サイレント モードでのコンフィグレーション ウィザードの使用 (非推奨)
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注意 : サイレント モードでのコンフィグレーション ウィザードの操作は、WebLogic Server 9.0 では非推奨です。スクリプトを使用したサイレント モード操作には、BEA WebLogic Scripting Tool を使用することをお勧めします。詳細については、次の URL にある『WebLogic Scripting Tool ガイド』を参照してください。http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs90/config_scripting/index.html
以下の節では、サイレント モードでコンフィグレーション ウィザードを使用してドメインの作成と拡張を行う方法について取り上げます。
サイレント モードで実行すると、コンフィグレーション ウィザードは対話的でないプロセスとして実行されます。
サイレント モードのコンフィグレーションでは、ドメインのコンフィグレーション情報を一度定義すると、そのドメインを複数のマシンに複製できます。サイレント モードでは、実行前に手動で作成したスクリプトからコンフィグレーション設定が読み込まれます。
コンフィグレーション ウィザードをサイレント モードで実行する前に、まず、グラフィカル モードまたはコンソール モードのコンフィグレーション時に通常はユーザが手動で入力する設定を定義するスクリプトを作成しておく必要があります。サイレント モードで実行すると、コンフィグレーション ウィザードによって指定のコンフィグレーション スクリプトが問い合わされ、コンフィグレーション設定が取得されます。リアル タイムで情報を指定するように要求されることはありません。詳細については、「サイレント モードのコンフィグレーション スクリプトの作成」を参照してください。
Windows または UNIX システム上でコンフィグレーション ウィザードをサイレント モードで開始するには
cd c:\bea\weblogic90\common\bin
config.cmd -mode=silent [-silent_script=
scriptfile1;scriptfile2;...
] [-log
=logfile
]
sh config.sh -mode=silent [-silent_script=
scriptfile1;scriptfile2;...
] [-log
=logfile
]
scriptfile
は、コンフィグレーション スクリプトの絶対パスまたは相対パスです。複数のスクリプトを指定するには、カンマ (,
) またはセミコロン (;
) で区切ります。ファイル名の間にスペースを使用することはできません。-silent_script
引数は省略可能です。複数のスクリプトを指定した場合、そのうちのいずれかが見つからないと、スクリプトの名前が見つからないというエラー メッセージが生成されます。スクリプト ファイルを指定しなかった場合は、デフォルトで、製品インストール ディレクトリの common\lib
サブディレクトリでファイル configscript.txt
が検索されます。logfile
は、ログ ファイルの絶対パスまたは相対パスです。-log
引数は省略可能です。この引数を指定しなかった場合、ログ ファイルは生成されません。パス名を指定しなかった場合、ログ ファイルは製品インストール ディレクトリの common\lib
サブディレクトリに格納されます。 サイレント スクリプトは、実行時に解釈され、実行されます。ドメインは、実行中のさまざまなポイントで検証されます。
コンフィグレーション ウィザードをサイレント モードで実行してドメインを作成または拡張するには、「サイレント モードでのコンフィグレーション ウィザードの起動」で説明したように、ドメインのコンフィグレーション設定を定義するスクリプトを作成しておく必要があります。
ドメインを作成または拡張するためのスクリプトを作成する手順については、以下の節を参照してください。
スクリプトを作成する際、スクリプトの実行時にコンフィグレーション ウィザードによって行われる処理を指定します。以下の節では、新しいドメインを作成するためにスクリプトで定義する必要がある処理を説明します。
注意 : この節で説明する各処理のコードの末尾には、セミコロンを付ける必要があります。
作成およびコンフィグレーションするドメインの基準として使用するドメイン テンプレートを選択します。ドメイン テンプレートを選択するには、read
処理を次のように使用します。
read template from "
template_jar_name
";
表 1 では、値を指定する必要がある唯一の read template
処理パラメータについて説明します。
次の例では、テンプレートの絶対パス名を使用して、Basic WebLogic Server Domain ドメイン テンプレートが指定されています。
read template from "C:\bea\weblogic90\common\templates\domains\wls.jar";
デフォルトのコンフィグレーション情報を編集して、新しいコンフィグレーション オブジェクトの作成、コンフィグレーション オブジェクト属性の既存の値の編集、またはコンフィグレーション オブジェクトの削除を行います。
注意 : 既存のドメイン コンフィグレーションに関する情報を取得するには、テンプレート JAR ファイル内の config.xml
ファイルと security.xml
ファイル、または作成されたドメイン内の config.xml
ファイルを参照します。config.xml
ファイルの詳細については、『コンフィグレーション リファレンス』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/index.html
) を参照してください。
サイレント モードでは、カスタム セキュリティ オブジェクトを除く、有効なコンフィグレーション オブジェクトとその子要素を作成および編集します。有効なコンフィグレーション オブジェクトの詳細については、『コンフィグレーション リファレンス』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/docs81/config_xml/index.html
) を参照してください。
注意 : サイレント モード コンフィグレーションは WebLogic Server 9.0 では推奨していないので、9.0 固有のコンフィグレーション オブジェクトは何もサポートされません。
次の表は、この後の各節で説明する編集処理をまとめたものです。
コンフィグレーション オブジェクトを作成するには、作成するオブジェクトのタイプを指定して、変数に割り当て、Name
属性を定義します。その後、「コンフィグレーション オブジェクト属性を設定する」の説明に従って、残りの属性を設定 (または Name
属性を編集) できます。
コンフィグレーション オブジェクトを作成するには、create
