Oracle Reportsチュートリアル 10g リリース2(10.1.2) B19374-01 |
|
Adobe Font Metricsの略称。AFMファイルとPPDファイルは、Adobe社およびプリンタのベンダーによって提供される。これらのファイルにはプリンタに関する情報が含まれている。他のパラメータとともに、これらのファイルから、Oracle Reportsで使用するプリンタで使用可能なフォントについての情報が読み取られる。PPDファイルにリストされているすべてのフォントについて、対応するAFMファイルがそのフォント名に従って検索され、使用可能なAFMのあるすべてのフォントがロードされる。
Common Gateway Interfaceの略称。WebサーバーとCGIプログラムの間で情報を転送するための標準。CGIでは、HTTPリクエストの一部として引数をプログラムに渡す方法が指定されるとともに、プログラムで使用できる環境変数のセットが定義される。これにより、ブラウザに戻す出力がプログラムによって生成される。CGIでは、Webサーバーとユーザー間の動的な対話を可能にするためにサーバー・サイド処理が提供される。
HyperText Markup Languageの略称。インターネット上のWebサーバーの他のドキュメントに対するコンテンツとリンクの指定に使用される、タグ・ベースのASCII言語。エンド・ユーザーは、WebブラウザでHTMLドキュメントを表示し、リンクに従って他のドキュメントを表示する。
HyperText Transfer Protocolの略称。Webブラウザのコンピュータとアクセス先のWebサーバーとの間のWebトラフィックの伝送に使用されるプロトコル。
Internet Assigned Numbers Authorityの略称。インターネット全体の新しいIPアドレスの割当てを管理する、Internet Architecture Board(IAB)の下位組織。IANA定義のキャラクタ・セットとは、charset
タグに対して定義でき、インターネットで使用可能なキャラクタ・セットのことを指す。
Java 2 Platform, Enterprise Editionの略称。Javaでエンタープライズ・アプリーケーションを開発および配布するための環境。Webベースの重層的なアプリケーションの開発を支援する一連のサービス、アプリケーション・プログラミング・インタフェースおよびプロトコルで構成される。
Java ARchiveの略称。多数のファイル(Javaクラス・ファイルやイメージなど)を1つのファイルに統合するために使用されるファイル。
コンピュータ言語。インターネット用のプログラミングを、プラットフォームに依存しない「サーブレット」または「アプレット」の形でサポートする。
JavaServer Pageの略称。JSPテクノロジは、Sun社のJavaサーブレットを拡張したテクノロジであり、簡単なプログラミング手法によりWebページ上に動的コンテンツを表示できる。JSPはサーバー・サイド・テクノロジである。JSPは、Webサーバーまたはアプリケーション・サーバーで実行されるJavaソース・コードが埋め込まれたHTMLページである。HTMLはWebブラウザに返されるページ・レイアウトを提供し、Javaはビジネス・ロジックを提供する。
ネットワーク・アプリケーションを配置する戦略的なプラットフォーム。アプリケーション論理をアプリケーション・サーバーに移動し、ネットワーク・クライアントを実行することにより、組織は、複雑さの改善、操作性の向上および開発と実行の簡便性の向上を通して、実質的な利益を得られる。OracleASは、データベースのWeb配布の簡便化、および従来のクライアント・サーバー・アーキテクチャから、ネットワーク・アプリケーション・アーキテクチャへの移行を通じてのレガシーの完全統合を実現する、ビジネスにおいては非常に重要なプラットフォームである。
最新のOracleアプリケーション開発ツールとビジネス・インテリジェンス・ツールを1つにして組み込んだ統合製品。JavaやXMLなどのインターネット標準に基づき、この製品は、Oracle Application ServerおよびOracleデータベース向けのアプリケーション構築に、生産性の高い開発環境を提供する。
ブラウザ・ベースの開発ツールで、スケーラブルでセキュアかつ拡張可能なHTMLアプリケーションやWebサイトの構築に使用する。OracleAS Reports Servicesでは、OracleAS Portalを使用して、レポート要求、セキュア・サーバー、およびレポート出力の印刷に使用するOracleAS Reports Servicesプリンタに関する情報を格納し、Web上に公開されたレポートへのエンド・ユーザー・アクセスを制御する。
「Reports Services」を参照。
一部のディレクトリ・ベースのオペレーティング・システムにおける、Oracleのディレクトリ階層の最上層の別名。Oracle製品のルート・ディレクトリを示す環境変数。
このディレクトリは、ORACLE_HOME
を次の構文で指定すると参照できる。
