コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成

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AquaLogic Service Bus 環境のカスタマイズ

コンフィグレーション ウィザードを使用して新しいドメインを作成するときに、複数のサーバ、クラスタ、およびマシンのドメインの分散を変更することもできます。

以下のトピックでは、ドメインの環境を変更する手順を説明します。

関連トピック

管理対象サーバおよびクラスタを含むドメインの作成

管理サーバのコンフィグレーション

どのドメインにも、管理サーバを 1 つ指定する必要があります。管理サーバは、ドメイン全体の管理の中心です。[管理サーバのコンフィグレーション] ウィンドウでは、管理サーバのコンフィグレーション情報を定義します。この情報は、ドメイン内の管理サーバにアクセスするために使用されます。

サーバにアクセスするには、protocol://listen-address:listen-port という形式の URL を使用します。

この URL で、protocol は次のいずれかとします。

listen-addresslisten-port は、[管理サーバのコンフィグレーション] ウィンドウで定義します。

管理サーバをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。

ウインドウに表示されている値を確認し、以下の表のガイドラインに従って、必要に応じて値を変更します。設定を変更し終わったら、[次へ] をクリックします。

注意 : アスタリスクが付いているフィールドは必須フィールドです。

表 6-1 [管理サーバのコンフィグレーション] ウィンドウのフィールド
フィールド
実行する操作
[Name*]
有効なサーバ名 (文字列。スペース使用可) を入力する。
製品環境の各サーバ インスタンスの名前は、インスタンスがどのドメインまたはクラスタに存在するか、またはインスタンスが管理サーバであるか管理対象サーバであるかにかかわらず、ユニークであることが必要。さらに、各管理サーバの名前は、ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間でユニークであることが必要。

注意 : この値は、識別のためだけに指定するもので、サーバにデプロイされるアプリケーションの URL の一部としては使用されない。サーバ名は WebLogic Server Administration Console に表示される。また、WebLogic Server のコマンドライン ユーティリティや API を使用する場合は、サーバを識別するためにこの名前を指定する必要がある。

[Listen address]
ドロップダウン リストから、リスン アドレスの値を選択する。リスン アドレスに設定できる値は次のとおり。
  • All Local Addresses (デフォルト)
  • サーバをホストするコンピュータの IP アドレス
  • ホストに解決される DNS 名
  • localhost (サーバが動作しているコンピュータから発行されたリクエストのみに対して有効)
サーバ インスタンスのリスン アドレスで [localhost] を指定すると、ローカルでないプロセスはサーバ インスタンスに接続できない。サーバ インスタンスをホストするマシン上のプロセスのみがサーバ インスタンスに接続できる。サーバ インスタンスに localhost としてアクセスできる必要があり (たとえば、localhost に接続する管理スクリプトを作成する場合)、リモート プロセスからもサーバ インスタンスにアクセスできる必要がある場合は、[All Local Addresses] を選択する。サーバ インスタンスはマシンのアドレスを判別し、そのアドレスでリスンする。
リスン アドレスの詳細については、「リスン アドレスの指定」を参照。
[Listen port]
HTTP や T3 などのプロトコルを介したセキュリティで保護されていない通常のリクエストに使用されるリスン ポートの有効な値を入力する。デフォルトは 7001。このフィールドをブランクにすると、デフォルトのポートが使用される。
有効なリスン ポートの範囲は 1 ~ 65,534。
詳細については、「リスン ポートの指定」を参照。
[SSL listen port]
HTTPS や T3S などのプロトコルを介したセキュリティで保護されたリクエストに使用される有効な値を入力する。デフォルト値は 7002。このフィールドをブランクにすると、デフォルトのポートが使用される。
有効なリスン ポートの範囲は 1 ~ 65,535。
注意 : デフォルトでは、サーバ インスタンスはデモンストレーション証明書を使用して、セキュア ポートからの要求を認証する。プロダクション環境では、認証局の証明書を使用するように SSL をコンフィグレーションする必要がある。詳細については、『WebLogic Server のセキュリティ』の「SSL のコンフィグレーション」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs92/secmanage/ssl.html) を参照。
詳細については、「リスン ポートの指定」を参照。
[SSL enabled]
SSL リスン ポートを有効にする場合は、このフィールドのチェック ボックスを選択する。デフォルトでは、新しいサーバすべてについて SSL は無効になっている。