処理を次のように使用します。
createobject_type
"name
" asvariable
;
表 3 では、値を指定する必要がある create
処理パラメータについて説明します。
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次の例では、Server
オブジェクトが作成されて変数 s2
に割り当てられ、Name
属性が server_2
に設定されます。
create Server "server_2" as s2;
次の例では、User
オブジェクトが作成されて変数 u1
に割り当てられ、Name
属性が user1
に設定されます。
create User "user1" as u1;
デフォルトでは、このユーザはグループ「Administrators
」に割り当てられます。
既存のコンフィグレーション オブジェクトを編集する前に、テンプレートでオブジェクトを検出し、変数に割り当てる必要があります。変数にコンフィグレーション オブジェクトを割り当てるには、find
処理を次のように使用します。
findobject_type
"name
" asvariable
;
表 4 では、値を指定する必要がある find
処理パラメータについて説明します。
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次の例では、「myserver
」という名前の Server
オブジェクトが変数 s1
に割り当てられます。
find Server "myserver" as s1;
コンフィグレーション オブジェクト タイプの中には、子要素を持つものがあります。既存の子要素を編集する前に、テンプレートで要素を検出し、変数に割り当てる必要があります。変数に子要素を割り当てるには、次のように find
処理を使用します。
findobject_type.child_element
"name.child_element_name
" asvariable
;
表 5 では、値を指定する必要がある find
処理パラメータについて説明します。
注意 : サイレント モードのコンフィグレーションでは、コンフィグレーション オブジェクト タイプのすべての子要素がサポートされています。コンフィグレーション オブジェクトの子要素の完全なリストについては、『コンフィグレーション リファレンス』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/index.html) を参照。
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次の例では、「myserver
」という名前の Server
、および「mywebserver
」という名前の WebServer
子要素が、変数 ws1
に割り当てられます。
find Server.WebServer "myserver.mywebserver" as ws1;
コンフィグレーション属性を設定するには、次のように変数と属性名を指定します。
setvariable
.attribute
"value
";
表 6 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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次の例では、s2
(つまり server_2
) によって参照される Server
コンフィグレーション オブジェクトの ListenAddress
および ListenPort
属性が、それぞれ localhost
および 7001
に設定されます。
set s2.ListenAdress "localhost";
set s2.ListenPort "7001";
JDBC 接続プールの Properties
属性は、JDBC ドライバに渡される一連のプロパティを指定するもので、物理的なデータベース接続を作成する際に使用されます。
この属性を指定する場合は、使用中の JDBC ドライバに必要なすべてのプロパティを指定してください。
Properties
属性に指定した値で、現在設定されているすべての値がオーバーライドされるため、Properties
リストで値を省略すると、そのプロパティが未定義のままとなり、予期しない結果が生じます。
子要素の属性に値を割り当てるには、次のように、子要素に割り当てられている変数と属性の名前を指定します。
set variable
.attribute
"value
";
表 7 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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次の例では、「myserver
」という名前の Server
、および「mywebserver
」という名前の WebServer
子要素が、変数 ws1
に割り当てられます。その後、webserver
子要素の LogFileName
属性に、値 c:bea¥weblogic¥logs¥newAccess.log
が割り当てられます。
find Server.WebServer "myserver.mywebserver" as ws1;
set ws1.LogFileName "c:\bea\weblogic\logs\newAcess.log
";
特定タイプの子要素のすべてのインスタンスの属性に値を割り当てるには、次のフォーマットを使用します。
setvariable
.child_element
.attribute
"value"
;
表 8 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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次の例では、「myserver
」という名前のサーバが変数 s1
に割り当てられます。その後、s1
で参照されるサーバの ExecuteQueue
子要素のすべての ThreadCount
属性が、25
に設定されます。
find Server "myserver" as s1;
set s1.ExecuteQueue.ThreadCount "25";
子要素のインスタンスの Name
属性が定義されていないときは、その子要素を個別に参照することができません。この場合、名前のない子要素の属性に値を割り当てる唯一の方法は、「子要素のすべてのインスタンスの属性を設定する」で説明したように、子要素のすべてのインスタンスの属性を設定することです。
次のように、set
処理を使用して、クラスタの HTTP プロキシ サーバを指定することもできます。
setvariable
.ProxyServer "unclustered_managed_server
";
注意 : プロキシ サーバとして使用できるのは、クラスタ化されていない管理対象サーバのみです。
表 9 では、HTTP プロキシ サーバを設定する際に値を指定する必要があるパラメータを示します。
