この章では、Oracle Calendarのコンポーネント関連のリリース・ノートの問題が、次の項にまとめられています。
注意: このドキュメントは2005年9月24日に更新されました。 |
この項では、Oracle Calendar 10gリリース1(10.1.1)の管理機能の変更点について説明します。
この項では、Oracle Calendar 10gリリース1(10.1.1)の新機能について説明します。
自動ユーザー・プロビジョニング
Oracle Calendarへのユーザーのプロビジョニング方法を構成および制御します。
ユーザーのプロビジョニング解除
uniuser
ユーティリティを使用してユーザーをOracle Calendarからプロビジョニング解除します。
構成可能な自動ログ・ローテーション
Oracle Calendarログ・ファイルの自動ローテーションを構成します。
サービス・レジストリおよび検出
他のOracle Collaboration Suiteコンポーネントのサービス・レジストリおよび検出をサーバー起動時に自動的に行います。
Oracle Process Manager and Notification Serverの統合
Oracle Process Manager and Notification Serverを使用してOracle Calendarを停止および起動します。
Oracle Enterprise Managerの統合
Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendarを構成します。
Oracle Contacts
ユーザーは、Oracle Calendarクライアントや他のOracle Collaboration Suiteコンポーネントのクライアントから同じ連絡先にアクセスできます。
DoS攻撃に対する防御
DoS攻撃に対して警告を発し、防御できるようにOracle Calendarを構成します。
メモリー情報ユーティリティ
unimem
ユーティリティを使用して、メモリー使用量に関する情報を表示します。
ユーティリティ・パスワード・オプションの排除
SYSOPパスワードは、Oracle Calendar Serverユーティリティの実行後、要求された場合にのみ入力します。
Oracle Calendar 10gリリース1(10.1.1)の新機能の詳細は、『Oracle Calendar管理者ガイド』の第1章のリリース1の新機能に関する項を参照してください。
次の項では、Oracle Calendar Serverの既知の制限および回避策について説明します。
Oracle Calendar Serverのインストール時に、以前のOracle Calendar Serverのインストールで構成したインフラストラクチャ層を指定する場合は、新規インストールを開始する前にすべてのOracle Calendar Serverを実行しておく必要があります。
Oracle Calendar 9.0.3、9.0.4.1または9.0.4.2からOracle Calendar 10.1.1にアップグレードすると、SMSアラートが動作しなくなります。
回避策:
$ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.ini
ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
$ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.ini
ファイルを開きます。
ファイルの[NOTIFY]
セクションを探します。このセクションで、次の構成パラメータを例に示すようにTRUE
に設定します。
alert_sms_auto = TRUE alert_url_auto = TRUE
Oracle Calendar Serverを再起動します。Oracle Calendar Serverの再起動の詳細は、『Oracle Calendar管理者ガイド』の第5章のCalendar Serverの起動および停止に関する項を参照してください。
10gリリース1(10.1.1)のOracle Calendar Serverでは、Kerberos 4またはKerberos 5認証用のACEプラグインであるaut_sasl
の使用はサポートされなくなりました。
回避策:
Kerberos 5は、認証用のaut_gssapi
ACEプラグインとともに使用します。Oracle Calendar ServerをKerberos 5認証用に構成する方法の詳細は、『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』の第2章のOracle CalendarでのKerberos 5認証に関する項を参照してください。
Oracle WorkspacesでのCalendar関連の問題については、11.2「Oracle Workspacesの既知の制限および回避策」を参照してください。
Oracle Calendarのワイヤレス・アラームは、アプリケーション層の$ORACLE_HOME/ocal/etc/reminder
ディレクトリからは構成できなくなりました。Oracle Calendarのワイヤレス・アラームは、現在Oracle Mobile Collaborationから構成できます。
Oracle Calendarのワイヤレス・アラームの構成の詳細は、『Oracle Mobile Collaboration管理者ガイド』の第2章の通知用メッセージング・サーバーの構成に関する項を参照してください。
Oracle Calendar Server 10gリリース1をアップグレードし、ユーザーのアドレス帳が共通アドレス帳に移行されると、アドレス帳のエントリの一部が重複することがあります。これは、Oracle Collaboration Suiteのデプロイにのみ当てはまります。
Oracle Calendarアドレス帳を共通アドレス帳と一致させるとき、Oracle Calendar Serverでは、Oracle Calendarアドレス帳と共通アドレス帳の両方で、姓と名に基づいて既存の連絡先を問い合せます。一致するものが見つかると、両方のアドレス帳のエントリにある属性が比較されます。すべての属性値が等しい場合、Oracle Calendar Serverにより2つのエントリはマージされます。逆に属性値が異なる場合、データ損失を防ぐために、新規の連絡先が作成され、その結果、重複するエントリが作成されます。
注意: アップグレード後、Oracle Calendarのアドレス帳が共通アドレス帳に移行されるのは一度のみです。したがって、アドレス帳の移行によるエントリの重複は、一度しか発生しません。 |
共通アドレス帳の詳細は、『Oracle Calendar管理者ガイド』の第6章の共通アドレス帳(CAB)に関する項を参照してください。
次の表に、Oracle Calendar Serverの既知の問題を示します。
表4-1 Oracle Calendar Serverの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
|
|
4474970 |
Oracle Workspaces Webクライアントの使用時に、Oracle Calendar Serverノード間でユーザーを移動した後、既存の会議を更新しようとすると、「カレンダ操作{CAPI_STAT_DATA_ICAL_NOTANATTENDEE}の実行中に例外が発生しました。」というエラーが表示されます。変更は行われますが、そのユーザーが宛先ノードに移動される前に作成した会議を変更するたびにエラー・メッセージが表示され続けます。 |
なし。 |
4460500 |
unimvuserユーティリティを使用してイベント所有者をノード間で移動すると、Oracle Connector for Outlookで作成した定期的なイベントの例外の変更済テキスト詳細が、一連の繰返しのテキスト詳細で上書きされます。 |
ユーザーを別のOracle Calendar Serverノードに移動する前に、Oracle Connector for Outlookで、ローカル・デスクトップにある変更済の例外のテキスト詳細を保存します。 |
4435117 |
ORACLE_HOME環境変数のパスが122文字(UNIX)または74文字(Windows)より長い場合、Oracle Calendar Serverが起動しないことがあります。 |
$ORACLE _HOME環境変数で表されるパスを、UNIXでは122文字以下、Windowsでは74文字以下にすることをお薦めします。 |
4260717 |
次の表に、Oracle Calendar Serverのグローバリゼーション関連の問題を示します。
表4-2 Oracle Calendar Serverのグローバリゼーション関連の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Calendarの通知に多数言語のデータが間違って表示されます。 |
次のパラメータを mimecontentcharset_force = UTF-8 |
3127410、3598093、4297334、4323889 |
Oracle Connector for Outlookを使用してWeb会議が作成されたとき、件名がシングルバイト文字が75文字より長い場合、Oracle Web Conferencingの通知には、崩れたテキストが含まれることがあります。 |
