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Oracle Application Server Standard Edition Oneリリース・ノート
10g リリース2(10.1.2)for Microsoft Windows(32 Bit)
B19168-03
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4 管理の問題

この章では、Oracle Application Server Standard Edition Oneの管理に関する問題について説明します。 この章の内容は次のとおりです。

4.1 一般的な管理の問題

この項では、Oracle Application Server Standard Edition Oneの管理に関する一般的な問題について説明します。

4.1.1 OracleAS Guardがサポートされない

Oracle Application Server Standard Edition Oneでは、障害保護機能としてOracleAS Guardをサポートしていません。

OracleAS Guardが必要な場合は、Oracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.0)を使用してください。今後のリリースのOracle Application Serverでも、この機能はサポートされます。

4.1.2 Oracle Application Serverインスタンスのリストア

『Oracle Application Server管理者ガイド』の20.2.10項に、次の段落を追加する必要があります。

クラスタ内のインスタンスでリストア操作(restore_instanceまたはrestore_config)を実行する前に、クラスタ全体のすべてのOC4Jプロセスを停止する必要があります。プロセスの停止には、次のコマンドを使用します。

ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl @cluster stopproc ias-component=OC4J

一部のOC4Jコンポーネント(Wirelessなど)では、ias-component=OC4Jを指定できません。このようなコンポーネントでは、一意のID値を使用してOC4Jプロセスを停止します。一意のIDを持つコンポーネントを確認するには、次のコマンドを使用します。

ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl @cluster status -fmt %typ%uid%prt -noheaders

コマンドの出力例を次に示します。

CUSTOM | N/A | DSA
LOGLDR | N/A | logloaderd
DCMDaemon | 1444413512 | dcm-daemon
WebCache | 1500577871 | WebCache
WebCache-admin | 1500577872 | WebCacheAdmin
OHS | 1500577870 | HTTP_Server
performance | 1500577873 | performance_server
messaging | 1500577874 | messaging_server
OC4J | 1500577865 | OC4J_Wireless

2列目(uid)の値が「N/A」ではないコンポーネントに次のコマンドを使用して、すべてのOC4Jプロセスを停止します。

ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl @cluster stopproc uniqueid=1500577865

opmnctl: stopping opmn managed processes...

リストア操作の完了後、次のコマンドを使用して、クラスタ全体のOC4Jプロセスを再起動します。

ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl @cluster startproc ias-component=OC4J

一意のIDを使用するコンポーネントでは、適切なias-component値を使用するか、または次のコマンドを実行することによって、プロセスを再起動できます。

opmnctl startall

4.1.3 Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control Consoleを使用したOracle Application Serverインスタンスのリカバリ

『Oracle Application Server管理者ガイド』の20.2.11項に、次の段落を追加する必要があります。

クラスタ内のインスタンスでリストア操作(restore_instanceまたはrestore_config)を実行する前に、クラスタ全体のすべてのOC4Jプロセスを停止する必要があります。プロセスの停止には、次のコマンドを使用します。

ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl @cluster stopproc ias-component=OC4J

一部のOC4Jコンポーネント(Wirelessなど)では、ias-component=OC4Jを指定できません。このようなコンポーネントでは、一意のID値を使用してOC4Jプロセスを停止します。一意のIDを持つコンポーネントを確認するには、次のコマンドを使用します。

ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl @cluster status -fmt %typ%uid%prt -noheaders

コマンドの出力例を次に示します。

CUSTOM | N/A | DSA
LOGLDR | N/A | logloaderd
DCMDaemon | 1444413512 | dcm-daemon
WebCache | 1500577871 | WebCache
WebCache-admin | 1500577872 | WebCacheAdmin
OHS | 1500577870 | HTTP_Server
performance | 1500577873 | performance_server
messaging | 1500577874 | messaging_server
OC4J | 1500577865 | OC4J_Wireless

2列目(uid)の値が「N/A」ではないコンポーネントに次のコマンドを使用して、すべてのOC4Jプロセスを停止します。

ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl @cluster stopproc uniqueid=1500577865

opmnctl: stopping opmn managed processes...

