| Oracle Collaboration Suiteクイック・インストレーション・ガイド 10gリリース1(10.1.2) for Linux B31242-01 |
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クイック・インストレーション・ガイド 10gリリース1(10.1.2) for Linux
2006年7月
部品番号: B31242-01
原本名: Oracle Collaboration Suite Quick Installation Guide, 10g Release 1 (10.1.2) for Linux
原本部品番号: B25466-04
Copyright © 2006, Oracle. All rights reserved.
制限付権利の説明
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Oracle、JD Edwards、PeopleSoftは米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称は、他社の商標の可能性があります。
このプログラムは、核、航空産業、大量輸送、医療あるいはその他の危険が伴うアプリケーションへの用途を目的としておりません。このプログラムをかかる目的で使用する際、上述のアプリケーションを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。万一かかるプログラムの使用に起因して損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。
このマニュアルで説明されている各種サービスは日本オラクル社から提供されるサービスです。サービスは、製品をご購入された日本オラクル正規代理店各社から提供される場合もありますが、サービス内容はこのマニュアルの説明と異なることがあります。このマニュアルの内容は次のとおりです。
メディア・パック受領後、ただちに同梱のPacking Listをもとにパッケージ内容物を確認してください。破損、欠品、不明な点などのお問合せは、本製品をご購入された日本オラクル正規代理店、もしくはOracle Directまでお寄せください。
メディア・パックには、このマニュアルの他に次の製品が同梱されています。
製品メディアには、製品をインストールするためのソフトウェアおよびREADMEファイルが含まれています。
Start Here CDには、インストール・マニュアル、リリース・ノート、お役に立つインターネット・リンクおよびメディア・パックに関する情報が含まれています。
Oracle Collaboration Suite JP Documentation Libraryには、オラクル製品のオンライン・ドキュメントが含まれています。
このマニュアルでは、Oracle Collaboration Suiteのインストール方法について説明します。
このマニュアルは、次の構成でOracle Collaboration Suiteをインストールするユーザーを対象としています。
このトポロジでは、1台のコンピュータにOracle Collaboration Suiteがインストールされます。Oracle Collaboration SuiteインフラストラクチャとOracle Collaboration Suiteアプリケーションの両方が同じコンピュータにインストールされます。
このトポロジでは、1台のコンピュータにOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャがインストールされ、別のコンピュータにOracle Collaboration Suiteアプリケーションがインストールされます。
より複雑なトポロジが必要な場合は、Oracle Collaboration Suiteのインストレーション・ガイドで詳細なインストール手順を参照してください。
Oracle Collaboration Suiteをインストールする前に、Oracle Collaboration Suiteのリリース・ノートで最新情報を確認してください。
インストーラを起動するには、次のようにします。
Oracle Collaboration Suiteのインストール・メディアを挿入します。
Red Hat Enterprise Linux AS/ESシステムでディスクが自動的にマウントされたかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
# ls /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverシステムでディスクが自動的にマウントされたかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
# ls /media/dvd
/mnt/dvdであり、SUSE Linux Enterprise Serverでは/media/dvdです。DVD-ROMの場合は、次のとおりです。
# cd # mountpoint/ocs/runInstaller
これにより、Oracle Universal Installerが起動するため、このインストーラを使用してOracle Collaboration Suiteをインストールします。
コンピュータがDVD-ROMを自動的にマウントしない場合は、次の手順を実行します。
rootユーザーとしてログインし、すべてのユーザーがアクセスできるマウント・ポイント・ディレクトリを作成します。
% su Password: # mkdir /dvd # chmod 777 /dvd
Red Hat Enterprise Linux AS/ESシステムの場合は、次のように入力します。
# mount -t iso9660 /dev/dvd /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverシステムの場合は、次のように入力します。
# mount -t iso9660 /dev/dvd /media/dvd
rootアカウントを終了します。
# exit
基本インストール方法を使用してOracle Collaboration Suiteを1台のコンピュータにインストールするには、次のようにします。
基本インストール: このインストール方法を選択すると、Oracle Collaboration Suiteを迅速にインストールできます。このインストール方法に必要なユーザー入力は最小限です。この画面で指定する次の情報を使用してソフトウェアがインストールされます。
注意: 「選択された言語」リストで選択されているデフォルト言語は「英語」です。ただし、Oracle Collaboration Suiteをインストールするコンピュータのオペレーティング・システムの言語が英語以外の場合は、その言語も「選択された言語」リストに自動的に追加されます。その結果、英語とオペレーティング・システムのロケール言語の2つの言語がOracle Collaboration Suite基本インストールの一部としてインストールされます。
拡張インストール: このインストール方法は、次の場合に選択します。
「基本インストール」を選択し、「次へ」をクリックします。
インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。
例: /home/oracle/oraInventory
オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後、「続行」をクリックします。
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。
インストーラによってファイルがインストールされます。
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトは実行しないでください。
このダイアログ・ボックスが表示されたら、rootユーザーとして別のシェルでroot.shスクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
注意: root.shのプロンプトで、警告メッセージが表示されることがあります。これらのメッセージは無視し、インストールを続行してください。
「OK」をクリックします。
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントが構成されます。
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。
このトポロジでは、次のコンポーネントを提供するOracle Collaboration Suiteが1台のコンピュータにインストールされます。
Oracle Collaboration Suiteを1台のコンピュータにインストールするには、次のようにします。
「拡張インストール」を選択し、「次へ」をクリックします。
インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。
例: /home/oracle/oraInventory
オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後、「続行」をクリックします。
