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Oracle Identity Manager Sun Java System Directory Connectorガイド
リリース9.0.2
B31944-01
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2 コネクタのデプロイ

コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。

Sun Java System Directoryの複数インストール用のコネクタを構成する場合は、次の手順を実行します。

手順1: デプロイ要件の確認

次の表に、コネクタのデプロイ要件を示します。

項目 要件
Oracle Identity Manager Oracle Identity Managerリリース8.5.3以上。
ターゲット・システム Sun ONE Directory Server 5.2。
ターゲット・システムのホスト・プラットフォーム ターゲット・システムのホスト・プラットフォームは次のいずれかです。
  • Microsoft Windows 2000

  • Solaris 8または9

ターゲット・システムのユーザー・アカウント 読取り、書込み、追加、削除および検索の権限が割り当てられているユーザー・アカウント。

「ITリソースの定義」の項の手順を実行する際に、このユーザー・アカウントの資格証明を指定します。


手順2: コネクタ・ファイルのコピー

コピーするコネクタのファイルと、コピーする必要があるディレクトリを次の表に示します。


注意:

この表の最初の列に示すディレクトリ・パスは、インストール・メディアの次のZIPファイルでのコネクタ・ファイルの場所に対応しています。
Directory Servers\Sun Java System Directory Server\Sun Java System Directory Server Rev 4.2.0.zip

これらのファイルの詳細は、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」の項を参照してください。


インストール・メディア・ディレクトリのファイル コピー先ディレクトリ
xmlディレクトリにあるファイル
OIM_home\xellerate\iPlanet-versionno\xml
lib\xliIPlanet.jar
OIM_home\xellerate\JavaTasks
resourcesディレクトリのファイル
OIM_home\xellerate\connectorResources
troubleshootディレクトリにあるファイル
OIM_home\xellerate\troubleshoot
docs\B32175_01.pdf
OIM_home\xellerate\docs\iPlanet-versionno


注意:

コピー先ディレクトリのパスのうち、ディレクトリ名に指定されたバージョン番号iPlanet-versionnoを、実際のソフトウェアのバージョン番号に応じて変更する必要があります。

Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同じく、connectorResourcesディレクトリとJARファイルも、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。


手順3: Oracle Identity Managerサーバーの構成

Oracle Identity Managerサーバーの構成には、次の手順があります。


注意:

クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。

必要な入力ロケールへの変更

必要な入力ロケールに変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。

必要な入力ロケールを設定するには、次のようにします。


注意:

使用しているオペレーティング・システムによっては、この手順の実行方法が異なる場合があります。

  1. 「コントロール パネル」を開きます。

  2. 「地域のオプション」をダブルクリックします。

  3. 「地域のオプション」ダイアログ・ボックスの「入力ロケール」タブで、使用する入力ロケールを追加してから、その入力ロケールに切り替えます。

サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去

OIM_home\xellerate\connectorResourcesディレクトリ内に新しいリソース・バンドル・ファイルを追加するたび、または既存のリソース・バンドル・ファイルで変更を行うたびに、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去する必要があります。

サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドルに関連する内容を消去するには、次のようにします。

  1. コマンド・ウィンドウで、OIM_home\xellerate\binディレクトリに移動します。

  2. 次のいずれかのコマンドを入力します。


    注意:

    このステップを実行する前にステップ1を実行する必要があります。コマンドを次のように実行すると、例外がスローされます。
    OIM_home\xellerate\bin\batch_file_name
    

    • Microsoft Windowsの場合:

      PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
      
      
    • UNIXの場合:

      PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
      
      

    このコマンドで、ConnectorResourceBundleは、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。

    OIM_home\xellerate\config\xlConfig.xml
    
    

注意:

ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。

手順4: コネクタのXMLファイルのインポート

コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。

  1. Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 左のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。

  3. 「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを検索するダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. iPlanetResourceObject.xmlファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home\xellerate\iPlanet-versionno\xmlディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。