リスン アドレスの指定

サーバの有効なリスン アドレスを制限する場合は、以下の表のガイドラインに従ってリスン アドレスを指定します。

表 6-2 リスン アドレスの詳細
リスン アドレスの指定
制限
[All Local Addresses] または DNS 名
マルチホームの Windows マシンでは、サーバ インスタンスが使用可能なすべての IP アドレスにバインドする。
IP アドレスまたは DNS 名
  • サーバ インスタンスに接続するために、プロセスは、IP アドレスまたは対応する DNS 名のいずれかを指定できる。
  • localhost を指定するプロセスは接続できない。
  • localhost を使用してサーバ インスタンスに接続する既存プロセスを更新する必要がある。
  • リスン アドレスに IP アドレス、リスン ポートにセキュア ポートを指定した接続については、ホスト名検証を無効にする必要がある。

注意 : IP アドレスを DNS 名に解決するためには、WebLogic Server が適切な DNS サーバに接続できるか、IP アドレスのマッピングをローカルに取得できる必要がある。したがって、リスン アドレスとして DNS 名を指定した場合、WebLogic Server インスタンスが DNS サーバに接続できるように十分な時間ポートを開放し、マッピングをキャッシュするか、ローカル ファイルに IP アドレスのマッピングを指定する必要がある。リスン アドレスに IP アドレスを指定した場合に、クライアント要求で DNS 名が指定されると、WebLogic Server は DNS 名を解決しようとするが、DNS 名のマッピングにアクセスできず、要求は失敗する。

[localhost]
  • プロセスは、サーバ インスタンスに接続するために localhost を指定する必要がある。
  • サーバ インスタンス (ローカル プロセス) をホストするマシン上にあるプロセスのみが、サーバ インスタンスに接続できる。

リスン ポートの指定

リスン ポートおよびセキュア リスン ポートを指定するときは、以下のガイドラインを参考にしてください。

管理対象サーバのコンフィグレーション

[管理対象サーバのコンフィグレーション] ウィンドウでは、1 つまたは複数の管理対象サーバのコンフィグレーション情報を定義するように求められます。プロダクション環境では通常、エンタープライズ アプリケーションをホストするために、管理サーバに加えて 1 つまたは複数の管理対象サーバがデプロイされます (詳細については、「ドメインの概要」を参照してください)。この手順は省略可能です。

注意 : pack および unpack コマンドを使用して、リモート マシン上に管理対象サーバを作成できます。詳細については、『pack および unpack コマンドを使用したテンプレートとドメインの作成』の「リモートマシンにおける管理対象サーバの作成と起動 : 主な手順」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/common/docs92/pack/tasks.html#remote) を参照してください。

管理対象サーバをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。

  1. 管理対象サーバのコンフィグレーションの現在のリストを確認します。前の手順で選択したドメイン ソースによってデフォルト値は異なります。
  2. 2 種類の表示方法があります。すべての管理対象サーバを簡潔な表形式で表示する方法と、各管理対象サーバを個別に表示 (1 つのサーバを 1 つのタブに表示) する方法です。個別表示で他のサーバに表示を切り替えるには、該当するタブを選択します。表形式とタブ形式の表示モードを切り替えるには、[表示の切り替え] をクリックします。
  3. 以下の表のガイドラインに従って、ドメインに必要なエントリを追加または修正します。管理対象サーバを削除するには、リストで管理対象サーバを選択し、[削除] をクリックします。設定を変更し終わったら、[次へ] をクリックします。
注意 : アスタリスクが付いているフィールドは必須フィールドです。

表 6-3 [管理対象サーバのコンフィグレーション] ウィンドウのフィールド
フィールド
実行する操作
[Name*]
有効なサーバ名 (文字列。スペース使用可) を入力する。
WebLogic 環境の各サーバ インスタンスの名前は、サーバ インスタンスの機能 (管理対象サーバまたは管理サーバ) が何であっても、またサーバ インスタンスがどのドメインまたはクラスタに存在していても、ユニークであることが必要。さらに、各管理対象サーバの名前は、ドメイン内のすべてのコンポーネントの間でユニークであることが必要。
このフィールドのデフォルト値は new_Server_n であり、n はすべてのデフォルトの管理対象サーバ名を区別する数値を表す。1 つ目の管理対象サーバの n は 1 になり、管理対象サーバを追加するたびに 1 ずつ増える。

注意 : サーバ名は、識別のためだけに指定するもので、サーバにデプロイされるアプリケーションの URL の一部としては使用されない。サーバ名は WebLogic Server Administration Console に表示される。また、WebLogic Server コマンドライン ユーティリティまたは API を使用する場合は、管理対象サーバを識別するためにこの名前を指定する必要がある。

