Oracle Application Server クイック・インストレーション・ガイド 10gリリース2(10.1.2) for Solaris Operating System (x86) and Solaris Operating System (x86-64) E05371-01 |
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10gリリース2(10.1.2) for Solaris Operating System (x86) and Solaris Operating System (x86-64)
E05371-01
2007年6月
原本名: Oracle Application Server Quick Installation Guide, 10g Release 2 (10.1.2) for Solaris Operating System (x86) and Solaris Operating System (x86-64)
原本部品番号: B25852-01
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このマニュアルで説明されている各種サービスは日本オラクル社から提供されるサービスです。サービスは、製品をご購入された日本オラクル正規代理店各社から提供される場合もありますが、サービス内容はこのマニュアルの説明と異なることがあります。
このマニュアルでは、次に示すOracle Application Serverのインストール・タイプのインストール方法について説明します。
メディア・パック受領後、ただちに同梱のPacking Listをもとにパッケージ内容物を確認してください。破損、欠品、不明な点などのお問合せは、本製品をご購入された日本オラクル正規代理店、もしくはOracle Directまでお寄せください。
メディア・パックには、このマニュアルの他に次の製品が同梱されています。
製品メディアには、製品をインストールするためのソフトウェアおよびREADMEファイルが含まれています。
Start Here CDには、インストール・マニュアル、リリース・ノート、お役に立つインターネット・リンクおよびメディア・パックに関する情報が含まれています。
Oracle Application Server JP Documentation Libraryには、オラクル製品のオンライン・ドキュメントが含まれています。
このマニュアルでは、次に示す構成でOracle Application Serverをインストールするユーザーを対象にしています。
より複雑なトポロジが必要な場合の詳細なインストール手順については、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。
Oracle Application Serverをインストールする前に、最新情報について、Oracle Application Serverのリリース・ノートを参照してください。
ご使用のコンピュータが、次の最小要件を満たしていることを確認してください。
次の要件を満たしている必要があります。
次の表に、その他のシステム要件を示します。
注意:
(1)OracleAS Infrastructureと、Business Intelligence and FormsまたはPortal and Wirelessを同一のコンピュータにインストールする場合は、1.5GB以上のメモリーが必要です。
(2)OracleAS Infrastructureのインストール先ディスクとは異なるディスクにOracleAS Metadata Repositoryデータベースのデータ・ファイルをインストールできます。この場合は、データ・ファイル用に1.3GB以上の空きディスク領域を確保してください。
これらの要件を確認するには、次の手順を実行します。
prompt> /usr/sbin/prtconf | grep "Memory size"
prompt> df -h
dir
dirは、Oracleホーム・ディレクトリに置き換えてください。Oracleホーム・ディレクトリがない場合は、親ディレクトリに置き換えてください。たとえば、Oracle Application Serverを/opt/oracle/infra
にインストールする場合、dirは/opt/oracle
または/opt/oracle/infra
に置き換えます。
# /usr/sbin/swap -s
必要に応じて、追加のスワップ領域を構成する方法について、ご使用のオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
ご使用のコンピュータに、次のパッチがインストールされていることを確認してください。
Solaris 10でのすべてのインストールには、次のパッチが必要です。
コンピュータにインストールされているパッチを確認するには、次の手順を実行します。
showrev
コマンドに-p
オプションを指定して実行します。次のコマンドを実行すると、ソート済の出力がpatchList
というファイルに保存されます。
prompt> showrev -p | sort > patchList
パッチは、http://sunsolve.sun.comからダウンロードできます。
ご使用のコンピュータに、次のパッケージがインストールされていることを確認してください。
SUNWarc SUNWbtool SUNWhea SUNWlibm SUNWlibms SUNWsprot SUNWtoo SUNWi1of SUNWi1cs SUNWi15cs SUNWxwfnt
注意: ご使用のロケールによっては、Javaのフォント・パッケージを追加する必要もあります。詳細は、次のサイトを参照してください。
http://java.sun.com/j2se/1.4.2/font-requirements.html
必要なオペレーティング・システムのパッケージがコンピュータにインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
# pkginfo -i SUNWarc SUNWbtool SUNWhea SUNWlibm SUNWlibms SUNWsprot SUNWtoo SUNWi1of SUNWi1cs SUNWi15cs
コンピュータでパッケージが欠落している場合は、システム管理者に連絡してください。