  5. 「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。

  6. 「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。

  7. 「次へ」をクリックします。iPlanet User ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。

  8. iPlanet User ITリソースのパラメータの値を指定します。指定する値の詳細は、「ITリソースの定義」の表を参照してください。

  9. 「次へ」をクリックします。LDAP Server ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。

  10. 「スキップ」をクリックして、他のITリソースを定義しないことを指定します。「確認」ページが表示されます。


    関連資料:

    その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。

  11. 「選択内容の表示」をクリックします。

    XMLファイルの内容が「Deployment Manager – Import」ウィンドウに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。各ノードを右クリックして「削除」を選択し、それらのノードを削除します。

  12. 「インポート」をクリックします。コネクタのファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。

コネクタのXMLファイルをインポートしたら、「手順5: リコンシリエーションの構成」に進みます。

ITリソースの定義

iPlanet User ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明
Admin Id ターゲットのSun Java System Directoryサーバーで管理者の権限を持つユーザーのDN値。

デフォルト値はuid=admin,ou=administrators,ou=topologymanagement,o=netscaperootAdminです。

Admin Password 管理者のパスワード。
Server Address ターゲットのSun Java System DirectoryサーバーのIPアドレス。
Port ターゲットのSun Java System Directoryサーバーに接続するポート番号。

デフォルト値は389です。

Root DN すべてのユーザーの操作が実行されるベースDN。

値は、o=xyzなどです。

SSL Oracle Identity ManagerとターゲットのSun Java System Directoryサーバー間の通信にSSL接続を使用するかどうかを指定します。

設定可能な値はtrueまたはfalseです。

Last Recon TimeStamp 最初のリコンシリエーションの実行では、タイムスタンプ値は設定されていません。後続のリコンシリエーション処理では、前のリコンシリエーション処理が完了した時刻がこのパラメータに保存されます。
Prov Attribute Lookup Code プロビジョニングに必要なターゲット属性マッピングを持つ参照定義名。

このパラメータのデフォルト値はAttrName.Prov.Map.iPlanetです。

Recon Attribute Lookup Code リコンシリエーションに必要なターゲット属性マッピングを持つ参照定義名。

このパラメータのデフォルト値はAttrName.Recon.Map.iPlanetです。

Use XL Org Structure trueに設定すると、Oracle Identity Managerの組織構造はプロビジョニングとリコンシリエーションの際に使用されます。

falseに設定すると、プロビジョニングではプロセス・フォームの「組織」フィールドの値が使用され、リコンシリエーションではターゲットのOracle Internet Directory内の組織またはコンテナが使用されます。


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

手順5: リコンシリエーションの構成

リコンシリエーションを構成するには、次の手順を実行します。

信頼できるソース・リコンシリエーションの構成


注意:

この手順のこのステップは、信頼できるソース・リコンシリエーションを構成する場合にのみ実行します。信頼できるソース・リコンシリエーションに構成できるのは、1つのコネクタのみです。別の信頼できるソースを構成している状態でiPlanetXLResourceObject.xml ファイルをインポートした場合、2つのコネクタのリコンシリエーションはいずれも機能しなくなります。

リコンシリエーションの構成の概念の詳細は、『Oracle Identity Manager Connectorフレームワーク・ガイド』を参照してください。


信頼できるソースのリコンシリエーションを構成するには、まず、次のようにして信頼できるソースのリコンシリエーション用のXMLファイルをインポートする必要があります。

  1. Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 左のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。

  3. 「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを検索するダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. iPlanetXLResourceObject.xmlファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home\xellerate\iPlanet-versionno\xmlディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。

