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Oracle Identity Management 統合ガイド
10g(10.1.4.2)

E05894-01
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23 サード・パーティ・ディレクトリとの統合の管理

この章では、構成後タスクおよび継続的な管理タスクについて説明します。内容は次のとおりです。

サード・パーティ・ディレクトリでの構成後のタスク

構成の完了後、次のタスクを実行します。

  1. 一方のディレクトリから他方のディレクトリに、必要に応じてデータを移行します。詳細は、「ディレクトリ間でのデータのブートストラップ」を参照してください。

  2. Directory Integrationアシスタントを使用して次のコマンドを入力し、同期プロファイルを有効にします。

    $ORACLE_HOME/bin/dipassistant modifyprofile
    [-h host name] [-p port_number] [-D bind_DN] 
    -profile profile_name_in_OID odip.profile.status=ENABLE 
    
  3. プロファイルのコンフィギュレーション・セットに対応するコンフィギュレーション・セットを使用して、Oracle Directory Integration Serverを起動します。「Oracle Directory Integration Platformの起動、停止および再起動」を参照してください。

サード・パーティ・ディレクトリとの統合の一般的な管理

管理タスクには一般に次のものがあります。

この項の内容は次のとおりです。

ディレクトリ間でのデータのブートストラップ

ブートストラップは、データの移行と呼ばれることがあります。データをブートストラップするには、サード・パーティ・ディレクトリのコネクタおよびプラグインの構成完了後に次の手順を実行します。

  1. 移行するデータを識別します。ディレクトリ内のデータ全体またはサブセットのみの移行を選択できます。

  2. 次のコマンドを使用して、インポートおよびエクスポート同期プロファイルを無効にします。

    $ORACLE_HOME/bin/dipassistant modifyprofile -host myhost -port myport 
    -file import.profile -dn bind_DN -passwd password_of_bind_DN 
    -profile profile_name odip.profile.status=DISABLE
    
  3. -bootstrapオプションを指定したDirectory Integrationアシスタント(dipassistant)を使用して、ディレクトリ間でデータをブートストラップします。ブートストラップの詳細は、第8章「Oracle Directory Integration Platformにおけるディレクトリのブートストラップ」を参照してください。

    ブートストラップが完了すると、Directory Integrationアシスタント(dipassistant)によって同期プロファイルのプロファイル・ステータス属性が適切に更新されます。

  4. LDIFファイルベースのブートストラップを使用した場合、Directory Integrationアシスタント(dipassistant)を使用して、次のようにlastchangekey値を初期化します。

    $ORACLE_HOME/bin/dipassistant modifyprofile -updlcn
    

    このlastchangekey属性は、ブートストラップを開始する前に、ソース・ディレクトリの最終変更番号の値に設定する必要があります。

  5. 双方向同期が必要な場合は、エクスポート・プロファイルを有効にし、Oracleディレクトリ・サーバーで変更ロギング・オプションが有効になっていることを確認します。変更ロギングは、Oracle Internet Directoryの起動時に-lオプションによって制御されます。デフォルトでは、変更ロギングが有効なことを意味するTRUEに設定されています。FALSEに設定されている場合は、OID制御ユーティリティを使用してOracleディレクトリ・サーバーを停止した後、変更ログを有効にしてサーバーを再起動します。

サード・パーティ・ディレクトリ外部認証プラグインの管理

この項では、サード・パーティの外部認証プラグインを削除、無効化および再有効化する方法について説明します。

サード・パーティ・ディレクトリ外部認証プラグインの削除

サード・パーティの外部認証プラグインを削除するには、次のコマンドを入力します。

ldapdelete -h host -p port -D cn=orcladmin -w password 
"cn=adwhencompare,cn=plugin,cn=subconfigsubentry"

ldapdelete -h host -p port -D cn=orcladmin -w password 
"cn=adwhenbind,cn=plugin,cn=subconfigsubentry"

サード・パーティの外部認証プラグインの無効化

サード・パーティの外部認証プラグインを無効にするには、次のようにします。

  1. 次の内容で、LDIFファイルを作成します。

    dn: cn=adwhencompare,cn=plugin,cn=subconfigsubentry
    changetype: modify
    replace: orclpluginenable
    orclpluginenable: 0
    
    dn: cn=adwhenbind,cn=plugin,cn=subconfigsubentry
    changetype: modify
    replace: orclpluginenable
    orclpluginenable: 0
    
  2. 次のように、ldapmodifyコマンドを使用してLDIFファイルをロードします。

    ldapmodify -h host -p port -D cn=orcladmin -w password -f fileName
    

サード・パーティの外部認証プラグインの再有効化

サード・パーティの外部認証プラグインを再度有効にするには、次の2つのコマンドを使用します。

  1. 次の内容で、LDIFファイルを作成します。

    dn: cn=adwhencompare,cn=plugin,cn=subconfigsubentry
    changetype: modify
    replace: orclpluginenable
    orclpluginenable: 1
    
    dn: cn=adwhenbind,cn=plugin,cn=subconfigsubentry
    changetype: modify
    replace: orclpluginenable
    orclpluginenable: 1
    
  2. 次のように、ldapmodifyコマンドを使用してLDIFファイルをロードします。

    ldapmodify -h host -p port -D cn=orcladmin -w password -f fileName
    

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