Oracle Application Serverインストレーション・ガイド 10g リリース3(10.1.3.1.0) for Microsoft Windows B31910-02 |
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内容は次のとおりです。
Oracle Application ServerをインストールするディレクトリをOracleホームと呼びます。インストール時に、このディレクトリへのフルパスを指定します。
たとえば、Oracle Containers for J2EEはC:¥oracle¥OraHome_oc4j
にインストールできます。
注意:
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各Oracleホーム・ディレクトリは自動的に名前が付けられます。Oracleホームの名前はoracleas
x
です。ただし、x
はシステムにインストールされたOracle Application Serverの数により異なります。
たとえば、このシステムに初めてOracle Application Serverをインストールする場合、Oracleホームはoracleas1
という名前になります。
通常、既存のOracleホームにOracle Application Serverをインストールすることはできません。インストールができない組合せは、の「Oracleホーム・ディレクトリ」のリストを参照してください。
Oracle Application Serverは、いくつかのファイルがすでに含まれているディレクトリにはインストールできません。ただし、3.1.2項「既存のOracleホームへのインストール」に説明した場合は例外です。たとえば、インストールを取り消した場合やインストールに失敗した場合は、ディレクトリをクリーンアップしてから、そのディレクトリにOracle Application Serverを再インストールする必要があります。また、インストーラはインストールを修復することもできません。
デフォルトでは、インストーラによって、英語およびオペレーティング・システムの言語のテキストでOracle Application Serverがインストールされます。追加の言語が必要な場合は、拡張インストールを実行し、「インストール・タイプの選択」画面の「製品の言語」ボタンをクリックする必要があります。
インストールする追加の言語を選択すると、選択した言語でテキストがインストールされます。また、その言語の表示に必要なフォントもインストールされます。
一部のコンポーネントでは、インストール時に選択した場合にのみ、その言語がインストールされます。この場合、使用できない言語でアプリケーションにアクセスすると、サーバーのロケール言語に戻されます。
その他のコンポーネントでは、インストール時に選択した言語に関係なく使用可能な言語がインストールされます。ただし、この場合、フォントは明示的に選択した言語用のみがインストールされます。アプリケーションにアクセスすると、言語はインストールされているため、ご使用の言語でテキストが使用されます。ただし、テキストをレンダリングするための適切なフォントがない場合は、テキストは四角いボックスで表示されます。通常、これは中国語、日本語および韓国語に適用されます。
フォントはインストール後にインストールできます。詳細は、E.3.4項「ユーザー・インタフェースが希望の言語で表示されない、または正しく表示されない」を参照してください。
インストール後に追加の言語をインストールできないことに注意してください。すべての必要な言語はイントール中にインストールする必要があります。インストールしていない言語を使用する環境でOracle Application Serverを実行すると、ユーザー・インタフェースはその言語または英語で表示されます。または、(フォントがないために)テキストのかわりに四角いボックスが表示される場合もあります。
中間層をインストールすると、Oracle Application Serverインスタンスができます。インストーラにより、インストールするOracle Application Serverインスタンスの名前を入力するように求められます。たとえば、「J2EE」のような名前を付けることができます。この名前は、Oracleホームの名前と同じでなくてもかまいません。
インストール後に、この名前を変更することはできません。
Oracle Application Serverでは、指定されたインスタンス名にホスト名とドメイン名を追加し、完全なインスタンス名にします。たとえば、c1
という名前のコンピュータにインスタンスをインストールする場合、インスタンスの名前をOc4j1
にすると、ドメイン名がmydomain.com
であれば、インスタンスのフルネームはOc4j1.c1.mydomain.com
になります。
インスタンス名には、英数字(A
-Z
、a
-z
、0
-9
)および_
(アンダースコア)文字のみを使用できます。
インスタンス名は、63文字以下に指定します。
Oracle Application Serverインスタンスの名前には、コンピュータのホスト名を使用しないでください。
Oracle Application ServerインスタンスをOracleAS Clusterに配置する計画がある場合は、インスタンス名には次のものを含めないでください。
インスタンス名が重要なのは、Oracle Application Serverでインスタンスを一意に識別するのに使用されるためです。つまり、同じコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスをインストールする場合、それぞれに異なる名前を付ける必要があります。
Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control(または略してApplication Server Control)を使用してOracle Application Serverを管理する場合は、インスタンス名が画面に表示されます。インスタンス名をクリックして、そのインスタンスにインストールされているコンポーネント、コンポーネントの稼働/停止状態、コンポーネントのログ・ファイルなどのインスタンスの詳細を表示できます。Application Server Controlは、Oracle Application Server用のブラウザベースの管理ツールです。この管理ツールの詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