名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。
例: infra_home_10_1_2
インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。インストール先のディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。
例: /home/oracle/orainfra
「次へ」をクリックします。
この画面は、コンピュータがハードウェア・クラスタの一部である場合にのみ表示されます。
ハードウェア・クラスタはOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャおよびアプリケーションでサポートされていないため、Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャおよびアプリケーションをインストールしている場合は「ローカル・インストール」を選択します。
「次へ」をクリックします。
Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャおよびアプリケーション10.1.2.0.0を選択し、「次へ」をクリックします。
この画面では、Oracle Collaboration Suiteをインストールおよび構成するためのすべてのシステム要件をシステムが満たしていることを確認します。
注意: カーネル・パラメータのチェックに失敗し、必要な変更を加えた後で「再試行」をクリックした場合、インストーラではチェックが再実行されません。カーネル・パラメータを変更した後で、「ユーザー検証済」を選択して先に進んでください。変更を検証するには、インストーラを再起動する必要があります。
「次へ」をクリックします。
この画面では、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントの実行に使用する言語を選択できます。
「使用可能な言語」リストから必要な言語を1つまたは複数選択し、「選択された言語」リストに追加します。
「次へ」をクリックします。
画面上の説明をよく読んでください。
「次へ」をクリックします。
インストールするOracle Collaboration Suiteアプリケーション・コンポーネントを選択します。
「次へ」をクリックします。
注意: インストール中(「インストール」ボタンをクリックする前)に、構成するアプリケーションのリストに変更を加える必要がある場合は、インストールを終了し、再起動する必要があります。
画面に表示されているネームスペースを選択し、「次へ」をクリックします。
グローバル・データベース名: Oracle Collaboration Suiteデータベースの名前を入力し、データベース名にドメイン名を追加します。
例: orcl.yourcompany.com
SID: Oracle Collaboration Suiteデータベースのシステム識別子を入力します。通常はグローバル・データベース名ですが、ドメイン名は含まれません。SIDは、すべてのデータベースで一意である必要があります。
例: orcl
データベース・ファイルの位置の指定: データファイル・ディレクトリの親ディレクトリのフルパスを指定します。指定したディレクトリはすでに存在している必要があります。このディレクトリでの書込み権限が必要です。
インストーラでは、指定したパスのサブディレクトリにデータファイルがインストールされます。インストーラでは、サブディレクトリの名前にデータベース名が使用されます。たとえば、グローバル・データベース名にorcl.yourcompany.comを指定し、データベース・ファイルの場所に/data/dbfilesを指定した場合は、データベース・ファイルが/data/dbfiles/orclディレクトリに配置されます。
「次へ」をクリックします。
管理データベース・ユーザーのパスワードを設定します。このユーザーは、データベース管理に使用される権限が付与されたアカウントです。
すべてのユーザーに同じパスワードを使用することも、ユーザーごとに異なるパスワードを指定することもできます。
「次へ」をクリックします。
インストール時に選択したアプリケーションに対して作成される管理アカウントのパスワードを設定します。
「次へ」をクリックします。
Mailドメイン: IMAP/SMTPのローカル(ネットワーク)・ドメインまたはその他のメール・プロトコルを指定します。
「次へ」をクリックします。
「自動」を選択し、「次へ」をクリックします。
注意: 「自動」オプションでは、Oracle HTTP Serverの場合は7777〜7877のポート、SSLを使用するOracle HTTP Serverの場合は4443〜4543のポートのみが使用されます。Oracle HTTP Serverに80、SSLを使用するOracle HTTP Serverに443をポート番号として設定する必要がある場合、「ポートを手動で指定」オプションを選択する必要があります。
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。
インストーラによってファイルがインストールされます。
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトは実行しないでください。
このダイアログ・ボックスが表示されたら、rootユーザーとして別のシェルでroot.shスクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
注意: root.shのプロンプトで、警告メッセージが表示されることがあります。これらのメッセージは無視し、インストールを続行してください。
「OK」をクリックします。
1台のコンピュータへのインフラストラクチャおよびアプリケーションのインストールでは、このダイアログ・ボックスは2回表示されます。最初はインフラストラクチャのインストール中、次はアプリケーション層のインストール中です。
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントが構成されます。
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。
このトポロジでは、1台のコンピュータにOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャがインストールされ、別のコンピュータにOracle Collaboration Suiteアプリケーションがインストールされます。
複数コンピュータ・トポロジの設定には、次の作業が含まれます。
Oracle Collaboration SuiteアプリケーションではOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャのサービスを使用するため、最初にインフラストラクチャをインストールする必要があります。
新規データベースおよび新規Oracle Internet DirectoryとともにOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャをインストールするには、次のようにします。
「拡張インストール」を選択し、「次へ」をクリックします。
インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。
例: /home/oracle/oraInventory
オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後、「続行」をクリックします。
名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。
例: infra_home_10_1_2
インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。インストール先のディレクトリが存在しない場合は、Oracle Universal Installerによって作成されます。
例: /home/oracle/orainfra
「次へ」をクリックします。
この画面は、コンピュータがハードウェア・クラスタの一部である場合にのみ表示されます。
ハードウェア・クラスタはOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャでサポートされていないため、Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャをインストールしている場合は「ローカル・インストール」を選択します。
「次へ」をクリックします。
Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャ10.1.2.0.0を選択し、「次へ」をクリックします。
「Identity ManagementとCollaboration Suite Database」を選択し、「次へ」をクリックします。
この画面では、Oracle Collaboration Suiteをインストールおよび構成するためのすべてのシステム要件をシステムが満たしていることを確認します。
