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Oracle Collaboration Suite高可用性構成
リリース2(9.0.4)for UNIX Systems
部品番号: B15729-01
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5 9.0.1.5パッチ・セットの適用

この章では、9.0.1.5パッチ・セットの適用に関するreadmeファイルの説明を補足します。 ここでは、次の内容について説明します。

5.1 パッチ・セットの適用要件への対応

9.0.1.5パッチ・セットは、次のURLからダウンロードできます。

http://metalink.oracle.com/

このWebサイトの「Patches」Webページで、ご使用のプラットフォームのパッチ・セット番号3301544を検索します。 パッチ・セットのreadmeファイルには、データベース・サーバーにパッチ・セットを適用するために必要な手順が示されています。 ただし、JDBCドライバ、およびOracle Call InterfaceやOracle Netなどの依存コンポーネントのパッチ・セットには、修正があります。この修正は、一部のOracle Real Application Clustersフェイルオーバー・シナリオで必要となります。 このため、高可用性設定では、すでにOracle9i Databaseリリース9.2上にあるInformation Storageデータベース層以外のすべての層に、このパッチ・セットを適用する必要があります。

パッチ・セットを適用する前に、すべての層を停止します。 この操作を行うには、付録Aに示すスクリプトを使用します。

5.2 パッチ・セットのInfrastructureへの適用

パッチ・セット9.0.1.5をInfrastructureに適用するには、次の手順を実行します。

  1. パッチ・セットのreadmeファイルの手順を実行します。 Infrastructureがコールド・フェイルオーバー・クラスタにあるため、oraInventoryディレクトリが共有位置にない場合は、oraInventoryディレクトリがあるノードからインストーラを実行します。

  2. readmeファイルのインストール後の作業を実行します。 この手順には、次の例外があります。

    1. Oracle Collaboration SuiteのInfrastructureには、ラベル・セキュリティがインストールされていません。 このため、readmeファイルのmake lbac_offの手順をスキップします。

    2. InfrastructureデータベースはJava対応ではないため、手順4をスキップします。

    3. 手順5は、インストールされていないラベル・セキュリティに関する手順であるため、スキップします。

    4. InfrastructureデータベースはJava対応ではないため、手順6をスキップします。

    5. 手順7aを実行し、手順7bはスキップします。

    6. 手順11と手順12はスキップします。

Linuxプラットフォームに固有の手順については、MetaLink Note No.264056.1を参照してください。 このNoteに示されている手順に従って、$ORACLE_HOME/lib/libjmisc.soファイルを置き換えます。

5.3 パッチ・セットの他の層への適用

Oracle9iAS Single Sign-On ServerおよびOracle Collaboration Suite Middle-Tierにパッチ・セットを適用するには、Infrastructureノードのパッチ・セットをその他のノードにコピーし、各ノードでインストーラを実行します。 また、Infrastructureと中間層のプラットフォームが異なる場合は、適切なプラットフォームのパッチ・セットをダウンロードします。

パッチ・セットの適用を開始する前にすべての層を停止します。 パッチ・セットを層に適用した後、この層のプロセスが開始された後に次の層にパッチ・セットが適用されることを確認します。

パッチ・セットをInfrastructureに適用した後に他の層に適用するには、次の手順を実行します。

  1. Infrastructureを起動します。

  2. Oracle9iAS Single Sign-On層にパッチ・セットを適用します。

  3. Oracle9iAS Single Sign-On層を起動します。

  4. Information Storageを起動します。


    注意:

    Information Storage層にパッチ・セットを適用する必要はありません。 Information Storage層は、次の手順を実行する前に再起動のみ実行します。

  5. Oracle Calendar ServerおよびOracle Filesドメイン・コントローラにパッチ・セットを適用します。

  6. Oracle Calendar ServerとOracle Filesドメイン・コントローラを起動します。

  7. パッチ・セットをOracle Collaboration Suite Middle-Tierに適用します。

  8. Oracle Collaboration Suite Middle-Tierを起動します。

パッチ・セットを適用する場合は、すべてのノードにoraInventoryディレクトリがあることを確認します。 このディレクトリは、通常、ORACLE_BASE/oraInventoryにあります。 インストーラを実行すると、自動的に適切なコンポーネントが検出され、パッチが適用されます。