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次の例では、myCluster
という名前のクラスタが変数 mycluster
に割り当てられます。その後、サーバ AnUnClusteredServer
が、mycluster
によって参照されるクラスタの属性 ProxyServer
に割り当てられます。
create Cluster "myCluster" as mycluster;
set mycluster.ProxyServer "AnUnClusteredServer";
次のように、set
処理を使用して、ドメインのコンフィグレーション オプションを指定することもできます。
setconfiguration_option
value;
表 10 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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次の例では、Windows の [スタート] メニューにドメインのショートカットは作成されません。
set CreateStartMenu "false";
表 11 では、set
処理を使用して指定できるコンフィグレーション オプションについて説明します。
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クラスタにサーバを割り当てるには、assign Server
処理を次のように使用します。
assign Server "server" to Cluster "cluster";
表 12 では、値を指定する必要がある assign Server
処理パラメータについて説明します。
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次の例では、myServer1
という名前のサーバと myServer2
という名前のサーバがクラスタ myCluster
に割り当てられます。
assign Server "myServer1,myServer2" to Cluster "myCluster";
サーバまたはクラスタにドメイン内のすべてのアプリケーションまたはサービスを割り当てるには、assign
all
処理を次のように使用します。
assign all
Applications
処理を次のように使用する。
assign all Applications to Target "server_or_clusters
"
次の例では、ドメイン内のすべてのアプリケーションが対象 AdminServer
および Cluster1
に割り当てられます。
assign all Applications to Target "adminServer,cluster1";
assign all Services
処理を次のように使用する。
assign all Services to Target "server_or_clusters
";
表 13 では、値を指定する必要がある唯一の assign all
処理パラメータについて説明します。
assign all Services
処理を使用した場合、ドメインの config.xml
で定義されているか、またはこのスクリプトで追加した以下のサービスのすべてが対象のサーバまたはクラスタに割り当てられます。
サーバまたはクラスタに個々のアプリケーションおよびアプリケーション コンポーネント (Web アプリケーションや EJB モジュールなど) を割り当てるには、assign Application
処理を次のように使用します。
assign Application "application_names
" to Target "server_or_clusters
";
表 14 では、値を指定する必要がある assign Application
処理パラメータについて説明します。
次の例では、MedRecEAR
という名前のアプリケーションと PhysicianEAR
という名前のアプリケーションがサーバ myServer1
に割り当てられます。
assign Application "MedRecEAR, PhysicianEAR" to Target "myServer1";
次の例では、アプリケーション MedRecEAR
のアプリケーション コンポーネント SessionEJB
がサーバ MedRecServer
に割り当てられます。
assign Application "MedRecEAR.SessionEJB" to Target "MedRecServer";
次のように、名前やカテゴリを使用して、サーバまたはクラスタに個々のサービスを割り当てることができます。
assignservice_type
"service_names
" to Target "server_or_clusters
";
表 15 では、サーバまたはクラスタに個々のサービスを割り当てる際に値を指定する必要がある assign
処理パラメータについて説明します。
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次の例では、サービス MedRecJMSServer
がサーバ myServer1
に割り当てられます。
assign JMSServer "MedRecJMSServer" to Target "myServer1";
次の例では、すべての JMS サーバがmyServer1
に割り当てられます。
assign JMSServer "*" to Target "myServer1";
新しいドメインを作成する際に、以下の割り当てを実行できます。
注意 : 作成するユーザはすべて Administrators グループに自動的に割り当てられます。
グループにユーザを割り当てるには、assign User
処理を次のように使用します。
assign User "username"
to Group "group";
グループにグループを割り当てるには、assign Group 処理を次のように使用します。
assign Group "group"
to Group "group";
表 16 では、グループにユーザおよびグループを割り当てる際に値を指定する必要がある assign
処理パラメータについて説明します。
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次の例では、ユーザ weblogic
がグループ Monitors
に割り当てられ、グループ Deployers
がグループ Monitors
のサブグループとして指定されます。
assign User "weblogic" to Group "Monitors";
assign Group "Deployers" to Group "Administrators";
assign
コマンドと同じパラメータを使用して、unassign
処理によって割り当てを解除できます。そのためには、assign
を unassign
に、to
演算子を from
に変更します。
