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Oracle Collaboration Suiteリリース・ノート
10gリリース1(10.1.1) for HP-UX PA-RISC(64-bit)
B25364-01
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3 Oracle Collaboration Suiteリリース・ノート(スイートレベル)

この章では、Oracle Collaboration Suiteの全コンポーネントに影響を与えるスイートレベルのリリース・ノート情報について説明します。この章の内容は次のとおりです。


注意:

このドキュメントは2005年9月24日に更新されました。

3.1 Oracle Collaboration Suiteの新機能

3.2 Oracle Collaboration Suiteの既知の制限および回避策

次の項では、Oracle Collaboration Suiteのスイートレベルの制限および回避策について説明します。

3.2.1 デフォルト・パスワード・ポリシーの操作

Oracle Internet Directoryで設定されるデフォルト・パスワード・ポリシーでは、ユーザー・パスワードは60日後に期限切れになります。『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第4章のデフォルト・パスワード・ポリシーの変更に関する項を参照し、自分の組織に適した有効期限、警告期間、および猶予期間ログインの回数を決定してください。

3.2.2 コンポーネントの管理URLがOracle Enterprise Managerに表示されない

Oracle Enterprise Manager Oracle Application Server Control for Collaboration Suiteを使用してOracle Collaboration Suiteコンポーネントを構成した後、Application Server Control for Collaboration Suiteホーム・ページの右上隅にある「データのリフレッシュ」アイコンをクリックします。これにより、「システム・コンポーネント」表の「管理」列に構成済コンポーネントの管理URLが表示されます。

3.2.3 新規J2EEアプリケーションのデプロイ

Oracle Enterprise Manager Application Server Control for Collaboration Suiteの「EARファイルのデプロイ」または「WARファイルのデプロイ」オプションを使用して、Oracle Collaboration Suite OC4Jインスタンスに新規J2EEアプリケーションをデプロイしないでください。

新規アプリケーションをデプロイすると、Oracle Collaboration Suiteユーザー・アプリケーションとの非互換性の問題が生じるなど、Oracle Collaboration Suite JVMまたはOracle Collaboration Suite環境に問題が発生する可能性があります。

3.2.4 Oracle Collaborative PortletsでのSSLの使用

Oracle Collaborative Portletsでは、HTTPを内部的に使用してOracle Collaboration Suiteコンポーネント・アプリケーションのWebサービス(Oracle MailやOracle Calendarなど)と通信し、アプリケーション・データを取得します。このレベルでは、SSLの使用はサポートされていません。

また、Oracle Collaboration Suite用にSSLを構成し、非SSL(HTTP)ポートをオフにすると、Oracle Collaborative Portletsは機能を停止します。つまり、Oracle Collaborative Portletsが機能するためには、Web Cacheの非SSL(HTTP)ポートがオープンしていることが必要です。


注意:

これは、内部HTTP通信にのみ当てはまります。ブラウザとOracle Collaboration Suite間の外部HTTP通信には影響を与えません。

3.2.5 Oracle MailおよびOracle WebMailの構成

Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Mailを構成した後、Oracle WebMailにアクセスできなくなります。この問題を修正するには、次の手順を実行します。

  1. 次のファイルを次のファイルに追加します。

    $ORACLE_HOME/um/client/config/toolkit.properties
    
    
    $ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_OCSClient/config/oc4j.properties
    
    

    次に例を示します。

    cat $ORACLE_HOME/um/client/config/toolkit.properties >> $ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_OCSClient/config/oc4j.properties
    
    
  2. OC4J_OCSClientコンテナを再起動します。

    $ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl restartproc process-type=OC4J_OCSClient
    

3.2.6 既存のデプロイにおけるOracle Voicemail & Faxの構成

既存のOracle Collaboration SuiteデプロイでOracle Voicemail & Faxを構成する前に、回避策を実行する必要があります。

この回避策は、最初のアプリケーション層、および新規PBXオプションを指定して構成する追加アプリケーション層で実行します。

  1. %ORACLE_HOME%\um\scripts\ovf_config1.batを編集し、次の行を次の行の下に挿入します。

    CALL %1\um\scripts\editVerifierProfile.bat %1 %3 %4 %5 1 >> %2
    
    
    CALL %1\um\scripts\loadOVFProvisioning.bat %1 %3 %4 %5 1 >> %2
    
    
  2. %ORACLE_HOME%\um\scripts\ovf_config2.batを編集し、次の行を次の行の下に挿入します。

    CALL %1\um\scripts\create_um_ldap.bat %1 newpbx_new.ldif >> %2
    
    
    CALL %1\um\scripts\create_um_ldap.bat %1 vmail_new.ldif >> %2
    
    
  3. create_scvsto.batを編集し、%hostname%をアプリケーション層の実際のホスト名に置き換えます。

3.2.7 Oracle Enterprise ManagerでのOracle Application Server Portalの構成後に実行する手順

Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Application Server Portalを構成した場合、追加手順をいくつか実行して構成を完了する必要があります。この手順は、『Oracle Application Server管理者ガイド』のインストール後のOracleAS Portalの構成に関する項で説明されています。(4526828)

3.2.8 SSL HTTPSポート番号を変更した場合のOracle Application Server Portal更新のための追加手順

Oracle Collaboration Suite環境でSSL(HTTPS)を有効にした後、『Oracle Application Server管理者ガイド』の第14章のIdentity ManagementでのHTTPサーバー・ポートの変更に関する項で説明されているようにSSLポート番号を変更した場合、追加手順を実行して、OracleAS Portalを新しいポート番号で更新する必要があります。

タスク12(新しいポート番号を使用するためのアプリケーション層インスタンスの更新)のステップ1cで起動するウィザードでは、この重要なタスクが実行されません。ウィザードを実行した後、ステップ2を実行する前に、次のコマンドを実行します。

ORACLE_HOME/portal/conf/ptlconfig -dad <dad> -pw <Portal schema password or
OID Admin Password> -sso [-host <portal_site_name> -port <portal_site_port>
[-ssl]

上の例では、<dad>portalになります。-portを指定するときには新しいアプリケーション層のSSLポート番号を使用し、SSLを有効にした場合は必ず-sslフラグを使用してください。このコマンドは、OracleAS Portalのインスタンスをホストする全アプリケーション層で実行します。

