Oracle HTML DB 2日で開発者
リリース2.0
B25048-01
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4 フォーム・レイアウトの制御方法

Oracle HTML DBアプリケーションのデータおよびフォーム要素は、リージョンと呼ばれるコンテナを使用してページに配置されます。ページには、リージョンの配置および位置指定を制御する属性があります。 リージョン内部のフォーム要素の配置およびスタイルは、アイテム属性を使用して制御します。

このチュートリアルでは、データ入力フォームを作成する方法、およびリージョン属性およびアイテム属性を変更してレイアウトを変更する方法について説明します。

この付録の内容は次のとおりです。

サンプル・アプリケーション

Oracle HTML DBとともに多くのデモンストレーション・アプリケーションがインストールされます。この演習を行うには、デモンストレーション・アプリケーション(サンプル・アプリケーション)をインストールする必要があります。

サンプル・アプリケーションがインストールされているかどうかを確認するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle HTML DBにログインします。

  2. アプリケーション・ビルダー」アイコンの右側にある下矢印をクリックします。

  3. メニューから、「デモンストレーション」を選択します。

    「デモンストレーション・アプリケーション」ページに、次のアプリケーションへのリンクが表示されます。

    • サンプル・アプリケーション: 基本的な設計概念を示す作業用デモンストレーションです。

    • コレクション・ショウケース: ショッピング・カートの概念を説明します。

    • Webサービス: Webサービスの使用例を示します。

    • 大統領就任演説: Oracle Textについて説明します。

  4. サンプル・アプリケーションを検索し、「ステータス」列を確認します。

    1. 「ステータス」に「インストール済」が表示されている場合は、「作業領域」ホームページに戻ります。

    2. 「ステータス」列に「インストールされていません」が表示されている場合は、「アクション」列の「インストール」を選択します。

    3. 画面に表示される手順に従います。

表およびデータの入力フォームの作成

データ入力フォームを作成する場合の最初の手順は、基礎となるデータ・オブジェクトをSQLワークショップに作成することです。次の演習では、HT_EMPという表を作成した後、ウィザードを使用して新しいページを作成します。

このセクションの内容は次のとおりです。

HT_EMP表の作成

HT_EMP表および適切な関連オブジェクトを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」をクリックします。

  2. SQLスクリプト」をクリックします。

  3. SQLの「スクリプト・リポジトリ」が表示されたら、「作成」をクリックします。

    「スクリプト・エディタ」が表示されます。

  4. 「スクリプト名」に、HT_EMPと入力します。

  5. 「スクリプト・エディタ」に、次のDDLを入力します。

    CREATE TABLE ht_emp (
       emp_id                 NUMBER       primary key,
       emp_first_name         VARCHAR2(30) not null,
       emp_middle_initial     VARCHAR2(1),
       emp_last_name          VARCHAR2(45) not null,
       emp_part_or_full_time  VARCHAR2(1)  not null check (emp_part_or_full_time in ('P','F')),
       emp_salary             NUMBER,
       emp_dept               VARCHAR2(20) check (emp_dept in ('SALES','ACCOUNTING',
    
    'MANUFACTURING','HR')),
       emp_hiredate           DATE,
       emp_manager            NUMBER       references ht_emp,
       emp_special_info       VARCHAR2(2000),
       emp_telecommute        VARCHAR2(1) check (emp_telecommute in ('Y')),
       rec_create_date        DATE         not null,
       rec_update_date        date)
    /
    
    INSERT INTO ht_emp
       (emp_id, emp_first_name, emp_middle_initial, emp_last_name, emp_part_or_full_time,
        emp_salary, emp_dept, emp_hiredate, emp_manager, emp_special_info, emp_telecommute,
        rec_create_date)
    VALUES
       (1,'Scott','R','Tiger','F',
        100000,'SALES',sysdate,null,'cell phone number is xxx.xxx.xxxx
    home phone is yyy.yyy.yyyy','Y',
        SYSDATE)
    /
    