リストア操作の完了後、次のコマンドを使用して、クラスタ全体のOC4Jプロセスを再起動します。

ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl @cluster startproc ias-component=OC4J

一意のIDを使用するコンポーネントでは、適切なias-component値を使用するか、または次のコマンドを実行することによって、プロセスを再起動できます。

opmnctl startall

4.1.4 バックアップおよびリカバリ・ツールを使用したリカバリが、不明なログ順序番号のために失敗する

バックアップおよびリカバリ・ツールを使用してリカバリを実行すると、不明なログ順序番号のためにRecovery Managerリカバリが失敗します。この問題を修正するには、次のコマンドを使用します。

sqlplus> alter database open resetlogs;

4.1.5 ARCHIVELOGモードの有効化

『Oracle Application Server管理者ガイド』の19.2.2項の手順2で、デフォルトのファイル名の書式に誤記があります。正しいデフォルトのファイル名は、ARC%S_%R.%Tです。

4.1.6 バックアップおよびリカバリ・ツールを使用したバックアップ中に表示される警告メッセージ

バックアップおよびリカバリ・ツールを使用してバックアップを実行すると、config_bkp_XXXXXX.logファイルに次の警告メッセージが記録されます。

Could not copy file D:\product\10.1.2\OracleAS/Apache/jsp/conf/ojsp.conf
to D:\product\10.1.2\backup/2005-04-26_14-34-35/Apache/jsp/conf

この警告は無視してかまいません。

4.1.7 Enterprise Managerを使用したインスタンス・リカバリ

Enterprise Managerを使用してインスタンス・リカバリを実行し、同じバックアップ・タイムスタンプを使用して再度リカバリを実行すると、次のようなRMANエラーが表示されます。

RMAN-00571: ===========================================================
RMAN-00569: =============== ERROR MESSAGE STACK FOLLOWS ===============
RMAN-00571: ===========================================================
RMAN-03002: failure of alter db command at 06/20/2005 17:53:30
ORA-01147: SYSTEM tablespace file 1 is offline
ORA-01110: data file 1:
'/private/OraHome_se1/infra/oradata/orclyc/system01.dbf'

同じタイムスタンプを指定して、コマンド・モードで連続して2回のリカバリ操作を実行した場合(-m restore_instance -t <backup_timestmap>または-m restore_repos -u <timestamp>)も、同じRMANエラーが発生します。

エラーが発生すると、リカバリが完全には実行されず、リポジトリ・データベースはオープンされませんが、マウント済の状態のままになります。データベースを再度オープンするには、制御ファイルをリストアして、インスタンスをそれ以前またはその後のタイムスタンプにリカバリします。これには、次のコマンドを実行します。

bkp_restore.bat

リカバリに使用できるバックアップ・タイムスタンプを検索するには、次のコマンドを実行します。

bkp_restore.sh -m restore_instance

Oracle Application Serverのバックアップおよびリカバリ・ツールによって、使用可能なバックアップ・タイムスタンプのリストが表示されます。以前に使用したバックアップ・タイムスタンプとは異なるタイムスタンプを選択して、次のコマンドを実行します。

bkp_restore.bat -c -m restore_instance -t <backup_timestamp>

-cは、制御ファイルをリストアするオプションです。<backup_timestamp>は、別のタイムスタンプです。

4.1.8 ユーザーが作成したOC4Jインスタンスに必要なconfig_misc_files.inpファイルのエントリ

初回のインストール後にOracle Application Serverに追加したすべてのOC4Jインスタンスに対して、そのOC4Jインスタンス用のエントリをconfig_misc_files.inpファイルに追加する必要があります。これは、バックアップおよびリカバリ・ツールで正常にバックアップを実行するために必要です。エントリの作成例を次に示します。

${ORACLE_HOME}/j2ee/<oc4j_instance_1>
${ORACLE_HOME}/j2ee/<oc4j_instance_2>

4.1.9 runstartupconsole.batスクリプトの起動

中間層またはOracleAS Infrastructureのインストールでプロセスを起動および停止するには、runstartupconsole.batスクリプトを実行します。このスクリプトは、ORACLE_HOME\binディレクトリにあります。スクリプトの使用方法は次のとおりです。

runstartupconsole.bat {start|stop} [as|allas|em|allem]