3.2.9 Oracle Collaboration Suiteデプロイへのアプリケーションの追加

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第5章のOracle Collaboration Suiteデプロイへのアプリケーションの追加に関する項で説明されているように、既存のアプリケーション層で新規コンポーネントを構成するときには、必ず追加手順を実行する必要があります(バグ番号4439419)。

手順5では、Oracle Web AccessクライアントまたはOracle Collaboration Suite Searchを構成する場合、OC4J_OCSClientおよびHTTP_Serverプロセスを再起動する必要があることを説明しています。

実際は、アプリケーション層でどのOracle Collaboration Suiteコンポーネントを構成した後でも、必ずOC4J_OCSClientプロセスを再起動する必要があります。これは、新しく構成されたコンポーネントへのリンクが表示されるよう、Oracle Collaboration Suiteのようこそページを更新するために必要です。

3.3 Oracle Collaboration Suiteの既知の問題

次の表にOracle Collaboration Suiteのスイートレベルの既知の問題を示します。

表3-1 Oracle Collaboration Suiteのスイートレベルの既知の問題

説明 操作 バグ番号

Mozillaベースのブラウザ(Netscape 7、Mozilla、Firefoxなど)をOracle Calendarポートレットで使用し、ポートレットをカスタマイズして「週表示」を選択すると、ポートレットを表示したときに横に広がりすぎます。

なし。

3394423

MozillaまたはFirefoxブラウザの使用時に、Oracle Collaboration Suiteからのサイン・アウトに失敗することがあります。

ブラウザ・ウィンドウを閉じて個人情報を保護します。

4454918

Oracle Collaboration Suite 10gリリース1(10.1.1)の最初のリリースではOracle Content Servicesポートレットが使用できません。ただし、Oracle Collaborative Portletsのオンライン・ヘルプにはOracle Content Servicesポートレットに関するトピックが含まれています。

なし。

4427994

Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendarアプリケーション・システムを構成した後、Oracle Enterprise ManagerのようこそページにOracle Calendarアプリケーション・システムのリンクが表示されません。

OC4J_OCSClientを再起動します。

4472791

Oracle Enterprise Managerの「ログ・リポジトリの検索」タブで、「コンポーネント」列の「カレンダ・サーバー」リンクをクリックするとエラーが発生します。

なし。Oracle Calendar Serverにはホームページがないため、Enterprise Managerの「ログ・リポジトリの検索」タブにはリンクとして表示されません。

4528775

Enterprise Managerを使用してOracle Mailを構成した後、Oracle WebMailにアクセスできなくなります。

3.2.5「Oracle MailおよびOracle WebMailの構成」の手順に従います。

4539993

既存のOracle Collaboration SuiteデプロイでOracle Voicemail & Faxを構成する前に、回避策を実行する必要があります。

3.2.6「既存のデプロイにおけるOracle Voicemail & Faxの構成」の手順に従います。

4500591

SSL HTTPSポート番号を変更した後、追加手順を実行して、OracleAS Portalを新しいポート番号で更新する必要があります。

3.2.8「SSL HTTPSポート番号を変更した場合のOracle Application Server Portal更新のための追加手順」の手順に従います。

4496201

一部のアプリケーションに対してOracle Collaboration Suite Searchを使用すると、OCSClientが応答しなくなり、Apacheサーバーがタイムアウトすることがあります。

詳細情報の参照、およびパッチ4492522のダウンロードを行うには、Oracle MetaLinkにナビゲートします。

http://metalink.oracle.com

4492522

新規インフラストラクチャ層のノードに以前のインフラストラクチャ層がインストールされている場合、Oracle Collaboration Suiteプロビジョニング・コンソールのユーザー作成画面ではなく、Oracle Application Serverプロビジョニング・コンソールのユーザー作成画面が表示される場合があります。

これはブラウザ・キャッシュの問題です。ホストに以前のインフラストラクチャ層がインストールされている場合は、ユーザーをインフラストラクチャ層にプロビジョニングする前にブラウザ・キャシュをクリアする必要があります。

4558314

既存のアプリケーション層で新規コンポーネントを構成した後、Oracle Collaboration Suiteのようこそページに新規コンポーネントへのリンクが表示されません。

3.2.9「Oracle Collaboration Suiteデプロイへのアプリケーションの追加」の手順に従います。

4439419


3.4 Oracle Collaboration Suiteのグローバリゼーションの問題

次の表にOracle Collaboration Suiteのグローバリゼーションの問題を示します。

表3-2 Oracle Collaboration Suiteのグローバリゼーションの問題

説明 操作 バグ番号

バルク・プロビジョニングを実行する場合、サーバーのデフォルト・キャラクタ・セットと同じキャラクタ・セットを使用する必要があります。

サーバーで使用されているものと同じキャラクタ・セットでLDIFファイルをエンコードします。

4430542

ギリシャ語では、ようこそページのプロビジョニング・コンソールがURLではなくHTMLコードとして表示されます。

なし。

4519614

フランス語(fr)およびカナダ・フランス語(fr_CA)ロケールの場合、「Groupe d'instances (farm)」ノードの「Menu」アイコンをクリックするか、(トポロジ・ビューアなどで)「Farm」ページへのリンクを選択すると、JavaScriptエラーが発生し、そのノードのメニューのポップアップ表示に失敗します。

「Farm」ページに直接ナビゲートし、そのページから操作を実行します。

4490348

エンコーディングおよびグローバリゼーションに関するいくつかの問題(特に日本語ロケールに影響を与える問題)は、Oracle MetaLinkからパッチをダウンロードすれば解決できることが判明しています。

Oracle MetaLinkからパッチ4482824をダウンロードします。

http://metalink.oracle.com

4482824、4430973、4419614、4436078、4224482、4456593

XMLログは、UTF-8ではなくサーバーのロケールでエンコーディングされているため、直接HTML形式で表示することはできません。

ログ・リンクをクリックするかわりに、Oracle Enterprise Managerログ・ビューアを使用してXMLログを表示します。

4539871


3.5 Oracle Collaboration Suiteのドキュメントの問題

Oracle Collaboration Suiteの次のドキュメントには既知の問題があります。

3.5.1 『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』のドキュメントの問題

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』には次の問題があります。

複数のレルムに対するSingle Sign-On Serverの構成

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第7章の複数のレルムに対するSingle Sign-On Serverの構成に関する項で説明されている手順は不明瞭です。(4333951)

