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Oracle Identity Manager Siebel Enterprise Applications Connectorガイド
リリース9.0.2
B31943-01
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2 コネクタのデプロイ

コネクタのデプロイには次の手順があります。

この章では、次に示す項目についても説明します。

手順1: デプロイ要件の確認

次の表に、コネクタのデプロイ要件を示します。

項目 要件
Oracle Identity Manager Oracle Identity Managerリリース8.5.3以上。
ターゲット・システム Siebel 7.5またはSiebel 7.8。
外部コード Siebel 7.5の場合:

SiebelJI.jarSiebelJI_Common.jarおよびSiebelJI_enu.jar

Siebel 7.8の場合:

Siebel.jarおよびSiebelJI_enu.jar

ターゲット・システムのユーザー・アカウント 必要な権限を持つターゲット・システムのユーザー・アカウントを作成するには、次のようにします。
  1. ユーザー・アカウントを作成します。

  2. このユーザー・アカウントに「ERM Employee View」職責を割り当てます。

「ITリソースの定義」の手順を実行する際に、このユーザー・アカウントの資格証明を指定します。


手順2: コネクタ・ファイルおよび外部コードのコピー

コピーするコネクタのファイルと外部コードのファイル、およびコピーする必要があるディレクトリを次の表に示します。


注意:

この表の1列目のディレクトリ・パスは、インストール・メディアの次に示すZIPファイル内にあるコネクタ・ファイルの場所に対応しています。
Enterprise Applications\Siebel Enterprise Applications\Siebel User Management Rev 1.1.0.zip

これらのファイルの詳細は、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」を参照してください。


インストール・メディア・ディレクトリのファイル コピー先ディレクトリ
xmlディレクトリのファイル
OIM_home\xellerate\Siebel1.0.0\xml
lib\xlSiebel.jar
OIM_home\xellerate\JavaTasks
Siebel 7.5を使用している場合、次のファイルをSiebel7.5_installation_directory\siebsrvr\CLASSESディレクトリからコピー
SiebelJI.jar
SiebelJI_Common.jar
SiebelJI_enu.jar

Siebel 7.8を使用している場合、次のファイルをSiebel7.8_installation_directory\siebsrvr\CLASSESディレクトリからコピー

Siebel.jar
SiebelJI_enu.jar

OIM_home\xellerate\JavaTasks
resourcesディレクトリのファイル
OIM_home\xellerate\connectorResources
Troubleshootディレクトリにあるファイル
OIM_home\xellerate\Siebel1.0.0\Troubleshoot
docs\B32174_01.pdf
OIM_home\xellerate\docs\Siebel1.0.0


注意:

Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同じく、connectorResourcesディレクトリとJARファイルも、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。

手順3: Oracle Identity Managerサーバーの構成

Oracle Identity Managerサーバーの構成には、次の手順があります。


注意:

クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。

必要な入力ロケールへの変更

必要な入力ロケールに変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。

必要な入力ロケールを設定するには、次のようにします。


注意:

使用しているオペレーティング・システムによっては、この手順の実行方法が異なる場合があります。

  1. 「コントロール パネル」を開きます。

  2. 「地域のオプション」をダブルクリックします。

  3. 「地域のオプション」ダイアログ・ボックスの「入力ロケール」タブで、使用する入力ロケールを追加してから、その入力ロケールに切り替えます。

サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去

OIM_home\xellerate\connectorResourcesディレクトリ内に新しいリソース・バンドル・ファイルを追加するたび、または既存のリソース・バンドル・ファイルで変更を行うたびに、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去する必要があります。

サーバー・キャッシュからコネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツを消去するには、次のようにします。

  1. コマンド・ウィンドウで、OIM_home\xellerate\binディレクトリに移動します。

  2. 次のコマンドのいずれかを入力します。


    注意:

    このステップを実行する前にステップ1を実行する必要があります。コマンドを次のように実行すると、例外がスローされます。
    OIM_home\xellerate\bin\batch_file_name
    

    • Microsoft Windowsの場合:

      PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
      
      
    • UNIXの場合:

      PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
      
      

    このコマンドのConnectorResourceBundleは、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。

    OIM_home\xellerate\config\xlConfig.xml
    
    

注意:

ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。

手順4: コネクタのXMLファイルのインポート

コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。

  1. Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 左側のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。

