Oracle Collaboration Suiteインストレーション・ガイド 10gリリース1(10.1.2) for HP-UX PA-RISC(64-bit) B25913-02 |
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ここでは、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントがインストールされているサーバーと正常に通信できるようにOracle Collaboration Suiteクライアントをインストールする方法を説明します。手順は、プラットフォームごとに項を分けて説明します。
この付録の内容は次のとおりです。
この項では、Oracle Calendarクライアントのインストールについて説明します。内容は次のとおりです。
これらのクライアント用のインストール・ファイルは、Oracle Collaboration Suiteのインストール・メディアの/client
フォルダにあります。
この項では、Linux、Macintosh、SolarisおよびWindowsプラットフォーム用のOracle Calendarデスクトップ・クライアントのインストールについて説明します。内容は次のとおりです。
表F-1に、各種のLinuxプラットフォームにOracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするためのシステム要件を示します。
表F-1 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxをインストールするためのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
次のいずれか:
注意: Oracle Calendarデスクトップ・クライアントのオンライン・ヘルプを使用するには、Netscape Navigator 4.0以上またはMozillaが必要です。NetscapeまたはMozillaの実行ファイルが含まれるディレクトリを、指定したインストール・パスに設定する必要があります。 |
ディスク領域 |
40MB |
RAM |
128MB |
カレンダ・サーバー |
次のいずれか:
|
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxをインストールするには、次のようにします。
次のようにして、ディストリビューション・アーカイブを一時ディレクトリに展開します。
gtar zxvf /tmp/cal_linux_1012.tar.gz
次のようにして、OracleCalendar_inst
ディレクトリに変更します。
cd OracleCalendar_inst
テキスト・モードのインタフェースを使用してインストールする場合は、text_install.sh
を実行します。インストール・ディレクトリおよびショートカット・ディレクトリを指定するように要求されます。
サイレント・モードでのOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxのインストール
次のようにして、ディストリビューション・アーカイブを一時ディレクトリに展開します。
gtar zxvf /tmp/cal_linux_1012.tar.gz
ディレクトリOracleCalendar_inst
を作成します。
次のようにして、OracleCalendar_inst
ディレクトリに変更します。
cd OracleCalendar_inst
ユーザー対話なしでOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxをインストールするには、./silent_install.sh
を実行します。
OracleCalendar_inst/ocal.conf
ディレクトリにsilent.properties
ファイルがあります。Oracle Calendarデスクトップ・クライアントのインストール場所を変更するには、次のパラメータに新しいパスを定義します。
USER_INSTALL_DIR
USER_SHORTCUTS
表F-2に、MacintoshプラットフォームにOracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするためのシステム要件を示します。
表F-2 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshをインストールするためのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
Mac OS 10.1.5から10.4まで Mac OS 10.4.3(Intel) |
ディスク領域 |
50MB以上 |
RAM |
128MB以上 256MBを推奨 |
カレンダ・サーバー |
次のいずれか:
|
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshをインストールするには、次のようにします。
注意: Oracle Calendarデスクトップ・クライアントのインストール先のコンピュータの管理権限が必要です。 |
cal_mac_OSX_1012x.dmg
をダブルクリックします。Oracle Calendarがマウントされたディスクが表示されます。
Oracle Calendarがマウントされたディスクのアイコンをダブルクリックします。
Oracle CalendarおよびREADMEファイルを選択して、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshをインストールするフォルダにドラッグします。
注意: Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshは、「Applications」フォルダにインストールすることをお薦めします。「Applications」フォルダにインストールするよう選択した場合、管理者パスワードの入力を要求されることがあります。 |
表F-3に、SolarisプラットフォームにOracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするためのシステム要件を示します。
表F-3 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisをインストールするためのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
Solaris 8、Solaris 9(SPARCのみ) 注意: Oracle Calendarデスクトップ・クライアントのオンライン・ヘルプを使用するには、Netscape Navigator 4.0以上またはMozillaが必要です。NetscapeまたはMozillaの実行ファイルが含まれるディレクトリを、指定したインストール・パスに設定する必要があります。 |
ディスク領域 |
50MB |
RAM |
128MB |
カレンダ・サーバー |
次のいずれか:
|
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをSolarisにインストールするには、次のようにします。
次のようにして、ディストリビューション・アーカイブを一時ディレクトリに展開します。
gtar zxvf /tmp/cal_solaris_1012.tar.gz
次のようにして、OracleCalendar_inst
ディレクトリに変更します。
cd OracleCalendar_inst
グラフィカル・インタフェースを使用してインストールする場合は、gui_install.sh
を実行します。テキスト・モードのインタフェースを使用してインストールする場合は、text_install.sh
を実行します。
テキスト・モードのインタフェースを使用してインストールする場合は、text_install.sh
を実行します。インストール・ディレクトリおよびショートカット・ディレクトリを指定するように要求されます。
サイレント・モードでのOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisのインストール
次のようにして、ディストリビューション・アーカイブを一時ディレクトリに展開します。
gtar zxvf /tmp/cal_solaris_1012.tar.gz
ディレクトリOracleCalendar_inst
を作成します。
次のようにして、OracleCalendar_inst
ディレクトリに変更します。
cd OracleCalendar_inst
ユーザー対話なしでOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisをインストールするには、./silent_install.sh
を実行します。
OracleCalendar_inst/ocal.conf
ディレクトリにsilent.properties
ファイルがあります。Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisのインストール場所を変更するには、次のパラメータに新しいパスを定義します。
USER_INSTALL_DIR
USER_SHORTCUTS
表F-4に、Microsoft WindowsプラットフォームにOracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするためのシステム要件を示します。
表F-4 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsをインストールするためのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
|
ディスク領域 |
50MB |
RAM |
128MB以上 256MBを推奨 |
カレンダ・サーバー |
次のいずれか:
|
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsをインストールするには、次のようにします。
Windows 2000またはWindows XPにインストールする場合は、管理権限を使用してログインします。
cal_win_1012.exe
をダブルクリックします。
画面上の指示に従います。
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsのアップグレード
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントの以前のリリースからのアップグレードは、元のプロファイル、つまりこのアプリケーションを最初にインストールしたユーザーを使用して実行する必要があります。インストールを正常にアップグレードするには、元のユーザー・アカウントを使用してアップグレードしてください。あるいは、元のユーザー・アカウントを使用してOracle Calendarデスクトップ・クライアントをアンインストールする必要があります。その後、新しいリリースを使用してアプリケーションを再インストールします。
インストール・パッケージにより、ユーザーのコンピュータに存在するOracle Calendarデスクトップ・クライアントの以前のリリースがすべてアップグレードされます。また、Oracle Calendar Server 10.1.2に対するOracle Calendarデスクトップ・クライアントのベータ・バージョンもすべてアップグレードされます。
サイレント・モードでのOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsのインストール
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windows 10.1.2では、管理者はサイレントでカスタマイズ可能なインストールを実行できます。サイレント・インストールを実行するには、実行可能ファイル名を入力し、その後にサイレント・モードを指定する引数、コマンドライン・オプションとパブリック・プロパティ値をMicrosoftのインストーラ(msiexec.exe
)に渡すための引数、および完全なサイレント・インストールを指定する引数を入力します。
表F-5に、サイレント・インストールのカスタマイズに使用できるコマンドライン・オプションを定義します。
表F-5 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsのサイレント・インストール用のコマンドライン・オプション
オプション | 機能 |
---|---|
|
このオプションは、インストール・パッケージ・ファイルをサイレント・モードで抽出します。 |
|
このオプションは、コマンドライン・オプションおよび値をMicrosoftインストーラ( |
|
このオプションは、ユーザー・インタフェースを使用しない完全なサイレント・インストールを指定します。 |
|
このオプションを指定すると、インストール中に進捗インジケータなどの基本的なユーザー・フィードバックが表示されます。ただし、ユーザーがインストールのパラメータまたは情報を変更することはできません。たとえば、ファイルのコピー中、進捗インジケータがユーザーに表示されますが、ユーザーが宛先パスを指定することはできません。 |
たとえば、ユーザー・インタフェースやプロンプトを使用せずに、cal_win_1012x.exe
をサイレント・モードでインストールし、コマンドライン・オプションおよび値をMicrosoftインストーラに渡す場合は、次のコマンドを入力します。
cal_win_1012x.exe /s /v"qn"
注意:
|
インストール・パッケージ・ファイルを抽出するには、次のようにして管理モードでcal_win_1012.exe
を実行します。
cal_win_1012.exe /a
注意: Oracle Calendarデスクトップ・クライアントの以前のリリースが存在する場合は、新しいバージョンによって上書きされます。 |
管理モードでcal_win_1012.exe
を実行すると、次の各ファイルが抽出されます。
Oracle Calendar.msi
パッケージ。
様々な再配布可能ファイル。
インストールされる製品のフォルダ階層と同じフォルダ階層。ファイルOCal.exe
およびunison.ini
が含まれます。
表F-6に、抽出されるファイルの定義を示します。
表F-6 管理モードでのcal_win_1012.exeの実行時に抽出されるファイル
ファイル | 説明 |
---|---|
|
このファイルは、MSIインストーラ・エンジンで実行される主要なインストーラ・パッケージです。 |
|
このファイルには、InstallShield設定スクリプトが含まれます。これは、 |
|
これは、ユーザー・プリファレンスのテンプレート・ファイルです。 |
この項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsをインストールするために実行する必要がある追加管理タスクについて説明します。内容は次のとおりです。
クライアント側のunison.ini
ファイルを使用することにより、カレンダのプリファレンスおよび設定の情報を指定できます。
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールする際に、様々な種類のプリファレンスおよびその他の情報が事前に設定されたテンプレートunison.ini
ファイルをインストーラに指定できます。テンプレートunison.ini
ファイルが使用されるのは、以前のunison.ini
ファイルが存在していない場合のみです。ユーザーに個人用のunison.ini
ファイルが作成された後は、それ以降にクライアントのアップグレードが行われても、そのファイルは削除も置換もされません。つまり、クライアント・インストーラに対してunison.ini
プリファレンスを事前設定できるのは、現行のコンピュータでいずれのバージョンのOracle Calendarデスクトップ・クライアントも使用していないユーザーのみです。これには、次の2つの理由があります。
アプリケーションをアップグレードするユーザーが、他のユーザーのプロファイル・フォルダに格納されているunison.ini
ファイルを表示または変更できるとはかぎりません。つまり、インストーラは現行のコンピュータ上のすべてのunison.ini
ファイルを検索できるわけではないため、それら全部を新しいテンプレートで置き換えることはできません。
ユーザーの以前のunison.ini
ファイルが置換されると、テンプレートunison.ini
ファイルで指定されているユーザー・プリファレンスまたはOracle Calendar Serverに直接格納されているユーザー・プリファレンスはすべて失われます。
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsのアドバタイズ・インストールの実行
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsをユーザーのコンピュータにアドバタイズすると、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsのショートカットがインストールされ、そのアイコンが「スタート」メニューに表示されて、ファイル・タイプが登録されます。しかし、この製品のファイルが実際にインストールされるのは、ユーザーがこれらのいずれかの項目にアクセスしてアプリケーションを起動したときです。Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsをユーザーのコンピュータにアドバタイズできるのは、そのコンピュータで次のいずれかのオペレーティング・システムが動作している場合のみです。
Microsoft Windows 2000
Microsoft Windows XP HomeまたはProfessional
Microsoft Windows 2003
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsパッケージのインストールを各ユーザーのコンピュータにアドバタイズするには、次のコマンドを入力します。
msiexec.exe -jm "Oracle Calendar.msi" ALLUSERS=1
Group Policyを使用したOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsパッケージのデプロイ
Microsoft Windows 2000以上でGroup Policyを使用すると、ソフトウェア・アプリケーションをインストールおよびメンテナンスするための付属ツールを使用できます。管理者は、Active DirectoryおよびGroup Policyを使用してOracle Calendar.msi
パッケージをユーザーのコンピュータに割り当てることにより、Oracle Calendarをローカル・コンピュータにアドバタイズできます。
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの割当ては、Group Policyを使用してインストール・パッケージを管理するための最も簡単な方法です。この方法では、指定のコンピュータが初めて起動されてGroup Policyが適用されたときに、ユーザーのコンピュータにOracle Calendarが自動的にインストールされます。その後は、このコンピュータのすべてのユーザーがOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsを使用できます。
注意: アプリケーションを永久に削除できるのは管理者のみです。 |
この項では、Oracle Calendar Sync for PalmおよびOracle Calendar Sync for Pocket PCのインストールについて説明します。内容は次のとおりです。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのシステム要件
表F-7に、MacintoshプラットフォームにOracle Calendar Sync for Palmをインストールするためのシステム要件を示します。
表F-7 Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshをインストールするためのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
|
ディスク領域 |
10MB |
RAM |
8MB以上 64MBを推奨 |
カレンダ・サーバー |
次のいずれか:
|
Palm Desktop |
4.0から4.2.1まで 注意: これより新しいリリースのPalm Desktopでも互換性がある可能性がありますが、Oracle Calendar Sync 9.0.4.2.11のリリース時点では動作保証がされていませんでした。 |
デバイス |
次の各デバイスは、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshとの動作互換性が保証されています。同等のデバイスでも互換性がある可能性がありますが、Oracle Calendar Sync 9.0.4.2.11のリリース時点では動作保証がされていませんでした。Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshとの動作互換性が保証されているデバイスの完全なリストは、『Oracle Collaboration Suite動作要件ガイド』の第1章「Oracle Calendar Sync」を参照してください。
注意: Treo 650およびTungsten T5には、Palm OS 5.4.8以上が必要です。 次の各デバイスでは、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshを使用できません。
|
Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのインストール前の手順
Oracle Calendar Syncの以前のリリースがコンピュータにインストールされている場合、または使用デバイスを変更しようとする場合は、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのインストール前に完全な同期化を実行することをお薦めします。
Oracle Calendar Syncのベータ・リリースがインストールされている場合、またはOracle Calendar Syncのリリース2.1.4以下がインストールされている場合は、データを保護するために、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのインストール前に次の操作を実行する必要があります。
PalmオーガナイザからOracle Calendar Syncアプリケーション(CS Setupとも呼ばれる)を削除します。
「Date Book」および「To Do List」からすべての項目をパージします。これを行わない場合、インストール後に最初のHotSyncを実行すると、重複する項目が作成されます。データをパージする際は、次のガイドラインを適用してください。
「Save archive copy on PC」が選択されていることを確認します。
