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Oracle Collaboration Suite クイック・インストレーション・ガイド
10gリリース1(10.1.1) for HP-UX PA-RISC(64-bit)

B25363-01

Oracle® Collaboration Suite

クイック・インストレーション・ガイド

10gリリース1(10.1.1) for HP-UX PA-RISC(64-bit)

部品番号: B25363-01

2005年10月

原本名: Oracle Collaboration Suite Quick Installation Guide, 10g Release 1 (10.1.1) for HP-UX PA-RISC (64-bit)

原本部品番号: B16237-01

Copyright © 2005 Oracle. All rights reserved.

制限付権利の説明

このプログラム(ソフトウェアおよびドキュメントを含む)には、オラクル社およびその関連会社に所有権のある情報が含まれています。このプログラムの使用または開示は、オラクル社およびその関連会社との契約に記された制約条件に従うものとします。著作権、特許権およびその他の知的財産権と工業所有権に関する法律により保護されています。

独立して作成された他のソフトウェアとの互換性を得るために必要な場合、もしくは法律によって規定される場合を除き、このプログラムのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイル等は禁止されています。

このドキュメントの情報は、予告なしに変更される場合があります。オラクル社およびその関連会社は、このドキュメントに誤りが無いことの保証は致し兼ねます。これらのプログラムのライセンス契約で許諾されている場合を除き、プログラムを形式、手段(電子的または機械的)、目的に関係なく、複製または転用することはできません。

このプログラムが米国政府機関、もしくは米国政府機関に代わってこのプログラムをライセンスまたは使用する者に提供される場合は、次の注意が適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS

Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation, and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the Programs, including documentation and technical data, shall be subject to the licensing restrictions set forth in the applicable Oracle license agreement, and, to the extent applicable, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software--Restricted Rights (June 1987). Oracle Corporation, 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Retekは米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称は、他社の商標の可能性があります。

このプログラムは、核、航空産業、大量輸送、医療あるいはその他の危険が伴うアプリケーションへの用途を目的としておりません。このプログラムをかかる目的で使用する際、上述のアプリケーションを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。万一かかるプログラムの使用に起因して損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。

はじめに

このマニュアルで説明されている各種サービスは日本オラクル社から提供されるサービスです。サービスは、製品をご購入された日本オラクル正規代理店各社から提供される場合もありますが、サービス内容はこのマニュアルの説明と異なることがあります。

1 ご注文内容の確認

メディア・パック受領後、ただちに同梱のPacking Listをもとにパッケージ内容物を確認してください。破損、欠品、不明な点などのお問合せは、本製品をご購入された日本オラクル正規代理店、もしくはOracle Directまでお寄せください。

メディア・パックには、このマニュアルの他に次の製品が同梱されています。

2 概要

このマニュアルでは、Oracle Collaboration Suiteのインストール方法について説明します。

3 このマニュアルで説明するインストール・タイプ

このマニュアルは、次の構成でOracle Collaboration Suiteをインストールするユーザーを対象としています。

より複雑なトポロジが必要な場合は、Oracle Collaboration Suiteのインストレーション・ガイドで詳細なインストール手順を参照してください。

Oracle Collaboration Suiteをインストールする前に、Oracle Collaboration Suiteのリリース・ノートで最新情報を確認してください。

4 インストーラの起動

次の説明では、ディスクのマウント・ポイントは/DVDとみなされます。マウント・ポイントが異なる場合は、/DVDの部分をすべて適切なマウント・ポイント名に置き換えてください。

インストーラを起動するには、次のようにします。

  1. 9項「要件のチェック」にリストされている最小要件をすべてチェックします。

  2. Oracle Collaboration Suiteをインストールするユーザーとしてコンピュータにログインします。

  3. ディスクを挿入します。

    Oracle Collaboration Suiteのインストール・メディアを挿入します。

  4. コンピュータが自動的にマウントしない場合は、4.1項「DVD-ROMのマウント」で、DVD-ROMを手動でマウントする手順を参照してください。

  5. インストーラを起動します。


    注意

    マウント・ポイント・ディレクトリからインストーラを実行しないでください。次のcdコマンドは、現行ディレクトリをホーム・ディレクトリに変更するため、インストーラをマウント・ポイントから起動しません。 


    DVD-ROMの場合は、次のとおりです。

    prompt> cd
    prompt> /DVD/collaboration_suite/runInstaller
    
    

    これにより、Oracle Universal Installerが起動するため、このインストーラを使用してOracle Collaboration Suiteをインストールします。

4.1 DVD-ROMのマウント

コンピュータがDVD-ROMを自動的にマウントしない場合は、次の手順を実行します。

  1. DVDを挿入します。

  2. rootユーザーとしてログインします。

    prompt> su
    Password: 
    
    
  3. DVD-ROMマウント・ポイント・ディレクトリを作成します。

    prompt> /usr/bin/mkdir /DVD
    
    
  4. DVD-ROMドライブをマウント・ポイント・ディレクトリにマウントします。

    prompt> /usr/sbin/mount -F cdfs -o rr /dev/dsk/cxdytz /DVD
    
    

    前述の例で、/DVDはディスクのマウント・ポイント・ディレクトリで、/dev/dsk/cxdytzはディスク・デバイスのデバイス名(たとえば、/dev/dsk/c0d2t0)です。

  5. rootユーザーからログアウトします。

    prompt> exit
    

5 基本インストールの実行

基本インストール方法を使用してOracle Collaboration Suiteを1台のコンピュータにインストールするには、次のようにします。

  1. インストーラを起動します。詳細は、4項「インストーラの起動」を参照してください。

  2. 「インストール方法の選択」画面

    基本インストール: このインストール方法を選択すると、Oracle Collaboration Suiteを迅速にインストールできます。このインストール方法に必要なユーザー入力は最小限です。この画面で指定する次の情報を使用してソフトウェアがインストールされます。