UNIXの場合: $ORACLE_HOME
Windowsの場合: %ORACLE_HOME%
Portable Document Formatの略称。ドキュメントの作成に使用された元のアプリケーション・ソフトウェア、ハードウェアおよびオペレーティング・システムに依存せずにドキュメントを表現する(Adobe Acrobatに固有の)ファイル形式。PDFファイルは、テキスト、グラフィックおよびイメージのあらゆる組合せが入ったドキュメントを、デバイスや解像度から独立した形式で表現できる。
SQL言語に対するOracle専用の拡張。SQLに対しアプリケーションの記述に適するようにプロシージャ型構成体やその他の構成体を追加している。
PostScript Printer Definitionの略称。PPDファイルとAFMファイルはAdobe社およびプリンタのベンダーによって提供される。これらのファイルにはプリンタに関する情報が含まれている。他のパラメータとともに、これらのファイルから、Oracle Reportsで使用するプリンタで使用可能なフォントについての情報が読み取られる。PPDファイルにリストされているすべてのフォントについて、対応するAFMファイルがそのフォント名に従って検索され、使用可能なAFMのあるすべてのフォントがロードされる。
バイナリ形式の単一のレポート定義を含むファイル。RDFファイルは、レポートの実行と編集の両方に使用される。
OracleAS Reports Servicesのコンポーネント。完了したジョブの出力を格納する。
rwcgi
)
WebサーバーまたはJ2EEコンテナ(OC4Jなど)とReports Server間の情報の変換および配布を処理するOracle Reportsの実行可能ファイル。Common Gateway Interface(CGI)またはReports Webカートリッジとも呼ばれる。これにより、Webブラウザからレポートを動的に実行できる。
rwclient
)
リモートのReports Server(rwserver
)にレポートを送信するためのコマンドライン・インタフェースを提供するOracle Reportsの実行可能ファイル。
データ・ソースからのデータのフェッチ、レポートのフォーマット、キャッシュへの出力の送信、およびReports Serverへのジョブ準備完了通知の送信を実行する、OracleAS Reports Servicesのコンポーネント。
rwrqm
)
(Windowsのみ)Reports Server(rwserver
)で管理されるレポート・ジョブのタイムスタンプと状態情報を維持する。
rwrun
)
OracleAS Reports ServicesのインプロセスReports Serverを使用してレポートを実行するOracle Reportsの実行可能ファイル。
Reports Developerアプリケーションのランタイム環境。OracleAS Reports Servicesでは、レポートを実行、配布および公開して、企業全体で統一されたレポートを作成する。OracleAS Reports Servicesを使用してレポートを配布すると、柔軟性の向上、時間短縮および処理容量の増大につながる。
rwservlet
)
WebサーバーまたはJ2EEコンテナ(OC4Jなど)とReports Server間の情報の変換および配布を処理するOracleAS Reports Servicesのコンポーネント。これにより、Webブラウザからレポートを動的に実行できる。
バイナリ形式の単一のレポート定義を含むファイル。REPファイルはレポートの実行にのみ使用され、編集はできない。
rwbuilder
)
設計時のユーザー・インタフェースを提供するOracle Reportsの実行可能ファイル。これにより、レポート開発者はレポート定義を作成および維持できる。
rwserver
)
レポートを実行、配布および公開するためのレポート・サービスを提供するOracle Reportsの実行可能ファイル。これにより、企業全体で統一されたレポートの生成が可能になる。ユーザーの認証、スケジューリング、キャッシングおよびレポート配布などのクライアント要求を処理するOracleAS Reports Servicesのコンポーネント。rwservlet
、Reports JSP、CGI、rwclient
などのOracle Reportsクライアントを使用してReports Serverにレポートを送信する。
1つ以上の表またはビューから、どの行と列をフェッチするかを指定するSQL文。
リレーショナル・データベースにおける情報の格納と検索のための標準インタフェース。SQLは、Structured Query Language(構造化問合せ言語)の略称。
データベース管理を素早く簡単に行うSQL文を含むファイル。SQLスクリプトの一部は、Oracle製品に付属している。
テキスト形式(ASCIIやEBCDICなど)で格納された問合せを含むファイル。
Oracleに対するSQLの指示。SELECT文は、SQL文の一種。