なし。 |
4084521 |
Oracle Calendar Administratorでは、英語のみがサポートされています。
(これ以上このアプリケーションについてのリリース・ノート情報はありません。)
次の項では、Oracle Calendar SDKのリリース・ノート情報について説明します。
この項では、Oracle Calendar SDKの新機能について説明します。
ATTACHプロパティがサポートされるようになりました。
次の構成設定が追加されるか、使用可能になりました。
apitime
connect_on_startup
host
log_debug
log_filename
log_modulenames
log_state
log_trace
min_caldomain
min_masternode
min_sysop
min_user
server
tmpDirectoryPath
vCard CLASSプロパティがサポートされるようになりました。
CSDK_FLAG_FETCH_RESOURCES_WITHOUT_ADDRESSESフラグおよびCSDK_FLAG_FETCH_USERS_WITHOUT_ADDRESSESフラグが、イベントのフェッチ用に追加されました。
リモート代理がサポートされるようになりました。
次の明示的な終了メソッドがOracle Calendar SDK Java APIに追加され、アプリケーションでSession、RequestResult、HandleおよびQueryの各クラスのインスタンスにより保持されるネイティブ・リソースを破棄できるようになりました。これらのクラスのファイナライザがすぐに実行されるという保証がないからです。
次のメソッドが、リリース2(9.0.4)のみならず、このリリースのOracle Calendar SDKにも追加されました。
Session.dispose()
RequestResult.dispose()
Handle.dispose()
Query.dispose()
次の項は、Java Oracle Calendar SDK readmeファイルの更新バージョンです(バグ番号4542237)。
このディレクトリには、Java Oracle Calendar SDKの使用方法を説明するいくつかのデモ・プログラムが含まれています。
JNI関数で必要な動的ライブラリは、JVMで使用可能であることが必要です。SolarisおよびLinuxでは、これはLD_LIBRARY_PATH
環境変数を設定することを意味します。Windowsでは、DLLがjava.library.pathシステム・プロパティにあることを確認します。
Cygwin環境のWindowsの場合、クラスパスは一対の引用符("")で囲み、コロン(:)ではなく、セミコロン(;)で区切る必要があります。次に示すのはこの書式の例です。
java -classpath "$ORACLE_HOME\jlib\csdk.jar;."
HP-UXでは、共有ライブラリを持つSHLIB_PATH
を設定します。
次に示すのは、HP-UXでCシェルの環境変数LD_LIBRARY_PATHを設定する例です。
setenv LD_LIBRARY_PATH $ORACLE_HOME/lib/::$ORACLE_HOME/ocal/lib/ setenv SHLIB_PATH $ORACLE_HOME/lib32/:$ORACLE_HOME/ocal/lib/
これらのデモ・プログラムのテストには、Javaバージョン1.4.2が使用されました。それより前のバージョンはサポートされていません。
CSDKCalendar.java
この対話型のデモ・プログラムにより、Oracle Calendar SDK機能の大部分が使用できます。
次の指示には、$ORACLE_HOMEが設定されている必要があります。
コンパイルの指示:
javac -classpath $ORACLE_HOME/ocal/jlib/csdk.jar:. CSDKCalendar.java
実行の指示:
java -classpath $ORACLE_HOME/ocal/jlib/csdk.jar:. CSDKCalendar -h hostname:port -u user -p password
calendar.java
この小さなJavaプログラムは、ユーザーの毎日の予定表をiCalendar書式で出力します。
次の指示には、$ORACLE_HOMEが設定されている必要があります。
コンパイルの指示:
javac -classpath $ORACLE_HOME/ocal/jlib/csdk.jar:. calendar.java
実行の指示:
java -classpath $ORACLE_HOME/ocal/jlib/csdk.jar:. calendar
CSDKDemo.java
このデモは、Oracle Calendar SDKでのオブジェクト指向のラッピング方法です。
src/oracledemo/CSDKDemo.java
ファイルは、antを実行する前に、ホスト、ユーザーおよびその他の関連情報で編集する必要があります。これは、antバージョンApache 1.6.1でテストされました。それより前のバージョンはサポートされていません。
コンパイルおよび実行の指示:
ant
この項では、リリース・ノートのOracle Calendarアプリケーション・システムとそのコンポーネント関連の問題がまとめられています。
次の項では、Oracle Calendarアプリケーション・システムのすべてのコンポーネントに共通のリリース・ノート情報について説明します。
次の表に、Oracle Calendarアプリケーション・システム全体に共通の既知の問題を示します。
表4-4 Oracle Calendarアプリケーション・システムの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Calendarアプリケーション・システムを停止、起動または再起動すると、そのステータスがOracle Enterprise Managerで更新されるまでに3分から5分かかります。 |
Oracle Enterprise Managerに最新情報が反映されていないように思われる場合は、コマンドラインを使用して、Oracle Calendarアプリケーション・システムのステータスを確認してください。 |
4347435 |
すべてのコンポーネントと同様に、Oracle Calendar ServerとOracle Calendarアプリケーション・システムは、構成することを選択しなくても、インストール時に$ORACLE_HOMEにコピーされます。その後、Oracle Calendar Serverが構成されていないシステム上で、Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendarアプリケーション・システム・コンポーネントを構成した場合、操作はエラーなしで完了し、Oracle Calendarアプリケーション・システムが起動されます。ただし、ユーザーはこのインスタンスにログオンできず、Oracle Calendarアプリケーション・システムはOracle Calendar Serverに接続できません。 |
Oracle Calendar Serverグループ・コンフィギュレーション・アシスタントを使用して、問題を修正します。コンフィギュレーション・アシスタントを実行する前に、システムに応じて環境変数を設定します。 Solarisの場合:
Linuxの場合:
HP-UXの場合:
システムに応じて環境変数を設定した後、次のコマンドを1行に入力します。 $ORACLE_HOME/jdk/bin/java -classpath $ORACLE_HOME/ocal/jlib/ocal_clnt.jar: |
4466400 |
次の項では、Oracle Calendar Webクライアントのリリース・ノート情報について説明します。
検索
検索機能が改善されました。また、新しい拡張検索機能を使用すると、より正確かつ厳密な検索が可能になります。
プリファレンス
より多くの詳細が予定表ビューに表示されます。また、印刷および表示の詳細レベルをカスタマイズできます。
「プリファレンス」で、エントリを詳細な表形式で出力する印刷設定が行えるようになりました。
「プリファレンス」で、デフォルトのカレンダ・ビューを選択できるようになりました。
「プリファレンス」で、タスクのデフォルト開始時間および終了予定時間を設定できます。
スケジューリング
スケジューラに様々な改善が加えられています。ツールチップが改善されました。スケジューラ・グリッドに最新のリソース検索結果を自動的に挿入できるようになりました。ユーザーおよびリソースの名前をクリックすると、詳細情報を表示できます。時間帯をクリックすると、その時間帯のエントリを表示できます。
アイコンをクリックすると、エントリの詳細の表示やイベントの返信ステータスの変更ができるようになりました。
「リスト表示(日)」および「時間割表示(日)」は、日表示の「リスト・モード」および「プランナ・モード」という名称に変わりました。「リスト表示(週)」および「時間割表示(週)」の名称も同様に変わりました。
日付制御バーに今日の日付へのリンクが組み込まれました。
複数日にわたる終日イベントおよびメモを作成できます。