表4-1に、runstartupconsole.batスクリプトのパラメータの概要を示します。

表4-1 runstartupconsole.batスクリプトのパラメータ

パラメータ 説明

start

Oracleホームでプロセスを起動するための必須パラメータ。次に例を示します。

runstartupconsole.bat start

このコマンドをOracleAS InfrastructureのOracleホームで実行すると、次のプロセスが起動されます。

  • データベース

  • データベース・リスナー

  • OracleAS Infrastructureサービス(Oracle Internet Directory、OC4J_Securityなど)

  • Oracle Enterprise Manager 10g

このコマンドを中間層のOracleホームで実行すると、次のプロセスが起動されます。

  • 中間層サービス(OC4J_Portal(OracleAS Portalがインストールされている場合)など)

  • Oracle Enterprise Manager 10g

stop

Oracleホームでプロセスを停止するための必須パラメータ。次に例を示します。

runstartupconsole.bat stop

このコマンドをOracleAS InfrastructureのOracleホームで実行すると、次のプロセスが停止されます。

  • データベース

  • データベース・リスナー

  • OracleAS Infrastructureサービス(Oracle Internet Directory、OC4J_Securityなど)

  • Oracle Enterprise Manager 10g

このコマンドを中間層のOracleホームで実行すると、次のプロセスが停止されます。

  • 中間層サービス(OC4J、OC4J_Portal(OracleAS Portalがインストールされている場合)など)

  • Oracle Enterprise Manager 10g

as

startまたはstopと組み合せて使用するオプションのパラメータ。Oracleホームでサービスを起動または停止します。 次に例を示します。

runstartupconsole.bat start as

このコマンドをOracleAS InfrastructureのOracleホームで実行すると、次のプロセスが起動されます。

  • データベース

  • データベース・リスナー

  • OracleAS Infrastructureサービス(Oracle Internet Directory、OC4J_Securityなど)

「スタート」メニューから「スタート」→「プログラム」→「Oracle - InstanceName」→「Advanced Administration」→「Infrastructure」→「Start Infrastructure Instance」の順に選択した場合も、このコマンドと同じ結果になります。

このコマンドを中間層のOracleホームで実行すると、次のプロセスが起動されます。

  • 中間層サービス(OC4J、OC4J_Portal(OracleAS Portalがインストールされている場合)など)

「スタート」メニューから「スタート」→「プログラム」→「Oracle - InstanceName」→「Advanced Administration」→「Middle Tier」→「Start Middle Tier」の順に選択した場合も、このコマンドと同じ結果になります。

allas

startまたはstopと組み合せて使用するオプションのパラメータ。OracleAS Infrastructureと中間層の両方のOracleホームですべてのサービスを起動または停止します。 次に例を示します。

runstartupconsole.bat start allas

このコマンドは、中間層のOracleホームからのみ実行してください。

OracleAS InfrastructureのOracleホームでは、次のプロセスが起動されます。

  • データベース

  • データベース・リスナー

  • OracleAS Infrastructureサービス(Oracle Internet Directory、OC4J_Securityなど)

中間層のOracleホームでは、次のプロセスが起動されます。

  • 中間層サービス(OC4J、OC4J_Portal(OracleAS Portalがインストールされている場合)など)

両方のOracleホームでrunstartupconsole.bat start asを実行した場合も、このコマンドと同じ結果になります。また、「スタート」メニューから「スタート」→「プログラム」→「Oracle - InstanceName」→「Start all」の順に選択した場合も、このコマンドと同じ結果になります。

em

startまたはstopと組み合せて使用するオプションのパラメータ。OracleホームでApplication Server Control Consoleを起動または停止します。 次に例を示します。

runstartupconsole.bat start em

「スタート」メニューから「スタート」→「プログラム」→「Oracle - InstanceName」→「Advanced Administration」→「Middle Tier」→「Start Application Server Control Console」の順に選択するか、または「スタート」→「プログラム」→「Oracle - InstanceName」→「Advanced Administration」→「Infrastructure」→「Start Application Server Control Console」の順に選択した場合も、このコマンドと同じ結果になります。

allem

startまたはstopと組み合せて使用するオプションのパラメータ。OracleAS Infrastructureと中間層の両方のOracleホームでApplication Server Control Consoleを起動または停止します。 次に例を示します。

runstartupconsole.bat start allas

このコマンドは、中間層のOracleホームからのみ実行してください。

両方のOracleホームでrunstartupconsole.bat start emを実行した場合も、このコマンドと同じ結果になります。また、「スタート」メニューから「スタート」→「プログラム」→「Oracle - InstanceName」→「Start Application Server Control Console」の順に選択した場合も、このコマンドと同じ結果になります。


