この章では、ソフトウェアのインストール後に実行する必要があるタスクについて説明します。
この章の内容は次のとおりです。
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注意: このマニュアルでは、Oracleホーム・ディレクトリ(ORACLE_HOME)にOracle HTTP Serverがインストールされていると想定します。 |
Oracle Application Expressをインストールした後、次のステップを実行します。
Oracle Application ExpressをインストールしたデータベースにSYSユーザーとして接続します。
Oracleデータベース・ホームからutlrp.sqlスクリプトを実行し、パッケージに初めてアクセスするときでなく、ここですべての無効なPL/SQLパッケージを再コンパイルします。 これはオプションのステップですが、実行することをお薦めします。
SQL> @?/rdbms/admin/utlrp.sql
リスナーやその他のプロセスなど、インストールの開始前に停止したプロセスを再起動します。 また、Oracle HTTP Serverも再起動します。
新規インストールを実行するか、以前のリリースからアップグレードするかにかかわらず、Oracle HTTP ServerのOracleホームを含むファイル・システム上の場所に、解凍したapex_2.2.zipファイルの最上位のimagesディレクトリをコピーする必要があります。
このセクションの内容は次のとおりです。
Oracle Application Expressの以前のリリースからアップグレードする場合は、リリース番号が反映されるように、Oracle Application Expressの既存のimagesディレクトリの名前を変更する必要があります(たとえば、images_2_0)。 imagesディレクトリの名前を変更することで、後で元に戻すこともできます。
ファイル・システム上でimagesディレクトリを特定するには、次のファイルでテキスト別名/i/を確認します。
Oracle9i HTTP Serverリリース2の場合: httpd.confファイルを確認します。
Oracle HTTP Server 10g の場合: marvel.confファイルを確認します。
Oracle Application Server 10g の場合: marvel.confファイルを確認します。
Windowsシステムの場合、Windowsエクスプローラを使用するか、または次のようにコマンド・プロンプトからコマンドを実行して、該当するディレクトリをコピーできます。
xcopy /E /I apex\images ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\images
UNIXベースまたはLinuxベースのシステムの場合、次のようなコマンドを実行して、該当するディレクトリをコピーできます。
cp -rf apex/images ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache
WindowsおよびUNIXシステムのいずれの場合も、コピー先は、前述のステップで特定したimagesディレクトリの場所と一致する必要があります。
Windowsシステムの場合、Windowsエクスプローラを使用するか、または次のようにコマンド・プロンプトからコマンドを実行して、apex\imagesディレクトリをコピーできます。
xcopy /E /I apex\images ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\images
UNIXベースまたはLinuxベースのシステムの場合、次のようなコマンドを実行して、apex/imagesディレクトリをコピーできます。
cp -rf apex/images ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache
Oracle Application Expressをリリース1.5.0.00.33、1.5.1.00.12、1.6.0.00.87、1.6.1.00.03または2.0.0.00.49からアップグレードする際、最初のインストール時に指定したパスワードがapexins.sqlスクリプトの実行中に指定したパスワードと異なる場合は、データベース・アクセス記述子(DAD)を含むファイルを変更する必要があります。 DADは、Oracle HTTP ServerコンポーネントmodplsqlがHTTPのリクエストに応じるためにデータベース・サーバーに接続する方法を指定する一連の値です。 このセクションでは、使用環境のOracle HTTP Serverのタイプ別に、変更する必要があるパラメータについて説明します。
このセクションの内容は次のとおりです。
Oracle Application Expressをアップグレードする場合で、Oracle HTTP Serverリリース9.0.3以上を実行している場合は、wdbsvr.appファイルのpasswordパラメータを変更する必要があります。 また、SQLワークショップをサポートするために2つの新しいMIMEタイプを追加するには、httpd.confファイルを変更する必要があります。
Oracle HTTP Serverリリース9.0.3では、Oracle Application ExpressにアクセスするためのDAD情報はwdbsvr.appファイルに含まれています。
最初のインストール時に指定したパスワードとapexins.sqlスクリプトの実行中に指定したパスワードが異なる場合は、次のタスクを実行します。