ステップ5で、マークアップのブロックを検索してコメント設定を解除し、Single Sign-Onのログイン・ページを更新します。テキスト・ブロックを見つけるには、ファイル内で次の文字列を検索します。

<%-- UNCOMMENT THE FOLLOWING BLOCK TO ENABLE MULTI-SUBSCRIBER SUPPORT --%>

新規ホストへのIdentity Managementの移動

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第12章の新規ホストへのIdentity Managementの移動に関する項で説明されている手順に、抜けているステップと誤りがあります。(4525024)

手順のタスク1を完了した後、アプリケーション層インスタンスをすべて停止する必要があります。Oracle Internet Directoryを使用するアプリケーション層インスタンスをすべて停止します。Oracle Collaboration Suite Controlコンソールを使用して、各アプリケーション層インスタンスのインスタンス・ホーム・ページにナビゲートし、「すべてを停止」をクリックします。Oracle Collaboration Suite Controlは必ず実行中のままにしてください。

タスク3のステップ5で、指定されているldap.oraの場所が間違っています。ORACLE_HOME/ldap/admin/ldap.oraを編集してください。

Identity ManagementでのHTTPサーバー・ポートの変更

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第14章のIdentity ManagementでのHTTPサーバー・ポートの変更に関する項で説明されている手順のタスク3に、抜けているステップがあります。

タスク3では、Oracle HTTP ServerのListenおよびPortディレクティブを変更するよう指示されています。HTTPSポート用の手動手順では、ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/ssl.confにあるssl.confファイルを編集するよう指示されています。

指示されているListenおよびPortディレクティブの編集に加えて、<VirtualHost_default_:4443></Virtual>ディレクティブも編集する必要があります。たとえば、ポート番号を4445に変更する場合は次のように設定します。

Listen 4445
Port 4445
<VirtualHost _default_:4445></Virtual>

3つのディレクティブがすべて同じポート番号を使用するように設定してください。

Oracle Internet Directoryポートの変更

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第14章のOracle Internet Directoryポートの変更に関する項で説明されている手順のタスク3で、一部の手順のラベルが間違っています。

タスク3のステップ1では、mod.ldifというファイルを作成し、ldapmodifyコマンドを実行するよう指示されています。HTTPの場合とHTTPSの場合では構文が異なります。

「HTTPの場合」は、「Oracle Internet Directoryの非SSLポートの場合」を意味します。

「HTTPSの場合」は、「Oracle Internet DirectoryのSSLポートの場合」を意味します。

タスク3のステップ3dでは、OIDportの値(HTTPポートの変更の場合)またはOIDsslportの値(HTTPSポートの変更の場合)を新しいポート番号に変更し、ファイルを保存するよう指示されています。

「HTTPポートの変更」は、「Oracle Internet Directoryの非SSLポートの変更」を意味します。

「HTTPSポートの変更」は、「Oracle Internet DirectoryのSSLポートの変更」を意味します。

OracleAS Web Cacheリスニング・ポートの変更

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第14章のOracleAS Web Cacheリスニング・ポートの変更に関する項で説明されている手順に、抜けているステップ(シングルボックス・インストールに必要なステップを含む)があります(4523464、4523491)。

タスク7(OracleAS Portal構成の更新)を完了した後、OracleAS Portalを再登録する必要があります。そのためには、次の手順を実行します。

  1. ORACLE_HOME環境変数が設定されていることを確認します。

  2. Portal依存性設定ツール(ORACLE_HOME/portal/confにあります)を使用してURLを登録します。

    ptlconfig –dad dadname –wc –site
    
    

    dadnameは、OracleAS Portalのデータベース・アクセス記述子です。

タスク9(Mobile Collaborationの更新)を完了した後、Oracle Internet Directoryサービス・レジストリを新しいポート番号で更新する必要があります。次の手順を実行します。

  1. Oracle Directory Managerを起動し、Oracle Internet Directoryのインスタンスの接続情報を入力します。

    ORACLE_HOME/bin/oidadmin
    
    Host: <infrahost.yourdomain.com>
    Port: 389
    Username: cn=orcladmin
    Password: <password>
    
    
  2. サービス・レジストリにアクセスするには、「システム・オブジェクト」ペインで次の項目を順に選択します。

    1. エントリ管理

    2. cn=OracleContext

    3. cn=Services

  3. 「システム・オブジェクト」ペインで構成済コンポーネントを1つずつ選択して属性を表示します。構成済のコンポーネントにはcn=VirtualServicesオブジェクトが含まれ、cn=VirtualServicesオブジェクトには1つ以上の子オブジェクトが含まれています。子オブジェクトには、ポート番号など、仮想サービスのURIが含まれています。

  4. 各コンポーネントをチェックし、古いOracleAS Web Cacheリスニング・ポートへの接続情報を含むURIをそれぞれ新しいポート番号に変更します。変更内容を保存し、Oracle Directory Managerを閉じます。

デュアル・モードからSSLモードへのOracle Internet Directoryの変更

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第12章のデュアル・モードからSSLモードへのOracle Internet Directoryの変更に関する項で説明されている手順に、抜けているステップがあります。また、この手順に示されているファイルの場所は間違っています。(4524939)

この手順を開始する前に、Oracle Internet Directoryのこのインスタンスを使用しているアプリケーション層をすべて停止する必要があります。Oracle Collaboration Suite Control(emctl)プロセスは必ずすべてのアプリケーション層で実行中のままにしてください。

Oracle Collaboration Suite Controlを使用してアプリケーション層を停止するには、各アプリケーション層ホームページにナビゲートし、「すべてを停止」をクリックします。

ファイルldap.oraの場所が$ORACLE_HOME/network/admin/ldap.oraと記載されていますが、これは誤りです。このファイルは、タスク1のステップ4およびタスク2のステップ7に記載されています。