Oracle Application Server 10gリリース2は、32ビットのアプリケーションとして動作します。したがって、オペレーティング・システムは32ビット・アプリケーションをサポートするように構成されている必要があります。この要件を満たしているかどうかを確認するには、isainfo
コマンドに-v
オプションを指定して実行します。
32ビット・オペレーティング・システムの場合:
prompt> /usr/bin/isainfo -v 32-bit i386 applications
64ビット・オペレーティング・システムの場合:
prompt> /usr/bin/isainfo -v 64-bit amd64 applications 32-bit i386 applications
どちらの行も出力されない場合は、コンピュータを再構成する必要があります。システム管理者に確認してください。
この項の内容は、OracleAS Web Cacheをインストールする場合に該当します。
rlim_fd_max
カーネル・パラメータが、65536以上に設定されていることを確認します。
prompt> ulimit -Hn
/etc/system
ファイルに次の行を追加(テキスト・エディタを使用してファイルを編集)します。
set rlim_fd_max=65536
/etc/system
ファイルを編集するには、rootユーザーである必要があります。
この項の内容は、OracleAS Infrastructureをインストールする場合にのみ該当します。
/etc/system
ファイルを開きます。
set semsys:seminfo_semmni=100
システム全体でのセマフォ・セットの最大数を定義します。
set semsys:seminfo_semmns=1024
システムの最大セマフォを定義します。1024は、OracleAS Metadata Repositoryを実行するコンピュータの最小値です。
set semsys:seminfo_semmsl=256
最小推奨値を定義します(最初のインストールの場合のみ)。
set shmsys:shminfo_shmmax=4294967295
1つの共有メモリー・セグメントの最大許容サイズを定義します(4GB = 4294967295)。
set shmsys:shminfo_shmmni=100
システム全体での共有メモリー・セグメントの最大数を定義します。
Solaris 10では、System Vのすべての内部プロセス通信(IPC)機能が、自動的に構成されるか、またはリソース制御によって処理されます。これまでシステムのチューニングを必要とした多くのアプリケーションは、デフォルト値の増加およびリソースの自動割当てによって自動的に実行されるようになります。その理由は、Solaris 10のデフォルト値が、オラクル社の推奨するデフォルト値よりも高く設定されているためです。オラクル社の推奨するSolaris 9のデフォルト値は、表2に示すように、Solaris 10の対応するリソース制御に適用されます。
リソース制御に現在指定されている値を確認し、必要に応じて値を変更するには、次の手順を実行します。
# id -p project id uid=0(root) gid=0(root) projid=1 (user.root)
id -pコマンドはプロジェクトIDを検証します。
# prctl -n project.max-shm-memory -i project user.root # prctl -n project.max-sem-ids -i project user.root
Solaris 10のチューニングの詳細は、次のサイトを参照してください。
http://docs.sun.com/app/docs/doc/817-0404/6mg74vs8v?a=view
コンピュータに初めてOracle製品をインストールする場合は、インベントリ・ディレクトリにオペレーティング・システム・グループを作成します。インストーラによってインベントリ・ディレクトリにファイルが作成され、コンピュータにインストールされたOracle製品が追跡されます。
このマニュアルでは、このグループの名前にoinstall
を使用します。
第3.10項「オペレーティング・システム・ユーザーの作成」で、オペレーティング・システム・ユーザーを作成し、このグループをユーザーのプライマリ・グループに設定します。
インベントリ・ディレクトリ用に別のグループを用意することによって、様々なユーザーがコンピュータにOracle製品をインストールできるようにします。ユーザーは、インベントリ・ディレクトリへの書込み権限が必要です。これは、oinstall
グループに所属します。
インベントリ・ディレクトリのデフォルトの名前はoraInventory
です。
コンピュータにインベントリ・ディレクトリがすでにあるかどうかが不明な場合は、/var/opt/oracle/oraInst.loc
ファイルを参照します。このファイルには、インベントリ・ディレクトリの場所と、それを所有するグループが一覧表示されます。ファイルがない場合は、そのコンピュータにはOracle製品がインストールされていません。
ローカルのオペレーティング・システム・グループを作成するには、Solaris Management Consoleを使用します。
hostname:display_number.screen_number
例(Cシェル):
% setenv DISPLAY test.mycompany.com:0.0
例(BourneまたはKornシェル):
$ DISPLAY=test.mycompany.com:0.0; export DISPLAY
prompt> /usr/sadm/bin/smc
oinstall
」と入力します。
前述の項と同じ手順で、「dba
」と呼ばれるオペレーティング・システム・グループを作成します。次の手順で、オペレーティング・システム・ユーザーを作成すると、このdba
グループは、ユーザーのセカンダリ・グループに設定されます。
Oracle製品のインストールとアップグレードを行うオペレーティング・システム・ユーザーを作成します。このマニュアルでは、このユーザーをoracle
と呼びます。