wdbsvr.appファイルのpasswordパラメータを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、wdbsvr.appファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/cfg/wdbsvr.app
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\cfg\wdbsvr.app
次の項目を検索して、Oracle Application ExpressのDAD設定を確認します。
DAD_htmldb
nls_langを含む行を検索します。
nls_lang設定で、DADの言語設定を判断します。 データベース・キャラクタ・セットがAL32UTF8であるかどうかにかかわらず、nls_lang値のキャラクタ・セット部分は、AL32UTF8に設定されている必要があることに注意してください。 次に例を示します。
nls_lang = American_America.AL32UTF8
変更を保存して、wdbsvr.appファイルを閉じます。
Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl stop ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl start
Oracle HTTP Serverが1024未満の番号のポートでリスニングしている場合は、これらのコマンドを権限が付与されたユーザー(rootなど)として実行する必要があることに注意してください。
Windowsベースのシステムでは、次のステップを実行します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの停止」を選択して、Oracle HTTP Serverを停止します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの起動」を選択して、Oracle HTTP Serverを再起動します。
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参照: 『Oracle HTTP Server管理者ガイド』 |
また、SQLワークショップをサポートするために2つの新しいMIMEタイプを追加するには、httpd.confファイルを変更する必要があります。 Oracle HTML DB 2.0からアップグレードしている場合は、これらのMIMEタイプがすでに存在している必要があります。
httpd.confファイルを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、httpd.confファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/xml xbl
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/x-component htc
変更を保存して、httpd.confファイルを閉じます。
Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl stop ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl start
Oracle HTTP Serverが1024未満の番号のポートでリスニングしている場合は、これらのコマンドを権限が付与されたユーザー(rootなど)として実行する必要があることに注意してください。
Windowsベースのシステムでは、次のステップを実行します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの停止」を選択して、Oracle HTTP Serverを停止します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの起動」を選択して、Oracle HTTP Serverを再起動します。
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参照: 『Oracle HTTP Server管理者ガイド』 |
Oracle Application ExpressにアクセスするためのDAD情報は、marvel.confファイルに含まれています。 Oracle Application Expressをアップグレードする場合で、Oracle HTTP Server 10gまたはOracle Application Server 10g を実行している場合は、marvel.confファイルを変更する必要があります。
marvel.confファイルを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、marvel.confファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/marvel.conf
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf\marvel.conf
次の項目を検索して、Oracle Application ExpressのDAD設定を確認します。
/pls/htmldb
PlsqlNLSLanguageを含む行を検索します。
PlsqlNLSLanguage設定で、DADの言語設定を判断します。 データベース・キャラクタ・セットがAL32UTF8であるかどうかにかかわらず、PlsqlNLSLanguage値のキャラクタ・セット部分は、AL32UTF8に設定されている必要があります。 次に例を示します。
... PlsqlNLSLanguage AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8 ...