正しい場所は$ORACLE_HOME/ldap/admin/ldap.oraです。

Oracle Collaboration Suiteポータル・ホームページのデフォルト・ロゴの置換

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第15章のOracle Collaboration Suiteポータル・ホームページのデフォルト・ロゴの置換に関する項に記載されている手順は間違っています。

デフォルト・ロゴを置き換える正しい手順は次のとおりです。

  1. 管理者(orcladminなど)としてポータルにログインします。

  2. 「ナビゲータ」グローバル・ボタンを選択します。

  3. 「ページ・グループ」タブを選択します。

  4. 「Oracle Collaboration Suite」のリンクをクリックします。

  5. 「ナビゲーション・ページ」リンクをクリックします。

  6. 「Oracle Collaboration Suite:バナー」を見つけて、その隣の「編集」リンクをクリックします。

  7. デフォルトのOracle Collaboration Suiteロゴを含むリージョンを見つけて、ロゴ・イメージのすぐ左にある「編集」アイコンを選択します。

  8. 「アイテム属性」画面で、「ブラウズ」を選択してカスタム・ロゴ・イメージをアップロードします。

  9. 終了したら、「OK」を選択して設定を保存します。

Oracle Collaboration Suiteポータル・ホームページのデフォルトの色およびフォントの変更

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第15章のOracle Collaboration Suiteポータル・ホームページのデフォルトの色およびフォントの変更手順に誤りがあります。(4519963)

ステップ4のページ・グループOCS_V2_PAGE_GROUPは存在しません。「Oracle Collaboration Suite」ページ・グループを見つけてください。

ステップ6のOCS_V2_PAGE_GROUPスタイルは存在しません。OCSHomePageStyleスタイルを見つけて編集してください。

Oracle WebMailロゴのカスタマイズ

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第15章のOracle WebMailロゴのカスタマイズに関する項の情報は古く、誤りと抜けがあります。

ステップ1のロゴの場所は間違っています。OC4J_UMコンテナは、旧バージョンのOracle Collaboration Suiteで使用されていたものです。Oracle Collaboration Suite 10gリリース1では、Oracle WebMailはOC4J_OCSClientコンテナの一部です。

イメージのもう1つのコピーが/um/admin/pagesに格納されています。このイメージもカスタム・イメージに置き換える必要があります。

新しいイメージに置き換えたら、新しいイメージがキャッシュにロードされるように、OracleAS WebCacheを再起動する必要があります。OracleAS WebCacheを再起動するまで、イメージにアクセスするクライアントはキャッシュされた古いバージョンのイメージをロードし続けます。

Oracle WebMailの色およびフォントのカスタマイズ

『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』の第15章のOracle WebMailの色およびフォントのカスタマイズに関する項の情報は古く、誤りがあります。(4519980)

記載されている.xssファイルの場所は間違っています。OC4J_UMコンテナは、旧バージョンのOracle Collaboration Suiteで使用されていたものです。Oracle Collaboration Suite 10gリリース1では、Oracle WebMailはOC4J_OCSClientコンテナの一部です。正しい場所は次のとおりです。

ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_OCSClient/...

3.5.2 『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』のドキュメントの問題

『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』には次の問題があります。

Oracle Internet DirectoryへのOracle Enterprise Manager接続に対するSSLの有効化または無効化

『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』のOracle Voicemail & Fax接続の保護に関する項について、次の訂正事項があります。(バグ4515736)

Enterprise Manager接続に関するサブ項目に、Oracle Voicemail & FaxでのSSLの有効化に関する項へのリンクが記載された関連項目があります。このリンク情報は間違っています。Enterprise Manager接続に対してSSLを無効にする場合は、次の手順を参照してください。

Oracle Internet DirectoryへのEnterprise Manager接続に対してSSLを有効または無効にする手順

  1. Enterprise Manager Grid Controlにログインし、ホームページにナビゲートします。

  2. 「ターゲット検索」セクションの「検索」リストでOracle Voicemail & Faxを選択し、「実行」をクリックします。

  3. 「すべてのターゲット」リストから「Voicemail & Fax」ターゲットを選択し、「構成」をクリックします。

  4. 「Voicemail & Faxの構成: name_of_Voicemail_&_Fax_target」ページで、「接続に常にSSLを要求」を選択し、このターゲットに関するEnterprise ManagerからOracle Internet Directoryへの全接続に対してSSLを有効にします。

    このターゲットに関するSSL接続を無効にするには、「接続に常にSSLを要求」を選択解除します。

  5. 「終了」をクリックします。

アプリケーション層でのSSLスクリプトの実行

『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』のアプリケーション層でのSSLスクリプトの実行手順で説明されているスクリプトには、TrueまたはFalseパラメータがありません。(4516978)

このスクリプトは、正しくは次のとおりです。

$ORACLE_HOME/bin/midtierSSLConfigTool.<sh|bat> <oid hostname> <oid port> <oid
admin dn> <oid admin password> <http server SSL port> <https> <hostname of the
computer> <True | False>

True | Falseは、OIDとの通信を決定するブール・フラグです。

  • True: Oracle Internet Directoryとの通信で必ずSSLを使用

  • False: Oracle Internet Directoryとの通常の通信

この項には、OC4J_OCSClientの停止および起動のための次のコマンドも必要です。SSLを有効にした後、OC4J_OCSClientを再起動する必要があります。

./opmnctl stopproc process-type=OC4J_OCSClient
./opmnctl startproc process-type=OC4J_OCSClient

3.6 Oracle Web Accessクライアント・リリース・ノート

この項には、Oracle Web Accessクライアントに関連したリリース・ノートの問題がまとめられています。この章の内容は次のとおりです。

3.6.1 Oracle Web Accessクライアントとは

Oracle Web Accessクライアントはブラウザベースのアプリケーションで、そのルック・アンド・フィールと動作はデスクトップ・アプリケーションに似ています。Oracle Web Accessクライアントから、次のようなOracle Collaboration Suiteの各種機能にアクセスできます。

