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このドキュメントでは、アプリケーション環境を WebLogic 10.0 にアップグレードする手順について説明します。アプリケーション環境には、アプリケーション、デプロイされた WebLogic ドメイン、およびそのドメインに関連するすべてのアプリケーション データが含まれ、場合によってはデータベース サーバ、ファイアウォール、ロード バランサ、LDAP サーバなどの外部リソースも含まれます。
WebLogic 10.0 には、ドメイン、カスタム セキュリティ プロバイダ、およびカスタム ノード マネージャをアップグレードする WebLogic アップグレード ウィザードなど、アプリケーション環境のアップグレードに役立つ強力なツールがあります。
ほとんどの WebLogic Server アプリケーションは、修正を加えることなく WebLogic Server 10.0 のアプリケーション環境で動作します。
アプリケーション環境のアップグレードに必要なプロセスは、アプリケーション スコープにより異なります。アプリケーション環境は、WebLogic ドメインとそれに関連付けられているアプリケーションおよびアプリケーション データで構成されます。また、アプリケーション環境には、ファイアウォール、ロード バランサ、LDAP サーバなどの外部リソースも含まれます。図 1-1 に、WebLogic のアプリケーション環境の例を示します。
次の表に、図 1-1 に示されている WebLogic のアプリケーション環境のコンポーネントとそのアップグレード要件を示します。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/doc100/domain_config/understand_domains.html ) を参照。
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http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs100/dvspisec/index.html ) を参照してください。
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http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs100/server_start/nodemgr.html ) を参照してください。
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WebLogic アップグレード ウィザードは、WebLogic Server 7.0 または 8.1 に対応の WebLogic ドメインを、WebLogic Server 10.0 アプリケーション環境で実行できるよう、アップグレードするために必要な手順をウィザードに従って進めることができます。アップグレード プロセスの一部として、ドメインで使用されているカスタム セキュリティ プロバイダおよびノード マネージャもアップグレードする必要があります。
また、WebLogic アップグレード ウィザードを使用して、WebLogic Server 9.0、9.1、または 9.2 と互換性のある WebLogic ドメインを 10.0 にアップグレードすることもできますが、これは任意です。この種類のドメインは、変更せずに WebLogic Server 10.0 で実行できます。
アップグレード プロセスは、グラフィカル ユーザ インタフェース (GUI) を使用して対話形式で実行、またはスクリプトを作成してメッセージを通知しない形式で実行することができます。サイレント モードは、WebLogic Server ドメインのアップグレードでのみサポートされています。
WebLogic Server 10.0 で動作するアプリケーション環境は、WebLogic Server 7.0、8.1、または 9.x で構築されたアプリケーション環境と相互運用できます。
ほとんどの WebLogic Server アプリケーションは、修正を加えることなく WebLogic Server 10.0 のアプリケーション環境で動作します。実際の環境においてアプリケーションが機能変更の影響を受けるかどうかについては、「WebLogic Server 10.0 の旧リリースとの互換性」で互換性情報を確認してください。アプリケーションで非推奨になった API または削除された API が使用されている場合は、実行時に警告または例外が発生するおそれがあります。
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