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拡張テンプレートを作成するプロセスは、ドメイン テンプレートを作成するプロセスとほぼ同じです。異なるのは、拡張テンプレートの作成では、管理サーバのコンフィグレーション、管理ユーザ名とパスワードの割り当て、スタート メニュー エントリの指定を求められないことです。これらのドメイン設定は、拡張するドメインですでに定義されています。
以下のトピックでは、拡張テンプレートを作成する手順を説明します。
[新しいテンプレートの作成] ウィンドウでは、作成するテンプレートの種類 (ドメイン テンプレートまたは拡張テンプレート) を選択します。拡張テンプレートを作成するには、[拡張テンプレートの作成] を選択します。
[テンプレート ドメイン ソースの選択] ウィンドウでは、作成する拡張テンプレートの基になるアプリケーション テンプレートまたはドメイン ディレクトリを選択します。
拡張テンプレートのソースとして拡張テンプレートを選択するには、次の手順に従います。
[追加テンプレートの場所] フィールドで指定したディレクトリにある使用可能な拡張テンプレートのリストが表示されます。テンプレートはカテゴリ別に分類されています。たとえば、製品インストール ディレクトリにある事前定義済みの拡張テンプレートは、BEA
という見出しの下に表示されます。
ディレクトリを変更する必要がある場合は、次のように操作します。
選択したテンプレートについての情報が [説明] フィールドと [作成者] フィールドに表示されます。
拡張テンプレートのソースとしてドメインを選択するには、次の手順に従います。
[テンプレートの説明] ウィンドウでは、[テンプレート ドメイン ソースの選択] ウィンドウの [テンプレートを選択] 領域に表示される説明を入力します。
テンプレートの説明を入力するには、次のいずれかを実行します。
[アプリケーションの追加または除外] ウィンドウでは、以下の作業を行います。
詳細については、「アプリケーションの追加または削除」を参照してください。
デフォルトでは、Domain Template Builder で作成する拡張テンプレートのソースとして指定したドメインまたは拡張テンプレートから、ファイルが組み込まれます。以下に例を示します。
.cmd
、.sh
、.xml
、.properties
、.ini
。ルート ディレクトリに格納される。.pem
を持つファイルbin
ディレクトリlib
ディレクトリsecurity
ディレクトリにある、ドメイン作成時に自動的に作成されないすべてのファイル。たとえば、WebLogic では、XACMLRoleMapperInit.ldift
は自動的には作成されないため、デフォルトではテンプレートの作成時にテンプレートに組み込まれます。AquaLogic Service Bus の場合は、ドメイン作成時に XACMLAuthenticatorInit.ldift
ファイルがデフォルトで組み込まれます。 config
ディレクトリにある、テンプレート作成時に Template Builder によって自動的に組み込まれないすべてのファイルおよびサブディレクトリ。たとえば、config.xml
と config.xml
に定義された JDBC および JMS のリソースは、テンプレート作成時に Template Builder によって自動的にテンプレートに組み込まれるため、デフォルトでは [現在のテンプレート ビュー] ペインに表示されません。注意 : | servers ディレクトリは、デフォルトではテンプレートに組み込まれません。WebLogic Server Administration Console またはその他のオンライン ツールを使用して、ユーザ、グループ、ロールなどの追加のセキュリティ データをコンフィグレーションした場合、そのデータは LDAP サーバに格納されており、テンプレートには組み込まれません。最初にデータをエクスポートしてから対象ドメインにインポートする必要があります。 |
場合によっては、アプリケーションの必要に応じて、システムまたはネットワークから他のファイルを組み込む必要があります。[ファイルの追加] ウィンドウでは、テンプレートに含まれるファイルを確認、追加、または削除します。
作成するテンプレートにファイルを追加するには、次の手順に従います。
[SQL スクリプトの追加] ウィンドウでは、このテンプレートを使って拡張するドメインで使用する各データベース用の SQL スクリプトを追加します。スクリプトの実行順序を指定することもできます。詳細については、「SQL スクリプトの追加」を参照してください。
アプリケーションのセキュリティ パラメータ (特にドメイン内のアプリケーション リソースのセキュリティ パラメータ) をコンフィグレーションすることもできます。以下のセキュリティ機能を使用すると、アプリケーション リソースのセキュリティを確保できます。
たとえば、個人のスキルを活用するために、Web 開発チームでは一般にシステム管理の担当業務を個別のロールに分割しています。これにより、開発チームは、異なるレベルのパーミッションを各ロールに割り当てることができます。それぞれのプロジェクトでは、コンポーネントをデプロイするパーミッションを 1 人か 2 人のチーム メンバーにのみ付与し、チーム メンバー全員には WebLogic Server コンフィグレーションの表示を許可することができます。
WebLogic Server では、システム管理操作のアクセス権を決定する 4 種類のデフォルト グローバル ロール (Admin、Deployer、Operator、Monitor) を提供することにより、こうしたロールベースの開発をサポートしています。
警告 : | 管理リソースおよびサーバ リソースのデフォルトのグローバル セキュリティ ロールに対して、制限を厳密にする変更を行わないでください。既存のセキュリティ ロールを削除すると、WebLogic Server のオペレーションが低下するおそれがあります。一方、デフォルトのセキュリティ ロールは、セキュリティ ロールの新規追加などによって、より包括的にすることができます。 |
[セキュリティ コンフィグレーション オプション] ウィンドウでは、アプリケーションのセキュリティ オプションを設定します。[いいえ] を選択すると、作成する拡張テンプレートのセキュリティ設定は、基になるテンプレートまたはドメインに定義されている設定と同じになります。[はい] を選択した場合は、次のウィンドウで、以下の表に示すようにセキュリティをコンフィグレーションします。
Domain Template Builder は、ハードコード化されているさまざまなドメイン環境設定の値を変数で置き換えて、テンプレートに含まれている起動スクリプトなどの標準スクリプトを自動的に更新します。コンフィグレーション ウィザードは、後で新しいドメインをコンフィグレーションするときに、変数をハードコード化された新しい値に置き換えます。
必要な場合は、置換変数を手動で挿入することにより、テンプレートに組み込む追加ファイルを準備できます。詳細については、「置換変数を使用したスクリプトおよびファイルの準備」を参照してください。
[WebLogic ドメイン テンプレートの確認] ウィンドウでは、拡張テンプレートの作成を開始する前に、拡張テンプレートの詳細を確認できます。
注意 : | [サマリ ビュー] ドロップダウン リストでフィルタを選択すると、[テンプレートのサマリ] ウィンドウに表示する情報の種類を制限できます。 |
[拡張テンプレートの作成] ウィンドウでは、拡張テンプレートの名前とディレクトリを指定して、拡張テンプレートを作成するプロセスを開始します。
[テンプレートを作成しています] ウィンドウが開き、テンプレート作成プロセス中のステータス メッセージが表示されます。拡張テンプレートに指定したアプリケーションとサービスだけを含む JAR ファイルが、Domain Template Builder によって生成されます。
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