ヘッダーをスキップ
Oracle Identity Management Business Intelligence Publisher Reports管理者ガイド
リリース10g(10.1.4)
B52691-01
  目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

3 Oracle Identity Management BI Publisher Reportsの構成

この章では、Oracle Identity Management BI Publisher Reportsの構成方法について説明します。この章に含まれる項目は次のとおりです。

3.1 Oracle Identity Manager用の構成

Oracle Identity Manager用にOracle Identity Management BI Publisher Reportsを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 次の手順を実行して、Oracle Identity Manager用のJDBCデータソースを構成します。

    1. Webブラウザから管理者としてOracle BI Publisherにログインします。詳細は、「Oracle Business Intelligence Publisherのドキュメント」を参照してください。

    2. 「管理」タブをクリックし、「データソース」の下の「JDBC接続」をクリックして、「データソースの追加」ボタンをクリックします。「データソースの追加」画面が表示されます。

    3. 「データソースの追加」画面のフィールドに次の情報を入力します。次の例の変数値は、使用するOracle Identity Managerデータベースの実際の値に置き換えてください。

      フィールド 入力するデータ
      データソース名 OIM JDBC

      追加の構成を行わずにOracle Identity Management BI Publisher ReportsでJDBCデータソースに対してレポートを生成するには、このデータソースの名前をOIM JDBCにする必要があります。このデータソースの名前をOIM JDBCにしない場合、すべてのレポート・ファイルのデータソース・プロパティを、このフィールドに入力した名前に更新する必要があります。

      接続文字列 jdbc:oracle:thin:@host:port:sid
      ユーザー名 Oracle Identity Managerへのアクセス権を持つデータベース・スキーマ・ユーザーのユーザー名。
      パスワード 「ユーザー名」フィールドで識別されたユーザーのパスワード。
      データベース・ドライバ・クラス oracle.jdbc.driver.OracleDriver
      プロキシ認証を使用 プロキシ認証を使用する場合のみ、このオプションを選択してください。

    4. 「接続のテスト」ボタンをクリックして、JDBCデータソースへの接続をテストします。接続に成功した場合は、「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されます。

      「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されない場合、入力したデータが正しいか検証し、Oracle Identity Managerデータベースが稼働しているかどうか確認してください。

      「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されたら、「データソースの追加」画面の「適用」ボタンをクリックします。

  2. (オプション)本番JDBCデータソースに対してレポートを実行せずにレポート・データの例を表示して外観を確認するには、サンプル・データソースに対してレポートを実行します。次の手順を実行して、サンプル・データソースを作成します。

    1. 「管理」タブをクリックし、「データソース」の下の「ファイル」をクリックして、「データソースの追加」ボタンをクリックします。「データソースの追加」画面が表示されます。

    2. 「データソースの追加」画面のフィールドに次の情報を入力します。

      フィールド 入力するデータ
      データソース名 OIM Sample Data

      追加の構成を行わずにOracle Identity Management BI Publisher Reportsでサンプル・レポートを生成するには、このデータソースの名前をOIM Sample Dataにする必要があります。このデータソースの名前をOIM Sample Dataにしない場合、すべてのレポート・ファイルのデータソース・プロパティを、このフィールドに入力した名前に更新する必要があります。

      最上位レベル・ディレクトリのフルパス インストール時の/BIP Sample Data/OIM/ディレクトリのコピー先のパス。次に例を示します。
      /Oracle_BI_Publisher_home/Data/BIP Sample Data/OIM/
      

      注意: /BIP Sample Data/OIM/ディレクトリは、別の場所にある可能性があります。


  3. レポートを生成する予定の各Oracle Identity Managerユーザーに対して、Oracle BI Publisherでユーザー・アカウントを作成します。Oracle Identity Managerでは、すべてのレポートでデータ・セキュリティが実施されるため、ユーザーはアクセス権限を持つデータのみを表示できます。