    CREATE SEQUENCE ht_emp_seq
       start with 2
    /
    
    CREATE OR REPLACE TRIGGER bi_ht_emp
          BEFORE INSERT ON ht_emp
          FOR EACH ROW
       BEGIN
          SELECT ht_emp_seq.nextval
            INTO :new.emp_id
            FROM DUAL;
          :new.rec_create_date := SYSDATE;
       END;
    /
    
    CREATE OR REPLACE TRIGGER bu_ht_emp
          BEFORE UPDATE ON ht_emp
          FOR EACH ROW
       BEGIN
          :new.rec_update_date := SYSDATE;
       END;
    /
    
    
  6. 保存」をクリックします。

    SQLの「スクリプト・リポジトリ」にスクリプトが表示されます。

  7. HT_EMPスクリプトを実行します。

    1. 実行」アイコンをクリックします。

    2. 「スクリプトの実行」で、再度「実行」をクリックします。

  8. ビュー」アイコンをクリックして、スクリプトの結果を表示します。

    赤字は、ファイルの実行中にエラーが発生したことを示します。

入力フォームを含む新しいページの作成

次に、「表またはビューのフォーム」ウィザードを使用して新しいフォームを作成します。

データ入力フォームを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「作業領域」ホームページにナビゲートします。

  2. アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  3. サンプル・アプリケーション」を選択します。

  4. ページの作成」をクリックします。

  5. 「ページ」で、「フォーム」を選択して「次へ」をクリックします。

  6. 「ページの作成」で、「表またはビューのフォーム」を選択して「次へ」をクリックします。

  7. 「表/ビューの所有者」で、HT_EMP表の作成に使用するスキーマ所有者を選択して「次へ」をクリックします。

  8. 「表/ビューの名前」で、HT_EMP表を選択して「次へ」をクリックします。

  9. 「ページおよびリージョン属性」で、次の手順を実行します。

    1. 「ページ」に、900と入力します。

    2. 「ページ名」に、HT_EMPと入力します。

    3. 「リージョン・タイトル」に、フォームのレイアウト方法と入力します。

    4. 次へ」をクリックします。

  10. 「タブ・オプション」で、デフォルトの「タブを使用しない」を受け入れて「次へ」をクリックします。

  11. 「主キー」で、デフォルトを受け入れて「次へ」をクリックします。

    ウィザードでは、主キーはデータベース定義から読み取られることに注意してください。

  12. 「ソース・タイプ」で、デフォルトの「既存のトリガー」を受け入れて「次へ」をクリックします。

  13. 「列を選択」で、すべての列を選択して「次へ」をクリックします。

  14. 「プロセス・オプション」で、デフォルト値を受け入れて「次へ」をクリックします。

  15. 「ブランチ」で、すべてのブランチをページ900(作成対象のページ)に設定して「次へ」をクリックします。

    このページはデモンストレーション専用のため、ブランチは使用しません。

  16. 終了」をクリックします。

  17. ページの編集」をクリックしてページ定義を表示します。

    ページ900のページ定義が表示されます。

  18. 次の検証を削除します。

    • 「ページ・プロセス」検証で、「P900_REC_CREATE_DATEがNULLでない」を選択します。

    • 削除」をクリックします。

ページの実行

HT_EMP表およびページ900を作成した後、ページを実行します。

ページ定義からページを実行するには、次の手順を実行します。

  1. 右上にある「ページの実行」アイコンをクリックします。

  2. ユーザー名とパスワードを入力するように要求されたら、次の手順を実行します。

    1. 「ユーザー名」に、demoまたはadminのいずれかを入力します。

    2. 「パスワード」に現行の作業領域名をすべて小文字で入力します。

    3. ログイン」をクリックします。

    4. ページ900にナビゲートします。

      • 「開発者」ツールバーから「ページ1の編集」を選択します。

      • 「ページ」で、900と入力して「実行」をクリックします。

    5. ページ900のページ定義で、右上にある「ページの実行」アイコンをクリックします。

図4-1に示すとおり、HT Empフォームには、選択リスト、テキスト領域、表示専用アイテムなどで構成される従業員基本情報の詳細が表示されます。

図4-1 HT_EMPフォーム

frm_htemp.gifの説明が続きます。
frm_htemp.gifの説明

主キー列はシステムで生成されることが前提であるため、デフォルトでは、主キーは表示されません。実際、主キーはページに含まれていますが、非表示アイテムとして処理されます。