完了済のマークが付いていない「To Do」項目は、手動で削除する必要があります。
「Date Book」のイベントを削除するには、オーガナイザの日付を数年進めてからデータをパージします。たとえば、オーガナイザの日付を2015に変更してから、1週間を超えて存在しているすべてのイベントをパージすると、過去から2015年までのすべてのイベントが削除されます。
Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのインストール
注意: Oracle Calendar Syncの以前のバージョンがインストールされている場合、またはデバイスを変更しようとする場合は、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのインストール前に完全な同期化を実行することをお薦めします。 |
Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshをインストールするには、次の手順を実行します。
cal_syncpalm_macOSX_904211.dmg
をダブルクリックします。これによってOracle Calendar Syncインストーラが作成されます。
OracleSyncインストーラがマウントされたディスクのアイコンをダブルクリックします。
OracleSyncインストーラをダブルクリックします。
画面上の指示に従います。
Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのインストールに関するトラブルシューティング
Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのインストール後、HotSyncの操作の実行中に問題が発生することがあります。この原因として、Palm Desktopファイルとの競合が考えられます。この問題に関するトラブルシューティングを行うには、次の操作を実行します。
/Users
/
your_user_name
/Documents/Palm/Users
にあるUsers
ディレクトリを削除します。
前述の例で、your_user_nameは、ログイン時に使用したユーザー名です。
/Users/
your_user_name
/Library/Preferences
にあるcom.palm.Desktop.plist
ファイルを削除します。
/Users/
your_user_name
/Library/Preferences/
ByHost
ディレクトリ内にある次のファイルを削除します。
com.palm.HS.T.S.xxxxxxxx.plist
com.palm.HS.T.PC.xxxxxxxx.plist
com.palm.HS.T.USB.xxxxxxxx.plist
HotSync Managerを起動します。ユーザー名を入力するように要求されます。
ユーザー名およびその他の必要なHotSync情報を入力します。
HotSync Managerを閉じ、HotSyncを実行します。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsのシステム要件
表F-8に、Microsoft WindowsにOracle Calendar Sync for Palmをインストールするためのシステム要件を示します。
表F-8 Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsをインストールするためのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
|
ディスク領域 |
75MB |
RAM |
128MB |
カレンダ・サーバー |
|
ソフトウェア |
Palm Desktop
注意: これより新しいリリースのPalm Desktopでも互換性がある可能性がありますが、Oracle Calendar Sync 10.1.2のリリース時点では動作保証がされていませんでした。 Microsoft .NET
|
デバイス |
(Palmオペレーティング・システム4.1から5.4までの場合)次の各デバイスは、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsとの動作互換性が保証されています。同等のデバイスも互換性がある可能性があります。
|
Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsのインストール
Oracle Calendar Syncの以前のバージョンがインストールされている場合、またはデバイスを変更しようとする場合は、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsのインストール前に完全な同期化を実行することをお薦めします。
Oracle Calendar Sync for Palmをコンピュータにインストールする前に、Palmデバイスが正しい日付に設定されていることを確認します。日付が間違っていると、同期化の実行時に予期しない結果が発生します。
ディストリビューション・パッケージに付属のcal_syncpalm_win_1012.exe
ファイルを実行し、画面上のInstallShieldの指示に従います。
インストール・タイプとして「Complete」または「Custom」を選択します。
注意:
|
「Synchronization Settings」ダイアログ・ボックスに次の「Sign In」設定を入力します。
User: ユーザー名を入力します。
Password: パスワードを入力します。
Server: カレンダ・サーバーのドメイン名またはIPアドレスを入力します。
注意: サーバー情報がないとき、Oracle Connector for OutlookまたはOracle Calendarデスクトップ・クライアントを使用している場合は、Oracle Connector for Outlookの「プロファイルの設定」ダイアログ・ボックスまたはConnection Managerダイアログ・ボックスで、サーバー名をチェックしてください。 |
Node: ほとんどのサーバー構成では、ノードを指定する必要はありません。ただし、同期化が失敗した場合は、メッセージ・ログを参照してください。
デバイスがそのクレードル内にあることを確認し、同期化を実行します。インストール後に初めて同期化を実行すると、完全な同期化が実行されます。
「Custom」ダイアログ・ボックスを使用して、ユーザー名ごとにHotSync Managerのコンジットおよびアクションを表示または変更します。
同期化に使用するコンジットを選択するには、次のようにします。
「Custom」ダイアログ・ボックスを表示するには、「HotSync Manager」メニューから「Custom」を選択します。
リストからコンジットを選択し、「Change」をクリックして、Calendar、TasksおよびContactの情報を同期化する方法を選択します。
最新のPalmデバイスを使用している場合、3つのコンジット(Date Book、To Do ListおよびAddress)はCalendar、TasksおよびContactsの形式で複製されます。類似するデータで2つのコンジットを同期化するように選択すると、エラーが発生します。たとえば、CalendarとDate Bookの両方を同期化しないでください。次の同期化を開始する前に、1セットのコンジット(たとえば、Date Book、To Do ListおよびAddress)を無効化しておく必要があります。
古いPalmオペレーティング・システム(たとえば、Palm OS 3.1から5.0までのリリース)では、Date Book、To Do ListおよびAddressコンジットを使用してファイルが同期化されます。このオペレーティング・システムを使用するデバイスに、Treo 600があります。
新しいPalmオペレーティング・システム(たとえば、Palm OS 5.2以上)では、Calendar、TasksおよびContactsコンジットを使用してファイルが同期化されます。これらのオペレーティング・システムを使用するデバイスには、Tungsten T、Tungsten T3、Zire 31、Zire 72などがあります。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Calendar Sync for Pocket PCのシステム要件
表F-9に、Microsoft WindowsにOracle Calendar Sync for Pocket PCをインストールするためのシステム要件について説明します。
表F-9 Pocket PCにOracle Calendar Syncをインストールするためのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
|
ディスク領域 |
75MB |
RAM |
128MB |
カレンダ・サーバー |
|
Pocket PC |
次のいずれかのプロセッサが搭載されたPocket PCデバイス:
|
ソフトウェア |
ActiveSync
Microsoft .NET
|
デバイス |
次の各デバイスは、Oracle Calendar Sync for Pocket PCとの動作互換性が保証されています。MIPS、SH3、ARMまたはXScaleプロセッサが搭載された、同じPocket PCオペレーティング・システムを実行している同等のデバイスも、互換性がある可能性があります。
|
Oracle Calendar Sync for Pocket PCのインストール
Oracle Calendar Syncの以前のバージョンがインストールされている場合、またはデバイスを変更しようとする場合は、Oracle Calendar Sync for Pocket PCのインストール前に完全な同期化を実行することをお薦めします。次の事項を確認してください。
Oracle Calendar Sync for Pocket PCをコンピュータにインストールする前に、Pocket PCが正しい日付に設定されていることを確認します。日付が間違っていると、同期化の実行時に予期しない結果が発生します。
ActiveSyncがコンピュータにインストールされていることを確認します。
ディストリビューション・パッケージに付属のcal_syncppc_win_1012.exe
ファイルを実行し、画面上のInstallShieldの指示に従います。
インストール・タイプとして「Complete」または「Custom」を選択します。
注意:
|
アプリケーションにより要求されたら、Oracle Calendar Sync Helperファイルをインストールします。これらのファイルをインストールするには、Pocket PCデバイスを接続する必要があります。
注意: 後で接続してHelperファイルをインストールするには、「スタート」→「プログラム」→「Oracle Calendar Sync for Pocket PC」→「Install Device Files」をクリックします。 |
画面上の残りの指示に従ってインストールを完了します。
モバイル機器の画面で、インストールを完了するために必要な他の手順がないかチェックします。
「Synchronization Settings」ダイアログ・ボックスに次の「Sign In」設定を入力します。
User: ユーザー名を入力します。
Password: パスワードを入力します。
Server: カレンダ・サーバーのドメイン名またはIPアドレスを入力します。
注意: サーバー情報がないとき、Oracle Connector for Outlookを使用している場合はOracle Connector for Outlookの「プロファイルの設定」ダイアログ・ボックスで、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントを使用している場合はConnection Managerダイアログ・ボックスで、サーバー名をチェックしてください。 |
Node: ほとんどのサーバー構成では、ノードを指定する必要はありません。ただし、同期化が失敗した場合は、メッセージ・ログを参照してください。
デバイスを同期化します。ActiveSync Partnership Wizardが起動されます。
画面上の指示に従って、新しいActiveSyncパートナシップを作成します。
リストから、Calendar、ContactsおよびTasksコンジットの個人情報マネージャとして「Oracle Calendar」を選択します。
Microsoft ActiveSyncが自動的に開かない場合は、開きます。
同期化が自動的に開始されない場合は、「Sync」をクリックします。初めて同期化するときは、完全な同期化が行われます。
「Microsoft ActiveSync」ダイアログ・ボックスから「Options」をクリックします。
「Options」ダイアログ・ボックスで「Schedule」タブを選択します。
どのような場合にActiveSyncによりモバイル機器とデスクトップ・コンピュータの間で情報を同期化するかを選択します。次の3つのオプションがあります。
Continuously while the device is connected
Only upon connection
Manually
注意: Oracle Calendar Sync for Pocket PCでは3つのデスクトップ・スケジューリング・モードすべてがサポートされていますが、どのような場合に同期化を実行するかを制御する場合は「Manually」を選択することをお薦めします。 |
この項の内容は次のとおりです。
F.2.4項「con_outlook_1012x.exeユーティリティを使用したOracle Connector for Outlookのインストール」
F.2.5項「msiexec.exeユーティリティを使用したOracle Connector for Outlookのインストール」
F.2.6項「ocprofwiz.exeユーティリティを使用したOracle Connector for Outlookの構成」
F.2.7項「Oracle Connector for Outlookのサイレント・インストールで使用される初期化ファイルの構成」
表F-10に、Oracle Connector for Outlook 10.1.2.xをインストールするためのシステム要件を示します。
表F-10 Oracle Connector for Outlook 10.1.2.xのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
注意: Microsoft Windows NT、Microsoft Windows 2000およびMicrosoft Windows XPにOracle Connector for Outlookをインストールするには、管理権限が必要です。 |
ディスク領域 |
ユーザーのInternet Message Access Protocol 4(IMAP4)メールボックスとほぼ同じサイズの空きディスク領域 |
RAM |
Microsoft OutlookクライアントのRAM要件を参照 |
Microsoft Outlook |
|
カレンダ・サーバー |
Oracle Calendar Server 9.0.3.x以上 |
電子メール・サーバー |
注意: CMU CyrusおよびUniversity of WashingtonのIMAP4実装を参照してください。 |
PDA同期化用のコンジット |
|
デバイス |
次の各デバイスは、Oracle Connector for Outlookとの動作互換性が保証されています。同等のデバイスが動作する場合もありますが、動作状況や操作性が変わる可能性があります。 Pocket PC
Palm
Blackberry
|
Oracle Connector for Outlook 10.1.2.xをインストールする前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
サポートされているMicrosoft Outlookバージョンが、サポートされているプラットフォームにインストールされていること
Microsoft Windows NT、Microsoft Windows 2000およびMicrosoft Windows XPにOracle Connector for Outlookをインストールするための管理権限があること
Outlook 2000が「Corporate or Workgroup (CWG) mode」でインストールされていること
Microsoft Outlookの構成を確認するには、「Tools」メニューから「Options」→「Mail Services」→「Reconfigure Mail Support」を選択します。
注意: オフライン・フォルダを使用している場合、情報が失われるのを未然に防ぐため、アップグレード前にオフライン・フォルダを同期化する必要があります。 |
Oracle Connector for Outlookは、対話モードまたはサイレント・モードでインストールできます。対話インストールを実行するには、con_outlook_1012x.exe
実行可能ファイルを使用します。この項では、対話モードでのOracle Connector for Outlookのインストールについて説明します。
注意: Oracle Connector for Outlookで使用するMessaging Application Programming Interface(MAPI)プロファイルの構成は、インストール・プロセスの一部になっていません。 |
con_outlook_1012x.exe
ファイルを使用する対話インストールでは、インストール・ウィザードによってインストール・プロセスの手順が示されます。con_outlook_1012x.exe
を実行すると、インストール・ウィザードによってオペレーティング・システムの言語が判別され、その言語でインストール・ウィザードが起動されます。
すべてのMicrosoft Windowsアプリケーションを終了します。
con_outlook_1012x.exe
ファイルをダブルクリックして、InstallShield Wizardを起動します。
InstallShield Wizardの「Welcome」画面で、「Next」をクリックします。
「User Name」フィールドに自分の名前を入力し、「Organization」フィールドに会社名を入力します。「Next」をクリックします。
「Next」をクリックすると、デフォルトのフォルダにインストールされます。Oracle Connector for Outlookを別のフォルダにインストールする場合は、「Change」をクリックし、そのフォルダにナビゲートします。
インストールする言語を選択します。
インストール後に言語を追加することもできます。
前の画面で入力した情報を確認する場合は、「Back」をクリックします。確認しない場合は、「Install」をクリックします。
「Finish」をクリックして、構成ウィザードを起動します。後でOracle Connector for Outlookを構成する場合は、「Start Configuration」の選択を解除します。
注意: Microsoft Outlookインストールをアップグレードした場合は、Oracle Connector for Outlookを再インストールする必要があります。 |
この項では、con_outlook_1012x.exe
ファイルをユーティリティとして使用したOracle Connector for Outlookのインストールおよびカスタマイズ方法を説明します。内容は次のとおりです。
con_outlook_1012x.exe /langlanguage_id
con_outlook_1012x.exe /spath_to_INI_file
C:\temp\con_outlook_1012x.exe /spath_to_INI_file
con_outlook_1012x.exe /s UI=valuepath_to_INI_file
con_outlook_1012x.exe /log
path_to_log_file
con_outlook_1012x.exe /adminadmin_argument
con_outlook_1012x.exe /adminadmin_argument
admin_argument
con_outlook_1012x.exe /admin image=cd trans=
path_to_INI_file
con_outlook_1012x.exe
ユーティリティを使用すると、Oracle Connector for Outlookを管理モード(サイレント・モード)でインストールできるうえ、インストール先コンピュータのオペレーティング・システムの言語以外の言語でインストール・ウィザードを実行できます。また、Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードで新しいバージョンにアップグレードできます。
Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールするには、/s
オプションを使用します。サイレント・モードでは、ユーザーの操作は必要ありません。サイレント・モードでインストールする場合、すべての必要なインストール情報が含まれた初期化ファイルを使用できます。ただし、初期化ファイルを指定しない場合、Oracle Connector for Outlookはデフォルト設定でインストールされます。
con_outlook_1012x.exe
ファイルを使用すると、サイレント・モードのインストールに加えて、Oracle Connector for Outlookのアップグレード、メンテナンスまたは削除など、追加管理タスクをサイレント・モードで実行できます。サイレント・モードで新しいインストール・パッケージを実行すると、Oracle Connector for Outlookインストールは、初期化ファイルを使用せずに新しいバージョンにアップグレードされます。
管理モードでのOracle Connector for Outlookのインストールに加えて、con_outlook_1012x.exe
ユーティリティから/admin
オプションを使用するとcon_outlook.msi
インストール・パッケージを複数または1つのファイルに抽出できます。
オプション | 説明 | 許容される引数 |
---|---|---|
/lang |
インストール・ウィザードの言語の指定。
Oracle Connector for Outlookの以前のリリースをインストールしておらず、インストール先コンピュータのオペレーティング・システムの言語以外の言語でインストール・ウィザードを実行する場合、 |
サポートされている言語
Oracle Connector for Outlookでサポートされている言語のリストは、表F-14を参照 |
/s |
サイレント・モードでのインストール。
すべての必要なインストール情報が含まれた初期化ファイルを使用して、Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールします。初期化ファイルを指定しない場合、Oracle Connector for Outlookはデフォルト設定でインストールされます。INIファイルの詳細は、F.2.7項を参照してください。 また、Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードで新しいバージョンにアップグレードできます。サイレント・モードで新しいインストール・パッケージを実行すると、Oracle Connector for Outlookインストールは、初期化ファイル不要で新しいバージョンにアップグレードされます。