  • 電子メール: HTMLテキストの編集をサポート

  • 個人用および共有のアドレス帳: コーポレート・ディレクトリ(グローバル・アドレス帳)と統合され、共有連絡先をサポート

  • カレンダの予定およびアラームのTimeBar表示: Oracle Calendar Webクライアントに直接アクセスして会議の作成および編集が可能

Oracle Web Accessクライアントは、Internet Explorer、Mozilla、Mozilla Firefoxなどの標準的なWebブラウザをサポートしています。個人のプリファレンスはサーバーに格納されるため、サポートされている好みのブラウザでセキュアな使い慣れたインタフェースを使用して、いつでもどこでもメールにアクセスできます。ユーザーの情報は、ドラッグ・アンド・ドロップ機能、カスケード・メニュー、コンテキスト・メニュー、サイズ変更可能なペインを使用して、操作および管理します。

3.6.2 Oracle Web Accessクライアントの既知の制限および回避策

次の項では、Oracle Web Accessクライアントの既知の制限および回避策について説明します。

3.6.2.1 コーポレート・ディレクトリ検索

Oracle Internet Directoryの一部のフィールド(displaynameなど)はデフォルトで索引付けされません。そのため、コーポレート・ディレクトリ検索を行ったときに、Oracle Web Accessクライアントでは結果が返されないように見えたり、エラーが発生することがあります。影響を受ける属性は次のとおりです。

displayname
givenname
middlename
sn
title
departmentnumber
telephonenumber
homephone
facsimiletelephonenumber
mobile
pager
homepostaladdress
c
l
postalcode
st
street
mail

検索されていない属性を調べるには、ldapsearchなどのツールで属性を問い合せ、どれがエラー・コード53を返すかを確認します。

影響を受ける属性に手動で索引を付けて、Oracle Web Accessクライアントで検索できるようにするか、影響を受ける属性を問合せから除外して、検索エラーが発生しないようにします。検索から属性を除外するとユーザーの混乱を招く可能性があるため、属性に索引を付けることをお薦めします。

手動での属性の索引付け

属性に索引を付ける前に、Oracle Internet Directoryを停止するか、読取り専用モードに設定します。詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。


注意:

ここに示す手順は、次の環境変数を使用しているという前提で書かれています。
  • ORACLE_HOME: インフラストラクチャのORACLE_HOMEのパス。

  • SolarisおよびLinuxの場合: LD_LIBRARY_PATH: $ORACLE_HOME/lib32:$ORACLE_HOME/libを含める必要があります。

  • HP-UXの場合: LD_LIBRARY_PATH: $ORACLE_HOME/libを含める必要があります。SHLIB_PATH: $ORACLE_HOME/lib32を含める必要があります。

  • ORACLE_SID: インフラストラクチャ・データベースのSID。


  1. 次のように/ldap/binディレクトリに変更します。

    cd $ORACLE_HOME/ldap/bin
    
    
  2. 次のように属性に索引を付けます。

    ./catalog.sh -connect $ORACLE_SID -add \
                 -attr attribute_name
    
    

    attribute_nameは索引を付ける属性(displaynameなど)です。

  3. 索引を付ける属性ごとに前のステップを繰り返します。

  4. oc4j.propertiesを開きます。このファイルは、次のような場所にあります。

    $ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_OCSClient/config/oc4j.properties
    
    
  5. ステップ2および3の説明に従って索引を付けた各属性について、oc4j.propertiesの適切なエントリを次のように更新します。

    oracle.ocsclient.directory.capability.search.attr.attribute_name=enabled
    
    

    attribute_nameは索引を付ける属性(displaynameなど)です。

問合せからの属性の除外

問合せから属性を除外するには、oc4j.propertiesの適切なエントリを次のように更新します。

oracle.ocsclient.directory.capability.search.attr.attribute_name=disabled

attribute_nameは除外する属性(displaynameなど)です。

(4409722)


注意:

この件の最新の更新やこのドキュメントの他の手順については、次の場所にナビゲートし、使用しているプラットフォームに該当するリリース・ノート・ドキュメントを開いてください。

http://www.oracle.com/pls/cs101/install


3.6.2.2 Oracle Web Accessクライアントから返されるディレクトリ・エントリへの制約の付与

Oracle Web Accessクライアントは、電子メール・コンテナ・エンティティ(cn=EmailServerContainer,cn=Products,cn=OracleContext)として接続する接続プールを使用します。つまり、Oracle Web Accessクライアントで実行されたコーポレート・ディレクトリ問合せによって、通常はエンドユーザーから隠されているエントリが公表される可能性があります。この接続方法が改定されるまでの間、返されるLDAPオブジェクトを制限するAND条件を管理者が定義できるように、特殊な構成が用意されています。Oracle Web Accessクライアントの管理者は、エンドユーザー・ディレクトリ・データの可視性を制限するアクセス制御が追加されるたびに、値の上書きを検討する必要があります。(4495854)

現在、Oracle Web Accessクライアントのコーポレート・ディレクトリから返されるオブジェクトは次の2種類のみです。

  • パブリック・ユーザー

  • パブリック配信リスト

使用可能な構成は2つあり、各データ・タイプに対応しています。これらは、oc4j.properties$ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_OCSClientにあります)で上書きでき、次の形式を取る必要があります。

# <dl_condition> and <user_condition> should be replaced by
# RFC 2254-compliant query strings.
oracle.ocsclient.directory.ldap.dlobjectandcondition=dl_condition
oracle.ocsclient.directory.ldap.userobjectandcondition=user_condition

dl_conditionのデフォルト値は(objectclass=orclmailgroup)user_conditionのデフォルト値は(objectclass=orclUserV2)です。各and条件の値により、各エンドユーザー問合せに付与される制約が決まります。この値を上書きする場合は、サポートされる2つのオブジェクト・タイプのobjectclassがそれぞれ異なっていることを保証する条件(通常は、前述のデフォルト値で構成されます)を必ず含める必要があります。

カスタム検索制約の例を次に示します。objectclass=conditionがすべてのカスタム値に対して保持されていることに注意してください。

# hide all users which have '_hidden@' as part of their e-mail address.
oracle.ocsclient.directory.ldap.userobjectandcondition=(&(objectclass=orclUserV2)(!(mail=*_hidden*)))