ページには、行ごとに1つのアイテムがデフォルトで設定され、それらのアイテムの左にラベルが表示されます。アイテム・ラベルは、先頭が大文字で、アンダースコア(_)が空白に置き換えられた列名にデフォルトで設定されます。このデフォルトの動作は、表のユーザー・インタフェースのデフォルト値を構成して変更できます。

また、日付列に基づくアイテムは、日付ピッカーが含まれるようにデフォルトで設定されます。さらに、「Emp Special Info」アイテムは、ベース列のサイズのため、テキスト領域として作成されます。このアイテム・タイプは、入力テキストの折返しを行うことができるため、大きいテキスト・アイテム用に選択することをお薦めします。

リージョン属性の変更によるページの外観の変更

リージョン属性を変更することで、ページの外観を変更できます。

リージョン・タイトルおよびその他のリージョン・レベル属性を変更するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。「開発者」ツールバーで「ページ900の編集」をクリックします。

  2. 「リージョン」で、「フォームのレイアウト方法」を選択します。

    リージョン定義が表示されます。

  3. タイトルを従業員情報に変更します。

  4. 「表示ポイント」で、「ページ・テンプレートのリージョン位置3」を選択してリージョンを一時的に移動します。

    これによって、リージョンがページの右側に移動します。リージョン表示ポイントは、ページ・レベル・テンプレートによって決定されます。ページ・レベル・テンプレートを選択しなかった場合、Oracle HTML DBでは、現行のテーマに定義されているデフォルトのページ・レベル・テンプレートが使用されます。「表示ポイント」リストの右にある懐中電灯アイコンを選択すると、特定の位置を表示できます。

    次に、リージョン・テンプレートを一時的に変更します。

  5. 「テンプレート」で、「枠線なしリージョン」を選択します。

  6. 変更の適用」をクリックします。

  7. ページ定義で、右上の「ページの実行」アイコンをクリックします。(図4-2を参照。)

    図4-2 新しい表示ポイントおよびテンプレートでのHT_EMPフォーム

    frm_reg_att.gifの説明が続きます。
    frm_reg_att.gifの説明

リージョン・テンプレートおよび表示ポイントを元の選択内容に戻すには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。「開発者」ツールバーで「ページ900の編集」をクリックします。

  2. 「リージョン」で、「従業員情報」を選択します。

  3. 「テンプレート」リストから、「フォーム・リージョン」を選択します。

  4. 「表示ポイント」リストから、「ページ・テンプレート・ボディ (3. リージョン・コンテンツより上のアイテム)」を選択します。

  5. 変更の適用」をクリックします。

アイテム属性がページ・レイアウトに与える影響の理解

ページ上のアイテムの表示は、アイテム属性で制御されます。アイテム属性によって、ラベルの表示位置、アイテムのサイズ、アイテムの表示位置(左右、上下)が決定されます。「ページ・アイテム」サマリー・ページでは、複数のアイテム・ラベルを一度に変更できます。

このセクションの内容は次のとおりです。

アイテム属性の編集

アイテム属性を編集するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. ページ定義で、タイトル「アイテム」を選択します。

    「ページ・アイテム」サマリー・ページが表示されます。

    アイテム属性を編集して、ページの外観を変更します。アイテム属性の一般的な変更は次のとおりです。

    • 「プロンプト」フィールドを編集してアイテム・ラベルを変更します。

    • 類似アイテムをグループ化するために特定の行に複数のアイテムを配置します。たとえば、従業員名を構成するすべてのアイテムをグループ化できます。

    • アイテムの幅を変更します。多くのアイテムは、最大値より小さい幅にすると外観が向上します。アイテムの幅を変更するには、「幅」フィールドに新しい値を入力します。

    • アイテムを並べ替えます。アイテムの最初の順序は、リージョンの基礎となる表内の列の順序に基づいています。この順序を変更して、アイテムを並べ替えることができます。アイテムを並べ替えるには、「順序」フィールドに新しい値を入力します。