marvel.confファイルを保存して、終了します。
Oracle Application Server 10g の場合は、次のコマンドを実行します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/dcm/bin/dcmctl updateConfig -ct ohs
Windowsベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\dcm\bin\dcmctl updateConfig -ct ohs
Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server
Windowsベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server
Oracle Application Expressは、mod_plsqlが実装されたOracle HTTP Serverにアクセスできる必要があります。 このセクションでは、mod_plsqlが実装された異なるバージョンのOracle HTTP Serverを構成する方法について説明します。
このセクションの内容は次のとおりです。
Oracle HTTP Serverリリース9.0.3では、Oracle Application ExpressにアクセスするためのDAD情報はwdbsvr.appファイルに含まれています。 DADは、Oracle HTTP ServerコンポーネントmodplsqlがHTTPのリクエストに応じるためにデータベース・サーバーに接続する方法を指定する一連の値です。
DADを作成するには、wdbsvr.appファイルを変更し、Oracle Application Express用のエントリを1つ追加します。
wdbsvr.appファイルを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、wdbsvr.appファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/cfg/wdbsvr.app
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\cfg\wdbsvr.app
次の構文を使用して、Oracle Application Express用のエントリを1つ追加します。 イタリック体の設定項目のみを変更します。
[DAD_apex] connect_string = localhost:1521:orcl password = apex username = apex_public_user default_page = apex document_table = wwv_flow_file_objects$ document_path = docs document_proc = wwv_flow_file_mgr.process_download reuse = Yes enablesso = No stateful = STATELESS_RESET nls_lang = American_America.AL32UTF8
各要素の意味は次のとおりです。
connect_stringは、ホストID、ポート番号、およびOracle Application ExpressがインストールされたOracle9i データベースを示します。 ホスト:ポート:SIDの書式を使用します。
使用するOracle9i バージョンのOracle HTTP Serverが、Oracle Application Expressとの併用に指定したデータベースと同じOracleホームにインストールされている場合、このパラメータを空白のままにします。
passwordは、最初の引数としてapexins.sqlスクリプトに渡したApplication Expressパスワードです。
nls_lang設定で、DADの言語設定を判断します。 データベース・キャラクタ・セットがAL32UTF8であるかどうかにかかわらず、nls_lang値のキャラクタ・セット部分は、AL32UTF8に設定されている必要があります。
NLS設定の地域部分または言語部分のいずれかに空白が含まれている場合、次のように二重引用符で値を囲む必要があります。
nls_lang = "ENGLISH_UNITED KINGDOM.AL32UTF8"
データベースのNLS設定の情報を確認するには、次のようにNLS_DATABASE_PARAMETERSビューを問い合せます。
SELECT parameter,value
FROM nls_database_parameters
WHERE PARAMETER IN ('NLS_CHARACTERSET','NLS_LANGUAGE','NLS_TERRITORY');
ユーザー名などの他の設定は、前述の例のままにします。
変更を保存して、wdbsvr.appファイルを閉じます。
imagesディレクトリをコピーしたファイル・システム・パスを指す別名が含まれるように、httpd.confファイルを変更する必要があります。 また、SQLワークショップをサポートするために2つの新しいMIMEタイプを追加するには、httpd.confファイルを変更する必要があります。 Oracle HTML DB 2.0からアップグレードしている場合は、これらのMIMEタイプがすでに存在している必要があります。
httpd.confファイルを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、httpd.confファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
imagesディレクトリをコピーしたファイル・システム・パスを指す別名エントリを追加します。 次の例では、apexins.sqlスクリプトの実行時に、imagesディレクトリの別名を/i/と指定したと想定しています。
Windowsベースのシステムでの例を次に示します。
Alias /i/ "C:\oracle\ora92\Apache\Apache\images/"
パスの末尾にスラッシュ(/)を含める必要があることに注意してください。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでの例を次に示します。
Alias /i/ "/home/oracle/OraHome1/Apache/Apache/images/"
次に、SQLワークショップをサポートするために、2つの新しいMIMEタイプを追加します。
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/xml xbl
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/x-component htc
