Oracle Application Server クイック・インストレーション・ガイド 10gリリース2(10.1.2) for Solaris Operating System(SPARC) B50669-01 |
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10gリリース2(10.1.2) for Solaris Operating System(SPARC)
B50669-01
2008年9月
原本名: Oracle Application Server Quick Installation Guide 10g Release 2 (10.1.2) for Solaris Operating System (SPARC)
原本部品番号: B15907-01
Copyright © 2008 Oracle. All rights reserved.
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このプログラムは、核、航空、大量輸送、医療あるいはその他の本質的に危険を伴うアプリケーションで使用されることを意図しておりません。このプログラムをかかる目的で使用する際、上述のアプリケーションを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。万一かかるプログラムの使用に起因して損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。
Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Siebelは米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称は、他社の商標の可能性があります。
このプログラムは、第三者のWebサイトへリンクし、第三者のコンテンツ、製品、サービスへアクセスすることがあります。オラクル社およびその関連会社は第三者のWebサイトで提供されるコンテンツについては、一切の責任を負いかねます。当該コンテンツの利用は、お客様の責任になります。第三者の製品またはサービスを購入する場合は、第三者と直接の取引となります。オラクル社およびその関連会社は、第三者の製品およびサービスの品質、契約の履行(製品またはサービスの提供、保証義務を含む)に関しては責任を負いかねます。また、第三者との取引により損失や損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。
このマニュアルで説明されている各種サービスは日本オラクル社から提供されるサービスです。サービスは、製品をご購入された日本オラクル正規代理店各社から提供される場合もありますが、サービス内容はこのマニュアルの説明と異なることがあります。
このマニュアルでは、次に示すOracle Application Serverのインストール・タイプのインストール方法について説明します。
メディア・パック受領後、ただちに同梱のPacking Listをもとにパッケージ内容物を確認してください。破損、欠品、不明な点などのお問合せは、本製品をご購入された日本オラクル正規代理店、もしくはOracle Directまでお寄せください。
メディア・パックには、このマニュアルの他に次の製品が同梱されています。
製品メディアには、製品をインストールするためのソフトウェアおよびREADMEファイルが含まれています。
Start Here CDには、インストール・マニュアル、リリース・ノート、お役に立つインターネット・リンクおよびメディア・パックに関する情報が含まれています。
Oracle Application Server JP Documentation Libraryには、オラクル製品のオンライン・ドキュメントが含まれています。
このマニュアルでは、次に示す構成でOracle Application Serverをインストールするユーザーを対象にしています。
より複雑なトポロジが必要な場合の詳細なインストール手順については、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。
Oracle Application Serverをインストールする前に、最新情報について、Oracle Application Serverのリリース・ノートを参照してください。
ご使用のコンピュータが、次の最小要件を満たしていることを確認してください。
次の要件を満たしている必要があります。
サポートされているオペレーティング・システムの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)を参照してください。
次の表に、その他のシステム要件を示します。
注意:
(1)OracleAS Infrastructureと、Business Intelligence and FormsまたはPortal and Wirelessを同一のコンピュータにインストールする場合は、1.5GB以上のメモリーが必要です。
(2)OracleAS Identity ManagementとOracleAS Metadata Repositoryを含みます。OracleAS Infrastructureのインストール先ディスクとは異なるディスクにOracleAS Metadata Repositoryデータベースのデータファイルをインストールできます。この場合は、データファイル用に1.6GB以上の空きディスク領域を確保してください。
ご使用のコンピュータに、次のパッチがインストールされていることを確認してください。
コンピュータにインストールされているパッチを確認するには、次の手順を実行します。
showrev
コマンドに-p
オプションを指定して実行します。次のコマンドを実行すると、ソート済の出力がpatchList
というファイルに保存されます。
prompt> showrev -p | sort > patchList