  3. アイテム属性がページ・レイアウトに与える影響を確認するには、次の変更を行います。

    1. 表4-1に従って、「プロンプト」、「新しい行」および「幅」フィールドの値を変更します。

      表4-1 「プロンプト」、「新しい行」および「幅」フィールドの新しい値

      「プロンプト」フィールド 新しい行
      Emp ID はい 30
      First Name はい 15
      Middle Initial いいえ 2
      Last Name いいえ 15
      Part or Full Time はい 2
      Salary はい 10
      Department はい 15
      Hire Date はい 10
      Manager いいえ 15
      Special Information はい 60
      Telecommute はい 2
      Record Create Date はい 10
      Record Update Date はい 10

    2. 変更の適用」をクリックします。

    3. ページの実行」アイコンをクリックします。(図4-3を参照。)

      図4-3 「プロンプト」、「新しい行」および「幅」属性を編集した後のHT_EMP

      frm_chg_item.gifの説明が続きます。
      frm_chg_item.gifの説明

    一部のアイテムが右端に配置されていることに注意してください。「Special Information」アイテムの幅が原因でこのように表示されます。Oracle HTML DBでは、リージョンが表としてレイアウトされ、各列の幅はその列のアイテムの表示幅によって決定されます。

アイテムの位置修正

アイテムの位置を修正するには、いくつかの方法があります。

  • 「Middle Initial」、「Last Name」および「Manager」アイテムでは、「新しい行」フィールドを「いいえ」に設定します。

    これによって、これらのアイテムは前のアイテムのすぐ後に同じ列で配置されます。この方法は、アイテムの横に埋込みボタンを配置する場合に便利です。この設定によって、テキスト・アイテムがつぶれたように見える可能性があることに注意してください。

  • 「Special Information」アイテムの「列スパン」フィールドを変更します。

    たとえば、「Special Information」アイテムの「列スパン」を5に設定すると、このアイテムの上下に複数のアイテムを表示できます。この変更によって、「Special Information」の上に3つのアイテム(「First Name」、「Middle Initial」および「Last Name」)が表示されます。

    ただし、「列スパン」を使用して名前の表示を修正すると、一貫性のあるレイアウトにならないことに注意してください。「Manager」アイテムは、「Middle Initial」と同じ列に位置したままです。「Manager」アイテムが「Middle Initial」より大きいため、「Last Name」は右端に位置したままです。これを修正するには、「Manager」アイテムの「列スパン」を3に変更して、このアイテムが「Special Information」の上に表示されるように変更します。

  • HTML表の停止および開始」タイプのアイテムを追加して、リージョンの中央部分の列幅を再設定します。これによって、</table>タグを使用してHTML表が閉じられ、新しいHTML表が開始されます。「Last Name」アイテムの直後に「HTML表の停止および開始」アイテムを挿入すると、均等なレイアウトになります。「HTML表の停止および開始」アイテムには、ラベルのみが表示されることに注意してください。このラベルは、NULLに設定して非表示にできます。これを行うには、デフォルト設定されているラベルを削除します。

「HTML表の停止および開始」アイテムの追加

「HTML表の停止および開始」アイテムを追加し、列幅を再設定するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。「開発者」ツールバーで「ページ900の編集」を選択します。