Uniform Resource Locatorの略称。インターネット上で有効なリソースの位置を表す簡潔な文字列表記。また、これはOracleASへの要求をエンコードするためにクライアントで使用するテキスト文字列の形式でもある。
リモートWebブラウザのHTTPリクエストに応答してWebページを送信する、Webサイトで稼働しているサーバー・プロセス(HTTPデーモン)。
レポートのHTMLまたはJSPソースを表示するレポート・エディタのビューの1つ。このビューを使用して、レポート・ブロック・ウィザードやグラフ・ウィザードで、Webページに動的コンテンツを追加できる。経験を積んだJava開発者は、このビューで直接Webソースを編集できる。
エンド・ユーザーが(Webサーバーによりサービスされる)コンピュータ上に保管されているHTMLドキュメントおよびプログラムを読むために利用するプログラム。
Extensible Markup Languageの略称。SGMLを使用して、データを定義および構築するメタ言語。Reports Builderは、XML出力をサポートして、Web公開、およびサードパーティのアプリケーションとの電子データ交換を可能にする。また、XMLを使用して、実行時に他のレポート定義とマージすることができるレポート定義を作成することも、別々に実行するレポート定義を作成することもできる。
ウィンドウやツールのグラフィック表示。
アプリケーションに格納およびロードできるビットマップ・オブジェクト。クライアントは、インポートされたイメージを変更できない。
内部的なTCP/IPネットワークで、これに対するアクセスは(ファイアウォールにより)企業や組織内の人物に制限されている。イントラネットはインターネットで提供されるサービスと類似したものを組織内に提供するが、インターネットに接続される必要はない。企業内で情報やアプリケーションを配布するために、内部ネットワーク上に1つ以上のWebサーバーを設定するのはイントラネットの一般的な例である。
共通して実行されるタスクのためのステップごとのインタフェース。Reports Builderのウィザードは次のとおり。
「ビュー」を参照。
階層で表示される参照および編集用のインタフェース。これにより、アプリケーション・オブジェクトを素早く簡単に検索および操作できる。次のような機能が含まれる。
別の表の主キーを参照する1つの表の値または列。
表内の複数のフィールド値のセット。たとえば、EMP表の例では1人の従業員に関するフィールドを表す。
グループに対してフェッチされるデータ行の表示に使用されるレイアウト・オブジェクト。
PL/SQLファンクションまたは式、SQL文、あるいはこれらの組合せからデータを取得するユーザー作成の列。
通常、データベースへのアクセスまたはE-Commerce処理の実行を目的としてWebサーバーまたはアプリケーション・サーバー上で実行され、サーバー・サイド処理を提供するJavaアプリケーション。サーブレットはJavaで記述されるため、サーバーとオペレーティング・システム間で移植が可能。
Reports Servlet(rwservlet
)およびJSPは、カスタム(JSP)レポート・タグの処理、およびOracle HTTP ServerとReports Server間の情報の配布を実行するOracleAS Reports Servicesのコンポーネント。
フィールドの値の外観を定義する設定。たとえば、書式マスクを使用して通貨や日付の表示を指定できる。
関連するデータベース・オブジェクトの集合。通常はデータベース・ユーザーID別にグループ分けされる。スキーマ・オブジェクトには、表、ビュー、順序、ストアド・プログラム・ユニット、シノニム、索引、クラスタ、データベース・リンクなどが含まれる。
HTMLドキュメントで、より柔軟なフォーマットを提供するHTMLの拡張機能。スタイル・シートを利用するHTMLドキュメントを表示するには、スタイル・シートをサポートするブラウザで表示する。
操作を完了するために必要な情報の入力を求める、部分的な画面またはウィンドウ。
アプリケーションのオブジェクトの作成および操作に使用するアイコン・ボタン。
製品コマンドを実行するアイコン・ボタンの集合。通常、ウィンドウの一番上に沿って水平に並んでいるか、横に垂直に並んでいる。
ユーザー・インタフェースにアイコン・ボタンで表示されるツールの集合。これにより、レポート開発者はペーパー・レイアウト・ビューで四角形を描画したり、データ・モデル・ビューで問合せを作成するなどのタスクを実行できる。
問合せで返すデータのソース。たとえば、表、ビュー、シノニム、スナップショット、およびビューとして格納される問合せなどのデータベース・オブジェクト。OracleAS Reports Servicesでは、どのデータ・ソースにもアクセスできる。
Oracle Open Client Adapter(OCA)にかわり、プラッガブル・データ・ソース(PDS)アーキテクチャが新たに採用された。また、Oracle Reports 10gでは、Open Database Connectivity(ODBC)ドライバはサポートされていない。ただし、プラッガブル・データ・ソースの1つであるJava Database Connectivity(JDBC)を使用すると、JDBC-ODBCブリッジを介して他のデータ・ソースにアクセスできる。