パッチは、http://sunsolve.sun.comからダウンロードできます。
ご使用のコンピュータに、次のパッケージがインストールされていることを確認してください。
SUNWarc
SUNWbtool
SUNWhea
SUNWlibm
SUNWlibms
SUNWsprot
SUNWsprox
SUNWtoo
SUNWi1of
(「i」の後の文字は数字の1であり、小文字の「エル」ではありません)
SUNWxwfnt
必要なオペレーティング・システムのパッケージがコンピュータにインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
prompt> pkginfo SUNWarc SUNWbtool SUNWhea SUNWlibm SUNWlibms SUNWsprot SUNWsprox SUNWtoo SUNWi1of SUNWxwfnt
コンピュータでパッケージが欠落している場合は、システム管理者に連絡してください。
ご使用のコンピュータが、32ビットおよび64ビット・アプリケーションをサポートするように構成されていることを確認します。この確認には、次のコマンドを実行します。
prompt> /usr/bin/isainfo -v 64-bit sparcv9 applications 32-bit sparc applications
出力には両方の行が表示されます。表示されない場合は、コンピュータを再構成する必要があります。システム管理者に確認してください。
この項の内容は、OracleAS Web Cacheをインストールする場合に該当します。
rlim_fd_max
カーネル・パラメータが、65536以上に設定されていることを確認します。
prompt> ulimit -Hn
/etc/system
ファイルに次の行を追加(テキスト・エディタを使用してファイルを編集)します。
set rlim_fd_max=65536
/etc/system
ファイルを編集するには、rootユーザーである必要があります。
この項の内容は、OracleAS Infrastructureをインストールする場合にのみ該当します。
/etc/system
ファイルを開きます。
set semsys:seminfo_semmni=100
システム全体でのセマフォ・セットの最大数を定義します。
set semsys:seminfo_semmns=256
システムの最大セマフォを定義します。256は、OracleAS Metadata Repositoryを実行するコンピュータの最小値です。
set semsys:seminfo_semmsl=256
最小推奨値を定義します(最初のインストールの場合のみ)。
set shmsys:shminfo_shmmax=4294967295
1つの共有メモリー・セグメントの最大許容サイズを定義します(4GB = 4294967295)。
set shmsys:shminfo_shmmin=1
1つの共有メモリー・セグメントの最小許容サイズを定義します。
set shmsys:shminfo_shmseg=10
1つのプロセスがアタッチできる共有メモリー・セグメントの最大数を定義します。
set shmsys:shminfo_shmmni=100
システム全体での共有メモリー・セグメントの最大数を定義します。
コンピュータに初めてOracle製品をインストールする場合は、インベントリ・ディレクトリにオペレーティング・システム・グループを作成します。インストーラによってインベントリ・ディレクトリにファイルが作成され、コンピュータにインストールされたOracle製品が追跡されます。
このマニュアルでは、このグループの名前にoinstall
を使用します。
第3.9項「オペレーティング・システム・ユーザーの作成」で、オペレーティング・システム・ユーザーを作成し、このグループをユーザーのプライマリ・グループに設定します。
インベントリ・ディレクトリ用に別のグループを用意することによって、様々なユーザーがコンピュータにOracle製品をインストールできるようにします。ユーザーは、インベントリ・ディレクトリへの書込み権限が必要です。これは、oinstall
グループに所属します。
インベントリ・ディレクトリのデフォルトの名前はoraInventory
です。
コンピュータにインベントリ・ディレクトリがすでにあるかどうかが不明な場合は、/var/opt/oracle/oraInst.loc
ファイルを参照します。このファイルには、インベントリ・ディレクトリの場所と、それを所有するグループが一覧表示されます。ファイルがない場合は、そのコンピュータにはOracle製品がインストールされていません。
ローカルのオペレーティング・システム・グループを作成するには、Solaris Management Consoleを使用します。
hostname:display_number.screen_number
例(Cシェル):
% setenv DISPLAY test.mycompany.com:0.0
例(BourneまたはKornシェル):
$ DISPLAY=test.mycompany.com:0.0; export DISPLAY
prompt> /usr/sadm/bin/smc
oinstall
」と入力します。
前述の項と同じ手順で、「dba
」と呼ばれるオペレーティング・システム・グループを作成します。次の手順で、オペレーティング・システム・ユーザーを作成すると、このdba
グループは、ユーザーのセカンダリ・グループに設定されます。
Oracle製品のインストールとアップグレードを行うオペレーティング・システム・ユーザーを作成します。このマニュアルでは、このユーザーをoracle
と呼びます。
ローカルのオペレーティング・システム・ユーザーを作成するには、Solaris Management Consoleを使用します。
hostname:display_number.screen_number
例(Cシェル):
% setenv DISPLAY test.mycompany.com:0.0