UI=1 インストール終了時にインストールが正常に終了したことを示すダイアログ・ボックスを除いて、ユーザー・インタフェースは表示されません。 UI=2 基本的なユーザー・インタフェースがサイレント・インストール中に表示されます。 UI=3 インストール終了時にインストールが正常に終了したことを示すモーダルなダイアログ・ボックスに加えて、基本的なユーザー・インタフェースが表示されます。ユーザーがインストールを取り消した場合、モーダルなダイアログ・ボックスは表示されません。 |
UI=1
|
/log |
インストールのトラブルシューティング。
|
path_to_log_file |
/admin |
MSI インストール・パッケージの抽出。
image=msiは、 image=cdは、 trans=path_to_INI_fileは、
作成された変換によって、元の 注意: |
image=msi
|
注意:
|
次の例は、con_outlook_1012x.exe
ユーティリティを使用してOracle Connector for Outlookをインストールする場合に入力可能なコマンドラインを表します。
インストール・ウィザードの言語の指定
Oracle Connector for Outlookの以前のリリースをインストールしておらず、フランス語でインストール・ウィザードを実行する場合は、次のコマンドを入力します。
con_outlook_1012x.exe /Lang 1036
サイレント・モードでのインストール
実行可能ファイルおよび初期化ファイルがC:\Tempフォルダにある場合、con_outlook_1012x.exe
ファイルを使用してOracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールします。
C:\temp\con_outlook_1012x.exe /s C:\temp\con_outlook_silent.ini
ビジュアル・フィードバックがあるサイレント・インストールのカスタマイズ
実行可能ファイルおよび初期化ファイルがC:\Tempフォルダにある場合、con_outlook_1012x.exe
ファイルを使用してサイレント・インストール中にビジュアル・フィードバックをメンテナンスします。
C:\temp\con_outlook_1012x.exe /s UI=
2 C:\temp\con_outlook_silent.ini
1つのファイルへのインストール・パッケージの抽出
con_outlook.msi
を1つのファイルに抽出します。
con_outlook_1012x.exe /admin image=msi
複数のファイルへのインストール・パッケージの抽出
con_outlook.msi
を複数のファイルに抽出します。
con_outlook_1012x.exe /admin image=cd
変換の作成
silent.mstという名前の変換を他の言語変換とともに作成します。
con_outlook_1012x.exe /admin image=cd trans=path_to_INI_file
埋込み型変換の作成
silentという名前の埋込み型変換を作成します。
con_outlook_1012x.exe /admin image=msi trans=path_to_INI_file
別の場所へのログ・ファイルの生成
con_outlook_1012x.exe /log
path_to_log_file
この例で、path_to_log_file
はログ・ファイルの完全パスを表します。
この項では、con_outlook.msi
パッケージを使用したOracle Connector for Outlookのインストール方法を説明します。内容は次のとおりです。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" msiexec.exe /i "con_outlook.msi" TRANSFORMS=1036.mst msiexec.exe /i "con_outlook.msi" TRANSFORMS=:setup_language
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" /qn SILENTINIPATH=
path_to_INI_file
msiexec.exe /x {product_code
} /qn msiexec.exe /jm "con_outlook.msi" ALLUSERS=1 msiexec.exe /i "con_outlook.msi" /lpath_to_log_file
msiexec.exe
ユーティリティを使用して、サイレント・モードでのOracle Connector for Outlookのインストール、最初のインストールに対するインストール言語の指定、各ユーザーのコンピュータに対するOracle Connector for Outlookパッケージのインストールのアドバタイズ、Oracle Connector for Outlookの新しいバージョンへのサイレント・モードによるアップグレード、インストールのトラブルシューティング用ログ・ファイルの生成、およびサイレント・モードでのアンインストールを実行できます。
con_outlook_1012x.exe
ユーティリティから/admin
オプションを使用して抽出できるMSIインストール・パッケージ(con_outlook.msi
)とともにmsiexec.exe
ユーティリティを実行します。
Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールするには、/qn
オプションを使用します。サイレント・モードでは、ユーザーの操作は必要ありません。サイレント・モードでインストールする場合、すべての必要なインストール情報が含まれた初期化ファイルを使用できます。ただし、初期化ファイルを指定しない場合、Oracle Connector for Outlookはデフォルト設定でインストールされます。
オプション | 説明 | 許容される引数 |
---|---|---|
/i |
インストールまたはアップグレード。
注意:
msiexec /i "con_outlook.msi" |
TRANSFORMS=: setup_language
|
/jm |
インストールのアドバタイズ。
ユーザーのコンピュータにOracle Connector for Outlookパッケージのインストールをアドバタイズします。
|
ALLUSERS=1 |
/l |
ログ・ファイルの生成。
|
path_to_log_file |
/qn |
サイレント・モードでのインストール。
Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールする場合、初期化ファイルのフルパスを指定する必要があります。 |
SILENTINIPATH= path_to_INI_file |
/x | アンインストール。
|
Oracle Connector for Outlookの製品コード |
注意:
|
次の例は、msiexec.exe
ユーティリティを使用してOracle Connector for Outlookをインストールする場合に入力可能なコマンドを表します。
抽出された1つのファイルからのインストール言語の指定
1つのファイルに格納されたMSI
インストール・パッケージから最初に直接インストールする場合、インストール言語としてフランス語を指定します。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" TRANSFORMS=:1036
複数のファイルに抽出した後のインストール言語の指定
MSI
インストール・パッケージを複数のファイルに抽出した場合、最初のインストールでインストール言語としてフランス語を指定します。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" TRANSFORMS=1036.mst
アドバタイズ・インストールの実行
各ユーザーのコンピュータにOracle Connector for Outlookパッケージのインストールをアドバタイズします。
msiexec.exe /jm "con_outlook.msi" ALLUSERS=1
「Oracle Connector For Outlook」プログラムのサブメニューからOracle Connector構成ウィザード・オプションが使用可能になります。このショートカットを選択することにより、昇格した権限を使用してインストールを実行できます。
サイレント・モードでのインストール
MSI
インストール・パッケージを使用してOracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールします。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" /qn
C:\temp\con_outlook_silent.ini
この例で、con_outlook_silent.ini
はC:\Tempフォルダにある初期化ファイルです。初期化ファイルの詳細は、F.2.7項を参照してください。
アップグレード
MSI
インストール・パッケージを使用してOracle Connector for Outlookをアップグレードします。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi"
アンインストール
Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでアンインストールします。
msiexec.exe /x {0AF6C5A4-E29B-4D1E-B6FF-D73F4FBB44DA} /qn
この例では、必要なコマンドライン・オプションおよび値がMicrosoftインストーラに渡され、Oracle Connector for Outlookがサイレント・モードでアンインストールされます。このコマンドは、「コントロール パネル」の「アプリケーションの追加と削除」によるアプリケーションのアンインストールと同じことを、サイレント・モードで行うものです。この例で、/x
オプションは、カッコ{}で製品コードが指定されているOracle Connector for OutlookをアンインストールするようにMicrosoftインストーラに指示します。/qn
は完全なサイレント・モードを指定します。
トラブルシューティング
MSI
インストール・パッケージを使用して実行したインストールのトラブルシューティングを行い、ログ・ファイルを生成します。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" /l C:\OcLog.log
注意: 英語以外の言語を使用してインストールした場合、ログ・ファイルは一部が英語、一部が選択したインストール言語で生成されます。 |
管理者が次のいずれかの方法を使用すると、管理者以外のユーザーがOracle Connector for Outlookをインストールできるようになります。
これらのいずれかの方法を使用する場合は、con_outlook_1012x.exe
に含まれているMSI
インストール・パッケージを使用する必要があります。
AlwaysInstallElevatedレジストリ・ポリシーの設定
ユーザーのコンピュータにAlwaysInstalledElevated
ポリシーを設定することにより、Oracle Connector for Outlookをインストールするための適切なインストール権限をユーザーに付与します。ただし、このポリシーを設定すると、ユーザーがコンピュータのセキュアな場所にアクセスできるようになるため、ユーザーのコンピュータがセキュリティ・リスクにさらされる可能性があります。
関連資料: 詳細は、AlwaysInstalledElevated レジストリ・エントリに関する次のURLを参照してください。
|
昇格したインストール権限を構成するには、レジストリ内の次のキーの下のAlwaysInstallElevated
ポリシーを設定します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\Installer
注意: これは、各コンピュータのインストールに適用します。 |
昇格したインストール権限をインストールの一部として各コンピュータ上で実行してOracle Connector for Outlookをインストールした場合、AlwaysInstallElevated
ポリシーは、以降のインストールの修復に影響を与えることなく削除できます。その後も、ユーザーは昇格した権限でOracle Connector for Outlookインストールを修復できます。
Oracle Connector for Outlookのアドバタイズ・インストールの実行
Oracle Connector for Outlookをユーザーのコンピュータにアドバタイズすると、Oracle Connector for Outlookのショートカットがインストールされ、ショートカット・アイコンが「スタート」メニューに表示されて、ファイル・タイプが登録されます。しかし、このファイルが実際にインストールされるのは、ユーザーがこれらのいずれかの項目にアクセスしてアプリケーションを起動したときです。Oracle Connector for Outlookをユーザーのコンピュータにアドバタイズできるのは、そのコンピュータで次のいずれかのオペレーティング・システムが動作している場合のみです。
Microsoft Windows 2000
Microsoft Windows XP
Microsoft Windows 2003
Oracle Connector for Outlookパッケージのインストールを各ユーザーのコンピュータにアドバタイズするには、次のコマンドを入力します。
msiexec.exe /jm "con_outlook.msi" ALLUSERS=1
Active DirectoryでGroup Policyを使用したOracle Connector for Outlookパッケージのデプロイ
Microsoft Windows Server 2003またはMicrosoft Windows 2000 Serverのツールを使用して、Group PolicyおよびActive Directoryを使用すると、ソフトウェア・アプリケーションをインストールおよびメンテナンスできます。
Oracle Connector for Outlookの割当ては、Group Policyを使用してインストール・パッケージを管理するための最も簡単な方法です。この方法では、指定のコンピュータが初めて起動されてGroup Policyが適用されたときに、ユーザーのコンピュータにOracle Connector for Outlookが自動的にインストールされます。その後は、このコンピュータのすべてのユーザーがOracle Connector for Outlookを使用できます。
Active DirectoryおよびGroup Policyを使用してcon_outlook.msi
パッケージをユーザーのコンピュータに割り当てることにより、Oracle Connector for Outlookをローカル・コンピュータにデプロイできます。
Group Policyを使用してOracle Connector for Outlookをデプロイするには、次のようにします。
注意:
|
「スタート」メニューから、「プログラム」→「管理ツール」→「Active Directory ユーザーとコンピュータ」を選択します。
Oracle Connector for Outlookをデプロイするすべてのコンピュータを含む組織単位を作成します。(既存の組織単位を使用できます。)
ナビゲーション・ツリーで組織単位ノードを右クリックします。
ショートカット・メニューから「プロパティ」を選択します。
「グループ ポリシー」タブを選択します。
新しいGroup Policyを追加するには、「追加」をクリックします。既存のGroup Policyを編集するには、「編集」をクリックします。
「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」で「コンピュータの構成」を開きます。これで、ログオンするユーザーに関係なく、ポリシーをコンピュータに適用できます。
「コンピュータの構成」で、「ソフトウェアの設定」フォルダを開きます。
「ソフトウェア インストール」を右クリックして、「新規作成」→「パッケージ」を選択します。
con_outlook.msiを抽出した場所を参照し、このファイルを選択します。
変換を使用してインストールをカスタマイズする場合は、「詳細設定」オプションを選択します。それ以外の場合は、「割り当て」を選択します。「OK」をクリックします。
「割り当て」オプションを選択した場合は、手順13に進みます。「変更」タブを選択して、インストール言語変換を1つ追加します。silent.mstという名前の変換を作成した場合、リストに追加する必要があります。
「プロパティ」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。
「Active Directory ユーザーとコンピュータ」コンソールを終了します。
前述の手順を実行すると、Oracle Connector for Outlookのパッケージの設定が完了します。インストール用にパッケージが使用可能であることを検証する必要があります。これを行うには、ドメイン内の任意のコンピュータを再起動します。コンピュータの再起動後、Oracle Connector for Outlookのインストールがすぐに開始します。
このインストール設定を使用すると、管理権限を持たないユーザーも、「プログラム」メニューから「Add or Remove Languages」を選択することにより、Oracle Connector for Outlookのサポートされている言語を変更できます。さらに、ユーザーはOracle Connector for Outlookのインストールを修復することもできます。
注意: アプリケーションを永久に削除できるのは管理者のみです。 |
Oracle Connector for Outlookへの変換の適用
Group Policyを使用してcon_outlook.msi
パッケージを割り当てた場合でも、サイレント初期化ファイルを使用してOracle Connector for Outlookのインストールを制御できます。これを行うには、元のOracle Connector for Outlookパッケージ(MSIファイル)に変換(MSTファイル)を適用します。
変換によって変更されるのは、元のcon_outlook.msi
パッケージのSILENTINIPATH
パブリック・プロパティのみである必要があります。このパブリック・プロパティには、初期化ファイルのパスが含まれている必要があります。このパスがネットワーク・ロケーションを指す場合もあります。
注意:
|
この初期化ファイルの構造は、サイレント・インストールに使用される初期化ファイルの構造と同じです。
関連資料: ソフトウェアのインストールおよびメンテナンスの手順については、次のURLを参照してください。
|
この項では、ocprofwiz.exe
ユーティリティを使用したOracle Connector for Outlookの構成方法を説明します。内容は次のとおりです。
ocprofwiz.exe /spath_to_PRF_file
ocprofwiz.exe /Llanguage_id
ocprofwiz /d ocprofwiz /p ocprofwiz /p /llanguage_id
ocprofwiz.exe
ユーティリティ(構成ウィザード)は、PRF
ファイルおよびプロファイルの作成と構成を統合するため、管理者とエンド・ユーザーのどちらにも役立つスタンドアロン・アプリケーションです。構成ウィザードによって既存のPRF
ファイルから情報が読み取られ、適切な設定を使用して、新規のプロファイルの作成または既存のプロファイルの変更が行われます。このユーティリティは、コマンド・プロンプトまたはWindowsのエクスプローラから起動できます。ocprofwiz.exe
は次のディレクトリにあります。
C:\Program Files\Oracle\Outlook Connector\
ocprofwiz.exe
ユーティリティの様々な使用について次に説明します。
構成ウィザードは対話モードで起動できます。
構成ウィザードはサイレント・モードで起動できます。ユーザーの最初のプロファイルを作成および構成するために必要なすべての設定情報が含まれた既存のPRF
ファイルを使用できます。
管理者は、構成ウィザードを使用して、更新された設定を保存するためのPRF
ファイルを生成できます。
管理者は、構成ウィザードを使用して、既存のプロファイルに対するOracle Connector for Outlook設定をバックアップし、それらの設定を後で復元することができます。
管理者は、Oracle Connector for Outlookの構成ウィザードによって生成されたPRF
ファイルのプロファイル設定を変更できます。
注意: プロファイルの構成中は、Oracle Connector for Outlook設定のみが構成されます。1回に実行できる構成ウィザードのインスタンスは1つのみです。2回目に構成ウィザードを起動しようとすると、前回起動されたインスタンスがフォアグラウンドに表示されます。 |
構成ウィザードをカスタマイズするには、この項で説明するコマンドライン・オプションを使用します。
オプション | 説明 | 許容される引数 |
---|---|---|
/d |
構成ウィザードの「既定のプロファイルとして設定」オプション。
構成ウィザードの最終画面で「既定のプロファイルとして設定」がデフォルトで選択されるように指定します。 |
なし |
/l |
構成ウィザードの言語の指定。
構成ウィザードを実行する言語の指定に使用します。この言語はすでにインストールされている(Oracle Connector for Outlookのインストール時から)必要があります。 Oracle Connector for Outlookでサポートされている言語のリストは、表F-14を参照してください。 |
サポートされている言語 |
/p |
対話モードでのプロファイルの作成。
対話型のプロファイル作成モードで構成ウィザードを実行し、 |
なし |
/s |
サイレント・モードでのプロファイルの作成。
Oracle Connector構成ウィザードをサイレントのプロファイル作成モードで実行します。 |
path_to_PRF_file |
注意:
|
次の例は、構成ウィザードをカスタマイズする場合に入力可能なコマンドを表します。
構成ウィザードの言語の指定
構成ウィザードをドイツ語で実行します。
ocprofwiz.exe /l 1031
注意: Oracle Connector for Outlookのインストール時にインストールされた言語を指定する必要があります。 |
構成ウィザードを使用した対話型のプロファイル作成