注意: カーネル・パラメータのチェックに失敗し、必要な変更を加えた後で「再試行」をクリックした場合、インストーラではチェックが再実行されません。カーネル・パラメータを変更した後で、「ユーザー検証済」を選択して先に進んでください。変更を検証するには、インストーラを再起動する必要があります。
「次へ」をクリックします。
この画面では、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントの実行に使用する言語を選択できます。
「使用可能な言語」リストから必要な言語を1つまたは複数選択し、「選択された言語」リストに追加します。
「次へ」をクリックします。
「Oracle Internet Directory」を選択します。
「Oracle Application Server Single Sign-On」を選択します。
「Oracle Application Server Delegated Administration Service」を選択します。
「Oracle Directory Integration and Provisioning」を選択します。
「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」は選択しないでください。
「高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。
「次へ」をクリックします。
「推奨ネームスペース」を選択し、「次へ」をクリックします。
コンポーネントのデフォルトのポートを使用するには、「自動ポート選択」を選択します。
デフォルト・ポートを使用しない場合は、「ポートを手動で指定」を選択し、ポートの選択対象のコンポーネントを選択します。
注意: 「自動」オプションでは、Oracle HTTP Serverの場合は7777〜7877のポート、SSLを使用するOracle HTTP Serverの場合は4443〜4543のポートのみが使用されます。Oracle HTTP Serverに80、SSLを使用するOracle HTTP Serverに443をポート番号として設定する必要がある場合、「ポートを手動で指定」オプションを選択する必要があります。
「次へ」をクリックします。
ゲスト・アカウントのパスワードを入力して確認し、「次へ」をクリックします。
グローバル・データベース名: Oracle Collaboration Suiteデータベースの名前を入力し、データベース名にドメイン名を追加します。
例: orcd.yourcompany.com
SID: Oracle Collaboration Suiteデータベースのシステム識別子を入力します。通常はグローバル・データベース名ですが、ドメイン名は含まれません。SIDは、すべてのデータベースで一意である必要があります。
例: orcl
データベース・ファイルの位置の指定: データファイル・ディレクトリの親ディレクトリのフルパスを指定します。指定したディレクトリはすでに存在している必要があります。このディレクトリでの書込み権限が必要です。
インストーラでは、指定したパスのサブディレクトリにデータファイルがインストールされます。インストーラでは、サブディレクトリの名前にデータベース名が使用されます。たとえば、グローバル・データベース名にorcl.yourcompany.comを指定し、データベース・ファイルの場所に/data/dbfilesを指定した場合は、データベース・ファイルが/data/dbfiles/orclディレクトリに配置されます。
「次へ」をクリックします。
管理データベース・ユーザーのパスワードを設定します。このユーザーは、データベース管理に使用される権限が付与されたアカウントです。
すべてのユーザーに同じパスワードを使用することも、ユーザーごとに異なるパスワードを指定することもできます。
「次へ」をクリックします。
インスタンス名: このインスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字以外にドル記号($)およびアンダースコア(_)が使用できます。1台のコンピュータにOracle Collaboration Suiteのインスタンスが複数ある場合、インスタンス名は一意にする必要があります。
例: infra
「ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを入力し、確認します。このユーザーは、このインスタンスの管理ユーザーです。
パスワードは5文字以上で構成されている必要があり、文字の1つは数字にする必要があります。
例: welcome99
「次へ」をクリックします。
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。
インストーラによってファイルがインストールされます。
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトは実行しないでください。
このダイアログ・ボックスが表示されたら、rootユーザーとして別のシェルでroot.shスクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
注意: root.shのプロンプトで、警告メッセージが表示されることがあります。これらのメッセージは無視し、インストールを続行してください。
「OK」をクリックします。
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントが構成されます。
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。
Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのインストールを開始する前に、次の項で説明するインストール前のタスクを実行する必要があります。
アプリケーション層をインストールする前に、次のコマンドを使用してsendmailが稼働しているかどうかを確認します。
prompt> ps -elf | grep sendmail
sendmailが稼働している場合は、rootユーザーとして次のように停止します。
prompt> service sendmail stop
次のコマンドを使用して、sendmailを使用不可にします。
prompt> chkconfig sendmail off
SUSEシステムで、sendmailのかわりにPostFixを使用している場合は、次のコマンドを使用してrootユーザーとしてPostFixを停止し、使用不可にします。
prompt> /etc/init.d/postfix stop prompt> chkconfig postfix off
次の手順では、Oracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールし、「Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャのインストール」で説明した手順に従ってインストールしたOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャを使用するように構成します。
「拡張インストール」を選択し、「次へ」をクリックします。
インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。
例: /home/oracle/oraInventory
オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを選択します。
例: oinstall
「次へ」をクリックします。
別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。
スクリプトを実行した後、「続行」をクリックします。
名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。
例: apptier_home_10_1_2
インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。インストール先のディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。
例: /home/oracle/oraapptier
「次へ」をクリックします。
この画面は、コンピュータがハードウェア・クラスタの一部である場合にのみ表示されます。
ハードウェア・クラスタはOracle Collaboration Suiteアプリケーションでサポートされていないため、Oracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールしている場合は「ローカル・インストール」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「Oracle Collaboration Suiteアプリケーション」を選択します。
追加の言語をインストールするには、「製品の言語」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
この画面では、Oracle Collaboration Suiteをインストールおよび構成するためのすべてのシステム要件をシステムが満たしていることを確認します。
