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Oracle Collaboration Suiteインストレーション・ガイド
10gリリース1(10.1.1)for HP-UX PA-RISC(64-bit)
B25362-01
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6 インストール権限に関するOracle Internet Directoryの構成

特定のOracle Collaboration Suite 10gアプリケーションまたはインフラストラクチャ・コンポーネントをインストールする場合は、Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名が要求されます。インストールを正常に実行するには、このユーザーがOracle Internet Directoryの特定のグループに属している必要があります。インストールで要求されるグループは、インストールするコンポーネントによって異なります。

cn=orcladminユーザーはスーパーユーザーであり、インストールを含むすべての操作を実行する権限を持ちます。インストールを実行する場合、スーパーユーザーでログインする必要はありません。他のユーザーがインストールを実行できるようにするには、ユーザーを特定のグループに追加します。

この章の内容は次のとおりです。

6.1 Oracle Internet Directoryのデフォルト・ユーザー

Oracle Internet Directoryをインストールする場合は、次のユーザーが自動的に作成されます。

6.2 Oracle Internet Directoryのグループ

Oracle Internet Directoryのグループは、次のカテゴリに分類できます。

6.2.1 グローバル・グループ

表6-1に、Oracle Internet Directoryに登録されたすべてのOracle Collaboration Suiteインスタンスおよびコンポーネントに関連するグループを示します。

表6-1 グローバル・グループ

グループ 説明

IAS Admins

DN: cn=IASAdmins, cn=groups, cn=OracleContext

IAS Adminsグループのメンバーには、次の権限があります。

  • 新規Oracle Collaboration Suite 10gデータベースのインストールおよび登録。

    ただし、このグループには、Oracle Internet Directoryにすでに登録されている既存のデータベースの管理に必要な権限はありません。

  • OracleAS Portal、Collaborative Portlets、Oracle Collaboration Suite 10g Voicemail & Fax、Oracle Real-Time Collaboration、Oracle Wireless & VoiceおよびOracle Searchのインストール。

Trusted Application Admins

DN: cn=Trusted Application Admins, cn=groups, cn=OracleContext

OracleAS Portal、Collaborative PortletsまたはOracle Mailをインストールするには、いくつかのグループに属しており、そのうちの1つはTrusted Application Adminsである必要があります。表6-4に、各コンポーネントに必要なグループを示します。

User Management Application Admins

DN: cn=IAS and User Mgmt Admins, cn=groups, cn=OracleContext

Identity Management、OracleAS Portal、Collaborative Portlets、Oracle Mobile Collaboration、Oracle Content Services、Oracle CalendarまたはOracle Mailをインストールするには、いくつかのグループに属しており、そのうちの1つはUser Management Application Adminsグループである必要があります。表6-4に、各コンポーネントに必要なグループを示します。


6.2.2 各Oracle Collaboration Suite 10gデータベースのグループ

表6-2に示すとおり、Oracle Internet Directoryに登録された各Oracle Collaboration Suite 10gデータベースにはグループがあります。これにより、各リポジトリに別の所有者およびユーザーを割り当てられます。

表6-2 Oracle Internet Directoryに登録されたメタデータ・リポジトリのグループ

グループ 説明

Repository Owners

DN: cn=Repository Owners, orclReferenceName=dbName, cn=IAS Infrastructure Databases, cn=IAS, cn=Products, cn=OracleContext

Oracle Collaboration Suite 10gデータベースをインストールするユーザーは、このグループのメンバーになります。

Repository Ownersグループのメンバーには、次の権限があります。

  • グループに対するユーザーの追加または削除

  • リポジトリの登録解除

  • このデータベースのApplication-Tier Administratorsグループに対するユーザーの追加または削除

  • データベースに対するアプリケーション・インスタンスの追加または削除

また、このグループには、Application-Tier Administratorsグループのすべての権限もあります。

Application-Tier Administrators

DN: cn=Repository Mid-tiers, orclReferenceName=dbName, cn=IAS Infrastructure Databases, cn=IAS, cn=Products, cn=OracleContext

Mid-Tier Administratorsグループのメンバーには、次の権限があります。

  • このリポジトリのAssociated Applications Tiersグループに対するアプリケーション・インスタンスの追加または削除

  • アプリケーションのインストールまたは異なるリポジトリを使用するためのアプリケーション・コンポーネントの構成

  • リポジトリ・データベース・オブジェクトのメタデータへのアクセス

Associated Application Tiers

DN: cn=Associated Mid-tiers, orclReferenceName=dbName, cn=IAS Infrastructure Databases, cn=IAS, cn=Products, cn=OracleContext