データ・ソースからどのデータをフェッチするか、どの値を計算するか、データをレポート内でどのように順序付けるかを定義するリレーショナル・モデル。データ・モデルを定義するReports Builderオブジェクトは、問合せ、グループ、列、パラメータ、リンクである。
レポートのデータを構造的に表示するレポート・エディタのビューの1つ。このオブジェクトは、レポート出力に表示されないが、構造体でレイアウト・スタイルが決定され、データ・オブジェクトはレイアウト・オブジェクトに表示される値を提供する。
マスター/ディテール・レポートの定義時に、マスターまたは親の問合せによって取得された各レコードに対し、ディテール問合せは関連するすべてのレコードを取得する。
共通スタイルおよび標準を含む骨格となる定義で、グラフィックを含むこともある。テンプレートは、洗練されたルック・アンド・フィールを備えたレポートを簡単かつ短時間で開発可能にする標準形式を提供する。
テンプレートのオブジェクトやフォーマット・プロパティを定義できる作業領域。これは、レポート・エディタのペーパー・レイアウト・ビューと類似している。マージン領域ではオブジェクト(ページ番号、テキストおよびグラフィックなど)を作成、削除および変更できる。ボディ領域ではオブジェクトを作成および削除できないが、プロパティ・インスペクタではボディ・オブジェクトのプロパティを変更できる。
データベースの1つ以上の表またはビューから検索するデータを指定する、SQL SELECT文。
あるドキュメントの特定のポイントから、別のドキュメント(の特定のポイント)または同じドキュメント内の別の場所を示す参照(リンク)。Webブラウザ上のハイパーリンクは通常、他とは異なる方法で表示される(別の色、フォントまたはスタイル)。ユーザーがハイパーリンクを起動すると(マウスでクリックすると)、そのリンクの参照先がブラウザに表示される。
リレーショナル・データベースまたはサーバーで行と列から構成される2次元の格子に格納される、関連する情報の名前付き集合。
ページの最上部にラベルを表示し、ラベルの下にデータ行を表示するデフォルト・レイアウト。
オブジェクトのフォーマット属性を動的に変更できるPL/SQLファンクション。
オブジェクト・ナビゲータ、レポート・エディタおよびテンプレート・エディタで現在選択されているオブジェクトのプロパティを表示、検索および設定できるウィンドウ。Reports Builderオブジェクト(問合せ、グループ、枠、パラメータなど)にはすべて対応するプロパティがあり、プロパティ・インスペクタを使用して表示できる。プロパティ・インスペクタには次の機能がある。
プロパティのヘルプを表示するには、プロパティ・インスペクタのプロパティをクリックし、[F1]キーを押す。
レポート・エディタのビューの1つ。用紙レポートの出力を表示し、ペーパー・レイアウト・ビューを起動しなくても、間隔、フィールドのフォーマット、カラー、テキスト編集など、レイアウトで一般的に必要とされる単純な変更の多くを実行可能にする。
実行時にランタイム・パラメータ・フォームへのパラメータ値の入力を可能にする、パラメータ・フォームのレイアウトを表示する。
レポート・エディタのビューの1つ。用紙レポートのレイアウト・オブジェクトを表示し、レイアウト・オブジェクトを変更できるようにする。レイアウト・オブジェクトにはすべて、プロパティ・インスペクタを使用して変更できるプロパティがある。レイアウト・オブジェクトの階層は、データ・モデルで決定される。
レポート・セクション(ヘッダー、メインまたはトレーラ)の各論理ページの最上部と最下部に表示されるオプションのレポート領域。マージンには任意のレイアウト・オブジェクトを挿入できるが、通常はボイラープレートやフィールド(ページ番号、ページ合計、総計および現行の日時)が挿入される。
メニュー項目、ボタンなどを現行のコンテキストで使用できない(キーボードやマウスからの入力に反応しない)インタフェース要素の状態。
メニュー項目、ボタンなどを現行のコンテキストで使用できる(キーボード、カーソルまたはマウスからの入力に反応する)インタフェース要素の状態。
実行時にオプションで表示される画面またはウィンドウ。これにより、ユーザーはレポートを実行する前に印刷オプションやパラメータを変更できる。
「ペーパー・レイアウト・ビュー」を参照。
SQL SELECT文でフェッチされる1行。
Webおよび用紙レポートのデータ・オブジェクトやレイアウト・オブジェクトを扱うための各種ビューが表示されるReports Builderのウィンドウ。ビューには次のものがある。
他のレイアウト・オブジェクトを囲み、複数のオブジェクトのフォーマット、頻度および配置を同時に制御するために使用するレイアウト・オブジェクト。
|
Copyright © 2003, 2004 Oracle. All Rights Reserved. |
|