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Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistant ユーザーズ・ガイド
10gリリース2(10.1.2)for Microsoft Windows
B15835-02
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D
OracleAS Metadata Repository Creation Assistantのトラブルシューティング

この付録では、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantの実行時に発生する可能性のある一般的な問題を解決する方法について説明します。次の項について説明します。

D.1 データベースに接続できない

問題

OracleAS Metadata Repository Creation Assistantがデータベースに接続できない。

解決策

次の項目を確認します。

D.2 sysユーザーで接続できない

問題

OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを実行すると次のメッセージが表示される。

RepCA unable to connect as sys. Error message:
*** Specify Database Connect ***
ERROR -SQLException on getting SID and SYSTEMNAME
informationjava.sql.SQLException:
@ ORA-01017 : invalid username/password; logon denied
解決策

次の操作を試行します。

D.3 空き領域がない

問題

既存のReal Application ClustersデータベースにOracleAS Metadata Repository Creation Assistantをロードするとエラーが表示される。

解決策

データベースでRAWデバイスを使用している場合は、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを終了します。

  2. 別のRAWデバイスをデータベースに追加します。

  3. OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを再起動します。

データベースでファイル・システムを使用している場合は、次の手順を実行します。

  1. ファイル・システムに十分なディスク領域があることを確認します。

  2. 表領域をAUTOEXTENDに設定します。

D.4 複数のノードの指定後、Real Application Clustersデータベースでロードが失敗する

問題

既存のReal Application ClustersデータベースにOracleAS Metadata Repository Creation Assistantをロードするとエラーが表示される。「データベース接続情報を指定」画面で、Real Application Clustersデータベースのノードを複数指定している。

解決策

「データベース接続情報を指定」画面でReal Application Clustersデータベースのノードを入力するとき、指定するデータベースのノードは1つだけにします。OracleAS Metadata Repository Creation Assistantによってロードされるデータは、Real Application Clustersソフトウェアによってすべてのノードに自動的にレプリケートされます。

D.5 手動の手順: 失敗した登録のクリーンアップまたはOracleAS Metadata Repositoryの登録解除

この項では、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを使用せずにOracle Internet Directory内の登録エントリをクリーンアップする方法について説明します。

  1. Oracle Directory Managerを使用して、Oracle Internet Directoryに接続します。

    1. Oracle Directory Managerを起動します。

      「スタート」「プログラム」「Oracle - OracleHomeName「Integrated Management Tools」「Oracle Directory Manager」を選択します。

    2. 「接続」画面で、接続情報を入力します。Oracle Internet Directoryスーパーユーザー(cn=orcladmin)としてログインします。

  2. Oracle Internet Directoryのデータベース登録エントリをクリーンアップします。

    1. 次のようにエントリを開きます(図D-1を参照)。

      「エントリ管理」「cn=OracleContext」「cn=your_database_name

    2. cn=your_database_name」下のすべての子エントリを、最下部の子エントリから削除します。

      「cn=DESCRIPTION_0」エントリを削除する場合、まず最後の子までエントリを開きます。その後、最も深い階層の子から削除していきます。

      エントリを削除するには、それぞれの子エントリを右クリックし、ポップアップ・メニューから「削除」を選択します。「確認」ダイアログで「はい」をクリックします。子エントリを削除していると、エラー・メッセージが表示されることがあります。そのエラー・メッセージは無視できます。

    3. cn=your_database_name」を右クリックし、削除します。

      図D-1    データベース登録エントリのクリーンアップ


      画像の説明

  3. Oracle Internet Directoryのメタデータ・リポジトリ登録エントリをクリーンアップします。

    1. 次のようにエントリを開きます(図D-2を参照)。

      「エントリ管理」「cn=OracleContext」「cn=Products」「cn=IAS」「cn=IAS Infrastructure Databases」「orclReferenceName= your_database_name

    2. orclReferenceName=your_database_name」下のそれぞれの子エントリを削除します。

    3. orclReferenceName=your_database_name」エントリを削除します。

      図D-2    メタデータ・リポジトリ登録エントリのクリーンアップ


      画像の説明

D.6 ORA-01403: データが見つかりません。

問題

OracleAS Metadata Repository Creation AssistantでWorkflowスキーマをロードすると、PL/SQLエラーの「ORA-01403: データが見つかりません。」が返される。

解決策

環境変数NLS_LANGに、英語以外のロケールが設定されています。OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを実行する前に、環境変数NLS_LANGを設定解除するか、またはamerican_america.us7asciiに設定します。

環境変数は、「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックスを使用して設定できます。

環境変数NLS_LANGの設定は、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを実行した後で、元の値に戻すことができます。

D.7 ORA-06510: PL/SQL: ユーザー定義の例外が発生しましたが、処理されませんでした

OracleAS Metadata Repository Creation Assistantのロード後に、エラー「ORA-06510: PL/SQL: ユーザー定義の例外が発生しましたが、処理されませんでした」がログ・ファイルに出力されます。

このエラーは、DSGATEWAYスキーマ用のロード・スクリプトが実行されると発生します。これらのスクリプトはOracleAS Syndication製品に属しますが、この製品は廃止されています。DSGATEWAYスキーマは、下位互換性のために作成されています。

D.8 その他の情報

この付録で、発生した問題を解決できない場合は、次に示すドキュメントも参照してください。

問題の解決方法が見つからない場合は、サービス・リクエストを行ってください。


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