[Listen address]
ドロップダウン リストからリスン アドレスの値を選択する。リスン アドレスの有効な値は次のとおり。
  • All Local Addresses (デフォルト)
  • サーバをホストするコンピュータの IP アドレス
  • ホストに解決される DNS 名
  • localhost (サーバが動作しているコンピュータから発行されたリクエストのみに対して有効)
サーバ インスタンスのリスン アドレスで [localhost] を指定すると、ローカルでないプロセスはサーバ インスタンスに接続できない。サーバ インスタンスをホストするマシン上のプロセスのみがサーバ インスタンスに接続できる。サーバ インスタンスに localhost としてアクセスできる必要があり (たとえば、localhost に接続する管理スクリプトを作成する場合)、リモート プロセスからもサーバ インスタンスにアクセスできる必要がある場合は、[All Local Addresses] を選択する。サーバ インスタンスはマシンのアドレスを判別し、そのアドレスでリスンする。
リモート マシンで管理対象サーバを実行する場合は、管理対象サーバをホストするマシンの有効な IP アドレスを必ず指定する。
リスン アドレスの詳細については、「リスン ポートの指定」を参照。
[Listen port]
HTTP や T3 などのプロトコルを介したセキュリティで保護されていない通常のリクエストに使用されるリスン ポートの有効な値を入力する。デフォルトは 7001。このフィールドをブランクにすると、デフォルトのポートが使用される。
有効なリスン ポートの範囲は 1 ~ 65,534。
リモート マシンで管理対象サーバを実行する場合は、管理対象サーバをホストするマシンの有効なリスン ポートを必ず指定する。
詳細については、「リスン ポートの指定」を参照。
[SSL listen port]
HTTPS や T3S などのプロトコルを介したセキュリティで保護されたリクエストに使用される有効な値を入力する。デフォルト値は 7002。このフィールドをブランクにすると、デフォルトのポートが使用される。
有効なリスン ポートの範囲は 1 ~ 65,535。
注意 : デフォルトでは、サーバ インスタンスはデモンストレーション証明書を使用して、セキュア ポートからの要求を認証する。プロダクション環境では、認証局の証明書を使用するように SSL をコンフィグレーションする必要がある。詳細については、『WebLogic Server のセキュリティ』の「SSL のコンフィグレーション」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs92/secmanage/ssl.html) を参照。
詳細については、「リスン ポートの指定」を参照。
[SSL enabled]
SSL リスン ポートを有効にする場合は、このチェック ボックスをチェックする。デフォルトでは無効になっている。

注意 : アスタリスクが付いているフィールドは必須フィールドです。

クラスタのコンフィグレーション

クラスタは WebLogic Server インスタンスのグループであり、互いに連携してアプリケーションのスケーラビリティと高可用性を実現します。このウィンドウは、ドメインに少なくとも 1 つの管理対象サーバが含まれている場合にのみ表示されます。

[クラスタのコンフィグレーション] ウィンドウでは、ドメイン内のクラスタをコンフィグレーションします。この手順は省略可能です。

クラスタをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。

  1. クラスタ コンフィグレーションの現在のリストを確認します。前の手順で選択したドメイン ソースによってデフォルト値は異なります。
  2. 注意 : 2 種類の表示方法があります。すべてのクラスタを簡潔な表形式で表示する方法と、各クラスタを個別に表示 (1 つのクラスタを 1 つのタブに表示) する方法です。個別表示で他のクラスタに表示を切り替えるには、該当するタブを選択します。表形式とタブ形式の表示モードを切り替えるには、[表示の切り替え] をクリックします。
  3. 以下の表のガイドラインに従って、ドメインに必要なエントリを追加または修正します。クラスタを削除するには、リストでクラスタを選択し、[削除] をクリックします。設定を変更し終わったら、[次へ] をクリックします。
  4. 注意 : AquaLogic Service Bus 機能を含むドメインを作成する場合は、1 つのドメインにコンフィグレーションできるクラスタは 1 つだけです。
    注意 : アスタリスクが付いているフィールドは必須フィールドです。