4.1.10 バックアップ用にマップされるローカル・ドライブの作成

バックアップをリモート・ファイル・システムに格納する場合は、マップされるローカル・ドライブを作成し、それをバックアップ記憶域ディレクトリとして指定する必要があります。

たとえば、Z:\ASbackupsがバックアップ用にマップされるドライブである場合、構成ファイルとリポジトリ・バックアップには、そのバックアップ・ディレクトリとしてZ:\ASbackupsを指定する必要があります。

4.2 Oracle Process Manager and Notification Serverに関する問題

この項では、Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)に関する問題について説明します。 この項の内容は次のとおりです。

4.2.1 opmnctlコマンド実行時のエラー・メッセージ

opmnctl stopallまたはopmnctl startallコマンドを実行すると、oidctlログ・ファイルに次のエラー・メッセージが記録されます。

*** Instance Number already in use. ***
*** Please try a different Instance number. ***

このエラー・メッセージは無視してかまいません。

このエラー・メッセージは、Oracle Application Server InfrastructureとともにOracle Internet Directoryをインストールすると表示されます。

4.3 デプロイの問題

この項では、管理に関するその他の問題について説明します。 この項の内容は次のとおりです。

4.3.1 mod_oc4jとOC4J間でSSLを使用可能にした場合の信頼できる証明書の使用

mod_oc4jとOC4J間のSSLを使用可能にした場合、両方の終端で信頼できる証明書を使用する必要があります。

そうしないと、HTTPSポートへのアクセス時に次のエラーが表示されます。

500 Internal Server Error

4.3.2 クローニングされたインストールでの「ようこそ」ページの英語表示

Oracle Universal Installerを使用してインストールをクローニングした後、クローニングされたインストールの「ようこそ」ページが、ロケールの選択にかかわらず英語で表示されます。

この問題を解決するには、クローニングされたOracleホームで次の手順を実行します。

cd $ORACLE_HOME\Apache\Apache\htdocs
rename index.html index.html.html

4.3.3 Oracle Application Serverのバックアップおよびリカバリ・ツールを使用した、OracleAS Cold Failover Cluster環境でのInfrastructureデータベースのバックアップ

OracleAS Cold Failover Cluster環境のInfrastructureデータベースの場合は、Oracle Application Serverのバックアップおよびリカバリ・ツールを使用してInfrasturcureデータベースをバックアップする手順の1つに、データベースのARCHIVELOGモードを有効にする手順があります。

これを実行するコマンドは、alter database archivelogです。ただし、Oracle Fail Safeでデータベース・ポーリングが有効にされている場合は、次のエラー・メッセージが表示されます。

ORA-01126: database must be mounted EXCLUSIVE and not open for this operation

データベース・ポーリングによってデータベースがオープンされ、データベースが監視およびpingされます。このため、alter database archivelogコマンドを正常に実行するには、このコマンドを実行する前に、データベース・ポーリングを無効にしてデータベースをEXCLUSIVEでマウントする必要があります。

データベース・ポーリングを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Fail Safe Managerを起動します。

  2. クラスタ、<cluster_name>、クラスタ・リソース、<instance_name>を選択します(<cluster_name>はCold Failover Clusterの名前、<instance_name>はデータベース・インスタンスの名前です)。

  3. 「データベース」タブを選択します。

  4. データベース・ポーリングを無効にします。


注意:

データベースのコールド・バックアップを行う場合は、データベースを停止する前にデータベース・ポーリングを無効にしてください。そうしないと、Oracle Fail Safeによってデータベースがオープンされます。

4.4 ドキュメントの誤記

この項では、ドキュメントの誤記について説明します。 この項の内容は次のとおりです。

4.4.1 属性定義の誤記

『Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド』の第3章「一般的な構成」には、process-setパラメータにrestart-on-deathのデフォルト値がfalseと記述されています。これは誤記です。デフォルト値はtrueです。