    Oracle BI PublisherでOracle Identity Managerユーザー・アカウントを作成するには、次の手順を実行します。

    1. 「管理」タブをクリックし、「セキュリティ・センター」セクションの「ユーザー」をクリックして、「ユーザーの作成」ボタンをクリックします。「ユーザーの作成」画面が表示されます。

    2. 「ユーザーの作成」画面のフィールドに次の情報を入力します。

      フィールド 入力するデータ
      ユーザー名 Oracle Identity Management BI Publisher Reportsを使用してレポートを生成する予定のOracle Identity Managerユーザーの名前を入力します。入力するユーザー名は、Oracle Identity Managerシステム内のユーザー名と同一にする必要があります。
      パスワード ユーザーのパスワードを割り当てます。割り当てるパスワードは、そのユーザーのOracle Identity Managerのパスワードと同一にする必要はありません。

    3. 「ユーザーの作成」画面の「適用」ボタンをクリックします。「ユーザー」画面が表示されます。

    4. 手順bで作成したユーザーについて「ロールの割当て」アイコンをクリックします。「ロールの割当て: username」画面が表示されます。

    5. 「使用可能なロール」フィールドのリストから「BI Publisher管理者」を選択し、「移動」ボタンをクリックして「割当済ロール」フィールドに移動させ、「適用」をクリックします。

Oracle Identity Manager用の構成は完了です。Oracle Identity Managerのレポートを生成するには、第4章「Oracle Identity Management BI Publisher Reportsの生成」を参照してください。

3.2 Oracle Role Manager用の構成

Oracle Role Manager用にOracle Identity Management BI Publisher Reportsを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 次の手順を実行して、Oracle Role Manager用の一時JDBCデータソースを構成します。

    1. Webブラウザから管理者としてOracle BI Publisherにログインします。詳細は、「Oracle Business Intelligence Publisherのドキュメント」を参照してください。

    2. 「管理」タブをクリックし、「データソース」の下の「JDBC接続」をクリックして、「データソースの追加」ボタンをクリックします。「データソースの追加」画面が表示されます。

    3. 「データソースの追加」画面のフィールドに次の情報を入力します。次の例の変数値は、使用するOracle Role Managerデータベースの実際の値に置き換えてください。

      フィールド 入力するデータ
      データソース名 ORM JDBC

      追加の構成を行わずにOracle Identity Management BI Publisher Reportsで一時JDBCデータソースに対してレポートを生成するには、このデータソースの名前をORM JDBCにする必要があります。このデータソースの名前をORM JDBCにしない場合、すべてのレポート・ファイルのデータソース・プロパティを、このフィールドに入力した名前に更新する必要があります。

      接続文字列 jdbc:oracle:temporal:@host:port:sid
      ユーザー名 Oracle Role Managerへのアクセス権を持つデータベース・スキーマ・ユーザーのユーザー名。
      パスワード 「ユーザー名」フィールドで識別されたユーザーのパスワード。
      データベース・ドライバ・クラス oracle.iam.rm.persistence.temporal.jdbc.TemporalDriver
      プロキシ認証を使用 プロキシ認証を使用する場合のみ、このオプションを選択してください。

    4. 「接続のテスト」ボタンをクリックして、一時JDBCデータソースへの接続をテストします。接続に成功した場合は、「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されます。

      「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されない場合は、入力したデータが正しいか検証し、Oracle Role Managerデータベースが稼働しているかどうか確認してください。

      「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されたら、「データソースの追加」画面の「適用」ボタンをクリックします。

  2. (オプション)本番の一時JDBCデータソースに対してレポートを実行せずにレポート・データの例を表示して外観を確認するには、サンプル・データソースに対してレポートを実行します。次の手順を実行して、サンプル・データソースを作成します。

    1. 「管理」タブをクリックし、「データソース」の下の「ファイル」をクリックして、「データソースの追加」ボタンをクリックします。「データソースの追加」画面が表示されます。