ローカルのオペレーティング・システム・ユーザーを作成するには、Solaris Management Consoleを使用します。
hostname:display_number.screen_number
例(Cシェル):
% setenv DISPLAY test.mycompany.com:0.0
例(BourneまたはKornシェル):
$ DISPLAY=test.mycompany.com:0.0; export DISPLAY
prompt> /usr/sadm/bin/smc
root
」と入力します。「Password」に、rootのパスワードを入力します。
oracle
)を入力します。「Full Name」フィールドおよび「Description」フィールドは、オプションです。「Next」をクリックします。
オペレーティング・システム・ユーザーが所属するグループを確認するには、groups
コマンドにユーザー名を指定して実行します。たとえば、次のように指定します。
prompt> groups oracle
Oracle Application Serverをインストールするオペレーティング・システム・ユーザーは、次の環境変数を設定(または設定解除)する必要があります。
この項では、環境変数を設定する方法を説明します。
Cシェルの場合:
% setenv variable_name value
例(Cシェル):
% setenv DISPLAY test.mycompany.com:0.0
BourneまたはKornシェルの場合:
$ variable_name=value; export variable_name
例(BourneまたはKornシェル):
$ DISPLAY=test.mydomain.com:0.0; export DISPLAY
この項では、環境変数を設定する場合の注意事項を説明します。
.profile
ファイルに設定すると、変数が読み取られない場合があります。環境変数に正しい値が設定されていることを確認するには、インストーラを実行するシェル内で値を確認します。
env
コマンドを使用します。これにより、現在定義されているすべての環境変数とそれらの値が表示されます。
% env
su
コマンドを使用してユーザーを切り替える(たとえば、rootユーザーからoracle
ユーザーへ切り替える)場合、新しいユーザーは環境変数を確認します。環境変数は、新しいユーザーには渡されない場合があるからです。これは、su
に、-
パラメータを付けて(su -
user
)実行した場合でも発生する可能性があります。
# /* root user */ #su - oracle
%env
この項の内容は、OracleAS Infrastructureをインストールする場合にのみ該当します。
OracleAS Infrastructureでは、Oracleデータベースがインストールされ、デフォルトでポート1521が使用されます。ポート1521が使用されているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
prompt> netstat -an | grep 1521
ポート1521がサード・パーティのアプリケーションによって使用されている場合は、別のポートを使用するようにアプリケーションを構成する必要があります。
ポート1521が既存のOracleデータベース・リスナーで使用されている場合は、OracleAS Infrastructureをインストールする前にリスナーを停止する必要があります。
詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。
インストーラを起動するには、次の手順を実行します。
CD-ROMの場合: Oracle Application Server Disk 1を挿入します。
DVD-ROMの場合: Oracle Application Server DVD-ROMを挿入します。
Solarisでは、Volume Managerを使用する場合、CD-ROMまたはDVD-ROMは自動的にマウントされます(通常は/cdrom
)。
CD-ROM:
prompt> cd prompt> /cdrom/1012disk1/runInstaller
DVD-ROM:
prompt> cd prompt> /cdrom/application_server/runInstaller
これによってOracle Universal Installerが起動され、ここからOracle Application Serverをインストールできます。
コンピュータがCD-ROMまたはDVD-ROMを自動マウントしない場合は、次の手順を実行します。
prompt> su Password:
# mkdir /cdrom
# mount options device_name /cdrom
たとえば、次のように指定します。
# mount -r -F hsfs device_name /cdrom
DVD-ROMのマウントにも、同じコマンドおよびオプションを使用できます。
# exit
このトポロジによって、J2EE and Web Cache中間層がインストールされ、次のコンポーネントが提供されます。
J2EE and Web Cache中間層をインストールするには、次の手順を実行します。
「次へ」をクリックします。
「インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください」: インベントリ・ディレクトリへのフルパスを入力します。このディレクトリは、製品ファイル用のOracleホーム・ディレクトリとは異なります。
例: /opt/oracle/oraInventory
「オペレーティング・システム・グループ名の指定」: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を持つオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、異なるシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.sh
スクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後で、「続行」をクリックします。
「名前」: このOracleホームを識別する名前を入力します。