注意: カーネル・パラメータのチェックに失敗し、必要な変更を加えた後で「再試行」をクリックした場合、インストーラではチェックが再実行されません。カーネル・パラメータを変更した後で、「ユーザー検証済」を選択して先に進んでください。変更を検証するには、インストーラを再起動する必要があります。
「次へ」をクリックします。
この画面では、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントの実行に使用する言語を選択できます。
「使用可能な言語」リストから必要な言語を1つまたは複数選択し、「選択された言語」リストに追加します。
「次へ」をクリックします。
インストール時に構成するOracle Collaboration Suiteアプリケーション・コンポーネントを選択します。
「次へ」をクリックします。
インストール中(「インストール」ボタンをクリックする前)に、構成するアプリケーションのリストに変更を加える必要がある場合は、インストールを終了し、再起動する必要があります。
ホスト: Oracle Internet Directoryが実行されるコンピュータの名前を入力します。
ポート: Oracle Internet Directoryがリスニングするポート番号を入力します。ポート番号が不明な場合は、portlist.iniファイルでOracle Internet Directoryのポートを確認してください。このファイルは、ORACLE_HOME/installディレクトリにあります。
SSLを使用してOracle Internet Directoryに接続: Oracle Collaboration SuiteのコンポーネントでSSLのみを使用してOracle Internet Directoryに接続する場合は、このオプションを選択します。
「次へ」をクリックします。
ユーザー名: Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名を入力します。Oracle Internet Directoryスーパーユーザーの場合は、cn=orcladminをユーザー名として使用します。
パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。
「次へ」をクリックします。
データベース接続文字列: このアプリケーション層インスタンスに使用するOracleASメタデータ・リポジトリを選択します。インストーラによって、選択したOracleASメタデータ・リポジトリにこのインスタンスが登録されます。
「次へ」をクリックします。
この画面には、「構成するコンポーネントの選択」画面で選択した各コンポーネントに対して使用されるデータベースが表示されます。
「次へ」をクリックします。
コンポーネントのデフォルトのポートを使用するには、「自動ポート選択」を選択します。
デフォルト・ポートを使用しない場合は、「ポートを手動で指定」を選択し、ポートの指定対象のコンポーネントを選択します。
注意: 「自動」オプションでは、Web Cache HTTPリスニング・ポートの場合は7777〜7877のポート、SSLを使用するWeb Cache HTTPリスニングの場合は4443〜4543のポートのみが使用されます。Web Cache HTTPリスニング・ポートに80、SSLを使用するWeb Cache HTTPリスニングに443をポート番号として設定する必要がある場合、「ポートを手動で指定」オプションを選択する必要があります。
「次へ」をクリックします。
インスタンス名: Oracle Collaboration Suite管理アカウントのOracleASインスタンスの名前を指定します。
管理パスワード: Oracle Collaboration Suite管理アカウントの初期パスワードを指定します。
パスワードの確認: パスワードを確認します。
「次へ」をクリックします。
ホストまたはエイリアス: カレンダ・サーバー・インスタンスのホスト・アドレスまたは別名を指定します。
注意: 後でカレンダ・サーバー・インスタンスを移動したり、ホスト名を変更したりする場合は、ホスト名のかわりに別名を使用することをお薦めします。別名が構成されていない場合は、ホスト名を指定します。
「次へ」をクリックします。
Mailドメイン: IMAP/SMTPのローカル(ネットワーク)・ドメインまたはその他のメール・プロトコルを指定します。
「次へ」をクリックします。
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。
インストーラによってファイルがインストールされます。
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトは実行しないでください。
このダイアログ・ボックスが表示されたら、rootユーザーとして別のシェルでroot.shスクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。
「OK」をクリックします。
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントが構成されます。
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。
Oracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールした後、次の手順を実行します。
rootとしてログインします。
tnslsnr listener_es -user user_id -group group_id &
使用するコンピュータが最小要件を満たしていることを確認します。
コンピュータは、次の各項に示すハードウェア要件を満たしている必要があります。
表1に、その他のシステム要件を示します。
Oracle Collaboration Suiteは、Red Hat Enterprise Linux AS/ESバージョン3.0と、SUSE Linux Enterprise Server 8および9システムでサポートされています。
Linuxのディストリビューションに応じて、ソフトウェア要件のチェックに関する情報を次のいずれかの項で参照してください。
Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0システムにOracle Collaboration Suiteをインストールする前に、次の手順を実行します。
rootユーザーとしてログインします。
# cat /etc/issue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon Update 4)
サポートされている最小のカーネル・バージョンは、次のとおりです。
サポートされているカーネル・バージョンを判断するためのコマンドは、次のとおりです。
# rpm -qa | grep kernel
glibc-2.3.2-95.30 glibc-common-2.3.2-95.30 binutils-2.14.90.0.4-35 compat-glibc-7.x-2.2.4.32.6 compat-libstdc++-7.3-2.96.128 compat-libstdc++-devel-7.3-2.96.128 gcc-3.2.3-47 gcc-c++-3.2.3-47 libstdc++-3.2.3-47 libstdc++-devel-3.2.3-47 openmotif21-2.1.30-8 pdksh-5.2.14-21 setarch-1.3-1 make-3.79.1-17 gnome-libs-1.4.1.2.90-34.2 sysstat-5.0.5-5.rhel3 compat-db-4.0.14-5.1
注意: Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0の場合、openmotif 2.1.30-8と同等のバージョンはopenmotif21-2.1.30-8です。openmotif21-2.1.30-8パッケージは、次のコマンドを入力してRed Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0ディストリビューションのDisk 3からインストールできます。
# rpm -ivh openmotif21-2.1.30-8
パッケージがインストールされているかどうかを判断するには、次のようなコマンドを入力します。
# rpm -q package_name
パッケージがない場合は、次のコマンドを使用してダウンロードおよびインストールします。
# rpm -i package_name
パッケージをインストールする場合は、適切なアーキテクチャおよび最適化rpmファイルを使用していることを確認します。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを使用します。
# rpm -q package_name --queryformat "%{arch}\n"
次の例では、glibc rpmファイルはIntelアーキテクチャに適しています。
