフォルト・ポートの詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。

    • ポートを手動で構成する場合は、「手動」を選択します。「手動」を選択した場合、使用するポート番号を指定するポート構成ファイルを作成します。表示されたフィールドにポート構成ファイルのフルパスを入力します。ポート構成ファイルの詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。

  9. 次へ」をクリックします。

  10. 「送信メール・サーバー情報の指定」画面が表示されます。Forms/Reports Servicesが使用する送信メール(SMTP)サーバーを入力します。

    例: smtp.oracle.com


    注意:

    このフィールドはオプションです。ただし、メール・サーバー情報の構成が完了するまでは、電子メールでレポートを配布することはできません。送信メール・サーバー情報の指定の詳細は、『Oracle Application Server Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』を参照してください。

  11. 「インスタンス名とias_adminパスワードの指定」画面が表示されます。

    • インスタンス名: このインスタンスの名前を入力します。インスタンス名に使用できるのは、英数字およびアンダースコアのみです。複数のForms/Reports Servicesインスタンスが1台のコンピュータ上に存在する場合、各インスタンス名は一意にする必要があります。

    • ias_adminパスワードおよびパスワードの確認: ias_adminユーザーのパスワードを入力します。これは、インスタンスの管理ユーザーです。デフォルトでは、パスワードは英数字5文字以上で、少なくとも1文字を数字にする必要があります。


      注意:

      インストールを実行するユーザーに関係なく、各Forms/Reports Servicesインスタンスが、それぞれ独自のパスワードを持ちます。複数のインスタンスが同じユーザーによってインストールされた場合でも、パスワードはそれらのインスタンスで共有しません。

  12. 次へ」をクリックします。

  13. 「サマリー」画面には、インストールされるすべてのコンポーネントがリストされます。「インストール」をクリックして、インストールを完了します。「サマリー」画面にインストールの進捗状況が表示されます。


    注意:

    インストールの途中で終了するには、「インストールの中止」をクリックします。

OracleAS Reports Servicesをインストールする場合、ブロードキャスト・メカニズムがサーバー通信のために構成されます。これのCommon Object Service(COS)ネーミング・メカニズムへの変更の詳細は、『Oracle Application Server Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』を参照してください。

通信のためにブロードキャスト・メカニズムを保持するが、Reports Serverがサブネットをまたいで配置されている場合、Oracle Reportsブリッジを構成します。Oracle Reportsブリッジの構成の詳細は、『Oracle Application Server Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』を参照してください。COSネーミング・サービスの場合、サーバーがサブネットをまたいで配置されていてもOracle Reportsブリッジは必要ありません。

Oracle Reportsセキュリティを構成するには、セキュリティ情報はOracleAS Portalリポジトリに保存されるので、OracleAS Portalをインストールしておく必要があります。OracleAS Portalを構成してOracleAS Reports Servicesのセキュリティ情報を保存する詳細は、OTN(http://www.oracle.com/technology/products/reports/htdocs/getstart/whitepapers/securing9i.pdf)の、Oracle Reportsのセキュリティに関するホワイト・ペーパーを参照してください。