例: OH_J2EE
「パス」: インストール先のディレクトリへのフルパスを入力します。これはOracleホームです。インストール先ディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。
例: /opt/ora_j2ee
「次へ」をクリックします。
「Oracle Application Server 10g」を選択し、「次へ」をクリックします。
「J2EE and Web Cache」を選択し、「次へ」をクリックします。
この画面に表示される要件を満たしていることを確認して、すべてのチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。
このOracle Application Serverインスタンスでキャッシュ機能を使用する場合は、「Oracle Application Server 10g Web Cache」を選択します。
「Oracle Application Server 10g Farm Repository」は選択しないでください。
「Identity Management Access」は選択しないでください。
「次へ」をクリックします。
「自動」を選択し、「次へ」をクリックします。
「インスタンス名」: このインスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。
例: J2EE
「ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを入力して、確認します。これは、このインスタンスの管理ユーザーです。
パスワードは5文字以上で、そのうちの1文字は数字にする必要があります。
「次へ」をクリックします。
選択した内容を確認し、「インストール」をクリックします。インストーラによって、ファイルがインストールされます。
別のウィンドウでrootユーザーとしてログインし、root.sh
スクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
root.sh
スクリプトを実行した後で、「OK」をクリックします。
この画面には、Oracle Application Serverコンポーネントを構成するConfiguration Assistantの進捗状況が表示されます。
「終了」をクリックして、インストーラを終了します。
これらのトポロジによって、OracleAS Portal、Oracle Application Server WirelessおよびOracleBI Discovererなどのコンポーネントを使用するアプリケーションをデプロイできるようになります。
Portal and Wireless開発者トポロジを設定するには、次のものをインストールする必要があります。
Business Intelligence and Forms開発者トポロジを設定するには、次のものをインストールする必要があります。
Portal and WirelessおよびBusiness Intelligence and Forms中間層は、OracleAS Infrastructureのサービスを使用するため、最初にOracleAS Infrastructureをインストールする必要があります。
新しいデータベースと新しいOracle Internet Directoryを使用してOracleAS Infrastructureをインストールするには、次の手順を実行します。
「次へ」をクリックします。
「インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください」: インベントリ・ディレクトリへのフルパスを入力します。このディレクトリは、製品ファイル用のOracleホーム・ディレクトリとは異なります。
例: /opt/oracle/oraInventory
「オペレーティング・システム・グループ名の指定」: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を持つオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、異なるシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.sh
スクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後で、「続行」をクリックします。
「名前」: このOracleホームを識別する名前を入力します。
例: OH_INFRA
「パス」: インストール先のディレクトリへのフルパスを入力します。これはOracleホームです。インストール先ディレクトリが存在しない場合は、Oracle Universal Installerによって作成されます。
例: /opt/oracle/oraInfra
「次へ」をクリックします。
「OracleAS Infrastructure」を選択し、「次へ」をクリックします。
「Identity Management and OracleAS Metadata Repository」を選択し、「次へ」をクリックします。
この画面に表示される要件を満たしていることを確認して、すべてのチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。
「Oracle Internet Directory」を選択します。
「OracleAS Single Sign-On」を選択します。
「OracleAS Delegated Administration Service」を選択します。
「OracleAS Directory Integration and Provisioning」を選択します。
「OracleAS Certificate Authority」は選択しないでください。
「高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。
「次へ」をクリックします。
「自動」を選択し、「次へ」をクリックします。
「推奨ネームスペース」を選択し、「次へ」をクリックします。
「グローバル・データベース名」: OracleAS Metadata Repositoryデータベースの名前を入力し、ドメイン名をデータベース名に追加します。
