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Oracle Application Serverインストレーション・ガイド
10g リリース3(10.1.3.2.0) for Microsoft Windows

E05051-01
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D 削除および再インストール

この付録では、Oracle Application Serverの削除および再インストールのプロセスについて説明します。

D.1 削除手順: 概要

次の手順に従って、Oracle Application Serverを削除します(詳細は、後述の項で説明します)。

  1. アンインストーラを実行します。

  2. 残りのすべてのファイルをクリーンアップします。

削除またはクリーンアップするアイテム

Oracle Application Serverインスタンスを削除するには、表D-1に示すアイテムをクリーンアップする必要があります。削除手順は、この付録の後半で説明します。

表D-1    削除するアイテム 
クリーンアップするアイテム  使用するツール 

Oracleホーム・ディレクトリのファイル 

インストーラ

インストーラによってすべてのファイルが削除されない場合は、delコマンドを使用して残りのファイルを削除できます。 

インベントリ・ディレクトリ内の削除済インスタンスのエントリ 

インストーラ 

ファーム・ページのインスタンス名 

インストーラ 

Windowsレジストリ内の削除済インスタンスのエントリ 

インストーラ

インストーラでは、Oracleレジストリから削除されないエントリもあります。Oracleレジストリのすべてのエントリを削除する場合は、D.4項「すべてのOracle製品の手動での削除」を参照してください。

注意: この項で説明する手順を実行すると、すべてのOracle製品のエントリが削除されるため、コンピュータが他のOracle Application ServerインスタンスまたはOracle製品を実行していない場合にのみ、エントリを削除してください。 

インストーラでは、個々のコンポーネントをカスタムで削除することはできません。

D.2 削除手順

  1. 削除するインスタンスをインストールしたオペレーティング・システム・ユーザーとしてログインします。

  2. 削除するインスタンスに関連付けられているプロセスをすべて停止します。

    プロセスの停止方法の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

  3. アンインストーラを起動します。

    スタート」→「プログラム」→「Oracle - InstanceName」→「Deinstall」を選択します。

  4. アンインストーラで次の手順に従います。

    1. OK」をクリックしてアンインストーラを起動します。

    2. 削除が完了したら、[Enter]キーを押してアンインストーラを終了します。

  5. コンピュータを再起動して、削除に関連する残りのプロセスをすべて停止します。

  6. 削除済インスタンスのOracleホーム・ディレクトリの残りのファイルをすべて削除します。

    C:¥> del %ORACLE_HOME%
    
    
  7. Oracle Content DBを削除する場合は、D.3項「Oracle Content DBを削除する場合の追加手順」に記載されている手順を実行します。

D.3 Oracle Content DBを削除する場合の追加手順

この項では、Oracle Content DBを削除する場合の追加手順について説明します。複数の中間層が存在する場合は、最後のOracle Content DB中間層を削除した後に次の3つの手順を実行します。

  1. データベース・コンピュータで、データベースのOracleホームに移動します。

  2. データベース・ユーザーSYSとして、SYSDBAオプションを指定してSQL*Plusに接続します。

  3. 次のコマンドを実行して、Oracle Content DBスキーマ(CONTENTおよび CONTENT$CM)、Oracle Workflowスキーマ(OWF_MGR)およびOracle Content DB表領域を削除します。最初のコマンドが実行されるまで数分かかる場合があります。

    drop user CONTENT cascade;
    drop user CONTENT$CM cascade;
    drop user OWF_MGR cascade;
    drop tablespace CONTENT_IFS_MAIN including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_LOB_N including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_LOB_I including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_LOB_M including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_CTX_K including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_CTX_I including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_CTX_X including contents;
    drop tablespace WORKFLOW_IFS_MAIN including contents;
    

D.4 すべてのOracle製品の手動での削除

すべてのOracle製品をコンピュータから削除するには、次の手順を実行します。


注意:

次の手順を実行すると、すべてのOracleコンポーネント、サービスおよびレジストリ・エントリがコンピュータから削除されます。 レジストリ・エントリの削除は、慎重に行ってください。間違ったエントリを削除すると、コンピュータが停止する可能性があります。 


  1. レジストリ・キーを削除します。

    1. スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択して「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。レジストリ・エディタが表示されます。

    2. レジストリから次のフォルダを削除します。フォルダを削除するには、削除するフォルダを選択して、メニューから「編集」→「削除」を選択します。

      次のエントリのInstanceNameは、「Oracle Application Server 10g 10.1.3.2.0 インストール」画面で入力したOracle Application Serverインスタンスの名前です。

      • HKEY_LOCAL_MACHINE / SOFTWARE / ORACLE

      • HKEY_LOCAL_MACHINE / SYSTEM / CurrentControlSet / Services / Oracle-InstanceNameProcessManager

      • HKEY_LOCAL_MACHINE / SYSTEM / ControlSet X / Services / Oracle-InstanceNameProcessManager

        Xは数字です(001など)。

      • HKEY_CLASSES_ROOT / ORACLE

    3. レジストリ・エディタを終了します。

  2. 環境変数を編集または削除します。

    環境変数を表示するには、次の手順を実行します。

    • デスクトップの「マイ コンピュータ」(Windows 2003では、コンピュータ名の付いたアイコン)を右クリックし、「プロパティ」を選択します。「詳細」タブを選択して、「環境変数」をクリックします。

    システム変数PATHを変更して、以前のOracleホームを参照するすべてのパスを削除します。

    システム変数PATHを選択します。「編集」ボタンをクリックして、「変数値」フィールドでパスを変更します。

    たとえば、Oracleによって変更されたシステム変数PATHは次のようになります。

    C:¥OraHome¥jdk¥jre¥bin¥classic;C:¥OraHome¥jdk¥jre¥bin;C:¥OraHome¥bin;
    C:¥OraHome¥jlib;C:¥OraHome¥jre¥1.1.8¥bin;C:¥WINNT¥system32;C:¥WINNT;
    C:¥WINNT¥System32¥Wbem
    
    

    Oracleホームを参照するパスを削除すると、システム変数PATHは次のようになります。

    C:¥WINNT¥system32;C:¥WINNT;C:¥WINNT¥System32¥Wbem
    
    
  3. OK」をクリックします。

  4. Oracleのプログラム・フォルダを削除します。

    スタート」→「プログラム」(Windows 2000の場合)、または「スタート」→「すべてのプログラム」(Windows 2003/Windows XPの場合)を選択します。Oracleフォルダを右クリックし、「削除」を選択してOracleフォルダを削除します。

  5. Oracleユーザーを削除します。

    1. マイ コンピュータ」(Windows 2003では、コンピュータ名の付いたアイコン)を右クリックし、「管理」を選択します。

    2. ローカル ユーザーとグループ」を展開します。

    3. ユーザー」を選択します。

    4. Oracle製品をインストールしたユーザーを削除します。

    5. デスクトップ上で「マイ コンピュータ」をダブルクリックします。ハード・ドライブの「Documents and Settings」ディレクトリを検索し、Oracleユーザー・エントリを削除します。

  6. コンピュータを再起動します。

  7. ハード・ドライブから残りのOracleホーム・ディレクトリを削除します。

    たとえば、次のようになります。

    C:¥Oracle¥*、C:¥Program Files¥Oracle¥*

  8. コンピュータを再起動します。

D.5 再インストール

インストーラでは、すでにOracle Application Serverインスタンスが含まれているディレクトリにOracle Application Serverインスタンスを再インストールすることはできません。同じディレクトリにOracle Application Serverを再インストールするには、そのディレクトリを一度削除してから、インストールする必要があります。


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