注意: この機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
リソースを予約する際、会議の「場所」フィールドにリソース名を自動的に入力できます。
インスタンスごとの機能
エントリ内、または繰返しエントリの選択したインスタンス内に、個人メモ(自分または代理のみが参照できる情報)を作成できます。
繰返しイベントのインスタンスにファイルを添付できます。
注意: これらの機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
次の表に、Oracle Calendar Webクライアントの既知の問題を示します。
表4-5 Oracle Calendar Webクライアントの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Netscape 7.1およびMozilla 1.6では、添付ファイルを右クリックしてディスクに保存することはできません。 |
添付ファイルを左クリックし、直接開きます。 |
3793972 |
添付ファイルの削除を選択した後、「取消」をクリックしても、添付ファイルは削除されます。 |
なし。 |
4475371 |
標準の会議をWeb会議に変更すると、エラーが発生することがあります。特に、変更したのが外部参加者のいる会議であり、管理者がWeb会議に外部ユーザーを招待できないようにしている場合は、エラーが発生します。 |
会議から外部参加者を削除し、会議を更新します。その後、Web会議になるよう会議を変更します。 |
4406210 |
イベントの個人情報(アラームや個人メモなど)を変更すると、電子メール通知がイベントの全参加者に送信されることがあります。(これらの通知には、個人情報は含まれません。) |
「プリファレンス」の「電子メールを参加者に送信」の下にある「エントリの編集時」オプションを選択解除します。 |
4378484 |
12時間制(午前/午後)の時間形式を使用している場合、スケジューラで会議の開始時間として午前12:30を選択できないことがあります。 |
24時間制の時間形式を使用します。 |
4334695 |
次の表に、Oracle Calendar Webクライアントのグローバリゼーション関連の問題を示します。
次の項では、Oracle Calendar Webサービスのリリース・ノート情報について説明します。
この項では、Oracle Calendar Webサービスの新機能について説明します。
プロキシ認証が完全に文書化されました。
Summary SOAP操作が追加されました。
Search SOAP操作にUltra Search機能が追加されました。
Search SOAP操作に次のオプション・プロパティが追加されました。
x-oracle-limitattendees
x-oracle-overlap
CalendarデータのXMLデータ形式にOracle Real-Time CollaborationのxCalプロパティが追加されました。たとえば、Web会議を作成できるようになりました。
テスト・ツールが次のように拡張されました。
構成XMLファイルから特定のテストを無効にできます。
対話型テストおよびWeb会議テストを有効にするオプションが追加されました。
ユーザー・インタフェースが改善されました。
追加のモジュールおよびエラー・コードが加わりました。
次の項では、Oracle Mobile Data Syncのリリース・ノート情報について説明します。
この項では、Oracle Mobile Data Syncの新機能について説明します。
新しいデバイス認証
Nokia 6020、6021、6260、6822、7260、7610、9300
Siemens C65、CX65、S65、S66、SX1
Sony Ericsson K700i、K750i、S700i、Z600
インスタンスごとの詳細および個人メモのサポート
Oracle Mobile Data Syncに、インスタンスごとの会議詳細を追加できる機能が加わりました。定期的な会議を作成する際、会議の予定表などの詳細をインスタンスごとにカスタマイズできます。また、自分が所有していない会議に個人メモを追加できます。追加した個人メモは、次回Oracle Calendar Serverと同期化したときにも、自分のデバイスに保持されます。
複数日にわたるイベントを複数のOracle Calendarクライアントに一貫して表示
Oracle Connector for Outlookでスケジュールされた複数日にわたるイベントが、すべてのOracle Calendarクライアントに正しく表示されるようになりました。したがって、参加者の予定表の時間がイベントでふさがっているように見えることはありません。この機能はデバイスの機能に基づいたものですので注意してください。
新しい認証方法
以前のバージョンのOracle Mobile Data Sync(旧Oracle Sync Server)では、ユーザーの認証にSingle Sign-Onパスワードが使用されていました。Oracle Mobile Data Syncのリリース10.1.1では、Oracle Mobile Collaborationのワイヤレスの数値PINを使用した認証がサポートされています。ユーザーは、Oracle Mobile Collaborationの「ワイヤレス: プリファレンス」ページでこのPINを作成できます。
Oracle Collaboration Suite 10gリリース1(10.1.1)へのアップグレード時、Single Sign-On認証は有効なままです。新しいOracle Collaboration Suite 10gリリース1(10.1.1)インストールでは、デフォルトでPIN認証が使用されます。管理者は、Oracle Calendar Serverのunison.ini
ファイルのsyncml_authcredlabel
パラメータを編集することで、2つの認証方法を切り替えできます。syncml_authcredlabel
パラメータの詳細は、『Oracle Calendarリファレンス・マニュアル』のサーバーの動作の制御に関する項を参照してください。
注意: (Oracle Calendarアプリケーション・システムの一部としての)スタンドアロン・インストールのOracle Mobile Data Syncでは、PIN認証を使用しません。ユーザーは、Oracle Calendar Serverのパスワードを使用してサインインする必要があります。 |
次の表にOracle Mobile Data Syncの既知の問題を示します。
表4-8 Oracle Mobile Data Syncの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
すべてのデバイス すべてのデバイスで、タイムゾーンがUTCに対してプラスの場合(たとえば、オーストラリアのシドニーのタイムゾーンは、7月中はUTC + 10時間)、定期的な終日イベントは重複することがあります。 |
なし。 |
4376222 |
すべてのデバイス すべてのデバイスで、タスクになんらかの変更を加えてから同期化すると、サーバーの完了率が0にリセットされることがあります。 |
なし。 |
4447063 |
すべてのデバイス すべてのデバイスで、間違ったパスワードを使用して同期化しようとすると、エラーが発生し、アカウントがロックされることがあります。 |
なし。 |
4473869 |
Blackberry Calendar Administratorで作成した休日はBlackberryデバイスと同期化されません。 |
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントを使用して休日を作成します。 |
4463213 |
Blackberry
|
|
4460983 |
Blackberry Blackberryデバイスで作成されたイベントは、Oracle Calendarクライアントを使用して変更し、デバイスを使用すると、重複することがあります。 |
なし。 |
4417008 |
Nokia 6021 Nokia 6021デバイスでは、同期化に時間がかかるために、名、ミドル・ネームおよび姓からなる連絡先が重複します。重複した連絡先の姓は、元の連絡先のミドル・ネームと姓を組み合せたものです。 |
Nokia 6021デバイスでは、姓と名のみを使用します。 |
4453077 |
Nokia 40シリーズ(6020、6021、6800、6810、6820、7250、7260、7650) 定期的なイベントのインスタンスがNokia 40シリーズのデバイスで変更されると、インスタンスのステータスが同期後に「仮予約」に変わります。 |
なし。 |
4463694 |
Nokia 9300 定期的なイベントのインスタンスをサーバーから削除したとき、Nokia 9300デバイスでは同期後にその一部がまだ表示されています。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4325073 |
Nokia 9300 Nokia 9300デバイスでは、連絡先がサーバーで変更され、デバイスに対して同期化された場合、デバイスで重複した電子メール・アドレスが作成されます。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4340937 |