このグループのメンバーは、このデータベースに関連付けられたアプリケーション・インスタンスです。アプリケーションのインスタンスは、インストール中にこのグループに追加されます。このグループにインスタンスを手動で追加する必要はありません。

Associated Middle Tiersグループのメンバーには、リポジトリ・データベース・オブジェクトおよびそのスキーマのメタデータへのアクセスに必要な権限があります。


6.2.3 各コンポーネントのグループ

Oracle Collaboration Suiteコンポーネントにも、Oracle Internet Directoryのグループがあります。各コンポーネントには、Component OwnersグループおよびAssociated Middle Tiersグループがあります。表6-3に、これらのグループを示します。

表6-3 各Oracle Collaboration Suiteコンポーネントに関連付けられたグループ

グループ 説明

Component Owners

Component Ownersグループのメンバーには、次の権限があります。

  • コンポーネントに対する所有者の追加または削除

  • コンポーネントの登録解除

  • 追加のアプリケーションとコンポーネントの関連付け

Associated Application Tiers

Associated Middle Tiersグループのメンバーは、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・インスタンスです。


6.3 コンポーネントの構成または削除に必要なグループ

Oracle Collaboration Suiteコンポーネントの構成または削除を行うには、特定のグループに属している必要があります。表6-4に、これらのグループを示します。コンポーネントをインストールすると、そのコンポーネントの所有者になります。

表6-4 コンポーネントの構成に必要なOracle Internet Directoryグループ

次のコンポーネントの構成 メンバーである必要があるすべてのグループの一覧

インフラストラクチャ・コンポーネント


Oracle Collaboration Suite 10gデータベース


Oracle Internet DirectoryにOracle Collaboration Suite 10gデータベースを登録するには、IAS Adminsグループに属しているユーザーとしてOracle Internet Directoryにログインする必要があります。

Oracle Internet Directory

OracleAS Cluster(Identity Management)環境で、最初のOracle Internet Directoryインスタンスをインストールした後に、後続のインスタンスをインストールする場合は、Oracle Internet Directoryスーパーユーザーcn=orcladminである必要があります。

Oracle Delegated Administration Services

  • Trusted Application Admins。

  • IAS Admins。

  • Oracle Application Server Single Sign-Onで使用されるデータベースのApplication-Tier Adminsグループ。

    Oracle Application Server Single Sign-Onで使用されるデータベースが不明な場合は、「OracleAS Single Sign-Onで使用されるデータベースの判別」を参照してください。

  • Oracle Delegated Administration ServicesコンポーネントのComponent Owners。

    注意: Oracle Delegated Administration Servicesの複数のインスタンスをインストールしている場合にのみ、Oracle Delegated Administration ServicesのComponent Ownersのメンバーである必要があります。2番目以降のインスタンスをインストールする場合は、Component Ownersグループに属していることのみが必要です。最初のOracle Delegated Administration Servicesインスタンスをインストールする場合、このグループのメンバーである必要はありません。

    グループへのユーザーの追加手順は、6.6.1項を参照してください。

OracleAS Single Sign-On

cn=orcladminユーザーとしてOracle Application Server Single Sign-Onをインストールする必要があります。

Oracle Directory Integration and Provisioning

  • IAS Admins。

  • Trusted Application Admins。

  • cn=dipadmingrp,cn=odi,cn=Oracle Internet Directoryによって識別されるOracle Directory Integration and ProvisioningのAdmin。

  • Oracle Application Server Single Sign-Onで使用されるデータベースのMid-Tier Adminsグループ。

    Oracle Application Server Single Sign-Onで使用されるデータベースが不明な場合は、「OracleAS Single Sign-Onで使用されるデータベースの判別」を参照してください。

既存のOracle Collaboration Suite 10gデータベースに対して構成されたOracle Application Server Certificate Authority

  • Trusted Application Admins。

  • IAS Admins。

  • 既存のデータベースのRepository Ownersグループ。

新規のOracle Collaboration Suite 10gデータベースに対して構成されたOracle Application Server Certificate Authority

  • Trusted Application Admins。

  • IAS Admins。

Identity Management Accessのみ

  • IAS Admins。

Identity Management AccessおよびOracleAS Cluster(データベース・ベースまたはファイル・ベース)

