この章では、Oracle Discussions関連のリリース・ノートの問題がまとめられています。この章の内容は次のとおりです。
注意: このドキュメントは2005年9月24日に更新されました。 |
Oracle Discussionsは、Oracle Collaboration Suiteのこのリリースの新しいコンポーネントです。Oracle Discussionsにより、ユーザーはオンライン・フォーラム(掲示板ともいう)を作成し、Webブラウザ、電子メールまたはRSSフィードを使用して、これらのフォーラムにアクセスできます。アクセス・レベルに応じて、参加者はフォーラムにメッセージを投稿することも、単にメッセージを閲覧することもできます。
Oracle Discussionsは、カテゴリ、フォーラムおよびトピックで構成されます。カテゴリは、ルート・カテゴリ内に作成されます。フォーラムは、カテゴリ内に作成されます。トピックは、特定のフォーラム内のメッセージのグループです。
この項では、Oracle Discussionsの既知の制限と回避策について説明します。
複数のフォーラム用に構成された配信リスト: 複数のフォーラムが、同じ配信リストに統合されるように構成(フォーラムの電子メール転送アドレスを同じ「配信リスト」アドレスに設定)されている場合、その配信リストに送られた電子メール・メッセージは、それらのフォーラムの一方にのみ格納されます。
回避策: 同じ配信リスト・アドレスに複数のフォーラムを関連付けないようにします。
メッセージ優先順位構成: フォーラム・モデレータによって投稿されたディスカッション・メッセージは高優先度としてマークされ、フォーラム書込み参加者によって投稿されたメッセージは通常優先順位としてマークされます。メッセージの優先順位の設定は、構成不可能です。
お気に入りトピックの移動/削除: お気に入りトピックは、ユーザーのセッション中にキャッシュされます。ユーザーのセッションがアクティブなときに、モデレータがユーザーのお気に入りトピックを削除または移動した場合、ユーザーがお気に入りトピックにアクセスしようとすると、エラーが報告されます。その時点で、ユーザーのお気に入りリストはリフレッシュされます。
カテゴリ書込み参加者のロール: カテゴリ書込み参加者は自動的に、親カテゴリ内で作成されたすべてのフォーラムのフォーラム書込み参加者になります。ただし、彼らは「フォーラムの作成」ページではフォーラム書込み参加者として表示されません。フォーラムが作成されてから、初めてフォーラム書込み参加者として表示されます。
メッセージの編集および返信: 電子メールで受信した、インライン・イメージが含まれているメッセージを編集、またはそのメッセージに対して返信すると、編集されたメッセージ内、そのメッセージに対する返信内(返信に元のメッセージの本文が含まれている場合)のインライン・イメージが壊れます。
次の表に、Oracle Discussionsの既知の問題を示します。
表6-1 Oracle Discussionsの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
メッセージの編集およびトピックのクリッピングには、使用する前にいくつかの手動による構成が必要です。 |
SQLPlusを使用して、メール・ストア・データベースにログインし、ES_MAILスキーマの下で次の2つのコマンドを実行します。
|
4483875 |
パブリック・アクセス用にマークされているディスカッション・フォーラムは、電子メール・デスクトップ・クライアントではIMAPを介してアクセスできません。 |
Oracle Discussions Webクライアントを使用して、これらのフォーラムにアクセスします。 |
4494161 |
お知らせフォーラムの名前および表示名は、デフォルトのシステム・ロケールを使用して設定されており、Discussions管理者はカスタマイズできません。 |
なし。 |
4333852、4436753 |
RSSフィードのアイテムがOracle Discussionsメッセージに関連付けられていない場合、アイテムの説明には、メッセージがプレーン・テキストで書式設定されている場合のみ、メッセージ・コンテンツが含まれます。HTMLベースのメッセージのRSSアイテムには、タイトルとリンクは含まれますが、説明は含まれません。 |
なし。 |
4458662 |
Mozilla Firefoxでは、リッチ・テキスト・エディタを使用してメッセージを作成または編集中、マウス・カーソルは、ページのロード直後には表示されません。 |
メッセージ・テキストの入力を開始すると、カーソルが表示されます。 |
4418151 |
メッセージが編集されると、ユーザーはその新しい内容でそのメッセージを検索できません。検索結果に新しいメッセージの本文が表示されても、依然として古いメッセージの本文の一致検索が行われます。 |
なし。 |
4496405 |
キーワードによる検索を実行すると、「検索結果」ページには、問合せ内容と一致するメッセージの部分が表示されます。たとえば、一致した部分がメッセージの先頭にあるとき、メッセージ・コンテンツ・タイプも表示される場合があります。 |
なし。 |
4486425 |
メッセージ添付ファイル内のマルチバイトのコンテンツが、「検索結果」ページに文字化けして表示されます。 |
文字化けしたテキストは、ユーザーがメッセージをクリックして開いた場合には表示されません。 |
4394283 |