対話型のプロファイル作成モードでocprofwiz.exeユーティリティを実行し、PRFファイルを作成します。
ocfoprofwiz.exe /p
構成ウィザードを対話型のプロファイル作成モードおよびドイツ語で実行します。
ocprofwiz.exe /p /l 1031
サイレントのプロファイル作成
構成ウィザードをサイレントのプロファイル作成モードで実行します。
ocprofwiz.exe /s "C:\Program Files\Oracle\Outlook Connector\source.prf"
「既定のプロファイルとして設定」オプションの設定
構成ウィザードの「完了しました。」画面で「既定のプロファイルとして設定」が選択されるようにします。
ocprofwiz.exe /d
構成ウィザードは、次の3種類のモードで起動できます。
対話型のプロファイル作成および構成モードは、デフォルト・モードです。このモードを使用して、設定を指定し、プロファイルを作成または変更します。構成ウィザードの「プロファイルの設定」画面を使用すると、既存のプロファイルを構成したり、新規のプロファイルを作成できます。ただし、1つのセッションで構成できるプロファイルは1つのみです。また、「プロファイルの設定」画面で既存のプロファイルを削除することもできます。
構成ウィザードを実行するには、次のようにします。
構成ウィザードを起動する前に、Microsoft Outlookを閉じます。
デスクトップにあるOracle Connector構成ウィザードのアイコンをダブルクリックしてウィザードを起動します。または、デスクトップの「スタート」メニューから「Oracle Connector For Outlook」→「Oracle Connector Configuration Wizard」を選択します。
「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。
新規プロファイルを作成するには、「新規」を選択して新規プロファイルの名前を入力します。既存のプロファイルを構成するには、「プロファイル」リストから選択します。「次へ」をクリックします。
「サービスの設定」画面で、選択したユーザー・プロファイルの設定を表示または変更できます。パスワード以外のフィールドをすべて入力しないと、「次へ」が有効になりません。ローカル・メールボックス・キャッシュのリセット、受信メールのフォルダ・リフレッシュ・レートの設定、またはグローバル・アドレス帳のリフレッシュ・オプションの選択など、詳細設定を構成するには、「詳細設定」をクリックします。
注意: プロファイル設定の構成中、Microsoft Outlookを開いた状態で同じプロファイルを使用している場合、「サービスの設定」画面のフィールドが無効になります。 |
「完了しました。」画面が表示されたら、「既定のプロファイルとして設定」が選択されていることを確認してください。デフォルトで、Outlook Address Bookサービスが新しいプロファイルに追加されます。
管理者は、対話型のPRFファイル作成モードでocprofwiz.exeユーティリティを実行できます。空のテンプレートを使用するか、既存のプロファイルまたはPRFファイルから情報をインポートすることによって、PRFファイルを作成できます。
デフォルトでは、作成されるPRFファイルは空のテンプレートです。セキュリティ上の理由で、既存のプロファイルから情報をインポートした場合、結果のPRFファイルにパスワード・フィールドは保存されません。最終的なPRFファイルには、ユーザー・プロファイル情報と設定情報が含まれます。構成ウィザードまたはNewProf.exe
ファイルで、これらの情報を使用できます。
使用されたソース・テンプレートに応じて、Outlook Address Book情報が出力PRFファイルの[Service List]セクションに追加されるかどうかが決まります。既存のプロファイルから情報をインポートしたプロファイル・テンプレートでは、そのプロファイルにOutlook Address Bookサービスが含まれるかどうかによります。既存のプロファイルから情報をインポートしたPRFテンプレートの場合も、そのPRFのService Listセクション内にOutlook Address Book情報が含まれるかどうかによります。
対話型のPRFファイル作成モードでocprofwiz.exeを実行するには、次のようにします。
構成ウィザードを起動する前に、Microsoft Outlookを閉じます。
コマンドラインで/p
と入力します。次に例を示します。
ocprofwiz.exe /p
「PRF構成設定」画面の「ソース・テンプレート」で、PRFファイルのオプションとして次のいずれかを選択します。
空のPRFファイル: ソース・テンプレートとしてこのオプションを選択した場合は、手動で設定を指定する必要があります。
既存のPRFファイル: ソース・テンプレートとしてこのオプションを選択した場合は、ソースのPRFファイルから初期設定情報がインポートされます。
MAPIプロファイル: ソース・テンプレートとしてこのオプションを選択した場合は、ソース・プロファイルから初期設定情報がインポートされます。
「宛先ファイル」に、新規PRFファイルの名前および場所を入力します。
「プロファイル・オプション」画面で、新規のPRFファイルのGeneralセクションの設定を構成します。表F-11に、「プロファイル・オプション」画面の各フィールドと、PRFファイルのGeneralセクションのパラメータとの関係を示します。
「サービスの設定」画面で、選択したユーザー・プロファイルのOracle Connector for Outlookの設定を表示または変更できます。パスワード以外のフィールドをすべて入力しないと、「次へ」が有効になりません。
ローカル・メールボックス・キャッシュのリセット、受信メールのフォルダ・リフレッシュ・レートの設定、またはグローバル・アドレス帳のリフレッシュ・オプションの選択など、詳細設定を構成するには、「詳細設定」をクリックします。Oracle Connector for Outlookの設定情報が、新規のPRFファイルに保存されます。
「完了しました。」画面が表示されているときに、「PRFファイルを表示」が選択されている場合、ウィザードでは新しく作成されたPRFファイルが表示されます。PRFファイル内の情報を確認したり、パラメータを更新することができます。
表F-11 「プロファイル・オプション」画面のフィールドとPRFファイルのGeneralセクションの設定との関係
「プロファイル・オプション」画面のフィールド | PRFファイルのGeneralセクションのパラメータ |
---|---|
|
|
|
|
|
|
同じ名前の既存プロファイルを上書きする |
|
既存のPRFファイルが、対応するプロファイルの作成用のテンプレートとして使用されます。Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールする場合、インストール完了後に構成ウィザードを起動できます。構成ウィザードによって既存のPRFファイルから情報が読み取られ、適切な設定を使用して、新規のプロファイルの作成または既存のプロファイルの変更が行われます。
注意: Oracle Connector for Outlookの構成ウィザードによって生成されたPRFファイルを使用することをお薦めします。PRFファイル内のほとんどのパラメータは、対話型のPRFファイル作成モードでの構成ウィザードで構成することができます。値を手動で変更する場合は、新しい値が有効範囲内の値であることを確認する必要があります。有効範囲内の値であることを確認するには、インストール・パッケージとともに配布されたPRFファイルを調べます。 |
Outlook Address Bookサービスが[Service List]セクションにリストされていれば、プロファイルにインポートされます。他のタイプのメッセージ・サービスも、制限付きでサポートされています。
サイレント・モードでOracle Connector for Outlookを構成した場合、正常終了およびエラーの情報を記録するためのログ・ファイルが作成されます。このログ・ファイルは、コンピュータの一時フォルダに格納されます。次に例を示します。
C:\Documents and Settings\user\Local Settings\Temp\ocfoConfigWizardLog\ocfoConfigWizard.log
前述のコマンドで、user
はローカル・ユーザーのログイン名を表します。
注意:
|
初期化ファイル内の次の各セクションは構成可能です。初期化ファイルはctoc.iniという名前ですが、任意の名前に変更できます。初期化ファイルの場所を選択することもできます。
初期化ファイルの[General]
セクションでは、Oracle Connector for Outlookの登録ユーザー名、会社名、およびOracle Connector for Outlookのインストール場所を指定できます。
表F-12 INIファイルの[General]セクションを構成するためのパラメータ値
パラメータ | 説明 | 許容される値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
|
Oracle Connector for Outlookの登録ユーザー名を指定します。 |
ユーザー名を指定する文字列 |
デフォルトなし |
|
ソフトウェア・ライセンスを購入した会社名を指定します。 |
会社名を指定する文字列 |
デフォルトなし |
|
Oracle Connector for Outlookをインストールするパス(デフォルトのインストール・パス以外)を指定します。空の場合、デフォルトのインストール・パス([current drive]\Program Files\Oracle\Outlook Connector)が使用されます。 |
インストール・パスを指定する文字列 |
デフォルトなし |
[General]
セクションのパラメータと例が示された初期化ファイルの一部を、次に示します。
[General] UserName=OCFOUSER Company=ORACLE InstallPath=C:\Program Files\Oracle\Outlook Connector
初期化ファイルの[Settings]
セクションでは、インストール後のコンピュータの強制再起動、「コントロール パネル」のオプションの無効化、およびメール・サーバー機能の無効化などが行えます。初期化ファイルのこのセクションで構成可能なパラメータは、次の表を参照してください。
表F-13 INIファイルの[Settings]セクションを構成するためのパラメータ
パラメータ | 説明 | 許容される値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
|
1に設定すると、インストール後にコンピュータが強制的に再起動されます。 |
0 1 |
0 |
|
1に設定すると、ユーザーはパスワードを保存できません。 |
0 1 |
0 |
|
1に設定すると、ユーザーに「パスワードの変更」メニュー項目が表示されません。 |
0 1 |
0 |
|
定義すると、メール・サーバーはデフォルトでアカウントを持ちません。新規プロファイルを作成する場合、これらのページにアクセスできません。 特定のメール・サーバー機能を無効にするには、次の値のいずれかを指定します。
|
0 1 2 3 |
0 |
|
1に設定すると、Oracle Connector構成ウィザードのショートカットがデスクトップから削除されます。 |
0 1 |
0 |
|
1に設定すると、「コントロール パネル」のオプションが無効になります。 |
0 1 |
0 |
[Settings]
セクションのパラメータと例が示された初期化ファイルの一部を、次に示します。
[Settings] ForceReboot=0 DisablePwd=1 HideCalendarPwdMenu=1 NoServerMail=3 DisableCfgUI=1 NoDesktopShortcut=1
[Languages]
セクションでは、Oracle Connector for Outlookでインストール時にサポートされる追加の言語を指定できます。
サポートされる言語のリストは、表F-14を参照してください。
[Languages]
セクションを変更することにより、サイレント・モードで言語を追加または削除できます。これは、同じインストール・パッケージを使用している間は有効です。
追加言語として英語、フランス語およびドイツ語を指定する場合に[Languages]
セクションで使用されるパラメータが示された初期化ファイルの一部を、次に示します。
[Languages] ;English US 1033=us ;French 1036=f ;German 1031=d
表F-14 Oracle Connector for Outlookでサポートされている言語
言語名 | ID番号 |
---|---|
英語(アメリカ合衆国) |
1033 |
中国語(簡体字) |
2052 |
中国語(繁体字) |
1028 |
チェコ語 |
1029 |
デンマーク語 |
1030 |
オランダ語 |
1043 |
フィンランド語 |
1035 |
フランス語 |
1036 |
ドイツ語 |
1031 |
ギリシャ語 |
1032 |
ハンガリー語 |
1038 |
イタリア語 |
1040 |
日本語 |
1041 |
韓国語 |
1042 |
ノルウェー語 |
1044 |
ポーランド語 |
1045 |
ポルトガル語(ブラジル) |
1046 |
ポルトガル語(ポルトガル) |
2070 |
ルーマニア語 |
1048 |
ロシア語 |
1049 |
スペイン語 |
1034 |
スウェーデン語 |
1053 |
トルコ語 |
1055 |
[OcConfigWizard]
セクションでは、PRF
ファイルの場所を指定できます。PRFファイルには、ユーザー・プロファイル情報が含まれます。Oracle Connector for Outlookでは、PRF
ファイルを使用してユーザー・プロファイルが構成されます。
表F-15 INIファイルの[OcConfigWizard]セクションを構成するためのパラメータ
パラメータ | 説明 | 許容される値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
|
PRFファイルの絶対パスを指定します。 |
場所を指定する文字列 |
デフォルトなし |
|
ユーザーの指定プロファイルを自動作成するためにActive Directoryデプロイのみで使用します。値を1に指定すると、インストール実行後にシステムにログインした最初のユーザーのみのプロファイルを作成します。値を2に指定すると、システムにログインしたすべてのユーザーのプロファイルを作成します。 |
1 2 |
デフォルトなし |
[OcConfigWizard]
セクションのパラメータおよび値が示された初期化ファイルの一部を、次に示します。
[OcConfigWizard] Path=c:\MyPrfName.prf AutoRepair=2
Oracle Connector for Outlookのサイレント・インストールで使用される初期化ファイルのサンプル
Oracle Connector for Outlookのサイレント・インストールに使用される初期化ファイルのサンプルの一部を、次に示します。
注意: [Languages]セクションを除いて、初期化ファイル内のパラメータは初回のインストール時にのみ構成できます。すでにOracle Connector for Outlookがインストールされている場合は、アプリケーションをアンインストールしてからでないと設定を変更できません。 |
[General] UserName=OCFOUSER Company=ORACLE InstallPath=C:\Program Files\Oracle\Outlook Connector [Settings] ForceReboot=0 DisablePwd=1 HideCalendarPwdMenu=1 NoServerMail=3 DisableCfgUI=1 NoDesktopShortcut=1 [Languages] ;English US 1033=us ;Chinese (PRC) (S) 2052=zhs,_936 ;Chinese (Singapore) (S) 4100=zhs,_936 ;Chinese (Hong Kong) (T) 3076=zht,_950 ;Chinese (Macau) (T) 5124=zht,_950 ;Chinese (Taiwan) (T) 1028=zht,_950 ;Czech 1029=cs ;Danish 1030=dk ;Dutch (Netherlands) 1043=nl ;Finnish 1035=sf ;French 1036=f ;German 1031=d ;Greek 1032=el ;Hungarian 1038=hu ;Italian 1041=i ;Japanese 1041=ja ;Korean 1042=ko ;Norwegian (Bokmal) 1044=n ;Polish 1045=pl ;Portuguese (brazilian) 1046=ptb ;Portuguese 2070=pt ;Romanian 1048=ro ;Russian 1049=ru ;Spanish 1034=e ;Swedish 1053=s ;Turkish 1055=tr [OcConfigWizard] Path=c:\PRFNAME.prf AutoRepair=2
con_outlook_1012x.exe
ユーティリティまたはmsiexec.exe
ユーティリティを使用して、Oracle Connector for Outlookの既存のバージョンをアップグレードできます。con_outlook_1012x.exe
またはcon_outlook.msi
を実行すると、アップグレードに使用されるインストール言語が、Oracle Connector for Outlookの現行バージョンに基づいて決定されます。
対話モードでアップグレードするには、con_outlook_1012x.exe
を実行し、画面上の指示に従います。msiexec.exe
ユーティリティを使用してアップグレードする場合は、MSI
インストール・パッケージを使用したOracle Connector for Outlookのアップグレードで入力が必要なオプションについてF.2.4.3項を参照してください。
Oracle Connector for Outlookのインストールは、InstallShield Wizardを使用して変更、修復または削除できます。この項の内容は次のとおりです。
Oracle Connector for Outlookの言語設定を変更するには、次のいずれかの操作を実行します。
con_outlook_1012x.exe
またはcon_outlook.msi
を実行します。「Program Maintenance」画面で「Modify」を選択します。
「コントロール パネル」で「アプリケーションの追加と削除」をダブルクリックします。「変更」をクリックします。画面から「変更」を選択します。
「スタート」メニューから「Oracle Connector for Outlook」を選択し、「Add or Remove Languages」を選択します。
Oracle Connector for Outlookのインストールを修復するには、次のいずれかの操作を実行します。
con_outlook_1012x.exe
またはcon_outlook.msi
を実行します。「Program Maintenance」画面から「Repair」を選択します。
「コントロール パネル」で「アプリケーションの追加と削除」をダブルクリックします。「変更」をクリックします。「Program Maintenance」画面から「Repair」を選択します。
注意: Oracle Connector for Outlookのインストールを修復すると、削除済または破損している登録キーが自動的に再インストールされます。 |
この項の内容は次のとおりです。
F.3.4項「con_outlook_1013.exeユーティリティを使用したOracle Connector for Outlookのインストール」
F.3.5項「msiexec.exeユーティリティを使用したOracle Connector for Outlookのインストール」
F.3.6項「ocfoprofwiz.exeユーティリティを使用したOracle Connector for Outlookの構成」
F.3.7項「Oracle Connector for Outlookのサイレント・インストールで使用される初期化ファイルの構成」
表F-16に、Oracle Connector for Outlook 10.1.3をインストールするためのシステム要件を示します。
表F-16 Oracle Connector for Outlook 10.1.3のシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
注意
|
ディスク領域 |
200MB以上 ハードディスクの使用状況は、構成によって異なります。カスタム・インストール・オプションにはハードディスクの領域が必要です。ユーザーがアクセスするオンライン・データの量も、ディスク領域の要件に影響します。 |
RAM |
Microsoft OutlookクライアントのRAM要件を参照 |
Microsoft Outlook |
注意
|
カレンダ・サーバー |
Oracle Calendar Server 9.0.4.x以上 |
電子メール・サーバー |
注意: CMU CyrusおよびUniversity of WashingtonのIMAP4実装を参照してください。 |
PDA同期化用のコンジット |
|
デバイス |
次の各デバイスは、Oracle Connector for Outlookとの動作互換性が保証されています。同等のデバイスが動作する場合もありますが、動作状況や操作性が変わる可能性があります。 Pocket PC
Palm
Blackberry
|
Oracle Connector for Outlookをインストールする前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
サポートされているMicrosoft Outlookバージョンが、サポートされているプラットフォームにインストールされていること
Microsoft Windows 2000およびMicrosoft Windows XPにOracle Connector for Outlookをインストールするための管理権限
Outlook 2000が「Corporate or Workgroup (CWG) mode」でインストールされていること
Microsoft Outlookの構成を確認するには、「Tools」メニューから「Options」→「Mail Services」→「Reconfigure Mail Support」を選択します。
注意:
|
Oracle Connector for Outlookは、対話モードまたはサイレント・モードでインストールできます。対話インストールを実行するには、con_outlook_1013.exe
実行可能ファイルを使用します。この項では、対話モードでのOracle Connector for Outlookのインストールについて説明します。