# rpm -q glibc --queryformat "%{arch}\n" i686
# setarch i386
hugememカーネルは、マルチプロセッサ・コンピュータにソフトウェアをインストールする場合に使用されます。このカーネルを使用すると、メイン・メモリーが64GBまでのシステムでRed Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0を実行できます。hugememカーネルは、より少ないメモリーで稼働する構成にも利点があります。たとえば、プロセス当たりのユーザー領域がより大きい場合に有利なアプリケーションを実行している場合は、hugememカーネルが非常に役立つ場合があります。
Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0システムにOracle Collaboration Suiteをインストールする前に、次の手順を実行します。
rootユーザーとしてログインします。
# cat /etc/issue Red Hat Enterprise Linux AS release 4 (Nahant Update 1)
サポートされている最小のカーネル・バージョンは、次のとおりです。
サポートされているカーネル・バージョンを判断するためのコマンドは、次のとおりです。
# rpm -qa | grep kernel
glibc-2.3.4-2.9 glibc-common-2.3.4-2.9 binutils-2.15.92.0.2-13 compat-glibc-2.3.2-95.30 compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3 gcc-3.4.3-22.1 gcc-c++-3.4.3-22.1 libstdc++-3.4.3-22.1 libstdc++-devel-3.4.3-22.1 openmotif21-2.1.30-11.RHEL4.4 pdksh-5.2.14-30 setarch-1.6-1 make-3.80-5 gnome-libs-1.4.1.2.90-44.1 sysstat-5.0.5-1 compat-db-4.1.25-9
注意: openmotif21-2.1.30-11.RHEL4.4パッケージは、次のように入力して、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0ディストリビューションのDisk 3からインストールできます。
# rpm -ivh openmotif21-2.1.30-11.RHEL4.4
パッケージがインストールされているかどうかを判断するには、次のようなコマンドを入力します。
# rpm -q package_name
パッケージがない場合は、次のコマンドを使用してダウンロードおよびインストールします。
# rpm -i package_name
パッケージをインストールする場合は、適切なアーキテクチャおよび最適化rpmファイルを使用していることを確認します。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを使用します。
# rpm -q package_name --queryformat "%{arch}\n"
次の例では、glibc rpmファイルはIntelアーキテクチャに適しています。
# rpm -q glibc --queryformat "%{arch}\n" i686
# setarch i386
hugememカーネルは、マルチプロセッサ・コンピュータにソフトウェアをインストールする場合に使用されます。このカーネルを使用すると、メイン・メモリーが64GBまでのシステムでRed Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0を実行できます。hugememカーネルは、より少ないメモリーで稼働する構成にも利点があります。たとえば、プロセス当たりのユーザー領域がより大きい場合に有利なアプリケーションを実行している場合は、hugememカーネルが非常に役立つ場合があります。
SUSE Linux Enterprise Server 8システムにOracle Collaboration Suiteをインストールする前に、次の手順を実行します。
rootユーザーとしてログインします。
# cat /etc/issue Welcome to SuSE Linux 8.0 (i686) - Kernel \r (\l).
# uname -r k_smp-2.4.21-138
カーネル・バージョンに2.4.21という文字列が含まれている場合は、SP3がインストールされています。SP3は、Oracle Collaboration Suite 10gリリース1(10.1.2)で動作が保証されています。
SP3の場合、サポートされている最小のカーネル・バージョンは、次のとおりです。
glibc-2.2.2-124 gcc-3.2.2-38 gcc-c++-3.2.2-38 pdksh-5.2.14 openmotif-2.1.30MLI4 sysstat-4.0.3 libstdc++-3.2.2 make-3.79.1-407 binutils-2.12.90.0.15-50 compat-2003.1.10-0
パッケージがインストールされているかどうかを判断するには、次のようなコマンドを入力します。
# rpm -q package_name
パッケージがない場合は、次のコマンドを使用してダウンロードおよびインストールします。
# rpm -i package_name
パッケージをインストールする場合は、適切なアーキテクチャおよび最適化rpmファイルを使用していることを確認します。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを使用します。
# rpm -q package_name --queryformat "%{arch}\n"
次の例では、glibc rpmファイルはIntelアーキテクチャに適しています。
# rpm -q glibc --queryformat "%{arch}\n" i686
perl実行可能ファイルに対して次のシンボリック・リンクがまだ存在していない場合は、これを作成します。
# ln -sf /usr/bin/perl /usr/local/bin/perl
fuser実行可能ファイルに対して次のシンボリック・リンクがまだ存在していない場合は、これを作成します。
# ln -sf /bin/fuser /sbin/fuser
orarunパッケージがインストールされている場合は、次の手順を実行して環境をリセットします。
rootユーザーとして次のコマンドを入力します。
# cd /etc/profile.d # mv oracle.csh oracle.csh.bak # mv oracle.sh oracle.sh.bak # mv alljava.sh alljava.sh.bak # mv alljava.csh alljava.csh.bak
oracleユーザー・アカウントにログインします。
$HOME/.profileファイルの次の行をコメントに変換します(このファイルが存在する場合)。
. ./.oracle
oracleユーザー・アカウントからログアウトします。
oracleユーザー・アカウントにログインします。
/etc/servicesファイルをチェックして、次のポート範囲が使用可能であることを確認します。
必要に応じて、/etc/servicesファイルからエントリを削除し、システムを再起動します。エントリを削除するには、Oracle Collaboration Suiteのインストール・メディアのutils/3167528/ディレクトリに含まれているPerlスクリプトを使用できます。rootユーザーとしてスクリプトを実行します。このスクリプトは、パッチ3167528としても使用できます。このパッチは次の場所から入手できます。
http://metalink.oracle.com
これらのポートが使用可能でない場合は、関連するコンフィギュレーション・アシスタントがインストール時に失敗します。
/etc/hostsファイルのlocalhostエントリがIPv4エントリであることを確認します。localhostのIPエントリがIPv6形式の場合は、インストールが正常に終了しません。次に、IPv6エントリの例を示します。
# special IPv6 addresses ::1 localhost ipv6-localhost ipv6-loopback ::1 ipv6-localhost ipv6-loopback
この例の/etc/hosts ファイルを修正するには、次のようにlocalhostエントリをコメントにします。
# special IPv6 addresses # ::1 localhost ipv6-localhost ipv6-loopback ::1 ipv6-localhost ipv6-loopback
エントリをコメントにするには、Oracle Collaboration Suiteのインストール・メディアのutils/4015045/ディレクトリに含まれているPerlスクリプトを使用できます。rootユーザーとしてスクリプトを実行します。このスクリプトは、パッチ4015045としても使用できます。このパッチは次の場所から入手できます。
http://metalink.oracle.com
SUSE Linux Enterprise Server 9システムにOracle Collaboration Suiteをインストールする前に、次の手順を実行します。
