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Oracle Database Application Expressインストレーション・ガイド
リリース2.2
B31494-02
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3 ソフトウェアのインストール

この章では、Oracle Application Expressリリース2.2をインストールする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 推奨されるインストール前のタスク

Oracle Application Expressをインストールする場合は、インストールを開始する前に次のステップを実行することをお薦めします。

  1. 既存のすべてのOracleデータベース・インスタンスおよびOracle関連のプロセスを停止します。

    通常の順、または優先度の高い順に、Oracle Application Expressスキーマをインストールするデータベースを除く、既存のすべてのOracleデータベース・インスタンスを停止します。 Real Application Clusters(RAC)システムでは、各ノードのすべてのインスタンスを停止します。

    自動ストレージ管理(ASM)を実行中の場合は、Oracle Application Expressをインストールするデータベースを除く、ASMを使用するすべてのデータベースを停止してから、ASMインスタンスを停止します。

    OracleデータベースおよびASMインスタンスを停止するには、Windowsの「サービス」ユーティリティを使用します。このユーティリティは、Windowsの「コントロール パネル」または「管理ツール」メニュー(「スタート」→「プログラム」)から使用できます。 Oracleデータベースの名前は、OracleServiceから始まります。 Oracle ASMサービスは、OracleASMService+ASMという名前です。 また、ASMが使用するOracleCSServiceサービスも停止します。 サービスの名前を右クリックし、メニューから「停止」を選択します。

  2. Oracleデータベース・インストールをバックアップします。

    Oracle Application Expressをインストールする前に、現行のOracleデータベース・インストールのバックアップを作成することをお薦めします。 バックアップには、Oracle Database Recovery Manager(Oracleデータベース・インストールに含まれる)を使用できます。


    参照:

    『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』

  3. ターゲット・データベースが含まれるOracleデータベース・インスタンスを起動します。

    システムをバックアップした後で、ターゲットのOracleデータベースが含まれるOracleインスタンスを起動する必要があります。 リスナー、Oracle HTTP Serverなど、他のプロセスは開始しないでください。 ただし、リモート・インストールを実行している場合は、リモート・データベースのデータベース・リスナーが起動されていることを確認します。 データベース・インスタンスまたはデータベース・リスナーを起動するには、Windowsの「サービス」ユーティリティを使用します。


    注意:

    リモート・データベースに接続している場合は、そのリスナーを起動します。.

3.2 Oracle Application Expressソフトウェアのインストール

Oracle Application Expressリリース2.2をインストールするには、SYS ユーザーとしてSQL*Plusを使用してターゲット・データベースに接続できるコンピュータ上で、 apex_2.2.zipファイルをダウンロードして解凍する必要があります。


参照:

SQL*Plusの詳細は、『Oracle Database PL/SQLユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください。

Oracle Application Expressリリース2.2をインストールするには、次のステップを実行します。

  1. apex_2.2.zipファイルをダウンロードします。

    このドキュメントの公開以降に出荷されたより最近のリリースでは、実際のファイル名が異なる可能性があることに注意してください。

  2. 次のとおり、ディレクトリ名を変更せずにapex_2.2.zipを解凍します。

    • UNIXおよびLinuxの場合: apex_2.2.zipを解凍します。

    • Windowsの場合: Windowsエクスプローラでapex_2.2.zipファイルをダブルクリックします。

  3. 作業ディレクトリをapexに変更します。

  4. SQL*Plusを起動して、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSまたはSYSTEMとして接続します。 次に例を示します。

    c:\> sqlplus sys/SYS_password as sysdba
    
    
  5. 次の6つの引数を記載された順序どおりに渡すapexins.sqlを実行します。

    @apexins password tablespace_apex tablespace_files tablespace_temp images connect
    
    

    各引数の意味は次のとおりです。

    • password は、Oracle Application Express管理者アカウント、Application Expressスキーマ所有者およびApplication Expressファイル・スキーマ所有者のパスワードです。

      Application Expressスキーマ所有者は、Oracle Application Expressデータベース・オブジェクトがインストールされるユーザーまたはスキーマです。 Application Expressファイル・スキーマ所有者は、アップロードされたファイルがOracle Application Expressで保持されるユーザーまたはスキーマです。

    • tablespace_apexは、Oracle Application Expressアプリケーション・ユーザーの表領域の名前です。

    • tablespace_filesは、Oracle Application Expressファイル・ユーザーの表領域の名前です。

    • tablespace_tempは、一時表領域の名前です。

    • images は、Oracle Application Expressイメージの仮想ディレクトリです。 将来的にOracle Application Expressのアップグレードをサポートするために、仮想イメージ・ディレクトリを/i/と定義します。

    • connect は、データベースへのOracle Net接続文字列です。 ローカルにインストールする場合は、noneまたはNONEを指定します。

      次の例では、ターゲット・データベースがOracle Database 10g リリース1(10.1)の場合に、apexins.sqlが実行され、これらの引数が渡されます。

      ローカルにインストールする場合

      @apexins password SYSAUX SYSAUX TEMP /i/ none
      
      

      接続文字列を使用する場合

      @apexins password SYSAUX SYSAUX TEMP /i/ 10g