Oracle HTML DB 2.0からアップグレードしている場合は、これらのMIMEタイプがすでに存在している必要があります。
変更を保存して、httpd.confファイルを閉じます。
Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl stop ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl start
Oracle HTTP Serverが1024未満の番号のポートでリスニングしている場合は、これらのコマンドを権限が付与されたユーザー(rootなど)として実行する必要があることに注意してください。
Windowsベースのシステムでは、次のステップを実行します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの停止」を選択して、Oracle HTTP Serverを停止します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの起動」を選択して、Oracle HTTP Serverを再起動します。
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参照: 『Oracle HTTP Server管理者ガイド』 |
Oracle Application Expressは、mod_plsqlが実装されたOracle HTTP Serverにアクセスできる必要があります。 次の場合は、後述するインストール後の処理を実行する必要があります。
Oracle HTTP Server 10gまたはOracle Application Server 10gを実行している。
Oracle HTTP ServerがOracleホームにインストールされている。
Oracle Application Expressで動作するようにOracle HTTP Serverを構成していない。
Oracle HTTP Serverリリース9.0.3を実行している場合、次の手順は適用されません。Oracle HTTP Serverリリース9.0.3の構成の詳細は、「新規インストール時のOracle HTTP Serverリリース9.0.3の構成」を参照してください。
Oracle Application Expressで動作するようにOracle HTTP Serverを構成していない場合は、marvel.confを作成する必要があります。 Oracle Application ExpressにアクセスするためのDAD情報は、marvel.confファイルに含まれています。
marvel.confファイルを作成するには、次の手順を実行します。
テキスト・エディタを使用して、marvel.confという名前のファイルを作成します。
UNIXおよびLinuxベース・システムの場合は、次の場所に保存します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf
Windowsベース・システムの場合は、次の場所に保存します。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf\
次の行をmarvel.confファイルにコピーします。 ORACLE_HOME、host、port、 service_nameおよびapex_public_user_passwordは、ご使用の環境に適した値に置き換えます。 apex_public_user_passwordは、apexins.sqlに指定した最初のパラメータと同じである必要があることに注意してください。
次の例では、Application Expressのインストール時に、imagesディレクトリの別名が/i/と指定されていることを前提としています。 ここで示すパスは、単なる例です。 実際のmarvel.confファイルに記述するパスは、ご使用の環境のimagesディレクトリの別名を示す必要があります。
Alias /i/ "ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/apex/images/" AddType text/xml xbl AddType text/x-component htc <Location /pls/apex> Order deny,allow PlsqlDocumentPath docs AllowOverride None PlsqlDocumentProcedure wwv_flow_file_manager.process_download PlsqlDatabaseConnectString host:port:service_name ServiceNameFormat PlsqlNLSLanguage AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8 PlsqlAuthenticationMode Basic SetHandler pls_handler PlsqlDocumentTablename wwv_flow_file_objects$ PlsqlDatabaseUsername APEX_PUBLIC_USER PlsqlDefaultPage apex PlsqlDatabasePassword apex_public_user_password Allow from all </Location>
PlsqlNLSLanguageを含む行を検索します。
PlsqlNLSLanguage設定で、DADの言語設定を判断します。 データベース・キャラクタ・セットがAL32UTF8であるかどうかにかかわらず、PlsqlNLSLanguage値のキャラクタ・セット部分は、AL32UTF8に設定されている必要があります。 次に例を示します。
... PlsqlNLSLanguage AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8 ...
marvel.confファイルを保存して、終了します。
次に、marvel.conf構成ファイルを参照するように、httpd.confファイルを編集する必要があります。
httpd.confファイルを編集するには、次の手順を実行します。
テキスト・エディタを使用して、httpd.confファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf
Windowsベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
marvel.conf構成ファイルを参照するエントリを追加します。
include "ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/marvel.conf"