    表 6-4 [クラスタのコンフィグレーション] ウィンドウのフィールド
    フィールド
    入力する内容
    [Name*]
    有効なクラスタ名 (文字列。スペース使用可)。
    クラスタの名前は、ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間でユニークであることが必要。
    このフィールドのデフォルト値は new_Cluster_n であり、n はすべてのデフォルトのクラスタ名を区別する数値を表す。1 つ目のクラスタの n は 1 になり、クラスタを追加するたびに 1 ずつ増える。
    [Multicast address]
    クラスタのマルチキャスト アドレス。このアドレスは、クラスタ メンバーが相互に通信するために使用される。デフォルトは 239.192.0.0。
    有効なマルチキャスト アドレスは、224.0.0.1 ~ 239.255.255.255 の任意の有効な IP アドレス。
    [Multicast port]
    クラスタのマルチキャスト ポート。このマルチキャスト ポートはクラスタ メンバーが相互に通信するために使用される。デフォルトは 7001。
    マルチキャスト ポートの有効な値は 1 ~ 65534。
    [Cluster address]
    クラスタ内の管理対象サーバを識別するクラスタ アドレス。
    クラスタ アドレスには、以下のいずれかを指定できる。
    • IP アドレスまたは DNS 名とポートのカンマ区切りリスト (ホワイトスペースなし) (例 : dns_name:port,dns_name:port)
    • 複数の IP アドレスにマップされる DNS 名
    • すべての管理対象サーバのリスン アドレスが、ユニークなポート番号を持つ同一アドレスをリスンしている場合は、localhost、DNS 名、または IP アドレス
    クラスタ アドレスはエンティティ EJB およびステートレス EJB で使用され、URL のホスト名の部分を構成する。クラスタ アドレスを設定しないと、EJB ハンドルが適切に動作しない場合がある。

関連トピック

管理対象サーバのコンフィグレーション

『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「WebLogic クラスタの設定」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs92/cluster/setup.html)

管理対象サーバのクラスタへの割り当て

[サーバのクラスタへの割り当て] ウィンドウでは、使用可能な管理対象サーバをドメイン内のクラスタに割り当てます。このウィンドウは、少なくとも 1 つのクラスタを定義した場合にのみ表示されます。

管理対象サーバをクラスタに割り当てるには、次の手順に従います。

  1. [クラスタ] ペインで、管理対象サーバを割り当てるクラスタを選択します。
  2. 次のいずれかの方法で、指定したクラスタに管理対象サーバを割り当てます。
    • [サーバ] ペインの管理対象サーバの名前をダブルクリックする。
    • 管理対象サーバを選択し、右矢印をクリックする。
    • 〔Shift〕を押しながらクリックして複数の管理対象サーバを選択し、右矢印をクリックする。
    • 管理対象サーバの名前が [サーバ] ペインから削除され、[クラスタ] ペインの対象クラスタの名前の下に追加されます。

      注意 : [サーバ] ペインに表示されるのは管理対象サーバのみです。管理サーバは 1 つのクラスタにしか割り当てることができないため、リストには表示されません。
  3. クラスタに割り当てる各管理対象サーバごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。
  4. クラスタの割り当てを確認します。
  5. 必要に応じて、次のいずれかの方法でクラスタから管理対象サーバを削除できます。

    • [クラスタ] ペインの管理対象サーバの名前をダブルクリックする。
    • 管理対象サーバを選択し、左矢印をクリックする。
    • 管理対象サーバの名前が [クラスタ] ペインから削除され、[サーバ] ペインに戻ります。

  6. [次へ] をクリックして次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

HTTP プロキシ アプリケーションの作成

[HTTP プロキシ アプリケーションの作成] ウィンドウでは、クラスタに対するクライアント要求のプロキシとして管理対象サーバ上で実行する HTTP プロキシ アプリケーションを作成します。HTTP プロキシ アプリケーションは HTTP リクエストの仲介役として動作します。

このウィンドウは、次の両方の条件に該当する場合にのみ表示されます。

HTTP プロキシ アプリケーションを作成するには、次の手順に従います。

  1. 複数のクラスタがある場合、HTTP プロキシ アプリケーションを作成するクラスタのタブを選択します。
  2. [クラスタの HTTP プロキシを作成 : clustername] をクリックします。
  3. 使用可能なサーバのリストが [プロキシ サーバ] ドロップダウン リストに表示されます。

    注意 : ドロップダウン リストには、クラスタに割り当てられていない管理対象サーバのみが表示されます。
  4. [プロキシ サーバ] リストから、プロキシ アプリケーションをデプロイできる管理対象サーバを選択します。
  5. BEAProxy4_clustername_servername という名前のプロキシ アプリケーションが作成されて、管理対象サーバに割り当てられます。

