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Oracle BPEL Process Manager IBM WebSphere Application Serverのためのインストレーション・ガイド
10g リリース3(10.1.3.3)for UNIX Systems and Microsoft Windows
B50571-01
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A 統合リポジトリ作成アシスタント

この付録では、統合リポジトリ作成アシスタントの使用方法について説明します。内容は次のとおりです。

A.1 統合リポジトリ作成アシスタントについて

統合リポジトリ作成アシスタント(IRCA)は、Oracle BPEL Process Manager orabpelスキーマを作成し、Oracle Databaseにロードする際に使用するコマンドライン・ユーティリティです。Oracle BPEL Process ManagerをOracle Application Server 10.1.3.1.0中間層にインストールする場合は、IRCAを実行する必要があります。

A.2 システム要件

統合リポジトリ作成アシスタントを使用するための要件は、次のとおりです。

Oracle BPEL Process Managerを多言語環境で実行する場合は、Unicode(AL32UTF8)データベース・キャラクタ・セット・エンコーディングを使用することをお薦めします。Unicode以外のキャラクタ・セット・エンコーディングを使用すると、データが失われたり誤って解釈される可能性があります。

A.3 統合リポジトリ作成アシスタントの実行

Oracle Databaseがインストールされているマシン、またはsqlplusがインストールされているリモートOracleクライアントから、統合リポジトリ作成アシスタントを実行する必要があります。

次の手順に従って、IRCAユーティリティを実行します。

  1. sqlplusを使用してローカルまたはリモートのOracle Databaseに接続できるように、使用環境でORACLE_HOMEを設定します。

  2. 次のような構造のコマンドを使用して、sysデータベース・ユーザーとしてOracle Databaseに接続できることを確認します。

    $ORACLE_HOME/bin/sqlplus "sys/sysPassword@serviceName as sysdba"

  3. ORACLE_HOMEに、「システム要件」に記載されている有効なバージョンのJDKが含まれていない場合は、JAVA_HOMEを正しいJDKバージョンに設定します。

  4. ターゲット・データベースにOracle BPEL Process Managerユーザーがある場合は、これらのユーザーがログアウトしていることを確認します。IRCAは、既存のデータを上書きする前にプロンプトを表示します。

  5. 配布されたsoa_schemas\ircaフォルダにあるirca.sh/irca.batファイルを取得します。このフォルダのREADME.txtファイルには、ユーティリティを実行する際に役立つ追加情報と例が記載されています。

  6. irca.sh(UNIX/Linux)/irca.bat(Windows)コマンドを実行して、スキーマをターゲット・データベースにロードします。IRCAには、サイレント・モードと対話型モードの2つの実行モードがあります。

    サイレント・モードでは、次のような構文を使用して、1つの文字列ですべての実行パラメータを指定します。

    irca[.sh] orabpel "db_host db_port db_service_name" sys_password [-overwrite] ORABPEL orabpel_password

    対話型モードでは、ロードされるスキーマのみを指定してコマンドを起動します。

    irca[.sh] orabpel

    データベースの詳細とパスワードに関するプロンプトが表示されます。