Palm Palmデバイスでは、同期化に時間がかかるために、24時間会議が重複します。 |
なし。 |
4316054 |
Palm Treo650などの最近のPalmデバイスでは「場所」フィールドをサポートしていますが、Palm用のSynthesis同期クライアントはサポートしていません。 |
なし。 |
4438224 |
Pocket PC 連絡先WebサイトのURLはPocket PCデバイスからサーバーに対して同期化されません。 |
なし。 |
4425611 |
Pocket PC 2002 Synthesis SyncML Clientのバージョン2.1を使用するPocket PC 2002デバイスでは、同期化を試みると、Synthesisクライアントが応答しなくなることがあります。これはSynthesisの問題です。 |
Synthesis SyncML Clientのバージョン2.5を使用します。これが不可能な場合は、手動でインターネットに接続し(たとえば、GPRSを使用)、もう一度同期化を試みます。同期化は成功します。 |
4338100 |
Siemens C65 Siemens C65デバイスでは、イベント・アラームの発行後に同期化を行うと、そのイベントはUTC時間に対して重複します。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4379151 |
Siemens C65およびS65 Siemens C65およびS65デバイスでは、終日イベントの同期化はサポートされていません。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4332441、4332428、4332497 |
Sony Ericsson S700i Sony Ericsson S700iデバイスでは、タスクの終了予定日がサーバーに対して同期化されません。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4345002 |
次の項では、Oracle Connector for Outlookのリリース・ノート情報について説明します。
インストール
24の言語でインストーラを実行できます。
インストール後に言語を追加できます。
PRFファイルを使用して、インストール後にプロファイルを追加作成できます。
インストールおよび構成の手順が簡略化されました。
より高度なシステム権限でインストールできます。
修復ウィザードを使用してインストールを修復できます。
構成およびデプロイ
プロファイル作成ウィザード。
PRFファイル作成ウィザード。
Oracle Connector構成ウィザードでPRFファイルを使用してプロファイル構成を迅速化するオプション。
ローミング・プロファイルのサポート。
Citrix認証。
IMAPネームスペース接頭辞。
IMAPフォルダ・マッピング。
トラブルシューティング
オラクル社カスタマ・サポート・センターに送信可能なログ・ファイルおよびレポートを生成できます。
クライアントUIを介してロギング・パラメータおよびログ・レベルを構成します。
機能
グローバル・アドレス一覧(GAL)における配信リストの参照をサポートします。
DLのメンバーシップを表示できます。
ユーザー、リソースおよび配信リストの名前解決が改善されました。
ユーザー・プロパティ・ページを使用して組織の階層をナビゲートできます。
リソース・プロパティ・ページに追加情報が表示されます。
GALの容量を64K超に増やすことができます。
複数日にわたる終日イベントをサポートします。
イベントのインスタンスごとの詳細および個人メモをサポートします。
定期的なWeb会議に関する通知が簡素化されました。
サーバー側ルールをインポートおよびエクスポートできます。
Outlook 2000および2002でメッセージ・グループ(Microsoft Outlookのグループ化機能)を使用できます(これまで使用できたのはOutlook 2003ユーザーのみでした)。
連絡先を共有できます。
すべてのOutlookデータ・タイプ(カレンダ、タスク、電子メール・メッセージ、連絡先など)のOutlookデータ・フォルダを任意のIMAPフォルダ内に作成し、共有できます。
ナビゲーション・ペインで所有者別にグループ化された新しい共有フォルダ・リストにより、別のユーザーのフォルダを簡単に開けるようになりました。
連絡先から短縮ダイヤル・リストを作成できます。
連絡先に写真を追加できます。*
カレンダを並べて表示できます。*
電子メール送信時にOracle Connector for Outlook以外のサービス・プロバイダを選択できます。
注意: *これらの機能はOutlook 2003でのみ使用可能です。 |
パフォーマンスの最適化
サイズの大きな電子メールを送信する際のUIの応答速度が改善されました。
GALによるRAM使用量が減少しました。
GALのダウンロードを取り消すことができます。
IMAPトラフィックが最適化されました。
この項では、Oracle Connector for Outlookの既知の制限および回避策について説明します。
GAL DLメンバーは、Oracle Calendar Serverアカウントを持っている場合にのみ表示されます。
Oracle Calendar Appointmentフォームの「出席者の予定」タブ、または「メッセージ受信者」リストでGAL DLを拡張できません。DLのメンバーのリストを表示するには、DLを選択し、「プロパティ」をクリックします。DLを会議に招待することもできます。会議をスケジュールした後、連絡先に追加可能な個々のメンバーを表示できます。
複数のGALエントリに同じ電子メール・アドレスを割り当てると、会議をスケジューリングしたときに予期しない結果になることがあります。各GALエントリの電子メール・アドレスが一意であることを確認してください。
すべてのOutlookデータ・タイプ(カレンダ、タスク、電子メール・メッセージ、連絡先など)のOutlookデータ・フォルダを任意のIMAPフォルダ内に作成し、共有するための記憶域が追加されました。この機能を使用するためには、Oracle Collaboration Suite 10g Connector for OutlookをOracle Collaboration Suite 10gメール・サーバーに接続する必要があります。
次のような制限があります。
作成したデータ・フォルダに電子メール・メッセージとして格納されている会議に対して、Web会議はサポートされません。
これらのOutlookデータ・フォルダに作成された会議出席依頼は、Oracle Calendar Serverでは追跡されません。Outlookのデフォルトの「予定表」フォルダで、外部参加者のステータスを手動で追跡できます。受信者は電子メール・メッセージでのみ通知され、Outlookの会議出席依頼は受信しません。
IMAPベースのOutlookデータ・フォルダに格納された時間指定イベントを終日イベントに、終日イベントを時間指定イベントに変換できます。これは、Outlookのデフォルトの「予定表」フォルダの場合と異なります。デフォルトの「予定表」フォルダではこのような変換はできません。
デフォルトの「予定表」フォルダの場合とは異なり、ユーザーを必須参加者または任意参加者として会議に招待できます。Outlookデータ・フォルダはOracle Calendar Server上にないため、参加者のステータス設定が保存されます。ただし、「返信状況」設定を手動で変更しないかぎり、参加者の返信は追跡できません。
Outlookデータ・タイプにかかわらず、連絡先へのリンクはOutlookデータ・フォルダに保存されません。連絡先名のみが表示されます。
Outlookデータ・タイプにかかわらず、別のDLへのDLの挿入はOutlookデータ・フォルダではサポートされません。
次の表に、Oracle Connector for Outlookの既知の問題を示します。
表4-9 Oracle Connector for Outlookの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Connector for OutlookをMicrosoft Outlook 2000とともに使用して「予定表」フォルダ内の項目を検索しようとした場合、検索条件の入力後に得られる結果は正しくありません。テキスト文字列に一致する会議だけではなく、すべての会議が表示されます。 |
検索条件に対して正しい結果を得るには、「検索」ではなく「高度な検索」をクリックします。 |
4422517 |
「応答メッセージ」リストのボイスメール・オプションに「拡張不在」がありません。 |
なし。 |
4459861 |
Oracle Connector for Outlookでボイスメールの「応答メッセージ」オプションを選択したときに、このタイプの応答メッセージが記録されていなかった場合は、予期しないエラーが発生します。 |
「ボイスメール・オプション」で選択した「応答メッセージ」オプションに、対応する記録済の応答メッセージがあることを確認してください。 |
4332433 |
Oracle Connector for OutlookをMicrosoft Outlook 2003とともに使用する場合、「迷惑メール」フォルダに関連した一部の機能が働きません。 |
なし。 |
3274595 |
特定のシナリオでは、GALダウンロードを取り消すとGALが部分的にダウンロードされ、一部のエントリが欠落する結果になります。 |