rootユーザーとしてログインします。
# cat /etc/issue Welcome to SuSE Linux 9.0 (i686) - Kernel \r (\l).
kernel-bigsmp-2.6.5-7.97、kernel-default-2.6.5-7.97またはkernel-smp-2.6.5-7.97がインストールされていることを確認します。
# uname -r kernel-bigsmp-2.6.5-7.97
glibc-2.3.3-98.28 gcc-3.3.3-43.24 gcc-c++-3.3.3-43.24 glibc-2.3.3-98.28 libstdc++-3.3.3-43.24 libstdc++-devel-3.3.3-43.24 openmotif21-libs-2.1.30MLI4-119.1 pdksh-5.2.14-780.1 make-3.80-184.1 gnome-libs-1.4.1.7-671.1 gnome-libs-devel-1.4.1.7-671.1 sysstat-5.0.1-35.1 binutils-2.15.90.0.1.1-32.5 db1-1.85-85.1 compat-2004.7.1-1.2
パッケージがインストールされているかどうかを判断するには、次のようなコマンドを入力します。
# rpm -q package_name
パッケージがない場合は、次のコマンドを使用してダウンロードおよびインストールします。
# rpm -i package_name
パッケージをインストールする場合は、適切なアーキテクチャおよび最適化rpmファイルを使用していることを確認します。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを使用します。
# rpm -q package_name --queryformat "%{arch}\n"
次の例では、glibc rpmファイルはIntelアーキテクチャに適しています。
# rpm -q glibc --queryformat "%{arch}\n" i686
perl実行可能ファイルに対して次のシンボリック・リンクがまだ存在していない場合は、これを作成します。
# ln -sf /usr/bin/perl /usr/local/bin/perl
fuser実行可能ファイルに対して次のシンボリック・リンクがまだ存在していない場合は、これを作成します。
# ln -sf /bin/fuser /sbin/fuser
orarunパッケージがインストールされている場合は、次の手順を実行して環境をリセットします。
rootユーザーとして次のコマンドを入力します。
# cd /etc/profile.d # mv oracle.csh oracle.csh.bak # mv oracle.sh oracle.sh.bak # mv alljava.sh alljava.sh.bak # mv alljava.csh alljava.csh.bak
oracleユーザー・アカウントにログインします。
$HOME/.profileファイルの次の行をコメントにします(このファイルが存在する場合)。
. ./.oracle
oracleユーザー・アカウントからログアウトします。
oracleユーザー・アカウントにログインします。
/etc/servicesファイルをチェックして、次のポート範囲が使用可能であることを確認します。
必要に応じて、/etc/servicesファイルからエントリを削除し、システムを再起動します。エントリを削除するには、Oracle Collaboration Suiteのインストール・メディアのutils/3167528/ディレクトリに含まれているPerlスクリプトを使用できます。rootユーザーとしてスクリプトを実行します。このスクリプトは、パッチ3167528としても使用できます。このパッチは次の場所から入手できます。
http://metalink.oracle.com
これらのポートが使用可能でない場合は、関連するコンフィギュレーション・アシスタントがインストール時に失敗します。
/etc/hostsファイルのlocalhostエントリがIPv4エントリであることを確認します。localhostのIPエントリがIPv6形式の場合は、インストールが正常に終了しません。次に、IPv6エントリの例を示します。
# special IPv6 addresses ::1 localhost ipv6-localhost ipv6-loopback ::1 ipv6-localhost ipv6-loopback
この例の/etc/hosts ファイルを修正するには、次のようにlocalhostエントリをコメントにします。
# special IPv6 addresses # ::1 localhost ipv6-localhost ipv6-loopback ::1 ipv6-localhost ipv6-loopback
エントリをコメントにするには、インストール・メディアのocs/utils/4015045/ディレクトリに含まれているPerlスクリプトを使用できます。rootユーザーとしてスクリプトを実行します。このスクリプトは、パッチ4015045としても使用できます。このパッチは次の場所から入手できます。
http://metalink.oracle.com
次の表に示すカーネル・パラメータが、示されている推奨値またはそれよりも大きい値に設定されていることを確認します。表の後の手順では、値の検証および設定の方法について説明します。
これらのカーネル・パラメータに現在指定されている値を表示し、必要に応じて値を変更するには、次の手順を実行します。
/etc/sysctl.confファイルを作成または編集し、次のような行を追加または編集します。kernel.shmall = 3279547 kernel.shmmax = 2147483648 kernel.shmmni = 4096 # semaphores: semmsl, semmns, semopm, semmni kernel.sem = 256 32000 100 142 fs.file-max = 327679 net.ipv4.ip_local_port_range = 10000 65000 kernel.msgmni = 2878 kernel.msgmax = 8192 kernel.msgmnb = 65535
/etc/sysctl.confファイルで値を指定することにより、システムの再起動時に値が永続化されます。
# /sbin/sysctl -p
このコマンドからの出力を調べて、値が正しいことを確認します。値が不正な場合は、/etc/sysctl.confファイルを編集し、このコマンドを再び入力します。
/etc/sysctl.confファイルを読み込むようにします。
# chkconfig boot.sysctl on
Linuxシステム上のソフトウェアのパフォーマンスを改善するには、ユーザーのデフォルト・シェルに応じて、oracleユーザーの次のシェル制限を増やす必要があります。
| BourneまたはBashシェルの制限 | Kornシェルの制限 | Cまたはtcshシェルの制限 | ハード制限 |
|---|---|---|---|
|
nofile |
nofile |
descriptors |
65536 |
|
noproc |
processes |
maxproc |
16384 |
シェル制限を増やすには、次のようにします。
/etc/security/limits.confファイルに次の行を追加します。
* soft nproc 4096 * hard nproc 16384 * soft nofile 4096 * hard nofile 65536
/etc/pam.d/loginファイルに次の行がまだ存在していない場合は、これを追加します。