  2. 「アイテム」で、「作成」アイコンをクリックします。

  3. 「アイテム・タイプ」で、「表の停止および開始」を選択します。

    「アイテムの作成」ウィザードが表示されます。

  4. 「表示位置および名前」で、次の手順を実行します。

    1. 「順序」に、4.5と入力します。

    2. 「リージョン」で、「従業員情報」を選択します。

    3. 次へ」をクリックします。

  5. 「アイテム属性」で、次の手順を実行します。

    1. 「ラベル」で、「消去」をクリックしてXを削除します。

    2. 他のすべてのデフォルトを受け入れて「次へ」をクリックします。

  6. アイテムの作成」をクリックします。

    ページ定義が表示されます。

  7. 次の手順で、「Special Information」の列幅を編集します。

    1. タイトル「アイテム」をクリックします。

    2. 「Special Information」で、「列スパン」を3に変更して「変更の適用」をクリックします。

  8. 右上にある「ページの実行」アイコンをクリックします。

ラベルの配置の変更

アイテム・ラベルは、アイテムの上、下または左に表示できます。ラベルは、左揃え、右揃えまたは中央揃えで表示できます。左に設定されたラベルでは、上部、下部、中央の縦の位置合せを指定できます。「Special Information」ラベルの位置をアイテムの上に変更します。

「Special Information」ラベルの位置を変更するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。「開発者」ツールバーで「ページ900の編集」を選択します。

  2. 「アイテム」で、アイテム「P900_EMP_SPECIAL_INFO」を選択します。

  3. 「ラベル」までスクロールします。

  4. 「横/縦の位置合せ」から、「上部」を選択します。

  5. 変更の適用」をクリックします。

表示専用アイテムへの変更

HT_EMP表には、監査用に「Record Create Date」および「Record Update Date」の2つの列があります。これらの列の値はトリガーによって設定されるため、ユーザーからは更新できないようにする必要があります。次の演習では、アイテムを表示専用にする方法およびそれらに専用のリージョンを追加する方法について説明します。

アイテムP900_REC_CREATE_DATEを表示専用にするには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. 「アイテム」で、アイテム「P900_REC_CREATE_DATE」を選択します。

  3. 「表示形式」で、「テキスト・フィールド(無効、状態を保存する)」を選択します。

  4. 変更の適用」をクリックします。

アイテムP900_REC_UPDATE_DATEを表示専用にするには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. 「アイテム」で、アイテム「P900_REC_UPDATE_DATE」を選択します。

  3. 「表示形式」で、「テキスト・フィールド(無効、状態を保存する)」を選択します。

  4. 変更の適用」をクリックします。

次に、新しいリージョンを作成し、監査アイテムをそのリージョンに移動します。

新しいリージョンを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. 「リージョン」で、「作成」アイコンをクリックします。

  3. 「リージョン・タイプ」で、「HTML」を選択して「次へ」をクリックします。

  4. リージョン・コンテナのタイプを指定します。 「HTML」を選択して、「次へ」をクリックします。

  5. 「タイトル」で、監査情報と入力して「次へ」をクリックします。

  6. リージョンの作成」をクリックします。

アイテムを新しいリージョンに移動するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. ヘッダー「アイテム」を選択します。

    サマリー・ページが表示されます。

  3. P900_REC_CREATE_DATEおよびP900_REC_UPDATE_DATEに対して、次の手順を実行します。

    1. 「プロンプト」で、ラベル名の末尾にコロンを追加します。

    2. 「リージョン」で、「監査情報」を選択します。

    3. 変更の適用」をクリックします。

図4-4に、実行しているページでのこれらのアイテムのレイアウトを示します。

図4-4 「監査情報」リージョン

frm_audit.gifの説明が続きます。
frm_audit.gifの説明

「リージョンを表示/非表示」テンプレートによって、ユーザーは、プラス記号(+)をクリックしてリージョンのコンテンツを表示したり、マイナス記号(-)をクリックしてコンテンツを非表示にすることができます。 ユーザーは、リージョン・テンプレートを「リージョンを表示/非表示」に変更して、「監査情報」リージョンを表示するかどうかを決定できます。

リージョン・テンプレートを「リージョンを表示/非表示」に変更するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。「開発者」ツールバーで「ページ900の編集」を選択します。

