APEX_LDAPを使用すると、Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)認証に関連する様々な操作を実行できます。
このセクションの構成は次のとおりです。
AUTHENTICATEファンクションは、指定した検索ベース、ホストおよびポートを使用して、SIMPLE_BIND_Sコールを実行するためにユーザー名およびパスワードを使用できる場合、ブール値TRUEを戻します。
構文
FUNCTION AUTHENTICATE(
p_username IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_password IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_search_base IN VARCHAR2,
p_host IN VARCHAR2,
p_port IN VARCHAR2 DEFAULT 389)
RETURN BOOLEAN;
パラメータ
表6-1に、AUTHENTICATEファンクションで使用可能なパラメータを示します。
表6-1 AUTHENTICATEのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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ユーザーのログイン名です。 |
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LDAP検索ベース。たとえば、 |
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LDAPサーバーのホスト名。 |
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LDAPサーバーのポート番号。 |
例
IF APEX_LDAP.AUTHENTICATE(
p_username =>'FIRSTNAME.LASTNAME',
p_password =>'abcdef',
p_search_base => 'cn=user,l=amer,dc=my_company,dc=com',
p_host => 'our_ldap_sever.my_company.com',
p_port => 389) THEN
dbms_output.put_line('authenticated');
ELSE
dbms_output.put_line('authentication failed');
END IF;
IS_MEMBERファンクションは、p_username(および必要に応じてパスワード)によって指定したユーザーが、指定されている認証ベース、ホストおよびポートを使用してp_groupおよびp_group_baseパラメータによって指定したグループのメンバーである場合、ブール値trueを戻します。
構文
FUNCTION IS_MEMBER(
p_username IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_pass IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_auth_base IN VARCHAR2,
p_host IN VARCHAR2,
p_port IN VARCHAR2 DEFAULT 389,
p_group IN VARCHAR2,
p_group_base IN VARCHAR2)
RETURN BOOLEAN;
パラメータ
表6-2に、IS_MEMBERファンクションで使用可能なパラメータを示します。
MEMBER_OFファンクションは、指定した認証ベース、ホストおよびポートを使用して、p_username(および必要に応じてパスワード)によって指定されたユーザー名が属するグループの配列を戻します。
構文
FUNCTION MEMBER_OF(
p_username IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_pass IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_auth_base IN VARCHAR2,
p_host IN VARCHAR2,
p_port IN VARCHAR2 DEFAULT 389)
RETURN wwv_flow_global.vc_arr2;
パラメータ
表6-3に、MEMBER_OFファンクションで使用可能なパラメータを示します。
MEMBER_OF2ファンクションは、指定した認証ベース、ホストおよびポートを使用して、p_username(および必要に応じてパスワード)によって指定されたユーザー名が属するグループのVARCHAR2リストを戻します。
構文
FUNCTION MEMBER_OF2(
p_username IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_pass IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_auth_base IN VARCHAR2,
p_host IN VARCHAR2,
p_port IN VARCHAR2 DEFAULT 389)
RETURN VARCHAR2;
パラメータ
表6-4に、MEMBER_OF2ファンクションで使用可能なパラメータを示します。
GET_USER_ATTRIBUTESプロシージャは、指定した認証ベース、ホストおよびポートを使用して、p_attributesによって指定された属性名に対応するp_username(および必要に応じてパスワード)によって指定されたユーザー名に対するuser_attribute値のOUT配列を戻します。
構文
PROCEDURE GET_USER_ATTRIBUTES(
p_username IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_pass IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_auth_base IN VARCHAR2,
p_host IN VARCHAR2,
p_port IN VARCHAR2 DEFAULT 389,
p_attributes IN wwv_flow_global.vc_arr2,
p_attribute_values OUT wwv_flow_global.vc_arr2);
パラメータ
表6-5に、GET_USER_ATTRIBUTESプロシージャで使用可能なパラメータを示します。
GET_ALL_USER_ATTRIBUTESプロシージャは、指定した認証ベース、ホストおよびポートを使用して、p_username(および必要に応じてパスワード)によって指定されたユーザー名に対するuser_attributeの名前と値の2つのOUT配列を戻します。
構文
PROCEDURE GET_ALL_USER_ATTRIBUTES(
p_username IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_pass IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_auth_base IN VARCHAR2,
p_host IN VARCHAR2,
p_port IN VARCHAR2 DEFAULT 389,
p_attributes OUT wwv_flow_global.vc_arr2,
p_attribute_values OUT wwv_flow_global.vc_arr2);
パラメータ
表6-6に、GET_ALL_USER_ATTRIBUTESプロシージャで使用可能なパラメータを示します。