# hide all users that have been disabled in oiddas
oracle.ocsclient.directory.ldap.userobjectandcondition=(&(objectclass=orclUserV2)(!(orclisenabled=DISABLED)))

# use an objectclass other than 'orclmailgroup' for DLs 
# (to support older OID setups).oracle.ocsclient.directory.ldap.dlobjectandcondition=(objectclass=mailgroups)

LDAPまたはLDAP問合せ文字列の詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。

3.6.2.3 異なるキャラクタ・セットの添付ファイルの検索

添付ファイル名の検索を実行する際、検索の動作は、Oracle Mailサーバーが検索索引の作成時に使用するキャラクタ・セットによって決まります。検索対象の文字が、Oracle Mailサーバーが検索索引の作成時に使用したキャラクタ・セットにない場合、添付ファイルは見つかりません。

3.6.2.4 OJMAでは配信通知はサポートされない

sendmailなどのメール転送エージェントやSMTPサーバーを使用して送信するメッセージでは、配信通知をリクエストできます。ただし、Oracle Web Accessクライアントには、SMTPのかわりにOracle Javamail Service Provider(OJMA)を使用してメッセージを送信するオプションがあります。OJMAを使用する場合、メッセージは送信のために直接データベースに入れられます。このトランスポート・モードでは、配信通知はリクエストできません。したがって、OJMAを使用する際には、Oracle Web Accessクライアントの配信通知リクエスト用のコントロールは無効になります。

3.6.2.5 アラビア語およびその他の双方向言語はサポートされない

Oracle Web Accessクライアントはアラビア語およびその他の双方向言語をサポートしていません。

3.6.2.6 データベース接続数の著しい増加

使用頻度が高いと、Oracle Web Accessクライアントからのデータベース接続数が著しく増加することがあります。

次のようにプロパティを変更すれば、Oracle Web Accessクライアントで使用されるデータベース接続プールの方式を固定方式に変更できます。

oracle.mail.sdk.esmail.cache_scheme=2

最大接続数は、次のプロパティを使用して設定できます。

oracle.mail.sdk.esmail.connpool_max_limit

固定方式の場合、Oracle Web Accessクライアントからデータベースへのデータベース接続数が指定した最大値を超えることはありません。ただし、これによりOracle Web Accessクライアントのパフォーマンスが低下することがあります。(4485215)

3.6.3 Oracle Web Accessクライアントの既知の問題

次の表にOracle Web Accessクライアントの既知の問題を示します。

次の表にOracle Web Accessクライアントのメール関連の問題を示します。

表3-3 Oracle Web Accessクライアントのメール関連の問題

説明 操作 バグ番号

添付ファイル

「添付ファイル」ページで、「OK」および「取消」ボタンが予期したとおりに機能しません。

なし。

4386982

メールの削除

「削除済アイテム」フォルダ(またはそのサブフォルダ)のメッセージを新しいウィンドウで開き、「削除」を選択した場合、メッセージが完全に削除される前に警告が表示されません。

なし。

4484000

下書き

新規および既存の下書きは、常にデフォルトの「下書き」フォルダに保存されます。

なし。

4487141

下書き

配信通知フラグが下書きに対して保存されません。

なし。

4360082

下書き

1つの下書きに対して複数の作成ウィンドウを開くことができます。

なし。

4376551

下書き

Webページの外部イメージが下書きに保存されません。

なし。

4482623

下書き

下書きを下書き以外のフォルダに複数回保存できません。

なし。

4498431

下書き

下書きがIMAPモードで正しく認識されません。

なし。

4497930

メールの作成

作成ウィンドウで[Back Space]キーを押すと、選択されているフォントが変わります。

なし。

4484184

メールの作成

受信者を参照する場合、表示名のないユーザーが「無題」と表示されます。

なし。

4394487

メールの作成

altテキストは、インライン・イメージに追加されません。

なし。

4495082

フラグ

「読込み中」ペインとメッセージ・ウィンドウのフラグ・インジケータが同期していません。

なし。

4463648

フォルダ

未読のメッセージ件数が、現在開いているフォルダと受信ボックスについて表示されます。

なし。

3597128

フォルダ

初めてではないユーザーのデフォルトのメッセージ・ソート順序が保存されません。

なし。

4230266

フォルダ

ユーザーが共有フォルダから下書きを削除できます。

なし。

4484904

フォルダ

「RE」、「FW」、「FWD」などの接頭辞が件名によるソートの際に無視されます。

なし。

4396789

フォルダ

共有の「下書き」フォルダを表示する際に、「宛先」列が「送信元」列として表示されます。

なし。

4474359

フォルダ

新たに作成したユーザーとフォルダを共有する場合、そのユーザーが、フォルダの共有相手であるユーザーのリストにただちに表示されないことがあります。

OC4J_OCSClientコンテナを再起動します。

$ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl restartproc gid=OC4J_OCSClient

4540149

Gmailメッセージ

Gmailからのプレーン・テキスト・メッセージがインライン・パートとして扱われます。

なし。

4484289

HTMLテキスト・モード

メッセージを保存または送信しなかった場合、直前に使用したスタイルが保存されません。

なし。

4399389

HTMLテキスト・モード

作成ウィンドウにインライン・メッセージがある場合、カーソルが正しい場所に表示されません。

なし。

4502678

HTMLテキスト・モード

HTML/プレーン・テキスト・モードを(暗黙的な)プリファレンスとして保存できません。

なし。

4496553

HTMLテキスト・モード

メッセージをインライン・イメージとともに保存するとエラーが発生します。

なし。

4495467

Oracle Workflowメッセージ

Oracle Workflowから転送されたメッセージは本文が空です。

なし。

4489598

開封通知

ユーザーは、開封通知を送信するようセッションごとに再度促されます。

なし。

4483934

共有フォルダの検索

共有フォルダの検索結果では、フォルダ・パス内のユーザーが識別されません。

なし。

4453559

共有フォルダの検索

共有フォルダの未読メッセージを検索できません。

なし。

4490821

メールの送信

受信者の電子メール・アドレスに角カッコなどの無効な文字が含まれている場合、あいまいなエラー・メッセージが表示され、ユーザーが問題を修正できないことがあります。

なし。

4445255

URL

カンマを含むURLにリンクできません。

なし。

4478171

メールの表示

「リスト」ペインで、キャラクタ・セットの変更後にメッセージ・エントリが更新されません。

なし。

4208604

メールの表示

「リスト」ペインで、HTMLエンティティ(HTMLで&としてレンダリングされる&amp;のような、&で始まり;で終わる文字列)がレンダリングされた文字として件名行に表示されます。

