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BEA では、WebLogic ドメインのアップグレードに役立つドメイン アップグレード ウィザードというツールを提供しています。
ドメイン アップグレード ウィザードを使用して、製品の以下のリリースで作成されたドメインをアップグレードできます。
この節では、ドメイン アップグレード ウィザードを使用して WebLogic Platform ドメインをアップグレードする場合に、実行されるタスクの概要を説明します。
ウィザードはドメイン ディレクトリのみをアーカイブするため、ファイル パーミッションは維持されません。ドメイン、外部アプリケーション、およびアプリケーション データベース リソースをバックアップすることをお勧めします。詳細については、『アプリケーション環境のアップグレードのロードマップ』の「手順 3 : アプリケーション環境のバックアップの作成」を参照してください。
注意 : | ウィザードにより作成されるバックアップ ファイルは機密情報を含んでいる可能性があります。そのため、これらのファイルが保護されていることを確認します。 |
orig-scriptname
.bak
という名前を付けて保存します。ここで、orig-scriptname
は元のスクリプトの名前、.bak は拡張子をそれぞれ表します。注意 : | ウィザードは、元の起動スクリプトに対して行われたカスタマイズの内容を新しいスクリプトにコピーしません。たとえば、元のスクリプトで JAVA_OPTIONS 環境変数にデフォルト以外の値が指定されている場合、指定されている値は新しいスクリプトに保持されません。 |
注意 : | この手順は 9.x より前のドメインをアップグレードする場合のみ行われます。 |
再構成中、必要なディレクトリがすでに存在する場合は、そのディレクトリとその中にあるファイルおよびサブディレクトリがそのまま維持されます。
既存のサーバ ログ ファイルがドメイン内の servers/
server_name
/logs/pre-10.0-logs
ディレクトリ (server_name
はサーバの名前) にコピーされます。
ドメイン ディレクトリ構造の詳細については、「WebLogic ドメイン ディレクトリ構造の強化」を参照してください。
config.xml
) に保存されている永続化されたコンフィグレーションに関する情報が config
ディレクトリにアップグレードされます。注意 : | この手順は 9.x より前のドメインをアップグレードする場合のみ行われます。 |
ウィザードでコンフィグレーション ファイル (config.xml
) のアップグレード中にリソースの重複が検出されると、進行状況を表すウィンドウにメッセージが表示されます。その場合、最後に検出されたリソース定義が変換中に使用されます。
注意 : | ドメインで JMS JDBC ストアを使用する場合は、まず『アプリケーション環境のアップグレードのロードマップ』の「手順 6 : 環境の設定」に従って環境をコンフィグレーションする必要があります。 |
JMS JDBC ストアのアップグレード後も、元の JMS JDBC ストアは削除されません。キャパシティ プランニングでは、この点を考慮する必要があります。元の JMS JDBC ストア テーブルは、アップグレード プロセスの終了後に削除することができます。元の JMS JDBC ストア テーブルには、PrefixName
JMSSTORE
および PrefixName
JMSSTATE
(PrefixName
は JMS JDBC ストアの Prefix Name
属性の値) という名前が付けられます。
永続化された JMS メッセージをアップグレードしない場合は、アップグレードを実行する前に JMS ファイル ストアまたは JMS JDBC ストア テーブルを削除できます。この場合、コンフィグレーションは変更されず、JMS メッセージのみが削除されます。JDBC ストア テーブルの管理の詳細については、「JDBC ストア テーブルの管理」を参照してください。
アップグレードがすでに実行されていることをウィザードが検出すると、JMS JDBC またはファイル ストアはアップグレードされません。テスト シナリオなど、同一の永続ストアを使用してドメインのアップグレードを複数回実行する場合は、以下のようにアップグレードを実行するたびに JMS ストアのデータを元に戻す必要があります。
注意 : | この手順は 9.x より前のドメインをアップグレードする場合のみ行われます。 |
注意 : | この手順は 9.x より前のドメインをアップグレードする場合のみ行われます。 |
JWSQueueTransport
EJB がドメインに存在する場合は、削除されます。pointbase.ini
ファイルが更新され、PointBase v5.1 の database.home
、documentation.home
、および pbembedded.lic
が設定されます。workshop
から weblogic_eval
に変換され、それに応じて関連するデータ ソース JDBC ドライバ URL が変換されます。setDomainEnv.cmd
および setDomainEnv.sh
に引き継がれます。注意 : | この手順は 8.1.x のドメインからアップグレードする場合のみ行われます。9.2 および 10.0 のドメインの場合、アプリケーションのデプロイメントが保持されます。 |
注意 : | portaladmin および weblogic ユーザが SQLAuthenticator セキュリティ プロバイダに追加されています。ドメインのアップグレード後、このユーザを DefaultAuthenticator セキュリティ プロバイダから削除できます。 |
注意 : | ドメインのアップグレード後、RDBMSAuthenticator、そのデータおよびテーブルを削除できます。 |
注意 : | リモートの管理対象サーバをアップグレードする場合、コンフィグレーション情報は保持されません。 |
.Wlnotdelete
ディレクトリは WebLogic Server 環境で使用されません。weblogic.management.username
および weblogic.management.password
の引数が削除されたためです。<Aug 1, 2005 6:42:06 PM EDT> <INFO> <Upgrade> <BEA-800000> <An invalid path, 'C:\bea\wlserver_10.0\user_projects\mydomain\medrecEar.ear', was specified for application, 'medrecEar'.>
WLS アプリケーションをアップグレードする必要はありません。ほとんどの場合、WLS アプリケーションはアップグレード後の WLS 10.0 アプリケーション環境でも引き続き動作します。WLS アプリケーションに影響する環境の変更の詳細については、「WebLogic Server 10.0 の旧リリースとの互換性」を参照してください。
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