  3. 「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイル検索用のダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. SiebelEmpResourceObject.xmlファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home\xellerate\Siebel1.0.0\xmlディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。

  5. 「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。

  6. 「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。

  7. 「次へ」をクリックします。SIEBEL IT Resource ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。

  8. SIEBEL IT Resource ITリソースのパラメータの値を指定します。指定する値の詳細は、「ITリソースの定義」の表を参照してください。

  9. 「次へ」をクリックします。SIEBEL IT Resource Definition ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。

  10. 「スキップ」をクリックして、他のITリソースを定義しないことを指定します。「確認」ページが表示されます。


    関連資料:

    その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。

  11. 「選択内容の表示」をクリックします。

    XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。各ノードを右クリックして「削除」を選択し、それらのノードを削除します。

  12. 「インポート」をクリックします。コネクタのXMLファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。

コネクタのXMLファイルをインポートしたら、「手順5: リコンシリエーションの構成」に進みます。

ITリソースの定義

SIEBEL IT Resource ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明 サンプル/デフォルト値
EnterpriseServer エンタープライズ・サーバーの名前。 siebel
GatewayServer ゲートウェイ・サーバーの名前。 STS_TESTING
GatewayServerPort ゲートウェイ・サーバーのポート。 2320
Language 言語。 次のいずれかを指定できます。

英語の場合: enu

フランス語の場合: fr

日本語の場合: ja

ObjectManager オブジェクト・マネージャの名前。 次のいずれかを指定できます。

英語の場合: SCCObjMgr_enu

フランス語の場合: SCCObjMgr_fr

日本語の場合: SCCObjMgr_ja

Password Siebel Enterprise Applicationsの管理者のパスワード。 sadmin
SiebelServer Siebel Enterprise Applicationsサーバーの名前。 STS_TESTING
UserName Siebel Enterprise Applicationsの管理者のユーザー名。 sadmin
Encryption 通信を保護するための暗号化のタイプ。

注意: このパラメータの値は大/小文字が区別されます。

RSA(暗号化が必要な場合)

または

None(暗号化が不要な場合)

Version このコネクタでサポートされるSiebel Enterprise Applicationsのバージョン。 7.5または7.8
TimeStamp 最初のリコンシリエーションの実行では、タイムスタンプ値は設定されていません。後続のリコンシリエーション処理では、前のリコンシリエーション処理が完了した時刻がこのパラメータに保存されます。 サンプルのタイムスタンプ値は次のとおりです。

英語の場合: Jun 01, 2006 at 10:00:00 GMT+05:30

フランス語の場合: juin. 01, 2006 at 10:00:00 GMT+05:30

日本語の場合: 6 01, 2006 at 10:00:00 GMT+05:30


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

手順5: リコンシリエーションの構成

リコンシリエーションの構成には次のステップがあります。

信頼できるソース・リコンシリエーションの構成


注意:

この手順のこのステップは、信頼できるソース・リコンシリエーションを構成する場合にのみ実行します。信頼できるソース・リコンシリエーションに構成できるのは、1つのコネクタのみです。別の信頼できるソースを構成している状態でSiebelEmpXLResourceObject.xmlファイルをインポートした場合、2つのコネクタのリコンシリエーションはいずれも機能しなくなります。

リコンシリエーションの構成の概要は、『Oracle Identity Manager Connectorフレームワーク・ガイド』を参照してください。


信頼できるソース・リコンシリエーションを構成するには、まず次のようにして、信頼できるソース・リコンシリエーションのXMLファイルをインポートする必要があります。

  1. Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 左側のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。

  3. 「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイル検索用のダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. SiebelEmpXLResourceObject.xmlファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home\xellerate\Siebel1.0.0\xmlディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。

  5. 「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。

  6. 「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。

  7. 「インポート」をクリックします。

  8. 表示されるメッセージで「インポート」をクリックして、XMLファイルをインポートすることを確認し、「OK」をクリックします。

次に、次の項で説明する手順の実行中に、リコンシリエーションのスケジュール済タスク属性IsTrustedの値をTrueに設定します。

リコンシリエーション・スケジュール済タスクの作成

参照フィールドとユーザー・リコンシリエーションのスケジュール済タスクを作成するには、次のようにします。

  1. Oracle Identity Manager Design Consoleを開きます。

  2. 「Xellerate Administration」フォルダを開きます。

  3. 「Task Scheduler」を選択します。

  4. 「Find」をクリックします。事前定義されたスケジュール済タスクの詳細が2つのタブに表示されます。

  5. 最初のスケジュール済タスクについて、「Max Retries」フィールドに数値を入力します。この数はOracle Identity Managerがタスクを完了するために試行する回数です。この数を超えると、ERRORステータスがタスクに割り当てられます。