なし。

4440474

メールの表示

認識できないフィールド形式(ときどきあるのは他のメール・クライアントで作成した下書きの「送信元」フィールドなど)を持つメッセージを表示すると、エラーが発生することがあります。

なし。

4497927


次の表にOracle Web Accessクライアントの連絡先関連の問題を示します。

表3-4 Oracle Web Accessクライアントの連絡先関連の問題

説明 操作 バグ番号

検索

Oracle Internet Directoryの一部のフィールド(displaynameなど)はデフォルトで索引付けされません。そのため、コーポレート・ディレクトリ検索を行ったときに、Oracle Web Accessクライアントでは結果が返されないように見えることがあります。

インストール後の回避策の指示については、3.6.2.1「コーポレート・ディレクトリ検索」を参照してください。

4409722

検索

アドレス帳検索ではニックネームはサポートされません。

なし。

4473775

検索

長いコーポレート・ディレクトリ問合せがタイムアウトしません。

なし。

4414275

検索

フラグの付いた連絡先を検索すると、間違った結果が返されます。

なし。

4460161

配信リスト

配信リストに循環参照が含まれているときに、Oracle Web Accessクライアントにエラー・メッセージが表示されません。

なし。

4394689

配信リスト

Oracle Connector for Outlookを介して作成されるリスト・メンバーが正しく表示されません。

なし。

4503870

配信リスト

別のユーザーの共有配信リストにメールを送信できません。

なし。

4410035

配信リスト

パブリック配信リストのメンバーを表示できません。

なし。

4485407

その他

連絡先を削除すると、「次のみ表示」フィールドがクリアされます。

なし。

4488009

その他

複数の共有アドレス帳を同時に参照するとエラーが発生します。

なし。

4473303

その他

連絡先および配信リストのフラグがOracle Connector for Outlookのフラグと正しく同期しません。

なし。

4411038

その他

Oracle Connector for Outlookを介して作成されるWebサイト情報がOracle Web Accessクライアントに表示されません。

なし。

4493978

その他

誕生日および記念日のフォーマット・ヒントがありません。

なし。

4455476

その他

個人の連絡先または配信リストに同じ短縮ダイヤル番号を再割当てできません。

なし。

4485895


次の表に、Oracle Web Accessクライアントの様々な既知の問題(アクセシビリティ、パフォーマンス、ユーザー・インタフェース、連絡先、およびプリファレンスの問題を含む)を示します。

表3-5 Oracle Web Accessクライアントの様々な既知の問題

説明 操作 バグ番号

アクセシビリティ

JAWSスクリーン・リーダー・ソフトウェアでは、「ハイパーリンクの挿入」および「イメージの挿入」ボタンが「ボタン」と読み上げられます。

なし。

4473582

アクセシビリティ

一部のアクセス可能なページにHTML LANG属性がありません。

なし。

4298640

アクセシビリティ

「メッセージの転送」のアクセス可能なショートカット・キーが機能していません。

なし。

4473599

アクセシビリティ

「プリファレンス」のアクセス可能なラジオ・ボタンおよびチェック・ボックス要素にラベルがありません。

なし。

4466485

アクセシビリティ

[Ctrl]を押しながら[+]を押すなどの方法でユーザーがブラウザのフォント・サイズを変更すると、ブラウザの表示が崩れます。

なし。

4302722

高可用性

IMでのHTTP_SERVERフェイルオーバーの後、電子メールが正しくログアウトしません。

なし。

4378321

高可用性

Oracle Internet Directoryのフェイルオーバーの後、連絡先を作成できません。

なし。

4431445

パフォーマンス

多数の電子メール・アドレスを含む大きなメッセージ本文は、表示に時間がかかります。

なし。

4383491

パフォーマンス

HTMLテキスト・モードで入力すると、ユーザーのコンピュータのプロセッサ使用率が予想外に高くなります。

なし。

4501586

ユーザー・インタフェース

Oracle Web Accessクライアントのメイン・ウィンドウを閉じた後、オンライン・ヘルプを使用すると、JavaScriptエラーが発生します。

Oracle Web Accessクライアントを終了する前にオンライン・ヘルプを閉じます。

4396787

ユーザー・インタフェース

連絡先階層内をキーボードでナビゲートすると、予期せぬ結果になります。

連絡先階層内をナビゲートする場合は、マウスを使用します。

4281898

ユーザー・インタフェース

コンテキスト・メニューを使用して「検索」フィールドにテキストを貼り付けた場合、「検索」ボタンが使用可能になりません。

[Ctrl]+[V]などのキーボード・ショートカットでテキストを貼り付けます。

4397835

ユーザー・インタフェース

フォルダを切り替えた後、列の幅がデフォルトにリセットされます。

なし。

4452887

ユーザー・インタフェース

添付ファイルが存在する場合、作成ウィンドウのヘッダーが正しくサイズ変更されないことがあります。

なし。

4461000

ユーザー・インタフェース

ドロップダウン・コントロールが正しい位置に表示されないことがあります。

なし。

4250498

ユーザー・インタフェース

「全員に返信」機能を使用する際に、1つの連絡先が「宛先:」または「CC:」リストに異なるエイリアスで複数回出現している場合は、そのエイリアスが新規メッセージの「宛先:」リストに複数回リストされます。