  5. 「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。

  6. 「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。

  7. 「インポート」をクリックします。

  8. 表示されるメッセージで「インポート」をクリックして、XMLファイルをインポートすることを確認し、「OK」をクリックします。

次に、次の項で説明する手順の実行中に、リコンシリエーションのスケジュール済タスク属性TrustedSourceの値をTrueに設定します。

リコンシリエーション・スケジュール済タスクの作成

参照フィールドとユーザー・リコンシリエーションのスケジュール済タスクを作成するには、次のようにします。

  1. Oracle Identity Manager Design Consoleを開きます。

  2. 「Xellerate Administration」フォルダを開きます。

  3. 「Task Scheduler」を選択します。

  4. 「Find」をクリックします。事前定義されたスケジュール済タスクの詳細が2つのタブに表示されます。

  5. 最初のスケジュール済タスクについて、「Max Retries」フィールドに数値を入力します。この数はOracle Identity Managerがタスクを完了するために試行する回数です。この数を超えると、ERRORステータスがタスクに割り当てられます。

  6. 「Disabled」チェック・ボックスと「Stop Execution」チェック・ボックスが選択されていないことを確認します。

  7. 「Start」リージョンで「Start Time」フィールドをダブルクリックします。表示される日付時間エディタで、タスクを実行する日付と時間を選択します。

  8. 「Interval」リージョンで、次のスケジュール・パラメータを設定します。

    • タスクを繰り返し実行するように設定するには、「Daily」「Weekly」「Recurring Intervals」「Monthly」または「Yearly」のオプションを選択します。

      「Recurring Intervals」オプションを選択した場合は、タスクを繰り返して実行する間隔も指定する必要があります。

    • タスクを1回のみ実行するように設定するには、「Once」オプションを選択します。

  9. スケジュール済タスクの属性の値を指定します。指定する値の詳細は、「スケジュール済タスク属性の値の指定」を参照してください。


    関連資料:

    タスク属性の追加および削除の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。

  10. 「Save」をクリックします。スケジュール済タスクが作成されます。INACTIVEステータスが「Status」フィールドに表示されますが、これは、タスクが現在実行されていないためです。タスクは手順7で設定した日時に実行されます。

  11. 手順5〜10を繰り返してもう1つのスケジュール済タスクを作成します。

2つのスケジュール済タスクを作成したら、「手順6: アダプタのコンパイル」に進みます。

スケジュール済タスク属性の値の指定

この項では、次のスケジュール済タスクに指定する属性値について説明します。

参照フィールド・リコンシリエーション・スケジュール済タスク

参照フィールド・リコンシリエーション・スケジュール済タスクの次の属性に値を指定する必要があります。


注意:

属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。

属性 説明 デフォルト/サンプル値
LookupCodeName 値をリコンサイルする参照定義の名前。 値は次のいずれかです。
  • Lookup.IPNT.UserGroup(グループの参照リコンシリエーション用)

  • Lookup.IPNT.Role(ロールの参照リコンシリエーション用)

  • Lookup.IPNT.Organization(組織の参照リコンシリエーション用)

ITResourceName Sun Java System Directoryサーバーとの接続を設定するためのITリソースの名前。 iPlanet User
SearchContext ユーザーの検索に使用される検索コンテキスト。 DC=mycompany,DC=com
ObjectClass グループ・オブジェクト・クラスの名前。 値は次のいずれかです。
  • groupOfUniqueNames(グループの参照リコンシリエーション用)

  • ldapsubentry(ロールの参照リコンシリエーション用)

  • organizationalunit(組織の参照リコンシリエーション用)

CodeKeyLTrimStr 検索で取得した値の左側を切り捨てるための文字列の値。

切り捨てるものがなければ、[NONE]を指定してください。

cn=またはuid=
CodeKeyRTrimStr 検索で取得した値の右側を切り捨てるための文字列の値。

切り捨てるものがなければ、[NONE]を指定してください。

,DC=mycompany,DC=com
ReconMode 既存の参照を完全にリフレッシュするには、REFRESHを指定します。

新しい値のある参照を更新するには、UPDATEを指定します。

REFRESHまたはUPDATE(大文字で指定)
AttrType グループ、ロールまたは組織の属性タイプ。 値は次のいずれかです。
  • cn(グループの参照リコンシリエーション用)