  2. 「リージョン」で、「監査情報」を選択します。

  3. 「ユーザー・インタフェース」までスクロールします。

  4. 「テンプレート」リストから、「リージョンを非表示と表示」を選択します。

  5. 変更の適用」をクリックします。

リージョンのヘッダーおよびフッターの追加

リージョンには、ヘッダーおよびフッターを含めることができます。通常、ヘッダーおよびフッターには、リージョンの上部または下部のいずれかに表示されるテキストまたはHTMLが含まれます。

リージョン・フッターを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. 「リージョン」で、「監査情報」を選択します。

  3. 「ヘッダーおよびフッター」までスクロールします。

  4. 「リージョン・フッター」に、次のように入力します。

    <i>The Record Create Date is the date that the record was initially entered in
    to the system. <br>The Record Update Date is the date that the record the
    record was last updated.</i>
    
    
  5. 変更の適用」をクリックします。

  6. 右上にある「ページの実行」アイコンをクリックして、ページを実行します。

  7. 「監査情報」リージョンを拡張します。

    図4-5 フッター付き「監査情報」リージョン

    frm_reg_foot.gifの説明が続きます。
    frm_reg_foot.gifの説明

図4-5に示されているとおり、フッターのテキストは、イタリック体のHTMLタグで囲まれ、埋込み改行を1つ含んでいます。手動で改行を行わない場合、(リージョン・テンプレートの定義に従って)リージョンの幅全体がテキストによって使用されます。

リージョンの条件付け

リージョンの条件付けを行うには、「Employee ID」がNULLでない場合にのみ表示されるように「監査情報」リージョンの表示条件を作成します。「Employee ID」は、トリガーによって設定されるため、データベースから取得されたレコードにのみ存在します。「監査情報」リージョンの表示は、「Employee ID」を含むアイテムの値(P900_EMP_ID)が存在するかどうかを確認する組込み条件を使用して制御できます。

「監査情報」リージョンを条件付きで表示するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。「開発者」ツールバーで「ページ900の編集」を選択します。

  2. 「リージョン」で、「監査情報」を選択します。

  3. 「リージョン定義」が表示されたら、「条件付き表示」までスクロールします。

  4. 「条件付き表示」で、次の手順を実行します。

    1. 「条件付き表示」で、「式1のアイテムの値がNOT NULL」を選択します。

    2. 「式1」に、次のように入力します。

      P900_EMP_ID
      
      
  5. 変更の適用」をクリックします。

HTMLテキスト用の別のリージョンの追加

列および行にリージョンを表示するオプションがあります。次の演習では、別のリージョンを作成して、ユーザーにヒント・テキストを表示する方法について説明します。

ヒント・テキストを表示するリージョンを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. 「リージョン」で、「作成」アイコンをクリックします。

  3. 「リージョン・タイプ」で、「HTML」を選択して「次へ」をクリックします。

  4. HTMLリージョン・コンテナのタイプを選択します。 「HTML」を選択して、「次へ」をクリックします。

  5. 「表示属性」で、次の手順を実行します。

    1. 「タイトル」に、Hintと入力します。

    2. 「リージョン・テンプレート」で、「サイドバー・リージョン」を選択します。

    3. 「表示ポイント」で、「ページ・テンプレートのリージョン位置3」を選択します。

    4. 「列」で、「3」を選択します。

    5. 次へ」をクリックします。

  6. 「HTMLテキスト・リージョン・ソースを入力」で、次のように入力します。

    このページを使用して従業員情報を<br>
    入力およびメンテナンスしてください。
    
    
  7. リージョンの作成」をクリックします。

  8. ページの実行」アイコンをクリックして、ページを実行します。(図4-6を参照。)

    図4-6 「ヒント」リージョンが表示されたページ900

    frm_hint.gifの説明が続きます。
    frm_hint.gifの説明

アイテム・タイプの変更

次の演習では、ユーザーがデータ・エントリを簡単に行うことができるようにアイテム・タイプを変更する方法について説明します。アイテム・タイプを変更するには、「アイテム属性」ページにナビゲートして、別の「表示形式」オプションを選択します。