注意: Oracle Connector for Outlookで使用するMessaging Application Programming Interface(MAPI)プロファイルの構成は、インストール・プロセスの一部になっていません。 |
実行可能ファイルcon_outlook_1013.exe
を使用する対話インストールでは、インストール・ウィザードによってインストール・プロセスの手順が示されます。con_outlook_1013.exe
を実行すると、インストール・ウィザードによってオペレーティング・システムの言語が判別され、その言語でインストール・ウィザードが起動されます。
オペレーティング・システムで使用される言語がOracle Connector for Outlookでサポートされていない場合、インストール・ウィザードは英語で起動されます。さらに、「Add/Remove Languages」ダイアログ・ボックスに、Oracle Connector for Outlookでサポートされている言語が表示されます。英語に加えて使用する言語を選択できます。ただし、英語は他の言語での障害発生時の信頼できるバックアップとして使用されるため、削除できません。
Oracle Connector for Outlookをデスクトップにインストールするには、次の手順を実行します。
すべてのMicrosoft Windowsアプリケーションを終了します。
con_outlook_1013.exe
ファイルをダブルクリックして、InstallShield Wizardを起動します。
InstallShield Wizardの「Welcome」画面で、「Next」をクリックします。
「User Name」フィールドに自分の名前を入力し、「Organization」フィールドに会社名を入力します。「Next」をクリックします。
「Next」をクリックすると、デフォルトのフォルダにインストールされます。Oracle Connector for Outlookを別のフォルダにインストールする場合は、「Change」をクリックし、そのフォルダにナビゲートします。
インストールする言語を選択します。
インストール後に言語を追加することもできます。
前の画面で入力した情報を確認する場合は、「Back」をクリックします。確認しない場合は、「Install」をクリックします。
「Finish」をクリックして、構成ウィザードを起動します。後でOracle Connector for Outlookを構成する場合は、「Start Configuration」の選択を解除します。
注意: Microsoft Outlookインストールをアップグレードした場合は、Oracle Connector for Outlookを再インストールする必要があります。 |
この項では、con_outlook_1013.exe
ファイルをユーティリティとして使用したOracle Connector for Outlookのインストールおよびカスタマイズ方法を説明します。内容は次のとおりです。
con_outlook_1013.exe /langlanguage_id
con_outlook_1013.exe /spath_to_INI_file
c:\temp\con_outlook_1013.exe /spath_to_INI_file
con_outlook_1013.exe /s UI=valuepath_to_INI_file
con_outlook_1013.exe /log
path_to_log_file
con_outlook_1013.exe /adminadmin_argument
con_outlook_1013.exe /adminadmin_argument
admin_argument
con_outlook_1013.exe /admin image=cd trans=
path_to_INI_file
con_outlook_1013.exe
ユーティリティを使用すると、Oracle Connector for Outlookを管理モード(サイレント・モード)でインストールできるうえ、インストール先コンピュータのオペレーティング・システムの言語以外の言語でインストール・ウィザードを実行できます。また、Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードで新しいバージョンにアップグレードできます。
Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールするには、/s
オプションを使用します。サイレント・モードでは、ユーザーの操作は必要ありません。サイレント・モードでインストールする場合、すべての必要なインストール情報が含まれた初期化ファイルを使用できます。ただし、初期化ファイルを指定しない場合、Oracle Connector for Outlookはデフォルト設定でインストールされます。
con_outlook_1013.exe
ファイルを使用すると、サイレント・モードのインストールに加えて、Oracle Connector for Outlookのアップグレード、メンテナンスまたは削除など、追加管理タスクをサイレント・モードで実行できます。サイレント・モードで新しいインストール・パッケージを実行すると、Oracle Connector for Outlookインストールは、初期化ファイルを使用せずに新しいバージョンにアップグレードされます。
管理モードでのOracle Connector for Outlookのインストールに加えて、con_outlook_1013.exe
ユーティリティから/admin
オプションを使用するとcon_outlook.msi
インストール・パッケージを複数または1つのファイルに抽出できます。
オプション | 説明 | 許容される引数 |
---|---|---|
/lang |
インストール・ウィザードの言語の指定。
Oracle Connector for Outlookの以前のリリースをインストールしておらず、インストール先コンピュータのオペレーティング・システムの言語以外の言語でインストール・ウィザードを実行する場合、 |
サポートされている言語
Oracle Connector for Outlookでサポートされている言語のリストは、表F-20を参照 |
/s |
サイレント・モードでのインストール。
すべての必要なインストール情報が含まれた初期化ファイルを使用して、Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールします。初期化ファイルを指定しない場合、Oracle Connector for Outlookはデフォルト設定でインストールされます。INIファイルの詳細は、F.3.7項を参照してください。 また、Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードで新しいバージョンにアップグレードできます。サイレント・モードで新しいインストール・パッケージを実行すると、Oracle Connector for Outlookインストールは、初期化ファイル不要で新しいバージョンにアップグレードされます。
UI=1 インストール終了時にインストールが正常に終了したことを示すダイアログ・ボックスを除いて、ユーザー・インタフェースは表示されません。 UI=2 基本的なユーザー・インタフェースがサイレント・インストール中に表示されます。 UI=3 インストール終了時にインストールが正常に終了したことを示すモーダルなダイアログ・ボックスに加えて、基本的なユーザー・インタフェースが表示されます。ユーザーがインストールを取り消した場合、モーダルなダイアログ・ボックスは表示されません。 UI=4 完全な対話モードでインストールを実行します。このモードは、ユーザーがINIファイルを使用して、初期化ファイルで指定された自動更新設定によってアプリケーションを初期化できることを除き、 注意: このモードでは、 |
UI=1
|
/log |
インストールのトラブルシューティング。
|
path_to_log_file |
/admin |
異なるパッケージの抽出。
これらのパッケージ・ヘルプ管理者によってOracle Connector for Outlookが異なる環境にデプロイされます。
image=msiは、インストール・パッケージを1つのファイル( image=cdは、インストール・パッケージを複数のファイルに抽出します。msiファイルは、複数のファイル(Oracle Connector for Outlookファイル、およびインストール言語への変換が含まれた.mstファイル)から構成されます。 image=updateは、新規リリースが使用可能になったときにOracle Connector for Outlookのパッチまたはリリース・パッケージからXML更新ファイルを抽出します。このファイルは、自動更新機能とともに使用できます。INIファイルの image=doubleclickは、分散実行可能ファイル(リモート・インストーラ)をOracle Connector for Outlookパッケージから抽出します。分散実行可能ファイルをユーザーがダブルクリックすると、Oracle Connector for Outlookパッケージがダウンロードおよび起動されます。リモート・インストーラの詳細は、F.3.13項を参照してください。 trans=path_to_INI_fileは、image=cd、image=msiおよびimage=doubleclickとともに使用できます。
作成された変換によって、元の 注意:
|
image=msi
|
注意:
|
次の例は、con_outlook_1013.exe
ユーティリティを使用してOracle Connector for Outlookをインストールする場合に入力可能なコマンドラインを表します。
インストール・ウィザードの言語の指定
Oracle Connector for Outlookの以前のリリースをインストールしておらず、フランス語でインストール・ウィザードを実行する場合は、次のコマンドを入力します。
con_outlook_1013.exe /Lang 1036
サイレント・モードでのインストール
実行可能ファイルおよび初期化ファイルがC:\Tempフォルダにある場合、con_outlook_1013.exe
ファイルを使用してOracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールします。
C:\temp\con_outlook_1013.exe /s C:\temp\con_outlook_silent.ini
ビジュアル・フィードバックがあるサイレント・インストールのカスタマイズ
実行可能ファイルおよび初期化ファイルがC:\Tempフォルダにある場合、con_outlook_1013.exe
ファイルを使用してサイレント・インストール中にビジュアル・フィードバックをメンテナンスします。
C:\temp\con_outlook_1013.exe /s UI=
2 C:\temp\con_outlook_silent.ini
1つのファイルへのインストール・パッケージの抽出
con_outlook.msi
を1つのファイルに抽出します。
con_outlook_1013.exe /admin image=msi
複数のファイルへのインストール・パッケージの抽出
con_outlook.msi
を複数のファイルに抽出します。
con_outlook_1013.exe /admin image=cd
変換の作成
silent.mstという名前の変換を他の言語変換とともに作成します。
con_outlook_1013.exe /admin image=cd trans=path_to_INI_file
埋込み型変換の作成
silentという名前の埋込み型変換を作成します。
con_outlook_1013.exe /admin image=msi trans=path_to_INI_file
別の場所へのログ・ファイルの生成
con_outlook_1013.exe /log
path_to_log_file
この例で、path_to_log_file
はログ・ファイルの完全パスを表します。
この項では、con_outlook.msi
パッケージを使用したOracle Connector for Outlookのインストール方法を説明します。内容は次のとおりです。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" msiexec.exe /i "con_outlook.msi" TRANSFORMS=1036.mst msiexec.exe /i "con_outlook.msi" TRANSFORMS=:setup_language
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" /qn SILENTINIPATH=
path_to_INI_file
msiexec.exe /x {product_code
} /qn msiexec.exe /jm "con_outlook.msi" ALLUSERS=1 msiexec.exe /i "con_outlook.msi" /lpath_to_log_file
msiexec.exe
ユーティリティを使用して、サイレント・モードでのOracle Connector for Outlookのインストール、最初のインストールに対するインストール言語の指定、各ユーザーのコンピュータに対するOracle Connector for Outlookパッケージのインストールのアドバタイズ、Oracle Connector for Outlookの新しいバージョンへのサイレント・モードによるアップグレード、インストールのトラブルシューティング用ログ・ファイルの生成、およびサイレント・モードでのアンインストールを実行できます。
con_outlook_1013
ユーティリティから/admin
オプションを使用して抽出できるMSIインストール・パッケージ(con_outlook.msi
)とともにmsiexec.exe
ユーティリティを実行します。
Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールするには、/qn
オプションを使用します。サイレント・モードでは、ユーザーの操作は必要ありません。サイレント・モードでインストールする場合、すべての必要なインストール情報が含まれた初期化ファイルを使用できます。ただし、初期化ファイルを指定しない場合、Oracle Connector for Outlookはデフォルト設定でインストールされます。
オプション | 説明 | 許容される引数 |
---|---|---|
/jm |
インストールのアドバタイズ。
ユーザーのコンピュータにOracle Connector for Outlookパッケージのインストールをアドバタイズします。
|
ALLUSERS=1 |
/i |
インストールまたはアップグレード。
注意:
|
TRANSFORMS=: setup_language
|
/l |
ログ・ファイルの生成。
|
path_to_log_file |
/qn |
サイレント・モードでのインストール。
Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールする場合、初期化ファイルのフルパスを指定する必要があります。 |
SILENTINIPATH= path_to_INI_file |
/x | アンインストール。
|
Oracle Connector for Outlookの製品コード |
注意:
|
次の例は、msiexec.exe
ユーティリティを使用してOracle Connector for Outlookをインストールする場合に入力可能なコマンドを表します。
抽出された1つのファイルからのインストール言語の指定
1つのファイルに格納されたMSI
インストール・パッケージから最初に直接インストールする場合、インストール言語としてフランス語を指定します。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" TRANSFORMS=:1036
複数のファイルに抽出した後のインストール言語の指定
MSI
インストール・パッケージを複数のファイルに抽出した場合、最初のインストールでインストール言語としてフランス語を指定します。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" TRANSFORMS=1036.mst
アドバタイズ・インストールの実行
各ユーザーのコンピュータにOracle Connector for Outlookパッケージのインストールをアドバタイズします。
msiexec.exe /jm "con_outlook.msi" ALLUSERS=1
「Oracle Connector For Outlook」プログラムのサブメニューからOracle Connector構成ウィザード・オプションが使用可能になります。このショートカットを選択することにより、昇格した権限を使用してインストールを実行できます。
サイレント・モードでのインストール
MSI
インストール・パッケージを使用してOracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールします。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" /qn
C:\temp\con_outlook_silent.ini
この例で、con_outlook_silent.ini
はC:\Tempフォルダにある初期化ファイルです。初期化ファイルの詳細は、F.3.7項を参照してください。
アップグレード
MSI
インストール・パッケージを使用してOracle Connector for Outlookをアップグレードします。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi"
アンインストール
Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでアンインストールします。
msiexec.exe /x {0AF6C5A4-E29B-4D1E-B6FF-D73F4FBB44DA} /qn
この例では、必要なコマンドライン・オプションおよび値がMicrosoftインストーラに渡され、Oracle Connector for Outlookがサイレント・モードでアンインストールされます。このコマンドは、「コントロール パネル」の「アプリケーションの追加と削除」によるアプリケーションのアンインストールと同じことを、サイレント・モードで行うものです。この例で、/x
オプションは、カッコ{}で製品コードが指定されているOracle Connector for OutlookをアンインストールするようにMicrosoftインストーラに指示します。/qn
は完全なサイレント・モードを指定します。
トラブルシューティング
MSI
インストール・パッケージを使用して実行したインストールのトラブルシューティングを行い、ログ・ファイルを生成します。
msiexec.exe /i "con_outlook.msi" /l C:\OcLog.log
注意: 英語以外の言語を使用してインストールした場合、ログ・ファイルは一部が英語、一部が選択したインストール言語で生成されます。 |
管理者が次のいずれかの方法を使用すると、管理者以外のユーザーがOracle Connector for Outlookをインストールできるようになります。
これらのいずれかの方法を使用する場合は、con_outlook_1013.exe
に含まれているMSI
インストール・パッケージを使用する必要があります。
AlwaysInstallElevatedレジストリ・ポリシーの設定
ユーザーのコンピュータにAlwaysInstalledElevated
ポリシーを設定することにより、Oracle Connector for Outlookをインストールするための適切なインストール権限をユーザーに付与します。ただし、このポリシーを設定すると、ユーザーがコンピュータのセキュアな場所にアクセスできるようになるため、ユーザーのコンピュータがセキュリティ・リスクにさらされる可能性があります。
関連資料: 詳細は、AlwaysInstalledElevated レジストリ・エントリに関する次のURLを参照してください。
|
昇格したインストール権限を構成するには、レジストリ内の次のキーの下のAlwaysInstallElevated
ポリシーを設定します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\Installer
注意: これは、各コンピュータのインストールに適用します。 |
昇格したインストール権限をインストールの一部として各コンピュータ上で実行してOracle Connector for Outlookをインストールした場合、AlwaysInstallElevated
ポリシーは、以降のインストールの修復に影響を与えることなく削除できます。その後も、ユーザーは昇格した権限でOracle Connector for Outlookインストールを修復できます。
Oracle Connector for Outlookのアドバタイズ・インストールの実行
Oracle Connector for Outlookをユーザーのコンピュータにアドバタイズすると、Oracle Connector for Outlookのショートカットがインストールされ、ショートカット・アイコンが「スタート」メニューに表示されて、ファイル・タイプが登録されます。しかし、このファイルが実際にインストールされるのは、ユーザーがこれらのいずれかの項目にアクセスしてアプリケーションを起動したときです。Oracle Connector for Outlookをユーザーのコンピュータにアドバタイズできるのは、そのコンピュータで次のいずれかのオペレーティング・システムが動作している場合のみです。
Microsoft Windows 2000
Microsoft Windows XP
Microsoft Windows 2003
Oracle Connector for Outlookパッケージのインストールを各ユーザーのコンピュータにアドバタイズするには、次のコマンドを入力します。
msiexec.exe /jm "con_outlook.msi" ALLUSERS=1
Active DirectoryでGroup Policyを使用したOracle Connector for Outlookパッケージのデプロイ
Microsoft Windows Server 2003またはMicrosoft Windows 2000 Serverのツールを使用して、Group PolicyおよびActive Directoryを使用すると、ソフトウェア・アプリケーションをインストールおよびメンテナンスできます。
Oracle Connector for Outlookの割当ては、Group Policyを使用してインストール・パッケージを管理するための最も簡単な方法です。この方法では、指定のコンピュータが初めて起動されてGroup Policyが適用されたときに、ユーザーのコンピュータにOracle Connector for Outlookが自動的にインストールされます。その後は、このコンピュータのすべてのユーザーがOracle Connector for Outlookを使用できます。