session required /lib/security/pam_limits.so
oracleユーザーのデフォルト・シェルに応じて、デフォルト・シェルのスタートアップ・ファイルに次の変更を加えます。Bourne、BashまたはKornシェルの場合は、次の行を/etc/profileファイルに追加します。
if [ $USER = "oracle" ]; then if [ $SHELL = "/bin/ksh" ]; then ulimit -p 16384 ulimit -n 65536 else ulimit -u 16384 -n 65536 fi fi
Cまたはtcshシェルの場合は、次の行を/etc/csh.loginファイルに追加します。
if ( $USER == "oracle" ) then limit maxproc 16384 limit descriptors 65536 endif
今回初めてOracle製品をコンピュータにインストールする場合は、インベントリ・ディレクトリのオペレーティング・システム・グループを作成します。インストーラでは、インベントリ・ディレクトリにファイルが作成され、コンピュータにインストールされたOracle製品が管理されます。
このマニュアルでは、このグループにoinstallという名前を使用します。
「オペレーティング・システム・ユーザーの作成」で、オペレーティング・システム・ユーザーを作成し、oinstallグループをユーザーのプライマリ・グループとして設定します。
インベントリ・ディレクトリの個別のグループを持つことにより、別のユーザーがコンピュータにOracle製品をインストールできるようになります。ユーザーには、インベントリ・ディレクトリへの書込み権限が必要です。書込み権限は、oinstallグループに属することによって付与されます。
インベントリ・ディレクトリのデフォルト名は、oraInventoryです。
コンピュータにすでにインベントリ・ディレクトリがあるかどうかを判断するには、/etc/oraInst.locファイルを調べてください。このファイルには、インベントリ・ディレクトリの場所と所有しているグループが一覧表示されています。このファイルがない場合は、コンピュータにOracle製品がインストールされていません。
oinstallグループを作成するには、rootユーザーとして次のコマンドを入力します。
# /usr/sbin/groupadd oinstall
データベース管理用のdbaというオペレーティング・システム・グループを作成するには、rootユーザーとして次のコマンドを入力します。
# /usr/sbin/groupadd dba
次にオペレーティング・システム・ユーザーを作成するときに、このdbaグループをユーザーのセカンダリ・グループとして設定します。
Oracle製品をインストールおよびアップグレードするオペレーティング・システム・ユーザーを作成します。このマニュアルでは、このユーザーをoracleユーザーと呼びます。
oracleオペレーティング・システム・ユーザーをoinstallおよびdbaグループの一部として作成するには、rootユーザーとして次のコマンドを入力します。
# /usr/sbin/useradd -g oinstall -G dba oracle
オペレーティング・システムのユーザーとグループの詳細は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照するか、またはシステム管理者に連絡してください。
次のコマンドを入力し、画面の指示に従ってoracleユーザーのパスワードを設定します。
# passwd oracle
Oracle Collaboration Suiteをインストールするオペレーティング・システム・ユーザーは、表2にリストされている環境変数を設定または解除する必要があります。
この項では、環境変数の設定方法について説明します。
Cシェルを使用する場合:
% setenv variable_name value
例(Cシェル):
% setenv DISPLAY test.mycompany.com:0.0
BourneまたはKornシェルを使用する場合:
$ variable_name=value; export variable_name
例(BourneまたはKornシェル):
$ DISPLAY=test.mydomain.com:0.0; export DISPLAY
この項では、環境変数を設定する際の注意事項をいくつか説明します。
.profileファイルで環境変数を設定すると、読み込まれない場合があります。環境変数が正しい値に設定されていることを確認するには、インストーラを実行するシェルでこれらの値を調べます。
envコマンドを使用します。このコマンドを使用すると、現在定義されている環境変数とその値がすべて表示されます。
% env
rootユーザーからoracleユーザーへの切替えなど)にsuコマンドを使用する場合は、環境変数が新規ユーザーに渡されないことがあるため、新規ユーザーの場合は環境変数を確認します。-パラメータを指定してsuコマンドを使用した場合(su - user)も、環境変数が新規ユーザーに渡されないことがあります。
# /* root user */ #su - oracle%env
この項は、Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャをインストールする場合にのみ適用されます。
Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャは、デフォルトでポート1521を使用するOracleデータベースをインストールします。
ポート1521が使用されているかどうかをチェックするには、次のようにします。
# netstat -an | grep 1521
ポート1521がサード・パーティ・アプリケーションで使用されている場合は、別のポートを使用するようにアプリケーションを構成する必要があります。
ポート1521が既存のOracleデータベース・リスナーで使用されている場合は、Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャをインストールする前にリスナーを停止する必要があります。
インストール後に、Oracle Collaboration Suiteの「ようこそ」ページにアクセスして、インストールが正常に終了したことを確認します。「ようこそ」ページのURLは次のとおりです。
http://hostname.domainname:http_port
ORACLE_HOME/install/portlist.iniファイルを参照して、http_portを判別します。ポートは、Oracle HTTP Server listen port行にリストされています。
「ようこそ」ページには、次のような有用なページへのリンクがあります。
この項では、次の内容について説明します。
このメディア・パックに含まれている製品は、トライアル・ライセンス契約に基づき、30日間、インストールおよび評価できます。 ただし、30日間の評価期間後もいずれかの製品の使用を継続する場合、プログラム・ライセンスをご購入いただく必要があります。
Oracle製品サポートをご購入いただいた場合、Oracleサポート・サービスに、年中無休で24時間いつでも、お問い合せいただけます。 Oracle製品サポートの購入方法、またはOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、Oracleサポート・サービスのWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.co.jp/support/
Oracle製品のマニュアルは、HTMLおよびAdobe社PDF形式で提供されており、入手方法がいくつかあります。