例(BourneまたはKornシェル):
$ DISPLAY=test.mycompany.com:0.0; export DISPLAY
prompt> /usr/sadm/bin/smc
root
」と入力します。「Password」に、rootのパスワードを入力します。
oracle
)を入力します。「Full Name」フィールドおよび「Description」フィールドは、オプションです。「Next」をクリックします。
オペレーティング・システム・ユーザーが所属するグループを確認するには、groups
コマンドにユーザー名を指定して実行します。たとえば、次のように指定します。
prompt> groups oracle
Oracle Application Serverをインストールするオペレーティング・システム・ユーザーは、次の環境変数を設定(または設定解除)する必要があります。
この項では、環境変数を設定する方法を説明します。
Cシェルの場合:
% setenv variable_name value
例(Cシェル):
% setenv DISPLAY test.mycompany.com:0.0
BourneまたはKornシェルの場合:
$ variable_name=value; export variable_name
例(BourneまたはKornシェル):
$ DISPLAY=test.mydomain.com:0.0; export DISPLAY
この項では、環境変数を設定する場合の注意事項を説明します。
.profile
ファイルに設定すると、変数が読み取られない場合があります。環境変数に正しい値が設定されていることを確認するには、インストーラを実行するシェル内で値を確認します。
env
コマンドを使用します。これにより、現在定義されているすべての環境変数とそれらの値が表示されます。
% env
su
コマンドを使用してユーザーを切り替える(たとえば、rootユーザーからoracle
ユーザーへ切り替える)場合、新しいユーザーは環境変数を確認します。環境変数は、新しいユーザーには渡されない場合があるからです。これは、su
に、-
パラメータを付けて(su -
user
)実行した場合でも発生する可能性があります。
# /* root user */ #su - oracle
%env
この項の内容は、OracleAS Infrastructureをインストールする場合にのみ該当します。
OracleAS Infrastructureでは、Oracleデータベースがインストールされ、デフォルトでポート1521が使用されます。ポート1521が使用されているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
prompt> netstat -an | grep 1521
ポート1521がサード・パーティのアプリケーションによって使用されている場合は、別のポートを使用するようにアプリケーションを構成する必要があります。
ポート1521が既存のOracleデータベース・リスナーで使用されている場合は、OracleAS Infrastructureをインストールする前にリスナーを停止する必要があります。
詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。
インストーラを起動するには、次の手順を実行します。
CD-ROMの場合: Oracle Application Server Disk 1を挿入します。
DVD-ROMの場合: Oracle Application Server DVD-ROMを挿入します。
Solarisでは、Volume Managerを使用する場合、CD-ROMまたはDVD-ROMは自動的にマウントされます(通常は/cdrom
)。
CD-ROM:
prompt> cd prompt> /cdrom/1012disk1/runInstaller
DVD-ROM:
prompt> cd prompt> /cdrom/application_server/runInstaller
これによってOracle Universal Installerが起動され、ここからOracle Application Serverをインストールできます。
コンピュータがCD-ROMまたはDVD-ROMを自動マウントしない場合は、次の手順を実行します。
prompt> su Password:
# mkdir /cdrom
# mount options device_name /cdrom
たとえば、次のように指定します。
# mount -r -F hsfs device_name /cdrom
DVD-ROMのマウントにも、同じコマンドおよびオプションを使用できます。
# exit
このトポロジによって、J2EE and Web Cache中間層がインストールされ、次のコンポーネントが提供されます。
J2EE and Web Cache中間層をインストールするには、次の手順を実行します。
「次へ」をクリックします。
インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インベントリ・ディレクトリへのフルパスを入力します。このディレクトリは、製品ファイル用のOracleホーム・ディレクトリとは異なります。
例: /opt/oracle/oraInventory
オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を持つオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、異なるシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.sh
スクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後で、「続行」をクリックします。
名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。