Active DirectoryおよびGroup Policyを使用してcon_outlook.msi
パッケージをユーザーのコンピュータに割り当てることにより、Oracle Connector for Outlookをローカル・コンピュータにデプロイできます。
Group Policyを使用してOracle Connector for Outlookをデプロイするには、次のようにします。
注意:
|
「スタート」メニューから、「プログラム」→「管理ツール」→「Active Directory ユーザーとコンピュータ」を選択します。
Oracle Connector for Outlookをデプロイするすべてのコンピュータを含む組織単位を作成します。(既存の組織単位を使用できます。)
ナビゲーション・ツリーで組織単位ノードを右クリックします。
ショートカット・メニューから「プロパティ」を選択します。
「グループ ポリシー」タブを選択します。
新しいGroup Policyを追加するには、「追加」をクリックします。既存のGroup Policyを編集するには、「編集」をクリックします。
「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」で「コンピュータの構成」を開きます。これで、ログオンするユーザーに関係なく、ポリシーをコンピュータに適用できます。
「コンピュータの構成」で、「ソフトウェアの設定」フォルダを開きます。
「ソフトウェア インストール」を右クリックして、「新規作成」→「パッケージ」を選択します。
con_outlook.msiを抽出した場所を参照し、このファイルを選択します。
変換を使用してインストールをカスタマイズする場合は、「詳細設定」オプションを選択します。それ以外の場合は、「割り当て」を選択します。「OK」をクリックします。
「割り当て」オプションを選択した場合は、手順13に進みます。「変更」タブを選択して、インストール言語変換を1つ追加します。silent.mstという名前の変換を作成した場合、リストに追加する必要があります。
「プロパティ」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。
「Active Directory ユーザーとコンピュータ」コンソールを終了します。
前述の手順を実行すると、Oracle Connector for Outlookのパッケージの設定が完了します。インストール用にパッケージが使用可能であることを検証する必要があります。これを行うには、ドメイン内の任意のコンピュータを再起動します。コンピュータの再起動後、Oracle Connector for Outlookのインストールがすぐに開始します。
このインストール設定を使用すると、管理権限を持たないユーザーも、「プログラム」メニューから「Add or Remove Languages」を選択することにより、Oracle Connector for Outlookのサポートされている言語を変更できます。さらに、ユーザーはOracle Connector for Outlookのインストールを修復することもできます。
注意: アプリケーションを永久に削除できるのは管理者のみです。 |
Oracle Connector for Outlookへの変換の適用
Group Policyを使用してcon_outlook.msi
パッケージを割り当てた場合でも、サイレント初期化ファイルを使用してOracle Connector for Outlookのインストールを制御できます。これを行うには、元のOracle Connector for Outlookパッケージ(MSIファイル)に変換(MSTファイル)を適用します。
変換によって変更されるのは、元のcon_outlook.msi
パッケージのSILENTINIPATH
パブリック・プロパティのみである必要があります。このパブリック・プロパティには、初期化ファイルのパスが含まれている必要があります。このパスがネットワーク・ロケーションを指す場合もあります。
注意:
|
この初期化ファイルの構造は、サイレント・インストールに使用される初期化ファイルの構造と同じです。
関連資料: ソフトウェアのインストールおよびメンテナンスの手順については、次のURLを参照してください。
|
この項では、ocfoprofwiz.exe
ユーティリティを使用したOracle Connector for Outlookの構成方法を説明します。内容は次のとおりです。
ocfoprofwiz.exe /spath_to_PRF_file
ocfoprofwiz.exe /Llanguage_id
ocfoprofwiz /d ocfoprofwiz /p ocfoprofwiz /p /llanguage_id
ocfoprofwiz.exe
ユーティリティ(構成ウィザード)は、PRF
ファイルおよびプロファイルの作成と構成を統合するため、管理者とエンド・ユーザーのどちらにも役立つスタンドアロン・アプリケーションです。構成ウィザードによって既存のPRF
ファイルから情報が読み取られ、適切な設定を使用して、新規のプロファイルの作成または既存のプロファイルの変更が行われます。このユーティリティは、コマンド・プロンプトまたはWindowsのエクスプローラから起動できます。ocfoprofwiz.exe
は次のディレクトリにあります。
C:\Program Files\Oracle\Outlook Connector\
ocfoprofwiz.exe
ユーティリティの様々な使用について次に説明します。
構成ウィザードは対話モードで起動できます。
構成ウィザードはサイレント・モードで起動できます。ユーザーの最初のプロファイルを作成および構成するために必要なすべての設定情報が含まれた既存のPRF
ファイルを使用できます。
管理者は、構成ウィザードを使用して、更新された設定を保存するためのPRF
ファイルを生成できます。
管理者は、構成ウィザードを使用して、既存のプロファイルに対するOracle Connector for Outlook設定をバックアップし、それらの設定を後で復元することができます。
管理者は、Oracle Connector for Outlookの構成ウィザードによって生成されたPRF
ファイルのプロファイル設定を変更できます。
注意: プロファイルの構成中は、Oracle Connector for Outlook設定のみが構成されます。1回に実行できる構成ウィザードのインスタンスは1つのみです。2回目に構成ウィザードを起動しようとすると、前回起動されたインスタンスがフォアグラウンドに表示されます。 |
構成ウィザードをカスタマイズするには、この項で説明するコマンドライン・オプションを使用します。
オプション | 説明 | 許容される引数 |
---|---|---|
/d |
構成ウィザードの「既定のプロファイルとして設定」オプション。
構成ウィザードの最終画面で「既定のプロファイルとして設定」がデフォルトで選択されるように指定します。 |
なし |
/l |
構成ウィザードの言語の指定。
構成ウィザードを実行する言語の指定に使用します。この言語はすでにインストールされている(Oracle Connector for Outlookのインストール時から)必要があります。 Oracle Connector for Outlookでサポートされている言語のリストは、表F-20を参照してください。 |
サポートされている言語 |
/p |
対話モードでのプロファイルの作成。
対話型のプロファイル作成モードで構成ウィザードを実行し、 |
なし |
/s |
サイレント・モードでのプロファイルの作成。
Oracle Connector構成ウィザードをサイレントのプロファイル作成モードで実行します。 |
path_to_PRF_file |
注意:
|
次の例は、構成ウィザードをカスタマイズする場合に入力可能なコマンドを表します。
構成ウィザードの言語の指定
構成ウィザードをドイツ語で実行します。
ocfoprofwiz.exe /l 1031
注意: Oracle Connector for Outlookのインストール時にインストールされた言語を指定する必要があります。 |
構成ウィザードを使用した対話型のプロファイル作成
対話型のプロファイル作成モードでocfoprofwiz.exeユーティリティを実行し、PRFファイルを作成します。
ocfoprofwiz.exe /p
構成ウィザードを対話型のプロファイル作成モードおよびドイツ語で実行します。
ocprofwiz.exe /p /l 1031
サイレントのプロファイル作成
構成ウィザードをサイレントのプロファイル作成モードで実行します。
ocfoprofwiz.exe /s "C:\Program Files\Oracle\Outlook Connector\source.prf"
「既定のプロファイルとして設定」オプションの設定
構成ウィザードの「完了しました。」画面で「既定のプロファイルとして設定」が選択されるようにします。
ocprofwiz.exe /d
構成ウィザードは、次の3種類のモードで起動できます。
対話型のプロファイル作成および構成モードは、デフォルト・モードです。このモードを使用して、設定を指定し、プロファイルを作成または変更します。構成ウィザードの「プロファイルの設定」画面を使用すると、既存のプロファイルを構成したり、新規のプロファイルを作成できます。ただし、1つのセッションで構成できるプロファイルは1つのみです。また、「プロファイルの設定」画面で既存のプロファイルを削除することもできます。
構成ウィザードを実行するには、次のようにします。
構成ウィザードを起動する前に、Microsoft Outlookを閉じます。
デスクトップにあるOracle Connector構成ウィザードのアイコンをダブルクリックしてウィザードを起動します。または、デスクトップの「スタート」メニューから「Oracle Connector For Outlook」→「Oracle Connector Configuration Wizard」を選択します。
「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。
新規プロファイルを作成するには、「新規」を選択して新規プロファイルの名前を入力します。既存のプロファイルを構成するには、「プロファイル」リストから選択します。「次へ」をクリックします。
「サービスの設定」画面で、選択したユーザー・プロファイルの設定を表示または変更できます。パスワード以外のフィールドをすべて入力しないと、「次へ」が有効になりません。ローカル・メールボックス・キャッシュのリセット、受信メールのフォルダ・リフレッシュ・レートの設定、またはグローバル・アドレス帳のリフレッシュ・オプションの選択など、詳細設定を構成するには、「詳細設定」をクリックします。
注意: プロファイル設定の構成中、Microsoft Outlookを開いた状態で同じプロファイルを使用している場合、「サービスの設定」画面のフィールドが無効になります。 |
「完了しました。」画面が表示されたら、「既定のプロファイルとして設定」が選択されていることを確認してください。デフォルトで、Outlook Address Bookサービスが新しいプロファイルに追加されます。
管理者は、対話型のPRFファイル作成モードでocfoprofwiz.exeユーティリティを実行できます。空のテンプレートを使用するか、既存のプロファイルまたはPRFファイルから情報をインポートすることによって、PRFファイルを作成できます。
デフォルトでは、作成されるPRFファイルは空のテンプレートです。セキュリティ上の理由で、既存のプロファイルから情報をインポートした場合、結果のPRFファイルにパスワード・フィールドは保存されません。最終的なPRFファイルには、ユーザー・プロファイル情報と設定情報が含まれます。構成ウィザードまたはNewProf.exe
ファイルで、これらの情報を使用できます。
使用されたソース・テンプレートに応じて、Outlook Address Book情報が出力PRFファイルのService Listセクションに追加されるかどうかが決まります。既存のプロファイルから情報をインポートしたプロファイル・テンプレートでは、そのプロファイルにOutlook Address Bookサービスが含まれるかどうかによります。既存のプロファイルから情報をインポートしたPRFテンプレートの場合も、そのPRFのService Listセクション内にOutlook Address Book情報が含まれるかどうかによります。
対話型のPRFファイル作成モードでocfoprofwiz.exeを実行するには、次のようにします。
構成ウィザードを起動する前に、Microsoft Outlookを閉じます。
コマンドラインで/p
と入力します。次に例を示します。
ocfoprofwiz.exe /p
「PRF構成設定」画面の「ソース・テンプレート」で、PRFファイルのオプションとして次のいずれかを選択します。
空のPRFファイル: ソース・テンプレートとしてこのオプションを選択した場合は、手動で設定を指定する必要があります。
既存のPRFファイル: ソース・テンプレートとしてこのオプションを選択した場合は、ソースのPRFファイルから初期設定情報がインポートされます。
MAPIプロファイル: ソース・テンプレートとしてこのオプションを選択した場合は、ソース・プロファイルから初期設定情報がインポートされます。
「宛先ファイル」に、新規PRFファイルの名前および場所を入力します。
「プロファイル・オプション」画面で、新規のPRFファイルのGeneralセクションの設定を構成します。表F-17に、「プロファイル・オプション」画面の各フィールドと、PRFファイルのGeneralセクションのパラメータとの関係を示します。
「サービスの設定」画面で、選択したユーザー・プロファイルのOracle Connector for Outlookの設定を表示または変更できます。パスワード以外のフィールドをすべて入力しないと、「次へ」が有効になりません。
ローカル・メールボックス・キャッシュのリセット、受信メールのフォルダ・リフレッシュ・レートの設定、またはグローバル・アドレス帳のリフレッシュ・オプションの選択など、詳細設定を構成するには、「詳細設定」をクリックします。Oracle Connector for Outlookの設定情報が、新規のPRFファイルに保存されます。
「完了しました。」画面が表示されているときに、「PRFファイルを表示」が選択されている場合、ウィザードでは新しく作成されたPRFファイルが表示されます。PRFファイル内の情報を確認したり、パラメータを更新することができます。
表F-17 「プロファイル・オプション」画面のフィールドとPRFファイルのGeneralセクションの設定との関係
「プロファイル・オプション」画面のフィールド | PRFファイルのGeneralセクションのパラメータ |
---|---|
|
|
|
|
|
|
同じ名前の既存プロファイルを上書きする |
|
既存のPRFファイルが、対応するプロファイルの作成用のテンプレートとして使用されます。Oracle Connector for Outlookをサイレント・モードでインストールする場合、インストール完了後に構成ウィザードを起動できます。構成ウィザードによって既存のPRFファイルから情報が読み取られ、適切な設定を使用して、新規のプロファイルの作成または既存のプロファイルの変更が行われます。
注意: Oracle Connector for Outlookの構成ウィザードによって生成されたPRFファイルを使用することをお薦めします。PRFファイル内のほとんどのパラメータは、対話型のPRFファイル作成モードでの構成ウィザードで構成することができます。値を手動で変更する場合は、新しい値が有効範囲内の値であることを確認する必要があります。有効範囲内の値であることを確認するには、インストール・パッケージとともに配布されたPRFファイルを調べます。 |
Outlook Address BookサービスがService Listセクションにリストされていれば、プロファイルにインポートされます。他のタイプのメッセージ・サービスも、制限付きでサポートされています。
サイレント・モードでOracle Connector for Outlookを構成した場合、正常終了およびエラーの情報を記録するためのログ・ファイルが作成されます。このログ・ファイルは、コンピュータの一時フォルダに格納されます。次に例を示します。
C:\Documents and Settings\user\Local Settings\Temp\ocfoConfigWizardLog\ocfoConfigWizard.log
前述のコマンドで、user
はローカル・ユーザーのログイン名を表します。
注意:
|
初期化ファイル内の次の各セクションは構成可能です。初期化ファイルはctoc.iniという名前ですが、任意の名前に変更できます。初期化ファイルの場所を選択することもできます。
初期化ファイルの[General]
セクションでは、Oracle Connector for Outlookの登録ユーザー名、会社名、およびOracle Connector for Outlookのインストール場所を指定できます。
表F-18 INIファイルの[General]セクションを構成するためのパラメータ値
パラメータ | 説明 | 許容される値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
|
Oracle Connector for Outlookの登録ユーザー名を指定します。 |
ユーザー名を指定する文字列 |
デフォルトなし |
|
ソフトウェア・ライセンスを購入した会社名を指定します。 |
会社名を指定する文字列 |
デフォルトなし |
|
Oracle Connector for Outlookをインストールするパス(デフォルトのインストール・パス以外)を指定します。空の場合、デフォルトのインストール・パス([current drive]\Program Files\Oracle\Outlook Connector)が使用されます。 |
インストール・パスを指定する文字列 |
デフォルトなし |
[General]
セクションのパラメータと例が示された初期化ファイルの一部を、次に示します。
[General] UserName=OCFOUSER Company=ORACLE InstallPath=C:\Program Files\Oracle\Outlook Connector
初期化ファイルの[Settings]
セクションでは、インストール後のコンピュータの強制再起動、「コントロール パネル」のオプションの無効化、およびメール・サーバー機能の無効化などが行えます。初期化ファイルのこのセクションで構成可能なパラメータは、次の表を参照してください。
表F-19 INIファイルの[Settings]セクションを構成するためのパラメータ
パラメータ | 説明 | 許容される値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
|
1に設定すると、インストール後にコンピュータが強制的に再起動されます。 |
0 1 |
0 |
|
1に設定すると、ユーザーはパスワードを保存できません。 |
0 1 |
0 |
|
1に設定すると、ユーザーに「パスワードの変更」メニュー項目が表示されません。 |
0 1 |
0 |
|
1に設定すると、Oracle Connector構成ウィザードのショートカットがデスクトップから削除されます。 |
0 1 |
0 |
|
1に設定すると、「コントロール パネル」のオプションが無効になります。 |
0 1 |
0 |
[Settings]
セクションのパラメータと例が示された初期化ファイルの一部を、次に示します。
[Settings] ForceReboot=0 DisablePwd=1 HideCalendarPwdMenu=1 DisableCfgUI=1 NoDesktopShortcut=1
[Languages]
セクションでは、Oracle Connector for Outlookでインストール時にサポートされる追加の言語を指定できます。
サポートされる言語のリストは、表F-20を参照してください。
Languages
セクションを変更することにより、サイレント・モードで言語を追加または削除できます。これは、同じインストール・パッケージを使用している間は有効です。
追加言語として英語、フランス語およびドイツ語を指定する場合に[Languages]
セクションで使用されるパラメータが示された初期化ファイルの一部を、次に示します。
[Languages] ;English US 1033=us ;French 1036=f ;German 1031=d
表F-20 Oracle Connector for Outlookでサポートされている言語
言語名 | ID番号 |
---|---|
英語(アメリカ合衆国) |
1033 |
中国語(簡体字) |
2052 |
中国語(繁体字) |
1028 |
チェコ語 |
1029 |
デンマーク語 |
1030 |
オランダ語 |
1043 |
フィンランド語 |
1035 |
フランス語 |
1036 |
ドイツ語 |
1031 |
ギリシャ語 |
1032 |
ハンガリー語 |
1038 |
イタリア語 |
1040 |
日本語 |
1041 |
韓国語 |
1042 |
ノルウェー語 |
1044 |
ポーランド語 |
1045 |
ポルトガル語(ブラジル) |
1046 |
ポルトガル語(ポルトガル) |
2070 |
ルーマニア語 |
1048 |
ロシア語 |
1049 |
スペイン語 |
1034 |
スウェーデン語 |
1053 |
トルコ語 |
1055 |
[OcConfigWizard]
セクションでは、PRF
ファイルの場所を指定できます。PRFファイルには、ユーザー・プロファイル情報が含まれます。Oracle Connector for Outlookでは、PRF
ファイルを使用してユーザー・プロファイルが構成されます。
表F-21 INIファイルのOcConfigWizardセクションを構成するためのパラメータ
パラメータ | 説明 | 許容される値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
|
PRFファイルの絶対パスを指定します。 |
場所を指定する文字列 |
デフォルトなし |
OcConfigWizard
セクションのパラメータおよび値が示された初期化ファイルの一部を、次に示します。
[OcConfigWizard] Path=c:\MyPrfName.prf
[AutoUpdate]
セクションでは、Oracle Connector for Outlookの自動アップグレードを強制する際に使用する設定を指定できます。この設定には、クライアントが新しいOracle Connector for Outlook自動更新パッケージを検索する場所、クライアントが新しいパッケージを検索する頻度、およびユーザーへの通知方法が含まれます。初期化ファイルのこのセクションで構成可能なパラメータは、次の表を参照してください。
表F-22 INIファイルの[AutoUpdate]セクションを構成するためのパラメータ
パラメータ | 説明 | 許容される値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
|
Oracle Connector for Outlookパッケージが使用可能な場所を指定する文字列に設定します。これには、共有ネットワーク・ロケーション、WebサーバーまたはFTPサーバーを指定できます。 |