PDFドキュメントを表示するには、必要に応じて、Adobe社のWebサイトから、無料のAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください。
http://www.adobe.com/
オラクル製品のインストールに関する情報およびマニュアルを提供しています。
次のURLを参照してください。ただし、個々の環境に依存する問題または検証が必要となるようなケースでは、サポート・サービス(有償)の契約が必要になりますのでご了承ください。
□ OTNインストール・センター
□ Oracle Technology Network掲示板
□ インストレーション・ガイド・ダウンロード
□ 製品FAQ検索
http://support.oracle.co.jp/
「Oracle Internet Support Center」→「製品FAQ検索」
キーワード: 「インストール」、「install」など
これらのキーワードを参照しても解決されないインストール時の不明点または問題点については支援サービスを提供しています。次のオラクル製品が対象になりますので次のURLから質問してください。
http://www.oracle.co.jp/install_service/
OTN Japan は開発者に必要な技術リソースを提供する登録制、日本オラクル公式技術サイトです。OTN Japan に登録(無償)していただくと、技術資料、オンライン・マニュアル、ソフトウェア・ダウンロード、サンプル・コード、掲示板、ポイント・プログラム、オラクル関連書籍のディスカウント、OTN有償プログラムなど様々なサービスを受けることができます。
□ OTN Japan登録方法
□ 技術資料
□ ソフトウェア・ダウンロード
http://otn.oracle.co.jp/software/
オラクル製品のトライアル版、早期アクセス版、ユーティリティ、ドライバなどを無償でダウンロードできます。最新バージョンをタイムリに掲載していますので、OTN Japanで提供している技術資料、ドキュメント等とあわせて使用することにより、いち早く最新のオラクル・テクノロジを体験できます。
□ ドキュメント
http://otn.oracle.co.jp/document/
オラクル製品のインストレーション・ガイド、リリース・ノート等のドキュメント(マニュアル)を掲載しています。製品に同梱されているドキュメントから有償マニュアルにいたるまで、最新のドキュメントをタイムリに掲載しています。
□ サンプル・コード
http://otn.oracle.co.jp/sample_code/
開発者に参考としていただけるよう、プログラムのサンプルを掲載しています。オラクル最新テクノロジに準拠したサンプル・プログラムの数々をお役立てください。
□ 掲示板
http://otn.oracle.co.jp/forum/
オラクル製品を使用して開発される皆様のためのコミュニティです。Webによるディスカッション・フォーラム(掲示板)を通して、オラクル開発者間での情報交換ができます。それぞれの開発ノウハウを共有することで、より効率的な開発ができます。OTN掲示板専用のビューア「OTN Viewer」も使用していただけます。
□ ポイント・プログラム
http://otn.oracle.co.jp/point/index.html
OTN Japan活性化に貢献された会員の皆様にポイント進呈するOTNポイント・プログラムを設けています。獲得ポイントはOTNグッズと交換したり、掲示板投稿時の懸賞ポイントとして使用できます。
□ OTN有償プログラム
http://otn.oracle.co.jp/upgrade/index.html
OTN有償プログラムは、OTN会員の皆様向けの有償アップグレード・サービスです。OTN Japanサイトで提供している無償サービスに加え、最新のオラクル製品を開発ライセンスで使用していただけるOTN Software Kit(日本語版CD-ROM)の送付やオラクル技術書籍ご購入時のディスカウントなど、有償ならではの様々なサービスを提供します。
□ お薦めサービス「SQL構文検索サービス」
□ お薦めサービス「エラー・メッセージ検索(Oracle9i)」
□ お薦めサービス「TechBlastメールサービス」
http://otn.oracle.co.jp/techblast/
OTN Japanでは、配信を希望された会員の皆様へほぼ月に1〜2回メールをお送りしています。新着情報のほか、会員の皆様に是非ともお知らせしたいセミナーやイベント情報、製品や最新技術に関する連載を掲載しています。
OracleDirectでは、電話とインターネットを通じて、製品ご購入前のオラクル製品に関するご質問をはじめとする、お客様からの様々なお問合せに対応いたします。
OracleDirectに関する詳細は、次のWebサイトを参照してください。
□ お問合せ先
TEL: 0120-155-096
FAX: 03-4326-5020
Web問合せ: http://www.oracle.co.jp/contact/
受付時間: 9:00〜12:00、13:00〜18:00(土、日、祝祭日、年末年始を除く)
また、OracleDirectにてお受けできるご質問内容は次のとおりとなりますので、ご連絡の前に確認をお願いいたします。
□ ご質問にお答えできる内容(概要)
次のお問合わせにはお答えできませんので、あらかじめご了承ください。
オラクルではお客様のシステムの健康状態を維持するために、Oracleサポート・サービスをご用意しています。オラクル製品の専門技術者が、様々な形でお客様の問題解決のお手伝いをいたします。
Oracleサポート・サービスの契約をお持ちのお客様は、次の技術サポートを受けられます。サポート・サービスには電話やインターネットによる技術サポートのほか、インターネット上での各種技術情報へのアクセス、ご契約済み製品のバージョンアップ用メディアの提供、Oracle Support NewsLetter(毎月)の提供などが含まれます。
□ 技術サポート
ご契約のお客様は、インターネットおよび電話による技術サポートを受けられます。お問合せは、毎日24時間受け付けております。お問合せの方法についての詳細は、初回ご契約時にお送りする「Oracle Support Users Guide」をご覧ください。
インターネットでは、次のWebサイトでOracleサポート・サービスについて紹介しています。
http://www.oracle.co.jp/support/
□ OiSC(Oracle internet Support Center)
□ KROWN
□ MetaLink
Oracleサポート・サービスをご契約のお客様は、Webによるサポート・サービスであるMetaLinkを24時間ご利用いただけます。MetaLinkは、全世界から集められた英語での技術情報が収録されている知識ベースです。インターネット上でご覧いただけます。
□ Oracle Support NewsLetter
□ お問合せ先
日本オラクル株式会社 ディストリビューションセンター
TEL: 0570-093812
受付時間: 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土、日、祝祭日、年末年始を除く)
ディストリビューションセンターでは、Oracleサポート・サービスの契約について、次のような情報をご案内いたします。
または、次のWebサイトにアクセスしてください。
http://www.oracle.co.jp/support/
日本オラクルの研修サービスに関する詳しいお問合せは次までお願いいたします。研修サービスに関する詳細は、次のWebサイトでもご紹介しています。
□ お問合せ先
日本オラクル株式会社 オラクルユニバーシティ
TEL: 0120-155-092
FAX: 03-5766-4400
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