GALダウンロードを取り消すと、同期化が中断されるため、部分的にダウンロードされたGALの一部のエントリが欠落するのは自然なことです。 |
4311524 |
Oracle WebMailの「住所2」フィールドは、Oracle Connector for Outlookの連絡先の「住所」フィールドと同期化されません。 |
このフィールドが同期化されないのは、Oracle Connector for Outlookの連絡先に対応する「住所2」フィールドがないためです。 |
4475047 |
異なるタイムゾーンで作成された休日を承認すると、エラーが表示されます。 |
なし。 |
4486544 |
Oracle Connector for Outlookを使用し、別のユーザーの編集者として、他のユーザーにかわって会議に個人メモを追加し、予定表をリフレッシュすると、一定の条件の下で、会議が予定表のビューから消えることがあります。 |
Oracle Connector for Outlookからログアウトし、再びログインします。ユーザーのフォルダを編集者として開きます。予定表に会議が表示されるようになります。 |
4300760 |
この項には、次のOracle Calendarデスクトップ・クライアントに関連したリリース・ノートの問題がまとめられています。
次のトピックではOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxのリリース・ノート情報について説明します。
スケジューリング
Oracle Web会議をスケジュールできます。
外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。
参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。
複数日にわたるメモおよび終日イベントをサポートします。*
注意: *この機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
検索
予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。
予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。
インスタンスごとの機能
予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*
予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*
注意: *これらの機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
オフライン機能
Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。
オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。
プリファレンス
電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。
起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。
エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。
エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。
デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。
参加者の状態を印刷できます。
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxでは、英語のみがサポートされています。
次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの既知の問題を示します。
表4-11 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされません。
|
なし。 |
4452943 |
「Start date」、「Due date」または「Completion date」が指定されていないタスクは、iCalendarファイルにエクスポートされません。 |
なし。 |
4345096 |
「<Entry>」ダイアログ・ボックスのサイズを変更すると、アプリケーションが突然終了します。これは断続的に発生します。 |
なし。 |
4222318 |
オフラインGALファイルの現在の場所は変更できません。ファイルは新しい場所にはコピーされず、同じディレクトリに残ります。 |
なし。 |
4301703 |
イベント・カレンダとしてログインされているときにグループを作成しようとすると、モジュール・エラーが発生します。 |
なし。 |
4460415 |
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域がないのに、「Installation completed」というメッセージがまだ表示されます。 |
システム要件をチェックし、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域があることを確認します。 |
4081802 |
Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルで[LIMITS]メール・パラメータがFALSEに設定されていても、「<Entry>」ダイアログ・ボックスの「Reminders」タブに「Email」チェック・ボックスが表示されます。 |
なし。 |
4030578 |
「<Entry>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。 |
なし。 |
4189176 |
ディレクトリ検索の実行中に、アドレス帳の連絡先の名前が解決されません。 |
なし。 |
3883421 |
イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。 |
なし。 |
3406309 |
受信トレイに表示されるスクロール・バーがマウスと連動しません。 |
なし。 |
4311927 |
次の項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshのリリース・ノート情報について説明します。
スケジューリング
Oracle Web会議をスケジュールできます。
外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。
参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。
複数日にわたるメモおよび終日イベントをサポートします。*
注意: *この機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
検索
予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。
予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。
インスタンスごとの機能
予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*
予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*
注意: *これらの機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
オフライン機能
Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。
オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。
プリファレンス
電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。
起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。
エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。
エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。
デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。
参加者の状態を印刷できます。
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshでは、英語のみがサポートされています。
次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの既知の問題を示します。
表4-12 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされません。
|
なし。 |
4452944 |
新規エントリのポップアップ通知が機能しません。 |
なし。 |
2872763 |