  • IAS Admins。

  • データベースのMid-Tier AdminsまたはRepository Ownersグループ。

OracleAS Portal

  • Trusted Application Admins。

  • IASおよびUser Management Application Admins。

  • IAS Admins。

  • データベースのMid-Tier AdminsまたはRepository Ownersグループ。

  • OracleAS PortalコンポーネントのComponent Ownersグループ。

    注意: このグループのメンバーシップは、追加のOracleAS Portalインスタンスをインストールする必要がある場合に必要となります。最初のOracleAS Portalインストールには適用されません。後続のOracleAS Portalインストールの場合は、最初のインストールを実行したOracle Internet Directoryユーザーとしてインストールを実行できます。他のOracle Internet DirectoryユーザーにOracleAS Portalのインストールを許可するには、このユーザーをOracleAS Portalアプリケーション・エンティティのComponent Ownersグループに追加する必要があります。

OracleAS Wireless

  • IASおよびUser Management Application Admins。

  • IAS Admins。

  • データベースのMid-Tier AdminsまたはRepository Ownersグループ。

  • Oracle Collaboration Suite WirelessコンポーネントのComponent Ownersグループ。

    注意: このグループのメンバーシップは、追加のOracle Collaboration Suite Wirelessインスタンスをインストールする必要がある場合に必要となります。最初のOracle Collaboration Suite Wirelessインストールには適用されません。後続のOracleAS Portalインストールの場合は、最初のインストールを実行したOracle Internet Directoryユーザーとしてインストールを実行できます。他のOracle Internet DirectoryユーザーにOracle Collaboration Suite Wirelessのインストールを許可するには、このユーザーをWirelessアプリケーション・エンティティのComponent Ownersグループに追加する必要があります。

アプリケーション層コンポーネント


Oracle Calendar Server

  • IAS Admins

  • Trusted Application Admins

  • Oracle Internet Directory Schema Admin

  • Service Registry Admin

Oracle Mail

  • Trusted Application Admins

  • User Management Application Admins

  • Oracle Internet Directory Schema Admin

Oracle Content Services

User Management Application Admins

Oracle Real-Time Collaboration

IAS Admins

Oracle Search

IAS Admins

Oracle Voicemail & Fax

IAS Admins

Oracle Wireless & Voice

  • IAS Admins

  • User Management Application Admins


OracleAS Single Sign-Onで使用されるデータベースの判別

  1. 次のコマンドを入力します(すべて1行で)。

    # $ORACLE_HOME/bin/ldapsearch -h oidhostname -p oidport -D cn=orcladmin -w password
     -b "orclapplicationcommonname=orasso_ssoserver,cn=sso,cn=products,
          cn=oraclecontext"
     -s base "objectclass=*" seealso
    
    

    指定する必要がある値は、次のとおりです。

    • oidhostname - Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータ名。

      例: dbmachine.mydomain.com

    • oidport - Oracle Internet Directoryがリスニングしているポート番号。

      例: 389

    • password - cn=orcladminユーザーのパスワード。

  2. 手順1のコマンドがデータベースの名前を返さない場合は、次のコマンドを入力します。

    1. 次のコマンドを最初に入力して、orclreplicaid値を取得します。

      # $ORACLE_HOME/bin/ldapsearch -h oidhostname -p oidport -D cn=orcladmin -w password
       -b "" -s base "objectclass=*" orclreplicaid
      
      

      これによって、次のような値が返されます。

      orclreplicaid=broeser-sun_iocsdb
    2. 次のコマンドを実行するときに、前述のコマンドを実行して取得したorclreplicaid値を使用します。

      # $ORACLE_HOME/bin/ldapsearch -h oidhostname -p oidport -D cn=orcladmin -w password
       -b "orclreplicaid=value_from_previous_command,cn=replication configuration"
       -s base "objectclass=*" seealso
      
      

      このコマンドでは、seealso値が返されます。このとき、cn=Metadata repository DB Name,cn=oraclecontextという書式が使用されます。

      これによって、次のような値が返されます。

      orclreplicaid=broeser-sun_ocsdb,cn=replication configuration
      seealso=cn=OCSDB,cn=OracleContext
      

6.4 Oracle Collaboration Suite 10gデータベースのインストールに必要なグループ

追加のデータベースをインストールするには、ユーザーはIAS Adminsグループのメンバーである必要があります。インストール後、ユーザーはそのデータベースのRepository Ownersグループのメンバーになります。

6.5 Oracle Internet Directoryでのユーザーの作成

Oracle Delegated Administration Servicesの一部であるSelf-Service Consoleを使用すると、Oracle Internet Directoryでユーザーを作成できます。


関連資料:

詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。


注意:

Oracle Delegated Administration Servicesを使用すると、cn=orcladminスーパーユーザーとしてOracle Internet Directoryに接続できません。スーパーユーザーとしてOracle Internet Directoryに接続するには、Oracle Directory Managerを使用します。