    • インストール・ディレクトリ: ソフトウェアをインストールするディレクトリ(Oracleホーム・ディレクトリ)へのフルパスを指定します。

    • パスワード: 管理アカウント(スキーマ)の共通パスワードを指定します。

    • パスワードの確認: 指定したパスワードを再入力して、そのパスワードが正しいことを確認します。

    • 「コンポーネントの選択」をクリックして「構成するコンポーネントの選択」画面を表示します。この画面では、インストール時に構成しないコンピュータを選択解除できます。

    • 「言語の設定」をクリックして「言語の選択」画面を表示します。この画面では、Oracle Collaboration Suiteのインストールに使用される言語を選択できます。

      注意: 「選択された言語」リストで選択されているデフォルト言語は「英語」です。ただし、Oracle Collaboration Suiteをインストールするコンピュータのオペレーティング・システムの言語が英語以外の場合は、その言語も「選択された言語」リストに自動的に追加されます。その結果、英語とオペレーティング・システムのロケール言語の2つの言語がOracle Collaboration Suite基本インストールの一部としてインストールされます。

    拡張インストール: このインストール方法は、次の場合に選択します。

    • カスタム・ソフトウェア・インストールを実行するか、別のデータベース構成を選択する場合

    • インストール・タイプを選択する場合

    • 既存のデータベースを有効にする場合

    • 別の製品言語を選択する場合

    • 管理スキーマごとに異なるパスワードを指定する場合

    「基本インストール」を選択し、「次へ」をクリックします。

  3. このコンピュータに今回初めてOracle製品をインストールする場合は、次の追加画面が表示されます。

    1. 「インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定」画面

      インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください:
      インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。

      例: /home/oracle/oraInventory

      オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを選択します。

      例: oinstall

      「次へ」をクリックします。

    2. orainstRoot.shの実行ダイアログ・ボックス

      別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。

      スクリプトを実行した後、「続行」をクリックします。

  4. 「サマリー」画面

    選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。

    インストーラによってファイルがインストールされます。

  5. 「root.shの実行」ダイアログ・ボックス

    注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトは実行しないでください。

    このダイアログ・ボックスが表示されたら、rootユーザーとして別のシェルでroot.shスクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。

    注意: root.shのプロンプトで、警告メッセージが表示されることがあります。これらのメッセージは無視し、インストールを続行してください。

    「OK」をクリックします。

  6. 「コンフィギュレーション・アシスタント」画面

    この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントが構成されます。

  7. インストールの終了画面

    「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


    注意

    インストールの最後に表示される情報は、$ORACLE_HOME/install/setupinfo.txtファイルにも格納されています。このファイルには、Oracle Collaboration Suiteに関する概要情報と、URLへのリンクが含まれています。 


6 インフラストラクチャおよびアプリケーションのインストールの実行

このトポロジでは、次のコンポーネントを提供するOracle Collaboration Suiteが1台のコンピュータにインストールされます。

Oracle Collaboration Suiteを1台のコンピュータにインストールするには、次のようにします。

  1. インストーラを起動します。詳細は、4項「インストーラの起動」を参照してください。

  2. 「インストール方法の選択」画面

    「拡張インストール」を選択し、「次へ」をクリックします。

  3. このコンピュータに今回初めてOracle製品をインストールする場合は、次の追加画面が表示されます。

    1. 「インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定」画面

      インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください:
      インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。

      例: /home/oracle/oraInventory

      オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを選択します。

      例: oinstall

      「次へ」をクリックします。

    2. orainstRoot.shの実行ダイアログ・ボックス

      別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。

      スクリプトを実行した後、「続行」をクリックします。

  4. 「ファイルの場所の指定」画面(拡張インストールのみ)

    名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。

    例: infra_home_10_1_1

    インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。インストール先のディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。

    例: home/oracle/orainfra

    「次へ」をクリックします。

  5. 「インストールする製品の選択」画面(拡張インストールのみ)

    Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャおよびアプリケーション10.1.1.0.2を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「言語の選択」画面(拡張インストールのみ)

    この画面では、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントの実行に使用する言語を選択できます。

    「使用可能な言語」リストから必要な言語を1つまたは複数選択し、「選択された言語」リストに追加します。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「Collaboration Suite InfrastructureおよびApplications Methodology」画面(拡張インストールのみ)

    画面上の説明をよく読んでください。

    「次へ」をクリックします。

  8. 「構成するコンポーネントの選択」画面(拡張インストールのみ)

    インストールするOracle Collaboration Suiteアプリケーション・コンポーネントを選択します。

    「次へ」をクリックします。

    注意: インストール中(「インストール」ボタンをクリックする前)に、構成するアプリケーションのリストに変更を加える必要がある場合は、インストールを終了し、再起動する必要があります。

  9. 「Internet Directoryのネームスペースの指定」画面
    (拡張インストールのみ)

    画面に表示されているネームスペースを選択し、「次へ」をクリックします。

  10. 「データベース構成オプションの指定」画面(拡張インストールのみ)

    グローバル・データベース名: Oracle Collaboration Suiteデータベースの名前を入力し、データベース名にドメイン名を追加します。

    例: orcl.yourcompany.com

    SID: Oracle Collaboration Suiteデータベースのシステム識別子を入力します。通常はグローバル・データベース名ですが、ドメイン名は含まれません。SIDは、すべてのデータベースで一意である必要があります。