  6. HTTP プロキシ アプリケーションを作成する各クラスタに対して、手順 1 から 3 を繰り返します。
  7. [次へ] をクリックして次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

マシンのコンフィグレーション

[マシンのコンフィグレーション] ウィンドウでは、ドメインにある Windows マシンおよび UNIX マシンのコンフィグレーション情報を定義します。この手順は省略可能です。

この手順は、次のような環境で実行できます (ただし、これらは一部にすぎません)。

注意 : Node Manager プロセスを実行する製品のインストール先ごとに、マシン コンフィグレーションを作成する必要があります。マシン コンフィグレーションにはリスン アドレスとポート番号のパラメータの値を指定する必要があります。

Windows マシンをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。

[マシン] タブを選択し、Windows マシンに関するコンフィグレーションの現在のリストを確認します。以下の表のガイドラインに従って、ドメインに必要なエントリを追加または修正します。前の手順で選択したドメイン ソースによってデフォルト値は異なります。マシンを削除するには、リストでマシンを選択し、[削除] をクリックします。設定を変更し終わったら、[次へ] をクリックします。

注意 : アスタリスクが付いているフィールドは必須フィールドです。
注意 :
表 6-5 [マシンのコンフィグレーション] ウィンドウのフィールド - Windows
フィールド
実行する操作
[Name*]
有効なマシン名 (文字列。スペース使用可) を入力する。
マシン名については以下の点に注意する。
  • マシン名は、WebLogic Server ドメイン内のマシンを識別するために使用される。マシンのネットワーク名と一致している必要はない。
  • ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間でユニークであることが必要。
このフィールドのデフォルト値は new_Machine_n であり、n はすべてのデフォルトのマシン名を区別する数値を表す。1 つ目のマシンの n は 1 になり、マシンを追加するたびに 1 ずつ増える。
[Node manager listen address]
ドロップダウン リストから、Node Manager で接続要求のリスンに使用するリスン アドレスの値を選択する。デフォルトでは、ローカル システムに定義されている IP アドレスと localhost がドロップダウン リストに表示される。デフォルトは localhost。
  • リスン アドレスに設定できる値は次のとおり。
  • サーバをホストするコンピュータの IP アドレス
  • ホストに解決される DNS 名
  • localhost
  • All Local Addresses
管理サーバをホストするマシンの IP アドレスを指定し、WebLogic Server Node Manager にアクセスする必要がある場合は、ホスト名の検証を無効にしなければならない。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server のセキュリティ』の「ホスト名検証の使い方」を参照。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs92/secmanage/ssl.html#host_name_verifier
[Node manager listen port]
Node Manager で接続要求のリスンに使用するリスン ポートの有効な値を入力する。
ノード マネージャの有効なリスン ポートの範囲は 1 ~ 65534。
デフォルトは 5556。

UNIX マシンをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。

[Unix マシン] タブを選択し、UNIX マシン コンフィグレーションの現在のリストを確認します。以下の表のガイドラインに従って、ドメインに必要なエントリを追加または修正します。前の手順で選択したドメイン ソースによってデフォルト値は異なります。マシンを削除するには、リストでマシンを選択し、[削除] をクリックします。設定を変更し終わったら、[次へ] をクリックします。