  6. 「Disabled」チェック・ボックスと「Stop Execution」チェック・ボックスが選択されていないことを確認します。

  7. 「Start」リージョンで、「Start Time」フィールドをダブルクリックします。表示される日付時間エディタで、タスクを実行する日付と時間を選択します。

  8. 「Interval」リージョンで、次のスケジュール・パラメータを設定します。

    • タスクを繰り返し実行するように設定するには、「Daily」「Weekly」「Recurring Intervals」「Monthly」または「Yearly」のオプションを選択します。

      「Recurring Intervals」オプションを選択した場合は、タスクを繰り返して実行する時間間隔も指定する必要があります。

    • タスクを1回のみ実行するように設定するには、「Once」オプションを選択します。

  9. スケジュール済タスクの属性の値を指定します。指定する値の詳細は、「スケジュール済タスク属性の値の指定」を参照してください。


    関連資料:

    タスク属性の追加および削除の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。

  10. 「Save」をクリックします。スケジュール済タスクが作成されます。現在はタスクが実行されていないため、「Status」フィールドにINACTIVEステータスが表示されます。タスクは、ステップ7で設定した日時に実行されます。

  11. ステップ5〜10を繰り返してもう1つのスケジュール済タスクを作成します。

2つのスケジュール済タスクを作成したら、「手順6: アダプタのコンパイル」に進みます。

スケジュール済タスク属性の値の指定

この項では、次のスケジュール済タスクに指定する属性値について説明します。

参照フィールド・リコンシリエーション・スケジュール済タスク

参照フィールド・リコンシリエーション・スケジュール済タスクの次の属性に値を指定する必要があります。


注意:

属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。

属性 説明 デフォルト/サンプル値
ITResource ITリソースの名前 SIEBEL IT Resource

スケジュール済タスク属性に値を指定したら、手順のステップ10に進んでスケジュール済タスクを作成します。

ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済タスク

ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済タスクの次の属性に値を指定する必要があります。


注意:

属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。

属性 説明 デフォルト/サンプル値
Organization Oracle Identity Managerユーザー。 OIM Users
Xellerate Type Oracle Identity Managerユーザーのタイプ。 End user Administrator
Role デフォルトのロール。 Consultant
ITResource ITリソースの名前。 SIEBEL IT Resource
ResourceObject リソース・オブジェクトの名前。 SIEBEL Resource Object
IsTrusted 信頼できるソース・リコンシリエーションを実行するかどうかを指定します。

信頼できるソース・リコンシリエーションの場合は、このパラメータをTrueに設定します。ターゲット・リソース・リコンシリエーションの場合は、Falseに設定します。

False(信頼できないリコンシリエーション)

True(信頼できるリコンシリエーション)

Password Oracle Identity Managerユーザーのパスワード。 Dummy123
isDeleteRecon ユーザーの削除リコンシリエーションを実行するかどうかを指定します。

このパラメータをTrueに設定すると、ターゲット・システムから削除されたユーザーはOracle Identity Managerから削除されます。このパラメータをFalseに設定すると、ターゲット・システムから削除されたユーザーはOracle Identity Managerから削除されません。

注意: Siebel Enterprise Applicationsでは削除されたユーザーのレコードを保持しないため、このパラメータは最適化の目的でのみ指定します。

TrueまたはFalse

スケジュール済タスク属性に値を指定したら、手順のステップ10に進んでスケジュール済タスクを作成します。

手順6: アダプタのコンパイル

コネクタのXMLファイルのインポート時に、次のアダプタがOracle Identity Managerにインポートされます。

これらのアダプタを使用してターゲット・システムでアカウントをプロビジョニングするには、前もってアダプタをコンパイルする必要があります。

「アダプタ・マネージャ」フォームを使用してアダプタをコンパイルするには、次のようにします。

  1. 「アダプタ・マネージャ」フォームを開きます。

  2. 現在のデータベースにインポートしたすべてのアダプタをコンパイルするには、「すべてをコンパイル」を選択します。

    複数のアダプタ(すべてではない)をコンパイルするには、コンパイルするアダプタを選択します。次に、「選択したものをコンパイル」を選択します。


    注意:

    正常にコンパイルされなかったアダプタのみを再コンパイルするには、「以前の失敗分をコンパイル」をクリックします。そのようなアダプタはコンパイルのステータスがOKになっていません。

  3. 「開始」をクリックします。選択したアダプタがOracle Identity Managerによってコンパイルされます。

  4. Oracle Identity Managerがクラスタ環境にインストールされている場合は、OIM_home\xellerate\Adapterディレクトリから、コンパイル済のアダプタをクラスタの他の各ノードの同じディレクトリにコピーします。必要な場合には、その他のノードのアダプタ・ファイルを上書きします。その後、各ノードを再起動します。

アダプタの詳細情報を表示するには、次のようにします。

  1. 「アダプタ・マネージャ」フォームでアダプタをハイライト表示します。

  2. アダプタの行ヘッダーをダブルクリックするか、アダプタを右クリックします。

  3. 表示されるショートカット・メニューで「アダプタの起動」を選択します。アダプタの詳細が表示されます。


注意:

一度に1つのアダプタをコンパイルするには、「アダプタ・ファクトリ」フォームを使用します。「アダプタ・ファクトリ」フォームおよび「アダプタ・マネージャ」フォームの使用方法の詳細は、『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。

手順7: 暗号化のためのターゲット・システムの構成


注意:

この手順は、ターゲット・システムでRSA暗号化を使用する場合にのみ実行します。

Siebel Enterprise ApplicationsサーバーとOracle Identity Managerとの間の通信を保護する暗号化を構成できます。この項では、暗号化の構成に関する次の項目について説明します。

RSA暗号化のためのSiebel Enterprise Applicationsの構成

この項では、Siebel Enterprise ApplicationsサーバーとOracle Identity Managerとの間のSiebel Internet Session API(SISNAPI)通信にRSA暗号化を使用するためにSiebel Enterprise Applicationsを構成する方法について説明します。

Siebel Enterprise Applicationsに対してRSA暗号化を有効にするには、次のようにします。

  1. Siebel Software Configuration Wizardを起動します。

    このウィザードは、Siebel Enterprise Applicationsがインストールされると自動的に起動します。必要な場合には、「Siebel Software Configuration Wizardの起動」に説明されている手順に従って手動で起動できます。

  2. ウィザードの「Encryption Type」ページで「RSA」オプションを選択し、Siebel Enterprise ApplicationsコンポーネントにRSA Security Systems 128-bit strong encryption機能を使用することを指定します。

  3. 設定を確認して、ウィザードを終了します。

  4. サーバーを再起動します。

RSA暗号化のためのSiebel Web Server Extensionの構成

RSA暗号化のためにSiebel Enterprise Applicationsを構成したら、同じ手順を実行してRSA暗号化のためにSiebel Web Server Extensionを構成します。

Siebel Call Center Applicationに対するRSA暗号化の有効化

Siebel Call Center Applicationに対してRSA暗号化を有効にするには、次のようにします。

  1. Siebel Call Center Applicationを起動します。

  2. 「Sitemap」「Server Administration」「Components」「Component Parameters」の順に移動します。

  3. 「Server Component-Parameter List」アプレットで「Call Center Object Manager (ENU)」を問い合せます。

  4. このアプレットで、「Encryption Type」パラメータを選択し、「RSA」を選択します。RSA暗号化が不要な場合は、「RSA」のかわりに「None」を選択します。

Siebel Software Configuration Wizardの起動

この項では、Siebel Software Configuration Wizardの起動について説明します。

Siebel Software Configuration Wizardは、ほとんどのサーバー・コンポーネントがインストールされると自動的に開きます。必要な場合には、次の方法のいずれかを使用してMicrosoft Windowsコンピュータでこのウィザードを手動で起動できます。

  • Microsoft Windowsデスクトップから次のようにします。

    1. 「スタート」をクリックします。

    2. 「プログラム」「Siebel Servers 7.0」「Configure Server_Typeを順に選択します。Server_Typeは構成するサーバーです。たとえば、Siebel Gatewayです。