    例: orcl

    データベース・ファイルの位置の指定: データファイル・ディレクトリの親ディレクトリのフルパスを指定します。指定したディレクトリはすでに存在している必要があります。このディレクトリでの書込み権限が必要です。

    インストーラでは、指定したパスのサブディレクトリにデータファイルがインストールされます。インストーラでは、サブディレクトリの名前にデータベース名が使用されます。たとえば、グローバル・データベース名にorcl.yourcompany.comを指定し、データベース・ファイルの場所に/data/dbfilesを指定した場合は、データベース・ファイルが/data/dbfiles/orclディレクトリに配置されます。

    「次へ」をクリックします。

  11. 「データベース・スキーマのパスワードの指定」画面
    (拡張インストールのみ)

    管理データベース・ユーザーのパスワードを設定します。このユーザーは、データベース管理に使用される権限が付与されたアカウントです。すべてのユーザーに同じパスワードを使用することも、ユーザーごとに異なるパスワードを指定することもできます。

    「次へ」をクリックします。

  12. 「アプリケーション・パスワードの指定」画面
    (拡張インストールのみ)

    インストール時に選択したアプリケーションに対して作成される管理アカウントのパスワードを設定します。

    「次へ」をクリックします。

  13. 「Oracle Mailドメイン情報の指定」画面(拡張インストールのみ)

    ローカル・ドメイン: IMAP/SMTPのローカル(ネットワーク)・ドメインまたはその他のメール・プロトコルを指定します。

    「次へ」をクリックします。

  14. 「ポート構成オプションの指定」画面(拡張インストールのみ)

    「自動」を選択し、「次へ」をクリックします。

  15. 「サマリー」画面

    選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。

    インストーラによってファイルがインストールされます。

  16. 「root.shの実行」ダイアログ・ボックス

    注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトは実行しないでください。

    このダイアログ・ボックスが表示されたら、rootユーザーとして別のシェルでroot.shスクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。

    注意: root.shのプロンプトで、警告メッセージが表示されることがあります。これらのメッセージは無視し、インストールを続行してください。

    「OK」をクリックします。

    1台のコンピュータへのインストールでは、このダイアログ・ボックスは2回表示されます。最初はインフラストラクチャのインストール中、次はアプリケーション層のインストール中です。

  17. 「コンフィギュレーション・アシスタント」画面

    この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントが構成されます。

  18. インストールの終了画面

    「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


    注意

    インストールの最後に表示される情報は、$ORACLE_HOME/install/setupinfo.txtファイルにも格納されています。このファイルには、Oracle Collaboration Suiteに関する概要情報と、URLへのリンクが含まれています。 


7 複数コンピュータへのインストールの実行

このトポロジでは、1台のコンピュータにOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャがインストールされ、別のコンピュータにOracle Collaboration Suiteアプリケーションがインストールされます。

複数コンピュータ・トポロジの設定には、次の作業が含まれます。

Oracle Collaboration SuiteアプリケーションではOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャのサービスを使用するため、最初にインフラストラクチャをインストールする必要があります。

7.1 Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャのインストール

新規データベースおよび新規Oracle Internet DirectoryとともにOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャをインストールするには、次のようにします。

  1. インストーラを起動します。詳細は、4項「インストーラの起動」を参照してください。

  2. 「インストール方法の選択」画面

    「拡張インストール」を選択し、「次へ」をクリックします。

  3. このコンピュータに今回初めてOracle製品をインストールする場合は、次の追加画面が表示されます。

    1. 「インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定」画面

      インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください:
      インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。

      例: /home/oracle/oraInventory

      オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを選択します。

      例: oinstall

      「次へ」をクリックします。

    2. orainstRoot.shの実行ダイアログ・ボックス

      別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。

      スクリプトを実行した後、「続行」をクリックします。

  4. 「ファイルの場所の指定」画面(拡張インストールのみ)

    名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。

    例: infra_home_10_1_1

    インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。インストール先のディレクトリが存在しない場合は、Oracle Universal Installerによって作成されます。

    例: home/oracle/orainfra

    「次へ」をクリックします。

  5. 「インストールする製品の選択」画面(拡張インストールのみ)

    Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャ10.1.1.0.2を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「インストール・タイプの選択」画面(拡張インストールのみ)

    「Identity ManagementとCollaboration Suite Database」を選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 「言語の選択」画面(拡張インストールのみ)

    この画面では、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントの実行に使用する言語を選択できます。

    「使用可能な言語」リストから必要な言語を1つまたは複数選択し、「選択された言語」リストに追加します。

    「次へ」をクリックします。

  8. 「構成オプションの選択」画面(拡張インストールのみ)

    「Oracle Internet Directory」を選択します。

    「OracleAS Single SignOn」を選択します。

    「OracleAS Delegated Administration Service」を選択します。

    「Oracle Directory Integration and Provisioning」を選択します。

    「OracleAS Certificate Authority」は選択しないでください。

    「高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。

    「次へ」をクリックします。

  9. 「Internet Directoryのネームスペースの指定」画面
    (拡張インストールのみ)

    画面に表示されているネームスペースを選択し、「次へ」をクリックします。

  10. 「ポート構成オプションの指定」画面(拡張インストールのみ)

    コンポーネントのデフォルトのポートを使用するには、「自動」を選択します。

    デフォルト・ポートを使用しない場合は、「ポートを手動で指定」を選択し、ポートの選択対象のコンポーネントを選択します。

    「次へ」をクリックします。

  11. 「ゲスト・アカウントのパスワード」画面(拡張インストールのみ)