  • cn(ロールの参照リコンシリエーション用)

  • ou(組織の参照リコンシリエーション用)


スケジュール済タスク属性に値を指定したら、手順のステップ10に進んでスケジュール済タスクを作成します。

ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済タスク

ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済タスクの次の属性に値を指定する必要があります。


注意:

属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。

属性 説明 デフォルト/サンプル値
ITResourceName Sun Java System Directoryサーバーとの接続を設定するためのITリソースの名前。 iPlanet User
ResourceObjectName ユーザーをリコンサイルするリソース・オブジェクトの名前。 iPlanet User
XLDeleteUsersAllowed この属性をTrueに設定すると、削除リコンシリエーション・イベントが開始します。ターゲット・システムから削除されたユーザーは、Oracle Identity Managerから削除されます。これには、ターゲット・システムのすべてのユーザーを、Oracle Identity Managerのすべてのユーザーと比較する必要があります。

この属性をFalseに設定すると、ターゲット・システムから削除されたユーザーはOracle Identity Managerから削除されません。

注意: このプロセスは、パフォーマンスに影響します。

True
UserContainer ターゲット・システムからOracle Identity ManagerにユーザーがリコンサイルされるDN値。 ou=user
TrustedSource 信頼できるリコンシリエーションを構成できるオプションです。

値はTrueまたはFalseです。

False
Xellerate Type XellerateユーザーのデフォルトXellerateタイプ。 End-User Administrator
Password Xellerateユーザーのデフォルト・パスワード。 Dummy123
Organization Xellerateユーザーのデフォルト組織。 Xellerate Users
Role Xellerateユーザーのデフォルト・ロール。 Consultant

スケジュール済タスク属性に値を指定したら、手順のステップ10に進んでスケジュール済タスクを作成します。

手順6: アダプタのコンパイル

コネクタのXMLファイルをインポートすると次のアダプタがOracle Identity Managerにインポートされます。

これらのアダプタを使用してターゲット・システムでアカウントをプロビジョニングするには、前もってアダプタをコンパイルする必要があります。

「アダプタ・マネージャ」フォームを使用してアダプタをコンパイルするには、次のようにします。

  1. 「アダプタ・マネージャ」フォームを開きます。

  2. 現在のデータベースにインポートしたすべてのアダプタをコンパイルするには、「すべてをコンパイル」を選択します。

    複数のアダプタ(すべてではない)をコンパイルするには、コンパイルするアダプタを選択します。次に、「選択したものをコンパイル」を選択します。


    注意:

    正常にコンパイルされなかったアダプタのみを再コンパイルするには、「以前の失敗分をコンパイル」をクリックします。そのようなアダプタはコンパイルのステータスがOKになっていません。

  3. 「開始」をクリックします。選択したアダプタがOracle Identity Managerによってコンパイルされます。

  4. Oracle Identity Managerがクラスタ環境にインストールされている場合は、OIM_home\xellerate\Adapterディレクトリから、コンパイル済のアダプタをクラスタの他の各ノードの同じディレクトリにコピーします。必要な場合には、その他のノードのアダプタ・ファイルを上書きします。その後、各ノードを再起動します。

アダプタの詳細情報を表示するには、次のようにします。

  1. 「アダプタ・マネージャ」フォームでアダプタをハイライト表示します。

  2. アダプタの行ヘッダーをダブルクリックするか、アダプタを右クリックします。

  3. 表示されるショートカット・メニューで「アダプタの起動」を選択します。アダプタの詳細が表示されます。


注意:

一度に1つのアダプタをコンパイルするには、「アダプタ・ファクトリ」フォームを使用します。「アダプタ・ファクトリ」フォームおよび「アダプタ・マネージャ」フォームの使用方法の詳細は、『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。