例: OH_J2EE
パス: インストール先のディレクトリへのフルパスを入力します。これはOracleホームです。インストール先ディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。
例: /opt/ora_j2ee
「次へ」をクリックします。
「Oracle Application Server 10g」を選択し、「次へ」をクリックします。
「J2EE and Web Cache」を選択し、「次へ」をクリックします。
この画面に表示される要件を満たしていることを確認して、すべてのチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。
このOracle Application Serverインスタンスでキャッシュ機能を使用する場合は、「Oracle Application Server 10g Web Cache」を選択します。
「Oracle Application Server 10g Farm Repository」は選択しないでください。
「Identity Management Access」は選択しないでください。
「次へ」をクリックします。
「自動」を選択し、「次へ」をクリックします。
インスタンス名: このインスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。
例: J2EE
ias_adminパスワードおよびパスワードの確認: ias_adminユーザーのパスワードを入力して、確認します。これは、このインスタンスの管理ユーザーです。
パスワードは5文字以上で、そのうちの1文字は数字にする必要があります。
「次へ」をクリックします。
選択した内容を確認し、「インストール」をクリックします。インストーラによって、ファイルがインストールされます。
注意: このスクリプトは、ダイアログが表示されるまで実行しないでください。
別のウィンドウでrootユーザーとしてログインし、root.sh
スクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
root.sh
スクリプトを実行した後で、「OK」をクリックします。
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Application Serverコンポーネントが構成されます。
「終了」をクリックして、インストーラを終了します。
これらのトポロジによって、OracleAS Portal、Oracle Application Server WirelessおよびOracleBI Discovererなどのコンポーネントを使用するアプリケーションをデプロイできるようになります。
Portal and Wireless開発者トポロジを設定するには、次のものをインストールする必要があります。
Business Intelligence and Forms開発者トポロジを設定するには、次のものをインストールする必要があります。
Portal and WirelessおよびBusiness Intelligence and Forms中間層は、OracleAS Infrastructureのサービスを使用するため、最初にOracleAS Infrastructureをインストールする必要があります。
新しいデータベースと新しいOracle Internet Directoryを使用してOracleAS Infrastructureをインストールするには、次の手順を実行します。
「次へ」をクリックします。
インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インベントリ・ディレクトリへのフルパスを入力します。このディレクトリは、製品ファイル用のOracleホーム・ディレクトリとは異なります。
例: /opt/oracle/oraInventory
オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を持つオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、異なるシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.sh
スクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後で、「続行」をクリックします。
名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。
例: OH_INFRA
パス: インストール先のディレクトリへのフルパスを入力します。これはOracleホームです。インストール先ディレクトリが存在しない場合は、Oracle Universal Installerによって作成されます。
例: /opt/oracle/oraInfra
「次へ」をクリックします。
「OracleAS Infrastructure」を選択し、「次へ」をクリックします。
「Identity Management and OracleAS Metadata Repository」を選択し、「次へ」をクリックします。
この画面に表示される要件を満たしていることを確認して、すべてのチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。
「Oracle Internet Directory」を選択します。
「OracleAS Single Sign-On」を選択します。
「OracleAS Delegated Administration Service」を選択します。
「OracleAS Directory Integration and Provisioning」を選択します。
「OracleAS Certificate Authority」は選択しないでください。
「高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。