場所を指定する文字列 |
デフォルトなし |
|
クライアントで場所への接続にプロキシが必要な場合に指定します。 注意: 値が2に設定されている場合、パラメータ 関連項目: |
0(プロキシ不要、接続は直接) 1(ブラウザのプロキシ設定を使用) 2(手動設定を使用) |
0 |
|
手動プロキシ設定を使用する場合にプロキシのURLを指定します。このパラメータは、クライアントで場所への接続にプロキシが必要な場合に設定します。このパラメータを設定する場合、 |
プロキシのURLを指定する文字列 |
デフォルトなし |
ProxyPort |
プロキシで使用するポート番号を指定します。このパラメータは、クライアントで場所への接続にプロキシが必要な場合に設定します。このパラメータを設定する場合、 |
有効なポート番号 |
デフォルトなし |
AutomaticCheck |
0に設定すると、新しい更新があるかどうかをチェックする前にユーザーに通知します。1に設定すると、更新があるかどうかを自動的にチェックします。 |
0(プロンプト) 1(プロンプトなし) |
|
AutomaticDownload |
0に設定すると、更新をダウンロードする前にユーザーに通知します。1に設定すると、更新が自動的にダウンロードされます。ユーザーにはプロンプトが表示されません。実行可能ファイルによって更新パッケージのダウンロードが自動的に開始されます。 |
0(プロンプト) 1(プロンプトなし) |
|
AutomaticInstall |
0に設定すると、更新をインストールする前にユーザーに通知します。1に設定すると、更新が自動的にインストールされます。ユーザーにはプロンプトが表示されません。実行可能ファイルが自動的にダウンロードおよび起動されます。 |
0(プロンプト) 1(プロンプトなし) |
|
AutomaticType |
Oracle Connector for Outlookの新しい更新があるかどうかをチェックする頻度を指定します。デフォルト値の3は、定期的な間隔および指定した時間でのチェックをスケジュールします。 注意: 関連項目: |
0(チェックを無効化) 1(Outlookの起動時にチェック) 2(Windowsのログイン時にチェック) 3(スケジュールされたチェック) |
|
ScheduledFrequent |
更新があるかどうかをチェックする時間間隔を指定します。 |
0(毎日) 1(毎週) 2(毎月) |
|
ScheduleHour |
Oracle Connector for Outlookの更新があるかどうかをチェックする1日の時刻を指定します。 注意: スケジュールされた通知時刻にコンピュータがオフになっている場合、コンピュータが再起動されたときにユーザーに通知されます。 |
1日の任意の時刻を0〜23の値で指定 |
|
ShowCheck |
このパラメータは、「自動更新」ページを制御します。値を1に設定すると、Oracle Connector自動更新のショートカットをクリックしたときに前回の自動更新設定の変更が可能になるオプションを無効にします。 |
0(ユーザー・プリファレンスを有効化) 1(ユーザー・プリファレンスを無効化) 2(ユーザー・プリファレンスを表示しない) |
|
ShowNotification |
このパラメータは、自動更新があることをユーザーに通知する「通知」ページを制御します。値を1に設定すると、Oracle Connector自動更新のショートカットをクリックしたときに前回の通知設定の変更が可能になるオプションを無効にします。 |
0(ユーザー・プリファレンスを有効化) 1(ユーザー・プリファレンスを無効化) 2(ユーザー・プリファレンスを表示しない) |
|
ShowServer |
このパラメータは、更新アドレス設定を制御します。値を1に設定すると、Oracle Connector自動更新のショートカットをクリックしたときに前回の更新アドレス設定の変更が可能になるオプションを無効にします。 |
0(ユーザー・プリファレンスを有効化) 1(ユーザー・プリファレンスを無効化) 2(ユーザー・プリファレンスを表示しない) |
|
ShowProxy |
このパラメータは、クライアントで中央の場所への接続にプロキシが必要な場合に、プロキシ設定を制御します。値を1に設定すると、Oracle Connector自動更新のショートカットをクリックしたときに前回のプロキシ設定の変更が可能になるオプションを無効にします。 |
0(ユーザー・プリファレンスを有効化) 1(ユーザー・プリファレンスを無効化) 2(ユーザー・プリファレンスを表示しない) |
|
[AutoUpdate]セクションのパラメータと例が示された初期化ファイルの一部を、次に示します。
[AutoUpdate] ShowCheck=0 ;(0 Enable, 1 Disable, 2 Hide) ShowNotification=0 ;(0 Enable, 1 Disable, 2 Hide) ShowServer=2 ;(0 Enable, 1 Disable, 2 Hide) ShowProxy=0 ;(0 Enable, 1 Disable, 2 Hide) AutomaticCheck=1 ;(0 Notify, 1 Automatic) AutomaticInstall=0 ;(0 Notify, 1 Automatic) AutomaticDownload=1 ;(0 Notify, 1 Automatic) ServerURL=http://connector.ca.oracle.com/WEBSITE/Update1/ ProxyConnection=0 ;(0 Direct, 1 , 2 Manual) ProxyAddress=http://Mytest ProxyPort=80 AutomaticType=3 ;0 disable,1 On Outlook startup,2 on Windows login,3 Scheduled ScheduledFrequent=0 ;0 daily, 1 Weekly, 2 monthly ScheduleHour=9 ;0-23
Oracle Connector for Outlookのサイレント・インストールで使用される初期化ファイルのサンプル
Oracle Connector for Outlookのサイレント・インストールに使用される初期化ファイルのサンプルの一部を、次に示します。
注意: Languagesセクションを除いて、初期化ファイル内のパラメータは初回のインストール時にのみ構成できます。すでにOracle Connector for Outlookがインストールされている場合は、アプリケーションをアンインストールしてからでないと設定を変更できません。 |
[General] UserName=OCFOUSER Company=ORACLE InstallPath=C:\Program Files\Oracle\Outlook Connector [Settings] ForceReboot=0 DisablePwd=1 HideCalendarPwdMenu=1 DisableCfgUI=1 NoDesktopShortcut=1 [Languages] ;English US 1033=us ;Chinese (PRC) (S) 2052=zhs,_936 ;Chinese (Singapore) (S) 4100=zhs,_936 ;Chinese (Hong Kong) (T) 3076=zht,_950 ;Chinese (Macau) (T) 5124=zht,_950 ;Chinese (Taiwan) (T) 1028=zht,_950 ;Czech 1029=cs ;Danish 1030=dk ;Dutch (Netherlands) 1043=nl ;Finnish 1035=sf ;French 1036=f ;German 1031=d ;Greek 1032=el ;Hungarian 1038=hu ;Italian 1041=i ;Japanese 1041=ja ;Korean 1042=ko ;Norwegian (Bokmal) 1044=n ;Polish 1045=pl ;Portuguese (brazilian) 1046=ptb ;Portuguese 2070=pt ;Romanian 1048=ro ;Russian 1049=ru ;Spanish 1034=e ;Swedish 1053=s ;Turkish 1055=tr [OcConfigWizard] Path=c:\PRFNAME.prf [AutoUpdate] ShowCheck=0 ;(0 Enable, 1 Disable, 2 Hide) ShowNotification=0 ;(0 Enable, 1 Disable, 2 Hide) ShowServer=2 ;(0 Enable, 1 Disable, 2 Hide) ShowProxy=0 ;(0 Enable, 1 Disable, 2 Hide) AutomaticCheck=1 ;(0 Notify, 1 Automatic) AutomaticInstall=0 ;(0 Notify, 1 Automatic) AutomaticDownload=1 ;(0 Notify, 1 Automatic) ServerURL=http://connector.ca.oracle.com/WEBSITE/Update1/ ProxyConnection=0 ;(0 Direct, 1 , 2 Manual) ProxyAddress=http://Mytest ProxyPort=80 AutomaticType=3 ;0 disable,1 On Outlook startup,2 on Windows login,3 Scheduled ScheduledFrequent=0 ;0 daily, 1 Weekly, 2 monthly ScheduleHour=9 ;0-23
注意: 以前のリリースからOracle Connector for Outlook 10.1.3にアップグレードする場合、プロファイルのローカル・ストレージをリセットし、デフォルトの「送受信」および「表示」設定をリストアする必要があります。アップグレードする前に、クライアント側の電子メール・ルールおよび完全に同期化されたPDAデータ(PDAデバイスを使用している場合)をバックアップすることをお薦めします。 |
con_outlook_1013.exe
ユーティリティまたはmsiexec.exe
ユーティリティを使用して、Oracle Connector for Outlookの既存のバージョンをアップグレードできます。con_outlook_1013.exe
またはcon_outlook.msi
を実行すると、アップグレードに使用されるインストール言語が、Oracle Connector for Outlookの現行バージョンに基づいて決定されます。
対話モードでアップグレードするには、con_outlook_1013.exe
を実行し、画面上の指示に従います。msiexec.exe
ユーティリティを使用してアップグレードする場合は、MSI
インストール・パッケージを使用したOracle Connector for Outlookのアップグレードで入力が必要なオプションについてF.3.5.3項を参照してください。
Oracle Connector for Outlookのインストールは、InstallShield Wizardを使用して変更、修復または削除できます。この項の内容は次のとおりです。
Oracle Connector for Outlookの言語設定を変更するには、次のいずれかの操作を実行します。
con_outlook_1013.exe
またはcon_outlook.msi
を実行します。「Program Maintenance」画面で「Modify」を選択します。
「コントロール パネル」で「アプリケーションの追加と削除」をダブルクリックします。「変更」をクリックします。画面から「変更」を選択します。
「スタート」メニューから「Oracle Connector for Outlook」を選択し、「Add or Remove Languages」を選択します。
Oracle Connector for Outlookのインストールを修復するには、次のいずれかの操作を実行します。
con_outlook_1013.exe
またはcon_outlook.msi
を実行します。「Program Maintenance」画面から「Repair」を選択します。
「コントロール パネル」で「アプリケーションの追加と削除」をダブルクリックします。「変更」をクリックします。「Program Maintenance」画面から「Repair」を選択します。
注意: Oracle Connector for Outlookのインストールを修復すると、削除済または破損している登録キーが自動的に再インストールされます。 |
Oracle Connector for Outlookを削除するには、次のいずれかの操作を実行します。
con_outlook_1013.exe
またはcon_outlook.msi
を実行します。「Program Maintenance」画面で「Remove」をクリックします。
「コントロール パネル」で「アプリケーションの追加と削除」をダブルクリックします。「Oracle Connector for Outlook」の横にある「削除」をクリックします。
Oracle Connector for Outlookインストールのトラブルシューティングに使用する方法は、アプリケーションのインストールに使用したインストール・パッケージ(con_outlook_1013.exe
またはcon_outlook.msi
)によって異なります。
con_outlook_1013.exe
を使用してOracle Connector for Outlookをインストールすると、ocsetup.log
という名前のログ・ファイルがTemp
フォルダ内に生成されます。
このログ・ファイルは、インストールの失敗に関するトラブルシューティングを行う際の情報源として役立ちます。このファイルには、インストール中のすべてのイベントおよびエラーが記録され、インストールに失敗した原因として考えられるものを示す簡単な説明とメッセージが付記されます。
ネットワーク管理者は、自動更新機能を有効にしてOracle Connector for Outlookのデプロイを拡張できます。デプロイ方法にかかわらず、Active Directoryまたはサイレント・インストールや対話インストールを通じて、Oracle Connector for Outlookの最初のデプロイ時に自動更新機能を構成することをお薦めします。自動更新機能を構成すると、Oracle Connector for Outlookを容易にアップグレードできます。自動更新機能を有効にすると、新しいOracle Connector for Outlookパッケージが使用可能になったときに、中央の場所からチェック、ダウンロードまたはインストールできます。自動更新は、手動で構成することも、ユーザーが操作せずに自動的に構成することもできます。この機能は、Oracle Connector for Outlookインストールを最新の状態にするのに役立ちます。自動更新機能が動作するように、管理者は、クライアントとサーバーの両方で特定の要件が満たされていることを確認する必要があります。
この項では、クライアントとサーバーの両方で満たす必要のある要件について説明します。内容は次のとおりです。
クライアントでは、管理者が新しいOracle Connector for Outlook更新パッケージを格納する場所を指定する必要があります。これは、管理者がOracle Connector for Outlookをデプロイするときに(または、後からユーザーが)行うことができます。自動更新を構成するには次の3つの方法があります。
/sオプションを指定したサイレント・インストール
ユーザーは、サイレント・インストール中に初期化ファイルのAutoUpdateセクションの値を設定することにより、自動更新の構成を初期化できます。初期化ファイルのAutoUpdateセクションの詳細は、F.3.7項のAutoUpdateセクションを参照してください。/sオプションを指定してサイレント・インストールを実行するには、次のコマンドを使用します。
con_outlook_1013.exe /s path_to_INI_file
/sオプションを指定した対話インストール
ユーザーは、初期化ファイルを使用した対話インストール中に、次のコマンドを使用して自動更新の構成を設定できます。
con_outlook_1013.exe /s UI=4 path_to_INI_file
Oracle Connector自動更新ユーザー・インタフェースへのアクセス
パッケージのインストール後も、ユーザーは、/admin
オプションを使用してC:\Program Files\Oracle\Outlook Connectorディレクトリにあるocupdates.exe
パッケージを実行するか、「スタート」→「プログラム」→「Oracle Connector For Outlook」からOracle Connector自動更新のショートカットを起動することにより、自動更新の設定を変更できます。
管理者は、新しい更新を格納する中央の場所を維持する必要があります。これには、HTTP Webサイト、FTPサイト、共有ネットワーク・ロケーションまたはローカル・ドライブのいずれかを設定できます。更新が使用可能になったら、中央の場所に次の2つのファイルを格納します。
注意: 更新を格納する中央の場所は、初期化ファイルの[AutoUpdate]セクションにあるServerURLパラメータの値です。 |
新しいOracle Connector for Outlookパッケージ
update.xmlという名前のXMLファイル
両方の要件を満たした場合、中央の場所で新しい更新が使用可能になると、ユーザーに通知されます。
新しいOracle Connector for Outlookリリースが使用可能になったら、Oracle Connector for Outlookのパッチまたはリリース・パッケージから次のコマンドラインを使用してXMLを抽出します。
con_outlook_1013.exe /admin image=update
画面上の指示に従い、XMLファイルをupdate.xmlという名前で選択したディレクトリに格納します。このファイルをOracle Connector for Outlookのパッチまたはリリース・パッケージとともにServerURLの場所に格納すると、ユーザーが新しいパッケージをダウンロードまたはインストールできるようになります。
注意: 次に示すXMLファイルの一部は、例にすぎません。Oracle Connector for Outlookパッケージから前述のコマンドを使用して手動でupdate.xmlファイルを抽出することをお薦めします。 |
<Update> <OCFO version='3.7.349'> <File src='con_outlook_1013_04.exe' dis_ver='10.1.3.0.4' InstallID='26388147'></File> </OCFO> <Update>
update.xml
ファイルを変更して、自動更新機能のデフォルトの動作を変更できます。Oracle Connector for Outlookのパッチまたはリリース・パッケージの格納場所、更新の実行日時、およびユーザーに対する更新ウィザードの表示内容を変更するには、update.xml
で<File
>タグのパラメータを構成する必要があります。
ファイルに変更を加えたら、そのファイルをASCIIエンコーディングで保存する必要があります。ServerURL
パラメータがフォルダの場所を指定している場合、XMLファイル名を変更しないでください。名前をupdate.xml
から変更するには、ServerURL
パラメータ値がXMLファイルの格納場所の完全な値を示すようにする必要があります。
次のパラメータは、update.xml
の<File
>タグで変更または追加可能なパラメータを定義します。
表F-23 XMLファイルの<File>タグ内を構成するためのUIパラメータ
パラメータ | 説明 | 許容される値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
|
Oracle Connector for Outlookのパッチまたはリリース・パッケージをXMLファイルと同じ場所に格納している場合、文字列を使用してOracle Connector for Outlookインストール・パッケージの名前を入力します。 または、ファイルが読取り可能な完全な場所を入力します。完全な場所には、パッケージの名前を含める必要があります。この場所には、HTTP Webサーバー、FTPサーバー、共有ネットワーク・フォルダのパスまたはローカル・ドライブを指定できます。場所は、英語のASCIIエンコーディングで入力してください。 |
文字列には、実行可能ファイル名またはファイルが読取り可能な完全な場所を含める必要がある |
Oracle Connector for Outlookのリリースに対応したパッケージ名。例: |
|
文字列を使用して、自動更新処理中に更新ウィザードの画面に表示するリリース番号を指定します。 |
Oracle Connector for Outlookのリリースに対応したリリース番号。例: 10.1.3.0.4 |
Oracle Connector for Outlookのリリースに対応したリリース番号 |
dsc |
文字列を使用して、自動更新処理中に更新ウィザードの画面に表示する説明テキストを指定します。 更新ウィザードの「説明」フィールドに新しい行のテキストを表示するには、XMLファイルに新しい行のテキストを入力します。 |
Oracle Connector for Outlookの新しいリリース |
デフォルトなし |
|
更新を許可しない日を指定します。除外する日は、曜日を最初の2つの英文字で省略し、カンマで区切ります。 自動更新機能によっていずれかの除外日に新しい更新が見つかったとしても、自動更新は実行されません。毎週または毎月のチェックが行われた場合、自動更新は次の日に再スケジュールされます。 |
Mo Tu We Th Fr Sa Su |
デフォルトなし |
<Update> <OCFO version='3.7.349'> <File src='\\storm\testapp\ocfoUpdate.exe' except='Mo,Tu' dis_ver='10.1.3 RTM' dsc='New Release for Oracle Connector for Outlook Please Upgrade…' InstallID='26388147'></File> </OCFO> <Update>
リリース10.1.3で使用可能な自動更新機能を使用すると、エンド・ユーザーに対するOracle Connector for Outlookのデプロイを拡張できます。自動更新機能を有効にすると、これを使用してエンド・ユーザーのコンピュータでOracle Connector for Outlookのレジストリ設定を変更できます。
自動更新機能を設定してエンド・ユーザーのコンピュータでレジストリ設定を変更するには、XMLファイルupdate.xmlの<Update
>タグ内に<Registry
>タグを追加する必要があります。<Update