グローバル・データベース名のデータベース名の部分は、次のように指定します。
グローバル・データベース名のドメイン名の部分は、次のように指定します。
例: orcl.yourcompany.com
「SID」: OracleAS Metadata Repository データベースのシステム識別子を入力します。通常、これはグローバル・データベース名ですが、ドメイン名は含めません。SIDは、すべてのデータベースで一意である必要があります。
このSID名には、前述したグローバル・データベース名のデータベース名の部分と同じ制限事項があります。
例: orcl
「データベース・キャラクタ・セットの選択」: データベースに使用するキャラクタ・セットを選択します。
「データベース・ファイルの場所」: データ・ファイル・ディレクトリの親ディレクトリへのフルパスを入力します。このディレクトリはすでに存在している必要があり、このディレクトリへの書込み権限を所有している必要があります。
インストーラによって、指定したパスのサブディレクトリにデータ・ファイルがインストールされます。インストーラは、サブディレクトリの名前にデータベース名を使用します。たとえば、グローバル・データベース名にorcl.yourcompany.com
と指定し、データベース・ファイルの場所に/data/dbfiles
と指定すると、インストーラは、次のディレクトリにデータベース・ファイルを格納します。/data/dbfiles/orcl
ディレクトリを配置するファイル・システムには、1.3GB以上の空きディスク領域が必要です。格納するデータ量に応じて、本番データベース用に追加のディスク領域が必要です。
「次へ」をクリックします。
データベース管理ユーザーのパスワードを設定します。これは、データベース管理に使用する権限付きアカウントです。すべてのユーザーに同じパスワードを使用することも、ユーザーごとに異なるパスワードを使用することもできます。
「次へ」をクリックします。
「インスタンス名」: このインスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。
例: infra
「ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを入力して、確認します。これは、このインスタンスの管理ユーザーです。
パスワードは5文字以上で、そのうちの1文字は数字にする必要があります。
例: welcome99
「次へ」をクリックします。
選択した内容を確認し、「インストール」をクリックします。インストーラによって、ファイルがインストールされます。
別のウィンドウでrootユーザーとしてログインし、root.sh
スクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
root.sh
スクリプトを実行した後で、「OK」をクリックします。
この画面には、Oracle Application Serverコンポーネントを構成するConfiguration Assistantの進捗状況が表示されます。
「終了」をクリックして、インストーラを終了します。
次の手順を実行すると、Portal and WirelessまたはBusiness Intelligence and Forms中間層がインストールされ、第6.1項「OracleAS Infrastructureのインストール」でインストールしたOracleAS Infrastructureを使用するように構成されます。
「次へ」をクリックします。
「インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください」: インベントリ・ディレクトリへのフルパスを入力します。このディレクトリは、製品ファイル用のOracleホーム・ディレクトリとは異なります。
例: /opt/oracle/oraInventory
「オペレーティング・システム・グループ名の指定」: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を持つオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、異なるシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.sh
スクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後で、「続行」をクリックします。
「名前」: このOracleホームを識別する名前を入力します。
例: OH_PORTAL
「パス」: インストール先のディレクトリへのフルパスを入力します。これはOracleホームです。インストール先ディレクトリが存在しない場合は、Oracle Universal Installerによって作成されます。
例: /opt/oracle/oraPortal
「次へ」をクリックします。
「Oracle Application Server 10g」を選択し、「次へ」をクリックします。
「Portal and Wireless」または「Business Intelligence and Forms」を選択し、「次へ」をクリックします。
この画面に表示される要件を満たしていることを確認して、すべてのチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。
Portal and Wirelessの場合は、次のものを選択します。
Business Intelligence and Formsの場合は、次のものを選択します。
「次へ」をクリックします。
「自動」を選択し、「次へ」をクリックします。
「ホスト名」: Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータの名前を入力します。
「ポート」: Oracle Internet Directoryがリスニングしているポートのポート番号を入力します。Oracle Internet Directoryのポート番号は、ORACLE_HOME/install/portlist.ini
ファイルを確認します。ORACLE_HOME
は、OracleAS Infrastructureのインストール先です。