「次へ」をクリックします。
「自動」を選択し、「次へ」をクリックします。
「推奨ネームスペース」を選択し、「次へ」をクリックします。
グローバル・データベース名: OracleAS Metadata Repositoryデータベースの名前を入力し、ドメイン名をデータベース名に追加します。
グローバル・データベース名のデータベース名の部分は、次のように指定します。
グローバル・データベース名のドメイン名の部分は、次のように指定します。
例: orcl.yourcompany.com
SID: OracleAS Metadata Repository データベースのシステム識別子を入力します。通常、これはグローバル・データベース名ですが、ドメイン名は含めません。SIDは、すべてのデータベースで一意である必要があります。
このSID名には、前述したグローバル・データベース名のデータベース名の部分と同じ制限事項があります。
例: orcl
データベース・キャラクタ・セットの選択: データベースに使用するキャラクタ・セットを選択します。
データベース・ファイルの場所: データファイル・ディレクトリの親ディレクトリへのフルパスを入力します。このディレクトリはすでに存在している必要があり、このディレクトリへの書込み権限を所有している必要があります。
インストーラによって、指定したパスのサブディレクトリにデータファイルがインストールされます。インストーラは、サブディレクトリの名前にデータベース名を使用します。たとえば、グローバル・データベース名にorcl.yourcompany.com
と指定し、データベース・ファイルの場所に/data/dbfiles
と指定すると、インストーラは、次のディレクトリにデータベース・ファイルを格納します。/data/dbfiles/orcl
ディレクトリを配置するファイル・システムには、1.3GB以上の空きディスク領域が必要です。格納するデータ量に応じて、本番データベース用に追加のディスク領域が必要です。
「次へ」をクリックします。
データベース管理ユーザーのパスワードを設定します。これは、データベース管理に使用する権限付きアカウントです。すべてのユーザーに同じパスワードを使用することも、ユーザーごとに異なるパスワードを使用することもできます。
「次へ」をクリックします。
インスタンス名: このインスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。
例: infra
ias_adminパスワードおよびパスワードの確認: ias_adminユーザーのパスワードを入力して、確認します。これは、このインスタンスの管理ユーザーです。
パスワードは5文字以上で、そのうちの1文字は数字にする必要があります。
例: welcome99
「次へ」をクリックします。
選択した内容を確認し、「インストール」をクリックします。インストーラによって、ファイルがインストールされます。
注意: このスクリプトは、ダイアログが表示されるまで実行しないでください。
別のウィンドウでrootユーザーとしてログインし、root.sh
スクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
root.sh
スクリプトを実行した後で、「OK」をクリックします。
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Application Serverコンポーネントが構成されます。
「終了」をクリックして、インストーラを終了します。
次の手順を実行すると、Portal and WirelessまたはBusiness Intelligence and Forms中間層がインストールされ、第6.1項「OracleAS Infrastructureのインストール」でインストールしたOracleAS Infrastructureを使用するように構成されます。
「次へ」をクリックします。
インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インベントリ・ディレクトリへのフルパスを入力します。このディレクトリは、製品ファイル用のOracleホーム・ディレクトリとは異なります。
例: /opt/oracle/oraInventory
オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を持つオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、異なるシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.sh
スクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後で、「続行」をクリックします。
名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。
例: OH_PORTAL
パス: インストール先のディレクトリへのフルパスを入力します。これはOracleホームです。インストール先ディレクトリが存在しない場合は、Oracle Universal Installerによって作成されます。
例: /opt/oracle/oraPortal
「次へ」をクリックします。
「Oracle Application Server 10g」を選択し、「次へ」をクリックします。
「Portal and Wireless」または「Business Intelligence and Forms」を選択し、「次へ」をクリックします。
この画面に表示される要件を満たしていることを確認して、すべてのチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。
Portal and Wirelessの場合は、次のものを選択します。
Business Intelligence and Formsの場合は、次のものを選択します。