unassign Application "MedRecEAR, PhysicianEAR" from Target "myServer1";
unassign all Services from Target "adminServer,cluster1";
unassign User "weblogic" from Group "Monitors";
コンフィグレーション オブジェクトを削除するには、delete
処理を次のように使用します。
deletevariable
;
表 17 では、値を指定する必要がある唯一の delete
処理パラメータについて説明します。
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次の例では、s2
(つまり server_2
) によって参照される Server
コンフィグレーション オブジェクトが削除されます。
delete s2;
手順 2 で定義したコンフィグレーション設定を使用してドメインを作成するには、write
処理を次のように使用します。
write domain to "domain_name"
;
表 18 では、値を指定する必要がある唯一の write
処理パラメータについて説明します。
次の例では、C:\bea\user_projects\domains
ディレクトリに、wlsDomain
というドメインが作成されます。
write domain to "C:\bea\user_projects\domains\wlsDomain";
ドメイン テンプレートを閉じるには、close
処理を次のように使用します。
close template;
コンフィグレーションの定義が完了したら、スクリプトを保存します。必要に応じてスクリプトに名前を付け、「サイレント モードでのコンフィグレーション ウィザードの起動」で説明したように、スクリプトの相対パス名または絶対パス名を config
コマンドに渡すことができます。
以下の節では、既存のドメインを拡張するためのスクリプトで実行する必要がある手順を説明します。
注意 : この節で説明する各処理の末尾には、セミコロンを付ける必要があります。
アプリケーションやサービスを追加して更新するドメイン ディレクトリを選択するには、read
処理を次のように使用します。
read domain from "
domain_directory_name
";
表 19 では、値を指定する必要がある唯一の read domain
処理パラメータについて説明します。
次の例では、mydomain
という名前のドメインの絶対パス名が指定されています。
read domain from "C:¥bea¥user_projects¥domains¥mydomain";
拡張テンプレートでは、既存のドメインの拡張に使用できる、JDBC または JMS コンポーネント、起動クラス、停止クラスなどのアプリケーションやサービスが定義されます。add
処理を使用して、手順 1 で read
domain
処理によって指定したドメインに拡張テンプレートを追加します。
add template extension_template_jar_name;
表 20 では、値を指定する必要がある唯一の add template
処理パラメータについて説明します。
次の例では、テンプレートの絶対パス名を使用して、基本的な Web アプリケーション (HTML ファイル、画像ファイル、ファイル、必須 XML 記述子など) を追加する拡張テンプレートが指定されています。
add template "C:\bea\weblogic90\common\templates\applications\wls_default.jar";
デフォルトのコンフィグレーション情報を編集して、新しいコンフィグレーション オブジェクトの作成、コンフィグレーション オブジェクト属性の既存値の編集、コンフィグレーション オブジェクトの削除、およびアプリケーションとサービスのサーバまたはクラスタへの割り当てを行うことができます。これらのタスクで利用できる処理は、ドメインの拡張や新しいドメインの作成で利用できる処理と同じです。これらの処理を使用する手順については、以下の節を参照してください。
ドメインを拡張する際にコンフィグレーション オプションを設定することもできます。詳細については、「既存のドメインを拡張する際のコンフィグレーション オプションを設定する」を参照してください。
サイレント モードでは、セキュリティ オブジェクトを除く、有効なコンフィグレーション オブジェクトとその子要素を作成および編集できます。有効なコンフィグレーション オブジェクトの詳細については、『コンフィグレーション リファレンス』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/index.html) を参照してください。
ドメインを拡張する際に、次のように、set
処理を使用して、ドメインのコンフィグレーション オプションを指定できます。
setconfiguration_option
value;
表 21 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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表 22 では、既存のドメインを拡張する際に set
処理を使用して指定できるコンフィグレーション オプションについて説明します。
read domain
処理で開いたドメインを更新するには、update
処理を次のように使用します。
update domain;
注意 : ドメインを更新するには、add template
処理を指定しておく必要があります。
ドメインを閉じるには、close
処理を次のように使用します。
close domain;
コンフィグレーションの定義が完了したら、スクリプトを保存します。必要に応じてスクリプトに名前を付け、「サイレント モードでのコンフィグレーション ウィザードの起動」で説明したように、スクリプトの相対パス名または絶対パス名を config
コマンドに渡すことができます。
この節では、サイレント モード コンフィグレーションを使用したドメインの作成と更新に必要な基本概念を具体的に示す 2 つのサンプル スクリプトを取り上げます。
次のサンプル スクリプトでは、Basic WebLogic Server Domain テンプレートに基づいて新しいドメインを作成する方法を示しています。
左側の余白に示されている数字は、スクリプト内で主要なタスクを実行するコードの各セクションの先頭を示します。特定のタスクの詳細については、表 23 でこの数字に対応する説明を参照してください。
コード リスト 1 Basic WebLogic Server Domain に基づいて新しいドメインを作成するためのサンプル スクリプト
read template from "C:\bea\weblogic90\common\templates\domains\wls.jar";
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//管理サーバを検索してコンフィグレーションする