>タグ内に必要な数のアクションを追加します。自動更新機能を実行すると、XMLファイル内のアクションが順に実行されます。自動更新機能を使用してクライアントのレジストリ設定を構成するためにXMLファイルを設定する方法は、「自動更新機能を実行するためのXMLファイルの構成」を参照してください。
注意: レジストリ設定の変更内容は、update.xmlがサーバーに配置されてから2時間以内にクライアントに適用されます。update.xmlを配置するサーバー上の場所は選択可能です。 |
次のパラメータは、update.xml
の<Registry
>タグで追加可能なアクションを定義します。
表F-24 XMLファイルでアクションを構成するためのUIパラメータ
パラメータ | 説明 | 許容される値 |
---|---|---|
|
文字列を使用して、実行されるアクションを指定します。 |
Add Replace Delete |
|
文字列を使用して、レジストリ・キーの場所を指定します。 |
文字列の最後は円記号(\)にする必要があります。1つの文字列に複数のキーを含めるには、ワイルドカード文字(*)を使用します。 |
|
Hiveパラメータは、操作を実行するレジストリ・ハイブを示すための2つの値の1つに設定できます。 |
HKCU HKLM |
Value |
文字列を使用して、レジストリ・エントリの名前を指定します。このパラメータは、キーに対するアクションではない場合にのみ追加します。 |
有効なレジストリ・エントリ |
DataType |
文字列を使用して、レジストリのデータ型を指定します。このパラメータは、< |
バイナリ DWORD 文字列 |
Data |
文字列を使用して、レジストリ値のデータ型を指定します。このパラメータは、< |
4008636142 OCFO_User |
oldDataType |
文字列を使用して、レジストリの以前のデータのデータ型を指定します。このパラメータは、< |
バイナリ DWORD 文字列 |
oldData |
文字列を使用して、以前のレジストリ値のデータを指定します。このパラメータは、< |
2 EEEEEEEE |
注意: 置換アクションは、oldDataTypeおよびoldDataがユーザーのコンピュータ上の値と一致しなければ実行されません。 |
Registryタグに操作を挿入するためのテンプレート
<Registry> <Action Type='' Hive='' src='' Value='' oldDataType='' oldData=''> dataType='' data=''> </Action> </Registry>
この項のサンプルXMLファイルでは、自動更新機能とともにupdate.xmlを使用してクライアントのレジストリ設定を変更する方法を示します。このファイルには、順に実行される6つのアクションが含まれています。各アクションの後に、アクションまでの(アクションを含む)すべての構成を含む、XMLファイルの一部を示します。6番目のアクションの後に、サンプルXMLファイルの全体を示します。
アクション1
HKey_current_userハイブの下に次の名前のキーを追加します。
'SOFTWARE\Oracle\Outlook Connector\3.7\update\Test\
アクション1を示すサンプルXMLは次のとおりです。
<Update> <OCFO version='3.7.400'> <File src='Oldcon_outlook_1013.exe' dis_ver='10.1.3.0.2' InstallID ='25332723'> </File> </OCFO> <Registry> <Action Type='Add' Hive='HKCU' src='SOFTWARE\Oracle\Outlook Connector\3.7\update\Test\'> </Action> </Registry> </Update>
アクション2
アクション1で作成されたキーの下にUserという文字列のレジストリ・エントリを追加します。文字列の値はOCFO_Userです。アクション2を示すサンプルXMLは次のとおりです。
<Update> <OCFO version='3.7.400'> <File src='Oldcon_outlook_1013.exe' dis_ver='10.1.3.0.2' InstallID ='25332723'> </File> </OCFO> <Registry> <Action Type='Add' Hive='HKCU' src='SOFTWARE\Oracle\Outlook Connector\3.7\update\Test\' Value='User' dataType='String' data='OCFO_USer'> </Action> </Registry> </Update>
アクション3
クライアントのすべてのプロファイルの下にあるキー\63c73641093d11d6a97400b0d0529047\Settings\の下にmyTimeZonesVerというDWORDレジストリ・エントリを追加します。データの値は2に設定されています。アクション3を示すサンプルXMLは次のとおりです。
<Update> <OCFO version='3.7.400'> <File src='Oldcon_outlook_1013.exe' dis_ver='10.1.3.0.2' InstallID ='25332723'> </File> </OCFO> <Registry> <Action Type='Add' Hive='HKCU' src='Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows Messaging Subsystem\Profiles\*\63c73641093d11d6a97400b0d0529047\Settings\' Value='myTimeZonesVer' dataType='DWORD' data='2'> </Action> </Registry> </Update>
アクション4
クライアントのプロファイルのキー\63c73641093d11d6a97400b0d0529047\Settings\の下で、データ値が2のmyTimeZonesVerというDWORDレジストリ・キーを検索します。見つかった場合、値1で置き換えます。アクション4を示すサンプルXMLは次のとおりです。
<Update> <OCFO version='3.7.400'> <File src='Oldcon_outlook_1013.exe' dis_ver='10.1.3.0.2' InstallID ='25332723'> </File> </OCFO> <Registry> <Action Type='replace' Hive='HKCU' src='Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows Messaging Subsystem\Profiles\*\63c73641093d11d6a97400b0d0529047\Settings\' Value='myTimeZonesVer' data='1' dataType='DWORD' oldData='2' oldDataType='DWORD'> </Action> </Registry> </Update>
アクション5
アクション1で作成されたキーを削除します。アクション5を示すサンプルXMLは次のとおりです。
<Update> <OCFO version='3.7.400'> <File src='Oldcon_outlook_1013.exe' dis_ver='10.1.3.0.2' InstallID ='25332723'> </File> </OCFO> <Registry> <Action Type='delete' Hive='HKCU' src='SOFTWARE\Oracle\Outlook Connector\3.7\update\Test\' > </Action> </Registry> </Update>
アクション6
アクション3で作成されたレジストリ・エントリをすべて削除します。アクション6を示すサンプルXMLは次のとおりです。
<Update> <OCFO version='3.7.400'> <File src='Oldcon_outlook_1013.exe' dis_ver='10.1.3.0.2' InstallID ='25332723'> </File> </OCFO> <Registry> <Action Type='delete' Hive='HKCU' src='Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows Messaging Subsystem\Profiles\*\63c73641093d11d6a97400b0d0529047\Settings\' Value='myTimeZonesVer'> </Action> </Registry> </Update>
リモート・インストーラは、新しいソフトウェア(Active Directoryなど)を配信するための確立したメカニズムのない組織によるOracle Connector for Outlookのデプロイを可能にする方法です。この方法は、Oracle Connector for Outlookパッケージから抽出したリモート・インストーラという実行可能ファイルを使用します。リモート・インストーラは、Web、FTPまたは電子メールを使用してユーザーに配布できます。
注意: ユーザーがリモート・インストーラを使用するには、各自のコンピュータに対する管理権限が必要です。 |
リモート・インストーラを使用して、Oracle Connector for Outlookインストール・パッケージがWebサーバー、FTPサイトまたは共有ネットワーク・ロケーションのどこに格納されるかという情報を構成できます。リモート・インストーラをユーザーがダブルクリックすると、使用するコマンドラインに応じてOracle Connector for Outlookパッケージがダウンロードおよび起動されます。
また、ユーザーの操作によってまたはユーザーの操作なしでOracle Connector for Outlookをインストールするようにリモート・インストーラを構成することや、リモート初期化(INI)ファイルを呼び出すコマンド・オプションを使用するようにリモート・インストーラを構成することができます。アップグレード後または完全インストール後は、リモート初期化ファイルが適切に構成されるため、ユーザー側の構成は不要です。
リモート・インストーラと呼ばれる分散実行可能ファイルを抽出するには、次のコマンドを使用します。
con_outlook_1013.exe /admin image=doubleclick trans=path_to_INI_file
前述のコマンドで、path_to_INI_file
はリモート初期化ファイルの絶対パスまたは正確な場所を表します。次に例を示します。
C:\Program Files\Connector\initialization.ini
AutoUpdateセクションでは、アプリケーションのインストールに使用する設定を指定できます。これには、Oracle Connector for Outlookをインストールするときにユーザーにプロンプトが表示されるかどうかの設定が含まれます。初期化ファイルのAutoUpdateセクションは、次のパラメータで指定する必要があります。
表F-25 リモート初期化ファイルのAutoUpdateセクションを構成するためのパラメータ
パラメータ | 説明 | 許容される値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
|
Oracle Connector for Outlookパッケージを格納する場所を指定します。これには、共有ネットワーク・ロケーション、HTTP Webサーバー、FTPサーバーまたはUNCネットワーク共有ドライブを指定できます。 |
HTTP WebサーバーまたはFTPサーバーの場合、文字列はhttpまたはftpで始まり、スラッシュ(/)で終わる必要があります。 UNCネットワーク共有ドライブの場合、文字列はuncと2つの円記号(\\)で始まり、円記号(\)で終わる必要があります。 |
デフォルトなし |
|
クライアントで場所への接続にプロキシが必要な場合に指定します。 注意: 値が2に設定されている場合、パラメータ 関連項目: |
0(プロキシ不要)。 1(ブラウザのプロキシ設定を使用)。 2(手動設定を使用)。 |
0 |
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手動プロキシ設定を使用する場合にプロキシのURLを指定します。このパラメータは、クライアントで場所への接続にプロキシが必要な場合に設定します。このパラメータを設定する場合、 |
プロキシのURLを指定する文字列。 |
デフォルトなし |
ProxyPort |
プロキシで使用するポート番号を指定します。このパラメータは、クライアントで場所への接続にプロキシが必要な場合に設定します。このパラメータを設定する場合、 |
有効なポート番号。 |
デフォルトなし |
AutomaticInstall |
0に設定すると、更新をインストールする前にユーザーに通知します。1に設定すると、更新が自動的にインストールされます。ユーザーにはプロンプトが表示されません。実行可能ファイルが自動的にダウンロードおよび起動されます。 |
0(プロンプト)。 1(プロンプトなし)。 |
0 |
Command |
インストール・パッケージを渡すためのコマンドラインを指定します。これには、任意のインストール・コマンドライン・オプションを含めることができます。 注意: 初期化ファイルが必要なコマンドライン・オプションを使用する場合、Oracle Connector for Outlookパッケージと同じ場所に初期化ファイルを格納し、コマンドラインで%sを指定する必要があります。 次に例を示します。 /s %s |
有効なコマンドライン。 |
デフォルトなし |
exeName |
con_outlook.msiパラメータに格納されるOracle Connector for Outlookパッケージ名を指定します。 次に例を示します。 exeName=con_outlook_1013.exe |
正しいパッケージ名。 |
デフォルトなし |
iniName |
パラメータcon_outlook.msiに格納される初期化ファイルの名前を指定します。 次に例を示します。 iniName=con_outlook_silent_1013.ini |
正しいINIファイル名。 |
デフォルトなし |
リモート初期化ファイルのAutoUpdateセクションのサンプル
リモート・インストーラを作成するために使用されるパラメータおよび値が示された初期化ファイルの[AutoUpdate]セクションの一部を、次に示します。
[AutoUpdate] ServerURL=http://connector.ca.oracle.com/WEBSITE/Update1/ ProxyConnection=0 ProxyAddress=http://internal.mycompany.com/Connector/ ProxyPort=80 AutomaticInstall=1 Command=/s %s exeName=con_outlook_1013.exe iniName=con_outlook_silent_1013.ini
この項の内容は次のとおりです。
表F-26に、Oracle Records Management Add-In for Outlookをインストールするためのシステム要件を示します。
表F-26 Oracle Records Management Add-In for Outlookのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
注意
|
ディスク領域 |
Oracle Records Management Add-In for Outlookをインストールするには、約10MBの空きディスク領域が必要です。.NETインストールの要件では、ディスク領域がさらに必要となる場合があります。 |
RAM |
Microsoft OutlookクライアントのRAM要件を参照 |
Microsoft Outlook |
|
.NET Framework |
Oracle Records Management Add-In for Outlookをインストールするには、Microsoft .NET Framework 1.1以上が必要です。 |
Oracle Records Management Add-In for Outlookをインストールする前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
サポートされているMicrosoft Outlookバージョンが、サポートされているプラットフォームにインストールされていること
Microsoft Windows 2000およびMicrosoft Windows XPにOracle Records Management Add-In for Outlookをインストールするための管理権限があること
注意: Microsoft Outlookインストールをアップグレードした場合は、Oracle Records Management Add-In for Outlookを再インストールする必要があります。 |
Oracle Records Management Add-In for Outlookをインストールするには、次の手順を実行します。
すべてのMicrosoft Windowsアプリケーションを終了します。
rec_manager_outlook_10xx.exe
ファイルをダブルクリックして、InstallShield Wizardを起動します。
InstallShield Wizardの「Welcome」画面で、「Next」をクリックします。
「User Name」フィールドに自分の名前を入力し、「Organization」フィールドに会社名を入力します。「Next」をクリックします。
「Next」をクリックすると、デフォルトのフォルダにインストールされます。Oracle Records Management Add-In for Outlookを別のフォルダにインストールする場合は、「Change」をクリックし、そのフォルダにナビゲートします。
インストールする言語を選択します。インストール後に言語を追加することもできます。
言語の変更方法の詳細は、F.4.4項を参照してください。
該当するフィールドに、レコード管理サーバーおよびアカウント情報を入力できます。「Next」をクリックします。
前の画面で入力した情報を確認する場合は、「Back」をクリックします。確認しない場合は、「Install」をクリックします。
「Finish」をクリックします。
.NET Frameworkをインストールしていない場合、インストールのオプションが表示されます。
Oracle Records Management Add-In for Outlookの言語設定を変更するには、次のいずれかの操作を実行します。
rec_manager_outlook_10xx.exe
またはrma_outlook.msi
を実行します。「Program Maintenance」画面で「Modify」を選択します。
「コントロール パネル」で「アプリケーションの追加と削除」をダブルクリックします。「変更」をクリックします。「Program Maintenance」画面から「Modify」を選択します。
表F-27に、Records Management Add-In for Outlookでサポートされている言語およびそれらのID番号を示します。
表F-27 Records Management Add-In for Outlookでサポートされている言語
言語名 | ID番号 |
---|---|
英語(アメリカ合衆国) |
1033 |
中国語(簡体字) |
2052 |
中国語(繁体字) |
1028 |
チェコ語 |
1029 |
デンマーク語 |
1030 |
オランダ語 |
1043 |
フィンランド語 |
1035 |
フランス語 |
1036 |
ドイツ語 |
1031 |
ギリシャ語 |
1032 |
ハンガリー語 |
1038 |
イタリア語 |
1040 |
日本語 |
1041 |
韓国語 |
1042 |
ノルウェー語 |
1044 |
ポーランド語 |
1045 |
ポルトガル語(ブラジル) |
1046 |
ポルトガル語(ポルトガル) |
2070 |
ルーマニア語 |
1048 |
ロシア語 |
1049 |
スペイン語 |
1034 |
スウェーデン語 |
1053 |
トルコ語 |
1055 |
この項の内容は次のとおりです。
表F-28に、各種のMicrosoft WindowsプラットフォームにOracle Real-Time Collaborationクライアントをインストールするためのシステム要件を示します。
表F-28 Oracle Real-Time Collaborationクライアントをインストールするためのシステム要件
項目 | 要件 |
---|---|
オペレーティング・システム |
|
権限 |
Real-Time Collaborationクライアントをインストールするには、コンピュータの管理権限が必要です。 |
画面解像度 |
1024 x 768ピクセル(Web Conferencingのみに必要) |
ブラウザ |
次のいずれか:
注意:
|
Java仮想マシン |
|
Oracle Web Conferencingクライアントをインストールするには、次のようにします。
以前のOracle Web Conferencingクライアントをアンインストールします。Microsoft Windowsの「コントロール パネル」から「アプリケーションの追加と削除」を選択し、Oracle Web Conferencingクライアントの以前のバージョンを削除します。
Real-Time Collaborationの「Webアプリケーション」ページを開き、「ホーム」をクリックします。
「新規ユーザー」をクリックします。
Web Conferencingの隣に表示される「ダウンロード」アイコンをクリックします。
画面上の指示に従って、Oracle Web Conferencingクライアントをインストールします。
RTC Messengerクライアントをインストールするには、次のようにします。
以前のOracle Web Conferencingクライアントをアンインストールします。Microsoft Windowsの「コントロール パネル」から「アプリケーションの追加と削除」を選択し、Oracle Web Conferencingクライアントの以前のバージョンを削除します。
Real-Time Collaborationの「Webアプリケーション」ページを開き、「ログイン」をクリックします。
シングル・サインオンのログインおよびパスワードを入力します。
「RTC Messengerをダウンロード」をクリックします。
Oracle RTC Messengerの隣に表示される「ダウンロード」アイコンをクリックします。
画面上の指示に従って、RTC Messengerクライアントをインストールします。RTC Messengerクライアントのインストールが正常に終了すると、ログインを要求されます。
シングル・サインオンのログインおよびパスワードを入力し、「OK」をクリックしてRTC Messengerを起動します。