6.6 Oracle Internet Directoryのグループへのユーザーの追加

Oracle Internet Directoryのグループにユーザーを追加するには、次のいずれかのツールを使用します。

6.6.1 Oracle Directory Managerを使用したグループへのユーザーの追加

cn=orcladminスーパーユーザーとしてログインしてユーザーをグループへ追加する必要がある場合は、Oracle Delegated Administration ServicesのかわりにOracle Directory Managerを使用する必要があります。

Oracle Directory Managerを使用してグループにユーザーを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを使用して、Oracle Directory Managerを起動します。

    # cd $ORACLE_HOME/bin
    # ./oidadmin
    
    

    このコマンドのORACLE_HOMEは、Oracle Internet Directoryがインストールされたホーム・ディレクトリを指します。

  2. 「Oracle Internet Directoryの接続」画面に、Oracle Internet Directoryの接続情報を入力します。

    • 「ユーザー」フィールドにcn=orcladminを入力します。

    • 「パスワード」フィールドにcn=orcladminのパスワードを入力します。

    • フィールドの右側のアイコンをクリックして、Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータの名前を「サーバー」フィールドに入力します。

    • Oracle Internet Directoryがリスニングしているポート番号を「ポート」フィールドに入力します。

    • 「ログイン」をクリックします。

  3. 左側で、ユーザーを追加するグループにナビゲートします。左側のグループを選択して、右側にその属性を表示します。

    グローバル・グループへのナビゲーションの詳細は、6.6.1.1項を参照してください。

    リポジトリ・グループへのナビゲーションの詳細は、6.6.1.2項を参照してください。

    コンポーネント・グループへのナビゲーションの詳細は、6.6.1.3項を参照してください。

  4. ユーザーのDNをuniquemember属性に追加します。

6.6.1.1 グローバル・グループへのナビゲーション

表6-1に、グローバル・グループを示します。一般的なナビゲーション・パスは、次のとおりです。

  1. トップレベル・エントリの「Oracle Internet Directoryサーバー」をクリックし、次に特定のOracle Internet Directoryをクリックします。

  2. 「エントリ管理」をクリックし、次にcn=OracleContextをクリックします。

  3. cn=Groupsをクリックします。

  4. ユーザーを追加するグループをクリックします。

6.6.1.2 Oracle Collaboration Suite 10gデータベース・グループへのナビゲーション

表6-2に、データベース・グループを示します。一般的なナビゲーション・パスは、次のとおりです。

  1. トップレベル・エントリの「Oracle Internet Directoryサーバー」をクリックし、次に特定のOracle Internet Directoryをクリックします。

  2. 「エントリ管理」をクリックし、次にcn=OracleContextをクリックします。

  3. cn=Productsをクリックしてから、cn=IASをクリックします。

  4. cn=IAS Infrastructure Databasesをクリックします。

  5. orclReferenceName=dbNameをクリックします。dbNameはデータベースの名前です。

  6. ユーザーを追加するグループをクリックします。

6.6.1.3 コンポーネント・グループへのナビゲーション

表6-3に、コンポーネント・グループを示します。

一般的なナビゲーション・パスは、次のとおりです。

  1. トップレベル・エントリの「Oracle Internet Directoryサーバー」をクリックし、次に特定のOracle Internet Directoryをクリックします。

  2. 「エントリ管理」をクリックし、次にcn=OracleContextをクリックします。

  3. cn=Productsをクリックします。

  4. ユーザーを追加する特定のコンポーネント(cn=DASまたはcn=Appsなど)のグループをクリックします。

  5. orclApplicationCommonName=appNameをクリックします。appNameは、コンポーネントとCollaboration Suiteインスタンスによって異なります。コンポーネントの複数のインスタンスをインストールした場合は、このエントリの複数のインスタンスが画面に表示されます。

  6. ユーザーを追加するグループをクリックします。

6.6.2 Deployment Delegationコンソールを使用したグループへのユーザーの追加

Oracle Delegated Administration Servicesの一部としてインストールされるDeployment Delegationコンソールを使用すると、次のグループに対してユーザーを追加または削除できます。

  • Repository Owners

  • Mid-Tier Administrators

  • Component Owners


注意:

これらのグループにcn=orcladminスーパーユーザー以外の既存メンバーがいる場合にのみ、これらのグループにユーザーを追加できます。グループの唯一のメンバーがスーパーユーザーである場合は、Oracle Directory Managerを使用して、これらのグループにユーザーを追加する必要があります。詳細は、6.6.1項を参照してください。