    ゲスト・アカウントのパスワードを入力して確認し、「次へ」をクリックします。

  12. 「データベース構成オプションの指定」画面(拡張インストールのみ)

    グローバル・データベース名: Oracle Collaboration Suiteデータベースの名前を入力し、データベース名にドメイン名を追加します。

    例: orcl.yourcompany.com

    SID: Oracle Collaboration Suiteデータベースのシステム識別子を入力します。通常はグローバル・データベース名ですが、ドメイン名は含まれません。SIDは、すべてのデータベースで一意である必要があります。

    例: orcl

    データベース・ファイルの位置の指定: データファイル・ディレクトリの親ディレクトリのフルパスを指定します。指定したディレクトリはすでに存在している必要があります。このディレクトリでの書込み権限が必要です。

    インストーラでは、指定したパスのサブディレクトリにデータファイルがインストールされます。インストーラでは、サブディレクトリの名前にデータベース名が使用されます。たとえば、グローバル・データベース名にorcl.yourcompany.comを指定し、データベース・ファイルの場所に/data/dbfilesを指定した場合は、データベース・ファイルが/data/dbfiles/orclディレクトリに配置されます。

    「次へ」をクリックします。

  13. 「データベース・スキーマのパスワードの指定」画面
    (拡張インストールのみ)

    管理データベース・ユーザーのパスワードを設定します。このユーザーは、データベース管理に使用される権限が付与されたアカウントです。すべてのユーザーに同じパスワードを使用することも、ユーザーごとに異なるパスワードを指定することもできます。

    「次へ」をクリックします。

  14. 「インスタンス名とias_adminパスワードの指定」画面
    (拡張インストールのみ)

    インスタンス名: このインスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字以外にドル記号($)およびアンダースコア(_)が使用できます。1台のコンピュータにOracle Collaboration Suiteのインスタンスが複数ある場合、インスタンス名は一意にする必要があります。

    例: infra

    「ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを入力し、確認します。このユーザーは、このインスタンスの管理ユーザーです。

    パスワードは5文字以上で構成されている必要があり、文字の1つは数字にする必要があります。

    例: welcome99

    「次へ」をクリックします。

  15. 「サマリー」画面

    選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。

    インストーラによってファイルがインストールされます。

  16. 「root.shの実行」ダイアログ・ボックス

    注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトは実行しないでください。

    このダイアログ・ボックスが表示されたら、rootユーザーとして別のシェルでroot.shスクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。

    注意: root.shのプロンプトで、警告メッセージが表示されることがあります。これらのメッセージは無視し、インストールを続行してください。

    「OK」をクリックします。

  17. 「コンフィギュレーション・アシスタント」画面

    この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントが構成されます。

  18. インストールの終了画面

    「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


    注意

    インストールの最後に表示される情報は、$ORACLE_HOME/install/setupinfo.txtファイルにも格納されています。このファイルには、Oracle Collaboration Suiteに関する概要情報と、URLへのリンクが含まれています。 


7.2 Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのインストール

Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのインストールを開始する前に、次の項で説明するインストール前のタスクを実行する必要があります。

インストール前のタスク

アプリケーション層をインストールする前に、次のコマンドを使用してsendmailが稼働しているかどうかを確認します。

prompt> ps -elf | grep sendmail

sendmailが稼働している場合は、rootユーザーとして次のように停止します。

prompt> /sbin/init.d/sendmail stop

Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのインストール手順

次の手順では、Oracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールし、7.1項「Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャのインストール」で説明した手順に従ってインストールしたOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャを使用するように構成します。

  1. インストーラを起動します。詳細は、4項「インストーラの起動」を参照してください。

  2. 「インストール方法の選択」画面

    「拡張インストール」を選択し、「次へ」をクリックします。

  3. このコンピュータに今回初めてOracle製品をインストールする場合は、次の追加画面が表示されます。

    1. 「インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定」画面
      (拡張インストールのみ)

      インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください:
      インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。

      例: /home/oracle/oraInventory

      オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリへの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを選択します。

      例: oinstall

      「次へ」をクリックします。

    2. orainstRoot.shの実行ダイアログ・ボックス
      (拡張インストールのみ)

      別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、インベントリ・ディレクトリにあります。

      スクリプトを実行した後、「続行」をクリックします。

  4. 「ファイルの場所の指定」画面(拡張インストールのみ)

    名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。

    例: apptier_home_10_1_1

    インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。インストール先のディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。

    例: home/oracle/oraapptier

    「次へ」をクリックします。

  5. 「ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定」画面(拡張インストールのみ)

    この画面は、コンピュータがハードウェア・クラスタの一部である場合にのみ表示されます。

    ハードウェア・クラスタはOracle Collaboration Suiteアプリケーションでサポートされていないため、Oracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールしている場合は「ローカル・インストール」を選択します。

    「次へ」をクリックします。

  6. 「インストールする製品の選択」画面(拡張インストールのみ)

    「Oracle Collaboration Suiteアプリケーション」を選択します。

    追加の言語をインストールするには、「製品の言語」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「言語の選択」画面(拡張インストールのみ)

    この画面では、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントの実行に使用する言語を選択できます。

    「使用可能な言語」リストから必要な言語を1つまたは複数選択し、「選択された言語」リストに追加します。

    「次へ」をクリックします。

  8. 「構成するコンポーネントの選択」画面(拡張インストールのみ)

    インストール時に構成するOracle Collaboration Suiteアプリケーション・コンポーネントを選択します。

    「次へ」をクリックします。

    注意: インストール中(「インストール」ボタンをクリックする前)に、構成するアプリケーションのリストに変更を加える必要がある場合は、インストールを終了し、再起動する必要があります。