このセクションの内容は次のとおりです。

ラジオ・グループへのアイテムの変更

「Part or Full-time」アイテムの有効な選択肢は2つのみのため、このアイテムは、チェック・ボックスまたはラジオ・グループのいずれかに変更することをお薦めします。

「Part or Full-time」アイテムをラジオ・グループに変更するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。「開発者」ツールバーで「ページ900の編集」を選択します。

  2. 「アイテム」で、「P900_EMP_PART_OR_FULL_TIME」を選択します。

  3. 「表示形式」で、「ラジオ・グループ」を選択します。

  4. 「ラベル」で、ラベル・テキストを削除します。(冗長になります。)

  5. 「LOV」で、静的LOVを作成します。

    1. 「名前付きLOV」で、「名前付きLOVを選択」を選択します。

    2. 「LOV定義」に、次のように入力します。

      STATIC:Full-time;F,Part-time;P
      
      

    この定義は「Full-time」および「Part-time」というラベル付きの2つのラジオ・ボタンとして表示されますが、データベースに挿入される値はFまたはPのいずれかです。

  6. 変更の適用」をクリックします。

  7. ページを実行します。(図4-7を参照。)

図4-7 ラジオ・グループに変更された「Part or Full-time」アイテム

frm_radio.gifの説明が続きます。
frm_radio.gifの説明

「Full-time」および「Part-time」が、1つの列に縦に並ぶラジオ・グループとして表示されていることに注意してください。これらのボタンは、横に並べて表示することができます。

「Full-time」および「Part-time」ラジオ・ボタンを横に並べて表示するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。「開発者」ツールバーで「ページ900の編集」を選択します。

  2. 「アイテム」で、「P900_EMP_PART_OR_FULL_TIME」を選択します。

  3. 「LOV」までスクロールします。

  4. 「列」に、2と入力します。

  5. 変更の適用」をクリックします。

有効な値(「Full-time」および「Part-time」)の数と一致するようにこの設定を変更すると、これらの値が横に並んで表示されます。

選択リストへのアイテムの変更

HT_EMP表の作成に使用したDDLでは、「Department」がチェック制約で検証されます。「Department」は、ラジオ・グループ、選択リストまたはポップアップLOVとして実装できます。

「Department」を選択リストに変更するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. 「アイテム」で、「P900_EMP_DEPT」を選択します。

  3. 「表示形式」で、「選択リスト」を選択します。

    選択リストの他の選択肢は、ユーザーを別のページまたは選択した内容に基づくURLにリダイレクトするため、あるいは選択リストで選択した内容に基づいて他の情報を取得する必要がある場合に使用するカレント・ページを送信するためのいずれかの目的で使用されます。

  4. 「LOV」で、静的LOVを作成します。

    1. 「名前付きLOV」で、「名前付きLOVを選択」を選択します。

    2. 「LOV定義」に、次のように入力します。

      STATIC:SALES,ACCOUNTING,MANUFACTURING,HR
      
      
    3. 「NULLを表示」で、「はい」を選択します。

    4. 「NULL表示値」に、次のように入力します。

      - No Assignment -
      
      

      最後の2つの手順によって、EMP_DEPT列にNULLを含めることができるようになります。選択リストを実装し、NULLを指定できる列を含める場合は、常に、「NULLを表示」を「はい」に設定することをお薦めします。これを行わなかった場合、アイテムは、選択リストの最初のアイテムにデフォルトで設定されます。

  5. 変更の適用」をクリックします。

  6. ページの実行」アイコンをクリックして、ページを実行します。(図4-8を参照。)

図4-8 選択リストに変更された「Department」

frm_sel_list.gifの説明が続きます。
frm_sel_list.gifの説明

チェック・ボックスへのアイテムの変更

「Telecommute」アイテムには、チェック・ボックスを使用することをお薦めします。「表示タイプ」を変更する場合に、ページ上部の「Full-time」および「Part-time」ラジオ・グループの横に移動することもできます。

「Telecommute」をチェック・ボックスに変更するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。「開発者」ツールバーで「ページ900の編集」を選択します。