これらのグループにユーザーを追加するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Delegated Administration ServicesおよびOracle Internet Directoryが実行中であることを確認します。

  2. 「Deployment Delegationコンソール」ページを表示します。

    URLは、次のとおりです。

    http://hostname:port/oiddas/ui/oidinstallhome
    
    

    ここで、hostnameにはOracle Delegated Administration Servicesをインストールしたコンピュータ名を指定し、portにはOracle HTTP Serverがリスニングしているポートを指定します。

  3. 「ログイン」をクリックします。

  4. Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名とパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

    ログイン・ユーザーは、目的のグループにユーザーを追加するための権限を持っている必要があります。

    次のグループへのユーザーの追加 次に属するユーザーとしてログイン
    Repository Owners 同じRepository Ownersグループ
    Mid-Tier Administrators 同じリポジトリのRepository Ownersグループ
    Component Owners 同じComponent Ownersグループ

  5. 次の手順を実行して、目的のグループにユーザーを追加します。

    Repository Ownersグループへのユーザーの追加 Mid-Tier Administratorsグループへのユーザーの追加 Component Ownersグループへのユーザーの追加
    1. 「リポジトリ」タブをクリックします。

      これにより、所有者であるすべてのメタデータ・リポジトリが表示されます。

    2. ユーザーを追加するデータベースを選択し、「所有者の管理」をクリックします。

    3. 現在の所有者を表示するページで「追加」をクリックします。

    4. 「検索」フィールドにユーザー名の最初の数文字を入力し、「実行」をクリックします。「検索」フィールドが空のまま「実行」をクリックすると、Oracle Internet Directoryのすべてのユーザーのリストが表示されます。

    5. Repository Ownersグループに追加するユーザーを選択し、「選択」をクリックします。

    6. 「リポジトリ所有者の管理」ページの「送信」をクリックします。

    1. 「リポジトリ」タブをクリックします。

      これにより、所有者であるすべてのメタデータ・リポジトリが表示されます。

    2. ユーザーを追加するデータベースを選択し、「管理者の管理」をクリックします。

    3. 現在の管理者を表示するページで「追加」をクリックします。

    4. 「検索」フィールドにユーザー名の最初の数文字を入力し、「実行」をクリックします。「検索」フィールドが空のまま「実行」をクリックすると、Oracle Internet Directoryのすべてのユーザーのリストが表示されます。

    5. Mid-Tier Administratorsグループに追加するユーザーを選択し、「選択」をクリックします。

    6. 「管理者の管理」ページの「送信」をクリックします。

    1. 「コンポーネント」タブをクリックします。

      これにより、所有者であるすべてのコンポーネントが表示されます。

    2. ユーザーを追加するコンポーネントを選択し、「所有者の管理」をクリックします。

    3. 現在のコンポーネント所有者を表示するページで「追加」をクリックします。

    4. 「検索」フィールドにユーザー名の最初の数文字を入力し、「実行」をクリックします。「検索」フィールドが空のまま「実行」をクリックすると、Oracle Internet Directoryのすべてのユーザーのリストが表示されます。

    5. Component Ownersグループに追加するユーザーを選択し、「選択」をクリックします。

    6. 「コンポーネント所有者の管理」ページの「送信」をクリックします。


6.7 新規Oracle Internet Directoryのコンテンツ

Oracle Internet Directory、Oracle Collaboration Suite 10gデータベースおよびOracle Delegated Administration ServicesとともにOracle Collaboration Suite 10gインフラストラクチャをインストールする場合は、Oracle Internet Directoryに次のオブジェクトが含まれます。

6.8 Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名およびレルム

次の各使用例では、インストーラによって「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面が表示されます。

この画面では、Oracle Internet Directoryへのログインに必要となるログイン詳細およびレルムを入力するように要求されます。

ユーザー名

「ユーザー名」フィールドに、単純なユーザー名またはユーザーのDNを入力します。

単純なユーザー名の例: jdoe

DNの例: cn=ocsadmin

特定のコンポーネントをインストールおよび構成する場合、ユーザーは特定のグループに属している必要があります。詳細は、表6-4を参照してください。

スーパーユーザーを指定するには、「ユーザー名」フィールドに、orcladminではなくcn=orcladminを入力します。

レルム

レルム・フィールドは、Oracle Internet Directoryに複数のレルムが含まれている場合にのみ表示されます。入力したユーザー名は、指定したレルムに対して認証されます。レルム名が不明な場合は、Oracle Internet Directory管理者に連絡してください。

レルム名の例は、次のとおりです。