  9. Oracle Internet Directoryへの登録(拡張インストールのみ)

    ホスト: Oracle Internet Directoryが実行されるコンピュータの名前を入力します。

    ポート: Oracle Internet Directoryがリスニングするポート番号を入力します。ポート番号が不明な場合は、portlist.iniファイルでOracle Internet Directoryのポートを確認してください。このファイルは、ORACLE_HOME/installディレクトリにあります。

    SSLを使用してOracle Internet Directoryに接続: Oracle Collaboration SuiteのコンポーネントでSSLのみを使用してOracle Internet Directoryに接続する場合は、このオプションを選択します。

    「次へ」をクリックします。

  10. 「Oracle Internet Directoryのユーザー名およびパスワードの指定」画面(拡張インストールのみ)

    ユーザー名: Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名を入力します。Oracle Internet Directoryスーパーユーザーの場合は、cn=orcladminをユーザー名として使用します。

    パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。

  11. 「OracleAS Metadata Repository」画面(拡張インストールのみ)

    データベース接続文字列: このアプリケーション層インスタンスに使用するOracleASメタデータ・リポジトリを選択します。インストーラによって、選択したOracleASメタデータ・リポジトリにこのインスタンスが登録されます。

    「次へ」をクリックします。

  12. 「コンポーネント用のデータベースの選択」画面
    (拡張インストールのみ)

    この画面には、「構成するコンポーネントの選択」画面で選択した各コンポーネントに対して使用されるデータベースが表示されます。

    「次へ」をクリックします。

  13. 「ポート構成オプションの指定」画面(拡張インストールのみ)

    コンポーネントのデフォルトのポートを使用するには、「自動」を選択します。

    デフォルト・ポートを使用しない場合は、「ポートを手動で指定」を選択し、ポートの指定対象のコンポーネントを選択します。

    「次へ」をクリックします。

  14. 「管理パスワードおよびインスタンス名の指定」画面
    (拡張インストールのみ)

    インスタンス名: Oracle Collaboration Suite管理アカウントのOracleASインスタンスの名前を指定します。

    管理パスワード: Oracle Collaboration Suite管理アカウントの初期パスワードを指定します。

    パスワードの確認: パスワードを確認します。

    「次へ」をクリックします。

  15. 「Oracle Calendar Serverホストのエイリアス」画面
    (拡張インストールのみ)

    ホストまたはエイリアス: カレンダ・サーバー・インスタンスのホスト・アドレスまたはエイリアスを指定します。

    注意: 後でカレンダ・サーバー・インスタンスを移動したり、ホスト名を変更したりする場合は、ホスト名のかわりにエイリアスを使用することをお薦めします。エイリアスが構成されていない場合は、ホスト名を指定します。

    「次へ」をクリックします。

  16. 「Oracle Mailドメイン情報の指定」画面(拡張インストールのみ)

    ローカル・ドメイン: IMAP/SMTPのローカル(ネットワーク)・ドメインまたはその他のメール・プロトコルを指定します。

    「次へ」をクリックします。

  17. 「サマリー」画面

    選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。

    インストーラによってファイルがインストールされます。

  18. 「root.shの実行」ダイアログ・ボックス

    注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトは実行しないでください。

    このダイアログ・ボックスが表示されたら、rootユーザーとして別のシェルでroot.shスクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。

    「OK」をクリックします。

  19. 「コンフィギュレーション・アシスタント」画面

    この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントが構成されます。

  20. インストールの終了画面

    「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


    注意

    インストールの最後に表示される情報は、$ORACLE_HOME/install/setupinfo.txtファイルにも格納されています。このファイルには、Oracle Collaboration Suiteに関する概要情報と、URLへのリンクが含まれています。 


8 インストール後のタスク

Oracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールした後、次の手順を実行します。

  1. ORACLE_HOMEを設定します。

  2. Oracle Mailをインストールした場合、rootとしてログインし、次のようにTNSリスナーを起動します。

    tnslsnr listener_es -user user_id -group group_id
    

9 要件のチェック

使用するコンピュータが最小要件を満たしていることを確認します。

9.1 ハードウェア要件のチェック

コンピュータは、次の各項に示すハードウェア要件を満たしている必要があります。

プロセッサおよびネットワークの要件

その他のシステム要件

表1に、その他のシステム要件を示します。

表1 最小システム要件 
項目  最小要件  コマンド 

メモリー 

Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャ: 1GB

Oracle Collaboration Suiteアプリケーション: 1GB

Oracle Collaboration Suiteデータベース: 1GB

注意: 1台のコンピュータにOracle Collaboration Suiteインフラストラクチャおよびアプリケーションをインストールする場合は、2GB以上をお薦めします。 

prompt> /usr/sbin/dmesg | grep "Physical:"
 

ディスク領域 

Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャ: 9.5GB

Oracle Collaboration Suiteアプリケーション: 5.5GB

Oracle Collaboration Suiteデータベース: 5GB 

prompt> bdf -k dir

Oracleホーム・ディレクトリがまだ存在していない場合は、dirをOracleホーム・ディレクトリまたは親ディレクトリに置き換えます。 

/tmpディレクトリの領域 

400MB 

prompt> bdf /tmp

/tmpディレクトリに十分な空き領域がない場合は、TMP環境変数を設定して別のディレクトリを指定します。 

スワップ領域 

1.5GB 

prompt> /usr/sbin/swapinfo -a 

モニター 

256色表示 

prompt> /usr/X11R6/bin/xdpyinfo

Depth行を探します。各ピクセルに8ビット以上の深度が必要です。 

9.2 ソフトウェア要件のチェック

Oracle Collaboration Suiteは、次のオペレーティング・システム固有のソフトウェアで動作保証されています。サポートされているオペレーティング・システム固有のソフトウェア(たとえば、JDKバージョンやオペレーティング・システムのバージョンなど)の最新リストは、次のURLのOracleMetaLinkを参照してください。

http://metalink.oracle.com

HP-UX 11.11システムにOracle Collaboration Suiteをインストールする前に、次の手順を実行します。

  1. インストールされているHP-UXのバージョンを判断するには、次のコマンドを入力します。

    prompt> uname -a
    HP-UX hostname B.11.11 U 9000/800 109444686 unlimited-user 
    license
    