「全員に返信」を選択した後、「宛先:」フィールドで同じ連絡先の余分な指定を削除します。

4454043

ユーザー・インタフェース

[Tab]キーを使用してナビゲートする場合、フォーカスされていることがわかりにくい項目があります。

なし。

4323410

ユーザー・インタフェース

[Tab]キーを使用して「新規」メニューを選択できません。

なし。

4270210

ユーザー・インタフェース

ツールバー項目は折り返されないため、ウィンドウのサイズが縮小されすぎている場合に表示されません。

ツールバー項目がすべて表示されるように、ウィンドウのサイズを変更します。

4312705


Oracle Web Accessクライアントは現行のブラウザ(Internet Explorer 6.0以上、Mozilla 1.7.3以上、Firefoxの全バージョンなど)をほとんどサポートしていますが、ブラウザ固有の問題がいくつか確認されています。次の表にこれらの問題をまとめます。

表3-6 Oracle Web Accessクライアントのブラウザ関連の問題

説明 操作 バグ番号

Firefox 1.0.2

署名にハイパーリンクを挿入できません。

なし。

4473369

Firefox 1.0.2

フォルダのコンテキスト・メニューが機能しません。

Oracle Web Accessクライアントのメイン・メニューを使用します。

4479515

Firefox 1.0.2

新規フォルダを作成できません。

なし。

4479547

FirefoxおよびMozilla

ブラウザのスクロールバーがインタフェース項目を通して透けて見えます。

なし。

4359428

FirefoxおよびMozilla

キーボード・ショートカット[Ctrl]+[Enter]が作成ウィンドウで機能しません。

なし。

4432638

Internet Explorer

「人を検索」ツールにタブで移動した場合、カーソルが表示されません。

「人を検索」フィールド内をクリックします。

3873261

Internet Explorer

メールを作成する際、ファイルを添付したり、「イメージの挿入」または「リンクの挿入」ダイアログ・ボックスを開閉した後には、メッセージ本文からテキストを削除できません。

メッセージ本文のフィールド内をクリックします。これで、予期したとおりにテキスト編集を続行できます。

4446919

Internet Explorer

数千項目のソートに長時間かかることがあります。

なし。

4321955

Internet Explorer

メッセージ・ヘッダーの特定の部分からユーザー・インタフェース全体を選択できます。

なし。

4432888

Internet Explorer

作成ウィンドウで、添付ファイルの名前が不適切に折り返されることがあります。

なし。

4460198

Internet Explorer

メッセージが不適切に折り返されることがあります。

なし。

4496171

Windows 2000でのInternet Explorer 6.0.2800

一部の連絡先フィールドが空白になります。

なし。

4495322

Mozilla

一番下のツリー・ノードを選択すると、仮想ツリーが上にスクロールします。

なし。

4068067

Mozilla

カーソルでテキストを選択していないかぎり、ドラッグ・アンド・ドロップが行えません。

なし。

4175054

Mozilla

テキスト・フィールドおよびテキスト領域で選択に関する問題が発生します。

なし。

3811308

Mozilla

プレビュー・ペインをサイズ変更すると、スクロール位置がリセットされます。

なし。

4301536

Mozilla

インライン・イメージがキャッシュされません。

なし。

4307189

Mozilla

「配信リストを作成」ページの「消去」ボタンが切れています。

なし。

4371738

Mozilla

メッセージ・ペインのヘッダーにフォーカスがある場合、組込みショートカットがブロックされません。

なし。

4391301

Mozilla

メイン・ウィンドウでショートカット・キー[Ctrl]+[1](数字の1)を押すと、コントロールが「起動」ページに移動します。

なし。

4493073


3.6.4 Oracle Web Accessクライアントのグローバリゼーションの問題

次の表にOracle Web Accessクライアントのグローバリゼーションの問題を示します。これらの問題のほとんどは、ISO-2022-JPキャラクタ・セット・バリアントのサポート(日本語)に関するものです。

表3-7 Oracle Web Accessクライアントのグローバリゼーションの問題

説明 操作 バグ番号

マルチバイト・キャラクタセットのインストールでは、ユーザーの表示名にシングルバイトの空白文字が含まれていると、オートコンプリート機能によってアドレス・バー・フィールドのアドレスが切り捨てられます。

この問題を回避するには、完全なアドレスを手動で入力します。

4486102

ISO 2022-JPの問題:

  • 日本語の文字U+FF5Eが、ISO 2022-JP(Compatibility)で送信された場合に正しく表示されません。

  • 下書きをISO 2022-JPおよびISO 2022-JP(HWKANA)でエンコードしようとしても、必ずISO 2022-JP(Compatibility)で保存されます。

  • ISO 2022-JPバリアントのパラメータが機能しません。

なし。

4501041

4505834

4488120

日本語のテキストおよびプレーン・テキストのメッセージは、JDKキャラクタ・コンバータで正しくエンコードされません。

なし。

4461722

マルチバイト文字を含むURLは、プレーン・テキスト作成時に正しく表示されないことがあります。

なし。

4454375

シングルバイトの空白を含むマルチバイトの表示名は、オートコンプリート機能で切り捨てられます。

なし。

4486102

一部のshift-JIS文字がサポートされていません。

なし。

3614135、4055059

キャラクタ・セットの決定メカニズムでは、メッセージ・ヘッダーとメッセージ本文が常に同じキャラクタ・セットでエンコードされることが前提となります。

なし。

4226129

元のメッセージが明確なエンコーディング・キャラクタ・セットなしで送信された場合、メッセージの件名の文字が判読できないことがあります。

なし。

4506621、4445458

非ASCIIの添付ファイル名の文字が判読できないことがあります。

なし。

4261860、4472482

添付ファイルのロケールがクライアントのオペレーティング・システム・ロケールと異なる場合、添付ファイル名の文字が判読できないことがあります。

なし。

4356184

フランス語のMozillaおよびFirefoxでは、新規メッセージおよび新規フォルダのドロップダウン矢印が切れています。

なし。

4431198

ISO-8859-8-Iでエンコードされた「送信元」および「宛先」フィールドのテキストが表示されません。

なし。

4468753

繁体字中国語の配信通知メッセージが判読できません。

なし。

4519675

翻訳の問題:

  • 「Return Sender's Message」の中国語の翻訳が間違っています。

  • ギリシャ語のオンライン・ヘルプでは、ヘルプ・トピックの一部が欠落しています。

  • Voicemail & Faxの優先言語リストに表示される言語の一部が翻訳されていません。

なし。

4394619

4496439

4485456