「Password」フィールドにユーロ記号を含め、別のプラットフォームを使用してOracle Calendarデスクトップ・クライアントにサインインを試みると、エラー・メッセージが表示されます。 |
なし。 |
2871974 |
長時間バックグラウンドで実行されているアプリケーションを終了すると、予期しない動作が発生することがあります。 |
なし。 |
3024063 |
イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。 |
なし。 |
3406309 |
内部および外部の参加者をコピーし、エントリに貼り付けると、「Details」タブで参加者全員がリストに表示される必要があるときに、内部参加者のみが表示されます。 |
なし。 |
3936388 |
オフラインGALファイルの現在の場所は変更できません。ファイルは新しい場所にはコピーされず、同じディレクトリに残ります。 |
なし。 |
4301701 |
「<Entry>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。 |
なし。 |
4189177 |
一部のインスタンスから添付ファイルを削除しても、エントリのすべてのインスタンスに添付ファイルが添付されたままになります。これは、エントリの作成時にのみ発生します。 |
エントリを編集中の場合は、1つ以上のインスタンスから添付ファイルを削除できます。 |
4429685 |
アドレス帳のカテゴリが正しく機能しません。 |
なし。 |
2830426 |
次の項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisのリリース・ノート情報について説明します。
スケジューリング
Oracle Web会議をスケジュールできます。
外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。
参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。
複数日にわたるメモおよびイベントをサポートします。*
注意: *この機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
検索
予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。
予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。
インスタンスごとの機能
予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*
予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*
注意: *これらの機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
オフライン機能
Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。
オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。
プリファレンス
電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。
起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。
エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。
エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。
デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。
参加者の状態を印刷できます。
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisでは、英語のみがサポートされています。
次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの既知の問題を示します。
表4-13 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされません。
|
なし。 |
4452943 |
「Start date」、「Due date」または「Completion date」が指定されていないタスクは、iCalendarファイルにエクスポートされません。 |
なし。 |
4345096 |
オフラインGALファイルの現在の場所は変更できません。ファイルは新しい場所にはコピーされず、同じディレクトリに残ります。 |
なし。 |
4301703 |
イベント・カレンダとしてログインされているときにグループを作成しようとすると、モジュール・エラーが発生します。 |
なし。 |
4460415 |
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域がないのに、「Installation completed」というメッセージがまだ表示されます。 |
システム要件をチェックし、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域があることを確認します。 |
4081802 |
Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルで[LIMITS]メール・パラメータがFALSEに設定されていても、「<Entry>」ダイアログ・ボックスの「Reminders」タブに「Email」チェック・ボックスが表示されます。 |
なし。 |
4030578 |
「<Entry>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。 |
なし。 |
4189176 |
ディレクトリ検索の実行中に、アドレス帳の連絡先の名前が解決されません。 |
なし。 |
3883421 |
イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。 |
なし。 |
3406309 |
次の項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsのリリース・ノート情報について説明します。
スケジューリング
Oracle Web会議をスケジュールし、参加できます。
外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。
参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。
参加者またはアドレス帳の連絡先にインスタント・メッセージを送信できます。
複数日にわたるメモおよびイベントをサポートします。*
個人アドレス帳を使用するかどうかを「オプション」ダイアログ・ボックスで選択できます。
注意: *この機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
検索
予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。
予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。
インスタンスごとの機能
予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*
予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*
注意: *これらの機能は、Oracle Calendar Severのリリース10.1.1でのみ使用可能です。 |
オフライン機能
Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。
オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。
プリファレンス
電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。
起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。
エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。
エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。
デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。
参加者の状態を印刷できます。
この項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の制限および回避策について説明します。
アップグレード
旧リリースのOracle Calendarデスクトップ・クライアントからのアップグレードは、元のプロファイル(つまり、当初アプリケーションをインストールしたユーザー)を使用して行う必要があります。インストール内容を正しくアップグレードするために、元のアカウントを使用してアップグレードしてください。元のアカウントを使用してアップグレードしない場合は、元のアカウントを使用してOracle Calendarデスクトップ・クライアントをアンインストールしてから再インストールする必要があります。