Oracleホームの名前は、次のように使用されます。
Oracle-<InstanceName>ProcessManager
たとえば、インスタンス名に「Oc4j」を使用すると、プロセス管理サービスの名前はOracle-Oc4jProcessManager
となります。
次のインストール・タイプのいずれかを選択すると、インストーラにより、oc4jadmin
ユーザーのパスワードを入力するように求められます。
oc4jadmin
ユーザーは、Oracle Application Serverインスタンスの管理ユーザーです。Application Server Controlを使用してOracle Application Serverインスタンスを管理するには、oc4jadmin
としてログインします。
コンピュータ上に、それぞれが一意のインスタンス名を持つ複数のOracle Application Serverインスタンスをインストールできますが、管理ユーザーの名前はどのインスタンスでもoc4jadmin
です。oc4jadmin
ユーザーのパスワードは、インスタンスごとに別にすることができます。
oc4jadmin
ユーザーのパスワードには、次のような制限があります。
_
)、ドル記号($
)およびシャープ記号(#
)のみを使用できます。
_
)、ドル記号($
)またはシャープ記号(#
)から始めることはできません。
パスワードは、次の作業を実行するときに入力する必要があるため、覚えておく必要があります。
パスワードを忘れた場合は、リセットできます。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
インストーラは、次のディレクトリにファイルを書き込みます。
ディレクトリ | 説明 |
---|---|
Oracleホーム・ディレクトリ |
このディレクトリにはOracle Application Serverのファイルが入っています。このディレクトリは、Oracle Application Serverのインストール時に指定します。 |
( |
インストーラは、インベントリ・ディレクトリを使用して、コンピュータにインストールされたOracle製品の履歴を取ります。インベントリ・ディレクトリは、コンピュータにOracle製品を初めてインストールするときに作成されます。それ以降のインストールでも、インストーラは同じインベントリ・ディレクトリを使用します。 |
TEMPディレクトリ |
インストーラは、インストール時のみに必要なファイルを一時ディレクトリに書き込みます。一時ディレクトリは、環境変数TEMPによって指定されます。詳細は、2.8.4項「TEMP」を参照してください。 |
また、インストーラはWindowsレジストリにエントリを作成します。
Oracle Database Liteがインストールされているシステムにインストールする場合、このシステムに対して基本インストールを実行することはできません。
Oracle Database Liteは、Oracle Application Serverの基本インストール実行時にインストールされます。すでにシステムでOracle Database Liteが実行中の場合、基本インストールは完了しません。インストーラによって、既存のOracle Database Liteインストールは確認されません。
Java Access Bridgeによって、JAWSスクリーン・リーダーなどのアシスティブ・テクノロジを使用して、Windowsプラットフォームで実行中のJavaアプリケーションを読み取ることができます。アシスティブ・テクノロジを使用すると、Oracle Universal Installer、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server ControlなどのJavaベースのインタフェースを読み取ることができます。
Oracle Application Serverのインストール・メディアには、インストール中にOracle Universal Installerによって使用されるJava Runtime Environment(JRE)1.4.2が含まれています。JREによって、インストール中にJava Access Bridgeを使用できるようになります。
JRE 1.4.2を使用してJava Access Bridgeを設定するには、Oracleインストール・メディアの次のバッチ・ファイルを実行します。Java Access Bridgeがすでにシステムで実行されている場合は、このバッチ・ファイルを実行する前にアシスティブ・テクノロジを無効にします。
DRIVE_LETTER:¥install¥access_setup.bat
バッチ・ファイルを実行した後、アシスティブ・テクノロジ・プログラムを再起動します。
インストール後にEnterprise Managerにアクセスできるようにするには、『Oracle Application Server管理者ガイド』のEnterprise Managerのアクセシビリティ・モードの有効化に関する項を参照してください。
OracleAS Clusterに追加されるインスタンスには、次のオペレーティング・システムの制限事項が適用されます。
CD-ROMユーザーの場合: Oracle Application ServerのDisk 1をCD-ROMドライブに挿入します。
DVD-ROMユーザーの場合: Oracle Application ServerのDVD-ROMをDVD-ROMドライブに挿入します。
コンピュータが自動実行機能をサポートしていない場合は、次のようにインストーラを手動で起動する必要があります。
CD-ROMユーザーの場合: setup.exe
ファイルをダブルクリックします。
DVD-ROMユーザーの場合: application_server
ディレクトリのsetup.exe
ファイルをダブルクリックします。
Oracle Universal Installerが起動します。これを使用してOracle Application Serverをインストールします。
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