  2. 2003年6月版のQuality Pack GoldQPK11iがインストールされているか確認します。Quality Packがインストールされているかを判断するには、次のコマンドを入力します。

    prompt> /usr/sbin/swlist | grep QPK
    

    Quality Packがインストールされていない場合は、次のWebサイトからダウンロードしてインストールします。

    http://www.software.hp.com/SUPPORT_PLUS/qpk.html

  3. 次のソフトウェア・パッケージまたはそれ以降のバージョンがインストールされていることを確認します。

    • PHKL_29198 s700_800 11.11 Psetsサポート、パッチ; top(1)

    • PHSS_28871 s700_800 11.11 ld(1)およびリンカー・ツール累積パッチ

    • PHSS_28880 s700_800 11.11 HP aC++ -AA実行時ライブラリ(aCC A.03.50)

    • PHCO_29960 s700_800 11.11 Pthreadの拡張および修正

    次のパッチはJDK 1.4.2.05以上で必須です。JDK 1.4.2.05はこのリリースでインストールされます。すべてのJDKパッチのリストは、HPのサポート・サイトを参照してください。

    • PHKL_25842 s700_800 11.11 Thread Abort syscall

    • PHKL_25993 s700_800 11.11 NFSのスレッドnostop、rlimit、Ufalloc修正

    • PHKL_25994 s700_800 11.11 切離し;NOSTOP、異常終了;Psets;slpq1;FSS;getlwp

    • PHKL_25995 s700_800 11.11 ufalloc;VxFS3.5;SPPの断片化;AIO;EVP

    • PHKL_26468 s700_800 11.11 vPar, callout, abstime, shared sync perf

    • PHKL_28489 s700_800 11.11 copyin EFAULT, LDCD access type

    • PHNE_29887 s700_800 11.11 累積ARPAトランスポート・パッチ

    次のパッチは、ANSI Cがシステムにインストールされている場合に必須です。

    • PHSS_26792 s700_800 11.X ANSI C コンパイラB.11.11.04累積パッチ

    • PHSS_26793 s700_800 11.X +O4/PBO コンパイラB.11.11.04累積パッチ

    次のパッチは、Real Application Clustersのために必須です。

    • MC/ServiceGuard A.11.09 OPS Edition

    • PHSS_26338

    パッケージがインストールされているかどうかを判断するには、次のようなコマンドを入力します。

    prompt> /usr/sbin/swlist -l patch | grep PHKL_27813
    
    

    あるいは、インストールされたすべてのパッチをリストするには、次のコマンドを入力します。

    prompt> /usr/sbin/swlist -l patch | more
    
    

    必要なパッチがインストールされていない場合は、次のURLからダウンロードしてインストールします。

    http://itresourcecenter.hp.com
    
  4. Motif 2.1 Development Environment(X11MotifDevKit.MOTIF21-PRG)B.11.11.01がインストールされているか確認します。

    バンドルまたは製品がインストールされているかを判断するには、次のコマンドを入力します。

    prompt> /usr/sbin/swlist -l product | more
    
    

    必要な製品がインストールされていない場合、インストールする必要があります。製品のインストールの詳細は、オペレーティング・システムまたはソフトウェアのドキュメントを参照してください。

    Motifパッケージがコンピュータにインストールされていない場合、次のようにシンボリック・リンクを作成します。

    1. rootとしてログインします。

    2. ディレクトリを/usr/libに変更します。

      prompt> cd /usr/lib
      
      
  5. 必要なリンクを作成します。

    prompt> ln -s libX11.3 libX11.sl
    prompt> ln -s libXIE.2 libXIE.sl
    prompt> ln -s libXext.3 libXext.sl 
    prompt> ln -s libXhp11.3 libXhp11.sl
    prompt> ln -s libXi.3 libXi.sl
    prompt> ln -s libXm.4 libXm.sl
    prompt> ln -s libXp.2 libXp.sl
    prompt> ln -s libXt.3 libXt.sl
    prompt> ln -s libXtst.2 libXtst.sl
    

9.3 カーネル・パラメータのチェック

次の表に示すカーネル・パラメータが、示されている式、または示されている推奨値以上の値に設定されていることを確認します。表の後の手順では、値の検証および設定の方法について説明します。