    2. 「データソースの追加」画面のフィールドに次の情報を入力します。

      フィールド 入力するデータ
      データソース名 ORM Sample Data

      追加の構成を行わずにOracle Identity Management BI Publisher Reportsでサンプル・レポートを生成するには、このデータソースの名前をORM Sample Dataにする必要があります。このデータソースの名前をORM Sample Dataにしない場合、すべてのレポート・ファイルのデータソース・プロパティを、このフィールドに入力した名前に更新する必要があります。

      最上位レベル・ディレクトリのフルパス インストール時の/BIP Sample Data/ORM/ディレクトリのコピー先のパス。次に例を示します。
      /Oracle_BI_Publisher_home/Data/BIP Sample Data/ORM/
      

      注意: /BIP Sample Data/ORM/ディレクトリは、別の場所にある可能性があります。


Oracle Role Manager用の構成は完了です。Oracle Role Managerのレポートを生成するには、第4章「Oracle Identity Management BI Publisher Reportsの生成」を参照してください。

3.3 Oracle Adaptive Access Manager用の構成

Oracle Adaptive Access Manager用にOracle Identity Management BI Publisher Reportsを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 次の手順を実行して、Oracle Adaptive Access Manager用のJDBCデータソースを構成します。

    1. Webブラウザから管理者としてOracle BI Publisherにログインします。詳細は、「Oracle Business Intelligence Publisherのドキュメント」を参照してください。

    2. 「管理」タブをクリックし、「データソース」の下の「JDBC接続」をクリックして、「データソースの追加」ボタンをクリックします。「データソースの追加」画面が表示されます。

    3. 「データソースの追加」画面のフィールドに次の情報を入力します。次の例の変数値は、使用するOracle Adaptive Access Managerデータベースの実際の値に置き換えてください。

      フィールド 入力するデータ
      データソース名 OAAM JDBC

      追加の構成を行わずにOracle Identity Management BI Publisher ReportsでJDBCデータソースに対してレポートを生成するには、このデータソースの名前をOAAM JDBCにする必要があります。このデータソースの名前をOAAM JDBCにしない場合、すべてのレポート・ファイルのデータソース・プロパティを、このフィールドに入力した名前に更新する必要があります。

      接続文字列 jdbc:oracle:thin:@host:port:sid
      ユーザー名 Oracle Adaptive Access Managerへのアクセス権を持つデータベース・スキーマ・ユーザーのユーザー名。
      パスワード 「ユーザー名」フィールドで識別されたユーザーのパスワード。
      データベース・ドライバ・クラス oracle.jdbc.driver.OracleDriver
      プロキシ認証を使用 プロキシ認証を使用する場合のみ、このオプションを選択してください。

    4. 「接続のテスト」ボタンをクリックして、JDBCデータソースへの接続をテストします。接続に成功した場合は、「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されます。

      「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されない場合は、入力したデータが正しいか検証し、Oracle Adaptive Access Managerデータベースが稼働しているかどうか確認してください。

      「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されたら、「データソースの追加」画面の「適用」ボタンをクリックします。

  2. (オプション)本番JDBCデータソースに対してレポートを実行せずにレポート・データの例を表示して外観を確認するには、サンプル・データソースに対してレポートを実行します。次の手順を実行して、サンプル・データソースを作成します。

    1. 「管理」タブをクリックし、「データソース」の下の「ファイル」をクリックして、「データソースの追加」ボタンをクリックします。「データソースの追加」画面が表示されます。

    2. 「データソースの追加」画面のフィールドに次の情報を入力します。

      フィールド 入力するデータ
      データソース名 OAAM Sample Data

      追加の構成を行わずにOracle Identity Management BI Publisher Reportsでサンプル・レポートを生成するには、このデータソースの名前をOAAM Sample Dataにする必要があります。このデータソースの名前をOAAM Sample Dataにしない場合、すべてのレポート・ファイルのデータソース・プロパティを、このフィールドに入力した名前に更新する必要があります。

      最上位レベル・ディレクトリのフルパス インストール時の/BIP Sample Data/OAAM/ディレクトリのコピー先のパス。次に例を示します。
      /Oracle_BI_Publisher_home/Data/BIP Sample Data/OAAM/
      

