Oracle Collaboration Suiteインストレーション・ガイド 10gリリース1(10.1.1)for HP-UX PA-RISC(64-bit) B25362-01 |
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この章の内容は次のとおりです。
インストールの終了後、次の項に示す環境変数を設定する必要があります。Oracle Collaboration Suiteの一部のコマンドが正常に機能するには、これらの環境変数が必要です。次の表に、設定する必要がある変数を示します。
変数名 | Bourne、Kornまたは派生シェル | Cシェル |
---|---|---|
ORACLE_HOME
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ORACLE_HOME=
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setenv ORACLE_HOME
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PATH
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PATH=$ORACLE_HOME/bin:$PATH; export PATH |
setenv PATH $ORACLE_HOME/bin:$PATH |
DISPLAY
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DISPLAY= X server: 次に例を示します。
DISPLAY= localhost:0.0; export DISPLAY |
setenv DISPLAY X server: 次に例を示します。
setenv DISPLAY localhost:0.0 |
LD_LIBRARY_PATH
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LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib; export LD_LIBRARY_PATH |
setenv LD_LIBRARY_PATH $ORACLE_HOME/lib |
SHLIB_PATH
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SHLIB_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$SHLIB_PATH; export SHLIB_PATH |
setenv SHLIB_PATH $ORACLE_HOME/lib32 |
NLS_LANG (オプション、グローバリゼーション・サポートの場合)
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NLS_LANG= 次に例を示します。
de_de.WE8ISO8859P15; export NLS_LANG |
setenv NLS_LANG 次に例を示します。
setenv de_de.WE8ISO8859P15 |
ORA_NLS
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ORA_NLS=$ORACLE_HOME/ocommon/nls/admin/data; export ORA_NLS |
setenv ORA_NLS $ORACLE_HOME/ocommon/nls/admin/data |
TNS_ADMIN
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TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin; export TNS_ADMIN |
setenv TNS_ADMIN $ORACLE_HOME/network/admin |
注意: ORACLE_HOMEおよびORACLE_SID変数を設定するために、$ORACLE_HOME /bin/oraenv または$ORACLE_HOME /bin/coraenv スクリプト(現行のシェルによって異なる)をソースとして使用することができます。また、これらのスクリプトによって$ORACLE_HOME /bin がPATH変数に追加されます。
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Oracle Internet Directory 10g(9.0.4)以上では、pwdmaxage
属性に割り当てられるパスワードのデフォルトの有効期限は60日に設定されています。
デフォルト値を変更するには、次の手順を実行します。
パスワード・ポリシーを変更する前に、cn=orcladmin
スーパーユーザー・アカウントのロックを解除します。oidpasswd
ユーティリティを使用して、次のようにスーパーユーザー・アカウントのロックを解除します。
oidpasswd connect=ocsdb unlock_su_acct=true OID DB user password: OID super user account unlocked successfully.
この手順では、スーパーユーザー・アカウントのcn=orcladmin
のみがロック解除されます。このアカウントを、デフォルトのレルムcn=orcladmin,cn=users,dc=xxxxx,dc=yyyyy
内のcd=orcladmin
アカウントと混同しないでください。これらは2つの異なるアカウントです。
Oracle Internet Directory 10g(10.1.2)バージョンのOracle Directory Managerを起動し、「パスワード・ポリシーの管理」に移動します。cn=PwdPolicyEntry
およびレルムのパスワード・ポリシー(たとえば、password_policy_entry,dc=acme,dc=com
)の2つのエントリが表示されます。
各パスワード・ポリシーのpwdmaxage
属性をそれぞれ適切な値に変更します。
5184000 = 60日(デフォルト)
7776000 = 90日
10368000 = 120日
15552000 = 180日
31536000 = 1年
Oracle Directory Managerを起動し、レルム固有のorcladminアカウントに移動します。userpassword
属性を検索し、新しい値を割り当てます。これで、Oracle Application Server Single Sign-Onを使用する任意のOracleコンポーネントを起動し、orcladmin
としてログインできるようになります。
odisrvreg
ユーティリティを再度実行し、Directory Integration and Provisioningのランダムに生成されたパスワードを再設定します。
odisrvreg -D cn=orcladmin -w welcome1 -p 3060 Already Registered...Updating DIS password... DIS registration successful.