「Oracle Internet DirectoryにはSSL接続のみ使用」を選択した場合は、portlist.ini
ファイル内のOracle Internet Directory(SSL)パラメータからポート番号を取得する必要があります。
「次へ」をクリックします。
「ユーザー名」: orcladmin
と入力します。これは、Oracle Internet Directory管理者の名前です。
「パスワード」: orcladminユーザーのパスワードは、インフラストラクチャのias_adminユーザーのパスワードと同じです。このパスワードは、インフラストラクチャをインストールしたときに入力したものです(第6.1項「OracleAS Infrastructureのインストール」の手順13を参照)。
「次へ」をクリックします。
「リポジトリ」: この中間層インスタンスで使用するOracleAS Metadata Repositoryを選択し、「次へ」をクリックします。
この画面は、Business Intelligence and Formsインストールを選択した場合にのみ表示されます。
OracleAS Reports Servicesに使用する送信メール(SMTP)サーバー名を入力します。空白のままにして、後で設定できます。「次へ」をクリックします。
「インスタンス名」: このインスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。
例: PORTAL
「ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを入力して、確認します。これは、このインスタンスの管理ユーザーです。
パスワードは5文字以上で、そのうちの1文字は数字にする必要があります。
例: welcome99
「次へ」をクリックします。
選択した内容を確認し、「インストール」をクリックします。インストーラによって、ファイルがインストールされます。
別のウィンドウでrootユーザーとしてログインし、root.sh
スクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
root.sh
スクリプトを実行した後で、「OK」をクリックします。
この画面には、Oracle Application Serverコンポーネントを構成するConfiguration Assistantの進捗状況が表示されます。
「終了」をクリックして、インストーラを終了します。
インストールの後にOracle Application Serverの「ようこそ」ページにアクセスして、インストールに成功したことを確認します。「ようこそ」ページのURLは、次のとおりです。
http://hostname.domainname:http_port
ORACLE_HOME/install/portlist.ini
ファイルを確認して、http_portを特定します。このポートは、「Oracle HTTP Server listen port
」行に表示されます。
「ようこそ」ページには、次のような役立つページへのリンクが含まれています。
OracleAS Metadata Repositoryを既存のOracleデータベースにインストールする場合は、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantと呼ばれるツールを実行します。
Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantは、OracleAS Metadata Repository Creation AssistantのCD-ROMに格納されています。
このツールの使用方法の詳細は、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照してください。
この項では、次の内容について説明します。
このメディア・パックに含まれている製品は、トライアル・ライセンス契約に基づき、30日間、インストールおよび評価できます。 ただし、30日間の評価期間後もいずれかの製品の使用を継続する場合、プログラム・ライセンスをご購入いただく必要があります。
Oracle製品サポートをご購入いただいた場合、オラクル社カスタマ・サポート・センターに、年中無休で24時間いつでも、お問い合せいただけます。 Oracle製品サポートの購入方法、またはオラクル社カスタマ・サポート・センターへの連絡方法の詳細は、オラクル社カスタマ・サポート・センターのWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.co.jp/support/
Oracle製品のマニュアルは、HTMLおよびAdobe社PDF形式で提供されており、入手方法がいくつかあります。
PDFドキュメントを表示するには、必要に応じて、Adobe社のWebサイトから、無料のAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください。
http://www.adobe.com/
オラクル製品のインストールに関する情報およびマニュアルを提供しています。
次のURLを参照してください。ただし、個々の環境に依存する問題または検証が必要となるようなケースでは、サポート・サービス(有償)の契約が必要になりますのでご了承ください。
□ OTNインストール・センター
□ Oracle Technology Network掲示板
□ インストレーション・ガイド・ダウンロード
□ 製品FAQ検索
http://support.oracle.co.jp/
「Oracle Internet Support Center」→「製品FAQ検索」
キーワード: 「インストール」、「install」など
これらのキーワードを参照しても解決されないインストール時の不明点または問題点については支援サービスを提供しています。次のオラクル製品が対象になりますので次のURLから質問してください。
http://www.oracle.co.jp/install_service/
OTN Japan は開発者に必要な技術リソースを提供する登録制、日本オラクル公式技術サイトです。OTN Japan に登録(無償)していただくと、技術資料、オンライン・マニュアル、ソフトウェア・ダウンロード、サンプル・コード、掲示板、ポイント・プログラム、オラクル関連書籍のディスカウント、OTN有償プログラムなど様々なサービスを受けることができます。