パラメータ  推奨される式または値 

ksi_alloc_max 

(nproc * 8) 

max_thread_proc 

256 

maxdsiz 

2063835136バイト 

maxdsiz_64 

2147483648バイト 

maxfiles 

2048 

maxfiles_lim 

3861 

maxssiz 

134217728バイト 

maxssiz_64BIT 

1073741824 

maxswapchunks 

16384 

maxuprc 

3686 

maxusers 

512 

msgmap 

6598 

msgmax 

32767 

msgmnb 

65535 

msgmni 

6846 

msgseg 

32767 

msgtql 

6596 

msgssz 

159 

ncallout 

6000 

ncsize 

((8 * nproc + 2048) + vx_ncsize) 

nfile 

163488 

nflocks 

4096 

ninode 

(8 * nproc + 2048) 

nkthread 

10034 

nproc 

4195 

semmap 

4098 

semmni 

4138 

semmns 

8360 

semmnu 

4092 

semvmx 

32767 

semume 

42 

shmmni 

530 

shmseg 

32 

shmseg 

32 

tcp_conn_request_max 

2048 

vps_ceiling 

64 


注意

この表に示す値よりもパラメータの現在の値のほうが大きい場合は、そのパラメータの値を変更しないでください。 


これらのカーネル・パラメータに現在指定されている値を表示し、必要に応じて値を変更するには、次の手順を実行します。

  1. オプションで、DISPLAY環境変数をローカル・システムのディスプレイを指定するよう設定します。

    • Bourne、BashまたはKornシェル:

      prompt> DISPLAY=localhost:0.0 ; export DISPLAY
      
    • Cシェル:

      prompt> setenv DISPLAY localhost:0.0
      
  2. System Administration Manager(SAM)を起動します。

    prompt> /usr/sbin/sam
    
    
  3. 「Kernel Configuration」エリアを選択し、次に「Configurable Parameters」エリアを選択します。

  4. これらのパラメータそれぞれに指定した値または式を確認し、必要に応じて値または式を変更します。

    この手順の詳細は、必要に応じてSAMのオンライン・ヘルプを参照してください。

  5. SAMを終了します。

  6. パラメータに指定した値を変更した場合は、システムを再起動します。

    prompt> /sbin/shutdown -r now
    
    
  7. 必要に応じて、システムを再起動する際、ログインしてユーザーをrootに切り替えます。

9.4 インベントリ・ディレクトリのオペレーティング・システム・グループの作成

オペレーティング・システム・グループを作成する必要があります。

インベントリ・ディレクトリのオペレーティング・システム・グループの作成

今回初めてOracle製品をコンピュータにインストールする場合は、インベントリ・ディレクトリのオペレーティング・システム・グループを作成します。インストーラでは、インベントリ・ディレクトリにファイルが作成され、コンピュータにインストールされたOracle製品が管理されます。

このマニュアルでは、このグループにoinstallという名前を使用します。

インベントリ・ディレクトリの個別のグループを持つことにより、別のユーザーがコンピュータにOracle製品をインストールできるようになります。ユーザーには、インベントリ・ディレクトリへの書込み権限が必要です。書込み権限は、oinstallグループに属することによって付与されます。

インベントリ・ディレクトリのデフォルト名は、oraInventoryです。

コンピュータにすでにインベントリ・ディレクトリがあるかどうか不明な場合は、/home/oracle/oraInst.locファイルを検索してください。このファイルには、インベントリ・ディレクトリの場所と所有しているグループが一覧表示されています。このファイルがない場合は、コンピュータにOracle製品がインストールされていません。

ローカル・オペレーティング・システム・グループを作成するには、rootユーザーとして次のコマンドを入力します。

prompt> /usr/sbin/groupadd oinstall

オペレーティング・システムのユーザーとグループの詳細は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照するか、またはシステム管理者に連絡してください。

データベース管理用のオペレーティング・システム・グループの作成

前述の項と同じ手順を使用し、dbaというオペレーティング・システム・グループを作成します。次の手順でオペレーティング・システム・ユーザーを作成するときに、このdbaグループをユーザーのセカンダリ・グループとして設定します。

9.5 オペレーティング・システム・ユーザーの作成

Oracle製品をインストールおよびアップグレードするオペレーティング・システム・ユーザーを作成します。このマニュアルでは、このユーザーをoracleユーザーと呼びます。

ユーザーの作成方法

oracleオペレーティング・システム・ユーザーをoinstallグループの一部として作成するには、rootユーザーとして次のコマンドを入力します。

prompt> /usr/sbin/useradd -g oinstall oracle

オペレーティング・システムのユーザーとグループの詳細は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照するか、またはシステム管理者に連絡してください。

次のコマンドを入力し、画面の指示に従ってoracleユーザーのパスワードを設定します。

prompt> passwd oracle

オペレーティング・システム・ユーザーが属するグループを確認するには、ユーザー名を入れたgroupsコマンドをします。次に例を示します。

prompt> groups oracle

9.6 環境変数のチェック

Oracle Collaboration Suiteをインストールするオペレーティング・システム・ユーザーは、次の環境変数を設定(または解除)する必要があります。

表2 環境変数 
環境変数  設定または解除 

DISPLAY 

インストーラのウィンドウを表示するモニターに設定します。 

ORACLE_HOME 

設定しません。 

ORACLE_SID 

設定しません。 

TNS_ADMIN 

設定しません。 

PATH、CLASSPATH、SHLIB_PATHおよびLD_LIBRARY_PATH 

いずれかのOracleホーム・ディレクトリのディレクトリへの参照を含まないようにする必要があります。 

TMPおよびTMPDIR 

オプションです。設定を解除すると、デフォルトで/tmpに設定されます。 

ORA_NLS 

設定しません。 

環境変数の設定方法

この項では、環境変数の設定方法について説明します。

Cシェルを使用する場合:

prompt> setenv variable_name value

例(Cシェル):

prompt> setenv DISPLAY test.mycompany.com:0.0

BourneまたはKornシェルを使用する場合:

prompt> variable_name=value; export variable_name

例(BourneまたはKornシェル):

prompt> DISPLAY=test.mydomain.com:0.0; export DISPLAY

環境変数のヒント

この項では、環境変数を設定する際の注意事項をいくつか説明します。

9.7 ポート1521が使用されているかどうかのチェック

この項は、Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャをインストールする場合にのみ適用されます。

Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャは、デフォルトでポート1521を使用するOracleデータベースをインストールします。