注意 : アスタリスクが付いているフィールドは必須フィールドです。

表 6-6 [マシンのコンフィグレーション] ウィンドウのフィールド - UNIX
フィールド
実行する操作
[Name*]
有効なマシン名 (文字列。スペース使用可) を入力する。
マシン名については以下の点に注意する。
  • マシン名は、WebLogic Server ドメイン内のマシンを識別するために使用される。マシンのネットワーク名と一致している必要はない。
  • ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間でユニークであることが必要。
このフィールドのデフォルト値は new_UnixMachine_n であり、n はすべてのデフォルトのマシン名を区別する数値を表す。1 つ目のマシンの n は 1 になり、マシンを追加するたびに 1 ずつ増える。
[Post bind GID enabled]
このチェック ボックスをチェックすると、このマシンで実行されるサーバは、すべての特権起動アクションの完了後に、UNIX グループ ID (GID) にバインドされる (「Post bind GID」を参照)。デフォルトは無効 (チェックをはずす)。
[Post bind GID]
このマシンで実行されるサーバが、すべての特権起動アクションの完了後に動作する際の有効な UNIX グループ ID (GID) を入力する。この GID を入力しない場合、サーバは起動時のグループで動作し続ける(Post-Bind GID を有効にする必要がある)。
[Post bind UID enabled]
このチェック ボックスをチェックすると、このマシンで実行されるサーバは、すべての特権起動アクションの完了後に、UNIX ユーザ ID (UID) にバインドされる (「Post bind UID」を参照)。デフォルトは無効 (チェックをはずす)。
[Post bind UID]
このマシンで実行されるサーバが、すべての特権起動アクションの完了後に動作する際の有効な UNIX ユーザ ID (UID) を入力する。この UID を入力しない場合、サーバは起動時のアカウントで動作し続ける (Post-Bind UID を有効にする必要がある)。
[Node manager listen address]
ドロップダウン リストから、Node Manager で接続要求のリスンに使用するリスン アドレスの値を選択する。デフォルトでは、ローカル システムに定義されている IP アドレスと localhost がドロップダウン リストに表示される。デフォルトは localhost。
  • リスン アドレスに設定できる値は次のとおり。
  • サーバをホストするコンピュータの IP アドレス
  • ホストに解決される DNS 名
  • localhost
  • All Local Addresses
管理サーバをホストするマシンの IP アドレスを指定し、WebLogic Server Node Manager にアクセスする必要がある場合、ホスト名の検証を無効にしなければならない。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server のセキュリティ』の「ホスト名検証の使い方」を参照。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs92/secmanage/ssl.html#host_name_verifier
[Node manager listen port]
Node Manager で接続要求のリスンに使用するリスン ポートの有効な値を入力する。
ノード マネージャの有効なリスン ポートの範囲は 1 ~ 65534。
デフォルトは 5556。

関連トピック

『サーバの起動と停止の管理』の「ノード マネージャを使用したサーバの制御」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs92/server_start/nodemgr.html)

サーバのマシンへの割り当て

[サーバのマシンへの割り当て] ウィンドウでは、WebLogic Server インスタンスを、実行されるマシンに割り当てます。このウィンドウは、少なくとも 1 台のマシンを定義した場合にのみ表示されます。

マシンに WebLogic Server インスタンスを割り当てるには、次の手順に従います。

  1. [マシン] ペインで、WebLogic Server インスタンスを割り当てる Windows マシンまたは UNIX マシンを選択します。
  2. 次のいずれかの方法で、指定したマシンに適切な WebLogic Server インスタンスを割り当てます。
    • [サーバ] ペインの WebLogic Server インスタンスをダブルクリックする
    • [サーバ] ペインで適切な WebLogic Server インスタンスを選択し、右矢印をクリックする
    • [サーバ] ペインで〔Shift〕を押しながらクリックして複数のサーバを選択し、右矢印をクリックする
    • WebLogic Server インスタンスの名前が [サーバ] ペインから削除され、[マシン] ペインの対象マシンの名前の下に追加されます。

  3. マシンに割り当てる各 WebLogic Server インスタンスごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。
  4. マシンの割り当てを確認します。
  5. 必要に応じて、次のいずれかの方法でマシンから WebLogic Server インスタンスを削除できます。

    • [マシン] ペインの適切な WebLogic Server インスタンスの名前をダブルクリックする
    • [マシン] ペインで適切な WebLogic Server インスタンスを選択し、左矢印をクリックする
    • WebLogic Server インスタンスの名前が [マシン] ペインから削除され、[サーバ] ペインに戻ります。

  6. [次へ] をクリックして次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。
  7. 作成するドメインの基になるドメイン ソースに JDBC データ ソースおよび JMS ファイル ストアの定義が含まれている場合は、定義を変更するオプションが表示されます。「AquaLogic Service Bus ドメインでの JDBC と JMS の設定のカスタマイズ」を参照してください。そのような定義が含まれていない場合は、ドメイン設定を確認してドメインを作成するオプションが表示されます。

ドメインの設定の確認

[WebLogic ドメインの確認] ウィンドウでは、Configuration Wizard でドメインを作成する前に、ドメインの詳細なコンフィグレーション設定を確認できます。

ドメインの設定を確認するには、次の手順に従います。

  1. 左側の [ドメインのサマリ] ペインで項目を選択し、関連する詳細を右側の [詳細] ペインで確認します。[前へ] をクリックして前のウィンドウに戻り、限られた範囲で調整を行うことができます。
  2. 注意 : [サマリ ビュー] ドロップダウン リストでフィルタを選択すると、[ドメインのサマリ] ペインに表示する情報の種類を制限できます。
  3. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウ (WebLogic ドメインの作成) に進みます。

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