      注意: /BIP Sample Data/OAAM/ディレクトリは、別の場所にある可能性があります。


Oracle Adaptive Access Manager用の構成は完了です。Oracle Adaptive Access Managerのレポートを生成するには、第4章「Oracle Identity Management BI Publisher Reportsの生成」を参照してください。

3.4 Oracle Access Manager用の構成

Oracle Access Manager用にOracle Identity Management BI Publisher Reportsを構成するには、次の手順を実行します。


注意:

Oracle Identity Management BI Publisher Reportsを使用してOracle Access Managerレポートを作成するには、Oracle Access Manager監査データベースを使用するようOracle Access Managerのデプロイが構成されている必要があります。

  1. 次の手順を実行して、Oracle Access Manager用のJDBCデータソースを構成します。

    1. Webブラウザから管理者としてOracle BI Publisherにログインします。詳細は、「Oracle Business Intelligence Publisherのドキュメント」を参照してください。

    2. 「管理」タブをクリックし、「データソース」の下の「JDBC接続」をクリックして、「データソースの追加」ボタンをクリックします。「データソースの追加」画面が表示されます。

    3. 「データソースの追加」画面のフィールドに次の情報を入力します。次の例の変数値は、使用するOracle Access Manager監査データベースの実際の値に置き換えてください。

      フィールド 入力するデータ
      データソース名 OAM JDBC

      追加の構成を行わずにOracle Identity Management BI Publisher ReportsでJDBCデータソースに対してレポートを生成するには、このデータソースの名前をOAM JDBCにする必要があります。このデータソースの名前をOAM JDBCにしない場合、すべてのレポート・ファイルのデータソース・プロパティを、このフィールドに入力した名前に更新する必要があります。

      接続文字列 jdbc:oracle:thin:@host:port:sid
      ユーザー名 Oracle Access Managerへのアクセス権を持つデータベース・スキーマ・ユーザーのユーザー名。
      パスワード 「ユーザー名」フィールドで識別されたユーザーのパスワード。
      データベース・ドライバ・クラス oracle.jdbc.driver.OracleDriver
      プロキシ認証を使用 プロキシ認証を使用する場合のみ、このオプションを選択してください。

    4. 「接続のテスト」ボタンをクリックして、JDBCデータソースへの接続をテストします。接続に成功した場合は、「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されます。

      「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されない場合は、入力したデータが正しいか検証し、Oracle Access Manager監査データベースが稼働しているかどうか確認してください。

      「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されたら、「データソースの追加」画面の「適用」ボタンをクリックします。

  2. (オプション)本番JDBCデータソースに対してレポートを実行せずにレポート・データの例を表示して外観を確認するには、サンプル・データソースに対してレポートを実行します。次の手順を実行して、サンプル・データソースを作成します。

    1. 「管理」タブをクリックし、「データソース」の下の「ファイル」をクリックして、「データソースの追加」ボタンをクリックします。「データソースの追加」画面が表示されます。

    2. 「データソースの追加」画面のフィールドに次の情報を入力します。

      フィールド 入力するデータ
      データソース名 OAM Sample Data

      追加の構成を行わずにOracle Identity Management BI Publisher Reportsでサンプル・レポートを生成するには、このデータソースの名前をOAM Sample Dataにする必要があります。このデータソースの名前をOAM Sample Dataにしない場合、すべてのレポート・ファイルのデータソース・プロパティを、このフィールドに入力した名前に更新する必要があります。

      最上位レベル・ディレクトリのフルパス インストール時の/BIP Sample Data/OAM/ディレクトリのコピー先のパス。次に例を示します。
      /Oracle_BI_Publisher_home/Data/BIP Sample Data/OAM/
      

      注意: /BIP Sample Data/OAM/ディレクトリは、別の場所にある可能性があります。


Oracle Access Manager用の構成は完了です。Oracle Access Managerのレポートを生成するには、第4章「Oracle Identity Management BI Publisher Reportsの生成」を参照してください。