  • コマンド・ウィンドウから次のようにします。

    1. コマンド・ウィンドウで、binサブディレクトリ・コンポーネントに移動してSIEBEL_ROOTディレクトリのコンポーネントを構成します。たとえば、D:\\sea700\siebsrvr\binです。

    2. 構成するコンポーネントによって、次のいずれかのコマンドを入力します。

      • Siebel Database Serverを構成するには、次のコマンドを入力します。

        ssincfgw -l LANGUAGE -v y
        
        
      • Siebel Database Server以外のコンポーネントを構成するには、次のコマンドを入力します。

        ssincfgw -l LANGUAGE
        
        

      これらのコマンドのLANGUAGEは、Siebel Software Configuration Wizardが実行される言語です。たとえば、アメリカ英語の場合はENU、ドイツ語の場合はDEUです。これらのコマンドのいずれかを実行すると、インストールされた各コンポーネントの構成モジュールのメニューが表示されます。

ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成


注意:

この手順は、Siebel Enterprise Applicationsの複数のインストールに対してコネクタを構成する場合にのみ実行します。この手順の各ステップ実行の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。

ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成するには、次のようにします。

  1. ターゲット・システム・インストールごとに1つずつリソース・オブジェクトを作成して構成します。

    「Resource Objects」フォームは、「Resource Management」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、SIEBEL Resource Objectリソース・オブジェクトが作成されます。このリソース・オブジェクトは、残りのリソース・オブジェクトを作成するためのテンプレートとして使用できます。

  2. リソース・オブジェクトごとに1つずつITリソースを作成して構成します。

    「IT Resources」フォームは「Resource Management」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、SIEBEL IT Resource ITリソースが作成されます。このITリソースは、同じリソース・タイプの、残りのITリソース作成用のテンプレートとして使用できます。

  3. リソース・オブジェクトごとに1つずつプロセス・フォームを設計します。

    「Form Designer」フォームは、「Development Tools」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、次のプロセス・フォームが作成されます。

    • UD_SIEBEL(メイン・フォーム)

    • UD_SIEBEL_P(多値属性用の子フォーム)

    • UD_SIEBEL_R(多値属性用の子フォーム)

    これらのプロセス・フォームは、残りのプロセス・フォームを作成するためのテンプレートとして使用できます。

  4. リソース・オブジェクトごとに1つずつプロセス定義を作成して構成します。

    「Process Definition」フォームは、「Process Management」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、Siebel Processプロセス定義が作成されます。このプロセス定義は、残りのプロセス定義を作成するためのテンプレートとして使用できます。

    各ターゲット・システムのインストールにプロセス定義を作成する際には、実行する必要のある次のステップは、各プロセス定義の作成に固有です。

    • 「Object Name」参照フィールドから、ステップ1で作成したリソース・オブジェクトを選択します。

    • 「Table Name」参照フィールドから、ステップ3で作成したプロセス・フォームを選択します。

    • 「IT Resource」データ型のアダプタ変数をマッピングするときは必ず、ステップ2で作成したITリソースを「Qualifier」リストから選択してください。

  5. 各ターゲット・システム・インストールについてリコンシリエーションを構成します。手順は「手順5: リコンシリエーションの構成」を参照してください。リコンシリエーションのスケジュール済タスクごとに、次の属性の値のみを変更する必要がありますので注意してください。

    • ITResource

    • ResourceObject

    • IsTrusted

    信頼できるソースとして指定するSiebel Enterprise ApplicationsインストールのIsTrusted属性をTrueに設定します。Siebel Enterprise Applicationsの単一インストールと複数インストールのいずれも信頼できるソースとして指定できます。残りのSiebel Enterprise Applicationsインストールについては、この属性をFalseに設定します。

  6. 必要であれば、Xellerate Userリソース・オブジェクトに対してリコンサイルされるフィールドを変更します。

管理およびユーザー・コンソールを使用してプロビジョニングを実行する場合、ユーザーのプロビジョニング先のSiebel Enterprise Applicationsインストールに対応するITリソースを指定できます。

従業員アカウントのアクティブ化と非アクティブ化


注意:

この項は、デプロイ手順には含まれません。

Siebel Enterprise Applicationsの従業員アカウントをアクティブにするには、Oracle Identity Managerから職責を割り当てます。

Siebel Enterprise Applicationsの従業員アカウントを非アクティブにするには、Oracle Identity Managerからその従業員のすべての職責を削除します。