言語サポート
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsでは、英語、フランス語、ドイツ語および日本語のみがサポートされています。
次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の問題を示します。
表4-14 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
予定表のサイズによっては、初回のダウンロードに時間がかかることがあります。 |
なし。 |
4429644 |
次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされません。
|
なし。 |
4447725 |
Macintosh上のiCalアプリケーションで生成された一部の.icsファイルは、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにはインポートできません。 |
なし。 |
3608386 |
オフライン作業中は個人メモが予定表ビューに表示されません。 |
なし。 |
4459972 |
Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルで[LIMITS]メール・パラメータがFALSEに設定されていても、「<エントリ>」ダイアログ・ボックスの「アラーム」タブに「電子メール」チェック・ボックスが表示されます。 |
なし。 |
4030583 |
「<エントリ>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。 |
なし。 |
4189175 |
異なるタイムゾーンで作成されたiCalendarファイルをインポートしたときに、サーバーにまだ存在する休日がそのファイルに含まれている場合は、予期しないサーバー・エラーが発生します。 |
なし。 |
4191756 |
オフライン作業中に、複数日にわたる終日イベントを含むiCalendarファイルをエクスポートし、同じ.icsファイルをインポートすると、エントリが重複します。 |
なし。 |
4219372 |
次の方法でデータを転送しようとすると、パラメータが正しくないというエラーが発生します。
|
なし。 |
4392879 |
タイムゾーンの変更後に既存のエントリから電子メールを送信すると、「メール・メッセージ」ダイアログ・ボックスのメッセージ・テキストに、間違った日付が表示されることがあります。 |
なし。 |
4421639 |
一部のインスタンスから添付ファイルを削除しても、エントリのすべてのインスタンスに添付ファイルが添付されたままになります。これは、エントリの作成時にのみ発生します。 |
エントリを編集中の場合は、1つ以上のインスタンスから添付ファイルを削除できます。 |
4429704 |
「開始日」、「終了予定日」または「完了日」が指定されていないタスクは、iCalendarファイルにエクスポートされません。 |
なし。 |
4446768 |
「ファイル」メニューの印刷選択オプションが、「アドレス帳」ビューで機能しません。 |
「アドレス帳」ビューで連絡先を選択して右クリックし、印刷選択を選択します。 |
4452882 |
オフラインでの作業中に、タスクをインポートできません。 |
なし。 |
4390609 |
イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。 |
なし。 |
3406309 |
この項には、次のOracle Calendar Syncクライアント関連のリリース・ノートの問題がまとめられています。
次の項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのリリース・ノート情報について説明します。
このリリースのOracle Calendar Sync for Palm for Macintoshには新機能はありません。
この項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の制限および回避策について説明します。
モバイル機器を1台のコンピュータとのみ同期化することをお薦めします。複数のコンピュータとモバイル機器を同期化すると、予期しない結果が生じる可能性があります。
アドレス帳を同期化する場合は、オフライン・ファイルをダウンロードする必要があります。同期化の前に一度Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにサインインし、指示に従いオフライン・ファイルをダウンロードします。
同期化を実行する前に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにサインインしていないことを確認します。
Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの使用を開始する前に、Palmデバイスが正しい日付に設定されていることを確認します。日付が間違っていると、同期化の実行時に予期しない結果が生じます。
次の表に、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の問題を示します。
表4-15 Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
アドレス帳の連絡先が、次のデバイスと正しく同期化されません。
|
Zire 72と同期化する場合、ローカル・ファイルに連絡先をダウンロードする必要があります。Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshでは、次のようにします。
Treo 600と同期化する場合、オフライン・ファイルの場所を変更する必要があります。
|
4349811 |
Palmデバイスの繰返しエントリを同期化できません。 |
Oracle Calendar Serverでは、繰返しエントリを同期化できます。 |
なし |
「ハンドヘルドによるMacintoshの上書き」機能は使用できません。 |
なし。 |
なし |
Palmデバイスで時間指定のイベントを時間指定のないイベントに変更した(またはその逆の)場合、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにはその変更は表示されません。 |
なし。 |
なし |
Oracle Calendar Sync for Palmで完全にサポートされるのは、英語の同期化のみです。 |
なし。 |
なし |
Oracle Calendar Sync for Palmには、重複名で考えられる一致のリストは表示されません。 |
この問題を回避するには、組織単位など、できるだけ一意のユーザー情報を入力します。 |
なし |
Palmデバイスで様々なタイムゾーンがサポートされていない場合、Palmデバイスとデスクトップ・クライアントのタイムゾーンを一致させる必要があります。 |
Palmデバイスのタイムゾーンがカレンダ・アプリケーションのタイムゾーンと一致していることを確認します。 |
なし |
次の項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsのリリース・ノート情報について説明します。
デバイス
次のデバイスをサポートします。
Tungsten T3
Tungsten E
Treo 600
Treo 650
Zire 31
Zire 72
インスタンスごとの機能
繰返しイベントの詳細および個人メモをインスタンスごとに設定できます。
プリファレンス
同期設定のダイアログ・ボックスから、モバイル機器に対応した適切なタイムゾーンを設定できます。
Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する際、イベント・タイトルに参加者の状態を含めることができます。
参加者名の形式を決定し、イベントの「メモ」セクションに含めることができます。
Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する際、イベント・タイトルに場所を含めることができます。
改善されたログ・ビューア・アプリケーションを使用して、ユーザーの介入なしに同期ログ情報を設定し、送信することができます。
スケジューリング
複数日にわたる終日イベントをサポートできます。
同期
Tungsten T3、Tungsten E、Zire 31、Zire 72: 次の連絡先情報を同期化できます。
生年月日
自宅の住所およびその他の住所
メイン、携帯電話およびポケットベルの電話番号
Webページ
Tungsten T3、Tungsten E、Zire 31、Zire 72: タスクの終了予定日アラームを同期化できます。
外部ユーザー参加者を同期化できます。
注意: この機能は、Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する場合にのみサポートされます。逆の場合にはサポートされません。 |
この項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の制限および回避策について説明します。
モバイル機器を1台のコンピュータとのみ同期化することをお薦めします。複数のコンピュータとモバイル機器を同期化すると、予期しない動作が生じる可能性があります。