  2. 「アイテム」で、「P900_EMP_TELECOMMUTE」を選択します。

  3. 「表示形式」で、「チェックボックス」を選択します。

  4. 「表示」で、次の手順を実行します。

    1. 「順序」に、1.5と入力します。

    2. 「新しい行で開始」で、「いいえ」を選択します。

  5. 「LOV」までスクロールします。

  6. ラベルの位置をチェック・ボックスの前にするには、次の手順を実行します。

    1. 「名前付きLOV」で、「名前付きLOVを選択」を選択します。

    2. 「LOV定義」に、次のように入力します。

      STATIC:;Y
      
      

      これによって、チェック・ボックスはラベルの後に表示されますが、チェック・ボックスに関連付けられている値は表示されなくなります。チェック・ボックスを選択すると、データベースに渡される値はYになります。

  7. 変更の適用」をクリックします。

  8. ページの実行」アイコンをクリックして、ページを実行します。

ラベル・テンプレート

ラベル・テンプレートを使用して、アイテム・ラベルの外観を制御できます。 サンプル・アプリケーションには、次のラベル・テンプレートが含まれています。

必須ラベル・テンプレートでは、ラベルの先頭に赤いアスタリスク(*)が追加されます。異なるフォント、境界線、背景およびイメージを使用してラベルの外観を制御するために、独自のラベル・テンプレートを作成することもできます。

別のラベル・テンプレートを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. 「アイテム」で、アイテム名を選択します。

  3. 「ラベル」までスクロールして、「テンプレート」リストからテンプレートを選択します。

  4. 変更の適用」をクリックします。

  5. ページを実行します。

ボタンの変更

このチュートリアルでフォームを作成したウィザードによって、ボタンも作成されました。これらのボタンは、ページが新しいレコードの作成に使用されている(P900_EMP_IDがNULL)か、既存のレコードの更新に使用されているかに基づいて条件付きで表示されます。これらのボタンは、HTMLボタンとして作成され、リージョンの上部に配置されます。

これらのボタンは、リージョンの下部、ページ・タイトルの左または右、リージョンの上、リージョンの下またはリージョン・テンプレートに定義されている任意のボタン位置に配置することもできます。

ボタンの位置を変更するには、次の手順を実行します。

  1. ページ900のページ定義にナビゲートします。

  2. ボタン」というヘッダーをクリックします。

  3. 「位置」列から新しい位置を選択します。

  4. 変更の適用」をクリックします。

  5. ページを実行します。

ボタンには、外観を調整するためにテンプレートを関連付けることもできます。

更新のためのページの実行

ページを実行して、取得する従業員IDを指定することができます。通常、これは、レポート・ページからのリンクを使用して実行しますが、この例では、ページを実行し、URLの末尾に::::P900_EMP_ID:1を追加します。次に例を示します。

http://marvel.oracle.com/pls/otn/f?p=9659:900:1284393467360777225::::P900_EMP_ID:1

これによって、アイテムP9000_EMP_IDに値1が渡されます。ページを実行すると、「削除」および「変更の適用」ボタンが表示されます。以前は、このページで新しいページを作成することが想定されていたため、「作成」ボタンが表示されていました。現在は、「Record Create Date」も表示されます。

データの太字強調

リージョン内の情報を読みやすくする方法の1つとして、ラベル(またはデータ)を強調する方法があります。これは、色の変更、別のフォントの使用または太字の使用によって行うことができます。ラベルを太字にするには、データを手動で太字にするか、または新しいラベル・テンプレートを作成することができます。後者の方法では、ラベルの前後を太字用のHTMLタグで囲む新しいラベル・テンプレートを作成し、そのテンプレートを「監査情報」リージョン内のアイテムに関連付けます。

データを手動で太字にするには、次の手順を実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。

  2. 「アイテム」で、アイテム名を選択します。

  3. 「要素」までスクロールします。

  4. 「HTMLフォームの要素属性」で、次のように入力します。

    class="fielddatabold"
    
    

    この例では、このアプリケーションに関連付けられたカスケード・スタイル・シート内のクラスを参照します。