変更を保存して、httpd.confファイルを閉じます。
Oracle HTTP Serverを停止および再起動するには、次の手順を実行します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server
Windowsベース・システムの場合は、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server
Oracle Application Express 2.2を実行するすべてのデータベースに、PL/SQL Web Toolkitパッチを適用する必要があります。このパッチの適用の方法については、apex/patch/bug4554072ディレクトリにあるREADME.txtを参照してください。
Oracle Application Expressのインタフェースは、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、簡体字中国語および繁体字中国語に変換できます。 Oracle Application Expressの単一インスタンスは、これらの言語変換されたバージョンを1つ以上実装してインストールできます。 実行時に、各ユーザーのWebブラウザの言語設定によって、特定の言語バージョンが使用されます。
言語変換されたバージョンのOracle Application Expressは、その特定言語をサポートできるキャラクタ・セットが実装されたデータベースにロードする必要があります。 言語変換されたバージョンのOracle Application Expressを、その言語の文字コードをサポートしないデータベースにインストールすると、インストールが正常に実行されなかったり、言語変換されたOracle Application Expressインスタンスが実行時に破損しているように見える場合があります。 データベース・キャラクタ・セットAL32UTF8は、言語変換されたすべてのバージョンのOracle Application Expressをサポートします。
言語変換されたバージョンのOracle Application Expressを手動でインストールするには、SQL*Plusを使用します。 インストール・ファイルはUTF8にエンコードされます。
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注意: 言語変換されたバージョンのOracle Application Expressをインストールするには、ターゲット・データベースのキャラクタ・セットにかかわらず、SQL*Plusを起動する前に環境変数NLS_LANGのキャラクタ・セット値をAL32UTF8に設定する必要があります。 |
言語変換されたバージョンのOracle Application Expressのロードに有効なNLS_LANG設定の例を次に示します。
American_America.AL32UTF8 Japanese_Japan.AL32UTF8
言語変換されたバージョンのOracle Application Expressをインストールするには、次のステップを実行します。
環境変数NLS_LANGをキャラクタ・セットAL32UTF8に設定します。 次に例を示します。
BourneシェルまたはKornシェルの場合:
NLS_LANG=American_America.AL32UTF8 export NLS_LANG
Cシェルの場合:
setenv NLS_LANG American_America.AL32UTF8
Windowsベースのシステムの場合:
set NLS_LANG=American_America.AL32UTF8
SQL*Plusを起動して、SYSとしてターゲット・データベースに接続します。
次の文を実行します。
ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_020200;
該当する言語固有のスクリプトを実行します。 次に例を示します。
@load_de.sql
インストール・スクリプトは、配布を解凍した/apex/builderのサブディレクトリに格納されます。これらのサブディレクトリは、言語コードで識別されます。 たとえば、ドイツ語バージョンは/apex/builder/de、日本語バージョンは/apex/builder/jaに格納されます。 これらの各ディレクトリには、言語コード(たとえば、load_de.sqlやload_ja.sql)で識別される、言語固有のロード・スクリプトが格納されます。
JOB_QUEUE_PROCESSESには、同時に実行するジョブの最大数を指定します。 Oracle Database Application Expressリリース2.2では、トランザクションのサポートおよびSQLスクリプトでジョブが必要です。 JOB_QUEUE_PROCESSESが有効でなく、正常に動作していない場合、スクリプトを正常に実行することはできません。
このセクションの内容は次のとおりです。
JOB_QUEUE_PROCESSESの数を表示するには、3つの方法があります。
インストール・ログ・ファイル
Oracle Application Expressの「Application Expressのバージョン情報」ページ
SQL*Plus
Oracle Application Expressリリース2.2をインストールした後、またはOracle Application Expressをリリース2.2にアップグレードした後、JOB_QUEUE_PROCESSESの数をインストール・ログ・ファイルに表示できます。 「インストール・セッションのログの確認」を参照してください。
「Application Expressのバージョン情報」ページにJOB_QUEUE_PROCESSESの数を表示することもできます。
「Application Expressのバージョン情報」ページを表示するには、次のステップを実行します。
Oracle Application Expressにログインします。 「Oracle Application Expressへのログイン」を参照してください。
「管理」リストで、「Application Expressのバージョン情報」をクリックします。
ページの下部に、現在のJOB_QUEUE_PROCESSESの数が表示されます。
SQL*Plusで次のSQL文を実行して、JOB_QUEUE_PROCESSESの数を変更できます。
JOB_QUEUE_PROCESSESの数を更新するには、次のステップを実行します。
SQL*Plusを使用して、SYSDBAとしてデータベースにログインします。
SQL*Plusで次のSQL文を実行します。
ALTER SYSTEM SET JOB_QUEUE_PROCESSES = <number>