コネクタを再登録します。
odisrvreg -p port -D cn=orcladmin -w passwd
関連資料: 『Oracle Identity Management統合ガイド』 |
セキュリティの要件によっては、Secure Sockets Layer(SSL)を有効にする必要があります。SSLを有効にするには、次の手順を実行します。
インフラストラクチャをインストールしたコンピュータで次のスクリプトを実行します。
$ORACLE_HOME/bin/SSLConfigTool -config_w_default -opwd orcladmin_user_password
注意: SSLConfigToolの詳細は、次の場所にある『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。 |
アプリケーション層をインストールしたコンピュータで次のスクリプトを実行します。
$ORACLE_HOME/bin/midtierSSLConfigTool.sh oid_hostname oid_port oid_ admin_dn oid_admin_password http_server_SSL_port https hostname_of_the_computer_to_be_used true/false
前述の構文で、スクリプトの引数は次のとおりです。
oid_hostname:
アプリケーション層に関連付けられているOracle Internet Directoryコンピュータのホスト名。
oid_port:
Oracle Internet Directoryサーバーがリスニングしているポート。
oid_admin_dn:
Oracle Internet Directory管理ユーザー(cn=orcladmin
)の管理DN(識別名)。
oid_admin_password:
Oracle Internet Directory管理ユーザーのパスワード。
http_server_SSL_port:
インストール時に構成されたSSLポート。この値は、$ORACLE_HOME
/install/portlist.ini
ファイル内にOracle HTTP Server SSLポート値として示されています。
https:
Oracle HTTP ServerにHTTPS通信プロトコルを使用するという指定。
hostname_of_the_machine:
コンピュータがそのOracle Collaboration Suite構成に関して使用しているホスト名。これは、ローカル・ホスト名になる場合と、ロード・バランサ仮想ホスト名になる場合があります。
true/false:
Boolean値により、Oracle Internet DirectoryのSSLポートに接続するかどうかを指定します。値をtrue
に設定した場合、Oracle Internet DirectoryのSSLポートに接続することを示します。値をfalse
に設定した場合、Oracle Internet Directoryの非SSLポートに接続することを示します。
注意: staticports.ini ファイルで、Oracle Collaboration Suite Web Accessのデフォルト・ポートがインストール中に7777/4443から80/443に変更されていると、SSLスクリプトは単一コンピュータ・インストールに対して機能しません。したがって、SSLスクリプトを実行するOracle Collaboration Suite Web Accessポートの値をそのファイルで確認してください。
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この項の内容は次のとおりです。
Oracle Collaboration Suiteアプリケーションを正常にインストールした後で、アプリケーション層の一部としてOracle Mailをインストールした場合は、次の手順を実行します。
oracle
ユーザーとしてログインします。
ORACLE_HOME変数およびPATH変数を設定します。
次のコマンドを使用して、uid
およびgroupid
の値を取得します。
prompt> id
uid=509(oracle) gid=510(oinstall) groups=510(oinstall),511(dba)
root
ユーザーに切り替えます。
次のコマンドを使用してTNSリスナーを起動します。
tnslsnr listener_es -useruser_id
-groupgroup_id
&
前のコマンドでは、user_id
およびgroup_id
は、システムを所有するユーザーのIDです。ここでは、oracle
ユーザーがOracle Collaboration Suiteをインストールしたと仮定し、手順3に示すようにuser_id
の値は509
、group_id
の値は510
になります。
ホスト名、ポート、ユーザー名、パスワードおよびSIDに対する独自の値セットを使用して、次の手順を実行します。
次のエントリを$ORACLE_HOME
/oc4j/j2ee/OC4J_OCSADMIN/config/data-sources.xml
ファイルに追加します。
<data-source class="oracle.jdbc.pool.OracleConnectionCacheImpl" name="UltraSearchDS" location="jdbc/UltraSearchPooledDS" username="username" password="password" url="jdbc:oracle:thin:@database_host:oracle_port:oracle_sid" />
前述の構文で、変数は次のとおりです。
username
およびpassword
: Oracle Collaboration Suite Searchインスタンス所有者のOracle Databaseユーザー名およびパスワード
database_host:
Oracle Databaseインスタンスのホストとなるコンピュータのホスト名
oracle_port:
Oracle Databaseインスタンスが使用可能になるポート
oracle_sid:
Oracle DatabaseのSID
デフォルトのOracle Collaboration Suite Searchインスタンスusername
にデータソースを追加する場合は、まずそのロックを解除します。
注意: JDBCデータソースのURLは、書式jdbc:oracle:thin:@hostname:port:sid またはTNSキーワード値構文の書式で指定可能です。
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次のようにしてOC4J_OCSADMIN
インスタンスを再起動します。
$ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startproc instancename=OC4J_OCSADMIN
次のようにしてOracle Collaboration Suiteデータベースのwk_test
パスワードを設定します。
SQLPLUS> alter user wk_test identified by wk_test account unlock;