□ OTN Japan登録方法
□ 技術資料
□ ソフトウェア・ダウンロード
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オラクル製品のトライアル版、早期アクセス版、ユーティリティ、ドライバなどを無償でダウンロードできます。最新バージョンをタイムリに掲載していますので、OTN Japanで提供している技術資料、ドキュメント等とあわせて使用することにより、いち早く最新のオラクル・テクノロジを体験できます。
□ ドキュメント
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□ サンプル・コード
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開発者に参考としていただけるよう、プログラムのサンプルを掲載しています。オラクル最新テクノロジに準拠したサンプル・プログラムの数々をお役立てください。
□ 掲示板
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□ ポイント・プログラム
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□ OTN有償プログラム
http://otn.oracle.co.jp/upgrade/index.html
OTN有償プログラムは、OTN会員の皆様向けの有償アップグレード・サービスです。OTN Japanサイトで提供している無償サービスに加え、最新のオラクル製品を開発ライセンスで使用していただけるOTN Software Kit(日本語版CD-ROM)の送付やオラクル技術書籍ご購入時のディスカウントなど、有償ならではの様々なサービスを提供します。
□ お薦めサービス「SQL構文検索サービス」
□ お薦めサービス「エラー・メッセージ検索(Oracle9i)」
□ お薦めサービス「TechBlastメールサービス」
http://otn.oracle.co.jp/techblast/
OTN Japanでは、配信を希望された会員の皆様へほぼ月に1〜2回メールをお送りしています。新着情報のほか、会員の皆様に是非ともお知らせしたいセミナーやイベント情報、製品や最新技術に関する連載を掲載しています。
OracleDirectでは、電話とインターネットを通じて、製品ご購入前のオラクル製品に関するご質問をはじめとする、お客様からの様々なお問合せに対応いたします。
OracleDirectに関する詳細は、次のWebサイトを参照してください。
□ お問合せ先
TEL: 0120-155-096
FAX: 03-4326-5020
Web問合せ: http://www.oracle.co.jp/contact/
受付時間: 9:00〜12:00、13:00〜18:00(土、日、祝祭日、年末年始を除く)
また、OracleDirectにてお受けできるご質問内容は次のとおりとなりますので、ご連絡の前に確認をお願いいたします。
□ ご質問にお答えできる内容(概要)
次のお問合せにはお答えできませんので、あらかじめご了承ください。
オラクルではお客様のシステムの健康状態を維持するために、Oracle Support Servicesをご用意しています。オラクル製品の専門技術者が、様々な形でお客様の問題解決のお手伝いをいたします。
Oracle Support Servicesのサポート・サービス契約をお持ちのお客様は、次の技術サポートを受けられます。サポート・サービスには電話やインターネットによる技術サポートのほか、インターネット上での各種技術情報へのアクセス、ご契約済み製品のバージョンアップ用メディアの提供、Oracle Support NewsLetter(毎月)の提供などが含まれます。
□ 技術サポート
ご契約のお客様は、インターネットおよび電話による技術サポートを受けられます。お問合せは、毎日24時間受け付けております。お問合せの方法についての詳細は、初回ご契約時にお送りする「Oracle Support Users Guide」をご覧ください。
インターネットでは、次のWebサイトでOracle Support Servicesについて紹介しています。
http://www.oracle.co.jp/support/
□ OiSC(Oracle internet Support Center)
□ KROWN
□ MetaLink
Oracle Support Servicesをご契約のお客様は、Webによるサポート・サービスであるMetaLinkを24時間ご利用いただけます。MetaLinkは、全世界から集められた英語での技術情報が収録されている知識ベースです。インターネット上でご覧いただけます。
□ Oracle Support NewsLetter
□ お問合せ先
日本オラクル株式会社 ディストリビューションセンター
TEL: 0570-093812
受付時間: 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土、日、祝祭日、年末年始を除く)
ディストリビューションセンターでは、Oracle Support Servicesのサポート・サービス契約について、次のような情報をご案内いたします。
または、次のWebサイトにアクセスしてください。
http://www.oracle.co.jp/support/
日本オラクルの研修サービスに関する詳しいお問合せは次までお願いいたします。研修サービスに関する詳細は、次のWebサイトでもご紹介しています。
□ お問合せ先
日本オラクル株式会社 オラクルユニバーシティ
TEL: 0120-155-092
FAX: 03-5766-4400
受付時間: 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土、日、祝祭日、年末年始を除く)
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program のWeb サイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
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