たとえば、ALTER SYSTEM SET JOB_QUEUE_PROCESSES = 20を実行すると、JOB_QUEUE_PROCESSESは20に設定されます。
PlsqlDatabasePasswordパラメータは、データベースへのログイン用のパスワードを指定します。 dadTool.plユーティリティを使用すると、dads.confファイル内のパスワードを解読不可にできます。
dadTool.plユーティリティは、次のディレクトリに格納されています。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf
Windowsベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf
パスワードを解読不可にするには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、/pls/htmldbまたは/pls/apexのエントリを、marvel.confファイルからdads.confファイルにコピーします。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、これらのファイルは次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/dads.conf
Windowsベースのシステムでは、これらのファイルは次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf\dads.conf
dadTool.READMEファイルに記載されたステップに従って、dadTool.plを実行します。
/pls/htmldbまたは/pls/apexのエントリを、dads.confファイルからmarvel.confにコピーします。
/pls/htmldbまたは/pls/apexのエントリを、dads.confファイルから削除します。
Oracle Application ExpressのホームページはWebブラウザで開きます。 Oracle Application Expressアプリケーションを表示または開発するには、WebブラウザでJavaScriptおよびHTML 4.0およびCSS 1.0規格がサポートされている必要があります。 この要件を満たすブラウザは次のとおりです。
Microsoft Internet Explorer 6.0以上(Windowsのみ)
Netscape Communicator 7.2以上
Mozilla 1.2以上
Firefox 1.0以上
Oracle Application Expressにログインするには、Webブラウザで次のURLを開きます。
http://hostname:port/pls/database_access_descriptor/
各要素の意味は次のとおりです。
hostnameは、Oracle HTTP Serverがインストールされるシステムの名前です。
portは、Oracle HTTP Serverに割り当てられたポート番号です。
デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。httpd.confファイル(ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\conf)でポートを検索すると、ご使用のOracle HTTP Serverのインストールに割り当てられたポート番号に関する情報を確認できます。
portlist.iniファイル(ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\install)でもポート番号を確認できます。 ただし、ポート番号を変更した場合、portlist.iniファイルではポート番号が更新されないため、このファイルに依存できるのはインストール直後のみであることに注意してください。
database_access_descriptorには、Oracle HTTP ServerがHTTPリクエストに応じるためのデータベース・サーバーへの接続方法が記述されています。 デフォルト値は、apexです。
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参照: データベース・アクセス記述子の詳細は、ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf\dads.readmeを参照してください。 |
Oracle Application Expressの「ログイン」ページが表示されます。
Oracle Database Application Express開発環境では、ユーザーは作業領域という作業用の共有領域にログインします。 ユーザーは、次の3つの主なロールに分類されます。
開発者は、アプリケーションを作成および編集します。
作業領域管理者は、ユーザー・アカウントの管理、作業領域アクティビティの監視、ログ・ファイルの表示などの、作業領域固有の管理タスクを実行します。
Oracle Database Application Express管理者は、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションを使用して、ホスティングされたインスタンス全体を管理するスーパーユーザーです。
開発者の場合は、管理者によって作業領域へのアクセス権を付与される必要があります。 Oracle Application Express管理者の場合は、次のステップを実行する必要があります。
Oracle Application Express管理サービスにログインします。Oracle Application Express管理サービスは、Oracle Application Expressインスタンス全体を管理するための個別のアプリケーションです。
割当てモードを指定します。Oracle Application Express管理サービスで、作業領域の作成(または割当て)プロセスが開発環境にどのように影響するかを判別する必要があります。
作業領域を作成します。作業領域は、Oracle Application Express開発環境内の共有作業領域で、一意のIDと名前を持ちます。 Oracle Application Express管理者は、作業領域を手動で作成するか、ユーザーにリクエストを送信してもらうことができます。
作業領域にログインします。Oracle Application Express管理サービスで作業領域を作成した後、Oracle Application Expressの「ログイン」ページに戻って、作業領域にログインします。
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参照: 『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』の「クイック・スタート」 |