ポート1521が使用されているかどうかをチェックするには、次のようにします。

prompt> netstat -an | grep 1521

ポート1521がサード・パーティ・アプリケーションで使用されている場合は、別のポートを使用するようにアプリケーションを構成する必要があります。

ポート1521が既存のOracleデータベース・リスナーで使用されている場合は、Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャをインストールする前にリスナーを停止する必要があります。

詳細は、Oracle Collaboration Suiteのインストレーション・ガイドを参照してください。

10 「ようこそ」ページへのアクセス

インストール後に、Oracle Collaboration Suiteの「ようこそ」ページにアクセスして、インストールが正常に終了したことを確認します。「ようこそ」ページのURLは次のとおりです。

http://hostname.domainname:http_port

ORACLE_HOME/install/portlist.iniファイルを参照して、http_portを判別します。ポートは、Oracle HTTP Server listen port行にリストされています。


注意

1台のコンピュータにOracle Collaboration Suiteの複数のインスタンスをインストールした場合は、各インスタンスが独自のポート番号セットを持ちます。適切なOracleホーム・ディレクトリのportlist.iniファイルをチェックして、正しいポート番号を使用していることを確認してください。 


「ようこそ」ページには、次のような有用なページへのリンクがあります。

11 追加情報

この項では、次の内容について説明します。

11.1 製品のライセンス

このメディア・パックに含まれている製品は、トライアル・ライセンス契約に基づき、30日間、インストールおよび評価できます。 ただし、30日間の評価期間後もいずれかの製品の使用を継続する場合、プログラム・ライセンスをご購入いただく必要があります。

11.2 オラクル社カスタマ・サポート・センターへのお問合せ

Oracle製品サポートをご購入いただいた場合、オラクル社カスタマ・サポート・センターに、年中無休で24時間いつでも、お問い合せいただけます。 Oracle製品サポートの購入方法、またはオラクル社カスタマ・サポート・センターへの連絡方法の詳細は、オラクル社カスタマ・サポート・センターのWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.co.jp/support/

11.3 製品マニュアルの入手方法

Oracle製品のマニュアルは、HTMLおよびAdobe社PDF形式で提供されており、入手方法がいくつかあります。

PDFドキュメントを表示するには、必要に応じて、Adobe社のWebサイトから、無料のAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください。

http://www.adobe.com/

12 その他の情報

12.1 クイック・リファレンス

リソース  連絡先/ Webサイト 

開発者向けのテクニカル・リソースにアクセスできます。 

http://otn.oracle.co.jp/ 

インストール・マニュアルにアクセスできます。 

http://otn.oracle.co.jp/tech/install/ 

サポート・サービスに関する情報にアクセスできます。 

http://www.oracle.co.jp/support/ 

日本オラクル技術営業の連絡先です。 

0120-155-096
(受付時間等の詳細は後述します。) 


注意:

ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。  


12.2 オラクル製品のインストールに関する情報

オラクル製品のインストールに関する情報およびマニュアルを提供しています。

次のURLを参照してください。ただし、個々の環境に依存する問題または検証が必要となるようなケースでは、サポート・サービス(有償)の契約が必要になりますのでご了承ください。

□ OTNインストール・センター

□ Oracle Technology Network掲示板

□ インストレーション・ガイド・ダウンロード

□ 製品FAQ検索

12.3 Oracle Technology Network Japan

OTN Japan は開発者に必要な技術リソースを提供する登録制、日本オラクル公式技術サイトです。OTN Japan に登録(無償)していただくと、技術資料、オンライン・マニュアル、ソフトウェア・ダウンロード、サンプル・コード、掲示板、ポイント・プログラム、オラクル関連書籍のディスカウント、OTN有償プログラムなど様々なサービスを受けることができます。

□ OTN Japan登録方法

□ 技術資料

□ ソフトウェア・ダウンロード

□ ドキュメント

□ サンプル・コード 

□ 掲示板

□ ポイント・プログラム

□ OTN有償プログラム

□ お薦めサービス「SQL構文検索サービス」

□ お薦めサービス「エラー・メッセージ検索(Oracle9i)」

□ お薦めサービス「TechBlastメールサービス」

12.4 OracleDirect

OracleDirectでは、電話とインターネットを通じて、製品ご購入前のオラクル製品に関するご質問をはじめとする、お客様からの様々なお問合せに対応いたします。

OracleDirectに関する詳細は、次のWebサイトを参照してください。

□ お問合せ先

また、OracleDirectにてお受けできるご質問内容は次のとおりとなりますので、ご連絡の前に確認をお願いいたします。

□ ご質問にお答えできる内容(概要)

12.5 サポート・サービス

オラクルではお客様のシステムの健康状態を維持するために、Oracle Support Servicesをご用意しています。オラクル製品の専門技術者が、様々な形でお客様の問題解決のお手伝いをいたします。

Oracle Support Servicesのサポート・サービス契約をお持ちのお客様は、次の技術サポートを受けられます。サポート・サービスには電話やインターネットによる技術サポートのほか、インターネット上での各種技術情報へのアクセス、ご契約済み製品のバージョンアップ用メディアの提供、Oracle Support NewsLetter(毎月)の提供などが含まれます。

□ 技術サポート

□ OiSC(Oracle internet Support Center)

□ KROWN

□ MetaLink

□ Oracle Support NewsLetter

□ お問合せ先

12.6 研修サービス

日本オラクルの研修サービスに関する詳しいお問合せは次までお願いいたします。研修サービスに関する詳細は、次のWebサイトでもご紹介しています。

□ お問合せ先

13 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program のWeb サイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

13.1 ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

13.2 外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。


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