「次へ」をクリックします。
「自動」を選択し、「次へ」をクリックします。
ホスト名: Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータの名前を入力します。
ポート: Oracle Internet Directoryがリスニングしているポートのポート番号を入力します。Oracle Internet Directoryのポート番号は、ORACLE_HOME/install/portlist.ini
ファイルを確認します。ORACLE_HOME
は、OracleAS Infrastructureのインストール先です。
「Oracle Internet DirectoryにはSSL接続のみ使用」を選択した場合は、portlist.ini
ファイル内のOracle Internet Directory(SSL)パラメータからポート番号を取得する必要があります。
「次へ」をクリックします。
ユーザー名: orcladmin
と入力します。これは、Oracle Internet Directory管理者の名前です。
パスワード: orcladminユーザーのパスワードは、インフラストラクチャのias_adminユーザーのパスワードと同じです。このパスワードは、インフラストラクチャをインストールしたときに入力したものです(第6.1項「OracleAS Infrastructureのインストール」の手順13を参照)。
「次へ」をクリックします。
リポジトリ: この中間層インスタンスで使用するOracleAS Metadata Repositoryを選択し、「次へ」をクリックします。
この画面は、Business Intelligence and Formsインストールを選択した場合にのみ表示されます。
OracleAS Reports Servicesに使用する送信メール(SMTP)サーバー名を入力します。空白のままにして、後で設定できます。「次へ」をクリックします。
インスタンス名: このインスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。
例: PORTAL
ias_adminパスワードおよびパスワードの確認: ias_adminユーザーのパスワードを入力して、確認します。これは、このインスタンスの管理ユーザーです。
パスワードは5文字以上で、そのうちの1文字は数字にする必要があります。
例: welcome99
「次へ」をクリックします。
選択した内容を確認し、「インストール」をクリックします。インストーラによって、ファイルがインストールされます。
注意: このスクリプトは、ダイアログが表示されるまで実行しないでください。
別のウィンドウでrootユーザーとしてログインし、root.sh
スクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
root.sh
スクリプトを実行した後で、「OK」をクリックします。
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Application Serverコンポーネントが構成されます。
「終了」をクリックして、インストーラを終了します。
インストールの後にOracle Application Serverの「ようこそ」ページにアクセスして、インストールに成功したことを確認します。「ようこそ」ページのURLは、次のとおりです。
http://hostname.domainname:http_port
ORACLE_HOME/install/portlist.ini
ファイルを確認して、http_portを特定します。このポートは、「Oracle HTTP Server listen port
」行に表示されます。
「ようこそ」ページには、次のような役立つページへのリンクが含まれています。
OracleAS Metadata Repositoryを既存のOracleデータベースにインストールする場合は、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantと呼ばれるツールを実行します。
Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantは、「OracleAS Metadata Repository Creation Assistant」CD-ROMに格納されています。
このツールの使用方法の詳細は、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照してください。
この項では、次の内容について説明します。
このメディア・パックに含まれている製品は、トライアル・ライセンス契約に基づき、30日間、インストールおよび評価できます。 ただし、30日間の評価期間後もいずれかの製品の使用を継続する場合、プログラム・ライセンスをご購入いただく必要があります。
Oracle製品サポートをご購入いただいた場合、Oracle Supportに、年中無休で24時間いつでも、お問い合せいただけます。 Oracle製品サポートの購入方法、またはOracle Supportへの連絡方法の詳細は、Oracle SupportのWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/support/
Oracle製品のマニュアルは、HTMLおよびAdobe社PDF形式で提供されており、入手方法がいくつかあります。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/
PDFドキュメントを表示するには、必要に応じて、Adobe社のWebサイトから、無料のAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください。
http://www.adobe.com/
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