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pack および unpack コマンドを使用したテンプレートとドメインの作成

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操作ガイド

この節では、pack および unpack を使用したテンプレートとドメインの作成について説明し、その例を紹介します。

 


リモート マシンにおける管理対象サーバの作成と起動 : 主な手順

ドメインによっては、ドメインの管理サーバから見てリモートであるマシンで管理対象サーバを実行できます。実行するには、pack コマンドを使用して管理対象サーバ テンプレート (デフォルトでは、.jar ファイルには管理対象サーバ ドメインのディレクトリの作成に必要なファイルのみが組み込まれています) を作成します。作成したテンプレートは、リモート マシンにコピーして復元し、管理対象サーバ用にカスタマイズされたドメイン ディレクトリを作成します。

注意 : 管理対象サーバ ドメインのディレクトリは、テンプレートに指定されている管理対象サーバの定義に一致するリモート マシンに作成する必要があります。

管理対象サーバ ドメイン ディレクトリをリモート マシンに作成する手順は次のとおりです。

  1. pack コマンドを使用して管理対象サーバ テンプレートを作成します。デフォルトでは、管理対象サーバ テンプレートには、リモート マシンに管理対象サーバを作成するのに必要なファイルのみが組み込まれています。手順については、「pack を使用して管理対象サーバ テンプレートを作成」を参照してください。
  2. 管理対象サーバ テンプレートをリモート マシンにコピーして復元し、管理対象サーバ ドメイン ディレクトリを作成します。詳細な手順については、「unpack を使用してリモート マシンに管理対象サーバを作成」を参照してください。
  3. リモート マシンの管理対象サーバを起動します。詳細な手順については、「管理対象サーバをリモート マシンで起動」を参照してください。

 


pack を使用して管理対象サーバ テンプレートを作成

管理対象サーバ テンプレートを作成するには、1 つ以上の管理対象サーバの定義をすでに含んでいる既存のドメインで、-managed=true オプションを指定して pack コマンドを実行します。このドメインには、管理対象サーバの定義も config.xml ファイルに含まれている必要があります。

  1. ローカル マシン (管理サーバ、および管理対象サーバの定義を含むマシン) のコマンド ラインから、WL_HOME\common\bin ディレクトリに移動します。このパス名の中で、WL_HOME は WebLogic Server をインストールした製品ディレクトリです。
  2. 次のコマンドを実行します。
  3. pack -managed=true -domain=domain
    -template=template.jar -template_name="template_name"

    上記のコマンド ラインの説明 :

    たとえば、次のコマンドを実行すると、mydomain という名前のドメインから、mydomain_managed.jar という名前の管理対象テンプレートが作成されます。

    pack -managed=true -domain=C:\bea\user_projects\domains\mydomain
    -template=C:\bea\user_templates\mydomain_managed.jar
    -template_name="My Managed Server Domain"

pack コマンドの詳細については、「pack」を参照してください。

 


unpack を使用してリモート マシンに管理対象サーバを作成

  1. ドメインの管理対象サーバをホストする各マシンに WebLogic Server をインストールします。
  2. 注意 : ドメイン内のすべての WebLogic Server インスタンスでは、同じバージョンの WebLogic Server ソフトウェアを実行する必要があります。WebLogic Server のインストールの詳細については、『インストール ガイド』を参照してください。

  3. 管理対象サーバをホストするリモート マシンとのセッションを確立します。そのためには、Telnet などの任意の有効なメソッドを使用できます。
  4. 注意 : リモート マシンの IP アドレスとポート番号が、管理対象サーバ テンプレートに指定されている管理対象サーバの定義に一致する必要があります。

  5. 管理対象サーバ テンプレートをリモート マシンにコピーします。管理対象サーバ テンプレートの作成方法の詳細については、「pack を使用して管理対象サーバ テンプレートを作成」を参照してください。
  6. リモート マシンで、WL_HOME\common\bin ディレクトリに移動します。このパス名の中で、WL_HOME は WebLogic Server をインストールした製品ディレクトリです。
  7. 手順 3 でマシンにコピーした管理対象サーバ テンプレートを使用して、次のコマンドを実行します。
  8. unpack -domain=domain -template=template.jar

    上記のコマンド ラインの説明 :

    たとえば、mydomain_managed.jar という名前のテンプレートを使用して次のコマンドを実行すると、myManagedDomain という名前のドメインが作成されます。

    unpack -domain=C:\bea\user_projects\domains\myManagedDomain
    -template=C:\bea\user_templates\mydomain_managed.jar

 


管理対象サーバをリモート マシンで起動

unpack コマンドを使用して管理対象サーバのドメイン ディレクトリを作成すると、現在のリモート マシンに対象指定されている各管理対象サーバのカスタム起動スクリプトがディレクトリに組み込まれます。たとえば、my_managed_server1 および my_managed_server2 という 2 つの管理対象サーバを含むドメインを作成し、サーバをマシン m1 に対象指定した場合は、マシン m1 に管理対象サーバ ドメインのディレクトリを作成したときに、startmy_managed_server1.cmd/startmy_managed_server1.sh および startmy_managed_server2.cmd/startmy_managed_server2.sh という 2 つのカスタム起動スクリプトが作成されます。これらのスクリプトを使用して、対応する管理対象サーバを起動できます。あるいは、startManagedWebLogic スクリプトを必要なパラメータと共に使用することもできます。

  1. 『サーバの起動と停止の管理』の「サーバの起動と停止」の説明に従って、ドメインの管理サーバを起動します。
  2. unpack を使用してリモート マシンに管理対象サーバを作成」で作成したリモート マシン上のドメインのディレクトリに移動します。
  3. 次のいずれかを実行して、リモート マシンで管理対象サーバを起動します。
  4. 上記のコマンドラインで、my_managed_server は起動する管理対象サーバの名前、admin-url は管理サーバをホストするマシンのリスン アドレス (ホスト名または IP アドレス) およびポート番号です。startManagedWebLogic_Readme.txt ファイルには、すべての管理対象サーバのリストとドメインの admin-url が記載されています。

注意 : 管理対象サーバは、ノード マネージャを使用して起動することもできます。詳細については、『サーバの起動と停止の管理』の「ノード マネージャを使用したサーバの制御」を参照してください。

 

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