手順7: SSLの構成


注意:

これはデプロイのオプションの手順です。

コネクタとターゲットのSun Java System Directoryサーバー間のSSL接続を有効にするには、次のようにします。

  1. 次のように、ターゲット・システムから証明書をJSDK(Oracle Identity Managerのインストールのときに使用したJSDK)cacertsキーストアへインポートします。

    keytool -import –alias alias_name -file certificate_file_name_with_complete_path –keystore java_home\jre\lib\security\cacerts
    
    

    このとき、java_home はJDKがインストールされているディレクトリです。

  2. Oracle Identity Managerサーバーを再起動します。

  3. iPlanet User ITリソースで、次のようにします。

    • SSLパラメータ値をtrueに設定します。

    • Portパラメータ値をSSLのポート番号に設定します。通常、この番号は636です。

ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成


注意:

この手順は、Sun Java System Directoryの複数インストール用のコネクタを構成する場合以外は実行しないでください。この手順の各ステップ実行の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。

ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成するには、次のようにします。

  1. ターゲット・システム・インストールごとに1つずつリソース・オブジェクトを作成して構成します。

    「Resource Objects」フォームは、「Resource Management」フォルダ内にあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、iPlanet Userリソース・オブジェクトが作成されます。このリソース・オブジェクトは、残りのリソース・オブジェクトを作成するためのテンプレートとして使用できます。

  2. リソース・オブジェクトごとに1つずつITリソースを作成して構成します。

    「IT Resources」フォームは「Resource Management」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、iPlanet User ITリソースが作成されます。このITリソースは、同じリソース・タイプの、残りのITリソース作成用のテンプレートとして使用できます。

  3. リソース・オブジェクトごとに1つずつプロセス・フォームを設計します。

    「Form Designer」フォームは、「Development Tools」フォルダ内にあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、次のプロセス・フォームが作成されます。

    • UD_IPNT_USR(メイン・フォーム)

    • UD_IPNT_ROL(多値属性用の子フォーム)

    • UD_IPNT_GRP(多値属性用の子フォーム)

    これらのプロセス・フォームは、残りのプロセス・フォームを作成するためのテンプレートとして使用できます。

  4. リソース・オブジェクトごとに1つずつプロセス定義を作成して構成します。

    「Process Definition」フォームは、「Process Management」フォルダ内にあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、iPlanet Userプロセス定義が作成されます。このプロセス定義は、残りのプロセス定義を作成するためのテンプレートとして使用できます。

    ターゲット・システム・インストールごとにプロセス定義を作成するとき、実行する必要のある次の手順は、それぞれのプロセス定義の作成に関連しています。

    • 「Object Name」参照フィールドから、手順1で作成したリソース・オブジェクトを選択します。

    • 「Table Name」参照フィールドから、手順3で作成したプロセス・フォームを選択します。

    • 「IT Resource」データ型のアダプタ変数をマッピングするときは必ず、手順2で作成したITリソースを「Qualifier」リストから選択してください。

  5. 各ターゲット・システム・インストールについてリコンシリエーションを構成します。手順は「手順5: リコンシリエーションの構成」を参照してください。リコンシリエーションのスケジュール済タスクごとに、次の属性の値のみを変更する必要がありますので注意してください。

    • ITResourceName

    • ResourceObjectName

    • TrustedSource

    信頼できるソースとして指定するSun Java System DirectoryインストールのTrustedSource属性をTrueに設定します。信頼できるソースには、Sun Java System Directoryの単一インストールを指定することも、複数インストールを指定することもできます。残りのSun Java System Directoryインストールについては、この属性をFalseに設定します。

  6. 必要であれば、Xellerate Userリソース・オブジェクトに対してリコンサイルされるフィールドを変更します。

管理およびユーザー・コンソールを使用してプロビジョニングを実行する場合、ユーザーのプロビジョニング先のSun Java System Directoryインストールに対応するITリソースを指定できます。