最近のPalmデバイスを使用している場合、Date Book、To Do ListおよびAddressという3つのconduit(接続ソフトウェア)が、Calendar、TasksおよびContactsという形で重複していることに気付きます。2つのconduitを類似のデータと同期化することを選択すると、エラーが発生します。たとえば、CalendarとDate Bookを同期化しないでください。次の同期化を開始する前に、conduitの一方のセット(たとえば、Date Book、To Do ListおよびAddress)を無効にする必要があります。
古いPalmオペレーティング・システム(Palm OS 3.1-5.0など)では、従来どおりファイルをDate Book、To Do ListおよびAddressの各conduitと同期化します。このオペレーティング・システムを使用するデバイスはTreo 600です。
新しいPalmのオペレーティング・システム(Palm OS 5.2以上など)では、ファイルをCalendar、TasksおよびContactsの各conduitと同期化します。これらのオペレーティング・システムを使用するデバイスには、Tungsten T、Tungsten T3、Zire 31およびZire 72があります。
次の表に、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の問題を示します。
表4-16 Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Palmデバイスで定期的な会議を変更し、同期化を実行すると、Oracle Calendar Serverではその会議のステータスが「仮予約」になります。 |
なし。 |
3046081 |
AIM、MSN、Yahoo、AOL ICQおよびIMの各Webサイトは、Tungsten T3 Palmデバイスおよびその他の新しいデバイスでサポートされていますが、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsではこれらの特定のフィールドは同期化されません。 |
なし。 |
3372529 |
Palmデバイスで休日を削除し、同期化を実行すると、すべての予定表からその休日が削除されます。 |
適切なサーバー定義の権限があれば、休日を管理できますが、「ツール」メニューの休日の管理オプションを使用するのみです。 |
3666274 |
Palmデバイスで終日イベントを作成し、同期化を実行すると、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントでは、終日イベントのデフォルト・アラームのかわりに、メモのデフォルト・アラームが表示されます。 |
なし。 |
4444299 |
Oracle Calendar Sync for Palmのアラームは、終了予定時間ではなく、開始時間に設定されています。 |
なし。 |
3760829 |
デバイス上で「メモ」、アラームおよび「アクセス・レベル」を変更すると、Oracle Calendar Serverとは同期化されないことがあります。Oracle Calendar Server 5.4を使用している場合、「詳細」も同期化されないことがあります。 |
なし。 |
2842611 |
デスクトップ・クライアントとPalmデバイスで同じ連絡先を変更し、ルール設定がモバイル機器の項目をOracle Calendar Serverの項目と置換するように設定されている場合、一部のフィールドが正しく同期化されないことがあります。 |
なし。 |
2851814 |
Oracle Calendar Sync for Palm for WindowsとOracle Calendar Sync for Pocket PCが同じコンピュータにインストールされていて、Oracle Calendar Sync for Pocket PCを削除した場合、Oracle Calendar Sync for Palmメニューから「設定」を選択すると、メッセージ・カタログ使用不可というエラーが発生します。 |
なし。 |
4438175 |
次の項では、Oracle Calendar Sync for Pocket PCのリリース・ノート情報について説明します。
インスタンスごとの機能
繰返しイベントの詳細および個人メモをインスタンスごとに設定できます。
プリファレンス
同期設定のダイアログ・ボックスから、モバイル機器に対応した適切なタイムゾーンを選択できます。
Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する際、イベント・タイトルに参加者の状態を含めることができます。
参加者名の形式を決定し、イベントの「メモ」セクションに含めることができます。
改善されたログ・ビューア・アプリケーションを使用して、ユーザーの介入なしに同期ログ情報を設定し、送信することができます。
スケジューリング
複数日にわたる終日イベントをサポートできます。
同期
外部ユーザー参加者を同期化できます。
注意: この機能は、Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する場合にのみサポートされます。逆の場合にはサポートされません。 |
この項では、Oracle Calendar Sync for Pocket PCの既知の制限および回避策について説明します。
モバイル機器を1台のコンピュータとのみ同期化することをお薦めします。複数のコンピュータとモバイル機器を同期化すると、予期しない動作が生じる可能性があります。
次の表に、Oracle Calendar Sync for Pocket PCの既知の問題を示します。
表4-18 Oracle Calendar Sync for Pocket PCの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Connector for OutlookとOracle Calendar Sync for Pocket PCの使用中にOracle Calendar Server 5.4に接続されていると、会議の定期ルールを変更し、同期化を実行すると、その会議はモバイル機器上では「仮予約」になります。ただし、会議のステータスは、OutlookでもOracle Calendarデスクトップ・クライアントでも「仮予約」にはなりません。 |
なし |
3009888 |
Oracle Calendar Sync for Palm for WindowsとOracle Calendar Sync for Pocket PCが同じコンピュータにインストールされていて、Oracle Calendar Sync for Palmを削除した場合、Oracle Calendar Sync for Pocket PCメニューから「設定」を選択すると、メッセージ・カタログ使用不可というエラーが発生します。 |
なし |
4438175 |
モバイル機器上で連絡先を作成したとき、Oracle Calendar Serverと同期化すると、接頭辞のフィールドは正しく転送されます。しかし、Oracle Calendar Server上で連絡先を作成すると、Oracle Connector for Outlookを介して、接頭辞のフィールドはデバイス上に表示されません。 また、接頭辞を変更した場合も、Oracle Calendar Sync for Pocket PCまたはOracle Connector for Outlookのどちらを使用しても、同期化後に変更が転送されません。 |
なし |
4464025 |
デスクトップ・クライアントとPocket PCデバイスで同じ連絡先を変更し、ルール設定がモバイル機器の項目をOracle Calendar Serverの項目と置換するように設定されている場合、一部のフィールドが正しく同期化されないことがあります。 |
なし |
2851814 |
デバイス上で「メモ」、アラームおよび「アクセス・レベル」を変更すると、Oracle Calendar Serverとは同期化されないことがあります。Oracle Calendar Server 5.4を使用している場合、「詳細」も同期化されないことがあります。 |
なし |
2842611 |
この項では、異なるリリースのOracle Calendarクライアントと共同作業するユーザーのために、いくつかの既知の動作および回避策を説明します。
複数日にわたるメモと複数日にわたる終日イベント
以前のリリースのクライアントでは、複数日にわたるメモと複数日にわたる終日イベントは、1日の期間で表示されます。メモや終日イベントが1日より長く続くかどうかを知る必要のあるユーザーは、複数日にわたるメモまたは複数日にわたる終日イベントではなく、繰返しのメモまたは繰返しの終日イベントを使用する必要があります。
インスタンスごとの詳細とインスタンスごとの添付ファイル
以前のリリースのクライアントでは、会議ごとに1組の詳細および1つの添付ファイルのみをサポートします。インスタンスごとの詳細とインスタンスごとの添付ファイルは、以前のリリースのクライアントを使用するユーザーには表示されません。1つの会議の全インスタンスに同じ詳細または添付ファイルを含める場合は、「すべてに適用」ボタンを使用して、以前のリリースのクライアントのユーザーに表示されるようにしてください。