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////
find Server "myserver" as s1;
set s1.ListenAddress "";
set s1.ListenPort "7001";
set s1.SSL.Enabled "true";
set s1.SSL.ListenPort "7002"
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//JMSQueue を作成する
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//JMSServer を先に作成する必要がある
create JMSServer "myJMSServer" as jmsserver;
create JMSQueue "myJMSQueue" as myq;
//必須属性
set myq.JNDIName "jms/myjmsqueue";
//必須属性
set myq.JMSServer "myJMSServer";
//省略可能な属性
//set myq.StoreEnabled "false";
//target "myJMSServer" to server "myserver"
assign JMSServer "myJMSServer" to target "myserver"
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//JDBCConnectionPool を作成する
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
create JDBCConnectionPool "demoPool" as mypool;
//必須属性
set mypool.DriverName "com.pointbase.jdbc.jdbcUniversalDriver";
//必須属性
set mypool.URL "jdbc:pointbase:server://localhost:9092/demo";
//必須属性
set mypool.Password "PBPUBLIC";
//省略可能な属性 (db ユーザの設定を推奨)
set mypool.Properties "user=PBPUBLIC";
//target all JDBC connection pools to server "myserver"
assign JDBCConnectionPool "*" to target "myserver";
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//既存のアプリケーションを対象として指定する
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//現在のドメイン テンプレートに存在するアプリケーションのみを対象として指定する
//assign application "*" to target "myserver";
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//Admin ユーザを検索し、テンプレートに設定されていないパスワードを設定する
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
find User "weblogic" as u1;
set u1.password "weblogic";
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//ドメインを書き出す
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
set OverwriteDomain "true";
write domain to "C:\bea\user_projects\domains\wls";
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//作業の終了を示すため、ドメイン テンプレートを閉じる
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
close template;
次の表は、コード リスト 1 で示されたサンプル スクリプトで実行される主なタスクを説明しています。
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次のサンプル スクリプトでは、Basic WebLogic Server Domain テンプレートに基づいて新しいドメインを作成し、それを WebLogic Server Default Domain 拡張テンプレートを使用して更新する方法を示しています。
左側の余白に示されている数字は、スクリプト内で主要なタスクを実行するコードの各セクションの先頭を示します。特定のタスクの詳細については、表 24 でこの数字に対応する説明を参照してください。
コード リスト 2 新しいドメインを作成し、拡張テンプレートを使用して更新するためのサンプル スクリプト
/* ドメイン テンプレートからドメインを作成し、更新する */
read template from "C:\bea\weblogic90\common\templates\domains\wls.jar";
find User "weblogic" as admin;
set admin.Password "newPassword";
create User "user1" as u1;
set u1.Password "password";
assign User "user1" to Group "Deployers";
set ServerStartMode "dev";
set JavaHome "C:\bea\jrockit90_150_03";
set CreateStartMenu "false";
write domain to "C:¥bea¥user_projects¥domains¥wls";
close template;
/* 既存のドメインを更新する */
read domain from "C:¥bea¥user_projects¥domains¥wls";
//追加する拡張テンプレートとの間に重複がある場合、元のコンフィグレーションを保持する
//wls テンプレートにアプリケーションがないので、実際には、ここではこれは必要ない
set ReplaceDuplicates "false";
//拡張テンプレートを追加する
add template
"C:\bea\weblogic90\common\templates\applications\wls_default.jar";
update domain;
close domain;
次の表は、コード リスト 2 で示されたサンプル スクリプトで実行される主なタスクを説明しています。
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